JP2017151651A - 余剰電力買取価格決定システム、余剰電力買取単価決定システム、及び、基準買取単価設定システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 余剰電力買取価格決定システム10は、買取対象期間での買取単価である対象期間別買取単価を基準買取単価に基づいて算出する買取単価算出部11と、買取対象期間における対象期間別買取価格を算出して記憶装置30に記憶する買取価格算出部12を備える。基準買取単価は、ユーザの夫々に対して基準買取単価がユーザ別に定まる余剰電力量の単位発電原価の推定値を上回る第1条件、及び、逆潮流買取電力の卸単価から基準買取単価を差し引いた推定損益単価と余剰電力量の単位量当たりの原料ガスの消費量の増加により見込まれるガス事業者の利益の増加分の合計が正値となる第2条件の両方を満足するように設定されている。
【選択図】 図2
Description
前記原料ガスの価格変動の要因となる所定の原料価格または前記原料価格に相当する値の買取対象期間より前の所定時点または所定期間の値を第1入力値として受け付け、前記買取対象期間での前記買取単価である対象期間別買取単価を、前記第1入力値の変化に対して正の相関関係を有して単調または段階的に変化する基準買取単価に基づいて、前記ユーザの全てに対して共通に、前記買取対象期間別に前記第1入力値に応じて算出する買取単価算出部と、前記分散型発電装置の余剰電力を個別に計測可能な電力計が測定した前記余剰電力の前記買取対象期間における前記ユーザ別の累積余剰電力量を第2入力値として、前記対象期間別買取単価を第3入力値として受け付け、前記第2入力値及び前記第3入力値に基づいて、前記買取対象期間における対象期間別買取価格を前記ユーザ別に算出して、記憶装置に記憶する買取価格算出部を備え
前記基準買取単価が、所定の変動範囲内の任意の前記第1入力値において、前記ユーザの夫々に対して前記基準買取単価が前記ユーザ別に定まる前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を上回る第1条件、及び、逆潮流買取電力の卸単価から前記基準買取単価を差し引いた推定損益単価と、前記余剰電力量の単位量当たりの前記原料ガスの消費量の増加により見込まれる前記ガス事業体の利益の増加分の合計が正値となる第2条件の両方を満足するように設定されていることを第1の特徴とする。
前記原料ガスの価格変動の要因となる所定の原料価格または前記原料価格に相当する値の買取対象期間より前の所定時点または所定期間の値を第1入力値として受け付け、前記買取対象期間での前記買取単価である対象期間別買取単価を、前記第1入力値の変化に対して正の相関関係を有して単調または段階的に変化する基準買取単価に基づいて、前記ユーザの全てに対して共通に、前記買取対象期間別に前記第1入力値に応じて算出する買取単価算出部を備え、
前記基準買取単価は、所定の変動範囲内の任意の前記第1入力値において、前記ユーザの夫々に対して前記基準買取単価が前記ユーザ別に定まる前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を上回る第1条件、及び、逆潮流買取電力の卸単価から前記基準買取単価を差し引いた推定損益単価と、前記余剰電力量の単位量当たりの前記原料ガスの消費量の増加により見込まれる前記ガス事業体の利益の増加分の合計が正値となる第2条件の両方を満足するように設定されていることを第1の特徴とする。
前記基準買取単価が、前記原料ガスの価格変動の要因となる所定の原料価格または前記原料価格に相当する値の買取対象期間より前の所定時点または所定期間の値を独立変数とし、前記独立変数の変化に対して正の相関関係を有して単調または段階的に変化する従属変数として与えられ、
前記ユーザ毎のエネルギ負荷、使用する前記分散型発電装置の運転特性、及び、適用ガス料金に関する第1ユーザ特性情報を入力として受け付け、前記第1ユーザ特性情報に基づいて、前記独立変数の所定の変動範囲内において、前記ユーザの夫々に対して、前記基準買取単価を、第1条件と第2条件の両方を満足するように設定する基準買取単価設定部を備え、
前記第1条件が、前記所定の変動範囲内の任意の前記独立変数において、前記ユーザの夫々に対して前記基準買取単価が前記ユーザ別に定まる前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を上回ることであり、
