JP2017149470A - 紙箱、梱包体、紙組立体、及び収納体 - Google Patents

紙箱、梱包体、紙組立体、及び収納体 Download PDF

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Abstract

【課題】商品の陳列に用いることが可能であり、携帯性に優れる紙組立体を提供すること。【解決手段】筒体19A,19Bと下端部を閉鎖する蓋とから構成される収納部13をそれぞれ有する箱体10A,10Bと、裏板14A,14Bを上から挟んで上方に突出するように折り曲げられており、両下端部が収納部13内にそれぞれ挿入される内装材50と、を備える紙組立体200が提供される。筒体19A,19Bは、側板16,18の下端に連設するフラップを備える。蓋は、表板12A(12B)又は裏板14A(14B)の一方の下端に連設し、筒体の下端部を閉鎖する蓋本体部を備える。内装材50は、上方に突出するように折り曲げられてなる折り曲げ部を含む取手部54と、裏板14A,14Bから表板12A,12Bに向かって突出するように設けられる差し込み部を備える。そして、差し込み部がフラップと蓋本体部との間に挟持されている。【選択図】図13

Description

本発明は、紙箱、梱包体、紙組立体、及び収納体に関する。
商品を収容する容器として紙箱が用いられている。このような紙箱の内部には、商品を所定位置に配置するために、商品の大きさ及び形状に応じて、内部空間を仕切る仕切壁が設けられている。仕切壁を設けることによって、紙箱内部での商品の移動が抑制される。特許文献1では、仕切壁を、1枚のシートを折り畳んで起立させて仕切壁を形成することが提案されている。これによって、資源の再利用率の向上が図られている。
特開2002−347751号公報
紙製の容器は、他の材料に比べて軽量であることから携帯性に優れる。このため、商品を梱包する梱包体として有用である。このような梱包体は、そのまま持ち運ばれて、商品の陳列にも用いられることがある。このため、持ち運びが容易で、商品の陳列が可能な紙製の容器が求められている。
そこで、本発明は、一つの側面において、商品の陳列に用いることが可能であり、携帯性に優れる紙組立体及び収納体を提供することを目的とする。また、別の側面において、上述の紙組立体及び収納体を容易に作製することが可能な紙箱及び梱包体を提供することを目的とする。
本発明は、一つの側面において、筒体と該筒体の両端部を開閉可能に設けられる蓋とを備える箱本体部と、該箱本体部に収容されて収納部を形成する内装材と、を備える紙箱を提供する。上記筒体は、周方向に沿って中央部に2条のミシン目で形成される帯状のジッパー部が延在する表板と、表板に対向して配置され、表板のジッパー部に向かって突出するように折り曲げ可能に形成される裏板と、表板及び裏板の両側部に連設し、表板から連続してジッパー部が延在する一対の側板と、一対の側板の両端に連設するフラップと、を備える。
上記蓋は、表板及び裏板の一方の両端に連設し、筒体の両端部を閉鎖する蓋本体部と、蓋本体部に連設し、表板及び裏板の他方と内装材との間に挿入される鍔部と、を備える。上記内装材は、裏板と重なり合うように配置される支持部と、支持部の中央部に、裏板から表板に向かって突出し、ジッパー部を切り取った時に外部に露出するように設けられる取手部と、支持部の両端にそれぞれ連設され、裏板から表板に向かって突出するように設けられる差し込み部と、を備える。そして、差し込み部はフラップと蓋本体部との間に挟持されている。
上記紙箱は、箱本体部と、該箱本体部に収容されて収納部を形成する内装材と、を備える。このように収納部を形成する内装材を備えることから、商品を収納部に収納したまま持ち運んでも、商品の配列が乱れることを抑制できる。そして、箱本体部の表板はジッパー部を備え、裏板はジッパー部に向かって突出するように折り曲げ可能に形成されている。このため、ジッパー部を切り取って裏板を折り曲げることによって、紙組立体を容易に形成することができる。内装材の差し込み部が、箱本体部のフラップと蓋本体部との間に挟持されていることから、紙本体部に対する内装材の相対的な移動が規制されている。このため、商品を陳列するための紙組立体又は収納体としたときに、内装材の取手部を手で掴んで持ち運んでも、内装材と箱本体部とが分離することを抑制することができる。したがって、上述の紙箱から、商品の陳列が可能であり、携帯性に優れる紙組立体を容易に作製することができる。
蓋本体部は裏板の両端に連設し、鍔部は表板と内装材との間に挿入されることが好ましい。これによって、蓋の閉鎖性を十分に高めるとともに、紙組立体の作製を容易にすることができる。
内装材は、取手部の長手方向に直交するように延在し、裏板から表板に向かって突出して、収納部を複数に区画する突出部を備えることが好ましい。これによって、商品(被梱包物)を梱包して持ち運んだ場合に、商品の配列が乱れることを一層抑制することができる。また、紙箱を、商品を陳列するための紙組立体又は収納体としたときに、商品の傾き又は倒れ込みが抑制され、商品の取り出しを容易にすることができる。また、商品を十分に整然と陳列することができる。
