JP2017147696A - 読み出し回路 - Google Patents

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庸平 畠山
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Tetsuro Itakura
哲朗 板倉
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Masanori Furuta
雅則 古田
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Abstract

【課題】高いSNRを有する読み出し回路を提供する。【解決手段】一実施形態に係る読み出し回路は、第1,第2トランジスタと、第1,第2可変抵抗と、第1,第2抵抗と、を備える。第1,第2トランジスタは、第1端子と、第2端子と、バイアス電圧を印加された制御端子と、を備える。第1可変抵抗は、第1基準電圧線に接続された第1端子と、第1トランジスタの第1端子に接続された第2端子と、を備える。第1抵抗は、第1基準電圧線に接続された第1端子と、第2トランジスタの第1端子に接続された第2端子と、を備える。第2抵抗は、第1トランジスタの第2端子に接続された第1端子と、第2基準電圧線に接続された第2端子と、を備える。第2可変抵抗は、第2トランジスタの第2端子に接続された第1端子と、第2基準電圧線に接続された第2端子と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、読み出し回路に関する。
可変抵抗センサでは、光などの検出対象の変化は、抵抗値の変化として検出され、抵抗値の変化は、読み出し回路により読み出される。読み出し回路は、読み出した抵抗値の変化に応じた検出信号を出力する。
従来、読み出し回路として、ホイートストンブリッジが利用されている。MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)センサに多く採用される、2つの順方向の可変抵抗を備えたセンサでは、2つの可変抵抗が、ホイートストンブリッジの対角に配置される。
従来のホイートストンブリッジでは、抵抗値が変化すると、抵抗を流れる電流の電流値や、抵抗に印加された同相電圧が変化する。このため、抵抗値の変化を電圧値の変化に変換する効率が低かった。結果として、出力される検出信号のSNR(Signal to Noise Ratio)が低いという問題があった。
特開2006−174122号公報 特開2008−199563号公報 特開2015−119473号公報
高いSNRを有する読み出し回路を提供する。
一実施形態に係る読み出し回路は、第1トランジスタと、第2トランジスタと、第1可変抵抗と、第1抵抗と、第2抵抗と、第2可変抵抗と、を備える。第1トランジスタは、第1端子と、第2端子と、バイアス電圧を印加された制御端子と、を備える。第2トランジスタは、第1端子と、第2端子と、前記バイアス電圧を印加された制御端子と、を備える。第1可変抵抗は、第1基準電圧線に接続された第1端子と、第1トランジスタの第1端子に接続された第2端子と、を備える。第1抵抗は、第1基準電圧線に接続された第1端子と、第2トランジスタの第1端子に接続された第2端子と、を備える。第2抵抗は、第1トランジスタの第2端子に接続された第1端子と、第2基準電圧線に接続された第2端子と、を備える。第2可変抵抗は、第2トランジスタの第2端子に接続された第1端子と、第2基準電圧線に接続された第2端子と、を備える。
第1実施形態に係る読み出し回路の一例を示す図。 従来の読み出し回路の一例を示す図。 図1の増幅回路の一例を示す図。 図1の増幅回路Aの他の例を示す図。 第2実施形態に係る読み出し回路の一例を示す図。 第3実施形態に係る読み出し回路の一例を示す図。 第4実施形態に係る読み出し回路の一例を示す図。 図7のフィルタ回路の一例を示す図。 第5実施形態に係る読み出し回路の一例を示す図。 第5実施形態に係る読み出し回路の他の例を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る読み出し回路について、図1〜図4を参照して説明する。本実施形態に係る読み出し回路は、可変抵抗センサの抵抗値の変化を読み出す。すなわち、読み出し回路は、可変抵抗センサの抵抗値の変化に応じた検出信号を出力する。
まず、読み出し回路の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る読み出し回路の一例を示す図である。図1の読み出し回路は、トランジスタMと、トランジスタMと、可変抵抗VRと、抵抗Rと、抵抗Rと、可変抵抗VRと、出力端子Tと、出力端子Tと、増幅回路Aと、を備える。
