JP2017145713A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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満弘 田畑
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Abstract

【課題】運転者の加速要求がないにも係わらず内燃機関を再始動させることによって車両の燃費が悪化することを抑制可能な内燃機関の制御装置を提供すること。
【解決手段】本発明の第1の実施形態である内燃機関の制御装置1は、車両が走行している際にブレーキペダルが操作された場合に内燃機関であるエンジン2を自動停止させると共に、所定の再始動条件が成立した場合に自動停止させたエンジン2を再始動させる内燃機関の制御装置であって、車両が所在している路面の勾配を測定する勾配測定部14を備え、所定の再始動条件には、勾配測定部14によって測定された路面の勾配が下り勾配でない場合においてブレーキペダルの操作が解除されたときと、勾配測定部14によって測定された路面の勾配が下り勾配である場合においてアクセルペダルが操作されたときと、が含まれることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
従来より、車速が閾値以下となったことを条件として内燃機関のアイドリングを停止させることによって車両の燃費を向上させる内燃機関の制御装置が知られている。このような制御装置の中には、車両が所在している路面が下り勾配である場合、そうでない場合と比較して上記閾値を高く設定するものがある(特許文献1参照)。車両が下り勾配の路面上に所在しているときには内燃機関のアイドリングを停止したとしても車両は即時に停止しない。このため、特許文献1記載の制御装置によれば、内燃機関のアイドリングを停止している時間を実効的に延長し、車両の燃費をさらに向上させることができる。
特開2014−40805号公報
しかしながら、特許文献1には、車両が所在している路面の勾配に対する内燃機関の再始動条件が記載されていない。このため、特許文献1記載の制御装置によれば、運転者の加速要求がないにも係わらず内燃機関を再始動させることによって車両の燃費が悪化したり、運転者の加速要求があるにも係わらず内燃機関が再始動していないために車両の加速応答性が悪化したりする可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、運転者の加速要求がないにも係わらず内燃機関を再始動させることによって車両の燃費が悪化することを抑制可能な内燃機関の制御装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、運転者の加速要求があるにも係わらず内燃機関が再始動していないために車両の加速応答性が悪化することを抑制可能な内燃機関の制御装置を提供することにある。
本発明に係る内燃機関の制御装置は、車両が走行している際にブレーキペダルが操作された場合に内燃機関を自動停止させると共に、所定の再始動条件が成立した場合に自動停止させた内燃機関を再始動させる内燃機関の制御装置であって、前記車両が所在している路面の勾配を測定する勾配測定手段を備え、前記所定の再始動条件には、前記勾配測定手段によって測定された路面の勾配が下り勾配でない場合において前記ブレーキペダルの操作が解除されたときと、前記勾配測定手段によって測定された路面の勾配が下り勾配である場合においてアクセルペダルが操作されたときと、が含まれることを特徴とする。
車両が所在している路面の勾配が下り勾配である場合、惰性走行のためにブレーキペダルの操作が解除された状態になっても加速要求がない場合がある。このため、本発明に係る内燃機関の制御装置は、アクセルペダルが操作されたときに内燃機関を再始動させて内燃機関の自動停止期間を長くする。これにより、運転者の加速要求がないにも係わらず内燃機関を再始動させることによって車両の燃費が悪化することを抑制できる。
本発明に係る内燃機関の制御装置は、車両が走行している際にブレーキペダルが操作された場合に内燃機関を自動停止させると共に、所定の再始動条件が成立した場合に自動停止させた内燃機関を再始動させる内燃機関の制御装置であって、前記車両が所在している路面の勾配を推測する勾配推測手段と、前記車両の前方に先行車が存在するか否かを判定する先行車判定手段と、を備え、前記所定の再始動条件には、前記勾配推測手段によって推測された路面の勾配が下り勾配であり、且つ、前記先行車判定手段によって前記先行車が存在すると判定された場合においてアクセルペダルが操作されたときと、前記勾配推測手段によって推測された路面の勾配が下り勾配であり、且つ、前記先行車判定手段によって前記先行車が存在しないと判定された場合において前記ブレーキペダルの操作が解除されたときと、が含まれることを特徴とする。