取手部は、山折りで形成されており、折線を介して対向するように係止手段と被係止手段とを有することが好ましい。これによって、取手部の形状が安定して、紙組立体としたときの携帯性を一層優れたものとすることができる。
内装材及び箱本体部の少なくとも一方は、一枚の台紙で形成されていることが好ましい。これによって、製造コストを十分に低減することができる。上記裏板は、ジッパー部に向かって突出するように折り曲げられて背合わせ状にしたときの形状を保持する保持手段を有することが好ましい。これによって、紙組立体又は収納体としたときの形状を一層安定させることができる。
本発明は、別の側面において、上述の紙箱と、上記収納部に収納されている被梱包物と、を備える梱包体を提供する。この梱包体は、上述の紙箱を備えることから、携帯性に優れる収納体を容易に形成することができる。また、このような収納体によれば、被梱包物である商品を容易に陳列することできる。
本発明は、さらに別の側面において、裏板の一方面同士が対向するように連結される一対の筒体と、一対の筒体のそれぞれの下端部を閉鎖する蓋と、から構成される収納部をそれぞれ有する一対の箱体と、一対の裏板を上から挟んで上方に突出するように折り曲げられており、両下端部が一対の箱体の収納部内にそれぞれ挿入される内装材と、を備える紙組立体を提供する。上記筒体は、裏板と、裏板と対向するように配置される表板と、裏板及び表板の両側部に連設する一対の側板と、一対の側板の下端に連設するフラップと、を備える。
蓋は、表板及び裏板の一方の下端に連設し、筒体の下端部を閉鎖する蓋本体部と、蓋本体部の先端に連設し、表板及び裏板の他方と内装材との間に挿入される鍔部と、を備える。上記内装材は、上方に突出するように折り曲げられてなる折り曲げ部を含む取手部と、取手部の下端に連設し、裏板と重なり合うように配置される支持部と、支持部の下端に連設し、裏板から表板に向かって突出するように設けられる差し込み部と、を備える。そして、差し込み部が、フラップと蓋本体部との間に挟持されている。
上記紙組立体は、収納部をそれぞれ有する一対の箱体と、該箱体の裏面を挟んで上方に突出するように折り曲げられてなり、下端部が箱体の収納部内に挿入される内装材とを備える。この紙組立体は、収納部を有することから、商品を収納して陳列することが可能である。また、内装材は、上端に折り曲げ部を含む取手部を有する。そして、内装材の差し込み部が、箱体のフラップと蓋本体部との間に挟持されていることから、箱体に対する内装材の相対的な移動が規制されている。したがって、内装材の取手部を手で掴んで持ち運んでも、内装材と箱体とが分離することを抑制することができる。このように紙組立体は携帯性に優れる。
幾つかの実施形態では、蓋本体部は裏板の下端に連設し、鍔部は、表板と内装材との間に挿入されることが好ましい。これによって、蓋の閉鎖性を十分に高めるとともに、紙組立体の作製を容易にすることができる。
別の幾つかの実施形態では、蓋本体部は、表板の下端に連設し、一対の筒体の一方における蓋の鍔部は、一対の筒体の他方における裏板と、当該他方における蓋の鍔部との間に挿入されることが好ましい。このような紙組立体では、筒体の一方における表板の下端に連設する蓋によって、一対の箱体同士が底部において連結されることとなる。このため、一対の箱体同士の相対的な移動を抑制することができる。したがって、紙組立体の形状安定性を十分に向上することができる。
内装材は、裏板から表板に向かって突出する突出部を有し、突出部は、収納部内において上下方向に延在して収納部を複数に区画することが好ましい。これによって、商品(被収納物)を収納して持ち運んだ場合に、商品の配列が乱れることを一層抑制することができる。また、商品の傾き又は倒れ込みが抑制されるので、商品の取り出しを容易にすることができる。さらに、商品を十分に整然と陳列することができる。
上記一対の筒体の一方面同士の位置関係を保持する保持手段を有することが好ましい。これによって、紙組立体を構成する一対の筒体同士の相対的な移動を抑制することができる。このため、紙組立体の形状安定性を十分に向上することができる。
取手部は、折り曲げ部の折線を介して対向するように係止手段と被係止手段とを有することが好ましい。これによって、取手部の形状が安定し、携帯性を一層優れたものとすることができる。
本発明は、さらに別の側面において、上述の紙組立体と、上記収納部に収納されている被収納物と、を備える収納体を提供する。この収納体は、上述の紙組立体を備えることから、携帯性に優れる。また、このような収納体によれば、被収納物である商品を陳列することできる。
一つの側面において、商品の陳列に用いることが可能であり、携帯性に優れる紙組立体及び収納体を提供することができる。また、別の側面において、上述の紙組立体及び収納体を容易に作製することが可能な紙箱及び梱包体を提供することができる。
