JP2017147499A - 通信フローラベリングシステム、ラベル管理装置、通信フロー特定装置および通信フローラベリング方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信フローラベリングシステム1は、BGP/MPLS VPN網において、VPNラベルを一元管理するラベル管理装置10を備え、VPNの宛先PE(PE1)が、ラベル管理装置10にVPNラベルを通知し、ラベル管理装置10が、一元管理して払い出したVPNラベルを宛先PE(PE1)に通知し、宛先PEが払い出されたVPNラベルを受信した上で、当該VPNラベルを送信元PE(PE2)に通知することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
このMPLSを用いたIP−VPNサービスの中で、最も一般的な方式としてBGP(Border Gateway Protocol)/MPLS VPN方式がある。
図10に示すように、通信事業者(Provider)が提供するBGP/MPLS VPN方式のネットワーク(以下、VPN網Nという)は、ユーザ側のCE(Customer Edge)ルータCE1,CE2を介して接続される。
そして、VPN網Nは、CEルータとの接続を受け付けるエッジのルータであるPE(Provider Edge)ルータPE1,PE2と、ラベルスイッチングを行いパケットの内部転送を行うP(Provider)ルータP1,P2とで構成される。なお、図10中、各ルータの台数や接続経路は一例である。
このVPN網Nでは、IPパケットにVPNラベルと転送ラベルとが付与されて、ラベルスイッチングによってパケットが転送される。
また、転送ラベルは、VPN網N内のすべてのルータで交換される宛先のPEルータまでの経路を示すラベルである。この転送ラベルは、VPN網N内のすべてのルータ間で、LDP(Label Distribution Protocol)によって、割り当てられる。
また、転送ラベルは、送信先PE(PE2)から、宛先PE(PE1)に対して、ラベリングが行われる。
また、PルータP2のラベルテーブルTP2に、入力用の転送ラベル(入力転送ラベル)として“1”、宛先PEとして“PE1”、出力転送ラベルとして“2” が設定されている。
また、PルータP1のラベルテーブルTP1に、入力転送ラベルとして“2”、宛先PEとして“PE1”、出力転送ラベルとして“3” が設定されている。
また、宛先PE(PE1)のラベルテーブルTPE1に、VPN名Aに対応付けてVPNラベルとして“101”、送信元PEとして“PE2”、入力転送ラベルとして“3”が設定されている。
そして、各PルータP1,P2は、転送ラベルのみを参照し、転送ラベル(入力転送ラベル)を自身の出力転送ラベルに差し替えて送信する。
そして、PEルータPE1は、VPNラベルと転送ラベルを取り除いてCEルータCE1に送信する。
このように、従来のBGP/MPLS VPN方式は、VPNラベルで特定されるPEルータ間を、Pルータが転送ラベルのみを参照して、IPパケットを送受信するため、Pルータへの負荷が少なく、高速で安価なネットワークを構築することができる。
また、宛先PEが他のPEルータ(PE2)である場合も、宛先PE(PE2)は、自身の装置内で一意となるVPNラベルを配布する。そのため、宛先PE(PE1)と同じVPNラベル“101”が配布される場合がある。
図10で説明したように、従来のBGP/MPLS VPN方式では、PEルータは、自身が保有するラベルテーブルによって、送信元PE(PE2)において宛先PEを特定することができ、宛先PE(PE1)において送信元PEを特定することができる。すなわち、PEルータでは、宛先PEと送信元PEの両方を特定することができる。
そのため、従来の方式でパケットサンプリングを行う場合、PEルータのみに当該機能を実装するしかない。
ここで、サンプリングレートを高くすれば、PEルータのみで通信フローを高い精度で計測することができる。しかし、その場合、PEルータの負荷が大きくなってしまい、パケットサンプリングを実装できる装置が限定されてしまうという問題がある。
一方、サンプリングレートを低くすれば通信フローの十分な精度を確保することができないという問題が発生してしまう。
