JP2017156810A - 入力装置、タッチパネルおよび電子機器 - Google Patents

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Manabu Yazawa
学 矢沢
圭太 田代
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Abstract

【課題】検出電極に起因する検出領域の着色が低減されるとともに、動作安定性を高めた入力装置を提供する。【解決手段】入力装置(静電容量式センサ1)は、一方の面の上に第1検出電極11が設けられ等光性を有する第1基材10と、第1基材10における第1検出電極11が設けられている側の面の上に、第1検出電極11と電気的に絶縁された状態で設けられた導電性のシールド層13と、シールド層13における第1基材10に対向する面とは反対側の面の上に設けられ等光性を有するカバーパネル15とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、入力装置、タッチパネルおよび電子機器に関する。
各種情報処理装置では、カラー液晶表示パネルの前方に透光性の入力装置が配置されている。この入力装置はタッチパネルと称される。タッチパネルにおける検出原理は抵抗式および静電容量式に大別され、静電容量式のタッチパネルでは検出領域内に配置された検出電極間に静電容量が形成され、人の指が接近したときの電荷の移動の変化から指の接近位置の座標を判定している。この電荷の移動の変化を検出するには、静電容量式センサが用いられる。
検出領域に設けられる検出電極を構成する材料は、電極として適切な抵抗値を有するとともに、視認性が低いことが求められる。このような材料として、ITO(Indium Tin Oxide)など金属酸化物系の材料が広く使用されているが、近年、低抵抗化、高感度、曲げ変形への対応可能性等の観点から、短軸径が数十nm以下の金属細線(本明細書において「ナノワイヤ」ともいう。)を含む材料が検討されてきている。こうしたナノワイヤでは、可視光域波長で短波長側(380nm〜500nm)の波長吸収が生じる場合があり、その結果、検出電極が黄色に見える場合があった。黄色味が強くなることは、L*a*b*表色系において色度b*の正の値が増大することになるため、色度b*を低下させる方法がこれまで検討されている。
そのような方法の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載される透明電極シートは、透明支持体上にパターニングされた電極が形成された透明電極シートであって、該電極が金属細線からなり、該金属細線の厚みが0.1μm以上であり、該電極の透明支持体から遠い側の表面の反射色度b*と、該電極の透明支持体に近い側の表面の反射色度b*との差の絶対値が2以下(|△b*|=|b*−b*|≦2)である。
特開2014−160481号公報
ところで、近年、タッチパネルは自動車などの輸送機器の操作部品としても用いられる場合があり、このような場合には、その動作安定性を高めることが強く求められる。
本発明は、検出電極に起因する検出領域の着色が低減されるとともに、動作安定性を高めた入力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る入力装置は、一方の面の上に第1検出電極が設けられ等光性を有する第1基材と、前記第1基材における前記第1検出電極が設けられている側の面の上に、前記第1検出電極と電気的に絶縁された状態で設けられた導電性のシールド層と、前記シールド層における前記第1基材に対向する面とは反対側の面の上に設けられ等光性を有するカバーパネルとを備える。カバーパネルと検出電極との間にシールド層を備えることにより、カバーパネル側からの電磁波ノイズの検出電極に対して与える影響を低減させることができる。
前記シールド層は、シート抵抗が300Ω/□以下であって、可視光線透過率が80%以上であることが好ましい。シールド層のシート抵抗が300Ω/□以下であることにより、シールド効果を適切に発現させることができる。また、シールド層の可視光線透過率を80%以上とすることにより、入力装置全体の可視光線透過率を80%以上とすることが可能となる。
前記第1検出電極を構成する材料は、色度b*が正の値となる材料であっても、前記シールド層を構成する材料は、色度b*が負の値となる材料であればよい。ナノワイヤを含有するナノワイヤ含有材料は色度b*が正の値となる材料であるが、シールド層を構成する材料がPE−DOT/PSSを含む材料のような色度b*が負の値となる材料であれば、電磁波ノイズを遮断することと色味補正とを、シールド層を設けたことにより同時に達成することが可能となる。
本発明の一態様に係る入力装置は、前記シールド層の厚さは30nm以上150nm以下であることが好ましい場合がある。
