JP2017150823A - 粒状物外観品位判別装置 - Google Patents

粒状物外観品位判別装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017150823A
JP2017150823A JP2016030613A JP2016030613A JP2017150823A JP 2017150823 A JP2017150823 A JP 2017150823A JP 2016030613 A JP2016030613 A JP 2016030613A JP 2016030613 A JP2016030613 A JP 2016030613A JP 2017150823 A JP2017150823 A JP 2017150823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quality
unit
information
quality information
granular material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016030613A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6761201B2 (ja
Inventor
和也 内田
Kazuya Uchida
和也 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Satake Corp
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
Satake Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Satake Engineering Co Ltd, Satake Corp filed Critical Satake Engineering Co Ltd
Priority to JP2016030613A priority Critical patent/JP6761201B2/ja
Priority to PCT/JP2017/004997 priority patent/WO2017145824A1/ja
Priority to CN201780012787.5A priority patent/CN108885178B/zh
Publication of JP2017150823A publication Critical patent/JP2017150823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6761201B2 publication Critical patent/JP6761201B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】設定品位情報を変更することが可能な粒状物外観品位判別装置を提供することを技術的課題とする。【解決手段】粒状物を撮像し撮像データを取得する撮像部3と、撮像データに基づいて光学情報となる測定品位情報を粒単位で求めて粒画像を作成する一方、測定品位情報と品位を判別するためのあらかじめ定めたしきい値又は検量線となる設定品位情報によって各粒状物の品位を判別する制御部4aと、該制御部4aで判別した粒状物の判別品位と粒画像を表示する表示部16とを有する粒状物外観品位判別装置において、制御部4aには、前記表示された判別品位と粒画像に基づき、ユーザーが前記設定品位情報を変更することができる設定品位情報変更部45を備える、という技術的手段を講じるものとした。【選択図】図2

Description

本発明は、穀類等の粒状物外観品位判別装置に関するものである。
従来、国内の市場に流通している米は、売渡価格などを決定するため、農産物検査法に基づく品位等検査の設定品位情報による等級等の検査が行われている。その一方で、外食・中食業者の一部では、その品位等検査とは別に、独自の設定品位情報に基づいて自主的な検査を行っている。
なお、設定品位情報とは、しきい値や検量線等と一般的に呼ばれる品位の判別基準のことである。
前記自主的な検査は、外食・中食業者が目視によって行うものであり、独自の設定品位情報を設定し、この設定品位情報によって、例えば、前記品位等検査の設定品位情報よりも基準を厳しく設定して判別を行っている。また、目視で行っているため、検査者の熟練度等によって判別結果に個人差が生じるおそれがあり、この問題に対処するため、個人差が生じない光学式の粒状物外観品位判別装置で行うことが考えられる。
前記粒状物外観品位判別装置は、例えば、特許文献1に記載された穀粒の粒状物外観品位判別装置が知られている。この粒状物外観品位判別装置は、あらかじめ農産物検査法に基づく品位等検査の設定品位情報が設定されており、外食・中食業者向けの自主的な検査の設定品位情報は設定されておらず、設定品位情報を自由に変更することができないものであった。例えば、農産物検査法に基づく品位検査で整粒に判別された米粒を、外食・中食業者向けの自主的な検査では整粒以外の着色粒等に判別されるように、前記粒状物外観品位判別装置の設定品位情報を変更したくても、変更を行うことができなかった。
特開2000−046791号公報