トランジスタM(第1トランジスタ)は、NチャネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)(以下、「NMOS」という)であって、ソース端子(第1端子)と、ドレイン端子(第2端子)と、ゲート端子(制御端子)と、を備える。ソース端子は、可変抵抗VRの第2端子に接続される。ドレイン端子は、抵抗Rの第1端子と、出力端子Tと、に接続される。ゲート端子は、所定のバイアス電圧Vを印加される。
トランジスタM(第2トランジスタ)は、NMOSであって、ソース端子と、ドレイン端子と、ゲート端子と、を備える。ソース端子は、抵抗Rの第2端子に接続される。ドレイン端子は、可変抵抗VRの第1端子と、出力端子Tと、に接続される。ゲート端子は、所定のバイアス電圧Vを印加される。
可変抵抗VR(第1可変抵抗)は、可変抵抗センサが備える可変抵抗である。可変抵抗VRは、光などの検出対象の変化に応じて、抵抗値が変化する。可変抵抗VRは、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、接地線(第1基準電圧線)に接続される。すなわち、第1端子は、接地される。第2端子は、トランジスタMのソース端子に接続される。
抵抗Rは、(第1抵抗)抵抗値が一定の固定抵抗である。抵抗Rは、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、接地線に接続される。すなわち、第1端子は、接地される。第2端子は、トランジスタMのソース端子に接続される。
抵抗Rは、(第2抵抗)抵抗値が一定の固定抵抗である。抵抗Rは、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、トランジスタMのドレイン端子と、出力端子Tと、に接続される。第2端子は、電源線(第2基準電圧線)に接続される。
可変抵抗VR(第2可変抵抗)は、可変抵抗センサが備える可変抵抗である。可変抵抗VRは、光などの検出対象の変化に応じて、抵抗値が変化する。可変抵抗VRは、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、トランジスタMのドレイン端子と、出力端子Tと、に接続される。第2端子は、電源線に接続される。
出力端子Tは、トランジスタMのドレイン端子と、抵抗Rの第1端子と、増幅回路Aの第1入力端子Tと、に接続される。出力端子Tの電圧が、可変抵抗VRによる検出信号として、増幅回路Aに入力される。
出力端子Tは、トランジスタMのドレイン端子と、可変抵抗VRの第1端子と、増幅回路Aの第2入力端子Tと、に接続される。出力端子Tの電圧が、可変抵抗VRによる検出信号として、増幅回路Aに入力される。
増幅回路Aは、電圧を増幅する差動入力の電圧増幅回路であり、高い入力インピーダンスを有する。入力端子T,Tと、出力端子T,Tと、を備える。入力端子Tは、出力端子Tに接続される。入力端子Tは、出力端子Tに接続される。増幅回路Aは、入力端子T,Tから差動入力された検出信号(電圧信号)を増幅し、増幅した検出信号を差動出力する。増幅回路Aの構成について、詳しくは後述する。
次に、図1の読み出し回路の動作について説明する。
トランジスタMは、ソース端子と接地線との間に、可変抵抗VRが接続されている。このため、トランジスタMのドレイン電流Iは、I=Ib1(1−ε)となる。Ib1は、無信号時のドレイン電流、すなわち、バイアス電流の電流値である。εは、可変抵抗VRの抵抗値の変化率である。
また、増幅回路Aの入力インピーダンスは、抵抗Rの抵抗値より十分に大きい。したがって、出力端子Tの電圧Vは、V=VDD−Rb1(1−ε)となる。VDDは、電源電圧値である。Rは、抵抗Rの抵抗値である。
同様に、トランジスタMは、ソース端子と接地線との間に、抵抗Rが接続されている。このため、トランジスタMのドレイン電流Iは、I=Ib2となる。Ib2は、バイアス電流の電流値である。
また、増幅回路Aの入力インピーダンスは、可変抵抗VRの抵抗値より十分に大きい。したがって、出力端子Tの電圧Vは、V=VDD−Ib2VR(1+ε)となる。VRは、可変抵抗VRの無信号時の抵抗値である。εは、可変抵抗VRの抵抗値の変化率である。
ここで、可変抵抗VRの抵抗値VRと、抵抗Rの抵抗値Rと、が等しく(VR=R=r)、可変抵抗VRの抵抗値VRと、抵抗Rの抵抗値Rと、が等しい(VR=R=r)場合について考える。
この場合、トランジスタMのバイアス電流の電流値Ib1と、トランジスタMのバイアス電流の電流値Ib2と、は等しくなる(Ib1=Ib2=I)。したがって、V=VDD−r(1−ε)、V=VDD−r(1+ε)となる。
上記の式からわかるように、検出信号V,Vは、出力端子T,Tから差動出力されることがわかる。すなわち、検出信号V,Vにおいて、電源電圧VDD、接地電圧、及びバイアス電圧Vの変化は同相化される。
