JP2017138392A - 電気泳動表示シート及び電気泳動表示装置 - Google Patents

電気泳動表示シート及び電気泳動表示装置 Download PDF

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Tomoki Hiraoka
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Abstract

【課題】基材と封止シートとの間での剥離が抑制される電気泳動表示シート及び電気泳動表示装置を提供する。
【解決手段】電気泳動表示シート2は、複数の凹部11を有する基材10と、複数の凹部11を封止する封止シート20と、基材10と封止シート20との間に構成される複数のセル30と、セル30に充填されるインク40(電気泳動粒子含有インク)とを備える。インク40は電気泳動粒子41と分散媒42とを含む。基材10において少なくとも封止シート20の被接着層20yに接着する接着層10xと、封止シート20において少なくとも被接着層20yとは、分散媒42を反撥させる物質により構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気泳動表示シート及び電気泳動表示装置に関する。
電気泳動表示シートとして、特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載の電気泳動表示シートは、画素電極が形成された基材(同文献では、「基板」)と、基材に平行に配置される封止シート(同文献では、「対向基板」)と、基材と封止シートとの間に配置されて隔壁で仕切られた複数のセルとを備える。セルには、電気泳動粒子含有のインクが充填される。セルは、基材に設けられた凹部と、凹部を封止する封止シートとにより構成される。
特開2001−343672号公報
ところで、電気泳動表示シートにおいて基材と封止シートとの接着部分には、インクが含まれ得る。このため、従来技術では、基材と封止シートとのインクが残存して両者間での剥離が生じ得る。
(1)上記課題を解決する電気泳動表示シートは、複数の凹部を有する基材と、前記複数の凹部を封止する封止シートと、前記基材と前記封止シートとの間に構成される複数のセルと、前記セルに充填される電気泳動粒子含有インクとを備え、前記電気泳動粒子含有インクは電気泳動粒子と分散媒とを含み、前記基材において少なくとも前記封止シートの被接着層に接着する接着層と、前記封止シートにおいて少なくとも前記被接着層とは、前記分散媒を反撥させる物質により構成されている。
この構成によれば、基材の接着層と封止シートの被接着層とが接着した部分は、インクを含まないか、または、当該部分のインクの残渣量は少ない。このため、封止シートと基材との間での剥離が抑制される。
(2)上記電気泳動表示シートにおいて、前記複数のセルは縦横に配列され、前記複数のセルは縦一列または横一列ごとに前記封止シートで封止される。これは、複数の封止シートにより凹部が封止される例である。
(3)上記電気泳動表示シートにおいて、前記基材の前記複数の凹部は、3つの種類に種別され、前記封止シートは、前記基材に積層されて第1種の前記凹部を封止して第2種の前記凹部に対応する貫通孔と第3種の前記凹部に対応する貫通孔とを有する第1シートと、前記第1シートに積層されて第2種の前記凹部に対応する貫通孔を封止して前記第3種の前記凹部に対応する貫通孔を有する第2シートと、前記第2シートに積層されて第3種の前記凹部に対応する貫通孔を封止する第3シートとを備え、前記基材において少なくとも前記第1シートに接着する接着層と、前記第1シートにおいて少なくとも前記基材に接着する被接着層と、前記第1シートにおいて少なくとも前記第2シートに接着する接着層と、前記第2シートにおいて少なくとも前記第1シートに接着する被接着層と、前記第2シートにおいて少なくとも前記第3シートに接着する接着層と、前記第3シートにおいて少なくとも前記第2シートに接着する被接着層とが、前記分散媒を反撥させる物質により構成されている。
この構成によれば、封止シートを構成する各シート間において、接着層と被接着層との接着部分は、インクを含まないか、または、当該部分のインクの残渣量は少ない。このため、基材、第1シート、第2シート及び第3シートにおける各シート間での剥離が抑制される。
(4)上記電気泳動表示シートにおいて、前記分散媒は非極性であり、前記分散媒を反撥させる物質は、親水性物質である。この構成は、電気泳動粒子含有インクの分散媒が非極性である場合の、分散媒を反撥させる物質の例を示す。
(5)上記電気泳動表示シートにおいて、前記電気泳動粒子は疎水性を有し、前記封止シートにおいて前記セルの構成面は親水性である。
この構成によれば、電気泳動粒子は疎水性であって封止シートにおいてセルの構成面が疎水性である場合に比べて、当該構成面と電気泳動粒子との間に作用する引力が抑制される。このため、電気泳動粒子の応答速度が高い。
(6)上記電気泳動表示シートにおいて、前記親水性物質は、各種澱粉、各種セルロース、各種セルロース誘導体、各種タンパク質、及び各種の水溶性高分子を含む群から選択される少なくとも1種である。
(7)電気泳動表示装置は、上記電気泳動表示シートのいずれかを備える。この構成によれば、電気泳動表示シートと同様の効果が得られる。
