JP2017139567A - 端末、中継装置選択装置、通信方法、中継装置選択方法、及びプログラム - Google Patents

端末、中継装置選択装置、通信方法、中継装置選択方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】中継装置を経由して端末間での通信を行うシステムにおいて、端末間の遅延時間が小さくなるように、端末が使用する中継装置を選択する。
【解決手段】相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の一の端末として使用される端末において、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された遅延時間に基づいて、前記複数の中継装置の中から一の中継装置を選択する選択手段と、前記一の中継装置を経由して他の端末との通信を行う通信手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、中継装置を経由して行う端末間の通信に関連するものである。
近年、端末同士を接続して通信を行うP2P通信が普及してきている。P2P通信を実現するための技術としては種々の技術があるが、例えば、端末のブラウザ間でP2P通信を実現するWebRTCがある。
WebRTCにより端末間でP2P通信を行うためには、両端末はお互いのアドレスを知る必要がある。そこで、ICE(Interactive Connectivity Establishment)と呼ばれる技術を使用して、通信に使用するアドレスを決定する。
ICEでは、各端末が、利用可能なアドレスを収集し、端末間で、収集されたアドレスを交換して、通信可能なアドレスのうち優先度の高いアドレスを選択して通信を行う。
特開2015−153076号公報
例えば上記のICEの手順により、端末間の直接通信ができない場合、中継装置の一種であるTURN(Traversal Using Relays around NAT)サーバを経由することにより端末間での通信が行われる。
しかし、例えば、端末から物理的に遠く離れたTURNサーバや、物理的距離が近くてもネットワーク的な距離が大きなTURNサーバが選択された場合、TURNサーバを経由した端末間での遅延時間が増加してしまい、特に、音声・映像のようなリアルタイム通信においては、通信品質の低下が起こる可能性がある。
上記のような問題は、WebRTCによる通信に限らず、中継装置を経由して端末間での通信を行うシステム全般に生じ得る問題である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、中継装置を経由して端末間での通信を行うシステムにおいて、端末間の遅延時間が小さくなるように、端末が使用する中継装置を適切に選択することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の一の端末として使用される端末であって、
前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された遅延時間に基づいて、前記複数の中継装置の中から一の中継装置を選択する選択手段と、
前記一の中継装置を経由して他の端末との通信を行う通信手段と
を備えることを特徴とする端末が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の一の端末として使用される端末により実行される通信方法であって、
前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を測定する測定ステップと、
前記測定ステップにより測定された遅延時間に基づいて、前記複数の中継装置の中から一の中継装置を選択する選択ステップと、
前記一の中継装置を経由して他の端末との通信を行う通信ステップと
を備えることを特徴とする通信方法が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する中継装置選択装置であって、
前記第1の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間、及び、前記第2の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を取得する取得手段と、
前記第1の端末と各中継装置との間の遅延時間と、前記第2の端末と各中継装置との間の遅延時間と、予め保持する前記複数の中継装置における中継装置の各組の中継装置間の遅延時間とに基づいて、前記第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された中継装置を前記第1の端末及び前記第2の端末に通知する通知手段と
を備えることを特徴とする中継装置選択装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する中継装置選択装置により実行される中継装置選択方法であって、
前記第1の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間、及び、前記第2の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を取得する取得ステップと、
前記第1の端末と各中継装置との間の遅延時間と、前記第2の端末と各中継装置との間の遅延時間と、予め保持する前記複数の中継装置における中継装置の各組の中継装置間の遅延時間とに基づいて、前記第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより選択された中継装置を前記第1の端末及び前記第2の端末に通知する通知ステップと
