JP2017147868A - 充電装置および走行装置充電システム - Google Patents

充電装置および走行装置充電システム Download PDF

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Abstract

【課題】充電装置の設置の省スペース化を実現でき、安全性が高い充電装置を提供する。【解決手段】充電装置(30)は、倒伏状態と起立状態とに起倒動作可能であって、倒伏状態において床面または地面に対向する下面(32a)と、該下面とは反対側の上面(32b)とを備えたドッキング用扉(32)と、ドッキング用扉(32)の上面(32b)に露出するように配置された送電電極(34)と、ドッキング用扉(32)を起倒動作させるドッキング用扉駆動ユニット(33)と、走行ロボット(10)が接近したことを検知する第2赤外線通信ユニット(36)と、制御部(37)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電池(バッテリ)を備えた走行装置(走行ロボット)に対して充電可能な充電装置、および、走行装置と充電装置とを備える走行装置充電システムに関する。
近年、例えば、自律移動可能な走行ロボット(走行装置)が工場内の搬送に使用されるだけでなく、機能を追加して市場で販売されるようになってきた。このような走行ロボットは、ロボット内部に各機器を駆動させるための電力を供給するための電池(バッテリ)を搭載しており、電池に電力を供給するための充電装置、および走行装置充電システムが開発されている。
このような充電装置、および走行装置充電システムとして、例えば特許文献1に開示された走行装置充電システムが知られている。
特許文献1に開示された走行装置充電システムとしてのロボットシステム100は、図12に示すように、移動ロボット110とドッキングステーション120とを備えている。移動ロボット110は、充電式電源(不図示)と第1の電気接点手段111とを備えている。ドッキングステーション120は、床上に設置可能であり、第2の電気接点手段121が設けられたベース部分122と、ベース部分122に対して折畳み可能な背部分123とを備えている。
ドッキングステーション120は、ベース部分122に対して背部分123を手動で折畳むことができるようになっているため、持ち運びが可能であり、ドッキングステーション120を薄型にすることができるようになっている。
また、第2電気接点手段121は、ベース部分122の長手方向軸線LLと直交した細長い形状をしている。第1電気接点手段111は、移動ロボット110とドッキングステーション120とがドッキングした場合に、ベース部分122の長手方向軸線LLと平行したほうこうに細長い形状をしている。これにより、第1電気接点手段111と第2電気接点手段121とを接触させる際に、移動ロボット110のドッキングステーション120に対する横方向および角度方向のずれの許容範囲を拡大している。
特開2014−140957号公報(2014年8月7日公開)
しかしながら、特許文献1に開示された走行装置充電システム100におけるドッキングステーション120は、ベース部分122を折畳むことができるようになっているが、折畳み動作は手動で行わなければならず、移動ロボット110を使用しているときには、充電式電源の非充電時においても、ベース部分122は展開した(開いた)状態となっている。
そのため、充電式電源の非充電時においても、ベース部分122を設置するための大きなスペースを占有することになるという問題がある。さらに、充電式電源の非充電時においても、ベース部分122が展開した(開いた)状態となっているため、人がベース部分122に躓き、転倒する危険があるという問題がある。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、充電装置の設置の省スペース化を実現でき、安全性が高い充電装置および走行装置充電システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る充電装置は、電池を備えた走行装置に対して充電可能な充電装置であって、床面または地面に対して倒伏した倒伏状態と床面または地面に対して起立した起立状態とに起倒動作可能であって、倒伏状態において床面または地面に対向する下面と、該下面とは反対側の上面とを備えた起倒部と、前記起倒部の上面に露出するように配置された送電電極と、前記起倒部を起倒動作させる駆動部と、前記走行装置が接近したことを検知する検知部と、前記検知部によって前記走行装置が接近したことを検知した場合に、前記駆動部により前記起倒部が倒伏した状態となるように制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、充電装置の設置の省スペース化を実現でき、安全性が高い充電装置を提供するという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る走行装置充電システムの構成を示す概略図である。 上記走行装置充電システムの走行ロボットの底面図である。 上記走行装置充電システムの充電装置の構成を示す斜視図である。 上記走行装置充電システムにおける充電動作の手順を示すフローチャートである。 上記走行装置充電システムにおける充電動作を示すものであって、(a)は充電動作の開始前の状態を示す側面図であり、(b)はドッキング用扉駆動ユニットが倒伏した状態を示す側面図であり、(c)は走行ロボットと充電装置とがドッキングした状態を示す側面図である。 上記走行装置充電システムにおける走行ロボットと充電装置とがドッキングした状態を下方から見た図である。 本発明の実施形態2に係る走行装置充電システムの構成を示す概略図である。 上記走行装置充電システムにおける充電動作の手順を示すフローチャートである。 上記走行装置充電システムにおける充電動作を示すものであって、(a)は充電動作の開始前の状態を示す側面図であり、(b)は走行ロボットと充電装置とがドッキングした状態を示す側面図であり、(c)は受電電極を降下させた状態を示す側面図である。 本発明の実施形態3に係る走行装置充電システムを下方から見た図である。 本発明の実施形態4に係る走行装置充電システムの構成を示す概略図である。 従来の走行装置充電システムの構成を示す概略図である。
以下、本発明の充電装置および走行装置充電システムについて図面を参照して説明する。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1における充電装置30および走行装置充電システム1Aついて、図1〜図6を参照して、詳細に説明する。
(走行装置充電システム1A)
