JP2017144157A - 食事用スプーン - Google Patents

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Abstract

【課題】唇の力が弱い高齢者等であっても、補助者等の手を借りて、スプーンから食物を口内に容易に取り込むことができる食事用スプーン提供する。【解決手段】すくい部11と、すくい部11の端部に設けられた柄部12とを備えた食事用スプーン10であって、柄部12にはその長手方向に往復移動可能なスライダー20が設けられ、スライダー20の先端にすくい部11の底部13に沿って摺動し、すくい部11に盛られた食物を押し出すための押出部22が形成されていることを特徴とする。【選択図】図3

Description

この発明は、食事用スプーンに関し、より詳細には高齢者、病人あるいは乳幼児に食物を与えるのに好適なスプーンに関する。
食器の1つとして広く使用されているスプーンは、液状の飲み物だけでなく、比較的柔らかい柔軟固形食物を口に入れる際にも使用されている。通常の場合、飲食者は自らの手でスプーンの柄を掴み、柔軟固形食物をすくい部にすくい、さらにすくい部を口に入れて柄を口から離れるように動かすことにより、唇で食物をすくい部から口内に取り込むという動作を行っている。
しかしながら、高齢者、病人あるいは乳幼児などにとっては、上記一連の動作が困難な場合がある。柄を動かす動作は介護者や補助者に行ってもらうことが可能であるが、唇(特に上唇)の力が弱い場合は、上記のようにして食物をすくい部から口内に取り込むことができない。
このような背景の下、上記のような高齢者等が食物を口内に取込み易くした食事用スプーンが提案されている(特許文献1参照)。この既提案のスプーンは、すくい部の裏面に溝を形成して、すくい部が撓んで左右に開き易くしたものである。しかしながら、すくい部を撓ませるにもある程度の唇の力を必要とし、唇の力が弱った高齢者等が容易に食物を口内に取り込むことができるとは限らない。
特開2013−94177号公報
この発明は上記のような技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目的を達成するものである。
この発明の目的は、唇の力が弱い高齢者、病人あるいは乳幼児であっても、補助者や介護者の手を借りて、スプーンから食物を口内に容易に取り込むことができる、食事用スプーン提供することにある。
この発明は上記課題を達成するために、次のような手段を採用している。
すなわち、この発明は、すくい部と、このすくい部の端部に設けられた柄部とを備えた食事用スプーンであって、
前記柄部にはその長手方向に沿って往復移動可能なスライダーが設けられ、
前記スライダーの先端に前記すくい部の底部に沿って摺動し、前記すくい部に盛られた食物を押し出すための押出部が形成されていることを特徴とする食事用スプーンにある。
より具体的には、前記すくい部の底部は平板となっていて、この底部には複数の透孔が設けられている構成を採用することもできる。この場合、前記透孔はスリットからなる構成を採用することができる。また、前記透孔は前記すくい部の底部の裏面から表面にかけて断面積が漸減している構成を採用することができる。
また、前記柄部は前記すくい部に連なる薄肉部と、裏面側に厚みを増す厚肉部とからなり、前記すくい部は前記厚肉部を平坦面に置いたとき、前記すくい部が前記平坦面に非接触状態となる構成を採用することができる。
この発明によれば、唇の力が弱い高齢者、病人あるいは乳幼児であっても、補助者や介護者の手を借りて、スプーンから食物を口内に容易に取り込むことができる。
この発明による食事用スプーンの実施形態を示す分解斜視図である。 同実施形態のものの平面図である。 図2のA−A線矢視断面図である。 図2のB−B線矢視拡大断面図である。 同実施形態のものの使用状態を示す斜視図である。 図5に引き続く使用状態を示す斜視図である。
この発明の実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1はこの発明による食事用スプーンの実施形態を示す分解斜視図、図2は平面図、図3は図2のA−A線矢視断面図である。この発明による食事用スプーン10が、すくい部11と、このすくい部11の端部に設けられた柄部12とを備えている点は、通常のスプーンと同様である。
すくい部11の底部13は平板となっていて、柄部12の長手方向に対して上向きに傾斜している。底部13の周囲には外向きに傾斜する周壁部14が設けられている。柄部12は、すくい部11の端部に一体的に設けられている。すくい部11及び柄部12はプラスチック材料からなり、一体成形されている。
柄部11は、直方体状のものであり、すくい部11の底部13及び周壁部14に連なる薄肉部15と、裏面側に厚みを増す厚肉部16とからなる。薄肉部15は、具体的には、柄部12の長手方向に対して下向きに傾斜する傾斜部17を介して、すくい部11の底部13に連なり、また薄肉部15の長手方向両側部がすくい部11の周壁部14に連なっている。
薄肉部15の表面には、柄部12の長手方向に延びて厚肉部16に達する凹部18が形成されている。この凹部18には、柄部12の長手方向に沿って前後に移動自在に、スライダー20が嵌合されている。スライダー20は、平板部19と、この平板部19の先端部に形成された下向きの傾斜部21と、傾斜部21の先端に形成された押出部22とからなる。傾斜部21の傾斜角度は、柄部12の傾斜部17の傾斜角度とほぼ一致している。
押出部22は傾斜部21に対して上向きに屈曲形成され、先端部に向かうにつれて厚みを増している。この押出部22は、スライダー20が後方位置にあるとき、すくい部11の後部に位置している。このとき、スライダー20の傾斜部21は柄部12の傾斜部17に接している。押出部22の底面22aは柄部12の長手方向に対して上向きに傾斜し、その傾斜角度はすくい部11の底部13の傾斜角度とほぼ一致している。したがって、押出部22はスライダー20の前後移動に伴って底部13上を摺動する。スライダー20は、すくい部11及び柄部12と同様にプラスチック材料を成形して作られている。