さらに、可変抵抗VRの抵抗値の変化の特性と、可変抵抗VRの抵抗値の変化の特性と、が等しい場合について考える。このとき、可変抵抗VRの抵抗値の変化率εと、可変抵抗VRの抵抗値の変化率εと、は等しくなる(ε=ε=ε)。したがって、V=VDD−r(1−ε)、V=VDD−r(1+ε)となる。すなわち、検出信号V,Vは、変化率εに応じた信号成分をそれぞれ含む差動信号となる。
ここで、図1の読み出し回路のSNRについて説明する。
図2は、ホイートストンブリッジを利用した従来の読み出し回路の一例を示す図である。図2の読み出し回路は、図1の読み出し回路における、トランジスタMのソース端子及びドレイン端子を短絡し、トランジスタMのソース端子及びドレイン端子を短絡したものに相当する。
まず、図1及び図2の読み出し回路の検出信号に含まれる信号成分について考える。
図2の読み出し回路では、VR=VR=R=R=5[kΩ]、ε=ε=1[%]、各抵抗(可変抵抗VR,VR、抵抗R,R)での電圧降下を5[V]とした場合、V=5.025[V]、V=4.975[V]となる。すなわち、図2の読み出し回路の検出信号V,Vには、0.025[V]の信号成分が含まれる。
これに対して、図1の読み出し回路では、同様の条件の場合、トランジスタM,Mのドレイン−ソース間電圧を1[V]とすると、V=6.05[V]、V=5.95[V]となる。すなわち、図1の読み出し回路の検出信号V,Vには、0.05[V]の信号成分が含まれる。
以上より、図1の読み出し回路の検出信号には、図2の読み出し回路の検出信号の2倍の信号成分が含まれることがわかる。これは、図1の読み出し回路の変換効率が、図2の読み出し回路の変換効率の2倍であることに相当する。
次に、図1及び図2の読み出し回路の検出信号に含まれるノイズ成分について考える。
検出信号に含まれるノイズ成分は、出力端子T,Tの出力インピーダンスで決まり、(4kTBR)1/2に比例する。kはボルツマン定数、Tは絶対温度、Bは帯域幅、Rは出力インピーダンスの抵抗成分である。
ここで、VR=VR=R=R=5[kΩ]とすると、図2の読み出し回路の出力端子Tの出力インピーダンスは、K{RVR/(R+VR)}1/2=1.58Kとなる。Kは、k,T,Bに依存する比例定数である。したがって、検出信号Vに含まれるノイズ成分は、1.58K′で表される。K′は、Kに依存する比例定数である。これは、検出信号Vについても同様である。
これに対して、VR=VR=R=R=5[kΩ]とすると、図1の読み出し回路の出力端子Tの出力インピーダンスは、トランジスタMのドレイン端子の出力インピーダンスがVRよりも十分に大きいため、KVR 1/2=2.24Kとなる。したがって、検出信号Vに含まれるノイズ成分は、2.24K′で表される。これは、検出信号Vについても同様である。
以上まとめると、図1の読み出し回路は、信号成分が図2の読み出し回路の2倍大きく、ノイズ成分が図2の読み出し回路の21/2倍大きい。したがって、図1の読み出し回路のSNRは、図2の読み出し回路のSNRより21/2倍(3dB)高い。
なお、以上の説明では、トランジスタM,Mで発生するノイズ成分について省略して説明した。これは、トランジスタMで発生するノイズ成分は、トランジスタMのソース端子と接地線との間に可変抵抗VRが接続されたことにより、無視できる程度に小さくなるためである。トランジスタMで発生するノイズ成分についても同様である。
具体的には、可変抵抗VRを接続したことにより、トランジスタMで発生するノイズ成分の伝達関数は、1/(1+gm1VR)となる。gm1は、トランジスタMのトランスコンダクタンスである。gm1VRは、1より十分に大きいため、トランジスタMで発生したノイズ成分は、検出信号Vに含まれるノイズ成分に対して十分に小さくなる。
同様に、抵抗Rを接続したことにより、トランジスタMで発生するノイズ成分の伝達関数は、1/(1+gm2)となる。gm2は、トランジスタMのトランスコンダクタンスである。gm2は、1より十分に大きいため、トランジスタMで発生したノイズ成分は、検出信号Vに含まれるノイズ成分に対して十分に小さくなる。
以上説明した通り、本実施形態に係る読み出し回路は、ホイートストンブリッジを利用した従来の読み出し回路より高いSNRを有する。すなわち、本実施形態により、SNRが高い読み出し回路を実現できる。
また、本実施形態に係る読み出し回路は、検出信号を差動出力するため、その後段に、差動増幅回路を容易に接続することができる。これにより、検出信号の出力振幅を拡大することができる。
また、本実施形態に係る読み出し回路は、検出信号V,Vにおいて、電源電圧VDD、接地電圧、及びバイアス電圧Vの変化が同相化される。したがって、本実施形態に係る読み出し回路は、電源電圧VDD、接地電圧、及びバイアス電圧Vのばらつきに対する高いロバスト性を有する。
また、本実施形態に係る読み出し回路は、検出信号として電圧信号を出力するため、後段にトランスインピーダンスアンプを接続する必要がない。これにより、本実施形態によれば、回路面積を小型化し、消費電力を低減することができる。
