JP2017137699A - 小便器装置 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、下記特許文献1には、人体の接近を検出すれば、所定のプレ洗浄時間の間、ボール部に洗浄水を供給するプレ洗浄を行い、人体が離反すれば、所定の本洗浄時間の間、ボール部に洗浄水を供給する本洗浄を行う便器洗浄装置が開示されている。
なお、以下の実施形態では、設置された小便器装置に対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係る小便器装置1は、図1に示すように、ボウル部(鉢部)10と、このボウル部10内に洗浄水を供給する給水機構20と、を備えている。また、小便器装置1は、この給水機構20を制御し、人体が接近すれば、第1洗浄を実行させ、人体が離間すれば、第2洗浄を実行させる制御部30を備えている。また、小便器装置1は、ボウル部10の底側に接続される排水管2に連通するように設けられた貯水部25と、この貯水部25に貯水させ、この貯水をボウル部10内に供給する補助給水機構22と、を備えている。図例では、床に載置されるように設置されるいわゆる床置型の縦長の小便器装置1を例示しているが、壁面に引っ掛けられるように設置される壁掛型の小便器装置1としてもよい。
受け部15は、後方側が奥側壁部11によって区画され、前方側が前方側壁部16によって囲むように区画され、底側が底壁部17によって区画されている。この受け部15の前方側壁部16は、底壁部17から上方側に向けて立ち上がるように設けられている。また、この前方側壁部16は、平面視して手前側に凸湾曲状となる略U字状(略半円状)とされ、便器幅方向両側の後端側が奥側壁部11の便器幅方向両側の前方に向けて突出するように設けられた両側壁部14,14(図1では、一方の側壁部14は不図示)の下端部に連なるように形成されている。
また、ボウル部10内面を構成する底壁部17の上方側に向く面は、目皿18aに設けられた排水孔の部位が最も低い位置となるように、外周側部位から中央側の排水孔に向かうに従い下るように傾斜する傾斜面状とされている。
給水機構20を構成する補助給水機構22は、排水管2と貯水部25とを接続する貯水側管路24と、貯水部25の貯水を補助吐出部13に供給する補助給水路26と、を備えている。補助給水路26には、補助給水路26を開閉し、洗浄水を供給及び遮断する補助給水弁26aが設けられている。本実施形態では、この補助給水弁26aを開放させれば、貯水部25の貯水が自重によってボウル部10内に供給される構成としている。この補助給水弁26a及び上記した主給水弁21aは、開閉弁(ON/OFF弁)としてもよい。
また、補助給水機構22には、排水管2を、外部排水管側となる下流側に連通させる状態と貯水側管路24を介して貯水部25に連通させる状態と貯水側管路24を閉鎖する状態とに切り替えられる切替弁23,24aが設けられている。本実施形態では、切替弁を、排水管2における貯水側管路24との接続部の下流側に設けられた排水弁23と、貯水側管路24に設けられた貯水側開閉弁24aと、によって構成している。
これら排水弁23及び貯水側開閉弁24aは、排水管2及び貯水側管路24をそれぞれに開閉し、排水の通過を許容及び遮断する開閉弁(ON/OFF弁)としてもよい。なお、このような態様に代えて、切替弁として、三方切替弁等を設けた態様としてもよい。
なお、この貯水部25に、貯水有無を検知する貯水センサーや、貯水レベルが所定レベルであるか否かを検知する水位センサー等を設けた態様としてもよい。また、図例では、この貯水部25や、各弁21a,23,24a,26a、ポンプ27、制御部30、後記する蓄電部29等を、小便器本体外に位置するように図示しているが、これらのうちの一部または全てを、小便器本体内の適所に設けた態様としてもよい。
本実施形態では、この汚水処理部28を、貯水部25内に設けた構成としている。この汚水処理部28としては、貯水部25内の汚水を分解する触媒を利用して貯水を浄化処理する態様とされたものでもよい。本実施形態では、貯水部25の貯水の有機物を分解して電子を放出する微生物等の生体触媒を利用する態様とされたものとしている。また、汚水処理部28を、陽極及び陰極を構成する一対の電極が設けられ、触媒の分解によって得られた電子が一方の電極から他方の電極へ移動することで発電する機能を有したいわゆる微生物燃料電池として機能するものとしている。また、汚水処理部28において発生した電力を蓄電する蓄電部29を設けた構成としている。この蓄電部29の電力を、当該小便器装置1における給電を要する人体検知センサー19や、各弁21a,23,24a,26a、ポンプ27、制御部30等の各種機器に給電可能とした構成としてもよい。
また、補助給水機構22としては、上記のような態様に限られず、貯水部25を排水管2よりも下方側に位置するように設け、補助給水路26に、貯水部25の貯水を吸引して補助吐出部13に向けて供給するポンプ27を設けた態様としてもよい。つまり、排水管2を流れる排水を、貯水側開閉弁24aを開とし、貯水側管路24を介して自重によって貯水部25に貯水可能とした態様としてもよい。