を備えることを特徴とする中継装置選択方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、中継装置を経由して端末間での通信を行うシステムにおいて、端末間の遅延時間が小さくなるように、端末が使用する中継装置を適切に選択することを可能とする技術が提供される。
本発明の第1の実施の形態におけるシステムの全体構成例を示す図である。 第1の実施の形態における処理手順の例を説明するためのシーケンス図である。 中継用アドレスを説明するための図である。 ステップS111での通信経路の例1を示す図である。 ステップS111での通信経路の例2を示す図である。 端末20の構成図である。 端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムの全体構成例を示す図である。 第2の実施の形態の概要を説明するための図である。 第2の実施の形態における処理手順の例を説明するためのシーケンス図である。 第2の実施の形態における処理手順の他の例を説明するためのシーケンス図である。 中継装置選択装置40の構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。なお、以下で説明する各実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
本実施の形態における中継装置は、例えば前述したTURNサーバであるが、TURNサーバに限られるわけではなく、中継装置として種々のサーバを使用することができる。
また、本実施の形態では、例えば、端末間の通信はWebRTCを用いて行い、ICEの手順の結果として、直接通信ができないために中継装置(TURNサーバ)経由での通信が行われる状況を想定しているが、これは一例に過ぎない。例えば、直接通信ができる場合でも、中継装置を利用することとしてもよい。
また、端末間の通信を行うための技術はWebRTCに限定されるわけではなく、WebRTC以外の様々な通信方式を使用することができる。
なお、本実施の形態で説明する通信において、通信の宛先等の指定のために、IPアドレスとポート番号の組が用いられるが、以下では、便宜上、IPアドレスとポート番号の組を「アドレス」と呼ぶことにする。以下、第1の実施の形態と第2の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
(システム構成例)
図1に、第1の実施の形態におけるシステムの全体構成例を示す。図1に示すように、本システムは、データ通信の中継を行う中継網10に、端末20Aと端末20Bが接続された構成を有する。また、図1に示すように、通信制御装置30が備えられ、通信制御装置30を経由して、端末20Aと端末20Bとの間で制御通信(シグナリング通信)を行うことが可能である。
上記の「データ通信」は、音声、映像等の通信を含むものであり、これを「メディア通信」と呼んでもよい。上記の制御通信は、例えば、SIPを用いて行われるが、SIP以外のプロトコルを用いて制御通信を行うこととしてもよい。
中継網10には、複数の中継装置(100〜103)が備えられる。図1には、4つの中継装置が示されているが、これは図示の便宜上のためであり、実際には、より多くの中継装置が備えられる。ただし、4つよりも少ない数の中継装置を備えることとしてもよい。以下では、中継装置100〜103のうちの特定の中継装置を指さない場合は、参照符号を付けずに単に「中継装置」と記述する。
中継装置は、端末からの接続要求を受けて、当該端末に中継用アドレスを払い出し、当該中継用アドレスを使用したデータ通信の中継を行う機能を備えている。中継装置がTURNサーバである場合、当該接続要求はAllocation Requestに相当する。本実施の形態では、中継装置間は、UDPにより通信を行うが、これは例であり、TCPにより通信を行うこととしてもよい。
端末20A、20B(これらを区別しない場合、端末20と記述する)は、例えば、PC、スマートフォン、タブレット等である。端末20と中継網10との間には、一般的にNAT装置やファイアウォール等のアクセス機器が備えられる。
アクセス機器には、UDPとTCPの両方を透過する機器、UDPは遮断するがTCPを透過する機器、HTTP(HTTPS含む)以外のTCP/UDPを遮断する機器等がある。本実施の形態では、各端末20は、自身を収容するアクセス機器を超えて中継装置との間での通信(送受信)が可能である。一例として、HTTP(HTTPS含む)以外のTCP/UDPを遮断するアクセス機器の場合、端末20と中継装置との間はHTTPトンネルで接続されることが想定される。
(システムの動作)
本実施の形態では、各端末20は、各中継装置との間のRTT(round trip time)を測定し、測定結果に基づいて、複数の中継装置の中から自身が使用する中継装置を選択し、当該中継装置を経由して端末間でのデータ通信を行う。
第1の実施の形態における処理動作を図2に示すシーケンス図等を参照して説明する。ここでは、端末20Aと端末20Bとの間でデータ通信を開始するまでの手順を説明する。なお、端末20Aと端末20B間の制御通信(後述する中継用アドレスの交換等)は、通信制御装置30を介して行われるが、図2では、通信制御装置30の記載を省略している。他の図でも同様である。図2では、中継網10に中継装置100、101、102の3つの中継装置を示し、各端末20はこれらの中継装置から1つの中継装置を選択する。