本発明の一態様に係る入力装置は、前記第1基材と前記シールド層との間に位置し、等光性を有する第1光学層をさらに備えていてもよい。かかる第1光学層を設けることにより、入力装置の製造が容易となる。前記第1光学層は、絶縁性樹脂層および絶縁性の光学透明粘着層の少なくとも一方を含んでいてもよい。
本発明の一態様に係る入力装置は、前記シールド層と前記カバーパネルとの間に光学透明粘着層をさらに備えていてもよい。このような構成により、入力装置の製造が容易となる場合がある。
前記シールド層を支え等光性を有する支持層をさらに備えてもよい。このような構成により、入力装置の製造が容易となる場合がある。
本発明の一態様に係る入力装置は、第1検出電極以外の検出電極を備えていてもよい。具体的には、前記第1基材における前記シールド層に対向する側とは反対側の面に対向する第2基材をさらに備え、前記第2基材における一方の面の上には第2検出電極が設けられていてもよい。この場合には、第1検出電極と第2検出電極との間の容量変化に基づいて入力が行われてもよい。
前記第2検出電極を構成する材料は、第1検出電極と同様に、色度b*が正の値となる材料であってもよい。そのような材料の具体例として、ナノワイヤ含有材料が挙げられる。
前記第1基材と前記第2基材との間に、等光性を有する第2光学層を備えていてもよい。
本発明は、他の一態様において、表示パネルと、前記表示パネルの上に設けられたタッチセンサと、を備え、前記タッチセンサは、上記の入力装置からなることを特徴とするタッチパネルを提供する。
本発明は、別の一態様において、上記のタッチパネルを備える機器を提供する。
本発明によれば、シールド層を備えることにより、検出電極に起因する検出領域の着色が低減されるとともに、動作安定性を高められた入力装置が提供される。また、本発明よれば、上記の入力装置からなるタッチセンサおよびかかるタッチセンサを備える機器も提供される。
本発明の一実施形態に係る入力装置の構造を概念的に示す断面図である。 本発明の他の一実施形態に係る入力装置の構造を概念的に示す断面図である。 本発明の別の一実施形態に係る入力装置の構造を概念的に示す断面図である。 本発明のまた別の一実施形態に係る入力装置の構造を概念的に示す断面図である。 本実施形態に係る静電容量式センサの適用例を示す模式図である。 本実施形態に係る静電容量式センサの適用例を示す模式図である。 本実施例の結果を説明するグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る静電容量式センサの構造を概念的に示す断面図である。本実施形態において、静電容量式センサは、入力装置の一例である。なお、この明細書において、「透明」「透光性」とは可視光線透過率が50%以上(好ましくは80%以上)の状態を指す。さらにヘイズ値が6以下であることが好適である。
図1に示されるように、静電容量式センサ1は、フィルム状の形状を有し等光性を有する第1基材10を有する。第1基材を構成する材料として、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂系材料やガラスが挙げられる。
第1基材10の一方面の上には、第1検出電極11が設けられている。第1基材10における第1検出電極11が設けられている側の面の上には、導電性のシールド層13が、第1検出電極11と電気的に絶縁された状態で設けられている。このシールド層13における第1基材10に対向する面とは反対側の面の上には、等光性を有するカバーパネルが設けられている。このような構成を備えることにより、静電容量式センサ1における第1基材10側に設けられた画像表示素子(液晶表示素子や有機EL素子が例示される。)に表示された画像を、静電容量式センサ1におけるカバーパネル15側から視認することが可能である。
第1検出電極11を構成する材料は、色度b*が正の値となる材料、具体的には銀ナノワイヤを含有する材料である。一方、シールド層13を構成する材料は、色度b*が負の値となる材料、具体的には、ポリ(3,4‐エチレンジオキシチオフェン)とポリ(4‐スチレンスルホン酸塩)との混合材料(本明細書において「PE−DOT/PSS」という。)である。この場合には、第1検出電極11が黄色味を帯びる可能性があるが、そのような場合であっても、シールド層13が青味を帯びやすい材料からなるため、静電容量式センサ1をカバーパネル15側から見たときに、静電容量式センサ1の反射色度b*および透過色度b*のいずれについてもゼロに近づけることができる。
シールド層13が電磁波ノイズを遮断する機能を安定的に発揮する観点から、シールド層のシート抵抗は300Ω/□以下であることが好ましく、200Ω/□以下であるがより好ましい。静電容量式センサ1の可視光線透過率を80%以上とする観点から、シールド層13の可視光線透過率は80%以上であることが好ましく、83%以上であることがより好ましい。上記の電磁波ノイズ遮断に関する要請と可視光線透過率に関する要請とを満たすことをより安定的に実現する観点から、シールド層13の厚さは、30nm以上300nm以下であることが好ましく、100nm以上300nm以下であることや30nm以上200nm以下であることがより好ましく、100nm以上200nm以下であることがさらに好ましい。