車両の前方に先行車が存在する場合、運転者が惰性走行によって車両を先行車に追従させて加速要求がない場合がある。このため、本発明に係る内燃機関の制御装置は、アクセルペダルが操作されたときに内燃機関を再始動させることによって車両の燃費を向上させる。一方、車両の前方に先行車が存在しない場合には、運転者が加速要求を出す可能性がある。このため、本発明に係る内燃機関の制御装置は、ブレーキペダルの操作が解除された状態になったときに内燃機関を再始動させることによって加速要求に対する応答性を向上させる。これにより、運転者の加速要求があるにも係わらず内燃機関が再始動していないために車両の加速応答性が悪化することを抑制できる。
本発明に係る内燃機関の制御装置によれば、運転者の加速要求がないにも係わらず内燃機関を再始動させることによって車両の燃費が悪化することを抑制できる。
本発明に係る内燃機関の制御装置によれば、運転者の加速要求があるにも係わらず内燃機関が再始動していないために車両の加速応答性が悪化することを抑制できる。
図1は、本発明の第1の実施形態である内燃機関の制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態である自動停止検出処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、本発明の第1の実施形態である再始動処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、本発明の第2の実施形態である内燃機関の制御装置の構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の第2の実施形態である再始動処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施形態である内燃機関の制御装置の構成及び動作について説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施形態である内燃機関の制御装置の構成及び動作について説明する。
〔構成〕
図1は、本発明の第1の実施形態である内燃機関の制御装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態である内燃機関の制御装置1は、車両に搭載され、内燃機関であるエンジン2の動作を制御する。内燃機関の制御装置1は、アクセル開度センサ11、ブレーキストロークセンサ12、車速センサ13、勾配測定部14、及びECU(Electronic Control Unit)15を主な構成要素として備えている。
アクセル開度センサ11は、車両のアクセルペダルの操作量(アクセル開度)を検出し、検出されたアクセルペダルの操作量を示す電気信号をECU15に出力する。
ブレーキストロークセンサ12は、車両のブレーキペダルの操作量を検出し、検出されたブレーキペダルの操作量を示す電気信号をECU15に出力する。
車速センサ13は、車両の速度(車速)を検出し、検出された車速を示す電気信号をECU15に出力する。
勾配測定部14は、車両が所在している路面の勾配を測定し、測定された路面の勾配を示す電気信号をECU15に出力する。路面の勾配の測定方法としては、重力センサによって検出された車両に作用している重力の方向から算出する方法や、地図情報から車両が所在している位置における路面の勾配を求める方法を例示できる。
ECU15は、マイクロコンピュータ等の情報処理装置によって構成されている。ECU15は、車両が走行している際にブレーキペダルが操作された場合にエンジン2を自動停止させると共に、所定の再始動条件が成立した場合に自動停止させたエンジン2を再始動させる。
このような構成を有する内燃機関の制御装置1は、以下に示す自動停止検出処理及び再始動処理を実行することによって、運転者の加速要求がないにも係わらずエンジン2を再始動させることによって車両の燃費が悪化することを抑制する。以下、自動停止検出処理及び再始動処理を実行する際の内燃機関の制御装置1の動作について説明する。
〔自動停止検出処理〕
図2は、本発明の一実施形態である自動停止検出処理の流れを示すフローチャートである。図2に示すフローチャートは、車両のイグニッションスイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたタイミングで開始となり、自動停止検出処理はステップS1の処理に進む。自動停止検出処理は、車両のイグニッションスイッチがオン状態である間、所定の制御周期毎に繰り返し実行される。