そこで、本発明は上記問題点にかんがみて、設定品位情報を変更することが可能な粒状物外観品位判別装置を提供することを技術的課題とする。
上記目的を達成するため本発明は、粒状物を撮像し撮像データを取得する撮像部と、前記撮像データに基づいて光学情報となる測定品位情報を粒単位で求めて粒画像を作成する一方、前記測定品位情報と品位を判別するためのあらかじめ定めたしきい値又は検量線となる設定品位情報によって前記各粒状物の品位を判別する制御部と、該制御部で判別した判別品位及び粒画像を表示する表示部と、を備えた粒状物外観品位判別装置において、前記制御部には、前記表示部で表示された任意の粒画像及び判別品位に基づき、ユーザーが前記設定品位情報を変更することができる設定品位情報変更部を設ける、という技術的手段を講じるものとした。
請求項2に記載の発明は、前記粒状物外観品位判別装置の制御部に、前記表示部に表示された任意の粒画像に対応する判別品位を任意に変更して表示するため測定品位情報変更部を設ける、という技術的手段を講じるものとした。
請求項3に記載の発明は、前記粒状物外観品位判別装置の前記設定品位情報変更部に、ユーザーによって粒状物の任意の品位を入力可能な品位入力部と、前記表示部に表示された粒画像からユーザーが任意の数の粒画像を選択可能な粒選択部とを備え、さらに、ユーザーによって前記品位入力部に品位が入力され、かつ、前記粒選択部で粒画像が選択されると、当該選択された粒画像の測定品位情報に基づいて前記入力された設定品位情報を変更して変更後の設定品位情報を新たな設定品位情報とする品位情報作成部を備えたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、粒状物外観品位判別装置の前記制御部が、前記表示部に判別品位及び粒画像を表示する際に、各品位の見本となる粒状物の基準画像を表示することを特徴とするものである。
本発明の請求項1に記載の粒状物外観品位判別装置は、撮像データに基づいて光学情報となる測定品位情報を粒単位で求めて粒画像を作成する一方、前記測定品位情報と品位の判別するためのあらかじめ定めたしきい値又は検量線となる設定品位情報によって前記各粒状物の品位を判別する制御部と、該制御部で判別した判別品位及び粒画像を表示する表示部とを備えた粒状物外観品位判別装置において、前記制御部に、前記表示部で表示された任意の粒画像及び判別品位に基づいて前記設定品位情報を変更することができる設定品位情報変更部を設けたものなので、所望の設定品位情報となるように、粒状物外観品位判別装置の品位の判別基準となる設定品位情報をユーザーが変更することが可能となる。よって、ユーザーは、粒状物外観品位判別装置で、所望の設定品位情報を用いて粒状物を判別することができようになった。
本発明の請求項2に記載の粒状物外観品位判別装置によれば、制御部に、前記表示部に表示された任意の粒画像に対応する判別品位を任意に変更して表示するための測定品位情報変更部が設けられているので、所望する品位と異なる品位に判別された粒状物があったとしても、ユーザーは、その粒状物の品位を所望する品位に変更して表示することが可能である。
本発明の請求項3に記載の粒状物外観品位判別装置によれば、前記設定品位情報変更部は、ユーザーによって選択された粒画像の測定品位情報(撮像データに基づくもの)に基づいて、任意の品位の判別基準となる設定品位情報を変更することにより変更後の設定品位情報を前記品位の新たな設定品位情報とする品位情報作成部を備えるものなので、ユーザーは、粒状物外観品位判別装置の設定品位情報を変更することができる。また、ユーザーが選択した粒画像の測定品位情報を使用して設定品位情報を変更するので、前記粒状物外観品位判別装置は、前記粒画像の粒状物を確実に所望の品位に判別することができるものとなる。
本発明の請求項4に記載の粒状物外観品位判別装置によれば、粒状物毎に判別した判別品位及び粒画像を表示するとともに、各品位の粒状物の見本となる基準画像も同時に表示するので、該基準画像と比較することで、粒状物の判別がユーザーの望むように正しく行われているか否かを容易に確認することができる。
本発明の実施の形態における粒状物外観品位判別装置の斜視図である。 本発明の実施の形態における粒状物外観品位判別装置の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態における粒状物外観品位判別装置の判別方法の手順を示したものである。 本発明の実施の形態における粒状物外観品位判別装置の判別結果を示した図である。 判別結果の変更方法を示したフロー図である。 品位選択画面の一例を示した図である。 基準画像の一例を示した図である。 設定品位情報作成工程のフローを示した図である。 設定品位情報作成工程での品位選択画面の一例を示した図である。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る粒状物外観品位判別装置1を示した図ある。図1に示されるように、粒状物外観品位判別装置1は、コンピュータ2と、該コンピュータ2に接続された撮像部としてのカラースキャナ3とを含んで構成されている。図2は、粒状物外観品位判別装置1の制御ブロック図である。