上記電気泳動表示シート及び電気泳動表示装置は、基材と封止シートとの間での剥離が抑制される。
電気泳動表示装置の斜視図。 第1実施形態に係る電気泳動表示シートの断面図。 第2実施形態に係る電気泳動表示シートの断面図。 第3実施形態に係る電気泳動表示シートの断面図。
<第1実施形態>
図1を参照して、電気泳動表示装置について説明する。電気泳動表示装置1は、電気泳動表示シート2と、回路シート3とを備える。電気泳動表示装置1には、画素を構成するセル30が縦横に配列されている。
回路シート3は、画素電極3aと、スイッチング素子3bとを有する。スイッチング素子3bには、走査線及びデータ線が接続されている。
画素電極3a、スイッチング素子3b、走査線、及びデータ線は、絶縁シート上に形成され、樹脂により封止される。画素電極3aは、セル30に対応するように配置される。スイッチング素子3bは、画素電極3aに対応して設けられる。スイッチング素子3bは、例えば薄膜トランジスタにより構成される。この場合、薄膜トランジスタのドレイン電極に画素電極3aが接続される。薄膜トランジスタのソース電極にデータ線が接続される。薄膜トランジスタのゲート電極に走査線が接続される。
電気泳動表示シート2と回路シート3とは個別に製造され得る。そして、アッセンブリ工程にて電気泳動表示シート2と回路シート3とが組み合わされ得る。すなわち、電気泳動表示シート2と回路シート3とは、電気泳動表示装置1を構成する部品として流通し得る。また、電気泳動表示シート2と回路シート3とは一体のものとして構成され得る。
図2を参照して、白黒表示の電気泳動表示シート2について説明する。図2は、電気泳動表示シート2の断面図である。
図2に示されるように、電気泳動表示シート2は、基材10と、基材10に積層される封止シート20とを備える。
電気泳動表示シート2は、基材10側の外面10sが表示面となる。表示面とは、電気泳動表示シート2を用いて電気泳動表示装置1が構成されるときに、使用者が視認する面であって、光が入射する面を示す(光の入射方向は、図1において矢印A)。
セル30は、基材10と封止シート20との間に構成される。各セル30は、画素に対応する。セル30には、電気泳動粒子含有インク(以下、「インク40」という。)が充填される。
基材10は、底壁12と、底壁12の一方の面(凹部11が設けられている側の面)に積層されている透明電極14と、底壁12の透明電極14側に設けられて凹部11の側面を構成する隔壁13と、隔壁13において封止シート20側に設けられる接着層10xとを備える。接着層10xは、封止シート20の被接着層20yに接着する。
基材10の構成部分のうち少なくとも底壁12は透明である。底壁12を介して各セル30内のインク40が視認可能であるようにするためである。透明とは、少なくとも可視光が通過する程度に透明性を有することを示す。なお、底壁12及び隔壁13は例えば、絶縁性樹脂またはガラスにより形成される。また、底壁12と隔壁13とは異なる材料により形成され得る。
凹部11の形状は限定されない。例えば、凹部11は、平面視で、矩形、矩形の角部を面取りした形状、円形、楕円形、長円等に構成され得る。このような凹部11は、縦方向及び横方向(縦方向に交わる方向)に配列される。
基材10の透明電極14は、回路シート3に設けられる複数の画素電極3a(図1参照)に対向するように設けられ、複数の画素電極3aに共通する電極として構成される。透明電極14は、画素を駆動する回路において「共通電極」とも呼ばれる。透明電極14は、例えば、ITO(酸化インジウムスズ)、ZnO(酸化アルミニウムまたは酸化ガリウムがドーピングされた酸化亜鉛)、酸化スズ等により形成される。透明電極14は、格子状に構成されたり、ストライプ模様に形成されたり、基材10の一面を覆うように形成されたりする。格子状またはストライプ模様の場合、格子間の間隔距離または線間の間隔距離は、セル30間の間隔距離に等しくされ得る。
基材10は、例えば、プレス法、フォトレジストを用いる方法、紫外線照射法等、様々な方法により形成され得る。
基材10を構成する樹脂としては、例えば、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリフェニレンサルファイド、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、スチレンアクリル樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。
基材10において接着層10xは、インク40の分散媒42を反撥させる物質により構成される。具体的には、インク40の分散媒42が非極性である場合、接着層10xは、親水性物質により構成される。インク40の分散媒42が極性である場合、接着層10xは、疎水性物質により構成される。
インク40の分散媒42が非極性である場合、接着層10xに用いられる親水性物質は、各種澱粉、各種セルロース、各種セルロース誘導体、各種タンパク質、各種の水溶性高分子を含む群から選択される少なくとも1種である。