ステップS1の処理では、ECU15が、例えばエンジン2の回転数を検出することによってエンジン2が停止しているか否かを判別する。判別の結果、エンジン2が停止している場合(ステップS1:Yes)、ECU15は、自動停止検出処理をステップS3の処理に進める。一方、エンジン2が停止していない場合には(ステップS1:No)、ECU15は、自動停止検出処理をステップS2の処理に進める。
ステップS2の処理では、ECU15は、車両の状態が停車スタート・アンド・ストップ(停車S&S)制御状態又は減速スタート・アンド・ストップ(減速S&S)制御状態にないと判断する。そして、ECU15は、車両の状態が停車S&S制御状態又は減速S&S制御状態にあるか否かを示す停車、減速S&Sフラグの値を車両の状態が停車S&S制御状態又は減速S&S制御状態にないことを示す値「0」に設定する。なお、S&S制御とは、所定の自動停止条件の成立によってエンジン2を自動停止させる停止制御と、所定の再始動条件の成立によってエンジン2を再始動させる再始動制御とを含む制御である。また、停車S&S制御とは、例えば信号待ち等で車両が停止したことによりエンジン2を自動停止させる制御のことを意味する。さらに、減速S&S制御とは、車両が停止に向けて減速している最中にエンジン2を自動停止させる制御のことを意味する。これにより、ステップS2の処理は完了し、一連の自動停止検出処理は終了する。
ステップS3の処理では、ECU15が、車速センサ13によって検出された車速が所定速度α未満であるか否かを判別する。判別の結果、車速が所定速度α未満である場合(ステップS3:Yes)、ECU15は、自動停止検出処理をステップS4の処理に進める。一方、車速が所定速度α未満でない場合には(ステップS3:No)、ECU15は、一連の自動停止検出処理を終了する。
ステップS4の処理では、ECU15が、車両の状態が停車S&S制御状態又は減速S&S制御状態にあると判断し、停車、減速S&Sフラグの値を車両の状態が停車S&S制御状態又は減速S&S制御状態にあることを示す値「1」に設定する。これにより、ステップS4の処理は完了し、一連の自動停止検出処理は終了する。
〔再始動処理〕
図3は、本発明の第1の実施形態である再始動処理の流れを示すフローチャートである。図3に示すフローチャートは、車両のイグニッションスイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたタイミングで開始となり、再始動処理はステップS11の処理に進む。再始動処理は、車両のイグニッションスイッチがオン状態である間、所定の制御周期毎に繰り返し実行される。
ステップS11の処理では、ECU15が、停車、減速S&Sフラグの値が車両の状態が停車S&S制御状態又は減速S&S制御状態にあることを示す値「1」であるか否かを判別する。判別の結果、停車、減速S&Sフラグの値が「1」である場合(ステップS11:Yes)、ECU15は、再始動処理をステップS12の処理に進める。一方、停車、減速S&Sフラグの値が「1」でない場合には(ステップS11:No)、ECU15は、一連の再始動処理を終了する。
ステップS12の処理では、ECU15が、ブレーキストロークセンサ12から出力された電気信号に基づいてブレーキペダルの操作量がゼロ(ブレーキOFF)であるか否かを判別する。判別の結果、ブレーキペダルの操作量がゼロである場合(ステップS12:Yes)、ECU15は、再始動処理をステップS13の処理に進める。一方、ブレーキペダルの操作量がゼロでない場合には(ステップS12:No)、ECU15は、一連の再始動処理を終了する。
ステップS13の処理では、ECU15が、勾配測定部14から出力された電気信号に基づいて車両が所在している路面の勾配が下り勾配(下り坂)であるか否かを判別する。判別の結果、車両が所在している路面の勾配が下り勾配である場合(ステップS13:Yes)、ECU15は、再始動処理をステップS14の処理に進める。一方、車両が所在している路面の勾配が下り勾配でない場合には(ステップS13:No)、ECU15は、再始動処理をステップS15の処理に進める。
ステップS14の処理では、ECU15が、アクセル開度センサ11から出力された電気信号に基づいてアクセルペダルが操作(アクセルON)されたか否かを判別する。判別の結果、アクセルペダルが操作された場合(ステップS14:Yes)、ECU15は、再始動処理をステップS15の処理に進める。一方、アクセルペダルが操作されていない場合には(ステップS14:No)、ECU15は、一連の再始動処理を終了する。
ステップS15の処理では、ECU15が、エンジン2を再始動させる。これにより、ステップS15の処理は完了し、一連の再始動処理は終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の実施形態である内燃機関の制御装置1は、車両が所在している路面の勾配を測定する勾配測定部14を備え、エンジン2の再始動条件には、勾配測定部14によって測定された路面の勾配が下り勾配でない場合においてブレーキペダルの操作が解除されたときと、勾配測定部14によって測定された路面の勾配が下り勾配である場合においてアクセルペダルが操作されたときと、が含まれている。