前記コンピュータ2は、CPU(中央演算素子)又は基板を中心にした制御部4aと、スキャナ3で撮像して得た撮像データを入力する入力ポート4fと、プリンタ等にデータを出力する出力ポート(図示無し)と、関係式やプログラムなどを記憶させた読み出し専用記憶素子(以下、「ROM」という)4dと、画像処理アプリケーションや画像データ等を記憶する読み出し書き込み記憶素子(以下、「RAM」という)4eと、スキャナ3で撮像した撮像データ等を保存するメモリ4gと、判別結果等を表示するディスプレイ16と、設定条件等を入力する入力部18等とから構成される。
前記制御部4aは、測定品位情報及び粒画像を作成する画像処理部47と、品位の判別を行う判別部48と、測定品位情報変更部44と、設定品位情報変更部45とを備えている。また、前記ディスプレイ16は、粒画像や該粒画像の品位等を表示する表示部となる。また、前記入力部18は、品位変更入力部41、品位入力部42と、粒選択部43とを備えている。ところで、前記設定品位情報変更部45は、設定品位情報を作成するための品位情報作成部46を備えている。
前記カラースキャナ3は(図1参照)、画像読取面4を上端面に有するスキャナ本体5と、このスキャナ本体5の画像読取面4を測定時に覆うカバー6とを備えて構成されている。
前記画像読取面4はガラス製であって、スキャナ本体5の上面部に配設されている。画像読取面4はガラス板に限定されるわけではなく、アクリル板を使用してもよいし、それら以外の透明材料から成る板材を使用してもよい。上記構成の画像読取面4には、測定時に試料トレー20が載置される。
前記スキャナ本体5内には、走査装置が配設されており(図示せず)、該走査装置は、試料トレー20の底面に対して光を照射する光照射部(光源)と、光照射部から照射されて穀粒表面で反射された反射光と、カバー6で反射し穀粒を透過した透過光とを受光する受光部とから構成されている(いずれも)。
前記走査装置の受光部は、カラーCCD等で構成されており、画像読取面4に載置された粒状物からの反射光及び透過光を例えばRGBの三色(赤色、緑色及び青色)の光ごとに受光し、受光して得られた撮像データをコンピュータ2に出力するようになっている。
前記カバー6はスキャナ本体5の上端縁にヒンジ結合されていて、該ヒンジにより回動可能となっている。このため、測定時にはカバー6によってスキャナ本体5の画像読取面4を被覆することができ、外部からの迷光の侵入を防止することができる。なお、カラースキャナ3には一般的なスキャナを用いることができる。
前記試料トレー20は(図1参照)、平面視で矩形枠状に形成されていて、底板21と、この底板21の周辺部から上方に立ち上げられた側壁と、該側壁の二箇所に設けられた把持部とによって構成されている。なお、前記底板21は、透明な板であって、例えば、アクリル樹脂等が用いられる。また、試料トレー20が画像読取面4の上面に載置された状態では、画像読取面4の上面に底面21が当接状態で載置されるようになっている。
前記側壁によって囲まれた空間の一部分には、基準板22を設けてもよい。該基準板22は、カラースキャナ3での測定値を補正するための画像情報を取得するためのものである。基準板22を配置する位置は、前記空間上であれば特に限定されることはなく、設計上都合の良い箇所に配置すればよい。また、形状についても特に限定されることはない。本実施形態では、基準板22の形状を矩形状とし、該基準板22の長手方向の一端を側壁に接するように配置している。また、基準板22は、一つの色のみで形成するだけでなく、例えば、白と黒等の2色の基準板を組み合わせて構成することが望ましい。
なお、試料トレー20は、カラースキャナ3で測定を行うので、試料トレー20本体からの反射光が前記測定時に影響することが考えられる。このため、少なくとも表面は光沢がないことが好ましく、黒体若しくは黒体に近い素材で試料トレー20を形成することが望ましい。
本実施形態の作用を説明する。本実施形態では検査対象の粒状物が玄米である場合について説明する。図3は、粒状物外観品位判別装置1の判別方法の手順を示したものである。
(1)撮像工程(ステップS1):
まず、試料トレー20の底面21上に、約千粒の玄米7を粒同士がそれぞれ重ならないように投入する。投入後、図1に示すように、試料トレー20をカラースキャナ3の画像読取面4上に載置する。カラースキャナ3での測定時には、試料トレー20の底面21が光路となるので、指等が接触して底面21に指紋などの汚れが付着することは好ましくない。なお、一回の測定で測定する穀粒の個数は、特に限定されることはなく、試料トレーの底面に載置可能な個数の範囲で自由に増減すればよい。
前記試料トレー20を載置した後は、カバー6で試料トレー20の上面をカバーし、カラースキャナ3を用いて玄米7の画像を撮像する。具体的には、スキャナ本体5の走査装置を、画像読取面4の底面に沿って移動(二次元走査)させる。その際に、走査装置の光照射部から玄米7へ光が照射され、玄米7で反射した反射光及び/又は透過した透過光が走査装置の受光部に受光される。受光した信号は、RGBの画像信号としてコンピュータ2に出力される。なお、カラースキャナ3で撮像する玄米7は、底面21に接する面、すなわち、粒の下側が撮像される。
(2)画像処理工程(ステップS2):
スキャナ3で取得した撮像データは、制御部4aの画像処理部47で処理され、粒毎に測定品位情報(光学情報)を得て、各玄米の外形形状、面積、長さ、幅、色彩、胴割等の品位に関連する情報を抽出する。
(3)判別工程(ステップS3)
そして、判別部48において前記測定品位情報を予め設定した設定品位情報(例えば、しきい値や検量線等)と比較等して各玄米の品位(整粒、砕米、死米、着色米、青未熟米、害虫被害米等)を判別する。前記抽出及び判別は、一般的な解析手法で行うことができる。例えば、特開2011−242284号公報や特開2000−304702に記載されているような方法を用いることができる。