これによって、本発明は、通信フローの計測をPルータのサンプリングパケットによっても行うことができ、PEルータの負荷を軽減させることができる。
これによって、本発明は、通信フローの計測をPルータのサンプリングパケットによっても行うことができ、PEルータの負荷を軽減させることができる。
≪通信フローラベリングシステムの全体構成≫
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る通信フローラベリングシステム1の全体構成について説明する。
なお、以下の説明において、PEルータ(PE)、Pルータ(P)、CEルータ(CE)の符号は特定のルータを指し示す場合を除き省略する。
PEルータは、CEルータとの接続を受け付けるエッジルータであって、BGP/MPLS VPN方式におけるIPパケットのラベル(VPNラベル、転送ラベル:図10参照)の付加および除去を行う機能を有する。
Pルータは、VPN網N内でIPパケットを内部転送するルータであって、IPパケットのラベル(転送ラベル)によるスイッチングを行う機能を有する。
次に、図2を参照して、本発明において、送信元PEを特定する手法の概要について説明する。
図2に示すように、PEルータPE1が、ユーザOのCEルータCE1を介してVPNの作成を指示された場合、パケットの送信元PE(PE3)から宛先PE(PE1)へのトンネルを作成する際に、宛先PE(PE1)は、MP−BGPのプロトコルに沿って、一旦、ラベル管理装置10に自身が生成したVPNラベル(例えば“100”)を通知する。
これによって、ラベル管理装置10が一元管理するVPNラベルによって、送信元PEを特定することが可能になる。
すなわち、VPNラベルが分かれば、送信元PEを特定することができ、図10で説明したように、IPパケットに付加されているVPNラベルによって、Pルータにおいても送信元PEを特定することが可能になる。
以下、通信フローラベリングシステム1の個々の構成について説明する。
まず、図3を参照(適宜図1参照)して、ラベル管理装置10の構成について説明する。図3に示すように、ラベル管理装置10は、通信IF(インタフェース)部11と、制御部12と、記憶部13と、を備える。
このように、VPNラベル受信手段120は、MP−BGPによりVPNラベル通知を受信することで、従来のPEサーバの変更を少なくすることができる。
このVPNラベル受信手段120は、VPNラベルをVPNラベル払出し手段121に出力する。
このVPNラベル払出し手段121は、払い出したVPNラベルを、VPNラベル配布手段122およびラベルテーブル更新手段123に出力する。
これによって、PEルータには、宛先PEが送信元PEに対して通知すべきVPNラベルとして、VPN網Nで一意なラベルが通知されることになる。
これによって、記憶部13には、1つのVPNラベルに1つの送信元PEが対応付けられて記憶されることになる。
ここでは、送信元回答手段124は、通信IF部11を介して、パケット情報収集サーバ20から、送信元PE問合せを受信する。なお、この送信元PE問合せには、VPNラベルが含まれている。
そして、送信元回答手段124は、送信元PE問合せに含まれているVPNラベルに対応する送信元PEのアドレス情報を記憶部13に記憶されているラベルテーブルから読み出して、問い合せを行ったパケット情報収集サーバ20に、通信IF部11を介して回答(送信)する。
以上説明したようにラベル管理装置10を構成することで、ラベル管理装置10は、VPN網N内でVPNラベルを送信元PEに対応付けて一元管理することができる。
なお、ラベル管理装置10は、コンピュータを前記した各手段として機能させるプログラムによって動作させることができる。
次に、図4を参照(適宜図1参照)して、パケット情報収集サーバ20の構成について説明する。図4に示すように、パケット情報収集サーバ20は、通信フロー特定手段21と、通信フロー計測手段22と、を備える。
このサンプリングパケット受信手段212aは、受信したサンプリングパケットを送信元問合せ手段212bに出力する。
ここでは、送信元問合せ手段212bは、サンプリングパケット受信手段212aから入力されたサンプリングパケットに含まれるVPNラベルを含んだ送信元PE問合せを、通信IF部11を介して、ラベル管理装置10に送信する。