澱粉としては、酸化澱粉、陽性澱粉、エステル化澱粉、デキストリン等が挙げられる。セルロース誘導体としては、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース(MC)等が挙げられる。タンパク質として、カゼイン、大豆蛋白、ゼラチン等が挙げられる。水溶性高分子としては、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアクリル酸系ポリマー、ポリアクリルアミド(PAM)等が挙げられる。
封止シート20は樹脂で構成される。
封止シート20は、ベースシート20aと、被接着層20yとを備える。被接着層20yは、基材10の接着層10xに接着する。
ベースシート20aは、可撓性を有する。ベースシート20aを構成する樹脂としては、例えば、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、スチレンアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。
封止シート20において被接着層20yは、インク40の分散媒42を反撥させる物質により構成される。具体的には、インク40の分散媒42が非極性である場合、被接着層20yは、親水性物質により構成される。インク40の分散媒42が極性である場合、被接着層20yは、疎水性物質により構成される。インク40の分散媒42が非極性である場合、被接着層20yに用いられる親水性物質としては、基材10の接着層10xと同様の物質が用いられ得る。
インク40について説明する。
インク40は、白色の電気泳動粒子41Aと、黒色の電気泳動粒子41Bと、分散媒42とを含む。分散媒42は、液体であって白色の電気泳動粒子41A及び黒色の電気泳動粒子41B(以下、両者を総称するときは「電気泳動粒子41」という。)を分散させる。
電気泳動粒子41としては、樹脂粒子または複合粒子により構成される。
樹脂粒子とは、着色剤(顔料及び染料を含む)を含み、主成分(質量比で50%以上)が樹脂である材料により形成されている粒子を示す。
複合粒子とは、コアと、コアを覆う被覆層とにより構成される粒子であって、コアと被覆層とが異なる材料により構成されている粒子を示す。コアは、金属、セラミック、カーボン、樹脂により形成され得る。被覆層は、金属、セラミック、カーボン、樹脂等により形成される。
白色の電気泳動粒子41Aは、正または負のいずれかに帯電する。黒色の電気泳動粒子41Bは、白色の電気泳動粒子41Aとは反対の帯電性を有する。
粒子を正に帯電させる方法としては、例えば、放射線の照射による方法(以下、「照射法」)、正帯電性樹脂によりコア粒子をコーティングまたは正帯電性の高分子をコア粒子の表面に結合させる方法(以下、「化学合成法」)等がある。粒子を負に帯電させる方法としては、電子線または放射線の照射による照射法、または負帯電性樹脂によりコア粒子をコーティングするコーティング法等がある。白色の電気泳動粒子41A及び黒色の電気泳動粒子41Bは、既知の着色剤(顔料及び染料を含む)で着色される。
電気泳動粒子41の平均粒子径は、0.01μm以上2000μm以下である。平均粒子径とは、電子顕微鏡写真の電気泳動粒子41から求めた直径データに基づく体積累積分布における50%値(メジアン径)を示す。
電気泳動粒子41の比重は、分散媒42の比重と等しいことが好ましい。なお、電気泳動粒子41の比重と分散媒42の比重とに差があっても、その差が小さく、電気泳動粒子41の移動度が著しく低くならなければ、許容され得る。
電気泳動粒子41は、封止シート20においてセル30を構成する面(以下、「セル構成面20s」という。)が親水性である場合(例えば、被接着層20yが親水性物質により構成されている場合)には、疎水性を有することが好ましい。すなわち、セル構成面20sと電気泳動粒子41とは、親和性に関して反対の性質を有することが好ましい。これは次の理由による。セル構成面20sと電気泳動粒子41とが親和性に関して同じ性質を有すると、セル30の電圧印加により電気泳動粒子41がセル構成面20sに移動したときに電気泳動粒子41とセル構成面20sとの間に強い相互作用が作用し、電気泳動粒子41がセル構成面20sから移動し難くなり、電気泳動粒子41の応答性が低下するからある。
分散媒42は、電気泳動粒子41を分散させるものであって、電気泳動粒子41の移動を妨げないものが好ましい。また、分散媒42としては低比重のものが好ましい。例えば、分散媒42は、比重が1.0以下のものが好ましい。低比重の分散媒42を用いることにより電気泳動粒子41の移動速度が高めることができるからである。また、分散媒42としては、非極性物質であることが好ましい。非極性の分散媒42は、分子間の相互作用(例えば水素結合)等が低く、電気泳動粒子41の移動を妨げる要因が少ないからである。
これらの要件を満たす分散媒42として、炭化水素系溶媒が好適に用いられ得る。例えば、炭化水素系溶媒は、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、芳香族炭化水素、オレフィン炭化水素、及びナフテンからなる群から選択される少なくとも1種により構成される。
電気泳動表示シート2の作用を説明する。