図3は、増幅回路Aの一例を示す図である。図3の増幅回路Aは、オペアンプA,Aと、入力抵抗Ri1,Ri2と、帰還抵抗Rf1,Rf2と、入力端子T,Tと、出力端子T,Tと、を備える。
オペアンプAは、反転入力端子と、非反転入力端子と、出力端子と、を備える。反転入力端子は、ノードNに接続される。非反転入力端子は、入力端子Tに接続される。出力端子は、出力端子Tに接続される。
オペアンプAは、反転入力端子と、非反転入力端子と、出力端子と、を備える。反転入力端子は、ノードNに接続される。非反転入力端子は、入力端子Tに接続される。出力端子は、出力端子Tに接続される。
入力抵抗Ri1は、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、入力端子Ri2の第1端子に接続される。第2端子は、ノードNに接続される。
入力抵抗Ri2は、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、入力端子Ri1の第1端子に接続される。第2端子は、ノードNに接続される。
帰還抵抗Rf1は、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、ノードNに接続される。第2端子は、出力端子Tに接続される。
帰還抵抗Rf2は、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、ノードNに接続される。第2端子は、出力端子Tに接続される。
オペアンプAは、入力抵抗Ri1及び帰還抵抗Rf1と共に、非反転増幅回路を構成している。この非反転増幅回路の増幅率Aは、A=1+Rf1/Ri1となる。したがって、入力端子Tから入力された検出信号Vの信号成分は、A倍に増幅され、出力端子Tから出力される。なお、検出信号Vの同相成分は、1倍に増幅される。
同様に、オペアンプAは、入力抵抗Ri2及び帰還抵抗Rf2と共に、非反転増幅回路を構成している。この非反転増幅回路の増幅率Aは、A=1+Rf2/Ri2となる。入力端子Tから入力された検出信号Vの信号成分は、A倍に増幅され、出力端子Tから出力される。なお、検出信号Vの同相成分は、1倍に増幅される。
以上まとめると、増幅回路Aは、入力端子T,Tから検出信号V,Vを差動入力され、信号成分を所定の増幅率で増幅し、増幅した検出信号を出力端子T,Tから差動出力する。
このような構成により、増幅回路Aは、高い出力インピーダンスを有する読み取り回路からの検出信号を、減衰させることなく受け取り、低い出力インピーダンスで出力することができる。
図4は、増幅回路Aの他の例を示す図である。図4の増幅回路Aは、トランジスタMA1,MA2と、電流源Ib1〜Ib3と、入力抵抗Ri1,Ri2と、帰還抵抗Rf1,Rf2と、全差動オペアンプAと、入力端子T,Tと、出力端子T,Tと、を備える。
トランジスタMA1は、PチャネルMOSFET(以下、「PMOS」という)であって、ソース端子と、ドレイン端子と、ゲート端子と、を備える。ソース端子は、ノードNに接続される。ドレイン端子は、ノードNに接続される。ゲート端子は、入力端子Tに接続される。すなわち、トランジスタMA1は、ゲート端子に検出信号Vを印加される。
トランジスタMA2は、PMOSであって、ソース端子と、ドレイン端子と、ゲート端子と、を備える。ソース端子は、ノードNに接続される。ドレイン端子は、ノードNに接続される。ゲート端子は、入力端子Tに接続される。すなわち、トランジスタMA2は、ゲート端子に検出信号Vを印加される。
電流源Ib1は、電源線とノードNとの間に接続され、トランジスタMA1,MA2に所定の電流を供給する。電流源Ib1が供給する電流の電流値は2Iである。
電流源Ib2は、ノードNと接地線との間に接続され、トランジスタMA1に所定の電流を供給する。電流源Ib2が供給する電流の電流値はIである。
電流源Ib3は、ノードNと接地線との間に接続され、トランジスタMA2に所定の電流を供給する。電流源Ib3が供給する電流の電流値はIである。
入力抵抗Ri1は、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、ノードNに接続される。第2端子は、ノードNに接続される。
入力抵抗Ri2は、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、ノードNに接続される。第2端子は、ノードNに接続される。
帰還抵抗Rf1は、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、ノードNに接続される。第2端子は、出力端子Tに接続される。
帰還抵抗Rf2は、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、ノードNに接続される。第2端子は、出力端子Tに接続される。