(4)画像作成工程(ステップS4)
制御部4aの前記画像処理部47において、前記測定品位情報を利用し、粒毎に玄米の粒画像を作成する。画像作成工程は、上記画像処理工程で行うようにしてもよい。
(5)表示工程(ステップS5):
前記画像作成工程で作成した各玄米の粒画像を、表示手段であるディスプレイ16に表示する。該表示は、方法は特に限定されないが、例えば、図4に示すように、各玄米の粒画像に、該当する番号(ラベリング)と品位を添付して各玄米の粒画像を一覧表33として表示するとよい。図4では、40粒の玄米を同時に表示するとともに、各玄米の粒画像の下部に、該当する番号と品位を添付して表示している。
ユーザーは、前記表示工程で表示された各玄米の粒画像と該粒画像に添付されている品位とを比較して、前記判別工程で粒状物外観品位判別装置1が正確に判別しているか否かを確認することができる。そして、所望の品位と異なった品位に判別された玄米が確認された場合は、その玄米の品位をユーザーが容易に変更することが可能である。
前記変更方法について図5のフロー図を用いて説明する。ここで、図4は、番号5の玄米が、所望する品位は着色粒であるのに整粒と判別されていた場合を示している。ユーザーは、品位変更入力部41となる入力部18を使用して番号5の玄米の粒画像をクリック又はタッチするなどして選択し、制御部4aの測定品位情報変更部44に変更する玄米(粒状物)を認識させる(ステップS51)。次に、図6に示すような品位選択画面31をディスプレイ16上に重ねて表示させ、この品位選択画面31から変更すべき品位を選択する(ステップS52)。なお、入力部18から直接品位を入力するようにしてもよい。図6では、品位選択画面31の四角枠にチェックを入れて、そして、着色粒を選択している。該選択後、図6の再設定ボタン35をクリックすれば、測定品位情報変更部44によって番号5の玄米が着色粒として登録されるとともに、番号5の玄米の品位の表示が「着色粒」と表示されて、品位の変更が終了する。なお、粒画像と品位はどちらを先に選択するようにしてもよい。
さらに、品位判別に熟練していないユーザーであっても、各玄米の品位が所望するものに判別されているか否かを確認可能とするために、各品位の見本となる基準画像を、検査対象の玄米の一覧表と同時にディスプレイ上に表示してもよい。図7は、前記基準画像32の例として、整粒、青未熟粒、砕粒、胴割粒、部分着色粒を示したものである。同図のように、各品位の基準画像と判別後の玄米の実際の粒画像とを目視により比較することで、前記ユーザーであっても、容易に判別結果を確認することができる。前記基準画像は、ユーザーが独自に準備してもよいし、農林水産省のホームページに記載されている「検査用語の解説」及び「被害粒、死米、着色粒、未熟粒の解説」で使用されている各品位の粒画像を参考にして作成してもよい。
ところで、上記の変更方法では、品位の判別結果を変更することはできるが、設定品位情報(品位判別基準)そのものは変更していないので、外食・中食業者が所望する品位に変更を行った玄米を再度、粒状物外観品位判別装置1で検査すると、その玄米は農産物検査法に基づく品位等検査の基準で判別をされることになる。このため、品位判別に熟練した外食・中食業者等が、独自の設定品位情報で判別を行いたい場合、設定品位情報を変更(補正)してしまうことが望ましい。そこで本願発明では、設定品位情報自体を図1の品位情報作成部46で変更する設定品位情報作成工程(図3のステップS6)を設けている。
図3の前記設定品位情報作成工程について、図8により詳細に説明する。
(1)品位の選択(ステップS61):
設定品位情報を変更(作成)したい品位を選択する。例えば、図9に示すような選択画面34を品位入力部42として、品位を選択するようにする。また、入力部18から品位を入力するようにしてもよいし、前記品位入力部42を制御部4aと同一の基板上に設ける構成としてもよい。
(2)玄米の選択(ステップS62):
粒状物外観品位判別装置1の判別結果を表示した画面(一覧表33)を粒選択部43として、ステップS61で選択した品位に該当する玄米の粒画像をタッチするなどして選択する。また、入力部18を使用して前記粒画像を選択するようにしてもよい。その場合、入力部18が粒選択部43となる。さらに、前記粒選択部43を制御部4aと同一の基板上に設ける構成としてもよい。図9では、ステップS61で「着色粒」を選択し、着色粒の粒画像を選択した状態を示している。玄米の粒画像を選択する際に、粒状物外観品位判別装置1の判別結果に関係なく、ユーザーが着色粒に判別すべきと判断する玄米の粒画像をできるだけ多く選択することが好ましい。その様に選択することで、該ユーザーの基準に適した設定品位情報が作成できる。
(3)作成(ステップS63):