前記第2条件が、逆潮流買取電力の卸単価から前記基準買取単価を差し引いた推定損益単価と、前記余剰電力量の単位量当たりの前記原料ガスの消費量の増加により見込まれる前記ガス事業体の利益の増加分の合計が正値となることであることを第1の特徴とする。
前記基準買取単価設定部が、前記ユーザ毎のエネルギ負荷、使用する前記分散型発電装置の運転特性、適用ガス料金、及び、適用電気料金に関する第2ユーザ特性情報を入力として受け付け、所与の前記独立変数に対する前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を、前記ユーザ別に、前記第1運転制御モードから前記第2運転制御モードへの前記分散型発電装置の運転制御モードの変更により増加する前記原料ガスの消費量に対するガス料金の推定増加額から、当該運転制御モードの変更で減少する前記商用系統から供給される電力使用量に対する電気料金の推定減少額を差し引いた差額を、前記ユーザ別に予め推定された前記余剰電力量の推定値で除して算出する単位発電原価算出部を備えることを第3の特徴とする。
最初に、本発明の実施形態に係る余剰電力買取価格決定システムが決定する余剰電力量の買取価格が適用される、余剰電力買取対象である分散型発電装置のユーザが有する機器の構成例について図面を参照して説明する。図1は、余剰電力買取対象である分散型発電装置のユーザが有する機器の構成例を示すブロック図である。なお、図1は、1人(1世帯)のユーザのみを示している。
次に、本発明の実施形態に係る余剰電力買取価格決定システムの構成例について図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施形態に係る余剰電力買取価格決定システムの構成例について示すブロック図である。
11 : 買取単価算出部(余剰電力買取単価決定システム)
12 : 買取価格算出部
20 : データベース
30 : 記憶部
40 : データベース
50 : 基準買取単価設定システム(基準買取単価設定部)
51 : 単位発電原価算出部
52 : 条件確認部
100 : ユーザ
101 : 分散型発電装置
102 : 屋内配線
103 : 電力負荷
104 : 熱負荷
105 : 電力計
200 : 商用系統
300 : サーバ
Claims (20)
- ガス事業体から供給される原料ガスを消費して発電する余剰電力買取対象の分散型発電装置が商用系統に逆潮流させた前記分散型発電装置の余剰電力量を、前記ガス事業体が前記分散型発電装置のユーザから買い取る場合における、前記余剰電力量の買取価格を決定する余剰電力買取価格決定システムであって、
前記原料ガスの価格変動の要因となる所定の原料価格または前記原料価格に相当する値の買取対象期間より前の所定時点または所定期間の値を第1入力値として受け付け、前記買取対象期間での前記買取単価である対象期間別買取単価を、前記第1入力値の変化に対して正の相関関係を有して単調または段階的に変化する基準買取単価に基づいて、前記ユーザの全てに対して共通に、前記買取対象期間別に前記第1入力値に応じて算出する買取単価算出部と、
前記分散型発電装置の余剰電力を個別に計測可能な電力計が測定した前記余剰電力の前記買取対象期間における前記ユーザ別の累積余剰電力量を第2入力値として、前記対象期間別買取単価を第3入力値として受け付け、前記第2入力値及び前記第3入力値に基づいて、前記買取対象期間における対象期間別買取価格を前記ユーザ別に算出して、記憶装置に記憶する買取価格算出部を備え
前記基準買取単価は、所定の変動範囲内の任意の前記第1入力値において、前記ユーザの夫々に対して前記基準買取単価が前記ユーザ別に定まる前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を上回る第1条件、及び、逆潮流買取電力の卸単価から前記基準買取単価を差し引いた推定損益単価と、前記余剰電力量の単位量当たりの前記原料ガスの消費量の増加により見込まれる前記ガス事業体の利益の増加分の合計が正値となる第2条件の両方を満足するように設定されていることを特徴とする余剰電力買取価格決定システム。 - 前記ユーザ毎のエネルギ負荷、使用する前記分散型発電装置の運転特性、及び、適用ガス料金に関する第1ユーザ特性情報を入力として受け付け、前記第1ユーザ特性情報に基づいて、前記第1入力値の前記所定の変動範囲内において、前記ユーザの夫々に対して前記第1条件と前記第2条件の両方を満足するように、前記基準買取単価を、前記ユーザの全てに対して共通に設定する基準買取単価設定部を備えることを特徴とする請求項1に記載の余剰電力買取価格決定システム。
