JP2017147673A - デバイス情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークから切り離された操作対象デバイスとベンチホストとの間の通信を確実に確立させ、異なるネットワーク環境への接続で生じる操作対象デバイスの通信パラメータ設定喪失を最小限にする。【解決手段】機器管理システム(セグメント情報管理装置)2において、ベンチホスト6から指定されるフィールド機器(操作対象デバイス)5−2のタグ:「PI001」をキーとして、フィールド機器5−2がネットワークに接続されていた際のセグメント情報(DCSノード番号「21」、セグメント番号「1」)を特定し、この特定したセグメント情報よりフィールド機器5−2を含むセグメントの管理を行っていたLASのノードアドレスを特定する。そして、LASからネットワーク管理に関する通信パラメータ情報を取得し、LASのノードアドレスと合わせてベンチホスト6へ送る。ベンチホスト6は、送られてきたLASのノードアドレスと通信パラメータ情報をゲートウェイデバイス7に設定する。【選択図】 図7

Description

本発明は、デバイス内の情報を管理するデバイス情報管理システムに関する。
従来より、大規模なプラントでは、調節弁(バルブ)の開度制御を行うポジショナなどのフィールド機器(デバイス)をコントローラを用いて制御する分散制御システム(DCS(Distributed Control System))が用いられている。
このDCSは、オペレータコンソールと、このオペレータコンソールと通信ラインを介して接続されたコントローラとを備え、プラントに配置されているフィールド機器の監視・制御を行う。
近年、このDCSの通信ラインに接続され、コントローラを経由してネットワークに接続されている所望のフィールド機器にアクセスし、このフィールド機器内の各種のデータを取得・設定する機器管理システムが用いられている。
この機器管理システムによれば、機器管理システムの画面上に、診断データをグラフ表示することにより、プラントに分散して配置されているフィールド機器をオンラインで検査することが可能となる。また、フィールド機器内のパラメータを設定したり、変更したりすることが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
この機器管理システムを接続したDCSにおいて、フィールド機器との間はFF(FOUNDATION Fieldbus)、HART(Highway Addressable Remote Transducer)といった通信方式でデジタル通信が行われ、機器管理システムからコントローラを経由してフィールド機器内の情報にアクセスすることができる。
また、例えばFF通信方式において、稼働中のプロセスから、すなわち接続中のネットワークから、不具合や調整等でフィールド機器をFF通信的に切り離し(またはプロセス配管から物理的に取り外し)、この切り離したフィールド機器を操作対象デバイスとして、オンプロセスの(ネットワークに接続されている)デバイスを管理している統合ホストと呼ばれる機器管理システムとは別の、ベンチホストと呼ばれるオフプロセスの(ネットワーク接続されていない)機器設定ツールに接続し、この接続した機器設定ツールから操作対象デバイスのパラメータの設定内容のチェックや設定変更を行ったり、動作確認を行ったりすることもできる。
特開2010−258865号公報
しかしながら、誤ったネットワーク設定(通信パラメータ設定)のベンチホストに操作対象デバイスが接続されたり、操作対象デバイスのノードアドレスとベンチホストのノードアドレスとが重複していたような場合、操作対象デバイスにベンチホストからアクセスすることができなかったり、操作対象デバイスのノードアドレスや通信パラメータが自動リセットされてしまう虞があった。
例えば、通信パフォーマンスの向上のため、ベンチホストの通信パラメータでは、使用可能なノードアドレスの範囲を制限することができる。しかし、操作対象デバイスのノードアドレスがその制限された使用可能なノードアドレスの範囲外にある場合、操作対象デバイスはライブリスト(ネットワーク上で稼働しているデバイスのリスト)に現れず、そのままではベンチホストから参照・操作することはできない。
また、例えば、ベンチホストのノードアドレスが操作対象デバイスのノードアドレスと重複すると、FF仕様に従って、ベンチホストに接続された操作対象デバイスのノードアドレスや、それに関連する通信パラメータ(Virtual Communication Relationship:VCR)が自動的にリセットされて書き換わってしまう。この場合、操作対象デバイスをプロセス(ネットワーク)に戻すには、デバイスパラメータの再コンフィギレーションが必要となる。