図1は、一実施形態に係る紙箱の斜視図である。 図2は、図1の紙箱を別の方向からみたときの斜視図である。 図3は、図1の紙箱における箱本体部の一部を切り欠いて示す図である。 図4は、箱本体部に収容される内装材の斜視図である。 図5は、箱本体部に内装材の一部が挿入されたときの状態を示す図である。 図6は、箱本体部の蓋を閉鎖する前の紙箱の側部を示す一部拡大図である。 図7は、図1の紙箱の蓋を閉じる際の手順を説明するための図である。 図8は、箱本体部のジッパー部を切り取ったときの紙箱の外観を示す図である。 図9は、内装材の展開図である。 図10は、箱本体部の展開図である。 図11は、別の実施形態に係る紙箱の箱本体部に内装材の一部が挿入されたときの状態を示す図である。 図12は、一実施形態に係る梱包体における紙箱の一部を切り欠いて示す図である。 図13は、一実施形態に係る紙組立体の斜視図である。 図14は、一実施形態に係る紙組立体の正面図である。 図15は、一実施形態に係る紙組立体の背面図である。 図16は、一実施形態に係る紙組立体の左側面図である。 図17は、一実施形態に係る紙組立体の右側面図である。 図18は、一実施形態に係る紙組立体の平面図である。 図19は、一実施形態に係る紙組立体の底面図である。 図20は、一実施形態に係る紙組立体の下部の拡大断面図である。 図21は、別の実施形態に係る紙組立体の平面図である。 図22は、別の実施形態に係る紙組立体の下部の拡大断面図である。 図23は、さらに別の実施形態に係る紙組立体の下部の拡大断面図である。 図24は、一実施形態に係る収納体の図である。 図25は、別の実施形態に係る紙箱の変形例を示す斜視図である。
以下、場合により図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。ただし、以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用い、場合により重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、各要素の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る紙箱を表板側からみたときの斜視図である。図2は、図1の紙箱を裏板側からみたときの斜視図である。紙箱100は、略四角柱状の外形を有する紙製の容器である。紙箱100は、その外形を構成する箱本体部10を備える。箱本体部10は、筒体19と筒体19の両端を開閉可能に設けられる蓋30とを備える。
図1及び図2に示すように、筒体19は、表板12と、表板12に対向して配置される裏板14と、表板12及び裏板14の両側部に連設する一対の側板16,18を備える。表板12は、筒体19の周方向に沿ってその中央部に延在する、2条のミシン目で形成される帯状のジッパー部22を有する。ジッパー部22は、表板12と側板16,18に連続して延在する。ジッパー部22は、箱本体部10から切り取ることが可能なように、複数の貫通孔で構成される。
表板12と、裏板14と、側板16,18は、略四角柱状の筒体19を形成している。この筒体19は、表板12、裏板14、側板16、側板18、及びのりしろ部となる部分を設けた一枚の台紙を折り曲げて、当該のりしろ部を、表板12、裏板14、側板16、及び側板18のいずれかの板に貼り合わせて形成されてもよい。
図2に示すように、裏板14は、ジッパー部22を形成するミシン目と平行に延在する折線24を有する。紙箱100を平面視したときに、折線24は、ジッパー部22を形成する2本のミシン目の中間位置に形成されている。裏板14には折線24が形成されていることから、裏板14を、ジッパー部22に向かって突出するように円滑に折り曲げることができる。
箱本体部10は、裏板14の両端に連設し、筒体19の両端を開閉可能に設けられる蓋30を備える。この蓋30を開放することによって、筒体19の端部から後述する内装材を出し入れできる。箱本体部10は、一枚の台紙で形成されていてもよい。これによって、製造コストを低減することができる。
図3は、紙箱100における箱本体部10の一部を切り欠いて示す図である。すなわち、図3は、箱本体部10の内部に内装材50が収容されていることを示している。このように、紙箱100は、箱本体部10と、該箱本体部10に収容されて複数の収納部13を形成する内装材50と、を備える。内装材50は、箱本体部10における蓋30を開放して箱本体部10の内部に挿入される。
図4は、内装材50の斜視図である。内装材50は、裏板14と重なり合う支持部52を有する。内装材50は、支持部52の両端にそれぞれ連設され、箱本体部10に収容されたときに、筒体19の両端において、裏板14から表板12に向かって突出するように設けられる差し込み部57を有する。差し込み部57は、例えば、台紙の両端を上方に折り曲げて形成することができる。
内装材50の中央部には、支持部52を縦断するように、裏板14から表板12に向かって突出し、ジッパー部22を切り取った時に外部に露出する取手部54が設けられる。取手部54は、筒体19の軸方向に延在する一対の折線54bを谷折りにし、その間に延在する折線54a山折りにすることで形成される。すなわち、取手部54は、一枚の台紙を用いて折り上げて形成することができる。
差し込み部57及び取手部54は、内装材50の横方向(幅方向)の中央部において、突出部58で分断されている。突出部58は、取手部54と同様に、上方に突出する形状を有しており、取手部54の長手方向に直交して延在する一対の折線58bを谷折りにし、その間に延在する折線58aを山折りにして形成されている。突出部58は、一端側の差し込み部57から他端側の差し込み部57に向かって内装材50の中央部を横断するように形成される。突出部58は、図4に示すように一つであってもよいし、互いに平行に延在するように2つ以上形成されていてもよい。また、突出部58はなくてもよい。
