JP2017145206A - 頭皮用エアゾール型化粧料 - Google Patents
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Abstract
Description
(A) 主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントのケイ素原子の少なくとも2つに、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、下記一般式(1);
で表される繰り返し単位からなるポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントが結合してなるオルガノポリシロキサンであって、
ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントの数平均分子量が1,600〜6,500であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメント(a)と、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント(b)との質量比(a/b)が40/60〜60/40であり、
隣接するポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント間におけるオルガノポリシロキサンセグメントの重量平均分子量が1,600〜7,000であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントの重量平均分子量が7,000〜100,000である、
ポリ(N-アシルアルキレンイミン)変性オルガノポリシロキサン
(B) 有機酸
(C) 水
成分(A)のポリ(N-アシルアルキレンイミン)変性オルガノポリシロキサンは、前記一般式(1)で表される繰り返し単位からなるポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントが、主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントのケイ素原子の少なくとも2つに、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して結合したポリマーである。
MWg=Csi×MNox/(100−Csi) (I)
溶離液 :1mMトリエチルアミン/THF
流量 :0.35mL/min
カラム温度:40℃
検出器 :UV
サンプル :50μL
成分(B)の有機酸は、本発明の頭皮用エアゾール型化粧料において、泡の持続性の向上効果や塗布時・塗布後の感触を損なうことなくpHを低めに保ち、充填された二酸化炭素をイオン化しないように調整するほか、育毛成分の浸透を促進することができる。有機酸としては、酢酸、乳酸、グリコール酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、クエン酸が挙げられ、乳酸、コハク酸が好ましい。
原液中における成分(C)の水の含有量は、成分(A)及び(B)、並びに任意成分を除いた残量である。
本発明の頭皮用エアゾール型化粧料中における成分(D)の炭酸ガスの含有量は、泡の持続性を向上し液だれを抑制する観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1.0質量%以上であり、また、好ましくは5質量%以下、より好ましくは4質量%以下、更に好ましくは3質量%以下である。
原液中には、泡の持続性を向上し液だれを抑制すると共に、頭皮への塗布後に手でなじませる際にぬるつかず、適用後の頭皮にサラサラ感を付与する観点から、更に成分(E)としてエタノールを含有することが好ましい。原液中における成分(E)のエタノールの含有量は、泡の持続性を向上し液だれを抑制すると共に、頭皮への塗布後に手でなじませる際にぬるつかず、適用後の頭皮にサラサラ感を付与する観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、更に好ましくは20質量%以上であり、また、好ましくは70質量%以下、より好ましくは65質量%以下、更に好ましくは60質量%以下である。
原液中には、更に成分(F)として育毛成分を含有することが好ましい。育毛成分としては、血行促進剤、毛包賦活剤、抗男性ホルモン剤が挙げられる。
本発明の頭皮用エアゾール型化粧料は、水溶性増粘剤を用いることなく液だれを抑制することができるため、手でなじませる際のぬるつきのなさ、塗布後の頭皮のサラサラ感等の観点から、水溶性増粘剤を含有しないことが好ましい。ここで「含有しない」とは、実質的に含有しないことも含めるものとする。なお「実質的に」とは、意図せずに成分(A)、(B)又は任意成分から、不可避的に含有される場合を除くことを意味する。液だれを更に抑制するために水溶性増粘剤を微量含有させる場合であっても、原液中における水溶性増粘剤の含有量は、0.05質量%以下が好ましく、0.01質量%以下がより好ましく、0.005質量%以下が更に好ましい。
硫酸ジエチル3.2g(0.021モル)と2-エチル-2-オキサゾリン92.8g(0.98モル)を脱水した酢酸エチル205gに溶解し、窒素雰囲気下8時間加熱還流し、末端反応性ポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)を合成した。数平均分子量(MNox)をGPCにより測定したところ、5,200であった。ここに、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量(MWsi)50,000、アミン当量3,800)100gを用いて、N-プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を淡黄色ゴム状固体(188g、収率96%)として得た。最終生成物のオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は51質量%であり、重量平均分子量は98,000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、約24モル%のアミノ基が残存していることがわかった。また、MWgは5,000であった。
