JP2017143457A - スピーカ装置 - Google Patents

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JP2017143457A
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達也 松下
Tatsuya Matsushita
達也 松下
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Abstract

【課題】スピーカの再生時に、スピーカボックスの内部へ出力される波動(内部音)の反射によりコーン膜に跳ね返る不都合を防ぎ、正確忠実な再生を可能にしたスピーカ装置をを提供する。【解決手段】頭部のスピーカ2をスピーカボックス3に対し聴取者側に向けた構造のスピーカ装置1であって、頭部5を曲面構造8とし、さらに中底部10を末広がり構造とし、底部12には消音プレート13を配する。この結果、内部音のスピーカへの反射を防ぐことができる。【選択図】図2

Description

この発明は、音響機器に用いられるスピーカ装置に関する。
スピーカ装置は、スピーカとこれを備えたスピーカボックスとより成り、スピーカボックスはバス・レフレックス方式や密閉型の方式がある。バス・レフレックス方式は、エンクロージャ(容器)に穴を開け、筒体を設けることで共鳴を利用し低音域の増大を図っている。また密閉型方式は、スピーカの再生可能帯域でなだらかな特性を有していることから、自然な再生音を獲得するには必要な技術となっている。
スピーカの構造から、コーン膜部分から発せられる波動は、スピーカの外部のみならず、内部にも内部音として出力され、従来の箱型のスピーカボックス内で反射が繰り返し起き、それがコーン膜に跳ね返ることで新たなる信号によって振動しているコーン膜の振動を阻害していた。
このような不都合を解決するため、特許文献1に示すように、スピーカボックス内壁面に吸音材(グラスウールなどの繊維質が採用されている)を装着して、反射を抑える手法が採用されている。それを図示すれば図6のような構成となっている。20がスピーカボックス、21がスピーカ、22が吸音材である。
特開昭58−029292号公報
スピーカボックス内壁面に吸音材を装着することで、内部音のある程度の反射を抑えることができるが、充分でなく、しかも、吸音材の容積値が曖昧なために、スピーカボックス内部(エンクロージャ)の容積設定も曖昧なものとなってしまっている。
スピーカ設計において、スピーカボックス自体の物理特性を元に内部の容積設定を行なうが、実験では50mlの容積差が生じれば、再生音に明らかな変化が起きてしまう。この結果、容積が曖昧になる吸音材の使用は、容積設定の精度を下げ、忠実再生の妨げとなっていた。
このため、この発明では、スピーカから内部へ出力される波動(以下、内部音と称する)が反射によりコーン膜に跳ね返る不都合を防ぐことで、音源に対して正確忠実な再生を可能にしたスピーカ装置を提供することを目的としている。
この発明に係るスピーカ装置は、音を出力するスピーカと、このスピーカを頭部に設ける筒状のスピーカボックスとを備え、前記スピーカを聴取者側に向けて設置するための設置穴を前記スピーカボックスの頭部に形成すると共に、前記スピーカボックスの頭部を曲面構造に形成し、さらに、スピーカボックスの頭部から中底部に向かって末広がり構造とし、それから、底部に内部音を拡散させる消音プレートを配したことを特徴としている(請求項1)
これにより、スピーカの作動により内部に発生する内部音は、まずスピーカボックスの頭部の曲面構造により、反射され該スピーカボックスの中底部方向へ導かれる。中底部付近では、末広がり構造のため、壁面に当る内部音も反射して底部方向へ更に導かれる。そして、底部に配置された消音プレートに当り、拡散されて、上方へ戻るエネルギーが失われ、コーン膜に戻ることが防がれる。これにより、音源に対してスピーカの正確忠実な再生が可能となる。
前記スピーカボックスにあって、頭部と中底部との接続部に添う断面形状を楕円形としても良く(請求項2)、楕円形の断面形状から面積の増大を図り、内部音をスムーズに確実に底部の消音プレートに導かれる。
前記消音プレートはゴムや樹脂部材に多数の凹を形成して作り出すようにしてもよく(請求項3)、内部音を拡散させエネルギーを減衰させる作用を持っている。
以上のように、請求項1の発明によれば、スピーカの作動により、内側に発生する内部音をスピーカボックスの頭部の曲面構造や、中底部の末広がり構造を採用することで、スピーカから離れる方向に導き、そして、底部の消音プレートにて、減衰させることができ、反射によりコーン膜への跳ね返りの不都合を防止し、正確忠実な再生を可能とすることができる。