- 前記基準買取単価設定部は、前記ユーザの夫々に対して、前記所定の変動範囲内の複数の異なる前記第1入力値に対して前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を夫々算出し、前記第1入力値を独立変数とし、対応する前記単位発電原価の推定値を従属変数とする前記独立変数と前記従属変数の対からなる標本点を複数導出し、前記標本点の分布に対して回帰分析を行い、前記第1入力値を独立変数とし前記単位発電原価の推定値を従属変数とする線形回帰式を導出し、更に、前記第1入力値の前記所定の変動範囲内において、前記線形回帰式の従属変数の値が、前記独立変数が同じ前記標本点の前記従属変数の値より大きくなるように前記線形回帰式の定数項を増加させて、前記第1条件を満足するように前記線形回帰式を修正し、当該修正後の線形回帰式を用いて前記基準買取単価を設定することを特徴とする請求項2に記載の余剰電力買取価格決定システム。
- 前記ユーザの全てに対して、前記分散型発電装置の運転制御モードが、前記余剰電力量が発生しないように発電量を負荷に追従させる第1運転制御モードと、前記余剰電力量の発生を許容する第2運転制御モードの内の、前記第2運転制御モードに設定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の余剰電力買取価格決定システム。
- 前記基準買取単価設定部が、前記ユーザ毎のエネルギ負荷、使用する前記分散型発電装置の運転特性、適用ガス料金、及び、適用電気料金に関する第2ユーザ特性情報を入力として受け付け、所与の前記第1入力値に対する前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を、前記ユーザ別に、前記第1運転制御モードから前記第2運転制御モードへの前記分散型発電装置の運転制御モードの変更により増加する前記原料ガスの消費量に対するガス料金の推定増加額から、当該運転制御モードの変更で減少する前記商用系統から供給される電力使用量に対する電気料金の推定減少額を差し引いた差額を、前記ユーザ別に予め推定された前記余剰電力量の推定値で除して算出する単位発電原価算出部を備えることを特徴とする請求項4に記載の余剰電力買取価格決定システム。
- 前記第2運転制御モードでは、前記ユーザの一部または全てに対して、前記分散型発電装置は、前記余剰電力量が最大となるように運転制御されることを特徴とする請求項4または5に記載の余剰電力買取価格決定システム。
- 前記第2運転制御モードでは、前記ユーザの一部または全てに対して、前記分散型発電装置は、定格運転されることを特徴とする請求項4または5に記載の余剰電力買取価格決定システム。
- 前記第2運転制御モードでは、前記ユーザの一部または全てに対して、前記分散型発電装置は、前記第1入力値の前記所定の変動範囲内において、前記基準買取単価が前記第1条件と前記第2条件の両方を満足できる運転効率で運転されることを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載の余剰電力買取価格決定システム。
- 前記ユーザの一部または全てに対して、前記分散型発電装置の運転制御モードが、常時、前記第2運転制御モードに設定されていることを特徴とする請求項4〜8の何れか1項に記載の余剰電力買取価格決定システム。
- 前記第1条件は、前記所定の変動範囲内において前記第1入力値が減少するに従い、或る前記第1入力値における前記基準買取単価から同じ前記第1入力値における前記余剰電力量の単位発電原価の推定値の最大値を差し引いたユーザ利益最小単価が単調または段階的に増加する第3条件を更に含むことを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の余剰電力買取価格決定システム。