そして、送信元問合せ手段212bは、通信IF部211を介して、ラベル管理装置10から、問い合わせに対する回答として、送信元PEのアドレス情報を取得する。
この送信元問合せ手段212bは、サンプリングパケットを送信したPルータまたはPEルータ(取得元装置)のアドレス情報と、取得した送信元PEのアドレス情報とを取得元装置宛先判定手段212cに出力する。
具体的には、取得元装置宛先判定手段212cは、記憶部213の種別がPE(PEルータ)のアドレス情報の中に、取得元装置のアドレス情報と一致するものが存在し、かつ、そのアドレス情報が、送信元問合せ手段212bで取得した送信元PEのアドレス情報と異なる場合に、取得元装置が宛先PEであると判定する。
一方、取得元装置が宛先PEでない場合、すなわち、取得元装置が、Pルータまたは送信元PEである場合、取得元装置宛先判定手段212cは、サンプリングパケットの転送ラベルを宛先問合せ手段212dに出力する。
ここでは、宛先問合せ手段212dは、サンプリングパケットに含まれている転送ラベルを含んだ宛先問合せ要求を、通信IF部211を介して、取得元装置(PルータまたはPEルータ)に送信する。
そして、宛先問合せ手段212dは、通信IF部211を介して、取得元装置(PルータまたはPEルータ)から、問い合わせに対する回答として、宛先PEのアドレス情報を取得する。
そして、宛先問合せ手段212dは、宛先PEのアドレス情報と、送信元問合せ手段212bで取得した送信元PEのアドレス情報とを通信フロー計測手段22に出力する。
ここでは、記憶部213に記憶される装置一覧テーブルは、個々のルータ(装置)を識別する装置名(P1,P2,…,PE1,PE2,…)に対応付けて、Pルータ(P)またはPEルータ(PE)であるかの種別と各装置のアドレス情報とを記憶している。
この記憶部213に記憶される装置一覧テーブルは、制御部212によって参照される。
なお、通信フロー特定手段21は、コンピュータを前記した各手段として機能させるプログラムによって動作させることができる。
以上説明したようにパケット情報収集サーバ20を構成することで、パケット情報収集サーバ20は、VPN網N内で送信元PEと宛先PEとを特定して、通信フローを計測することができる。
次に、図5を参照(適宜図1参照)して、PEルータ(PE)の構成について説明する。なお、ここでは、一般的なBGP/MPLS VPN網におけるルーティング機能を実現する構成、通信フローの計測のためのサンプリングパケットの送出機能を実現する構成等については図示および説明を省略し、本発明に係る通信フローの特定に関する機能を実現する構成についてのみ説明する。
図5に示すように、PEルータ(PE:以下符号省略)は、通信IF部31と、制御部32と、記憶部33と、を備える。
ただし、このVPNラベル送信手段320は、従来のようにMP−BGPでネイバー接続しているPEルータにVPNラベルを通知する前に、通信IF部31を介して、一旦、ラベル管理装置10にVPNラベルを通知する。
このとき、VPNラベル送信手段320は、VPN名にVPNラベルと送信元PE(アドレス情報)とを対応付けて、記憶部33のラベルテーブルに記憶する。
そして、VPNラベル送信手段320は、VPNラベル受信手段321を介して、ラベル管理装置10からVPNラベル通知を受信し、通信IF部31を介して、送信元PEにVPNラベル通知を送信する。
これによって、送信元PEには、VPN網Nで一意なラベルが通知されることになる。
このVPNラベル受信手段321は、受信したVPNラベル通知をテーブル設定手段322に出力する。なお、VPNラベル受信手段321は、当該PEルータが宛先PEとなる場合、受信したVPNラベル通知をVPNラベル送信手段320に出力する。
ここでは、テーブル設定手段322は、当該PEルータが宛先PEとなる場合、すでに記憶部33に記憶されている送信元PEに対応するVPNラベルを、新たに入力したVPNラベルに更新する。一方、テーブル設定手段322は、当該PEルータが送信元PEとなる場合、VPN名にVPNラベルと宛先PEのアドレス情報とを対応付けて、記憶部33のラベルテーブルに記憶する。