請求項2によれば、頭部と中底部との接続部を楕円形の断面形状から面積の増大を図り、内部音の底部への導きを促進し、請求項3によれば、多数の凹部により内部音を乱反射させ、減衰効果を与えることができる。
この発明の実施例を示す正面図である。 同上の縦断図面である。 スピーカボックスの底面付近の断面図である。 スピーカボックスの底面部に配された消音プレートの斜視図である。 図2A−A線断面図である。 従来例の説明図である。
図1及び図2において、この発明の実施例が示され、スピーカ装置1は縦方向に長く、音を出力するスピーカ2と、このスピーカ2を頭部に有するスピーカボックス3とより成っている。スピーカ2はフルレンジ型等であり、聴取者に向けて設置するため、下記するように、頭部5に形成の設置穴7に取付けられている。
スピーカボックス3は縦長で、垂直方向に内部空間9を持ち、スピーカ2が取付けられる頭部5とそれの下方に伸長の中底部10とより構成され、頭部5には、スピーカ2を設置する設置穴7を有する部位7aが聴取側に曲げて向けられている。即ち、設置穴7は正面から見て円形となっており、その円形設置穴7にスピーカ2が取付けられている。スピーカ2は、その前面の出力方向がスピーカボックス3に対し直角方向となっている。
頭部5は、前記設置穴7以外が曲面構造8に形成され、中底部10上に設置されている。この中底部10は、底部を持つ円筒状で、その軸方向が垂直に設置され、当然ながら横断面が円形である。それから、この中底部10は上方から下方に向けて、径が徐々に大きくなる末広がり構造となっている。即ち、1.5度から3度程が好ましい。
中底部10には、その上方に前記頭部5との接続部11が段部11aとなっていて、しかも背面から正面にかけて15度から35度の傾斜角θを有している。スピーカボックス3の頭部5と中底部10との接続部11は、所定の傾斜角θを持つ傾斜接続のため、断面楕円となり、背面のみならず正面方向にも面積が図5に示すように拡大され、面積の増大から底部方向へ導かれる内部音をストレートに導く利点を持っている。
また接続部11は、背面側が前面側に比して上下方向高く形成されていることから、頭部5の背面側に現れるストレート面を排除する効果をも持っている。これにより、内部音のスピーカ2側へ戻すことなく、底部方向へ導くことができる。
消音プレート13は、中底部10の底部12の底板14の上部に有り、例えば、ゴムや樹脂板15上に多数の凹部16を形成したものである。この凹部16のよって、内部音を拡散させることができる。消音プレート13の形状にあって、突起を多数個をゴムや樹脂板15に形成するようにしても良い。
以上の構成において、スピーカ2を稼動させると、スピーカ2のコーン膜が振動して音が再生される。音は外部(聴取者側)のみならず内部にも出力(内部音が図2矢印のごとく)され、まず頭部5の曲面構造8により反射される。曲面構造から、反射された内部音は、スピーカボックス3の中底部10方向へ導かれる。
中底部10内にあっては、スピーカボックス3が末広がりのため、反射波は、反射して更に底部12方向へ導かれる。そして、内部音は底部12の消音プレート13に至る。ここで、内部音は凹部16内に入り、拡散され、消音されることになる。このために、内部音はエネルギーを失しない、もはやスピーカに戻ることが防がれ、音源に対してスピーカ2の正確忠実の再生を図ることができる。
1 スピーカ装置
2 スピーカ
3 スピーカボックス
5 頭部
7 設置穴
8 曲面構造
10 中底部
12 底部
13 消音プレート
16 凹部

Claims (3)

  1. 音を出力するスピーカと、このスピーカを頭部に設ける筒状のスピーカボックスとを備え、
    前記スピーカを聴取者側に向けて設置するための設置穴を前記スピーカボックスの頭部に形成すると共に、
    前記スピーカボックスの頭部を曲面構造に形成し、
    さらに、スピーカボックスの頭部から中底部に向って末広がり構造とし、
    それから、底部に内部音を拡散させる消音プレートを配したことを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記スピーカボックスにあって、頭部と中底部との接続部に添う断面形状を楕円としたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
  3. 前記消音プレートはゴムや樹脂部材に多数の凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112188353A (zh) * 2020-09-29 2021-01-05 其力行有限公司 一种音质好的音箱

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