全差動オペアンプAは、反転入力端子と、非反転入力端子と、非反転出力端子と、反転出力端子と、を備える。反転入力端子は、ノードNに接続される。非反転入力端子は、ノードNに接続される。非反転出力端子は、出力端子Tに接続される。反転出力端子は、出力端子Tに接続される。
図4のトランジスタMA1,MA2のゲート端子は、図3のオペアンプA,Aの非反転入力端子に相当する。また、図4のトランジスタMA1,MA2のソース端子は、図3のオペアンプA,Aの反転入力端子に相当する。
このような構成により、増幅回路Aを実現することができる。これにより、増幅回路Aで発生するノイズを図3の構成よりも低減することができる。
なお、以上の説明では、増幅回路Aは、差動出力の増幅回路であったが、シングルエンド出力の増幅回路であってもよい。このような増幅回路Aとして、インスツルメンテーションアンプを用いることができる。インスツルメンテーションアンプは、例えば、図3の回路の後段に、オペアンプを接続することにより構成できる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る読み出し回路について、図5を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る読み出し回路の構成について説明する。図5は、本実施形態に係る読み出し回路の一例を示す図である。図5の読み出し回路は、抵抗Rの代わりに可変抵抗VRを備え、抵抗Rの代わりに可変抵抗VRを備える。他の構成は、図1と同様である。
可変抵抗VRは、可変抵抗センサが備える可変抵抗である。可変抵抗VRは、光などの検出対象の変化に応じて、抵抗値が変化する。可変抵抗VRは、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、接地線に接続される。第2端子は、トランジスタMのソース端子に接続される。可変抵抗VRは、抵抗Rを可変抵抗としたものに相当する。
可変抵抗VRは、可変抵抗センサが備える可変抵抗である。可変抵抗VRは、光などの検出対象の変化に応じて、抵抗値が変化する。可変抵抗VRは、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、トランジスタMのドレイン端子に接続される。第2端子は、電源線に接続される。可変抵抗VRは、抵抗Rを可変抵抗としたものに相当する。
次に、図5の読み出し回路の動作について説明する。
トランジスタMは、ソース端子と接地線との間に、可変抵抗VRが接続されている。このため、トランジスタMのドレイン電流Iは、I=Ib1(1−ε)となる。これは、第1実施形態と同様である。
また、増幅回路Aの入力インピーダンスは、可変抵抗VRの抵抗値より十分に大きい。したがって、出力端子Tの電圧Vは、V=VDD−VR(1+ε)Ib1(1−ε)となる。VRは、可変抵抗VRの無信号時の抵抗値である。εは、可変抵抗VRの抵抗値の変化率である。
同様に、トランジスタMは、ソース端子と接地線との間に、抵抗VRが接続されている。このため、トランジスタMのドレイン電流Iは、I=Ib2(1−ε)となる。εは、可変抵抗VRの抵抗値の変化率である。
また、増幅回路Aの入力インピーダンスは、可変抵抗VRの抵抗値より十分に大きい。したがって、出力端子Tの電圧Vは、V=VDD−VR(1+ε)Ib2(1−ε)となる。VRは、可変抵抗VRの無信号時の抵抗値である。εは、可変抵抗VRの抵抗値の変化率である。
ここで、可変抵抗VRの抵抗値VRと、抵抗Rの抵抗値Rと、が等しく(VR=R=r)、可変抵抗VRの抵抗値VRと、抵抗Rの抵抗値Rと、が等しく(VR=R=r)、可変抵抗VRの抵抗値の変化の特性と、可変抵抗VRの抵抗値の変化の特性と、が等しい場合(ε=ε=ε)について考える。
この場合、トランジスタMのバイアス電流の電流値Ib1と、トランジスタMのバイアス電流の電流値Ib2と、は等しくなる(Ib1=Ib2=I)。したがって、V=VDD−r(1+ε)I(1−ε)、V=VDD−r(1+ε)I(1−ε)となる。
さらに、可変抵抗VRの抵抗値の変化の特性と、可変抵抗VRの抵抗値の変化の特性と、が逆極性であり、可変抵抗VRの抵抗値の変化の特性と、可変抵抗VRの抵抗値の変化の特性と、が逆極性である場合について考える。このとき、可変抵抗VRの抵抗値の変化率εと、可変抵抗VRの抵抗値の変化率εと、は逆符号となる(ε=−ε=−ε)。また、可変抵抗VRの抵抗値の変化率εと、可変抵抗VRの抵抗値の変化率εと、は逆符号となる(ε=−ε=−ε)。したがって、V=VDD−r(1−ε)、V=VDD−r(1+ε)となる。さらにεが微小である場合、V=VDD−r(1−2ε)、V=VDD−r(1+2ε)となる。