図2の手順の前提として、各端末20は、各中継装置のアドレスを取得し、記憶手段に保持しているものとする。各中継装置のアドレスを取得する方法はどのような方法でもよいが、例えば、各中継装置のアドレスを保持するWebサーバをネットワーク上に備え、各端末20は、当該Webサーバから各中継装置のアドレスを取得する。当該アドレスは、RTTを測定するためのパケットや、接続要求を送信する際の宛先となるアドレスである。
ステップS101〜S103において、端末20Aが各中継装置との間のRTTを測定し、ステップS104〜S106において、端末20Bが各中継装置との間のRTTを測定する。
より詳細には、ステップS101を例にとって説明すると、端末20Aは、中継装置100にパケットを送信し、中継装置100から当該パケットに対する応答のパケットを受信し、応答のパケットを受信した時刻から、最初のパケットを送信した時刻を引いた時刻をRTTとして算出する。他の中継装置に関しても同様である。
上記RTTの計測のために使用するパケットは、RTTを計測できるのであればどのようなパケットでもよいが、例えば、STUNリクエスト/STUNレスポンスや、HTTPリクエスト/HTTPレスポンスを用いることができる。
例えば、STUNリクエスト/STUNレスポンスを用いる場合、ステップS101を例にとると、端末20AはSTUNリクエストを中継装置100に送信し、中継装置100からSTUNリクエストに対するSTUNレスポンスを受信し、STUNレスポンスを受信した時刻から、STUNリクエストを送信した時刻を引いた時刻をRTTとして算出する。
また、RTTの計測のために使用するパケットとして、接続要求/接続応答を使用してもよい。本実施の形態では、接続要求/接続応答を使用することを想定しており、このRTT測定の段階で、端末20と各中継装置が接続され、端末20は各中継装置の中継用アドレスを取得し、保持する。
特に、中継装置がTURNサーバである場合には、上記のSTUNリクエスト/STUNレスポンスを接続要求/接続応答として使用することができる。つまり、端末20は、Allocation RequestをSTUNリクエストとして送信し、Allocation Success ResponseをSTUNレスポンスとして受信する。当該STUNレスポンスには、中継装置により払い出された中継用アドレスが含まれ、端末20は、当該STUNレスポンスから中継用アドレスを取得する。
<中継用アドレスについて>
ここで、図3を参照して、上述した中継用アドレスを説明する。図3は、例として、端末20Aが中継装置100に接続する場合の例を示している。端末20Aは、中継装置100のBで示すポートのアドレス宛に接続要求を送信し、中継装置100は、Aに示すポートのアドレスである中継用アドレスを割り当て、接続応答に中継用アドレスを含めて端末20Aに返す。このとき、端末20Aと中継装置100間のトンネルも構築される。
このように中継用アドレスが割り当てられることで、外部からは端末20Aのアドレスが当該中継用アドレスとして見える。つまり、端末20A(のアプリケーション)が送信するパケットの送信元アドレスとして当該中継用アドレスが使用されるととともに、端末20Aへの通信を行う端末は、宛先アドレスとして当該中継用アドレスを使用する。
図2に戻って説明を続ける。
ステップS101〜S103により各中継装置との間のRTTを測定した端末20Aは、ステップS107において、RTTの測定結果に基づいて、1つの中継装置を選択する。ここでは、RTTの測定を行った複数の中継装置の中で、最も小さなRTTが得られた中継装置を選択する。これにより、端末20Aと中継装置間に関して、最もレイテンシ(遅延時間と称してもよい)の小さな中継装置を選択できる。端末20Bも同様の手順で1つの中継装置を選択する。中継装置間を低レイテンシの回線で接続しておけば、このような手順で、遅延時間の小さな通信を実現できる。
前述したように、本実施の形態では、各端末20は、接続要求/接続応答を用いてRTT測定を行うので、RTT測定を行ったことで、各中継装置の中継用アドレスを取得し、保持している。ステップS109において、端末20Aは、ステップS107で選択した中継装置の中継用アドレスを端末20Bに通知する。また、ステップS110において、端末20Bは、ステップS108で選択した中継装置の中継用アドレスを端末20Aに通知する。
これにより、端末20Aは、端末20Bの中継用アドレスを取得し、端末20Bは、端末Aの中継用アドレスを取得するので、端末20Aと端末20Bとの間でデータの送受信が可能となる(ステップS111)。
なお、上記の例では、RTT測定のためのパケット送受信により中継装置との接続を行うこととしているが、中継装置との接続をRTT測定のためのパケット送受信とは別に行うこととしてもよい。この場合、例えば、RTT測定をHTTPリクエスト/HTTPレスポンスで行う。そして、図2に示すステップS107、S108の後に、選択した中継装置に対して接続要求/接続応答を行って、その後に、ステップS109、S110での中継用アドレスの交換を行う。
また、本実施の形態では、最小のRTTとなる中継装置を選択しているが、最小ではないRTTとなる中継装置を選択する場合もある。例えば、最小のRTTとなる中継装置の負荷が高い場合や何らかの不具合が発生している場合に、2番目にRTTの小さな中継装置を選択する等が考えられる。
<接続構成の例>
図4、図5は、中継装置の選択の結果による端末間の接続構成の例を示す。図4に示す例1は、端末20Aが中継装置100を選択し、端末20Bが中継装置102を選択した場合の例を示す図である。この場合、図4に示すとおり、中継装置100と中継装置102を経由して端末20Aと端末20Bとの間のデータ通信が行われる。