図1は、本実施形態における走行装置充電システム1Aの構成を示す概略図である。走行装置充電システム1Aは、図1に示すように、走行ロボット10(走行装置)と該走行ロボット10に対して充電可能な充電装置30とを備えている。以下に、走行ロボット10および充電装置30について詳細に説明する。
(走行ロボット10)
本実施形態における走行ロボット10について、図1および図2に基づいて説明する。図2は、本実施形態における走行ロボット10の底面図である。
図1および図2に示すように、走行ロボット10は、筐体11と、2つの動輪12と、前従輪13と、後従輪14と、バッテリ15(電池)と、2つの受電電極16と、第1赤外線通信ユニット17(接近信号送信部)と、2つの距離検出センサ18と、誘導信号受信部19とを備えている。以降では、前従輪13が設けられる方向を前方、後従輪14が設けられる方向を後方として説明する。
筐体11は、走行ロボット10の本体であり、上下方向に垂直な切断面が円形となる円筒形状となっている。なお、本発明の走行装置充電システムにおける走行ロボットの筐体の形状は円筒形状に限られない。例えば、走行ロボットの筐体の形状は、直方体形状からなる走行ロボットでもよい。
動輪12は、図示しないモータと接続しており、該モータを駆動させることにより、走行ロボット10が床面または地面を走行するための車輪である。動輪12の下部は、走行ロボット10が走行する走行面、すなわち床面または地面と接している。動輪12は、走行ロボット10の下部であり、走行ロボット10の前後方向の中心において左右にそれぞれ1つずつ設けられている。動輪12は、走行ロボット10の前後方向に回転する。2つの動輪12の回転速度および回転方向を互いに独立して駆動することにより、走行ロボット10は、前後方向への移動、左右への旋回移動、および、ある地点における任意の方向への旋回を行うことができるようになっている。
前従輪13および後従輪14は、走行ロボット10が床面または地面を安定して走行できるようにするための車輪(従輪)である。前従輪13の下部および後従輪14の下部は、走行ロボット10が走行する走行面、すなわち床面または地面と接している。前従輪13は、走行ロボット10の前方であり、左右方向の中心に設けられている。後従輪14は、走行ロボット10の後方であり、左右方向の中心に設けられている。前従輪13および後従輪14は、自在キャスターであり、走行ロボット10の前後方向だけでなく、様々な方向に移動することができるようになっている。
バッテリ15は、走行ロボット10の動輪12、第1赤外線通信ユニット17、距離検出センサ18、および誘導信号受信部19などへ供給する電力を蓄えるための電池である。バッテリ15は、走行ロボット10の内部に備えられており、受電電極16と電気的に接続されている。
受電電極16は、充電装置30の送電電極34と接触し、送電電極34と電気的に接続することにより、充電装置30から電力を受け取り、バッテリ15へ電力を供給するための電極である。受電電極16は、後従輪14の左右にそれぞれ1つずつ設けられている。受電電極16は、筐体11から吊り下げられている状態になっており、筐体11の底面よりも下方に位置している。受電電極16は、走行ロボット10の進行方向(前後方向)に細長い形状となっている。
第1赤外線通信ユニット17は、充電装置30が備える第2赤外線通信ユニット36と赤外線によって通信を行うための通信ユニットである。ただし、本発明の走行装置充電システムでは、充電装置30と通信を行うための通信ユニットは赤外線通信ユニットに限られない。例えば、充電装置30と通信を行うことができる通信ユニットであれば、どのような通信ユニットでもよい。第1赤外線通信ユニット17は、筐体11の後部に設けられている。
第1赤外線通信ユニット17は、充電動作を開始するときに、走行ロボット10が充電装置30に接近したことを充電装置30の第2赤外線通信ユニット36に受信させる(検知させる)信号を発信する。また、第1赤外線通信ユニット17は、充電動作が終了したときに、走行ロボット10と充電装置30とのドッキングが解除したことを充電装置30の第2赤外線通信ユニット36に受信させる(検知させる)信号を発信する。
距離検出センサ18は、走行ロボット10と充電装置30とのドッキング時に、走行ロボット10と充電装置30との距離を検出するためのセンサである。距離検出センサ18は、光電センサにより構成されている。距離検出センサ18は、筐体11の後部に設けられており、上下方向に垂直な同一直線上に2つ設けられている。
誘導信号受信部19は、充電装置30の誘導信号発信部35が発信する誘導信号を受信ための受信部である。走行ロボット10は、誘導信号受信部19によって受信した誘導信号に基づいて、走行ロボット10と充電装置30との横ずれ量を算出できるようになっている。誘導信号受信部19は、筐体11の後部に設けられている。誘導信号受信部19は、例えばイメージセンサである。
(充電装置30)
本実施形態における充電装置30について、図1および図3に基づいて説明する。図3は、本実施形態における充電装置30の構成を示す斜視図である。なお、図1においては充電装置30のドッキング用扉32が倒伏した状態を示しており、図3においては充電装置30のドッキング用扉32が起立した状態を示している。
図1および図3に示すように、充電装置30は、本体部31と、ドッキング用扉32(起倒部)と、ドッキング用扉駆動ユニット33(駆動部)と、2つの送電電極34と、誘導信号発信部35と、第2赤外線通信ユニット36(検知部)と、制御部37と、電力供給ユニット(不図示)とを備えている。
本体部31は、充電装置30の各構成要素が設けられる筐体であり、本実施形態では、略直方体状である。本体部31は、走行ロボット10と充電装置30とのドッキング時に走行ロボット10と対向する面である正面31aを備えている。本実施形態では、正面31aは、床面または地面に対して直立している。しかし、本発明の充電装置はこれに限られない。本発明の充電装置の正面は、床面または地面に対して傾斜している構成であってもよい。具体的には、充電装置の正面は、直立した状態と比べて、例えば、10°程度傾斜していてもよい。
また、正面31aには、ドッキング用扉32を収納するための収納部31bが設けられている。収納部31bは、ドッキング用扉32が閉まっている状態、すなわち、ドッキング用扉32の起立状態において、ドッキング用扉32を収納するために、正面31aに設けられた凹部である。
ドッキング用扉32は、後述するドッキング用扉駆動ユニット33を介して本体部31の正面31aに接続されており、ドッキング用扉駆動ユニット33によって下部を回転中心として充電装置30の前方へ開閉できるようになっている。ドッキング用扉32は、開いている状態においては床面または地面に倒伏した倒伏状態となり、閉じている状態においては床面または地面に対して起立した起立状態となる。すなわち、ドッキング用扉32は、ドッキング用扉駆動ユニット33によって床面または地面に対して倒伏状態と起立状態とに起倒動作可能となっている。ここで、本発明における「倒伏」とは、ドッキング用扉32が床面または地面に対して倒れることを言う。