取手部54は、山折りを形成する折線54aを介して対向するように係止手段である舌片62と被係止手段であるスリット66とを有する。舌片62をスリット66に係止することによって、取手部54を構成するための折り形状が安定して支持される。舌片62とスリット66は、山折りを形成する折線54aと谷折りを形成する折線54bとの間又は折線54b上に形成されている。図4では、取手部54のみが、舌片62をスリット66に係止して支持されているが、突出部58も、取手部54と同様に、舌片をスリットに係止して、折り形状が支持されるようにしてもよい。
図5は、箱本体部10に内装材50の一部が挿入されたときの状態を示す図である。筒体19は、側板16,18の一端にフラップ42が連設されている。図5に図示されていないが、筒体19は、側板16,18の他端にもフラップ42が連設されている。すなわち、筒体19は、合計で4つのフラップ42を有する。フラップ42は、折線10g,10hを介して側板16,18に連設され、側板16,18の端部を中心軸として旋回可能に構成される。
内装材50は、筒体19の蓋30を開放するとともに、フラップ42を外側に拡げた状態で、筒体19内に挿入される。内装材50は、筒体19の側板16,18と、突出部58の長手方向が平行であり、且つ、筒体19の側板16,18と、取手部54の長手方向が直交するように、箱本体部10内に収容される。筒体19の内側の幅と、内装材50の支持部52の幅とを一致させることによって、突出部58に舌片及びこれを係止するスリットを設けなくても、箱本体部10に収容されたときに突出部58の形状を安定的に維持することができる。なお、突出部58にも、山折りを形成する折線58aを介して対向するように舌片及びこれを係止するスリットを設けてもよい。
図6は、箱本体部10の蓋30を閉鎖する前の紙箱100の側部を示す一部拡大図である。なお、図6には、紙箱100の一方の側部しか示されていないが、紙箱100の他方の側部も同様の構成を有する。図6では、筒体19の中に、内装材50が挿入されている。図6には、裏板14の一端側に連設されている蓋30が示されている。図6には示されていないが、裏板14の他端側にも蓋30が連設されている。すなわち、フラップ42が連設する側板16,18とは異なる板である裏板14の両端に、折線を介して蓋30がそれぞれ連設されている。ここでフラップ42が連設する側板16,18と、蓋30が連設する裏板14は、互いに直交する位置関係にある。
蓋30は、筒体19の両端を閉鎖可能に設けられる蓋本体部34と、蓋本体部34の先端側に谷折りを形成する34aを介して連設する鍔部32とを有する。鍔部32を、フラップ42が連設する側板16,18及び蓋本体部34が連設する裏板14とは異なる板である表板12と内装材50との間に挿入することによって、筒体19の両端が閉鎖される。蓋30で筒体19の両端を閉鎖する際、図6に示すように、筒体19の外側から内側に向かって、蓋本体部34、差し込み部57及びフラップ42がこの順で並ぶように配置する。図6に示す箱本体部10の側部とは逆側の側部においても、蓋30を開放して、筒体19の外側から内側に向かって、蓋本体部34、差し込み部57及びフラップ42がこの順で並ぶように配置する。
図7は、箱本体部10の蓋30を閉じる際の手順を説明するための図である。図6に示すように、筒体19の外側から内側に向かって、蓋本体部34、差し込み部57及びフラップ42がこの順で並ぶように配置した後、差し込み部57を筒体19の端部に向かって押し付けながら、蓋30の鍔部32を表板12と、筒体19の内部に挿入されている内装材50との間に挿入する。これによって、筒体19の端部が閉鎖され、差し込み部57が、フラップ42と蓋本体部34との間に挟持されることとなる。図7に示す箱本体部10の側部とは逆側の側部においても、開放した蓋30を、同様の手順で閉じる。これによって、筒体19の両端部が閉鎖されて、両端部において、差し込み部57が、フラップ42と蓋本体部34との間に挟持される。
内装材50の差し込み部57が、箱本体部10のフラップ42と蓋本体部34との間に挟持されることから、箱本体部10に対する内装材50の相対的な移動が規制される。このため、例えば、図8に示すように、ジッパー部22を開放して形成される開放部80に向かって(図8中の上方向)突出するように裏板14を折り曲げて紙組立体とした場合に、取手部54を把持して持ち運んでも、内装材50が箱本体部10から離脱することを十分に抑制することができる。したがって、紙箱100から得られる紙組立体は、携帯性に優れる。
図3に示すように、紙箱100は、箱本体部10に収容されて、収納部13を形成する内装材50を備える。この収納部13には、被梱包物を収納することができる。紙箱100に被梱包物を収納する梱包体とすれば、被梱包物を入れた収納体として持ち運ぶことができる。図8に示すように、ジッパー部22を切り取り、開放部80に向かって突出するように裏板14を折り曲げることによって、商品の陳列が可能であり、携帯性に優れる紙組立体及び収納体を容易に作製することができる。