前記ステップS62で選択した玄米の粒画像に対応する各玄米の前記測定品位情報のみを使用して設定品位情報を設定品位情報変更部45の品位情報作成部46で作成する。その際、基準作成時のサンプル数が増えるため前記粒画像は多い方がよい。作成には、特開2000−304702に記載されているような一般的な方法を用いることができる。例えば、設定品位情報として品位関係式(検量線)を作成する場合には、玄米の面積、円形度、長さ、幅等の前記測定品位情報(光学情報)を説明変数とし、玄米の品位(整粒、着色粒、砕粒、胴割粒、着色粒等)を目的変数として、重回帰分析などの線形解析やニューラルネットワークなどの非線形解析によって、品位関係式を作成する。なお、前記測定品位情報は一例であり、その他の光学的に求めた情報を利用することができる。また、線形解析や非線形解析については、公知の解析法が利用できる。また、品位関係式を作成する際にしきい値を求めるようにしてもよいし、しきい値だけを求めるようにしてもよい。
(4)設定(ステップS64):
前記ステップS63で作成した設定品位情報を新たな設定品位情報として設定品位情報変更部45で設定し、RAM4eに保存することで設定品位情報作成工程は終了する。粒状物外観品位判別装置1での今後の検査は、新たに作成した設定品位情報で玄米の品位判別が行われる。この設定品位情報は、説明変数となる玄米の粒画像と目的変数となる品位とをユーザーが自ら選択しているので、同ユーザーの判別基準に適合した設定品位情報となる。
ところで、本願の設定品位情報とは、前記測定品位情報に基づいて穀類等の粒状物の品位を判別するためのものであり、「しきい値」「検量線」「品位関係式」といわれているものである。
本発明は、上記実施の形態に限るものでなく、発明の範囲を逸脱しない限りにおいてその構成を適宜変更できることはいうまでもない。
本発明の粒状物外観品位判別装置の判別方法は、穀類等の粒状物に限定されることはなく、樹脂製のペレット等の粒状物やガラス片等の粉砕物その他のものの品位判別に利用することが可能である。
1 粒状物外観品位判別装置
2 コンピュータ
3 スキャナ
4 画像読取面
5 スキャナ本体
6 カバー
7 玄米
15 プリンタ
16 ディスプレイ
18 入力部
21 底面
22 基準板
25 外枠

Claims (4)

  1. 粒状物を撮像し撮像データを取得する撮像部と、
    前記撮像データに基づいて光学情報となる測定品位情報を粒単位で求めて粒画像を作成する一方、前記測定品位情報と品位を判別するためのあらかじめ定めたしきい値又は検量線となる設定品位情報によって前記各粒状物の品位を判別する制御部と、
    該制御部で判別した判別品位及び粒画像を表示する表示部と、
    を備えた粒状物外観品位判別装置において、
    前記制御部には、前記表示部で表示された任意の粒画像及び判別品位に基づき、ユーザーが前記設定品位情報を変更することができる設定品位情報変更部を設けたことを特徴とする粒状物外観品位判別装置。
  2. 前記制御部には、前記表示部に表示された任意の粒画像に対応する判別品位を任意に変更して前記表示部に表示するための測定品位情報変更部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の粒状物外観品位判別装置。
  3. 前記設定品位情報変更部は、ユーザーによって粒状物の任意の品位を入力可能な品位入力部と、前記表示部に表示された粒画像からユーザーが任意の数の粒画像を選択可能な粒選択部とを備え、さらに、ユーザーによって前記品位入力部に品位が入力され、かつ、前記粒選択部で粒画像が選択されると、当該選択された粒画像の測定品位情報に基づいて前記入力された設定品位情報を変更して変更後の設定品位情報を新たな設定品位情報とする品位情報作成部を備えてなる請求項1又は請求項2に記載の粒状物外観品位判別装置。
  4. 前記制御部は、前記表示部に判別品位及び粒画像を表示する際に、各品位の見本となる粒状物の基準画像を表示してなる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の粒状物外観品位判別装置。
JP2016030613A 2016-02-22 2016-02-22 粒状物外観品位判別装置 Active JP6761201B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016030613A JP6761201B2 (ja) 2016-02-22 2016-02-22 粒状物外観品位判別装置
PCT/JP2017/004997 WO2017145824A1 (ja) 2016-02-22 2017-02-10 粒状物外観品位判別装置
CN201780012787.5A CN108885178B (zh) 2016-02-22 2017-02-10 粒状物外观品相判别装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016030613A JP6761201B2 (ja) 2016-02-22 2016-02-22 粒状物外観品位判別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017150823A true JP2017150823A (ja) 2017-08-31
JP6761201B2 JP6761201B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=59741891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016030613A Active JP6761201B2 (ja) 2016-02-22 2016-02-22 粒状物外観品位判別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6761201B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021153235A1 (ja) * 2020-01-29 2021-08-05 株式会社サタケ 穀粒判別器