以上説明した通り、本実施形態では、検出信号V,Vは、第1実施形態に対して2倍の信号成分をそれぞれ含む差動信号となる。したがって、本実施形態により、第1実施形態よりさらに変換効率を向上させ、読み出し回路のSNRを高めることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る読み出し回路について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る読み出し回路の一例を示す図である。図6の読み出し回路は、トランジスタMに対して、トランジスタMがカスコード接続され、トランジスタMに対して、トランジスタMがカスコード接続されている。このため、本実施形態において、トランジスタM,Mは、ドレイン端子がトランジスタM,Mのソース端子にそれぞれ接続される。他の構成は、図1と同様である。
トランジスタM(第3トランジスタ)は、NMOSであって、ソース端子と、ドレイン端子と、ゲート端子と、を備える。ソース端子は、トランジスタMのドレイン端子に接続される。ドレイン端子は、抵抗Rの第1端子と、出力端子Tと、に接続される。ゲート端子は、所定のバイアス電圧Vb1を印加される。トランジスタMは、トランジスタMに対してカスコード接続されている。
トランジスタM(第4トランジスタ)は、NMOSであって、ソース端子と、ドレイン端子と、ゲート端子と、を備える。ソース端子は、トランジスタMのドレイン端子に接続される。ドレイン端子は、可変抵抗VRの第1端子と、出力端子Tと、に接続される。ゲート端子は、所定のバイアス電圧Vb1を印加される。トランジスタMは、トランジスタMに対してカスコード接続されている。
ここで、本実施形態に係る読み出し回路の効果について説明する。
一般に、飽和領域におけるMOSFETのドレイン電流IDは、ID=a(VGS−VTH(1+λVDS)で近似される。aはトランジスタの構造によって決まる比例係数、VGSはゲート−ソース間電圧、VTHは閾値電圧、λはチャネル変調効果係数、VDSはドレインソース間電圧である。
図1の読み出し回路では、トランジスタM,Mのドレイン−ソース間電圧VDSは、可変抵抗VR,VRの抵抗値の変化に応じて変化する。このため、上記の式からわかるように、トランジスタM,Mのドレイン電流I,Iは、可変抵抗VR,VRの抵抗値の変化に応じて変化する。結果として、図1の読み出し回路の出力端子T,Tには、ドレイン電流I,Iの変化に応じた高調波が発生する恐れがある。
これに対して、本実施形態に係る読み出し回路では、トランジスタMに対してトランジスタMがカスコード接続されているため、トランジスタMのドレインソース間電圧の変動が抑制される。また、トランジスタMに対してトランジスタMがカスコード接続されているため、トランジスタMのドレインソース間電圧の変動が抑制される。
したがって、本実施形態によれば、トランジスタM,Mのドレイン電流I,Iの変化に起因した高調波の発生を抑制することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る読み出し回路について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る読み出し回路の一例を示す図である。図7の読み出し回路は、フィルタ回路Fを備える。本実施形態では、増幅回路Aは、フィルタ回路の後段に接続される。他の構成は、図1と同様である。
フィルタ回路Fは、出力端子T,Tと、入力端子T,Tと、の間に接続される。フィルタ回路Fは、出力端子Tから出力された検出信号Vのうち、所定の周波数帯域を通過させ、入力端子Tから増幅回路Aに入力する。また、フィルタ回路Fは、出力端子Tから出力された検出信号Vのうち、所定の周波数成分を通過させ、入力端子Tから増幅回路Aに入力する。フィルタ回路Fは、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、又は帯域通過フィルタである。
図8は、フィルタ回路Fの一例を示す図である。図8のフィルタ回路Fは、帯域通過フィルタであり、ローパスフィルタかつハイパスフィルタとして機能する。図8のフィルタ回路Fは、入力端子T,Tと、出力端子T,T10と、容量C〜Cと、抵抗R,Rと、を備える。
入力端子T(第1入力端子)は、出力端子Tに接続される。入力端子T(第2入力端子)は、出力端子Tに接続される。出力端子Tは、入力端子Tに接続される。出力端子T10は、入力端子Tに接続される。
容量Cは、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、容量Cの第2端子に接続される。第2端子は、入力端子Tに接続される。容量Cは、検出信号Vの低周波成分を通過させるローパスフィルタを構成する。このローパスフィルタの時定数は、容量Cの容量値と、可変抵抗VRの抵抗値と、によって決まる。