図9は、内装材50の展開図である。図9に示すように、内装材50は、一枚の台紙50’で形成されていてもよい。互いに平行な3本の折線54b,54a,54bからなる第1折線群が、台紙50’の中央部を縦断するように延在している。折線54aは、2つの折線54bの中間に位置している。また、互いに平行な3本の折線58b,58a,58bからなる第2折線群が、台紙50’の中央部を横断するように延在している。第1折線群と第2折線群は、台紙50’の中心部において交差している。交差部94では台紙が打ち抜かれている。すなわち、第1折線群及び第2折線群は、交差部94において分断されている。また、台紙50’の両側部には、一対の折線58bの延長線で挟まれる領域よりも外側の領域に、折線57aを介して差し込み部57が形成されている。折線54b、折線58b及び折線57aで区画される4つの領域は、支持部52となる。
第1折線群における折線54bの一方と折線54aとの間には、係止手段となる舌片62が形成されている。また折線54bの他方と折線54aとの間、又は、折線54bの他方上には、被係止手段となるスリット66が形成されている。折線54aを山折りとし、一対の折線54bを谷折りとした状態で、舌片62をスリット66に差し込んで係止することによって、突起状の取手部54が形成される。また、折線58aを山折りとし、一対の折線58bを谷折りとすることによって、収納部13を複数に区画する突出部58が形成される。さらに、折線57aを谷折りとすることによって、下方から上方に突出する差し込み部57が形成される。このようにして、内装材50が形成される。
図10は、箱本体部10の展開図である。図10に示すように、箱本体部10は、一枚の台紙10’で形成されていてもよい。台紙10’には、裏板14、側板16、表板12、及び側板18となる部分がこの順に並んで連設されている。裏板14の中央部を横断するように折線24が形成されている。裏板14の両端には、折線10aを介して蓋30が連設されている。蓋30は、裏板14側から蓋本体部34と鍔部32とを有しており、蓋本体部34と鍔部32は折線10bで区画されている。鍔部32は、紙箱100の組み立て時に挿入し易くするため、先端に向かって細くなるようにテーパー状に形成されている。
裏板14と側板16との境界には、折線10dが延在している。側板16の両端には、折線10gを介してフラップ42が連設されている。側板16と表板12との境界には、折線10eが延在している。表板12と側板18との境界には折線10fが延在している。側板18の両端には、折線10hを介してフラップ42が連設されている。側板16、表板12及び側板18の中央部を横断するように、2条のミシン目で構成される帯状のジッパー部22が形成されている。台紙10’は、折線24を除く各折線において折り曲げられて箱本体部10が作製される。裏板14の側板16側とは反対側の側部にはのりしろ部72が設けられている。こののりしろ部72と側板18とを貼り合わせることによって、箱本体部10を形成することができる。
図9及び図10に示すような構造を有する一枚の台紙をそれぞれ用いて、内装材50及び箱本体部10を作製することができる。これによって、製造コストを低減することができる。ただし、内装材50及び箱本体部10は、一枚の台紙を用いて作製されたものに限定されず、複数の台紙を組み合わせて作成されたものであってもよい。台紙としては、例えば、紙器用板紙又は段ボール原紙等を用いることができる。ただし、台紙の種類もこれらに限定されるものではない。
本発明の紙箱は上述の実施形態に限定されるものではない。図11は、別の実施形態に係る紙箱110の箱本体部10Xに内装材50の一部が挿入されたときの状態を示す図である。紙箱110では、蓋本体部34Xが表板12の両端部に連設し、フラップ42が側板16,18の両端部に連設している。蓋本体部34Xの先端部に連設された鍔部32Xは、裏板14と内装材50との間に挿入されて、筒体19の両端部を閉鎖する。紙箱110のその他の構成は、紙箱100と同様とすることができる。紙箱110も、図8に示すようにジッパー部22を切り取り、開放部80に向かって突出するように裏板14を折り曲げることによって、商品の陳列が可能であり、携帯性に優れる紙組立体及び収納体を容易に作製することができる。
図12は、本発明の一実施形態に係る梱包体150における紙箱100の一部を切り欠いて示す図である。梱包体150は、紙箱100と紙箱100の収納部13に収納されている被梱包物70とを備える。梱包体150は、紙箱100を備えることから、携帯性に優れる収納体を容易に作製することができる。また、梱包体150は、被梱包物70を商品として陳列するのに適した収納体を容易に作製することができる。なお、紙箱100に代えて、紙箱110を用いてもよいことはいうまでもない。
図13は、本発明の一実施形態に係る紙組立体200の斜視図である。図14は、紙組立体200の正面図であり、図15は、紙組立体200の背面図である。図16は、紙組立体200の左側面図である。図17は、紙組立体200の右側面図である。紙組立体200は、図1の紙箱100から図8に示すように帯状のジッパー部22を切り取り、開放部80に向かって突出するように裏板14を折り曲げることによって得てもよい。紙組立体200は、一対の筒体19A,19Bと、一対の筒体19A,19Bの下端にそれぞれ設けられる一対の蓋30とで構成される収納部13をそれぞれ有する一対の箱体10A,10Bを備える。