ドッキング用扉32は、倒伏状態において床面または地面に対向する下面32aと、該下面32aとは反対側の面である上面32bとを備えている(図5の(b)参照)。
上面32bは、起立状態において、本体部31の収納部31bに収納され、本体部31の正面31aと接した状態となる。ただし、ドッキング用扉32の上面32bは、起立状態において必ずしも本体部31の正面31aと接する必要はなく、起立状態において正面31aと近接する構成でもよい。
また、ドッキング用扉32の左右中央部には、走行ロボット10と充電装置30とのドッキング時に走行ロボット10の後従輪14を収めるための切り欠き部32cが設けられている。切り欠き部32cは、ドッキング用扉32の倒伏状態において、外部に向けて開口している。これにより、ドッキング用扉32は、全体としてコの字形となっている。
ドッキング用扉駆動ユニット33は、ドッキング用扉32を起倒動作するための駆動ユニットである。ドッキング用扉駆動ユニット33は、ドッキング用扉32と接続しており、充電装置30の本体部31の内部に設けられている。ドッキング用扉駆動ユニット33の駆動は、後述する制御部37によって制御されている。
送電電極34は、走行ロボット10の受電電極16と接触し、受電電極16と電気的に接続することにより、壁などに設置されている電力供給源(例えば、電気コンセント)から電力供給ユニットによって供給された電力を受電電極16に供給するための電極である。送電電極34は、ドッキング用扉32の倒伏状態において、ドッキング用扉32の上面32bに露出するように配置されている。
送電電極34は、第1送電電極34aと第2送電電極34bとを含んでいる。第1送電電極34aおよび第2送電電極34bは、図1に示すように、ドッキング用扉32の上面32bに、ドッキング用扉32の切り欠き部32cを挟んで設けられている。また、第1送電電極34aおよび第2送電電極34bは、本体部31とドッキング用扉32との接続部分からの距離が互いに等しくなるように配置されている。換言すれば、第1送電電極34aおよび第2送電電極34bは、ドッキング用扉駆動ユニット33からの距離が互いに等しくなるように配置されている(図6参照)。また、送電電極34は、切り欠き部32cが開口している方向と垂直な方向に細長い形状となっている。
誘導信号発信部35は、走行ロボット10と充電装置30とのドッキング時に、走行ロボット10を誘導するための信号(誘導信号)を発信する発信部である。誘導信号発信部35は、外部へ向けて誘導信号としての光を出射する。発信された誘導信号は、走行ロボット10の誘導信号受信部19により受信される。誘導信号発信部35は、本体部31の正面31aにおいて収納部31bの上部に設けられており、正面31aの左右方向の中央に設けられている。誘導信号発信部35は、必ずしも本体部31の正面31aにおいて収納部31bの上部に設けられる構成でなくてもよい。本発明の誘導信号発信部は、ドッキング用扉32の倒伏状態において外部に露出していればよく、例えば、収納部31bに設けられてもよい。
第2赤外線通信ユニット36は、走行ロボット10が備える第1赤外線通信ユニット17と赤外線によって通信を行うための通信ユニットである。具体的には、走行ロボット10の第1赤外線通信ユニット17によって発信された信号を受信する。第2赤外線通信ユニット36は、本体部31の正面31aに設けられており、正面31aの左右方向の中央に設けられている。
制御部37は、ドッキング用扉駆動ユニット33、送電電極34、誘導信号発信部35、第2赤外線通信ユニット36、および電力供給ユニットと接続しており、ドッキング用扉駆動ユニット33、送電電極34、誘導信号発信部35、および電力供給ユニットの動作を制御すると共に、第2赤外線通信ユニット36を介して走行ロボット10からの信号を受け取る。制御部37は、第2赤外線通信ユニット36を介して走行ロボット10からの信号を受け取り、走行ロボット10が充電装置30に接近したことを検知した場合に、ドッキング用扉駆動ユニット33を駆動させて、ドッキング用扉32を倒伏状態になるように制御する。また、制御部37は、走行ロボット10が充電装置30に接近したことを検知できていない場合には、ドッキング用扉駆動ユニット33を駆動させて、ドッキング用扉32を起立状態になるように制御する。
(充電動作)
次に、走行装置充電システム1Aにおける走行ロボット10のバッテリ15の充電動作について、図4〜図6を参照しながら説明する。図4は、走行装置充電システム1Aにおける走行ロボット10のバッテリ15の充電動作の手順を示すフローチャートである。図5は、走行装置充電システム1Aにおける走行ロボット10のバッテリ15の充電動作を示すものであって、(a)は充電動作の開始前の状態を示す側面図であり、(b)はドッキング用扉駆動ユニット33が倒伏した状態を示す側面図であり、(c)は走行ロボット10と充電装置30とがドッキングした状態を示す側面図である。図6は、走行ロボット10と充電装置30とがドッキングした状態を下方から見た図である。
走行ロボット10は、走行ロボット10が走行する領域に関する地図を備えており、バッテリ15の残量が少なくなった場合、上記地図に基づいて充電装置30の付近に移動する。このとき、走行ロボット10の後方が、充電装置30の前面に位置するように走行ロボット10の向きを制御する。なお、図5の(a)に示すように、バッテリ15の充電を行っていない場合は、ドッキング用扉32は起立状態となっている。走行装置充電システム1Aでは、上記の状態から充電動作を開始する。
図4に示すように、充電動作を開始すると、走行ロボット10は、第1赤外線通信ユニット17によって、走行ロボット10が充電装置30に接近したことを充電装置30の第2赤外線通信ユニット36に受信させる信号(接近信号)を発信する(ステップS1)。ここで、「走行ロボット10が充電装置30に接近した」とは、走行ロボット10が充電装置30に対して、所定の距離よりも近づいたことを意味する。走行ロボット10が充電装置30に接近したか否かは、距離検出センサ18によって判定する。
第2赤外線通信ユニット36が接近信号を受信すると、充電装置30の制御部37は、ドッキング用扉駆動ユニット33を駆動させ、ドッキング用扉32を倒伏させる(ステップS2)。これにより、図5の(b)に示すように、送電電極34が外部に露出した状態となると共に、走行ロボット10と充電装置30とがドッキング可能状態となる。