基材10と封止シート20とは、基材10の接着層10xと封止シート20の被接着層20yとの接着により接続されている。基材10の接着層10xと封止シート20の被接着層20yとは、インク40の分散媒42を反撥させる物質により構成されている。このため、基材10の接着層10xと封止シート20の被接着層20yとの接着部分に分散媒42が濡れることが抑制される。また、基材10の接着層10xと封止シート20の被接着層20yとの間に僅かな隙間が存在する場合であっても、その隙間にインク40の分散媒42が侵入することが抑制される。このようなことから、基材10の接着層10xと封止シート20の被接着層20yとの接着部分が分散媒42に溶解することが抑制され、封止シート20の剥離が生じ難くなる。
また、本実施形態では、電気泳動表示シート2において、電気泳動粒子41は疎水性を有し、封止シート20においてセル30の構成面(セル構成面20s)は親水性であることが好ましい。比較として、電気泳動粒子41が疎水性であって封止シート20においてセル構成面20sが疎水性であることが考えられる。この比較構成の場合、セル30間に印加電圧によって封止シート20側に移動した電気泳動粒子41がその後の印加電圧の反転によっても当該封止シート20側から迅速に離れないという問題がある。これは、封止シート20においてセル構成面20sと電気泳動粒子41との間に作用する引力が強いためであると考えられる。この点、上記構成では、封止シート20においてセル構成面20sと電気泳動粒子41との間に作用する引力が抑制されるため、電気泳動粒子41の応答速度が高くなる。
電気泳動表示シート2の製造方法を説明する。
まず、基材10を準備する。基材10の形成は、プレス法、フォトレジストを用いる方法、紫外線照射法等、様々な方法により形成され得る。例えば、プレス法では、透明電極14を有する樹脂シートに、プレスで形成された隔壁13を接着する。フォトレジスト法では、透明電極14を有する樹脂シートの感光性樹脂を塗布し、露光等の処理により隔壁13を形成する。隔壁13を形成した後、隔壁13において、封止シート20が配置される側の部分に接着層10xを形成する。接着層10xは、ローラ塗布、インクジェット噴射、隔壁13における封止シート20側の浸漬、接着剤の転写等により、形成される。
また、封止シート20を準備する。ベースシート20aにおいて基材10が配置される面側に、被接着層20yを形成する。
準備された部材は、電気泳動表示シート2を構成する部材として用いられる。
電気泳動表示シート2の製造工程は次の第1工程と第2工程とを含む。
第1工程では、基材10の凹部11にインク40を充填する。充填方法は限定されないが、例えば、スキージ(Squeegee)を使ってインク40を凹部11に充填する方法、インクジェットにより充填する方法等が挙げられる。
第2工程では、インク40が充填された基材10の凹部11を封止シート20で封止する。最初に基材10の一端と封止シート20との一端とを接着して、ポールを使って封止シート20をその一端から他端に向かって基材10に押し付ける。そして、加熱及び加圧することにより、基材10の接着層10xと封止シート20の被接着層20yとを接着する。
このような製造方法の作用を説明する。
封止シート20を基材10に押し付けるとき、凹部11に充填されているインク40が、封止シート20の被接着層20y及び基材10の接着層10xに広がる。一方、封止シート20の被接着層20y及び基材10の接着層10xは、インク40の分散媒42を反撥させる物質で構成されている。このため、封止シート20の被接着層20yと基材10の接着層10xとが重なると、インク40が両者の隙間から弾かれ、両者の間にはインク40が存在しないか、またはその残存量が少なくなる。このような状態で、封止シート20と基材10とに圧力が加えられるため、封止シート20の被接着層20yと基材10の接着層10xとが良好に接着する。
<第2実施形態>
カラー表示の電気泳動表示装置について説明する。
電気泳動表示装置は、電気泳動表示シート102と、回路シート(図示省略)とを備える。各画素は、3種類のサブ画素により構成される。サブ画素は、所定の表色系を構成する3原色のいずれか一色を表示する。表色系として、例えば、RGB表色系、CMY表色系等が挙げられる。各画素において、サブ画素の配列は同じである。すなわち、電気泳動表示装置において、同色のサブ画素は、所定の間隔でストライプ状に並ぶ。具体的には、同色のサブ画素は、縦方向(または横方向)には連続して配置され、横方向(または縦方向)には2つおきに配置される。
回路シートの構成は、第1実施形態に示された構成に準ずる。なお、回路シートの電極は、サブ画素に対応して設けられる。また、回路シートと電気泳動表示シート102とは個別に製造され得る。
図3を参照して、電気泳動表示シート102について説明する。図3は、電気泳動表示シート102の断面図である。
電気泳動表示シート102は、基材110と、基材110に積層される封止シート120とを備える。
セル130は、基材110と封止シート120との間に構成される。各セル130は、サブ画素に対応する。すなわち、3種類のサブ画素に対応して、3種類のセル130に種別される。セル130には、3種類のサブ画素に対応するように、RGB表色系(またはCMY表色系)を構成する3原色のいずれかの色のインク140R,140G,140Bが充填される。例えば、サブ画素がRGB表色系で構成される場合には、赤色を構成するサブ画素に対応するセル130には、赤色のインク140Rが充填される。緑色を構成するサブ画素に対応するセル130には、緑色のインク140Gが充填される。青色を構成するサブ画素に対応するセル130には、青色のインク140Bが充填される。赤色のインク140Rは、赤色の電気泳動粒子141Rと、分散媒142とを含む。緑色のインク140Gは、緑色の電気泳動粒子141Gと、分散媒142とを含む。青色のインク140Bは、青色の電気泳動粒子141Bと、分散媒142とを含む。