静電容量式センサ1は、第1基材10とシールド層13との間に位置し、等光性を有する第1光学層12をさらに備える。第1光学層12は、アクリル系樹脂などの絶縁性樹脂からなり、第1基材10上の第1検出電極11とシールド層13とを絶縁する。
静電容量式センサ1は、シールド層13とカバーパネル15との間に光学透明粘着層14をさらに備える。
このような構成を備えている静電容量式センサ1は、例えば次のようにして製造される。第1基材10上に第1検出電極11を形成し、第1基材10上に設けられた第1検出電極11を覆うように絶縁性樹脂からなる第1光学層12を形成して、第1基材10と第1光学層12との間に適切にパターニングされた第1検出電極11を備える積層体を用意する。この積層体の上に塗布・印刷などの手法によりシールド層13を形成する。こうして得られたシールド層13をさらに備える積層体と、カバーパネル15とを、光学透明粘着層14を用いて固定することにより、静電容量式センサ1が得られる。
図2は、本発明の他の一実施形態に係る入力装置の構造を概念的に示す断面図である。図2に示される静電容量式センサ1sは、図1に示される静電容量式センサ1との対比で、第1基材10とシールド層13との間の構成が異なっている。シールド層13は、PETなどからなる等光性の支持層13sにより支持されている。そして、第1基材10上の第1検出電極11と支持層13sとの間には、絶縁性の光学透明粘着層からなる第1光学層12aが設けられている。
このような構成の静電容量式センサ1sは、例えば次のようにして製造される。第1基材10上に適切にパターニングされた第1検出電極11を備える積層体を用意する。別途、支持層13sとこれに支持されたシールド層13とからなる積層体を用意する。そして、シールド層13を備える積層体の一方の面に、第1検出電極11を備える積層体を、第1光学層12aを用いて固定し、シールド層13を備える積層体の他方の面に、カバーパネル15を、光学透明粘着層14を用いて固定する。
図3に示される静電容量式センサ1sでは、支持層13sとこれに支持されたシールド層13とからなる積層体は、支持層13s側が第1基材10に対向するように配置されるが、これに限定されない。シールド層13側が第1基材10に対向するように配置されてもよい。この場合には、対向して離間する第1検出電極11とシールド層13との間を充填するように第1光学層12aは配置される。
図3は、本発明の別の一実施形態に係る入力装置の構造を概念的に示す断面図である。図3に示される静電容量式センサ1dは、検出電極が2層構造となった構成を有する。具体的には、図2に示される静電容量式センサ1sの第1基材10におけるシールド層13に対向する側とは反対側の面に対向するように、第2基材16が設けられ、この第2基材16の一方の面の上に第2検出電極17が設けられている。
図3に示される静電容量式センサ1dにおける第2検出電極17は、図1に示される静電容量式センサ1や図2に示される静電容量式センサ1sにおける第1検出電極11の一部が移設されていてもよいし、別の検出電極が設けられていてもよい。第2検出電極17を構成する材料は、第1検出電極11と同様に、色度b*が正の値となる材料であってもよい。
静電容量式センサ1dは、第1基材10と第2基材16との間に、等光性を有する第2光学層18を備える。第2光学層18は第1基材10と第2基材16とを固定するためのものである。第2光学層18が絶縁性を有している場合には、第2検出電極17を覆うように第2光学層18を設けることができる。図3では、第2光学層18は絶縁性の光学透明粘着層からなる。
静電容量式センサ1dにおける第1基材10、第1検出電極11、第2基材16および第2検出電極17の厚さ方向の位置関係は限定されない。図3に示したように、第1検出電極11/第1基材10/第2検出電極17/第2基材16の順序でもよいし、第1基材10/第1検出電極11/第2検出電極17/第2基材16の順序でもよい。この場合には、第2光学層18は、対向して離間する第1検出電極11および第2検出電極17の間を充填するように配置される。
図4は、本発明のまた別の一実施形態に係る入力装置の構造を概念的に示す断面図である。図4に示される静電容量式センサ1cは、図2に示される静電容量式センサ1sとの対比で、シールド層13とカバーパネル15との間に位置する光学透明粘着層14が除かれている。シールド層13を形成するための材料が塗工液である場合には、カバーパネル15の一方の面に直接この塗工液を塗布してシールド層13を形成して、カバーパネル15とシールド層13との積層体を、絶縁性を有する光学透明粘着層からなる第1光学層12aを用いて、第1基材10上に適切にパターニングされた第1検出電極11を備える積層体に対して固定することにより、静電容量式センサ1cを得ることができる。
次に、本発明の一実施形態に係る入力装置の適用例について説明する。