このようなリスクを避けるために、従来のデバイス情報管理システムでは、プロセス(ネットワーク)から切り離したデバイスを操作対象デバイスとしてベンチホストに接続してアクセスする際には、ベンチホストの通信パラメータの設定に細心の注意を払う必要がある。また、ベンチホストのノードアドレスと操作対象デバイスのノードアドレスとが重複していないか、確認する必要がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ネットワークから切り離された操作対象デバイスとベンチホストとの間の通信を確実に確立させ、異なるネットワーク環境への接続で生じる操作対象デバイスの通信パラメータ設定喪失も最小限にすることができるデバイス情報管理システムを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、ネットワークに接続されている各デバイスの接続位置をセグメント情報として管理するセグメント情報管理装置と、ネットワークから切り離された操作対象デバイス内の情報にアクセスするベンチホストとを備えたデバイス情報管理システムであって、セグメント情報管理装置は、ベンチホストから指定される操作対象デバイスの識別情報をキーとして、その操作対象デバイスがネットワークに接続されていた際のセグメント情報を特定するセグメント情報特定手段と、セグメント情報特定手段によって特定されたセグメント情報よりネットワークにおいて操作対象デバイスを含むセグメントの管理を行っていた管理機器のノードアドレスを特定するノードアドレス特定手段と、ノードアドレス特定手段によってノードアドレスが特定された管理機器からネットワーク管理に関する通信パラメータ情報を取得する通信パラメータ情報取得手段とを備え、ベンチホストは、ノードアドレス特定手段によって特定された管理機器のノードアドレスおよび通信パラメータ情報取得手段によって管理機器から取得された通信パラメータ情報を利用して操作対象デバイスとの間の通信を開始する手段を備えることを特徴とする。
本発明において、セグメント情報管理装置(例えば、機器管理システム)は、ベンチホストから指定される操作対象デバイスの識別情報(例えば、タグ)をキーとして、その操作対象デバイスがネットワークに接続されていた際のセグメント情報を特定し、この特定したセグメント情報よりネットワークにおいて操作対象デバイスを含むセグメントの管理を行っていた管理機器(LAS(Link Active Scheduler))のノードアドレスを特定し、ノードアドレスが特定された管理機器(LAS)からネットワーク管理に関する通信パラメータ情報を取得する。
本発明において、ベンチホストは、セグメント情報管理装置において特定された管理機器(LAS)のノードアドレスおよび管理機器(LAS)から取得された通信パラメータ情報を利用して、操作対象デバイスとの間の通信を開始する。この場合、操作対象デバイスがネットワークに接続されていた状態(操作対象デバイスがプロセスで稼働していた状態)での管理機器(LAS)のノードアドレスと通信パラメータを用いて通信が開始されるので、ネットワークから切り離された操作対象デバイスとベンチホストとの間の通信が確実に確立され、異なるネットワーク環境への接続で生じる操作対象デバイスの通信パラメータ設定喪失も最小限にすることができる。
本発明によれば、セグメント情報管理装置において、ベンチホストから指定される操作対象デバイスのタグをキーとして、その操作対象デバイスがネットワークに接続されていた際のセグメント情報を特定し、この特定したセグメント情報よりネットワークにおいて操作対象デバイスを含むセグメントの管理を行っていた管理機器(LAS)のノードアドレスを特定し、ノードアドレスが特定された管理機器(LAS)からネットワーク管理に関する通信パラメータ情報を取得し、ベンチホストにおいて、セグメント情報管理装置において特定された管理機器(LAS)のノードアドレスおよび管理機器(LAS)から取得された通信パラメータ情報を利用して、操作対象デバイスとの間の通信を開始するようにしたので、ネットワークから切り離された操作対象デバイスとベンチホストとの間の通信を確実に確立させ、異なるネットワーク環境への接続で生じる操作対象デバイスの通信パラメータ設定喪失も最小限にすることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るデバイス情報管理システムの要部を示す構成図である。 