図16、図17に示されるように、一対の筒体19A,19Bは、裏板14A,14Bの表面同士(筒体19A,19Bの一方面同士)が対向するように配置され、裏板14A,14Bの上端において連結されている。裏板14Aは、一枚の台紙を背合わせ状に山折りに折り曲げて形成されている。山折りを形成する折線24が筒体19A,19Bの連結部をなしている。折線24で2つに区画される2つの板のそれぞれが、一対の筒体19A,19Bにおける裏板14A,14Bをなしている。このように、裏板14A,14Bは、折線24を介して連設されている。裏板14A,14Bは、それぞれ、双方の位置関係を保持する保持手段を有していてもよい。保持手段としては、両面テープ又は接着剤であってもよいし、フックとこれを係止するスリットなど、被係止部と係止部をそれぞれ備えていてもよい。
図13,図16及び図17に示すように、紙組立体200は、上端において互いに連結されている2つの裏板14A,14Bを上から挟んで上方に突出するように山折りに折り曲げられている内装材50を備える。図13に示すように、内装材50の両下端部は、箱体10A,10Bの収納部13内に挿入されている。図13,図16及び図17に示すように、筒体19Aは、別の筒体19Bと連結される裏板14Aと、裏板14Aと対向するように配置される表板12Aと、裏板14A及び表板12Aの両側部に連設する一対の側板16A,18Aとを備える。筒体19Bも、筒体19Aと同様の構成を備える。
図14,図15に示すように、内装材50は、上端部に折り曲げ部の折線54aを含む取手部54と、取手部54の下端に連設し、裏板14と重なり合うように配置される支持部52とを備える。内装材50は、上下方向に延在し、裏板14A(14B)から表板12A(12B)に向かって突出して収納部13を区画する突出部58を有する。このような突出部58を備えることによって、紙組立体の収納部13に被収納物を収納して持ち運んだ場合でも、被収納物の配列の乱れを十分に抑制することができる。また、被収納物の幾つかが取り出された後であっても、収納部13内に残存する被収容物が倒れ込んでしまうことを抑制し、取り出しを容易にすることができる。
図15に示すように、取手部54は、折り曲げ部(山折り部)の折線54aを介して対向するように舌片62とこれを係止するスリット66とを備える。舌片62をスリット66に係止することによって取手部54の形状が支持されている。なお、舌片62とこれを係止するスリット66とを備えることは必須ではなく、別の被係止手段及び係止手段を有していてもよいし、被係止手段及び係止手段を有していなくてもよい。
図18は、紙組立体200の平面図である。図19は、紙組立体200の底面図である。図18に示すように、紙組立体200における一対の箱体10A,10Bには、それぞれ2つの収納部13が形成されている。収納部13の底部は、蓋30で閉鎖されている。蓋30は、図6に示すように、蓋本体部34とその先端に連設される鍔部32とを有しており、鍔部32は、表板12A,12Bと内装材50との間に挿入されている。内装材50における突出部58は、鍔部32を表板12A,12B側に付勢するように機能してもよい。紙組立体200の収納部13に被収納物を収納して持ち運ぶ際に、被収納物の重量によって蓋30が開放してしまうことを十分に抑制することができる。
図18に示すように、紙組立体200を平面視すると、側板16A,16B,18A,18Bの下端にフラップ42がそれぞれ連設しており、フラップ42は収納部13側に折られた状態で収納部13の底部に配置されている。フラップ42の下側には、内装材50の差し込み部57が配置され、さらにその下側には蓋本体部34が配置されている。内装材50の差し込み部57は、フラップ42と蓋本体部34との間に挟持されている。これによって、箱体10A,10Bに対する内装材50の相対的な移動が規制される。このため、取手部54を把持して紙組立体200を持ち運んでも、内装材50が箱体10A,10Bから離脱することを十分に抑制することができる。したがって、紙組立体200は携帯性に優れる。図19に示すように、蓋本体部34は箱体10A,10Bの底板をなしている。
紙組立体200において、蓋30及びフラップ42は、それぞれ裏板14A,14Bの下端部及び側板16A,16B,18A,18Bの下端部に連設されていたが、このような実施形態に限定されない。例えば、紙組立体200は、紙箱110を用いて作製してもよい。
図20は、紙組立体200の下部の拡大断面図である。すなわち、図14のXX−XX線に沿って切断して得られる断面の下部を拡大して示す断面図である。なお、図20では、説明の便宜上、各部材の厚みを大きくして示しているが、実際の厚みはこれよりも薄くてもよい。紙組立体200では、裏板14A,14Bが背合わせ状に重ね合わせられている。裏板14A,14Bの下端に連設される蓋本体部34は、紙組立体200の底板をなしている。内装材50の差し込み部57は、紙組立体200の底部において、蓋本体部34とフラップ42との間に挟持されている。蓋30の鍔部32は、表板12A,12Bと差し込み部57及びフラップ42との間に挟み込まれている。フラップ42のみならず、差し込み部57の先端が蓋30の鍔部32に当接しているため、蓋30が意図せず開放してしまうことが抑制される。