ここで、中継装置100における端末20Aの中継用アドレスを中継用アドレスAとし、中継装置102における端末20Bの中継用アドレスを中継用アドレスBとする。データ通信において、端末20Aは、中継用アドレスAを送信元アドレスとし、中継用アドレスBを宛先アドレスとするパケットを、端末20Aと中継装置100間のトンネルを介して送出する。当該パケットは、中継装置100から、中継用アドレスB宛て、すなわち、中継装置102に送信され、中継装置102と端末20B間のトンネルを介して端末20Bに届けられる。端末20Bから端末20Aへの通信も同様である。
図5に示す例2は、端末20Aが中継装置101を選択し、端末20Bも中継装置101を選択した場合の例を示す図である。この場合、図5に示すとおり、中継装置101を経由して端末20Aと端末20Bとの間のデータ通信が行われる。
ここで、中継装置101における端末20Aの中継用アドレスを中継用アドレスAとし、端末20Bの中継用アドレスを中継用アドレスBとする。データ通信において、端末20Aは、中継用アドレスAを送信元アドレスとし、中継用アドレスBを宛先アドレスとするパケットを、端末20Aと中継装置101間のトンネルを介して送出する。当該パケットは、中継装置101の内部で、論理的に、中継用アドレスB宛てに送信され、中継装置101と端末20B間のトンネルを介して端末20Bに届けられる。端末20Bから端末20Aへの通信も同様である。
ここで、従来技術においても、中継装置の負荷分散のために、図4のように、中継装置を2台使用する場合がある。しかし、負荷分散だけを考えてロードバランシングを適用すると、端末から遠い(つまり、遅延時間の長い)中継装置を選択してしまう可能性がある。
一方、本発明に係る技術を適用することより、端末から近い(つまり、遅延時間の短い)中継装置を選択することができる。
また、2台の端末間の通信経路を単一のプロトコルで形成せずに、途中の区間で別のプロトコルを使いたい場合がある。例えば、端末間を、NAT装置やファイアウォール等のアクセス機器を越えるために、全部TCPにするよりも、図4のように中継装置を2台設けて、中継装置間をUDPにする方が、全体として遅延時間を短くできることがある。
そこで、本発明に係る技術を適用することで、端末〜中継装置間のTCP区間を最小化でき、遅延時間を更に短くすることができる。
(装置構成例)
図6に、第1の実施の形態における端末20の機能構成例を示す。図6に示すように、端末20は、制御通信部21、RTT測定部22、中継装置選択部23、メディア通信部24、及びデータ記憶部25を有する。
制御通信部21は、メディア通信以外の通信を行う。すなわち、制御通信部21は、中継装置のアドレス取得、RTT測定のためのパケット送受信、接続要求/接続応答の送受信、中継用アドレスの交換等を行う。RTT測定部22は、制御通信部21によるパケット送受信に基づき、RTTを測定する。
中継装置選択部23は、各中継装置に対するRTT測定結果の中から、最小のRTTが得られた中継装置を選択する。メディア通信部24は、中継装置選択部23により選択さ中継装置を経由して相手端末との間で、音声、映像等の送受信を行う。
データ記憶部25は、端末20において使用されるデータを格納する。例えば、各中継装置のアドレス、RTT測定結果、選択した中継装置を示す情報、中継用アドレス、メディア通信部24で送受信されるデータ等を格納する。
本実施の形態に係る端末20は、例えば、コンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、端末20が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、端末20で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
なお、例えばP2P通信の技術としてWebRTCを用いる場合、端末20は、ブラウザあるいはブラウザに相当するWebRTC通信機能を持つソフトウェアを備える端末により実現できる。WebRTCを用いる場合、端末20は、まず、ネットワークに備えられるサーバ等からプログラム(Webアプリ)を取得し、当該プログラムが端末20で実行されることで、図6の機能構成、図2で説明した処理動作等が実現される。
図7は、コンピュータにより実現される端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。図7に示すとおり、端末20は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、HDD204と、操作部205と、表示部206と、ドライブ装置207と、NIC(Network Interface card)208とを有する。
CPU201は、端末20の全体制御を行うプロセッサである。CPU201は、HDD204等に記憶されたオペレーティングシステム、アプリケーション、各種サービス等のプログラムを実行し、端末20の各種機能を実現する。ROM202には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶される。RAM203は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。HDD104には、各種情報及びプログラム等が記憶される。