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11344450A (ja) * 1998-06-03 1999-12-14 Hitachi Ltd 教示用データ作成方法並びに欠陥分類方法およびその装置
JP2004361333A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Yamamoto Co Ltd 粒状被検査物状態判別装置
JP2007285880A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Omron Corp 基板検査における見本画像の登録方法および見本画像作成装置
JP2008032525A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Omron Corp 基板外観検査用の検査基準データの設定方法およびこの方法を用いた基板外観検査装置
US20090258684A1 (en) * 2004-07-28 2009-10-15 Cnh America Llc Apparatus and method for analysing the composition of crop in a crop-conveying machine
JP2010139406A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Ricoh Co Ltd 外観検査装置
JP2011089976A (ja) * 2009-09-28 2011-05-06 Hitachi High-Technologies Corp 欠陥検査装置および欠陥検査方法
JP2015001441A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 米粒の白濁部位等の詳細判別システム、詳細判別プログラム及び記憶媒体

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11344450A (ja) * 1998-06-03 1999-12-14 Hitachi Ltd 教示用データ作成方法並びに欠陥分類方法およびその装置
JP2004361333A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Yamamoto Co Ltd 粒状被検査物状態判別装置
US20090258684A1 (en) * 2004-07-28 2009-10-15 Cnh America Llc Apparatus and method for analysing the composition of crop in a crop-conveying machine
JP2007285880A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Omron Corp 基板検査における見本画像の登録方法および見本画像作成装置
JP2008032525A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Omron Corp 基板外観検査用の検査基準データの設定方法およびこの方法を用いた基板外観検査装置
JP2010139406A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Ricoh Co Ltd 外観検査装置
JP2011089976A (ja) * 2009-09-28 2011-05-06 Hitachi High-Technologies Corp 欠陥検査装置および欠陥検査方法
JP2015001441A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 米粒の白濁部位等の詳細判別システム、詳細判別プログラム及び記憶媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021153235A1 (ja) * 2020-01-29 2021-08-05 株式会社サタケ 穀粒判別器
JP2021117201A (ja) * 2020-01-29 2021-08-10 株式会社サタケ 穀粒判別器
JP7404895B2 (ja) 2020-01-29 2023-12-26 株式会社サタケ 穀粒判別器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6761201B2 (ja) 2020-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ElMasry et al. Recent applications of multispectral imaging in seed phenotyping and quality monitoring—An overview