図21は、別の実施形態である紙組立体210を示す平面図である。紙組立体210は、例えば、図11に示す紙箱110を組み立てて得ることができる。紙組立体210では、紙組立体200と同様に、側板16A,16B,18A,18Bの下端部に連設されているフラップ42が、収納部13側に折り込まれている。そして、箱体10A,10Bの底板をなす蓋本体部34Xが、表板12A,12Bの下端部に連設されている。
図22は、紙組立体210の下部の拡大断面図である。すなわち、図20と同様の部分を示す断面図である。なお、図22では、説明の便宜上、各部材の厚みを大きくして示しているが、実際の厚みはこれよりも薄くてもよい。紙組立体210では、裏板14A,14Bが背合わせ状に重ね合わせられている。蓋本体部34Xの先端に連設する鍔部32Xは、裏板14A,14Bと内装材50との間に挿入されている。鍔部32Xは、内装材50の支持部52に接しており、裏板14A,14Bと支持部52と間に挟み込まれていることから、蓋30Xが意図せず開放してしまうことを十分に抑制することができる。
紙組立体210は、図21及び図22に示されるように、紙組立体200の蓋30の代わりに蓋30Xを有する点で、紙組立体200と異なっている。紙組立体210のその他の構成は、紙組立体200と同様とすることができる。紙組立体210の差し込み部57は、フラップ42と蓋本体部34Xとの間に挟持されている。したがって、箱体10A,10Bに対する内装材50の相対的な移動が規制される。このため、取手部を把持して紙組立体210を持ち運んでも、内装材50が箱体10A,10Bから離脱することを十分に抑制することができる。したがって、紙組立体210も携帯性に優れる。
図23は、さらに別の実施形態に係る紙組立体230の下部の拡大断面図である。すなわち、図22と同様の部分を示す断面図である。なお、図23では、説明の便宜上、各部材の厚みを大きくして示しているが、実際の厚みはこれよりも薄くてもよい。紙組立体230では、裏板14A,14Bが背合わせ状に重ね合わせられている。そして、一方の筒体19Bの表板12Bの下端に連設される蓋30Zの鍔部32Zは、他方の筒体19Aの表板12Aの下端に連接される蓋30Xの鍔部32Xと、裏板14Aとの間に挿入されている。蓋30Zの蓋本体部34Zは、一方の筒体19Bの下端を閉鎖するとともに、裏板14A,14Bの下端に当接している。
蓋30Zは、一対の箱体10A,10Bを連結する機能を有している。これによって、裏板14A,14Bの折り曲げ形状が保持され、箱体10A,10Bの相対的な移動を抑制することができる。このため、紙組立体230の形状安定性を十分に向上することができる。なお、蓋30Z以外の構成は、紙組立体210と同様とすることができる。
図24は、一実施形態に係る収納体250の図である。収納体250は、紙組立体200と、紙組立体200の収納部13に収納される被収納物70と、を備える。被収納物としては、スティック形状に包装フィルムに封入されたお茶及びコーヒー等の飲食物が挙げられる。収納体250は、紙組立体200を備えることから携帯性に優れる。収納体は、このような実施形態に限定されない。収納体は、紙組立体200に代えて、紙組立体210,230のいずれかを備えていてもよい。被収納物は、スティック形状に限定されず、ティーパック等が密封された袋状のものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、各実施形態の要素を組み合わせてもよい。図25は、図11に示す紙箱110の変形例に係る紙箱110Aの斜視図である。この変形例では、裏板14の両端部に、蓋30Xの開放作業を容易にするために略半円状の切欠き部90を設けてもよい。切欠き部90は、鍔部32Xが露出する形状であれば、特に限定されない。また、紙箱100の表板12にこれと同様の切欠き部を設けてもよい。
商品の陳列に用いることが可能であり、携帯性に優れる紙組立体及び収納体が提供される。また、上述の紙組立体及び収納体を容易に作製することが可能な紙箱及び梱包体が提供される。
10…箱本体部、10A,10B…箱体、10’…台紙、10X…箱本体部、12,12A,12B…表板、13…収納部、14,14A,14B…裏板,16,18…側板、16,18,16A,16B,18A,18B…側板、19,19A,19B…筒体、22…ジッパー部、24…折線、30,30X,30Z…蓋、32,32X…鍔部、42,42Y…フラップ、50…内装材、50’…台紙、52…支持部、54…取手部、57…差し込み部、58…突出部、62…舌片、66…スリット、70…被梱包物(被収納物)、72…のりしろ部、80…開放部、90…切欠き部、100,110,110A…紙箱、150…梱包体、200,210,230…紙組立体、250…収納体。

Claims (15)