基材110に設けられている凹部111は、3種類のセル130に対応して、3つに種別される。
基材110は、底壁112と、底壁112の一方の面(凹部111が設けられている側の面)に積層されている透明電極114と、底壁112の透明電極114側に設けられて凹部111の側面を構成する隔壁113と、隔壁113において底壁112とは反対側に配置される上壁115とを備える。
上壁115は、ベースシート115aと、封止シート120側に設けられる接着層115xを有する。また、上壁115は、基材110の凹部111それぞれに対応する貫通孔115pを有する。接着層115xは、封止シート120の被接着層120yに接着する。
封止シート120は、ベースシート120aと、ベースシート120aにおいて封止シート120側に設けられる被接着層120y有する。被接着層120yは、基材110の接着層115xに接着する。
封止シート120は、同色のセル130が連続して並ぶ一列に沿うように延びる。このような封止シート120は、同色のセル130が連続して並ぶ列ごとに配置される。また、封止シート120それぞれは、基材110の上壁115において一列に並ぶ貫通孔115pを封止する。
接着層115x及び被接着層120yは、インク140の分散媒142を反撥させる物質により構成されている。具体的には、インク140の分散媒142が非極性である場合、接着層115x及び被接着層120yは、親水性物質により構成される。インク140の分散媒142が極性である場合、接着層115x及び被接着層120yは、疎水性物質により構成される。親水性物質としては、第1実施形態に挙げたものが用いられる。
電気泳動表示シート102の効果を説明する。
基材110と封止シート120とは、基材110の接着層115xと封止シート120の被接着層120yとの接着により接続されている。基材110の接着層115xと封止シート120の被接着層120yとは、インク140の分散媒142を反撥させる物質により構成されている。このため、電気泳動表示シート102は、第1実施形態と同様の効果を奏する。
電気泳動表示シート102の製造方法を説明する。
まず、基材110の母材を準備する。基材110の母材とは、上壁115に貫通孔115pが設けられていないものを示す。基材110の母材は次のように形成される。まず、凹部111及び透明電極114を有するベース(第1実施形態では、基材10に相当するもの)を形成し、このベースに、接着層115xを有するシート(上壁115相当の部材)を熱圧着または接着する。
また、被接着層120yを有する封止シート120を準備する。この被接着層120yは、ベースシート120aにおいて基材110が配置される面側に設けられる。
準備された部材は、電気泳動表示シート102を構成する部材として用いられる。
電気泳動表示シート102の製造工程は、次の第1〜第9工程を含む。
第1工程では、凹部111のうち第1のインク140R(例えば、赤色インク)が充填される凹部111に対応して、基材110の上壁115に貫通孔115pを形成する。すなわち、第1のインク140Rが充填される凹部111のみが開封される。貫通孔115pは、例えば、レーザ照射により形成される。なお、第4工程及び第7工程での貫通孔115pも同様にレーザ照射により形成される。
第2工程では、開封された凹部111に第1のインク140Rを充填する。充填方法は、第1実施形態に準ずる。
第3工程では、貫通孔115pが設けられた部分に封止シート120を配置し、上壁115と封止シート120とを加熱し接着層115xと被接着層120yとを接着して、第1のインク140Rが充填された凹部111を封止する。
第4工程では、凹部111のうち第2のインク140G(例えば、緑色インク)が充填される凹部111に対応して、基材110の上壁115に貫通孔115pを形成する。
第5工程では、開封されたセル130に第2のインク140Gを充填する。
第6工程では、貫通孔115pが設けられた部分に封止シート120を配置し、上壁115と封止シート120とを加熱し接着層115xと被接着層120yとを接着して、第2のインク140Gが充填された凹部111を封止する。
第7工程では、凹部111のうち第3のインク140B(例えば、青色インク)が充填される凹部111に対応して、基材110の上壁115に貫通孔115pを形成する。
第8工程では、開封されたセル130に第3のインク140Bを充填する。
第9工程では、貫通孔115pが設けられた部分に封止シート120を配置し、上壁115と封止シート120とを加熱し接着層115xと被接着層120yとを接着して、第3のインク140Bが充填された凹部111を封止する。
このような製造方法の効果を説明する。
基材110の接着層115x及び封止シート120の被接着層120yは、インク140の分散媒142を反撥させる物質で構成されている。このため、基材110の上壁115の接着層115xと封止シート120の被接着層120yとが重なると、インク140が両者の隙間から弾かれ、両者の間にはインク140が存在しないか、またはその残存量が少なくなる。このため、基材110の接着層115xと封止シート120の被接着層120yとは良好に接着する。