次に、走行ロボット10は、距離検出センサ18と誘導信号受信部19とを用いて、走行ロボット10の充電装置30に対する、角度と、左右方向の位置とを調整する(ステップS3)。具体的には、左右に2つ設けられた距離検出センサ18を用いて、それぞれの距離検出センサ18と充電装置30との距離を検出し、それぞれの距離の差を算出することにより、走行ロボット10の充電装置30に対する角度を算出する。また、誘導信号受信部19が、誘導信号発信部35が発信した誘導信号を受信することにより、走行ロボット10の充電装置30に対する左右方向の位置(横ずれ量)を算出する。そして、走行ロボット10は、算出した角度と左右方向の位置(横ずれ量)とに基づいて、充電装置30に対する位置を調整する。
次に、図5の(c)に示すように、走行ロボット10をドッキング位置まで進入(後進)させる(ステップS4)。本実施形態では、走行ロボット10の受電電極16は、筐体11の底面よりも下方に設けられており、充電装置30の送電電極34は、ドッキング用扉32の上面32bに、ドッキング用扉32の切り欠き部32cを挟んで設けられている。これにより、走行ロボット10がドッキング位置に進入(後進)するだけで、受電電極16と送電電極34とが接触し、受電電極16と送電電極34とが電気的に接続することができるようになっている。
また、図6に示すように、走行ロボット10と充電装置30とのドッキング時には、走行ロボット10の後従輪14がドッキング用扉32の切り欠き部32cに収まるようになっている。これにより、後従輪14の進入(後進)の経路を制限することができ、後従輪14の停止位置の位置決め精度を向上させることができるようになっている。また、走行ロボット10の後従輪14が切り欠き部32cに収まることにより、走行ロボット10の後従輪14がドッキング用扉32に乗りあがらないようになっている。これにより、走行ロボット10の後従輪14がドッキング用扉32に乗りあがることによってドッキング用扉32が破損したり、充電装置30が傾いてしまうなどの問題が発生することを防ぐことができるようになっている。
また、第1送電電極34aと第2送電電極34bとは、ドッキング用扉駆動ユニット33からの距離が互いに等しくなるように配置されている。これにより、走行ロボット10が正常にドッキングできる位置まで進行した場合に、第1送電電極34aおよび第2送電電極34bを受電電極16に確実に接触させることができるようになっている。
また、受電電極16は走行ロボット10の進行方向(前後方向)に細長い形状となっており、送電電極34は切り欠き部32cが開口している方向と垂直な方向に細長い形状となっている。上記の構成により、走行ロボット10と充電装置30とのドッキング時において、受電電極16と送電電極34とは、互いに直交する形状になっている。これにより、受電電極16の、充電装置30に対する進行方向および横方向の位置決めの精度が低い場合においても、受電電極16と送電電極34とを接触させることができるようになっている。
次に、図4に示すように、制御部37は、受電電極16と送電電極34とが接触し、走行ロボット10と充電装置30とのドッキングが完了したことを確認する(ステップS5)。
走行ロボット10と充電装置30とのドッキングが完了したことを確認すると、制御部37は、バッテリ15の充電を開始する(ステップS6)。
バッテリ15の充電が完了すると(ステップS7)、走行ロボット10は、前進することにより、充電装置30から離脱する(ステップS8)。すなわち、走行ロボット10と充電装置30とのドッキングが解除される。
走行ロボット10と充電装置30とのドッキングが解除されると、走行ロボット10は、第1赤外線通信ユニット17によって、走行ロボット10と充電装置30とのドッキングが解除したことを充電装置30の第2赤外線通信ユニット36に受信させる信号(ドッキング解除完了信号)を発信する(ステップS9)。
第2赤外線通信ユニット36がドッキング解除完了信号を受信すると、充電装置30の制御部37は、ドッキング用扉駆動ユニット33を駆動させ、ドッキング用扉32を起立させる(ステップS10)。これにより、ドッキング用扉32が本体部31の収納部31bに収納される。これにより、ドッキング用扉32の上面32bと本体部31の正面31aとが接した状態となり、送電電極34は、外部に露出していない状態となる。以上により、充電動作が完了する。
以上のように、本実施形態における充電装置30は、制御部37が第2赤外線通信ユニット36によって走行ロボット10が接近したことを検知した場合に、制御部37がドッキング用扉駆動ユニット33によりドッキング用扉32を倒伏した状態となるように制御する。これにより、充電動作を行うときにのみドッキング用扉32を倒伏状態にすることができる。その結果、充電動作を行っていない間における充電装置30の設置のためのスペースを小さくすることができると共に、充電動作を行っていない間において、人がドッキング用扉32に躓き、転倒することを防止することができるようになっている。したがって、充電装置30は、充電装置30の設置の省スペース化を実現でき、安全性が高いものとなっている。
また、充電装置30のドッキング用扉32は、倒伏状態において外部に向けて開口した形状の切り欠き部32cを備えている。これにより、走行ロボット10と充電装置30とのドッキング時において、走行ロボット10の後従輪14がドッキング用扉32の切り欠き部32cに収めることができる。
その結果、走行ロボット10の車輪(動輪12、前従輪13、および後従輪14)がドッキング用扉32に乗り上がることがないようになっている。走行ロボット10が産業用ロボットなどの重量が大きい走行ロボットである場合、走行ロボット10の車輪がドッキング用扉32に乗り上がってしまうと、ドッキング用扉32が破損したり、充電装置30が傾いてしまうなどの問題が発生することが考えられる。そこで、本実施形態の充電装置30は、切り欠き部32cを備えることにより、上記のような問題が発生することを発生しないようになっている。また、走行ロボット10の後従輪14がドッキング用扉32の切り欠き部32cに収めることができるようになっていることにより、後従輪14の進入(後進)の経路を制限することができ、後従輪14の停止位置の位置決め精度を向上させることができるようになっている。
また、送電電極34は、第1送電電極34aと第2送電電極とを含んでおり、第1送電電極34aと第2送電電極とは、ドッキング用扉32の切り欠き部32cを挟んで配置されている。これにより、走行ロボット10がドッキング位置に進入(後進)するだけで、受電電極16と送電電極34とが接触し、受電電極16と送電電極34とが電気的に接続することができるようになっている。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図7〜図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図7は、本実施形態における走行装置充電システム1Bの構成を示す概略図である。本実施形態における走行装置充電システム1Bは、図7に示すように、走行ロボット50と、充電装置30とを含んでおり、走行ロボット50が昇降ユニット51(受電電極昇降部)を備えている点が実施形態1における走行装置充電システム1Aと異なっている。