  1. 筒体と前記筒体の両端部を開閉可能に設けられる蓋とを備える箱本体部と、該箱本体部に収容されて収納部を形成する内装材と、を備える紙箱であって、
    前記筒体は、
    周方向に沿って中央部に2条のミシン目で形成される帯状のジッパー部が延在する表板と、
    前記表板に対向して配置され、前記表板の前記ジッパー部に向かって突出するように折り曲げ可能に形成される裏板と、
    前記表板及び前記裏板の両側部に連設し、前記表板から連続して前記ジッパー部が延在する一対の側板と、
    前記一対の側板の両端に連設するフラップと、を備え、
    前記蓋は、
    前記表板及び前記裏板の一方の両端に連設し、前記筒体の両端部を閉鎖する蓋本体部と、
    前記蓋本体部の先端に連設し、前記表板及び前記裏板の他方と前記内装材との間に挿入される鍔部と、を備え、
    前記内装材は、
    前記裏板と重なり合うように配置される支持部と、
    前記支持部の中央部に、前記裏板から前記表板に向かって突出し、前記ジッパー部を切り取った時に外部に露出するように設けられる取手部と、
    前記支持部の両端にそれぞれ連設され、前記裏板から前記表板に向かって突出するように設けられる差し込み部と、を備え、
    前記差し込み部が、前記フラップと前記蓋本体部との間に挟持されている紙箱。
  2. 前記蓋本体部は、前記裏板の両端に連設し、
    前記鍔部は、前記表板と前記内装材との間に挿入される、請求項1に記載の紙箱。
  3. 前記内装材は、前記取手部の長手方向に直交するように延在し、前記裏板から前記表板に向かって突出して、前記収納部を複数に区画する突出部を備える、請求項1又は2に記載の紙箱。
  4. 前記取手部は、山折りで形成されており、折線を介して対向するように係止手段と被係止手段とを有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の紙箱。
  5. 前記内装材及び前記箱本体部の少なくとも一方は、一枚の台紙で形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の紙箱。
  6. 前記裏板は、前記ジッパー部に向かって突出するように折り曲げられて背合わせ状にしたときの形状を保持する保持手段を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の紙箱。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の紙箱と、前記収納部に収納されている被梱包物と、を備える梱包体。
  8. 裏板の一方面同士が対向するように連結される一対の筒体と、前記一対の筒体のそれぞれの下端部を閉鎖する蓋と、から構成される収納部をそれぞれ有する一対の箱体と、一対の前記裏板を上から挟んで上方に突出するように折り曲げられており、両下端部が前記一対の箱体の前記収納部内にそれぞれ挿入される内装材と、を備える紙組立体であって、
    前記筒体は、
    前記裏板と、
    前記裏板と対向するように配置される表板と、
    前記裏板及び表板の両側部に連設する一対の側板と、
    前記一対の側板の下端に連設するフラップと、を備え、
    前記蓋は、
    前記表板及び前記裏板の一方の下端に連設し、前記筒体の下端部を閉鎖する蓋本体部と、
    前記蓋本体部の先端に連設し、前記表板及び前記裏板の他方と前記内装材との間に挿入される鍔部と、を備え、
    前記内装材は、
    上方に突出するように折り曲げられてなる折り曲げ部を含む取手部と、
    前記取手部の下端に連設し、前記裏板と重なり合うように配置される支持部と、
    前記支持部の下端に連設し、前記裏板から前記表板に向かって突出するように設けられる差し込み部と、を備え、
    前記差し込み部が、前記フラップと前記蓋本体部との間に挟持されている紙組立体。
  9. 前記蓋本体部は、前記裏板の下端に連設し、
    前記鍔部は、前記表板と前記内装材との間に挿入される、請求項8に記載の紙組立体。
  10. 前記蓋本体部は、前記表板の下端に連設し、
    前記一対の筒体の一方における前記蓋の前記鍔部は、前記一対の筒体の他方における前記裏板と、当該他方における前記蓋の前記鍔部と、の間に挿入される、請求項8に記載の紙組立体。
  11. 前記内装材は、前記裏板から前記表板に向かって突出する突出部を有し、前記突出部は、上下方向に延在して前記収納部を複数に区画する、請求項8〜10のいずれか一項に記載の紙組立体。
  12. 前記一対の筒体の一方面同士の位置関係を保持する保持手段を有する、請求項8〜11のいずれか一項に記載の紙組立体。
  13. 前記取手部は、前記折り曲げ部の折線を介して対向するように係止手段と被係止手段とを有する、請求項8〜12のいずれか一項に記載の紙組立体。
  14. 前記内装材及び前記箱体の少なくとも一方は、一枚の台紙で形成されている、請求項8〜13のいずれか一項に記載の紙組立体。
  15. 請求項8〜14のいずれか一項に記載の紙組立体と、前記収納部に収納されている被収納物と、を備える、収納体。
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