凹部18には、柄部12の長手方向に沿ってガイド孔23が設けられている。このガイド孔23の後部には、ガイド孔23を直角に横切るようにように拡幅孔24が設けられている。他方、スライダー20の平板部19の裏面にはその長手方向に沿ってガイド25が設けられている。また、このガイド26の下端部両側面には1対の係合片26(図1には一方のみを示す)が直角に設けられている。
スライダー20を柄部12に取り付けるには、すなわち凹部18に嵌合させるには、係合片26を拡幅孔24の位置に合わせてガイド25をガイド孔23に挿入する。そして、スライダー20を前方に移動させると、ガイド25がガイド孔23内を移動し、その際係合片26が薄肉部15の裏面に係合するので、スライダー20が凹部18から抜け出すことはない。逆に、スライダー20を柄部12から取り外すには、スライダー20を後方に移動させて、係合片26を拡幅孔24の位置に合わせ、スライダー20を凹部18から抜き出す。なお、スライダー20の平板部19には係合片26と対応する位置に1対の開口32が設けられ(図1参照)、この開口32を通して係合片26が上方から目視可能となっている(図3参照)。
スライダー20の平板部21の表面には、その長手方向と直角となるように複数の突条27が間隔を置いて設けられている。この突条27はスプーン10の使用者が柄部12を握り、親指でスライダー20を移動させる際のすべり止めである。
すくい部11の底部13には、柄部12の長手方向と平行に複数のスリット30が間隔を置いて設けられている。このスリット30は図4に断面で示すように、底部13の裏面から表面にかけて断面積が漸減するテーパ形の透孔である。
図5及び図6は、上記食事用スプーン10の使用状態を示している。各図において符号Fは、煮カボチャ、茹でたジャガイモ等の比較的柔らかい柔軟固形食物を示している。唇の力が弱い高齢者、病人あるいは乳幼児(以下、高齢者等という)に食物を与える補助者、介護者(以下、補助者等という)は、スプーン10の柄部12を握り、図5に示すように、すくい部11の底部13を上方から食物Fに押し付ける。すると、食物Fはすり潰され(マッシャー作用)、すり潰された食物Fはスリット30を通ってすくい部11内に入り込む。すなわち、食物Fはすり潰されたうえ、細かくなってすくい部11に盛られる。
そして、補助者等はすくい部11を高齢者等の口内に入れ、スライダー20を前方に移動させる。これにより、食物Fは押出部22によってすくい部11から押し出され、高齢者等の口内に取り込まれる。なお、図6に示す押出部22の位置は、押出部22の前方への移動端(ストロークエンド)ではなく、中間位置を示している(移動端は図3の鎖線位置参照)。
上記実施形態として示した食事用スプーンによれば、柄部12にすくい部11内の食物を押し出すスライダー20を設けたので、唇の力が弱い高齢者等あっても、補助者等の手を借りて、スプーンから食物を口内に容易に取り込むことができる。
また、すくい部11は底部13が平板でマッシャー機能を有するので、食物を細かくすり潰してスリット30を通してすくい部11に取り込むことができる。
透孔であるスリット30は、すくい部11の底部13の裏面から表面にかけて断面積が漸減するものであるので、食物が絞り込まれることになりマッシング効果が増す。
柄部12はすくい部11に連なる薄肉部15と、裏面側に厚みを増す厚肉部16とからなるので、図3に示すように、厚肉部16をテーブル面31等の平坦面に置いたとき、すくい部11がテーブル面31と非接触状態となり、衛生状態を保つことができる。
スライダー20は柄部12から取り外すことができるので、スライダー20を個別に洗うことができる。
上記実施形態は例示にすぎず、この発明は種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施形態では、スプーンの構成部材をプラスチック製のものとしたが、構成部材は金属製や木製のものであってもよい。また、上記実施形態ではすくい部11の底部13に透孔としてのスリット30を設けたが、スリット30を設けない態様を採ることもできる。この場合、底部13で食物をすり潰した後、通常のスプーンのように、すくい部11で食物をすくって取り込むことになる。さらに、透孔を設ける場合であってもスリットに限るものではなく、複数の円孔を設ける態様としてもよい。
10:食事用スプーン
11:すくい部
12:柄部
13:底部
15:薄肉部
16:厚肉部
20:スライダー
22:押出部
F:食物

Claims (5)

  1. すくい部と、このすくい部の端部に設けられた柄部とを備えた食事用スプーンであって、
    前記柄部にはその長手方向に沿って往復移動可能なスライダーが設けられ、
    前記スライダーの先端に前記すくい部の底部に沿って摺動し、前記すくい部に盛られた食物を押し出すための押出部が形成されていることを特徴とする食事用スプーン。
  2. 前記すくい部の底部は平板となっていて、この底部には複数の透孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の食事用スプーン。
  3. 前記透孔はスリットからなることを特徴とする請求項2記載の食事用スプーン。
  4. 前記透孔は前記すくい部の底部の裏面から表面にかけて断面積が漸減していることを特徴とする請求項2又は3記載の食事用スプーン。
  5. 前記柄部は前記すくい部に連なる薄肉部と、裏面側に厚みを増す厚肉部とからなり、前記すくい部は前記厚肉部を平坦面に置いたとき、前記すくい部が前記平坦面に非接触状態となることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1記載の食事用スプーン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102400857B1 (ko) * 2021-06-16 2022-05-23 조희윤 반려동물 간식용 스푼

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