昇降ユニット51は、受電電極16を上下に昇降させるためのユニットであり、図示しないモータを備えている。昇降ユニット51は、走行ロボット50の内部に設けられている。
本実施形態では、受電電極16は、バッテリ15の充電動作を開始する前には、走行ロボット10の筐体11の内部に格納されている。すなわち、受電電極16は、バッテリ15の充電動作を開始する前には、筐体11の底面よりも上方に位置している。これにより、走行ロボット10が走行する床面または地面に凸部が存在した場合においても、受電電極16は、床面または地面に存在する凸部に接触して破損する確率を低減することができるようになっている。
次に、走行装置充電システム1Bにおける走行ロボット50のバッテリ15の充電動作について、図8および図9を参照しながら説明する。図8は、走行装置充電システム1Bにおける走行ロボット50のバッテリ15の充電動作の手順を示すフローチャートである。図9は、走行装置充電システム1Bにおける走行ロボット50のバッテリ15の充電動作を示すものであって、(a)は充電動作の開始前の状態を示す側面図であり、(b)は走行ロボット10と充電装置30とがドッキングした状態を示す側面図であり、(c)は受電電極16を降下させた状態を示す側面図である。
図9の(a)に示すように、バッテリ15の充電動作を始める前には、受電電極16は、走行ロボット10の筐体11の内部に格納されている。
図8に示すように、バッテリ15の充電動作においては、ステップS1〜ステップS4までは、実施形態1における走行装置充電システム1Aと同じ動作であるため、説明を省略する。
図9の(b)に示すように、走行ロボット50がドッキング位置まで進入(後進)すると、受電電極16が充電装置30の送電電極34の上側に位置する。
次に、図9の(c)に示すように、昇降ユニット51が受電電極16を送電電極34に向けて降下させる(ステップS21)。これにより、受電電極16と送電電極34とを接触させ、受電電極16と送電電極34とを電気的に接続させる。
次のステップS5〜ステップS7は、実施形態1における走行装置充電システム1Aと同じ動作であるため、説明を省略する。
バッテリ15の充電が完了すると、昇降ユニット51が受電電極16を上昇させる(ステップS22)。これにより、受電電極16と送電電極34との接触を解除させる。
次のステップS8〜ステップS10は、実施形態1における走行装置充電システム1Aと同じ動作であるため、説明を省略する。
このように、本実施形態における走行装置充電システム1Bでは、走行ロボット50が受電電極16を昇降動作させる昇降ユニット51を備えている。そして、走行ロボット50が、倒伏状態のドッキング用扉32の上側に位置した状態で、受電電極16を送電電極34に向けて降下させることにより、送電電極34と受電電極16とを電気的に接続する。これにより、充電を行っていない間において受電電極16を走行ロボット50の筐体11の内部に格納しておくことができ、充電を行う際には、受電電極16を降下させることにより受電電極16と送電電極34とを接触させ、電気的に接続させることができるようになっている。その結果、走行ロボット50が走行している時に、受電電極16が床面または地面に存在する凸部に接触して破損する確率を低減することができるようになっている。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態における走行装置充電システム1Cでは、走行ロボットが第1位置検出センサおよび第2位置検出センサ(ずれ検出センサ)を備えている点が、実施形態1および2それぞれにおける走行装置充電システム1Aおよび1Bとは異なっている。
図10は、本実施形態における走行装置充電システム1Cを下方から見た図である。
図10に示すように、走行装置充電システム1Cの走行ロボット60は、第1位置検出センサ61および2つの第2位置検出センサ62を備えている。
第1位置検出センサ61は、走行ロボット60と充電装置30とのドッキング時において、充電装置30に対する走行ロボット60の進行方向の位置ずれを検出するためのセンサであり、本実施形態では光電センサである。第1位置検出センサ61は、筐体11の底面に設けられていると共に、走行ロボット60が充電装置30に正常にドッキングできる位置まで進入(後退)したときに、第1位置検出センサ61がドッキング用扉32の端部の上方に位置する位置に設けられている。
第2位置検出センサ62は、走行ロボット60と充電装置30とのドッキング時において、充電装置30に対する、走行ロボット60の左右方向の位置のずれ(位置ずれ)、または角度ずれ、もしくは位置ずれおよび角度ずれを検出するためのセンサであり、本実施形態では光電センサである。第2位置検出センサ62は、筐体11の底面の左右に1つずつ設けられている。2つの第2位置検出センサ62は、走行ロボット60と充電装置30とのドッキング時において、走行ロボット60が充電装置30に対して左右方向の位置がずれている、または角度がずれていると、2つの第2位置検出センサ62のいずれか一方がドッキング用扉32の上方に位置する位置に設けられている。
走行装置充電システム1Cでは、走行ロボット60と充電装置30とのドッキング時において、充電装置30に対して、走行ロボット60が正常にドッキングできる位置まで進行していない場合には、第1位置検出センサ61が床面または地面を検知し、充電装置30に対して、走行ロボット60が正常にドッキングできる位置まで進行した場合には、第1位置検出センサ61がドッキング用扉32を検出する。これにより、充電装置30に対して、走行ロボット60が正常にドッキングできる位置まで進行したかどうかを検知できるようになっている。
また、走行装置充電システム1Cでは、走行ロボット60と充電装置30とのドッキング時において、走行ロボット60が充電装置30に対して左右方向の位置がずれている、または角度がずれている、もしくは左右方向の位置および角度がずれている場合には、2つの第2位置検出センサ62のいずれか一方がドッキング用扉32を検出し、走行ロボット60が充電装置30に対して横位置および角度が共にずれていない場合には、2つの第2位置検出センサ62が共に床面または地面を検出する。これにより、走行ロボット60が充電装置30に対して、左右方向の位置がずれている、または角度がずれている、もしくは左右方向の位置および角度がずれていることを検知できるようになっている。これにより、走行ロボット60は、充電装置30に対して、左右方向の位置がずれている、または角度がずれている、もしくは左右方向の位置および角度がずれていることを検知した場合に、走行ロボット60の進入方向を修正することができるようになっている。したがって、走行ロボット60と充電装置30とのドッキング時に、走行ロボット60が適切な方向から充電装置30に進入することができるようになっている。