図2は、このデバイス情報管理システムにおいてフィールド機器の1つをネットワークから切り離した状態を示す図である。 図3は、ネットワークから切り離したフィールド機器を操作対象デバイスとしてベンチホストに接続した状態を示す図である。 図4は、このデバイス情報管理システムにおけるベンチホストの起動〜取り外し元のセグメントの特定までの処理を説明する図である。 図5は、このデバイス情報管理システムにおけるLASの特定〜ホスト通信パラメータの取得までの処理を説明する図である。 図6は、このデバイス情報管理システムにおける特定したLASのノードアドレスおよび取得したホスト通信パラメータの送信までの処理を説明する図である。 図7は、このデバイス情報管理システムにおけるパラメータリストの受信および設定までの処理を説明する図である。 図8は、このデバイス情報管理システムにおけるベンチホストを用いたデバイスの設定を説明する図である。 図9は、このデバイス情報管理システムにおける機器管理システム(セグメント情報管理装置)およびベンチホストの要部の機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係るデバイス情報管理システム100の要部を示す構成図である。同図において、1はオペレータコンソール、2は機器管理システム(セグメント情報管理装置)、3はコントローラ、4はI/Oモジュール、5(5−1,5−2)はフィールド機器(デバイス)、6はベンチホストである。
このデバイス情報管理システム100において、オペレータコンソール1および機器管理システム2は通信ラインLを介してコントローラ3と接続されており、コントローラ3はI/Oモジュール4を介してフィールド機器5(5−1,5−2)と接続されている。I/Oモジュール4とフィールド機器5との間はFF通信方式でデジタル通信が行われる。この例において、フィールド機器5−1および5−2は、I/Oモジュール4の「セグメント1」(1本のFFネットワーク)に接続されている。
機器管理システム2は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。また、この機器管理システム2は、コントローラ3とI/Oモジュール4と共に、FFの統合ホストとなっている。この機器管理システム2は、機器管理システム本体2Aと無線送受信機2Bとを備えており、ベンチホスト6との間で無線によって情報の送受信を行うサーバ機能を有している。
機器管理システム2の記憶装置には、ネットワークに接続されている各フィールド機器5の接続位置がセグメント情報として書き込まれた機器管理DB(セグメント管理情報DB1)が構築されている。
この例では、コントローラ3をDCSノードとし、このコントローラ3の配下にあるI/Oモジュール4およびフィールド機器5−1,5−2について、そのネットワークにおける接続位置を示すDCSノード番号「21」とセグメント番号「1」とがセグメント情報として、セグメント管理情報DB1に書き込まれている。また、このセグメント情報と対として、各機器(I/Oモジュール4、フィールド機器5−1,5−2)のノードアドレス(FFノードアドレス)とタグ(TAG)が、セグメント管理情報DB1に書き込まれている。他の機器についても同様である。
なお、セグメント管理情報DB1で管理するタグには、「実機」と「コンフ」(コンフィギュレーションで設定された値)とがある。「実機」はその機器がネットワークに接続されている状態(稼働状態)であることを示す。「実機」にそのタグが書き込まれおらず、「コンフ」にそのタグが書き込まれていた場合には、その機器がネットワークから切り離されている状態であることを示す。セグメント管理情報DB1では、必要に応じてそれ以外の情報(デバイスタイプなど)を併せて管理するようにしてもよい。
また、この例では、「実機」と「コンフ」によってフィールド機器(デバイス)がネットワークから切り離されている状態が分かるようにしているが、「コンフ」に代えて接続履歴情報を管理するようにしてもよい。デバイスをネットワークから切り離した後は、ライブリスト(現在接続されているデバイスのリスト)からそのデバイスが消えるため、そのデバイスのタグでセグメント情報を特定するには、「コンフ」(コンフ情報)または接続履歴情報の保持が必要である。
ベンチホスト6も、機器管理システム2と同様、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。ベンチホスト6は機器管理システム2との間で無線によって情報の送受信を行う無線通信機能も有している。以下、機器管理システム2をセグメント情報管理装置と呼び変える。