一般に、車両が所在している路面の勾配が下り勾配である場合、惰性走行のためにブレーキペダルの操作が解除された状態になっても加速要求がない場合がある。このため、本発明の第1の実施形態である内燃機関の制御装置1は、アクセルペダルが操作されたときにエンジン2を再始動させてエンジン2の自動停止期間を長くする。これにより、運転者の加速要求がないにも係わらずエンジン2を再始動させることによって車両の燃費が悪化することを抑制できる。
[第2の実施形態]
次に、図4,5を参照して、本発明の第2の実施形態である内燃機関の制御装置の構成及び動作について説明する。
〔構成〕
図4は、本発明の第2の実施形態である内燃機関の制御装置の構成を示すブロック図である。図4に示すように、本発明の第2の実施形態である内燃機関の制御装置1は、本発明の第1の実施形態である内燃機関の制御装置1における勾配測定部14が勾配推測部16及び先行車判定部17に置き換えられた構成を有している。そこで、以下では、勾配推測部16及び先行車判定部17の構成についてのみ説明する。
勾配推測部16は、車両が所在している路面の勾配を推測し、推測された路面の勾配を示す電気信号をECU15に出力する。路面の勾配の推測方法としては、重力センサによって検出された車両に作用している重力の方向から算出する方法や、地図情報から車両が所在している位置における路面の勾配を求める方法を例示できる。
先行車判定部17は、車両の前方に先行車が存在するか否かを判別し、判別結果を示す電気信号をECU15に出力する。車両の前方に先行車が存在するか否かを判別する方法としては、測距センサによって検出された車両の前方に存在する物体との間の距離に基づいて判別する方法や撮像装置によって撮影された車両の前方に存在する物体の大きさに基づいて判別する方法を例示できる。
このような構成を有する内燃機関の制御装置1は、以下に示す自動停止検出処理及び再始動処理を実行することによって、運転者の加速要求があるにも係わらず内燃機関が再始動していないために車両の加速応答性が悪化することを抑制する。なお、自動停止検出処理を実行する際の内燃機関の制御装置1の動作は第1の実施形態におけるそれと同じであるので、以下では、再始動処理を実行する際の内燃機関の制御装置1の動作についてのみ説明する。
〔再始動処理〕
図5は、本発明の第2の実施形態である再始動処理の流れを示すフローチャートである。図5に示すフローチャートは、車両のイグニッションスイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたタイミングで開始となり、再始動処理はステップS21の処理に進む。再始動処理は、車両のイグニッションスイッチがオン状態である間、所定の制御周期毎に繰り返し実行される。
ステップS21の処理では、ECU15が、停車、減速S&Sフラグの値が車両の状態が停車S&S制御状態又は減速S&S制御状態にあることを示す値「1」であるか否かを判別する。判別の結果、停車、減速S&Sフラグの値が「1」である場合(ステップS21:Yes)、ECU15は、再始動処理をステップS22の処理に進める。一方、停車、減速S&Sフラグの値が「1」でない場合には(ステップS21:No)、ECU15は、一連の再始動処理を終了する。
ステップS22の処理では、ECU15が、ブレーキストロークセンサ12から出力された電気信号に基づいてブレーキペダルの操作量がゼロ(ブレーキOFF)であるか否かを判別する。判別の結果、ブレーキペダルの操作量がゼロである場合(ステップS22:Yes)、ECU15は、再始動処理をステップS23の処理に進める。一方、ブレーキペダルの操作量がゼロでない場合には(ステップS22:No)、ECU15は、一連の再始動処理を終了する。
ステップS23の処理では、ECU15が、勾配推測部16から出力された電気信号に基づいて車両が所在している路面の勾配が下り勾配(下り坂)であるか否かを判別する。判別の結果、車両が所在している路面の勾配が下り勾配である場合(ステップS23:Yes)、ECU15は、再始動処理をステップS24の処理に進める。一方、車両が所在している路面の勾配が下り勾配でない場合には(ステップS23:No)、ECU15は、再始動処理をステップS26の処理に進める。
ステップS24の処理では、ECU15が、先行車判定部17から出力された電気信号に基づいて車両の前方の所定範囲内に先行車が存在するか否かを判別する。判別の結果、車両の前方の所定範囲内に先行車が存在する場合(ステップS24:Yes)、ECU15は、再始動処理をステップS25の処理に進める。一方、車両の前方の所定範囲内に先行車が存在しない場合には(ステップS24:No)、ECU15は、再始動処理をステップS26の処理に進める。