- 前記第1入力値の前記所定の変動範囲内において、前記ユーザの夫々に対して、前記分散型発電装置として、前記基準買取単価が前記第1条件と前記第2条件の両方を満足できるように、高効率運転可能な所定の余剰電力買取対象機種が選定されていることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の余剰電力買取価格決定システム。
- 前記分散型発電装置は、都市ガスを前記原料ガスとする燃料電池を備えた熱電併給装置であることを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の余剰電力買取価格決定システム。
- 前記分散型発電装置は、固体酸化物型燃料電池を備えた熱電併給装置を含むことを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の余剰電力買取価格決定システム。
- ガス事業体から供給される原料ガスを消費して発電する余剰電力買取対象の分散型発電装置が商用系統に逆潮流させた前記分散型発電装置の余剰電力量を、前記ガス事業体が前記分散型発電装置のユーザから買い取る場合における、前記余剰電力量の買取単価を決定する余剰電力買取単価決定システムであって、
前記原料ガスの価格変動の要因となる所定の原料価格または前記原料価格に相当する値の買取対象期間より前の所定時点または所定期間の値を第1入力値として受け付け、前記買取対象期間での前記買取単価である対象期間別買取単価を、前記第1入力値の変化に対して正の相関関係を有して単調または段階的に変化する基準買取単価に基づいて、前記ユーザの全てに対して共通に、前記買取対象期間別に前記第1入力値に応じて算出する買取単価算出部を備え、
前記基準買取単価は、所定の変動範囲内の任意の前記第1入力値において、前記ユーザの夫々に対して前記基準買取単価が前記ユーザ別に定まる前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を上回る第1条件、及び、逆潮流買取電力の卸単価から前記基準買取単価を差し引いた推定損益単価と、前記余剰電力量の単位量当たりの前記原料ガスの消費量の増加により見込まれる前記ガス事業体の利益の増加分の合計が正値となる第2条件の両方を満足するように設定されていることを特徴とする余剰電力買取単価決定システム。 - 前記ユーザ毎のエネルギ負荷、使用する前記分散型発電装置の運転特性、及び、適用ガス料金に関する第1ユーザ特性情報を入力として受け付け、前記第1ユーザ特性情報に基づいて、前記第1入力値の前記所定の変動範囲内において、前記ユーザの夫々に対して前記第1条件と前記第2条件の両方を満足するように、前記基準買取単価を、前記ユーザの全てに対して共通に設定する基準買取単価設定部を備えることを特徴とする請求項14に記載の余剰電力買取単価決定システム。
- 前記基準買取単価設定部は、前記ユーザの夫々に対して、前記所定の変動範囲内の複数の異なる前記第1入力値に対して前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を夫々算出し、前記第1入力値を独立変数とし、対応する前記単位発電原価の推定値を従属変数とする前記独立変数と前記従属変数の対からなる標本点を複数導出し、前記標本点の分布に対して回帰分析を行い、前記第1入力値を独立変数とし前記単位発電原価の推定値を従属変数とする線形回帰式を導出し、更に、前記第1入力値の前記所定の変動範囲内において、前記線形回帰式の従属変数の値が、前記独立変数が同じ前記標本点の前記従属変数の値より大きくなるように前記線形回帰式の定数項を増加させて、前記第1条件を満足するように前記線形回帰式を修正し、当該修正後の線形回帰式を用いて前記基準買取単価を設定することを特徴とする請求項15に記載の余剰電力買取単価決定システム。
- 前記ユーザの全てに対して、前記分散型発電装置の運転制御モードが、前記余剰電力量が発生しないように発電量を負荷に追従させる第1運転制御モードと、前記余剰電力量の発生を許容する第2運転制御モードの内の、前記第2運転制御モードに設定され、