操作部205は、ユーザからの入力操作を受け付けるためのハードウェアであり、例えばキーボード又はマウスである。表示部206は、ユーザに向けた表示を行うハードウェアである。ドライブ装置207は、プログラムを記録した記憶媒体209からプログラムを読み取る。ドライブ装置207によって読み取られたプログラムは、例えば、HDD204にインストールされる。NIC208は、端末20をネットワークに接続し、データの送受信を行うための通信インタフェースである。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態を説明する。以下では、主に第1の実施の形態と異なる点について説明する。
(システム構成、動作概要)
図8は、第2の実施の形態におけるシステムの全体構成例を示す図である。図8に示すように、中継装置選択装置40が備えられている。中継装置選択装置40が備えられている点以外は、第1の実施の形態における全体構成と同じである。
中継装置選択装置40は、各端末20と制御通信を行うことが可能であり、各端末20からRTT測定結果を受信し、当該RTT測定結果と、予め保持する任意の2ヶ所の中継装置間のRTTとを用いて、端末間の通信に使用する中継装置を決定する。
なお、通信制御装置30が中継装置選択装置40の機能を含むこととしてもよい。その場合、全体構成は第1の実施の形態と同じとなる。また、この場合、通信制御装置を中継装置選択装置と称してもよい。
図9は、第2の実施の形態における中継装置選択処理の概要を説明するための図である。
本実施の形態では、全ての2つの中継装置間のRTTを予め測定しておき、測定結果を中継装置選択装置40が保持する。図9に示すように4つの中継装置が備えられている場合、図示するように、A〜F(これらの文字は該当区間の測定結果を示す)で示される区間のRTTが測定される。測定方法は特定の方法に限定されず、どのような方法を用いて測定してもよい。
また、各端末20が、各中継装置との間のRTTを測定し、測定結果を中継装置選択装置40に送信する。
そして、中継装置選択装置40は、中継装置間のRTTと、端末と中継装置間のRTTとを使用して、端末間の全ての経路の中から、端末間のRTT合計が最小となる経路(使用する中継装置)を決定する。なお、第1の実施の形態の場合と同様に、経路上の中継装置の負荷が高い場合や、何らかの不具合がある場合は、例えば、最小の経路でなく、2番目にRTT合計の小さい経路を選択することも考えられる。
また、経路の決定にあたっては、中継装置が2つの場合(例:図4の接続構成)のみでなく、中継装置が1つの場合(図5の接続構成)も考慮する。
仮に、図9に示す端末20A−中継装置100−中継装置101−端末20Bの経路のRTT合計であるG+B+Kが最小であるとすると、使用する中継装置として、端末20Aに対して中継装置100が選択され、端末20Bに対して中継装置101が選択される。また、仮に、図9に示す端末20A−中継装置103−端末20Bの経路のRTT合計であるJ+Lが最小であるとすると、使用する中継装置として、端末20Aに対して中継装置103が選択され、端末20Bに対しても中継装置103が選択される。
ここで、データ通信の段階ではUDPのほうがTCPよりも遅延が小さいことを考慮して、例えば、端末20と中継装置間においてUDPでの通信を行う場合には、端末20と中継装置間でのRTTを小さく見積もって、上記合計の計算をしてもよい。なお、各端末20と各中継装置間においてUDPでの通信を行うか否かの情報は、例えば、中継装置選択装置40(後述する他の例では、端末20A)が予め保持しておく。
この場合、例えば、図9に示す端末20A−中継装置100−中継装置101−端末20Bの経路のRTT合計の計算において、Zを予め定めた1未満の係数とすると、Z×G+B+Z×KによりRTT合計の計算を行う。
(システムの動作)
第2の実施の形態における処理動作を図10に示すシーケンス図を参照して説明する。ここでは、端末20Aと端末20Bとの間でデータ通信を開始するまでの手順を説明する。なお、端末20Aと端末20B間の制御通信(後述する中継用アドレスの交換等)は、通信制御装置30を介して行われるが、図10では、通信制御装置30の記載を省略している。図11も同様である。また、図10では、中継網に備えられる複数の中継装置を「中継装置群」と記述している。
図10の手順の前提として、中継装置選択装置40は、任意の2ヶ所の中継装置間のRTTを保持している。また、各端末20は、各中継装置のアドレスを保持している。
ステップS201において、端末20Aが各中継装置との間のRTTを測定し、ステップS202において、端末20Bが各中継装置との間のRTTを測定する。RTTの測定には、第1の実施の形態と同様に、接続要求/接続応答を使用してもよいが、ここでは、接続要求/接続応答ではないリクエスト/レスポンス(例:HTTPリクエスト/HTTPレスポンス)を使用している。
ステップS203において、端末20Aは、各中継装置との間のRTTを中継装置選択装置40に送信する。また、ステップS204において、端末20Bは、各中継装置との間のRTTを中継装置選択装置40に送信する。
ステップS205では、中継装置選択装置40が、各端末20のRTTの測定結果と、予め保持する中継装置間のRTTとを用いて、図9を参照して説明した方法により、端末20Aと端末20Bとの間の通信に使用する中継装置を決定する。
ステップS206において、中継装置選択装置40は、端末20Aに対して選択した中継装置の識別情報(アドレスでもよい)を端末20Aに送信する。ステップS207において、中継装置選択装置40は、端末20Bに対して選択した中継装置の識別情報(アドレスでもよい)を端末20Bに送信する。