容量Cは、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、入力端子Tに接続される。第2端子は、容量Cの第1端子に接続される。容量Cは、検出信号Vの低周波成分を通過させるローパスフィルタを構成する。このローパスフィルタの時定数は、容量Cの容量値と、抵抗Rの抵抗値と、によって決まる。
容量Cは、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、入力端子Tに接続される。第2端子は、出力端子Tに接続される。
容量Cは、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、入力端子Tに接続される。第2端子は、出力端子T10に接続される。
抵抗Rは、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、抵抗Rの第2端子に接続され、所定の電圧Vを印加される。第2端子は、出力端子Tに接続される。
抵抗Rは、第1端子と、第2端子と、を備える。第1端子は、出力端子T10に接続される。第2端子は、抵抗Rの第1端子に接続され、所定の電圧Vを印加される。
容量C及び抵抗Rは、検出信号Vの高周波成分を通過させるハイパスフィルタを構成する。このハイパスフィルタの時定数は、容量Cの容量値と、抵抗Rの抵抗値と、によって決まる。
また、容量C及び抵抗Rは、検出信号Vの高周波成分を通過させるハイパスフィルタを構成する。このハイパスフィルタの時定数は、容量Cの容量値と、抵抗Rの抵抗値と、によって決まる。
可変抵抗VRの抵抗値と抵抗Rの抵抗値との間に誤差がある場合、及び可変抵抗VRの抵抗値と抵抗Rの抵抗値との間に誤差がある場合、検出信号V,Vの間に直流オフセットが生じる。本実施形態のように、出力端子T,Tの後段に、ハイパスフィルタを接続することにより、この直流オフセットを除去することができる。結果として、フィルタ回路Fを通過させることで、読み出し回路のSNRを向上させることができる。
また、出力端子T,T10から出力されるフィルタ後の検出信号V,Vの同相電圧は、電圧Vとなる。すなわち、検出信号V,Vの同相電圧を、電圧Vにより任意に設定することができる。これにより、出力端子T,Tから出力された検出信号V,Vを、増幅回路Aの入力電圧範囲に応じて遷移させることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る読み出し回路について、図9及び図10を参照して説明する。本実施形態に係る読み出し回路は、チョッパ回路を備える。図9は、本実施形態に係る読み出し回路の一例を示す図である。図9の読み出し回路は、経路切替スイッチSと、経路切替スイッチSと、出力端子T11,T12と、を備える。本実施形態において、増幅回路Aは、差動出力の増幅回路である。他の構成は、図1と同様である。
経路切替スイッチS(第1経路切替スイッチ)(以下、「スイッチS」という)は、増幅回路Aの前段に接続される。具体的には、スイッチSは、出力端子T,Tと、入力端子T,Tと、の間に接続される。スイッチSは、第1経路と第2経路とを切り替える。第1経路は、出力端子Tと入力端子Tとを接続し、出力端子Tと入力端子Tとを接続する経路である。第2経路は、出力端子Tと入力端子Tとを接続し、出力端子Tと入力端子Tとを接続する経路である。
経路切替スイッチS(第2経路切替スイッチ)(以下、「スイッチS」という)は、増幅回路Aの後段に接続される。具体的には、スイッチSは、出力端子T,Tと、出力端子T11,T12と、の間に接続される。スイッチSは、第1経路と第2経路とを切り替える経路切替スイッチである。第1経路は、出力端子Tと出力端子T12とを接続し、出力端子Tと出力端子T11とを接続する経路である。第2経路は、出力端子Tと出力端子T11とを接続し、出力端子Tと出力端子T12とを接続する経路である。
スイッチS及びスイッチSは、チョッパ回路を構成しており、経路の切替タイミングが同期している。具体的には、スイッチSが第1経路を形成している間、スイッチSも第1経路を形成する。また、スイッチSが第2経路を形成している間、スイッチSも第2経路を形成する。スイッチS及びスイッチSが経路を切り替える周波数を、スイッチング周波数という。
このような構成により、検出信号V,Vの周波数を、スイッチS及びスイッチSのスイッチング周波数に応じて遷移させることができる。これにより、検出信号V,Vの信号成分の周波数と、増幅回路Aで発生するフリッカーノイズの周波数と、を異なる周波数にすることができる。すなわち、検出信号V,Vの信号成分に対するフリッカーノイズの重畳を防ぐことができる。出力端子T11,T12の後段にフィルタ回路を接続し、検出信号V,Vからフリッカーノイズを除去することにより、読み出し回路のSNRを向上させることができる。