<第3実施形態>
カラー表示の電気泳動表示装置について別の例を説明する。
電気泳動表示装置は、電気泳動表示シート202と、回路シート(図示省略)とを備える。各画素は、3種類のサブ画素により構成される。サブ画素は、所定の表色系を構成する3原色のいずれか一色を表示する。表色系として、例えば、RGB表色系、CMY表色系等が挙げられる。各画素において、サブ画素の配列は同じである。すなわち、電気泳動表示装置において、同色のサブ画素は、所定の間隔でストライプ状に並ぶ。具体的には、同色のサブ画素は、縦方向(または横方向)には連続して配置され、横方向(または縦方向)には2つおきに配置される。
回路シートの構成は、第1実施形態に示された構成に準ずる。なお、回路シートの電極は、サブ画素に対応して設けられる。また、回路シートと電気泳動表示シート202とは個別に製造され得る。
図4を参照して、電気泳動表示シート202について説明する。図4は、電気泳動表示シート202の断面図である。
電気泳動表示シート202は、基材210と、基材210に積層される封止シート220とを備える。
セル230は、基材210と封止シート220との間に構成される。各セル230は、サブ画素に対応する。すなわち、3種類のサブ画素に対応して、3種類のセル230に種別される。セル230には、3種類のサブ画素に対応するように、RGB表色系(またはCMY表色系)を構成する3原色のいずれかの色のインク240R,240G,240Bが充填される。例えば、サブ画素がRGB表色系で構成される場合には、赤色を構成するサブ画素に対応するセル230には、赤色のインク240Rが充填される。緑色を構成するサブ画素に対応するセル230には、緑色のインク240Gが充填される。青色を構成するサブ画素に対応するセル230には、青色のインク240Bが充填される。赤色のインク240Rは、赤色の電気泳動粒子241Rと、分散媒242とを含む。緑色のインク240Gは、緑色の電気泳動粒子241Gと、分散媒242とを含む。青色のインク240Bは、青色の電気泳動粒子241Bと、分散媒242とを含む。
基材210に設けられている凹部211は、3種類のセル230に対応して、3つに種別される。
基材210は、底壁212と、底壁212の一方の面(凹部211が設けられている側の面)に積層されている透明電極214と、底壁212の透明電極214側に設けられて凹部211の側面を構成する隔壁213と、隔壁213において底壁212とは反対側に配置される上壁215とを備える。
上壁215は、ベースシート215aと、封止シート220側に設けられる接着層215xを備える。また、上壁215は、基材210の凹部211それぞれに対応する貫通孔215pr,215pg,215pbを有する。接着層215xは、封止シート220の被接着層(すなわち、後述の第1シート221の被接着層221y)に接着する。
封止シート220は、厚さ方向に3層構造を有する。具体的には、封止シート220は、基材210に積層される第1シート221と、第1シート221に積層される第2シート222と、第2シート222に積層される第3シート223とにより構成される。
第1シート221は、ベースシート221aと、ベースシート221aにおいて基材210側に設けられる被接着層221yと、ベースシート221aにおいて第2シート222側に設けられる接着層221xとを有する。被接着層221yは、基材210の上壁215の接着層215xに接着する。接着層221xは、第2シート222の被接着層222yに接着する。
第1シート221は、第1種の凹部211に対応する上壁215の貫通孔215prを封止する。また、第1シート221は、第2種の凹部211に対応する貫通孔221pgと、第3種の凹部211に対応する貫通孔221pbとを有する。
なお、第1種の凹部211とは、凹部211のうち第1のインク240R(例えば、赤色インク)が充填される凹部211である。第2種の凹部211とは、凹部211のうち第2のインク240G(例えば、緑色インク)が充填される凹部211である。第3種の凹部211とは、凹部211のうち第3のインク240B(例えば、青色インク)が充填される凹部211である。
第2種の凹部211に対応する貫通孔221pgは、基材210の上壁215における第2種の凹部211に対応する貫通孔215pgに重なる。
第3種の凹部211に対応する貫通孔221pbは、基材210の上壁215における第3種の凹部211に対応する貫通孔215pbに重なる。
第2シート222は、ベースシート222aと、ベースシート222aにおいて第1シート221側に設けられる被接着層222yと、ベースシート222aにおいて第3シート223側に設けられる接着層222xとを有する。被接着層222yは、第1シート221の接着層221xに接着する。接着層222xは、第3シート223の被接着層223yに接着する。
また、第2シート222は、第2種の凹部211に対応する貫通孔221pgを封止し、第3種の凹部211に対応する貫通孔222pbを有する。
第3種の凹部211に対応する貫通孔222pbは、第1シート221における第3種の凹部211に対応する貫通孔221pbに重なる。