ステップS208において、端末20Aは、中継装置選択装置40により選択された中継装置に接続要求を送信し、接続応答を受信することで、当該中継装置に接続するとともに、中継用アドレスを取得する。また、ステップS209において、端末20Bは、中継装置選択装置40により選択された中継装置に接続要求を送信し、接続応答を受信することで、当該中継装置に接続するとともに、中継用アドレスを取得する。
ステップS210において、端末20Aは、ステップS208で取得した中継装置の中継用アドレスを端末20Bに通知する。また、ステップS211において、端末20Bは、ステップS209で取得した中継装置の中継用アドレスを端末20Aに通知する。
これにより、端末20Aは、端末20Bの中継用アドレスを取得し、端末20Bは、端末Aの中継用アドレスを取得するので、端末20Aと端末20Bとの間でデータの送受信が可能となる(ステップS212)。
(動作の他の例)
上記の例では、中継装置選択装置40が中継装置の選択を行うが、これに代えて、端末20が中継装置の選択を行うこととしてもよい。
端末20が中継装置の選択を行う場合におけるシステムの処理動作を図11に示すシーケンス図を参照して説明する。ここでは、端末20Aと端末20Bとの間でデータ通信を開始するまでの手順を説明する。
図11の手順の前提として、各端末20は、各中継装置のアドレスを保持している。また、端末20Aは、予め任意の2ヶ所の中継装置間のRTTを保持している。中継装置間のRTTは、例えば、各中継装置のアドレスを保持するWebサーバ等から取得可能である。
以下の処理では、通信を行う2端末のうちの端末20Aが中継装置の選択処理を行うこととするが、端末20Bが中継装置の選択処理を行うこととしてもよい。また、どちらの端末で中継装置の選択処理を行うかを、中継装置選択装置40もしくは通信制御装置30が、該当の端末に指示することとしてもよい。
ステップS301において、端末20Aが各中継装置との間のRTTを測定し、ステップS302において、端末20Bが各中継装置との間のRTTを測定する。
ステップS303において、端末20Bは、各中継装置との間のRTTを端末20Aに送信する。
ステップS304では、端末20Aが、各端末20のRTTの測定結果と、予め保持する中継装置間のRTTとを用いて、図9を参照して説明した方法により、端末20Aと端末20Bとの間の通信に使用する中継装置を決定する。
ステップS305において、端末20Aは、端末20Bに対して選択した中継装置の識別情報(アドレスでもよい)を端末20Bに送信する。
ステップS306において、端末20Aは、端末20Aに対して選択された中継装置に接続要求を送信し、接続応答を受信することで、当該中継装置に接続するとともに、中継用アドレスを取得する。また、ステップS307において、端末20Bは、端末20Bに対して選択された中継装置に接続要求を送信し、接続応答を受信することで、当該中継装置に接続するとともに、中継用アドレスを取得する。
ステップS308において、端末20Aは、ステップS306で取得した中継装置の中継用アドレスを端末20Bに通知する。また、ステップS309において、端末20Bは、ステップS307で取得した中継装置の中継用アドレスを端末20Aに通知する。
これにより、端末20Aは、端末20Bの中継用アドレスを取得し、端末20Bは、端末Aの中継用アドレスを取得するので、端末20Aと端末20Bとの間でデータの送受信が可能となる(ステップS310)。
(装置構成例)
図12に、第2の実施の形態における中継装置選択装置40の機能構成例を示す。図12に示すように、中継装置選択装置40は、測定結果取得部41、中継装置選択部42、中継装置通知部43、データ記憶部44を有する。
測定結果取得部41は、各端末から、各中継装置との間のRTT測定結果を受信し、データ記憶部44に格納する。中継装置選択部42は、各中継装置との間のRTT測定結果と、データ記憶部44に予め格納されている中継装置間のRTTとを用いて、図9を参照して説明した方法により、端末間の通信に使用する中継装置を選択する。
中継装置通知部43は、中継装置選択部42により選択された中継装置を各端末20に通知する。データ記憶部44は、中継装置間のRTT、各端末と各中継装置との間のRTT測定結果等を格納する。
本実施の形態に係る中継装置選択装置40は、例えば、コンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、端末20が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、中継装置選択装置40で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
コンピュータにより実現される中継装置選択装置40のハードウェア構成は、図7に示した構成と同様である。
図11に示したように、端末20が中継装置の選択処理を行う場合でも、端末20の全体構成は図6、図7に示した構成と同じである。ただし、図6に示す構成において、端末20が中継装置の選択処理を行う場合、制御通信部21は、中継装置間のRTT取得、中継装置のアドレス取得、RTT測定のためのパケット送受信、接続要求/接続応答の送受信、相手端末からのRTT受信、相手端末へのRTT送信、相手端末からの中継装置選択結果の受信、相手端末への中継装置選択結果の送信、中継用アドレスの交換等を行う。
中継装置選択部23は、各端末と各中継装置との間のRTTと、中継装置間のRTTとから、図9を参照して説明した方法を用いて、中継装置を選択する処理を行う。メディア通信部24は、選択された中継装置に接続し、当該中継装置を経由して相手端末との間で、例えば、音声、映像等の送受信を行う。