以下、このデバイス情報管理システム100における特有の処理動作について、セグメント情報管理装置2およびベンチホスト6が有する機能を交えながら説明する。
〔フィールド機器(デバイス)の取り外し:図2〕
このデバイス情報管理システム100において、不具合や調整等で、例えばフィールド機器5−2を接続中のネットワークから切り離すものとする。この場合、フィールド機器5−2はオンプロセスの状態からオフプロセスの状態となる。オフプロセスの状態となっても、フィールド機器5−2内のタグ:「PI001」やノードアドレス:「0x14」は残る。
〔ベンチホストの接続:図3〕
作業者(ユーザ)は、ネットワークから切り離されたフィールド機器5−2を操作対象デバイスとし、このフィールド機器5−2にゲートウェイデバイス(FF通信モジュール)7を介してベンチホスト6を接続する。
以下、フィールド機器5−2を操作対象デバイスと呼び変える。ここで、ベンチホスト6のノードアドレス、すなわちゲートウェイデバイス7に設定するノードアドレスは、操作対象デバイス5−2のノードアドレス:「0x14」以外でなければならない。
なお、この例では、ゲートウェイデバイス7が外付けとなっているが、ゲートウェイデバイス7を内蔵型ボードとしてベンチホスト6に組み込み、ゲートウェイ一体型のベンチホストとする構成とされる場合もある。
〔ベンチホストの起動〜取り外し元のセグメントの特定:図4〕
ユーザは、ベンチホスト6を起動し、操作対象デバイス5−2のタグ:「PI001」を指定する。これにより、ベンチホスト6は、「ホスト通信パラメータ設定」ロジックを実行し、操作対象デバイス5−2のタグ:「PI001」を含む通信パラメータ取得リクエストをセグメント情報管理装置2へ送信する。なお、このときはまだ実機(操作対象デバイス5−2)との通信は開始されておらず、タグを実機から読むことはできない。
セグメント情報管理装置2は、ベンチホスト6からの通信パラメータ取得リクエストを受信すると、この通信パラメータ取得リクエストに含まれている操作対象デバイス5−2のタグ:「PI001」をキーとして、その操作対象デバイス5−2がネットワークに接続されていた際のセグメント情報を特定する。この例では、「コンフ」情報内で操作対象デバイス5−2のタグ:「PI001」を見つけ、この「PI001」と対として書き込まれているDCSノード番号「21」とセグメント番号「1」とをセグメント情報として特定する。このセグメント情報によって操作対象デバイス5−2が接続されていたセグメントが特定される。
〔LASの特定〜ホスト通信パラメータの取得:図5〕
次に、セグメント情報管理装置2は、特定したセグメント(DCSノード番号「21」、セグメント番号「1」)のLAS(Link Active Scheduler)のノードアドレスを特定する。すなわち、ネットワークにおいて操作対象デバイス5−2の管理を行っていた管理機器であるLASのノードアドレスを特定する。LASの特定はパケットの解析による一般的な方法がある。この例では、LASのノードアドレスとして、I/Oモジュール4のノードアドレス:「0x10」が特定されたとする。
セグメント情報管理装置2は、LASのノードアドレスとしてI/Oモジュール4のノードアドレス:「0x10」を特定すると、そのノードアドレス:「0x10」で示されるLAS(I/Oモジュール4)からネットワーク管理に関する通信パラメータ(ホスト設定に必要な通信パラメータ)を読み込み、パラメータリストを作成する。例えば、パラメータリストとして、「ConfiguredLinkSettings パラメータ」、「SlotTime 要素」、「MaxResponseDelay 要素」、「MinInterPduDelay 要素」、「FirstUnpolledNodeId 要素」、「NumConsecUnpolledNodeId 要素」、T1パラメータ、T2パラメータ、T3パラメータ等のパラメータリストを作成する。
〔特定したLASのノードアドレスおよび取得したホスト設定に必要な通信パラメータの送信:図6〕
そして、セグメント情報管理装置2は、作成したパラメータリストに特定したLASのノードアドレスを加え、このLASのノードアドレスを加えたパラメータリストをベンチホスト6に送信する。
すなわち、LASのノードアドレス(I/Oモジュール4のノードアドレス:「0x10」)と、LAS(I/Oモジュール4)から取得したホスト設定に必要な通信パラメータ(通信パラメータ情報)とをベンチホスト6に送信する。
〔パラメータリストの受信および設定:図7〕
ベンチホスト6は、セグメント情報管理装置2からのLASのノードアドレスが加えられたパラメータリストを受信すると、その値をゲートウェイデバイス7に設定する。これにより、図4で開始されたホスト設定に必要な通信パラメータの設定ロジックは終了する。