第3シート223は、ベースシート223aと、ベースシート223aにおいて第2シート222側に設けられる被接着層223yを有する。被接着層223yは、第2シート222の接着層222xに接着する。第3シート223は、第3種の凹部211に対応する貫通孔222pbを封止する。
接着層215x,221x,222x及び被接着層221y,222y,223yは、インク240の分散媒242を反撥させる物質により構成されている。具体的には、インク240の分散媒242が非極性である場合、接着層215x,221x,222x及び被接着層221y,222y,223yは、親水性物質により構成される。インク240の分散媒242が極性である場合、接着層215x,221x,222x及び被接着層221y,222y,223yは、疎水性物質により構成される。親水性物質としては、第1実施形態に挙げたものが用いられる。
電気泳動表示シート202の効果を説明する。
基材210と第1シート221とは、接着層215xと被接着層221yとの接着により接続されている。第1シート221と第2シート222とは、接着層221xと被接着層222yとの接着により接続されている。第2シート222と第3シート223とは、接着層222xと被接着層223yとの接着により接続されている。そして、これらの接着層及び被接着層は、インク240の分散媒242を反撥させる物質により構成されている。このため、基材210、第1シート221、第2シート222及び第3シート223において各シート間での剥離が抑制される。
電気泳動表示シート202の製造方法を説明する。
まず、基材210の母材を準備する。基材210の母材とは、上壁215に貫通孔215pr,215pg,215pbが設けられていないものを示す。基材210の母材は次のように形成される。まず、凹部211及び透明電極214を有するベース(第1実施形態では、基材10に相当するもの)を形成し、このベースに、接着層215xを有するシート(上壁215相当の部材)を熱圧着または接着する。
また、第1シート221、第2シート222及び第3シート223それぞれを構成するためのプレシートを準備する。
第1シート221のプレシートは、基材210の上壁215の接着層215xに接着する被接着層221yと、第2シート222の被接着層222yに接着する接着層221xとを有する。第2シート222のプレシートは、第1シート221の接着層221xに接着する被接着層222yと、第3シート223の被接着層223yに接着する接着層222xとを有する。第3シート223のプレシートは、第2シート222の接着層222xに接着する被接着層223yを有する。
電気泳動表示シート202は、準備された部材を用いて次のように製造される。
第1工程では、凹部211のうち第1のインク240Rが充填される凹部211に対応して、基材210の上壁215に貫通孔215prを形成する。すなわち、第1のインク240Rが充填される凹部211のみが開封される。貫通孔215prは、例えば、レーザ照射により形成される。なお、第4工程及び第7工程の連通孔も同様にレーザ照射により形成される。
第2工程では、開封された凹部211に第1のインク240Rを充填する。充填方法は、第1実施形態に準ずる(以下、第5工程及び第8工程における充填についても同じ)。
第3工程では、基材210の上壁215に第1シート221を積層して、上壁215及び第1シート221を加熱して接着層215xと被接着層221yとを接着し、第1のインク240Rが充填された凹部211を封止する。
第4工程では、凹部211のうち第2のインク240Gが充填される凹部211に対応して、上壁215及び第1シート221の積層体に当該凹部211まで貫通する連通孔を形成する。すなわち、第2のインク240Gが充填される凹部211のみが開封される。なお、連通孔は、基材210の上壁215の貫通孔215pgと第1シート221の貫通孔221pgとを含むものである。
第5工程では、開封された凹部211に第2のインク240Gを充填する。
第6工程では、第1シート221に第2シート222を積層して、両シートを加熱して接着層221xと被接着層222yとを接着し、第2のインク240Gが充填された凹部211を封止する。
第7工程では、凹部211のうち第3のインク240Bが充填される凹部211に対応して、上壁215、第1シート221及び第2シート222の積層体に当該凹部211まで貫通する連通孔を形成する。すなわち、第3のインク240Bが充填される凹部211のみが開封される。なお、連通孔は、基材210の上壁215の貫通孔215pbと、第1シート221の貫通孔221pbと、第2シート222の貫通孔222pbとを含むものである。
第8工程では、開封された凹部211に第3のインク240Bを充填する。
第9工程では、第2シート222に第3シート223を積層して、両シートを加熱して接着層222xと被接着層223yとを接着し、第3のインク240Bが充填された凹部211を封止する。
このような製造方法の効果を説明する。
基材210及び各シート221,222,223の接着層及び被接着層は、インク240R,240G,240Bの分散媒242を反撥させる物質で構成されている。このため、基材210,第1シート221,第2シート222,及び第3シート223を重ねるとき、これらの間からインク240R,240G,240Bが弾かれ、これらの間にはインク240R,240G,240Bが存在しないか、またはその残存量が少なくなる。このため、接着層と被接着層とは良好に接着する。