ここでは、宛先回答手段323は、通信IF部31を介して、パケット情報収集サーバ20から、転送ラベルを含んだ宛先PEの問い合わせを受信した場合、記憶部33のラベルテーブルを参照して、当該転送ラベルに対応する宛先PEのアドレス情報を回答する。ただし、当該PEルータが宛先PEの場合、PEルータは、自身のアドレス情報を回答することとする。
以上説明したようにPEルータを構成することで、PEルータは、宛先PEとして機能する場合に、ラベル管理装置10から取得したVPN網で一意なVPNラベルを送信元PEに通知することができる。
次に、図6を参照(適宜図1参照)して、Pルータ(P)の構成について説明する。なお、Pルータは、PEルータ(図5参照)から、VPNラベルの通知、更新等の機能を省略して構成すればよい。
すなわち、Pルータは、図6に示すように、PEルータ(図5)の制御部32から、VPNラベル送信手段320、VPNラベル受信手段321およびテーブル設定手段322を省略して制御部32Bを構成すればよい。
次に、図7を参照(構成については、適宜図1,図3,図5参照)して、本発明の実施形態に係る通信フローラベリングシステム1のVPNラベルを通知する動作について説明する。
そして、宛先PEは、テーブル設定手段322によって、ステップS6で受信したVPNラベル通知で通知されたVPNラベルで、記憶部33のラベルテーブルを更新(設定)する(ステップS7)。
その後、宛先PEは、VPNラベル送信手段320によって、送信元PEにVPNラベルを含んだVPNラベル通知を送信する(ステップS8)。
これによって、宛先PEと送信元PEとのMP−BGPにおけるラベル通知が完了し、以降、宛先PEと送信元PEとの間で、セッションが張られて通信が行われる。
次に、図8を参照(構成については、適宜図1,図3〜図6参照)して、本発明の実施形態に係る通信フローラベリングシステム1の通信フローを特定する動作について説明する。
そして、通信フロー特定手段21は、送信元問合せ手段212bによって、サンプリングパケットに含まれるVPNラベルを含んだ送信元PE問合せを、ラベル管理装置10に送信する(ステップS22)。
そして、ラベル管理装置10は、送信元回答手段124によって、送信元PE問合せに含まれているVPNラベルに対応する送信元PEのアドレス情報を、記憶部13に記憶されているラベルテーブルから読み出して、問い合せを行ったパケット情報収集サーバ20に送信する(ステップS24)。
ここで、通信フロー特定手段21は、取得元装置宛先判定手段212cによって、ステップS21でサンプリングパケットを受信した取得元装置PXが、宛先PEか否かを判定する(ステップS26)。すなわち、取得元装置宛先判定手段212cは、記憶部213に記憶されている種別がPE(PEルータ)のアドレス情報の中に、取得元装置PXのアドレス情報と一致するものが存在し、かつ、そのアドレス情報が、ステップS25で受信した送信元PEのアドレス情報とは異なる場合に、取得元装置PXが宛先PEであると判定する。
一方、取得元装置PXが宛先PEでないと判定された場合(ステップS26でNo)、すなわち、取得元装置PXがPルータまたは送信元PEであると判定した場合、通信フロー特定手段21は、宛先問合せ手段212dによって、サンプリングパケットに含まれている転送ラベルを含んだ宛先問合せ要求を、取得元装置(PルータまたはPEルータ)PXに送信する(ステップS27)。
その後、取得元装置PXは、自身がPEルータであれば宛先回答手段323によって、自身のアドレス情報を宛先PEのアドレス情報として送信し、自身がPルータであれば記憶部33Bのラベルテーブルを参照して、当該転送ラベルに対応する宛先PEのアドレス情報を送信する(ステップS29)。
これによって、通信フロー計測手段22では、通信フローが特定され、通信フローごとのパケットの集計を行うことができる。
次に、図9を参照して、本発明の実施形態における通信フローラベリングシステム1において、検出対象の通信フローをサンプリングする確率のシミュレーション結果について説明する。
シミュレーション条件としては、PEルータ(PE1,PE2)のトラフィックを2Gbps(ビット/秒)、Pルータ(P1〜P10)のトラフィックを5Gbps、検出対象フローのトラフィックをIP電話程度の80kbps、PEルータおよびPルータにおけるパケットのサンプリングレートを500pps〜100000pps(パケット/秒)で可変とした。