〔ベンチホストを用いたデバイスの設定:図8〕
ベンチホスト6では、操作対象デバイス5−2が接続されていたネットワークでのDCSノード番号「21」、セグメント番号「1」のLASと同じ設定になっており、この状態で操作対象デバイス5−2との通信が開始される。
すなわち、操作対象デバイス5−2がネットワークに接続されていた状態(操作対象デバイス5−2がプロセスで稼働していた状態)でのLASのノードアドレスと通信パラメータとを用いて、ベンチホスト6と操作対象デバイス5−2との間の通信が開始される。
このため、本実施の形態では、操作対象デバイス5−2にベンチホスト6からアクセスすることができなかったり、操作対象デバイス5−2のノードアドレスとベンチホスト6のノードアドレス重複によって操作対象デバイス5−2の通信パラメータが自動リセットされてしまうという事態が生じることがなく、ネットワークから切り離された操作対象デバイス5−2とベンチホスト6との間の通信が確実に確立されるものとなる。これにより、ベンチホスト6から操作対象デバイス5−2のパラメータの読み書き(参照・設定)が可能となる。
また、操作対象デバイス5−2のタグ:「PI001」はベンチホスト6のライブラリリストに確実に表れる。また、操作対象デバイス5−2のノードアドレスがベンチホスト6のノードアドレスとの競合で変化することはなく、操作対象デバイス5−2内での通信パラメータの設定も維持される。これにより、ベンチホスト6での作業後、オンプロセス状態に戻す必要があっても、通信パラメータが維持されているため、再コンフィギュレーションが最小限で済む。
なお、ネットワークへ接続する前のデバイスをベンチホストで設定するユースケースがある。また、予備品となっているデバイスをベンチホストへ接続して内容確認し、倉庫へ戻すユースケースもある。これらのユースケースのために、ネットワークにおけるセグメント情報(DCSノード番号とセグメント番号)を直接指定し、そのセグメント情報で特定されるLASのノードアドレスと通信パラメータ情報を得て、ベンチホストを介してゲートウェイデバイスへ設定するようにすることが望まれる。すなわち、ベンチホストへ接続する操作対象デバイスのタグから、そのデバイスが所属していたセグメントのLASのノードアドレスと通信パラメータ情報とを得る以外に、そのデバイスが接続されていたネットワークにおける接続位置を示すセグメント情報を直接指定できるようにしてもよい。
また、セグメント情報管理装置2からベンチホスト6へのLASのノードアドレスと通信パラメータ情報の受け渡しには、(a)無線LAN、(b)有線Ethernet(登録商標)、(c)リムーバブルメディアによる方法などが考えられる。
また、上述した実施の形態では、ベンチホスト6に接続する操作対象デバイス5がオンプロセス時代に接続されていたホスト(LAS)を探すのに機器管理システム2の機器管理DB(ネットワーク構成データ)を用いることとしているが、同データがDCSのデータベースにある場合も考えられる。この場合、DCSのデータベースが本発明でいうセグメント管理情報装置に相当する構成とされる。
また、上述した実施の形態では、ベンチホストに接続する操作対象デバイスが接続されていたセグメントを探すため、コンフ情報(コンフィギュレーション情報)を用いるものとしている。このコンフ情報は、ライブリスト(オンラインで接続されているデバイスのリスト)を、任意のタイミングで保存したものでも良い。あるいは、セグメント毎に接続されたことがあるデバイスのタグの履歴(ヒストリ)を保存しておき、その中からベンチホストに接続する操作対象デバイスのタグと一致するものを探しても良い。
また、上述した実施の形態では、セグメントを探すために操作対象デバイスのタグをキーとしたが、操作対象デバイスのタグ以外をキーにしても良い。例えば、デバイス固有の識別子であるデバイスIDや、デバイスの他のパラメータで保持されるディスクリプタ情報をセグメント情報管理対象として適切に管理すれば、キー(操作対象デバイスの識別情報)として用いることが可能である。
また、上述した実施の形態において、ベンチホスト自身の通信パラメータの設定時は、「ベンチホストの通信パラメータ設定を実施中」のダイアログを出しても良い(特に処理に時間を要する場合)。