図5(a)〜図6(b)は、本発明の一実施形態に係る入力装置の適用例を示す模式図である。
図5(a)には、静電容量式センサ1をタッチパネル200に適用した例が表される。タッチパネル200は、表示パネル210と、表示パネル210の上に設けられた静電容量式センサ1と、を備える。表示パネル210としては、例えば液晶表示パネルが用いられる。液晶表示パネルからなる表示パネル210は、互いに対向配置された駆動基板211および対向基板212を有し、駆動基板211と対向基板212との間に液晶層213が設けられる。静電容量式センサ1からなるタッチセンサ220は、対向基板212の表側に設けられる。
図5(b)には、タッチパネル200を備えた電子機器300の例が表される。電子機器300は、例えばテレビである。電子機器300は、筐体310と表示部320とを備える。表示部320の表面には、タッチパネル200が設けられる。なお、電子機器300はテレビに限定されず、スマートフォン、携帯電話、タブレット型端末など他の機器であってもよい。
図6(a)には、タッチパネル200を備えたコンピュータ400の例(ノート型コンピュータ)が表される。コンピュータ400は、ディスプレイ410、キーボード420、入力パッド430などを備える。図6(b)に表したように、コンピュータ400は、中央演算部401、主記憶部402、副記憶部403、入力部404、出力部405およびインタフェース406を備える。キーボード420および入力パッド430は、入力部404の一例である。ディスプレイ410は、出力部405の一例である。タッチパネル200は、ディスプレイ410に含まれる。タッチパネル200は、入力部404および出力部405の両方を兼ねた例である。
これらの機器に本実施形態の静電容量式センサ1を適用することで、電磁波ノイズの影響を受けにくく、かつ着色の少ない(すなわち、色再現性に優れる)タッチパネル200、電子機器300およびコンピュータ400を提供することが可能になる。
なお、上記に本実施形態およびその適用例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の各実施形態またはその適用例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。例えば、図3に示される静電容量式センサ1dは、図2に示される静電容量式センサ1sに第2基材16などが積層された構造を有するが、図1に示される静電容量式センサ1に第2基材16などが積層された構造を有していてもよい。
以下、実施例により本発明についてさらに具体的に説明するが、本発明は実施例により限定されない。
(実施例1−1から実施例1−9)
PE−DOT/PSSからなるシールド層を形成可能な塗工液を用意し、この塗工液を厚さ125μmの透明なPETフィルム上に塗布・乾燥して、表1に示される厚さのPE−DOT/PSSからなるシールド層がPETフィルム上に形成された積層体を用意した。
実施例1−1から実施例1−9において用いた積層体の抵抗値Rs(単位:Ω/□)ならびに可視光線透過率Tt(単位:%)、透過色度b*および反射色度b*を測定した。
表1に示した結果の一部を図7に示した。図7は、PE−DOT/PSSからなるシールド層の厚さが抵抗値Rsおよび可視光線透過率Ttに与える影響を示したグラフである。図7に示されるように、シールド層の厚さが30nm以上150nm以下であれば、可視光線透過率Ttが80%以上であることを維持しつつ抵抗値Rsが300Ω/□以下であることを満たすことが可能となる。
(実施例2−1から実施例2−4)
厚さ50μmの透明なポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、銀ナノワイヤ(長軸径30μm程度、短軸径40nm程度)を含有する材料からなる層(厚さ100nm)が積層された積層体Iを用意した。
PE−DOT/PSSからなるシールド層を形成可能な塗工液を用意し、この塗工液を厚さ125μmの透明なPETフィルム上に塗布・乾燥して、表2に示される厚さのPE−DOT/PSSからなるシールド層がPETフィルム上に形成された積層体IIを用意した。
厚さ1mmのポリカーボネート製カバーパネルと積層体IIとの間、および積層体IIと積層体Iとの間に、絶縁性の光学透明粘着層を配置することにより、カバーパネル、積層体IIおよび積層体Iを積層して、図2に示される構造を有する積層構造体を得た。一部の実施例(実施例2−1)では、積層体IIはPETフィルムからなるもの(シールド層なし)とした。
(実施例3−1から実施例3−4)
厚さ50μmの透明なポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、銀ナノワイヤ(長軸径30μm程度、短軸径40nm程度)を含有する材料からなる層(厚さ100nm)が積層された積層体Iを2つ用意した。
PE−DOT/PSSからなるシールド層を形成可能な塗工液を用意し、この塗工液を厚さ125μmの透明なPETフィルム上に塗布・乾燥して、表2に示される厚さのPE−DOT/PSSからなるシールド層がPETフィルム上に形成された積層体IIを用意した。