このように、走行装置充電システム1Cでは、走行ロボット60が第1位置検出センサ61を備えている。これにより、走行ロボット60と充電装置30とのドッキング時において、充電装置30に対して、走行ロボット60が正常にドッキングできる位置まで進行したかどうかを検知できるようになっている。
また、走行装置充電システム1Cでは、走行ロボット60が2つの第2位置検出センサ62を備えている。これにより、走行ロボット60と充電装置30とのドッキング時において、走行ロボット60が充電装置30に対する、左右方向の位置ずれ、または角度ずれ、もしくは左右方向の位置ずれおよび角度ずれを検知できるようになっている。したがって、走行ロボット60と充電装置30とのドッキング時に、走行ロボット60が充電装置30に対する適切な進入を行うことができるようになっている。
〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態について、図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図11は、本実施形態における走行装置充電システム1Dの構成を示す概略図である。
図11に示すように、本実施形態における走行装置充電システム1Dの充電装置70は、前記実施形態における走行装置充電システム1A〜1Cの充電装置30の構成に加えて充電装置70は弾性体71を備えている点が異なっている。
弾性体71は、ドッキング用扉32の内部に設けられおり、送電電極34が弾性体71を介してドッキング用扉32に固定されている。本実施形態では、弾性体71は、バネであるが、これに限られず、ゴムなどであってもよい。
走行装置充電システム1Dでは、充電装置70に弾性体71を設けることにより、走行ロボット10と充電装置70とのドッキング時において、受電電極16と送電電極34との接触の衝撃を弾性体71によって低減することができる。その結果、受電電極16および送電電極34が変形することを防ぐことができ、充電装置70の信頼性を向上させることができる。
さらに、ドッキング用扉32の起立状態において、送電電極34が弾性体71を押圧することにより、弾性体71が収縮する。これにより、送電電極34をドッキング用扉32の内部に収容することができる。その結果、充電装置70の内部に送電電極34を収容するための空間を設ける必要がなくなるので、充電装置70をコンパクトにすることができるようになっている。
〔まとめ〕
本発明の態様1における充電装置30・70は、電池(バッテリ15)を備えた走行装置(走行ロボット10・50・60)に対して充電可能な充電装置であって、床面または地面に対して倒伏した倒伏状態と床面または地面に対して起立した起立状態とに起倒動作可能であって、倒伏状態において床面または地面に対向する下面32aと、該下面32aとは反対側の上面32bとを備えた起倒部(ドッキング用扉32)と、前記起倒部(ドッキング用扉32)の上面32bに露出するように配置された送電電極34と、前記起倒部(ドッキング用扉32)を起倒動作させる駆動部(ドッキング用扉駆動ユニット33)と、前記走行装置(走行ロボット10・50・60)が接近したことを検知する検知部(第2赤外線通信ユニット36)と、前記検知部(第2赤外線通信ユニット36)によって前記走行装置(走行ロボット10・50・60)が接近したことを検知した場合に、前記駆動部(ドッキング用扉駆動ユニット33)により前記起倒部(ドッキング用扉32)が倒伏した状態となるように制御する制御部37とを備えることを特徴としている。
この特徴によれば、充電装置は、検知部によって走行装置が接近したことを検知することができる。そして、走行装置が接近したことを検知した場合に、制御部が駆動部により起倒部を倒伏した状態となるように制御する。これにより、充電動作を行うときにのみ起倒部を倒伏状態にすることができる。すなわち、充電動作を行っていない間は、起倒部を起立状態にすることができる。その結果、充電動作を行っていない間における充電装置の設置のためのスペースを小さくすることができると共に、充電動作を行っていない間において、人が起倒部に躓き、転倒することを防止することができるようになっている。したがって、充電装置は、充電装置の設置の省スペース化を実現でき、安全性が高いものとなっている。
本発明の態様2における充電装置30・70は、上記態様1において、前記制御部37は、前記検知部(第2赤外線通信ユニット36)による前記走行装置(走行ロボット10・50・60)が接近したことを検知できていない場合には、前記駆動部(ドッキング用扉駆動ユニット33)により前記起倒部(ドッキング用扉32)が起立した状態となるように制御する構成であることが好ましい。
上記の構成によれば、走行装置が接近したことを検知できていない場合には、制御部が駆動部により起倒部が起立した状態とする。すなわち、充電動作を行っていない間は、起倒部を起立状態とすることができる。これにより、充電動作を行っていない間における充電装置の設置のためのスペースを小さくすることができると共に、充電動作を行っていない間において、人が起倒部に躓き、転倒することを防止することができるようになっている。
本発明の態様3における充電装置30・70は、上記態様1または態様2において、前記起倒部(ドッキング用扉32)を前記駆動部(ドッキング用扉駆動ユニット33)にて起倒動作可能に接続した本体部31を備え、前記本体部31は、床面または地面に対して直立または傾斜した正面31aを備え、前記起倒部(ドッキング用扉32)の起立状態において、前記正面31aと前記起倒部(ドッキング用扉32)の上面とが接するまたは近接する構成であることが好ましい。
上記の構成によれば、起立状態において、床面または地面に対して直立または傾斜した正面と起倒部の上面とが接するまたは近接する。これにより、起立状態において、床面または地面に起倒部が存在しないようにすることができる。
本発明の態様4における充電装置30・70は、上記態様3において、前記走行装置(走行ロボット10・50・60)を誘導する信号を発信する誘導信号発信部35を備え、前記誘導信号発信部35は、前記起倒部(ドッキング用扉32)の倒伏状態において外部に露出するように、前記正面31aに配置される構成であることが好ましい。