このとき、PEルータおよびPルータにおいて、1回のサンプリングで、検出対象フローをサンプリングする確率Pk(k=PE1,PE2,P1,P2,…,P10)は、以下の式(1)で表すことができる。
また、従来手法で100%のサンプリング確率を実現するためには、サンプリングレートを高く(図9(b)の例では、10000pps)する必要があり、PEルータの負荷が大きくなってしまう。
一方、本発明においては、Pルータで通信フローを特定することができるため、PEルータの負荷を抑えることができる。
10 ラベル管理装置
11 通信IF部
12 制御部
120 VPNラベル受信手段
121 VPNラベル払出し手段
122 VPNラベル配布手段
123 ラベルテーブル更新手段
124 送信元回答手段
13 記憶部(ラベルテーブル記憶手段)
20 パケット情報収集サーバ
21 通信フロー特定手段(通信フロー特定装置)
211 通信IF部
212 制御部
212a サンプリングパケット受信手段
212b 送信元問合せ手段
212c 取得元装置宛先判定手段
212d 宛先問合せ手段
213 記憶部(装置一覧テーブル記憶手段)
22 通信フロー計測手段
PE PEルータ
P Pルータ
CE CEルータ
Claims (5)
- BGP/MPLS VPN網上で、PEルータおよびPルータの各ルータ間で定めた転送ラベルとPEルータ間で定めたVPNラベルとを通信フロー上のパケットに付加して転送する通信フローラベリングシステムであって、
前記BGP/MPLS VPN網に前記VPNラベルを一元管理するラベル管理装置を備え、
前記ラベル管理装置が、
前記VPNラベルと前記パケットの送信元となるPEルータのアドレス情報とを対応付けたラベルテーブルを記憶するラベルテーブル記憶手段と、
前記パケットの宛先となるPEルータから、ラベル配布プロトコルであるMP−BGPによりVPNラベルと前記パケットの送信元となるPEルータのアドレス情報を含んだVPNラベル通知を受信するVPNラベル受信手段と、
前記ラベルテーブルを参照し、前記ラベルテーブルに登録されていないVPNラベルを払出すVPNラベル払出し手段と、
前記VPNラベル払出し手段で払出されたVPNラベルを前記宛先のPEルータに送信するVPNラベル配布手段と、
前記VPNラベル払出し手段で払出されたVPNラベルと前記VPNラベル通知に含まれる送信元となるPEルータのアドレス情報とで、前記ラベルテーブルを更新するラベルテーブル更新手段と、を備え、
前記宛先のPEルータおよび前記送信元のPEルータにおいて、前記送信元のVPNラベルを設定することを特徴とする通信フローラベリングシステム。 - 前記ラベル管理装置が、前記VPNラベルを含んだ送信元問合せを受信し、前記ラベルテーブルを参照して、対応する送信元のPEルータのアドレス情報を問合せ元に送信する送信元回答手段をさらに備え、
前記BGP/MPLS VPN網上に前記通信フローを特定する通信フロー特定装置を備え、
前記通信フロー特定装置が、
サンプリングパケットの取得元装置であるPEルータおよび前記Pルータごとに、自身がPEルータであるかPルータであるかを示す種別とアドレス情報とを対応付けた装置一覧テーブルを予め記憶する装置一覧テーブル記憶手段と、
前記取得元装置から、自身のアドレス情報、前記転送ラベルおよび前記VPNラベルが付加されたパケットをサンプリングパケットとして受信するサンプリングパケット受信手段と、
前記サンプリングパケットに含まれるVPNラベルを含んだ送信元問合せを前記ラベル管理装置に送信し、送信元のPEルータのアドレス情報を取得する送信元問合せ手段と、
前記装置一覧テーブルを参照して、前記サンプリングパケットに含まれる当該サンプリングパケットの取得元装置のアドレス情報と、前記送信元問合せ手段で取得した送信元のPEルータのアドレス情報とから、前記取得元装置が宛先のPEルータであるか否かを判定する取得元装置宛先判定手段と、