データ記憶部25は、端末20において使用されるデータを格納する。例えば、中継装置間のRTT、各中継装置のアドレス、RTT測定結果、選択した中継装置を示す情報、中継用アドレス、メディア通信部24で送受信されるデータ等を格納する。
以上、説明したように、第2の実施の形態により、精度良く、端末間での低レイテンシの通信を実現できる。
[実施の形態のまとめ]
以上、説明したように、実施の形態によれば、相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の一の端末として使用される端末であって、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された遅延時間に基づいて、前記複数の中継装置の中から一の中継装置を選択する選択手段と、前記一の中継装置を経由して他の端末との通信を行う通信手段とを備えることを特徴とする端末が提供される。
また、実施の形態によれば、相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の一の端末として使用される端末であって、前記複数の中継装置のアドレスを取得する取得手段と、前記取得手段により取得したアドレスを用いて、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された遅延時間に基づいて、前記複数の中継装置の中から、遅延時間が最小となる一の中継装置を選択する選択手段と、前記一の中継装置における前記端末の中継用アドレスを他の端末に通知する通知手段と、前記中継用アドレスを送信元アドレスとして使用することで、前記一の中継装置を経由して他の端末との通信を行う通信手段とを備えることを特徴とする端末が提供される。
前記測定手段は、例えば、各中継装置に接続要求を送信し、当該中継装置から接続応答を受信することにより前記遅延時間を測定し、当該接続応答から前記中継用アドレスを取得する。
また、実施の形態によれば、相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する前記第1の端末として使用される端末であって、前記第1の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間、及び、前記第2の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を取得する取得手段と、前記第1の端末と各中継装置との間の遅延時間と、前記第2の端末と各中継装置との間の遅延時間と、予め保持する前記複数の中継装置における中継装置の各組の中継装置間の遅延時間とに基づいて、前記第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する選択手段と、前記第2の端末に対して選択された中継装置を当該第2の端末に通知する通知手段とを備えることを特徴とする端末が提供される。
また、実施の形態によれば、相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する中継装置選択装置であって、前記第1の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間、及び、前記第2の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を取得する取得手段と、前記第1の端末と各中継装置との間の遅延時間と、前記第2の端末と各中継装置との間の遅延時間と、予め保持する前記複数の中継装置における中継装置の各組の中継装置間の遅延時間とに基づいて、前記第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された中継装置を前記第1の端末及び前記第2の端末に通知する通知手段とを備えることを特徴とする中継装置選択装置が提供される。
前記選択手段は、例えば、前記第1の端末と各中継装置との間の遅延時間と、前記第2の端末と各中継装置との間の遅延時間と、前記各組の中継装置間の遅延時間とに基づいて、前記第1の端末と第2の端末との間の遅延時間の合計が最小となる中継装置を選択する。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
10 中継網
20A、20B 端末
100〜103 中継装置
30 通信制御装置
40 中継装置選択装置
21 制御通信部
22 RTT測定部
23 中継装置選択部
24 メディア通信部
25 データ記憶部
41 測定結果取得部
42 中継装置選択部
43 中継装置通知部
44 データ記憶部

Claims (10)

  1. 相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の一の端末として使用される端末であって、
    前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された遅延時間に基づいて、前記複数の中継装置の中から一の中継装置を選択する選択手段と、
    前記一の中継装置を経由して他の端末との通信を行う通信手段と
    を備えることを特徴とする端末。
  2. 相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の一の端末として使用される端末であって、