上記の構成によれば、起倒部の倒立状態において外部に露出する位置に配置された誘導信号発信部により、走行装置を誘導する信号を発信する。これにより、走行装置と充電装置とをドッキングさせる際に、走行装置が走行装置の充電装置に対する左右方向の位置(横ずれ量)を算出することができる。そして、走行装置は、左右方向の位置(横ずれ量)に基づいて、充電装置に対する位置を調整することができる。
本発明の態様5における充電装置30・70は、上記態様1〜4のいずれかにおいて、前記起倒部(ドッキング用扉32)は、倒伏状態において外部に向けて開口した形状の切り欠き部32cを備える構成であることが好ましい。
上記の構成によれば、走行装置と充電装置とのドッキング時に、走行装置の車輪が起倒部の切り欠き部に収まるようにできる。これにより、走行装置の車輪の進入(後進)の経路を制限することができ、走行装置の車輪の停止位置の位置決め精度を向上させることができるようになっている。また、走行装置の車輪が切り欠き部に収まることにより、走行装置の車輪が起倒部に乗りあがらないようになっている。これにより、走行装置の車輪が起倒部に乗りあがることによって起倒部が破損したり、充電装置が傾いてしまうなどの問題が発生することを防ぐことができる。
本発明の態様6における充電装置30・70は、上記態様5において、前記送電電極34は、第1送電電極34aと第2送電電極34bとを含み、前記第1送電電極34aと前記第2送電電極34bとは、前記切り欠き部32cを挟んで配置されている構成であることが好ましい。
上記の構成によれば、第1送電電極34aと第2送電電極34bとは、前記切り欠き部32cを挟んで配置されている。これにより、走行装置の受電電極16が筐体11の底面よりも下方に設けられている場合に、走行装置がドッキング位置に進入(後進)するだけで、受電電極と送電電極とが接触し、受電電極と送電電極とが電気的に接続することができる。
本発明の態様7における充電装置30・70は、上記態様6において、前記第1送電電極34aと前記第2送電電極34bとは、前記駆動部(ドッキング用扉駆動ユニット33)からの距離が互いに等しくなるように配置されている構成であることが好ましい。
上記の構成によれば、走行装置が正常にドッキングできる位置まで進行した場合に、第1送電電極および第2送電電極を受電電極に確実に接触させることができる。
本発明の態様8における走行装置充電システム1A〜1Dは、態様1〜4のいずれかの充電装置30・70と、電池(バッテリ15)及び受電電極16を備えた走行装置(走行ロボット10・50・60)とを備え、前記充電装置30・70の送電電極34と前記走行装置(走行ロボット10・50・60)の受電電極16とを電気的に接続することにより前記走行装置(走行ロボット10・50・60)に対して充電を行うことを特徴とする。
この特徴によれば、走行装置充電システムにおいて、充電装置は、検知部によって走行装置が接近したことを検知することができる。そして、走行装置が接近したことを検知した場合に、制御部が駆動部により起倒部を倒伏した状態となるように制御する。これにより、充電動作を行うときにのみ起倒部を倒伏状態にすることができ、走行装置の受電電極と充電装置の送電電極とを接続させ、走行装置の電池を充電することができる。また、充電動作を行っていない間は、起倒部を起立状態にすることができる。その結果、充電動作を行っていない間における充電装置の設置のためのスペースを小さくすることができると共に、充電動作を行っていない間において、人が起倒部に躓き、転倒することを防止することができるようになっている。したがって、走行装置充電システムは、充電装置の設置の省スペース化を実現でき、安全性が高いものとなっている。
本発明の態様9における走行装置充電システム1A〜1Dは、態様5または6の充電装置30・70と、電池(バッテリ15)及び受電電極16を備えた走行装置(走行ロボット10・50・60)とを備え、前記充電装置30・70の送電電極34と前記走行装置(走行ロボット10・50・60)の受電電極16とを電気的に接続することにより前記走行装置(走行ロボット10・50・60)に対して充電を行うことを特徴とする。
この特徴によれば、走行装置充電システムにおいて、充電装置は、検知部によって走行装置が接近したことを検知することができる。そして、走行装置が接近したことを検知した場合に、制御部が駆動部により起倒部を倒伏した状態となるように制御する。これにより、充電動作を行うときにのみ起倒部を倒伏状態にすることができ、走行装置の受電電極と充電装置の送電電極とを接続させ、走行装置の電池を充電することができる。また、充電動作を行っていない間は、起倒部を起立状態にすることができる。その結果、充電動作を行っていない間における充電装置の設置のためのスペースを小さくすることができると共に、充電動作を行っていない間において、人が起倒部に躓き、転倒することを防止することができるようになっている。したがって、走行装置充電システムは、充電装置の設置の省スペース化を実現でき、安全性が高いものとなっている。
本発明の態様10における走行装置充電システム1A〜1Dは、上記態様9において、前記走行装置(走行ロボット10・50・60)は地面または床面を走行するための複数の車輪(動輪12・前従輪13・後従輪14)を備え、前記複数の車輪(動輪12・前従輪13・後従輪14)のうちの少なくとも1つが前記切り欠き部32cに入った状態で充電を行う構成であることが好ましい。
上記の構成によれば、走行装置の複数の車輪のうち少なくとも1つが切り欠き部に入った状態で充電を行う。これにより、走行装置の車輪の進入(後進)の経路を制限することができ、走行装置の車輪の停止位置の位置決め精度を向上させることができるようになっている。また、走行装置の車輪が切り欠き部に収まることにより、走行装置の車輪が起倒部に乗りあがらないようになっている。これにより、走行装置の車輪が起倒部に乗りあがることによって起倒部が破損したり、充電装置が傾いてしまうなどの問題が発生することを防ぐことができる。
本発明の態様11における走行装置充電システム1A〜1Dは、上記態様8〜10のいずれかにおいて、前記走行装置(走行ロボット10・50・60)は、前記走行装置(走行ロボット10・50・60)が前記充電装置30・70に接近したことを前記検知部(第2赤外線通信ユニット36)に検知させる信号を送信する接近信号送信部(第1赤外線通信ユニット17)を備えている構成であることが好ましい。
上記の構成によれば、走行装置が接近信号送信部を備えていることにより、充電装置の検知部に走行装置が充電装置に接近したことを検知させることができる。これにより、充電動作を行う場合にのみ、制御部が起倒部を倒伏状態にすることができる。