[その他の実施形態]
・上記第3実施形態に係る技術は、4色カラー表示用の電気泳動表示シートにも適用され得る。
・上記第2実施形態及び第3実施形態におけるインクの構成は、実施形態で示された例に限定されない。例えば、分散媒の色をRGB表色系により構成してもよい。この場合、各種インクにおいて同色(黒または白)の電気泳動粒子が用いられるか、または、分散媒の補色を呈する電気泳動粒子が用いられる。
・本技術は、透過型の表示装置にも適用される。この場合、電気泳動表示シート2,102,202は、シャッター付きカラーフィルタの機能を備え、電気泳動表示シート2,102,202の裏面には、バックライトが取り付けられる。
1…電気泳動表示装置、2…電気泳動表示シート、3…回路シート、3a…画素電極、3b…スイッチング素子、10…基材、10s…外面、10x…接着層、11…凹部、12…底壁、13…隔壁、14…透明電極、20…封止シート、20a…ベースシート、20s…セル構成面、20y…被接着層、30…セル、40…インク、41…電気泳動粒子、41A…電気泳動粒子、41B…電気泳動粒子、42…分散媒、102…電気泳動表示シート、110…基材、111…凹部、112…底壁、113…隔壁、114…透明電極、115…上壁、115a…ベースシート、115p…貫通孔、115x…接着層、120…封止シート、120a…ベースシート、120y…被接着層、130…セル、140…インク、140R…インク、140G…インク、140B…インク、141R…電気泳動粒子、141G…電気泳動粒子、141B…電気泳動粒子、142…分散媒、202…電気泳動表示シート、210…基材、211…凹部、212…底壁、213…隔壁、214…透明電極、215…上壁、215a…ベースシート、215pr…貫通孔、215pg…貫通孔、215pb…貫通孔、215x…接着層、220…封止シート、221…第1シート、221a…ベースシート、221pg…貫通孔、221pb…貫通孔、221x…接着層、221y…被接着層、222…第2シート、222a…ベースシート、222pb…貫通孔、222x…接着層、222y…被接着層、223…第3シート、223a…ベースシート、223y…被接着層、230…セル、240…インク、240R…インク、240G…インク、240B…インク、241R…電気泳動粒子、241G…電気泳動粒子、241B…電気泳動粒子、242…分散媒。

Claims (7)

  1. 複数の凹部を有する基材と、前記複数の凹部を封止する封止シートと、前記基材と前記封止シートとの間に構成される複数のセルと、前記セルに充填される電気泳動粒子含有インクとを備え、
    前記電気泳動粒子含有インクは電気泳動粒子と分散媒とを含み、
    前記基材において少なくとも前記封止シートの被接着層に接着する接着層と、前記封止シートにおいて少なくとも前記被接着層とは、前記分散媒を反撥させる物質により構成されている
    電気泳動表示シート。
  2. 前記複数のセルは縦横に配列され、
    前記複数のセルは縦一列または横一列ごとに前記封止シートで封止される
    請求項1に記載の電気泳動表示シート。
  3. 前記基材の前記複数の凹部は、3つの種類に種別され、
    前記封止シートは、前記基材に積層されて第1種の前記凹部を封止して第2種の前記凹部に対応する貫通孔と第3種の前記凹部に対応する貫通孔とを有する第1シートと、前記第1シートに積層されて第2種の前記凹部に対応する貫通孔を封止して前記第3種の前記凹部に対応する貫通孔を有する第2シートと、前記第2シートに積層されて第3種の前記凹部に対応する貫通孔を封止する第3シートとを備え、
    前記基材において少なくとも前記第1シートに接着する接着層と、前記第1シートにおいて少なくとも前記基材に接着する被接着層と、前記第1シートにおいて少なくとも前記第2シートに接着する接着層と、前記第2シートにおいて少なくとも前記第1シートに接着する被接着層と、前記第2シートにおいて少なくとも前記第3シートに接着する接着層と、前記第3シートにおいて少なくとも前記第2シートに接着する被接着層とが、前記分散媒を反撥させる物質により構成されている
    請求項1に記載の電気泳動表示シート。
  4. 前記分散媒は非極性であり、
    前記分散媒を反撥させる物質は、親水性物質である
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電気泳動表示シート。
  5. 前記電気泳動粒子は疎水性を有し、
    前記封止シートにおいて前記セルの構成面は親水性である
    請求項4に記載の電気泳動表示シート。
  6. 前記親水性物質は、各種澱粉、各種セルロース、各種セルロース誘導体、各種タンパク質、及び各種の水溶性高分子を含む群から選択される少なくとも1種である
    請求項4または請求項5に記載の電気泳動表示シート。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の電気泳動表示シートを備える電気泳動表示装置。
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