ステップS25の処理では、ECU15が、アクセル開度センサ11から出力された電気信号に基づいてアクセルペダルが操作(アクセルON)されたか否かを判別する。判別の結果、アクセルペダルが操作された場合(ステップS25:Yes)、ECU15は、再始動処理をステップS26の処理に進める。一方、アクセルペダルが操作されていない場合には(ステップS25:No)、ECU15は、一連の再始動処理を終了する。
ステップS26の処理では、ECU15が、エンジン2を再始動させる。これにより、ステップS26の処理は完了し、一連の再始動処理は終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第2の実施形態である内燃機関の制御装置1は、車両が所在している路面の勾配を推測する勾配推測部16と、車両の前方に先行車が存在するか否かを判定する先行車判定部17と、を備え、エンジン2の再始動条件には、勾配推測部16によって推測された路面の勾配が下り勾配であり、且つ、先行車判定部17によって先行車が存在すると判定された場合においてアクセルペダルが操作されたときと、勾配推測部16によって推測された路面の勾配が下り勾配であり、且つ、先行車判定部17によって先行車が存在しないと判定された場合においてブレーキペダルの操作が解除されたときと、が含まれている。
一般に、車両の前方に先行車が存在する場合、運転者が惰性走行によって車両を先行車に追従させて加速要求がない場合がある。このため、本発明の第2の実施形態である内燃機関の制御装置1は、アクセルペダルが操作されたときにエンジン2を再始動させることによって車両の燃費を向上させる。一方、車両の前方に先行車が存在しない場合には、運転者が加速要求を出す可能性がある。このため、本発明の第2の実施形態である内燃機関の制御装置1は、ブレーキペダルの操作が解除された状態になったときにエンジン2を再始動させることによって加速要求に対する応答性を向上させる。これにより、運転者の加速要求があるにも係わらずエンジン2が再始動していないために車両の加速応答性が悪化することを抑制できる。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。例えば、前方に車両が存在するか否かだけでは、運転者が惰性走行によって車両を先行車に追従させて加速要求がない場合の判断が難しい場合は、前方車両の車速に基づいてこの判断を行ってもよい。このように、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 内燃機関の制御装置
2 エンジン
11 アクセル開度センサ
12 ブレーキストロークセンサ
13 車速センサ
14 勾配測定部
15 ECU(Electronic Control Unit)
16 勾配推測部
17 先行車判定部

Claims (2)

  1. 車両が走行している際にブレーキペダルが操作された場合に内燃機関を自動停止させると共に、所定の再始動条件が成立した場合に自動停止させた内燃機関を再始動させる内燃機関の制御装置であって、
    前記車両が所在している路面の勾配を測定する勾配測定手段を備え、
    前記所定の再始動条件には、前記勾配測定手段によって測定された路面の勾配が下り勾配でない場合において前記ブレーキペダルの操作が解除されたときと、前記勾配測定手段によって測定された路面の勾配が下り勾配である場合においてアクセルペダルが操作されたときと、が含まれる
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 車両が走行している際にブレーキペダルが操作された場合に内燃機関を自動停止させると共に、所定の再始動条件が成立した場合に自動停止させた内燃機関を再始動させる内燃機関の制御装置であって、
    前記車両が所在している路面の勾配を推測する勾配推測手段と、
    前記車両の前方に先行車が存在するか否かを判定する先行車判定手段と、を備え、
    前記所定の再始動条件には、前記勾配推測手段によって推測された路面の勾配が下り勾配であり、且つ、前記先行車判定手段によって前記先行車が存在すると判定された場合においてアクセルペダルが操作されたときと、前記勾配推測手段によって推測された路面の勾配が下り勾配であり、且つ、前記先行車判定手段によって前記先行車が存在しないと判定された場合において前記ブレーキペダルの操作が解除されたときと、が含まれる
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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