前記基準買取単価設定部が、前記ユーザ毎のエネルギ負荷、使用する前記分散型発電装置の運転特性、適用ガス料金、及び、適用電気料金に関する第2ユーザ特性情報を入力として受け付け、所与の前記第1入力値に対する前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を、前記ユーザ別に、前記第1運転制御モードから前記第2運転制御モードへの前記分散型発電装置の運転制御モードの変更により増加する前記原料ガスの消費量に対するガス料金の推定増加額から、当該運転制御モードの変更で減少する前記商用系統から供給される電力使用量に対する電気料金の推定減少額を差し引いた差額を、前記ユーザ別に予め推定された前記余剰電力量の推定値で除して算出する単位発電原価算出部を備えることを特徴とする請求項14〜16の何れか1項に記載の余剰電力買取単価決定システム。 - ガス事業体から供給される原料ガスを消費して発電する余剰電力買取対象の分散型発電装置が商用系統に逆潮流させた前記分散型発電装置の余剰電力量を、前記ガス事業体が前記分散型発電装置のユーザから買い取る場合における、前記余剰電力量の買取単価を決定するための基準買取単価を、前記ユーザの全てに対して共通に設定する基準買取単価設定システムであって、
前記基準買取単価は、前記原料ガスの価格変動の要因となる所定の原料価格または前記原料価格に相当する値の買取対象期間より前の所定時点または所定期間の値を独立変数とし、前記独立変数の変化に対して正の相関関係を有して単調または段階的に変化する従属変数として与えられ、
前記ユーザ毎のエネルギ負荷、使用する前記分散型発電装置の運転特性、及び、適用ガス料金に関する第1ユーザ特性情報を入力として受け付け、前記第1ユーザ特性情報に基づいて、前記独立変数の所定の変動範囲内において、前記ユーザの夫々に対して、前記基準買取単価を、第1条件と第2条件の両方を満足するように設定する基準買取単価設定部を備え、
前記第1条件が、前記所定の変動範囲内の任意の前記独立変数において、前記ユーザの夫々に対して前記基準買取単価が前記ユーザ別に定まる前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を上回ることであり、
前記第2条件が、逆潮流買取電力の卸単価から前記基準買取単価を差し引いた推定損益単価と、前記余剰電力量の単位量当たりの前記原料ガスの消費量の増加により見込まれる前記ガス事業体の利益の増加分の合計が正値となることであることを特徴とする基準買取単価設定システム。 - 前記基準買取単価設定部は、前記ユーザの夫々に対して、前記所定の変動範囲内の複数の異なる前記独立変数に対して前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を夫々算出し、前記独立変数と対応する前記単位発電原価の推定値の対からなる標本点を複数導出し、前記標本点の分布に対して回帰分析を行い、前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を従属変数とする線形回帰式を導出し、更に、前記独立変数の前記所定の変動範囲内において、前記線形回帰式の従属変数の値が、前記独立変数が同じ前記標本点の前記単位発電原価の推定値より大きくなるように前記線形回帰式の定数項を増加させて、前記第1条件を満足するように前記線形回帰式を修正し、当該修正後の線形回帰式を用いて前記基準買取単価を設定することを特徴とする請求項18に記載の基準買取単価設定システム。
- 前記ユーザの全てに対して、前記分散型発電装置の運転制御モードが、前記余剰電力量が発生しないように発電量を負荷に追従させる第1運転制御モードと、前記余剰電力量の発生を許容する第2運転制御モードの内の、前記第2運転制御モードに設定され、
前記基準買取単価設定部が、前記ユーザ毎のエネルギ負荷、使用する前記分散型発電装置の運転特性、適用ガス料金、及び、適用電気料金に関する第2ユーザ特性情報を入力として受け付け、所与の前記独立変数に対する前記余剰電力量の単位発電原価の推定値を、前記ユーザ別に、前記第1運転制御モードから前記第2運転制御モードへの前記分散型発電装置の運転制御モードの変更により増加する前記原料ガスの消費量に対するガス料金の推定増加額から、当該運転制御モードの変更で減少する前記商用系統から供給される電力使用量に対する電気料金の推定減少額を差し引いた差額を、前記ユーザ別に予め推定された前記余剰電力量の推定値で除して算出する単位発電原価算出部を備えることを特徴とする請求項18または19に記載の基準買取単価設定システム。
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