JP2017150048A5 - - Google Patents
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Description
第3の発明の積層造形装置は、前記第1または2の発明において、前記切削装置は、第1の方向に向かって、異常焼結部が生じた焼結層上の前記第1の方向に対して直交する第2の往復移動することを繰り返しながら、少なくとも異常焼結部が生じた焼結層の全水平投影領域に渡って切削を実行し、前記ガス噴出領域は、前記切削装置を基点として、前記第1の方向における切削開始側に配置されていることを特徴とするものである。
図2に示すように、ガイド機構3Cは、一対の軸受41と、各軸受41R,41Lがそれぞれ受ける一対の軸材42であるガイドレール42R,42Lとからなる。ガイドレール42Rには、ヒュームを吸引する吸引パイプ(不図示)が設けられている。ガイドレール42Lには、不活性ガスを供給する供給パイプ(不図示)が設けられている。
図4、図5に示すように、粉末層37の形成中、左方向に走行するブレード3Aが焼結層36に生じた異常焼結部36Aに衝突すると、ブレード3Aを駆動させるブレードサーボモータ(不図示)への電流の供給が停止される。これにより、ブレード3Aが停止状態となり異常焼結部36Aに対して弾性的に反発し、これまでの進行方向とは反対方向である右方向に空走する。そして、所定時間経過後、ブレードサーボモータ(不図示)への電流の供給を再開させ、図11、図12に示すように、粉末層形成開始位置までブレード3Aを退避させる。なお、上述したように、ブレード3Aは、新たな粉末層を形成する度に、左右方向どちらかに移動しながら粉末層を平坦化する。より具体的には、粉末層37を平坦化する際は、造形領域の右側から左側へと移動し、その上に形成される粉末層を平坦化する際は、造形領域の左側から右側へと移動する。
さらに、切削中、ガス噴射装置10から焼結層36の上面に向けてガスを継続的に噴射させる(図8、図9の一点鎖線で示すガス噴射領域R2)。これにより、切削工具9によって、その移動経路上に生じた異常焼結部36Aを切削しつつ、その右側では、それよりも前に切削されて焼結層36の上面に散乱する切削粉36A1に対してガスを吹き付ける。すなわち、ガス噴射装置10は、切削工具9によって切削された直後の切削粉36A1ではなく、既に焼結層36の上面に静止した状態の切削粉36A1に対してガスを吹き付けていく。これにより、切削工具9の移動開始側である右端から順に、焼結層36の上面に散乱する切削粉36A1、および、粉末層37の形成時に焼結層36の上面に途中まで敷かれた材料粉末をブレード3Aの移動経路の外側に加工ヘッド7Cの進行方向に沿って掃き出していくようにして吹き飛ばしていく。
本実施形態では、ガス噴射装置10から焼結層36の上面へ向けて吹き出されるガスによって形成されるガス噴出領域R2と、切削粉36A1が勢いよく飛散する切削粉飛散領域R1とは、可能な限り重複しない。従って、ガス噴射装置10から噴射されるガスは、切削の勢いによって弾き飛ばされる切削粉36A1に対して吹きつけられるのではなく、主に焼結層36の上面に静止した状態の切削粉36A1に対して吹きつけられる。これにより、焼結層35の上面に散乱する切削粉36A1をブレード3Aの移動経路上から吹き飛ばすことができる。また、ガス噴射装置10は、焼結層36上に散乱した切削粉36A1に対して、後追いでガスを吹き付ける。従って、ガス噴射装置10から噴射されるガスは、既に切削が行われた場所に散乱する切削粉36A1に対して吹き付けられる。これにより、焼結層36の右端から左端に向かって、切削工具9の移動経路に沿ってブレード3Aの移動経路上から切削粉36A1を除去していくことができる。以上により、改めて粉末層37を形成する際、焼結層36の上側を移動するブレード3Aに切削粉36A1が咬み込むことを防止し、ブレード3Aの損傷を防止できる。
また、切削工具9により異常焼結部36Aの切削を行うとともに、ガス噴射装置10により焼結層36の上面に向けてガスを吹き付ける。従って、切削工具9による異常焼結部36Aの切削とガス噴射装置10による切削粉36A1の除去とを同時に行うことにより、異常焼結部36Aの切削を行った後に切削粉36A1の除去作業を行う場合と比較して、積層造形物の造形に要する時間を短縮することができる。
1 積層造形装置
3A ブレード
7 切削装置
9 切削工具
10 ガス噴射装置
10B ノズル
10B1 ノズル穴
12 不活性ガス供給装置
13 電磁弁
14 レギュレータ
15 スピードコントローラ
36 焼結層
36A 異常焼結部
36A1 切削粉
R1 切削粉飛散領域
R2 ガス噴出領域
3A ブレード
7 切削装置
9 切削工具
10 ガス噴射装置
10B ノズル
10B1 ノズル穴
12 不活性ガス供給装置
13 電磁弁
14 レギュレータ
15 スピードコントローラ
36 焼結層
36A 異常焼結部
36A1 切削粉
R1 切削粉飛散領域
R2 ガス噴出領域
Claims (1)
- 前記切削装置は、第1の方向に向かって、異常焼結部が生じた焼結層上の前記第1の方向に対して直交する第2の往復移動することを繰り返しながら、
少なくとも異常焼結部が生じた焼結層の全水平投影領域に渡って切削を実行し、
前記ガス噴出領域は、前記切削装置を基点として、前記第1の方向における切削開始側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の積層造形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016035387A JP6704640B2 (ja) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | 積層造形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016035387A JP6704640B2 (ja) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | 積層造形装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017150048A JP2017150048A (ja) | 2017-08-31 |
JP2017150048A5 true JP2017150048A5 (ja) | 2019-03-22 |
JP6704640B2 JP6704640B2 (ja) | 2020-06-03 |
Family
ID=59741568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016035387A Active JP6704640B2 (ja) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | 積層造形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6704640B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JP5456379B2 (ja) * | 2009-06-05 | 2014-03-26 | パナソニック株式会社 | 三次元形状造形物の製造方法 |
-
2016
- 2016-02-26 JP JP2016035387A patent/JP6704640B2/ja active Active
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