図10は、本実施形態に係る読み出し回路の他の例を示す図である。図10の読み出し回路は、第4実施形態で説明したフィルタ回路Fを備え、その後段に、スイッチSが接続されている。他の構成は、図9と同様である。このような構成により、検出信号V,Vから直流オフセット及びフリッカーノイズを除去することができる。結果として、読み出し回路のSNRをさらに向上させることができる。
なお、以上の各実施形態では、読み出し回路をMOSFETにより構成する場合を例に説明した。しかしながら、各実施形態に係る読み出し回路は、バイポーラトランジスタによっても構成可能である。この場合、以上の説明における、NMOS、PMOS、ソース端子、ドレイン端子、及びゲート端子を、それぞれ、NPN型バイポーラトランジスタ、PNP型バイポーラトランジスタ、エミッタ端子、コレクタ端子、及びベース端子に読み替えればよい。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
R:抵抗、VR:可変抵抗、M:トランジスタ、I:電流源、A,A:オペアンプ、A:全差動オペアンプ、C:容量、A:増幅回路、F:フィルタ回路、S:経路切替スイッチ

Claims (12)

  1. 第1端子と、第2端子と、バイアス電圧を印加された制御端子と、を備える第1トランジスタと、
    第1端子と、第2端子と、前記バイアス電圧を印加された制御端子と、を備える第2トランジスタと、
    第1基準電圧線に接続された第1端子と、前記第1トランジスタの前記第1端子に接続された第2端子と、を備える第1可変抵抗と、
    前記第1基準電圧線に接続された第1端子と、前記第2トランジスタの前記第1端子に接続された第2端子と、を備える第1抵抗と、
    前記第1トランジスタの前記第2端子に接続された第1端子と、第2基準電圧線に接続された第2端子と、を備える第2抵抗と、
    前記第2トランジスタの前記第2端子に接続された第1端子と、前記第2基準電圧線に接続された第2端子と、を備える第2可変抵抗と、
    を備える読み出し回路。
  2. 前記第1可変抵抗の無信号時の抵抗値と、前記第1抵抗の抵抗値と、は等しい
    請求項1に記載の読み出し回路。
  3. 前記第2可変抵抗の無信号時の抵抗値と、前記第2抵抗の抵抗値と、は等しい
    請求項1又は請求項2に記載の読み出し回路。
  4. 前記第1可変抵抗の抵抗値の変化率と、前記第2可変抵抗の抵抗値の変化率と、は等しい
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の読み出し回路。
  5. 前記第1抵抗は、第3可変抵抗であり、
    前記第2抵抗は、第4可変抵抗である
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の読み出し回路。
  6. 前記第1可変抵抗の抵抗値の変化率と、前記第4可変抵抗の抵抗値の変化率と、は逆符号であり、
    前記第2可変抵抗の抵抗値の変化率と、前記第3可変抵抗の抵抗値の変化率と、は逆符号である
    請求項5に記載の読み出し回路。
  7. 前記第1トランジスタにカスコード接続された第3トランジスタと、
    前記第2トランジスタにカスコード接続された第4トランジスタと、
    を備える請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の読み出し回路。
  8. 前記第2抵抗の前記第1端子に接続された第1入力端子と、前記第2可変抵抗の前記第1端子に接続された第2入力端子と、を備えるフィルタ回路を備える
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の読み出し回路。
  9. 前記フィルタ回路の後段に接続された増幅回路を備える
    請求項8に記載の読み出し回路。
  10. 前記フィルタ回路の後段に接続された第1経路切替スイッチと、
    前記第1経路切替スイッチの後段に接続された増幅回路と、
    前記増幅回路の後段に接続された第2経路切替スイッチと、
    を備える請求項8に記載の読み出し回路。
  11. 前記第2抵抗の前記第1端子に接続された第1入力端子と、前記第2可変抵抗の前記第1端子に接続された第2入力端子と、を備える増幅回路を備える
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の読み出し回路。
  12. 前記第2抵抗の前記第1端子に接続された第1入力端子と、前記第2可変抵抗の前記第1端子に接続された第2入力端子と、を備える第1経路切替スイッチと、
    前記第1経路切替スイッチの後段に接続された増幅回路と、
    前記増幅回路の後段に接続された第2経路切替スイッチと、
    を備える請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の読み出し回路。
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