厚さ1mmのポリカーボネート製カバーパネルと積層体IIとの間、積層体IIと一方の積層体I、および一方の積層体Iと他方の積層体Iとの間に、絶縁性の光学透明粘着層を配置することにより、カバーパネル、積層体II、一方の積層体Iおよび他方の積層体Iを積層して、図4に示される構造を有する積層構造体を得た。一部の実施例(実施例3−1)では、積層体IIはPETフィルムからなるもの(シールド層なし)とした。
実施例2−2から実施例2−4および実施例3−2から実施例3−4において用いた積層体IIの抵抗値(単位:Ω/□)を測定した。また、実施例2−1から実施例3−4により製造した積層構造体について、カバーパネル側を入射側として、反射明度および反射色度ならびに透過明度および透過色度、ならびに可視光線透過率を測定した。これらの測定結果を表1に示した。
以上の結果から、PE/DOT−PSSからなるシールド層の厚さが増えることにより、シールド層の抵抗値が低くなって電磁波ノイズを遮蔽する機能が増加すること、および積層構造体の反射色度b*および透過色度b*がゼロに近づいて黄色味が少なくなっていることが確認された。
1,1s,1d,1c 静電容量式センサ
10 第1基材
11 第1検出電極
12,12a 第1光学層
13 シールド層
13s 支持層
14 光学透明粘着層
15 カバーパネル
16 第2基材
17 第2検出電極
18 第2光学層
200 タッチパネル
210 表示パネル
211 駆動基板
212 対向基板
213 液晶層
220 タッチセンサ
300 電子機器
310 筐体
320 表示部
400 コンピュータ
401 中央演算部
402 主記憶部
403 副記憶部
404 入力部
405 出力部
406 インタフェース
410 ディスプレイ
420 キーボード
430 入力パッド

Claims (15)

  1. 一方の面の上に第1検出電極が設けられ等光性を有する第1基材と、
    前記第1基材における前記第1検出電極が設けられている側の面の上に、前記第1検出電極と電気的に絶縁された状態で設けられた導電性のシールド層と、
    前記シールド層における前記第1基材に対向する面とは反対側の面の上に設けられ等光性を有するカバーパネルと
    を備えることを特徴とする入力装置。
  2. 前記シールド層は、シート抵抗が300Ω/□以下であって、可視光線透過率が80%以上である、請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記第1検出電極を構成する材料は、色度b*が正の値となる材料であって、
    前記シールド層を構成する材料は、色度b*が負の値となる材料である、
    請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 前記第1検出電極を構成する材料は、ナノワイヤ含有材料である、請求項3に記載の入力装置。
  5. 前記シールド層を構成する材料は、PE−DOT/PSSを含む材料である、請求項3または4に記載の入力装置。
  6. 前記シールド層の厚さは30nm以上150nm以下である、請求項5に記載の入力装置。
  7. 前記第1基材と前記シールド層との間に位置し、等光性を有する第1光学層をさらに備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の入力装置。
  8. 前記第1光学層は、絶縁性樹脂層および絶縁性の光学透明粘着層の少なくとも一方を含む、請求項7に記載の入力装置。
  9. 前記シールド層と前記カバーパネルとの間に光学透明粘着層をさらに備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の入力装置。
  10. 前記シールド層を支え等光性を有する支持層をさらに備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の入力装置。
  11. 前記第1基材における前記シールド層に対向する側とは反対側の面に対向する第2基材をさらに備え、前記第2基材における一方の面の上には第2検出電極が設けられている、請求項1から10のいずれか一項に記載の入力装置。
  12. 前記第2検出電極を構成する材料は、色度b*が正の値となる材料である、請求項11に記載の入力装置。
  13. 前記第1基材と前記第2基材との間に、等光性を有する第2光学層を備える、請求項11または12に記載の入力装置。
  14. 表示パネルと、
    前記表示パネルの上に設けられたタッチセンサと、
    を備え、
    前記タッチセンサは、請求項1から13のいずれか一項に記載される入力装置からなることを特徴とするタッチパネル。
  15. 請求項14に記載されるタッチパネルを備える機器。
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