US11054370B2 (en) Scanning devices for ascertaining attributes of tangible objects
Cao et al. Identification of species and geographical strains of Sitophilus oryzae and Sitophilus zeamais using the visible/near‐infrared hyperspectral imaging technique
Jinorose et al. Development of a computer vision system and novel evaluation criteria to characterize color and appearance of rice
Nitka et al. Design of an automated rice grain sorting system using a vision system
Iqbal et al. Assessment of a mobile phone for use as a spectroscopic analytical tool for foods and beverages
Aznan et al. Computer vision and machine learning analysis of commercial rice grains: A potential digital approach for consumer perception studies
Çakmak et al. Quality evaluation of chickpeas using an artificial neural network integrated computer vision system
Mendoza et al. Automated prediction of sensory scores for color and appearance in canned black beans (Phaseolus vulgaris L.) using machine vision
Sharma et al. Image processing techniques to estimate weight and morphological parameters for selected wheat refractions
JP6024949B2 (ja) 穀粒外観測定装置
US20220390386A1 (en) Portable scanning device for ascertaining attributes of sample materials
Sarkar et al. Supervised learning aided multiple feature analysis for freshness class detection of Indian gooseberry (Phyllanthus emblica)
Matsunaga et al. Direct quantitative evaluation of disease symptoms on living plant leaves growing under natural light
JP6761201B2 (ja) 粒状物外観品位判別装置
JP6805506B2 (ja) 粒状物外観品位判別装置
JP2015001441A (ja) 米粒の白濁部位等の詳細判別システム、詳細判別プログラム及び記憶媒体
Clohessy et al. A Low‐Cost Automated System for High‐Throughput Phenotyping of Single Oat Seeds
Udayanga et al. Dual mode multispectral imaging system for food and agricultural product quality estimation
WO2017145824A1 (ja) 粒状物外観品位判別装置
Doerflinger et al. Objective assessment of dried sultana grape quality using digital image analysis
JP2018004404A (ja) 穀粒外観測定装置
Bharati Multivariate image analysis and regression for industrial process monitoring and product quality control
JP2021099285A (ja) 色ムラ検査装置および色ムラ検査方法
Gómez et al. Electronic Eye for Identification of Tequila Samples

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170201

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191129

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6761201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250