前記取得元装置宛先判定手段によって、前記取得元装置がPルータまたは送信元のPEルータであると判定されたときに、前記転送ラベルを含んだ宛先問合せを前記取得元装置に送信し、宛先のPEルータのアドレス情報を取得する宛先問合せ手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信フローラベリングシステム。 - PEルータおよびPルータの各ルータ間で定めた転送ラベルとPEルータ間で定めたVPNラベルとを通信フロー上のパケットに付加して転送するBGP/MPLS VPN網上で、前記VPNラベルを一元管理するラベル管理装置であって、
前記VPNラベルと前記パケットの送信元となるPEルータのアドレス情報とを対応付けたラベルテーブルを記憶するラベルテーブル記憶手段と、
前記パケットの宛先となるPEルータから、ラベル配布プロトコルであるMP−BGPにより前記パケットの送信元となるPEルータのアドレス情報を含んだVPNラベル通知を受信するVPNラベル受信手段と、
前記ラベルテーブルを参照し、前記ラベルテーブルに登録されていないVPNラベルを払出すVPNラベル払出し手段と、
前記VPNラベル払出し手段で払出されたVPNラベルを前記宛先のPEルータに送信するVPNラベル配布手段と、
前記VPNラベル払出し手段で払出されたVPNラベルと前記VPNラベル通知に含まれる送信元となるPEルータのアドレス情報とで、前記ラベルテーブルを更新するラベルテーブル更新手段と、
前記VPNラベルを含んだ送信元問合せを受信し、前記ラベルテーブルを参照して、対応する送信元のPEルータのアドレス情報を問合せ元に送信する送信元回答手段と、
を備えることを特徴とするラベル管理装置。 - PEルータおよびPルータの各ルータ間で定めた転送ラベルと請求項3に記載のラベル管理装置によって一元管理されたPEルータのVPNラベルとを通信フロー上のパケットに付加して転送するBGP/MPLS VPN網上で、前記通信フローを特定する通信フロー特定装置であって、
サンプリングパケットの取得元装置である前記PEルータおよび前記Pルータごとに、自身がPEルータであるかPルータであるかを示す種別とアドレス情報とを対応付けた装置一覧テーブルを予め記憶する装置一覧テーブル記憶手段と、
前記取得元装置から、自身のアドレス情報、前記転送ラベルおよび前記VPNラベルが付加されたパケットをサンプリングパケットとして受信するサンプリングパケット受信手段と、
前記サンプリングパケットに含まれるVPNラベルを含んだ送信元問合せを前記ラベル管理装置に送信し、送信元のPEルータのアドレス情報を取得する送信元問合せ手段と、
前記装置一覧テーブルを参照して、前記サンプリングパケットに含まれる当該サンプリングパケットの取得元装置のアドレス情報と、前記送信元問合せ手段で取得した送信元のPEルータのアドレス情報とから、前記取得元装置が宛先のPEルータであるか否かを判定する取得元装置宛先判定手段と、
前記取得元装置宛先判定手段によって、前記取得元装置がPルータまたは送信元のPEルータであると判定されたときに、前記転送ラベルを含んだ宛先問合せを前記取得元装置に送信し、宛先のPEルータのアドレス情報を取得する宛先問合せ手段と、
を備えることを特徴とする通信フロー特定装置。 - PEルータおよびPルータの各ルータ間で定めた転送ラベルとPEルータ間で定めたVPNラベルとを通信フロー上のパケットに付加して転送するBGP/MPLS VPN網上で、前記VPNラベルを一元管理するラベル管理装置によって、前記VPNラベルを設定する通信フローラベリング方法であって、
前記パケットの宛先となるPEルータが、前記ラベル管理装置にラベル配布プロトコルであるMP−BGPによりVPNラベルと前記パケットの送信元となるPEルータのアドレス情報とを含んだVPNラベル通知を送信するステップと、
前記ラベル管理装置が、自身が一元管理するVPNラベルを前記宛先のPEルータに送信するステップと、
前記宛先のPEルータにおいて、前記ラベル管理装置から送信されたVPNラベルで前記送信元のVPNラベルを設定するステップと、
前記宛先のPEルータが、前記送信元のPEルータに前記VPNラベルを通知するステップと、
前記送信元のPEルータにおいて、前記宛先のPEルータから送信されたVPNラベルで前記送信元のVPNラベルを設定するステップと、
を含むことを特徴とする通信フローラベリング方法。
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