    前記複数の中継装置のアドレスを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得したアドレスを用いて、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された遅延時間に基づいて、前記複数の中継装置の中から、遅延時間が最小となる一の中継装置を選択する選択手段と、
    前記一の中継装置における前記端末の中継用アドレスを他の端末に通知する通知手段と、
    前記中継用アドレスを送信元アドレスとして使用することで、前記一の中継装置を経由して他の端末との通信を行う通信手段と
    を備えることを特徴とする端末。
  3. 前記測定手段は、各中継装置に接続要求を送信し、当該中継装置から接続応答を受信することにより前記遅延時間を測定し、当該接続応答から前記中継用アドレスを取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の端末。
  4. 相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する前記第1の端末として使用される端末であって、
    前記第1の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間、及び、前記第2の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を取得する取得手段と、
    前記第1の端末と各中継装置との間の遅延時間と、前記第2の端末と各中継装置との間の遅延時間と、予め保持する前記複数の中継装置における中継装置の各組の中継装置間の遅延時間とに基づいて、前記第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する選択手段と、
    前記第2の端末に対して選択された中継装置を当該第2の端末に通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする端末。
  5. 相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の一の端末として使用される端末により実行される通信方法であって、
    前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を測定する測定ステップと、
    前記測定ステップにより測定された遅延時間に基づいて、前記複数の中継装置の中から一の中継装置を選択する選択ステップと、
    前記一の中継装置を経由して他の端末との通信を行う通信ステップと
    を備えることを特徴とする通信方法。
  6. コンピュータを、請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の端末における各手段として機能させるためのプログラム。
  7. 相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する中継装置選択装置であって、
    前記第1の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間、及び、前記第2の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を取得する取得手段と、
    前記第1の端末と各中継装置との間の遅延時間と、前記第2の端末と各中継装置との間の遅延時間と、予め保持する前記複数の中継装置における中継装置の各組の中継装置間の遅延時間とに基づいて、前記第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された中継装置を前記第1の端末及び前記第2の端末に通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする中継装置選択装置。
  8. 前記選択手段は、前記第1の端末と各中継装置との間の遅延時間と、前記第2の端末と各中継装置との間の遅延時間と、前記各組の中継装置間の遅延時間とに基づいて、前記第1の端末と第2の端末との間の遅延時間の合計が最小となる中継装置を選択する
    ことを特徴とする請求項7に記載の中継装置選択装置。
  9. 相互に通信をする複数の端末と、複数の中継装置とを有するシステムにおいて、前記複数の端末の中の第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する中継装置選択装置により実行される中継装置選択方法であって、
    前記第1の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間、及び、前記第2の端末と、前記複数の中継装置における各中継装置との間の遅延時間を取得する取得ステップと、
    前記第1の端末と各中継装置との間の遅延時間と、前記第2の端末と各中継装置との間の遅延時間と、予め保持する前記複数の中継装置における中継装置の各組の中継装置間の遅延時間とに基づいて、前記第1の端末と第2の端末との間の通信に使用する中継装置を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された中継装置を前記第1の端末及び前記第2の端末に通知する通知ステップと
    を備えることを特徴とする中継装置選択方法。
  10. コンピュータを、請求項7又は8に記載の中継装置選択装置における各手段として機能させるためのプログラム。
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