硫酸ジエチル6.5g(0.042モル)と2-エチル-2-オキサゾリン34.4g(0.36モル)を脱水した酢酸エチル87gに溶解し、窒素雰囲気下8時間加熱還流し、末端反応性ポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)を合成した。数平均分子量(MNox)をGPCにより測定したところ、1,000であった。ここに、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量(MWsi)50,000、アミン当量2,000)100gの33%酢酸エチル溶液を一括して加え、10時間加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、N-プロピオニルエチレンイミン・ジメチルシロキサン共重合体を淡黄色ゴム状半固体(138g、収率98%)として得た。最終生成物のオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は71質量%、重量平均分子量は70,000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、約20モル%のアミノ基が残存していることがわかった。また、MWgは2,500であった。
表1に示す処方に従って原液を調製し、炭酸ガスと共にエアゾール用耐圧容器に充填して頭皮用エアゾール型化粧料を得た。
これらの頭皮用エアゾール型化粧料について、下記方法に従い、泡持続時間(泡の持ち)を測定し、頭皮へ吐出後の液だれのしにくさ、乾燥後の頭皮のサラサラ感、適用時の手のぬるつきについて官能評価した。この結果を表1に併せて示す。
実験室雰囲気下で各組成物を皮膚上へ1g吐出して組成物中の泡の状態を目視観察し、吐出直後から組成物中の泡が消えるまでの時間を測定した。
実験室雰囲気下で各組成物を頭皮上へ0.2g吐出した後の液だれのしにくさについて官能評価を行った。評価は8名のパネラーに「液だれしにくい」/「やや液だれしにくい」/「液だれする」のいずれであるのかを択一的に選択させることにより行った。「液だれしにくい」/「やや液だれしにくい」/「液だれする」と答えたパネラーの人数を順に示す。
耐圧容器から吐出した各組成物を頭皮へ1g塗布し、なじませて3分経過した後の頭皮のサラサラ感について官能評価した。評価は8名のパネラーに「サラサラする」/「どちらともいえない」/「べたつきがある」のいずれであるのかを択一的に選択させることにより行った。「サラサラする」/「どちらともいえない」/「べたつきがある」と答えたパネラーの人数を順に示す。
耐圧容器から吐出した各組成物を頭皮へ1g塗布し、なじませている際の手のぬるつきについて官能評価した。評価は8名のパネラーに「ぬるつかない」/「どちらともいえない」/「ぬるつく」のいずれであるのかを択一的に選択させることにより行った。「ぬるつかない」/「どちらともいえない」/「ぬるつく」と答えたパネラーの人数を順に示す。
Claims (6)
- 下記成分(A)〜(C)を含有する原液と、成分(D)炭酸ガスからなり、成分(A)に対する成分(D)の質量比(D)/(A)が2.5以上40以下である頭皮用エアゾール型化粧料。
(A) 主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントのケイ素原子の少なくとも2つに、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、下記一般式(1);
で表される繰り返し単位からなるポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントが結合してなるオルガノポリシロキサンであって、
ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントの数平均分子量が1,600〜6,500であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメント(a)と、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント(b)との質量比(a/b)が40/60〜60/40であり、
隣接するポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント間におけるオルガノポリシロキサンセグメントの重量平均分子量が1,600〜7,000であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントの重量平均分子量が7,000〜100,000である、
ポリ(N-アシルアルキレンイミン)変性オルガノポリシロキサン
(B) 有機酸
(C) 水 - 原液が、更に成分(E)としてエタノールを含有する請求項1に記載の頭皮用エアゾール型化粧料。
- 成分(A)に対する成分(B)の質量比(B)/(A)が0.05以上3.0以下である請求項1又は2に記載の頭皮用エアゾール型化粧料。
- 成分(B)が、乳酸及びコハク酸から選ばれる少なくとも1種以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載の頭皮用エアゾール型化粧料。
- 原液が、更に成分(F)として育毛成分を含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の頭皮用エアゾール型化粧料。
- 原液中における水溶性増粘剤の含有量が0.05質量%以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載の頭皮用エアゾール型化粧料。
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JP2016006029A (ja) * | 2014-05-30 | 2016-01-14 | 花王株式会社 | 皮膚化粧料 |
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