本発明の態様12における走行装置充電システム1Bは、上記態様8〜11のいずれかにおいて、前記走行装置(走行ロボット50)は前記受電電極16を昇降動作させる受電電極昇降部(昇降ユニット51)を備え、前記走行装置(走行ロボット50)が、倒伏状態の前記起倒部(ドッキング用扉32)の上側に位置した状態で、前記受電電極16を前記送電電極34に向けて降下させることにより、前記送電電極34と前記受電電極16とを電気的に接続する構成であることが好ましい。
上記の構成によれば、充電を行っていない間において受電電極を走行装置の筐体11の内部に格納しておくことができ、充電を行う際には、受電電極を降下させることにより受電電極と送電電極とを接触させ、電気的に接続させることができるようになっている。その結果、走行装置が走行している時に、受電電極16が床面または地面に存在する凸部に接触して破損する確率を低減することができる。
本発明の態様13における走行装置充電システム1Cは、上記態様8〜12のいずれかにおいて、前記走行装置(走行ロボット60)は、前記充電装置30・70との接続時における位置ずれ、または角度ずれ、もしくは位置ずれおよび角度ずれを検出するためのずれ検出センサ(第2位置検出センサ62)を備えている構成であることが好ましい。
上記の構成によれば、走行装置と充電装置とのドッキング時において、走行ロボット60が充電装置30に対する、左右方向の位置ずれ、または角度ずれ、もしくは左右方向の位置ずれおよび角度ずれを検知できるようになっている。したがって、走行装置と充電装置とのドッキング時に、走行装置が充電装置に対する適切な進入を行うことができるようになっている。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1A〜1D 走行装置充電システム
10、50、60 走行ロボット(走行装置)
12 動輪(車輪)
13 前従輪(車輪)
14 後従輪(車輪)
15 バッテリ(電池)
16 受電電極
17 第1赤外線通信ユニット(接近信号送信部)
19 誘導信号受信部
30、70 充電装置
31 本体部
31a 正面
32 ドッキング用扉(起倒部)
32a 下面
32b 上面
32c 切り欠き部
33 ドッキング用扉駆動ユニット(駆動部)
34 送電電極
34a 第1送電電極
34b 第2送電電極
35 誘導信号発信部
36 第2赤外線通信ユニット(検知部)
37 制御部
51 昇降ユニット(受電電極昇降部)
62 第2位置検出センサ(ずれ検出センサ)

Claims (13)

  1. 電池を備えた走行装置に対して充電可能な充電装置であって、
    床面または地面に対して倒伏した倒伏状態と床面または地面に対して起立した起立状態とに起倒動作可能であって、倒伏状態において床面または地面に対向する下面と、該下面とは反対側の上面とを備えた起倒部と、
    前記起倒部の上面に露出するように配置された送電電極と、
    前記起倒部を起倒動作させる駆動部と、
    前記走行装置が接近したことを検知する検知部と、
    前記検知部によって前記走行装置が接近したことを検知した場合に、前記駆動部により前記起倒部が倒伏した状態となるように制御する制御部とを備えることを特徴とする充電装置。
  2. 前記制御部は、前記検知部による前記走行装置が接近したことを検知できていない場合には、前記駆動部により前記起倒部が起立した状態となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  3. 前記起倒部を前記駆動部にて起倒動作可能に接続した本体部を備え、
    前記本体部は、床面または地面に対して直立または傾斜した正面を備え、
    前記起倒部の起立状態において、前記正面と前記起倒部の上面とが接するまたは近接することを特徴とする請求項1または2に記載の充電装置。
  4. 前記走行装置を誘導する信号を発信する誘導信号発信部を備え、
    前記誘導信号発信部は、前記起倒部の倒伏状態において外部に露出するように、前記正面に配置されることを特徴とする請求項3に記載の充電装置。
  5. 前記起倒部は、倒伏状態において外部に向けて開口した形状の切り欠き部を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の充電装置。
  6. 前記送電電極は、第1送電電極と第2送電電極とを含み、
    前記第1送電電極と前記第2送電電極とは、前記切り欠き部を挟んで配置されていることを特徴とする請求項5に記載の充電装置。
  7. 前記第1送電電極と前記第2送電電極とは、前記駆動部からの距離が互いに等しくなるように配置されていることを特徴とする請求項6に記載の充電装置。
  8. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の充電装置と、電池及び受電電極を備えた走行装置とを備え、
    前記充電装置の送電電極と前記走行装置の受電電極とを電気的に接続することにより前記走行装置に対して充電を行うことを特徴とする走行装置充電システム。
  9. 請求項5または6に記載の充電装置と、電池及び受電電極を備えた走行装置とを備え、
    前記充電装置の前記送電電極と前記走行装置の前記受電電極とを電気的に接続することにより前記走行装置に対して充電を行うことを特徴とする走行装置充電システム。
  10. 前記走行装置は地面または床面を走行するための複数の車輪を備え、
    前記複数の車輪のうちの少なくとも1つが前記切り欠き部に入った状態で充電を行うことを特徴とする請求項9に記載の走行装置充電システム。
  11. 前記走行装置は、前記走行装置が前記充電装置に接近したことを前記検知部に検知させる信号を送信する接近信号送信部を備えていることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の走行装置充電システム。
  12. 前記走行装置は前記受電電極を昇降動作させる受電電極昇降部を備え、
    前記走行装置が、倒伏状態の前記起倒部の上側に位置した状態で、前記受電電極を前記送電電極に向けて降下させることにより、前記送電電極と前記受電電極とを電気的に接続することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の走行装置充電システム。
  13. 前記走行装置は、前記充電装置との接続時における位置ずれ、または角度ずれ、もしくは位置ずれおよび角度ずれを検出するためのずれ検出センサを備えていることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の走行装置充電システム。
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