また、上述した実施の形態において、ベンチホストは、FF(FOUNDATION Fieldbus)の知識の少ないフィールドエンジニアが安心して使える、コンフィギュレーションツールとなる。また、FFの知識があっても、ホスト側のネットワークパラメータの設定(例えば、デバイスからのレスポンスを待つ時間が短すぎる、使用可能なノードアドレスの範囲が非常に狭いといったような設定)が原因で、接続した操作対象のデバイスがライブリストに現れるまでにパラメータ設定〜デバイス接続の試行錯誤を繰り返すケースが多いが、そのデバイスがオンプロセスで接続されていたネットワーク側での設定が容易に複製できるため、ベンチホスト6のユーザはその試行錯誤から解放される。
図9に、上述したデバイス情報管理システム100におけるセグメント情報管理装置2およびベンチホスト6の要部の機能ブロック図を示す。
セグメント情報管理装置2は、セグメント情報特定部21と、ノードアドレス特定部22と、通信パラメータ情報取得部23と、通信パラメータ情報送信部24とを備えている。
セグメント情報管理装置2において、セグメント情報特定部21は、ベンチホスト6から送られてくる通信パラメータ取得リクエストを受信し、この通信パラメータ取得リクエストに含まれている操作対象デバイス5のタグをキーとして、その操作対象デバイス5がネットワークに接続されていた際のセグメント情報を特定する。
ノードアドレス特定部22は、セグメント情報特定部21によって特定されたセグメント情報よりネットワークにおいて操作対象デバイス5を含むセグメントの管理を行っていた管理機器(LAS)のノードアドレスを特定する。
通信パラメータ情報取得部23は、ノードアドレス特定部22によってノードアドレスが特定された管理機器(LAS)からネットワーク管理に関する通信パラメータ情報を取得する。
通信パラメータ情報送信部24は、セグメント情報特定部21が特定した管理機器(LAS)のノードアドレスと通信パラメータ情報取得部23が管理機器(LAS)から取得した通信パラメータ情報とをベンチホスト6に送信する。
ベンチホスト6は、通信パラメータ取得リクエスト送信部61と、通信パラメータ設定部62とを備えている。
ベンチホスト6において、通信パラメータ取得リクエスト送信部61は、ユーザから指定された操作対象デバイス5のタグを含む通信パラメータ取得リクエストをセグメント情報管理装置2へ送信する。
通信パラメータ設定部62は、セグメント情報管理装置2から返送されてくる管理機器(LAS)のノードアドレスと通信パラメータ情報とを受信し、この受信した管理機器(LAS)のノードアドレスと通信パラメータ情報をゲートウェイデバイス7に設定し、操作対象デバイス5との間の通信を開始させる。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明は、ポジショナなどのフィールド機器内の情報を管理するデバイス情報管理システムとして利用することができる。
1…オペレータコンソール、2…機器管理システム(セグメント情報管理装置)、DB1…機器管理DB(セグメント管理情報DB)、5(5−1,5−2)…フィールド機器、6…ベンチホスト、7…ゲートウェイデバイス、21…セグメント情報特定部、22…ノードアドレス特定部、23…通信パラメータ情報取得部、24…通信パラメータ情報送信部、61…通信パラメータ取得リクエスト送信部、62…通信パラメータ設定部、100…デバイス情報管理システム。

Claims (1)

  1. ネットワークに接続されている各デバイスの接続位置をセグメント情報として管理するセグメント情報管理装置と、前記ネットワークから切り離された操作対象デバイス内の情報にアクセスするベンチホストとを備えたデバイス情報管理システムであって、
    前記セグメント情報管理装置は、
    前記ベンチホストから指定される操作対象デバイスの識別情報をキーとして、その操作対象デバイスが前記ネットワークに接続されていた際の前記セグメント情報を特定するセグメント情報特定手段と、
    前記セグメント情報特定手段によって特定されたセグメント情報より前記ネットワークにおいて前記操作対象デバイスを含むセグメントの管理を行っていた管理機器のノードアドレスを特定するノードアドレス特定手段と、
    前記ノードアドレス特定手段によってノードアドレスが特定された前記管理機器からネットワーク管理に関する通信パラメータ情報を取得する通信パラメータ情報取得手段とを備え、
    前記ベンチホストは、
    前記ノードアドレス特定手段によって特定された前記管理機器のノードアドレスおよび前記通信パラメータ情報取得手段によって前記管理機器から取得された通信パラメータ情報を利用して前記操作対象デバイスとの間の通信を開始する手段
    を備えることを特徴とするデバイス情報管理システム。
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