この制御部30には、CPU等の制御回路や、メモリ等によって構成され、各種動作プログラム等を記憶する記憶部等が設けられている。また、この制御部30に、後記する種々の所定時間を設定したり、変更したりするための操作部を設けた構成としてもよい。また、この制御部30には、上記した人体検知センサー19や、各弁21a,23,24a,26a、ポンプ27、汚水処理部28等が信号線等を介して接続されている。この制御部30によって、人体検知センサー19の検知に基いて、各弁21a,23,24a,26aやポンプ27、汚水処理部28等を備えた給水機構20の作動制御がなされ、後記する洗浄動作がなされる。
以下、本実施形態に係る小便器装置1において実行される洗浄動作の一例を、図2を参照して説明する。
本動作例では、人体検知センサー19が人体の接近を検知し(ステップ100)、貯水部25に貯水があれば(ステップ101)、所定の第2時間t2が経過するまで、補助給水弁26aを開とする(ステップ102〜104)。これにより、貯水部25からの洗浄水が補助吐出部13を介してボウル部10に供給され、第1洗浄としてのプレ洗浄がなされる。第2時間t2は、貯水部25からの洗浄水によってボウル部10内面(本実施形態では、底面側部位)や排水機構18を効果的にプレ洗浄可能なように適宜の時間としてもよく、例えば、貯水部25に貯水された洗浄水の略全量の供給(排出)が可能な時間としてもよい。なお、このように、第2時間t2が経過すれば補助給水弁26aを閉鎖させる態様に代えて、貯水部25の貯水有無を検知する貯水センサーによる貯水無し検知に基いて補助給水弁26aを閉鎖させる態様等としてもよい。
本動作例では、人体検知センサー19が人体の離間を検知すれば、排水弁23を開、貯水側開閉弁24aを閉とした状態で、主給水弁21aを所定の本洗浄時間(第3時間t3と第4時間t4とを足し合わせた時間)が経過するまで開とする(ステップ105〜110)。これにより、給水元からの洗浄水が主吐出部12を介してボウル部10に供給され、第2洗浄としての本洗浄がなされる。本洗浄時間は、ボウル部10内面や排水機構18を効果的に洗浄可能なように適宜の時間としてもよく、一般的な小便器装置の洗浄水供給時間と同程度としてもよい。また、この本洗浄時間を、上記した第2時間t2よりも長くしてもよい。
また、上記した洗浄動作例は、一例に過ぎず、その他、種々の変形動作の実行が可能である。
つまり、人体が接近すれば、第1洗浄としてのプレ洗浄を実行させ、人体が離間すれば、第2洗浄としての本洗浄を実行させる制御部30を備えた構成としている。従って、洗浄操作部を構成する押釦等を設けたようなものと比べて、押し忘れ等が生じず、使用がなされる毎に確実に洗浄することができる。また、排尿がなされる前や排尿初期のプレ洗浄として第1洗浄がなされるので、第1洗浄によってボウル部10の内面等を濡らすことができ、ボウル部10内面や排水機構18のトラップ部内等への尿石の付着等を抑制することができる。また、第2洗浄としての本洗浄の際に排水される排水の一部を貯水部25に貯水させ、この貯水を第1洗浄の洗浄水としてボウル部10内に供給させるように補助給水機構22を制御する構成としている。従って、プレ洗浄及び本洗浄に用いられる洗浄水の両方を水道等の給水元からの洗浄水としたものと比べて、節水化を図ることができる。
また、本実施形態では、補助給水機構22の貯水部25を、排水機構18のトラップ部とは別途に設けた構成としている。従って、トラップ部を貯水部25として機能させる態様とした場合と比べて、トラップ部に破封が生じたりすることなく、また、二重トラップとなるように複数のトラップ部を設ける必要がなく、異臭や排水トラブルの発生を抑制することができる。なお、このような態様に代えて、トラップ部を貯水部25として機能させる態様としてもよい。この場合は、第1洗浄の際にトラップ部の溜水をポンプ等によって吸引してボウル部10に供給するような態様等としてもよく、種々の変形が可能である。
また、小便器装置1の小便器本体の形状も、図例のような形状に限られず、種々の変形が可能である。
2 排水管
10 ボウル部
11 奥側壁部
12 主吐出部
13 補助吐出部
15 受け部
20 給水機構
22 補助給水機構(給水機構)
25 貯水部
28 汚水処理部
30 制御部
t3 第3時間(所定時間)
Claims (4)
- ボウル部内に洗浄水を供給する給水機構を制御し、人体が接近すれば、第1洗浄を実行させ、人体が離間すれば、第2洗浄を実行させる制御部を備えた小便器装置であって、
前記ボウル部の底側に接続される排水管に連通するように設けられた貯水部と、この貯水部に貯水させ、この貯水を前記ボウル部内に供給する補助給水機構と、を備えており、
前記制御部は、前記第2洗浄の際に排水される排水の一部を前記貯水部に貯水させ、この貯水を前記第1洗浄の洗浄水として前記ボウル部内に供給させるように前記補助給水機構を制御することを特徴とする小便器装置。 - 請求項1において、
前記制御部は、前記第2洗浄の際に予め設定された所定時間が経過すれば、前記貯水部への貯水を開始させるように前記補助給水機構を制御することを特徴とする小便器装置。 - 請求項1または2において、
前記ボウル部には、上方に向けて開口する受け部の後方側に連なるように上方側に向けて立ち上がる奥側壁部と、この奥側壁部の上端側部位において前記第2洗浄の際に洗浄水を吐出する主吐出部と、この主吐出部よりも下方側部位において前記第1洗浄の際に洗浄水を吐出する補助吐出部と、が設けられていることを特徴とする小便器装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記貯水部の貯水を浄化処理する汚水処理部を備えていることを特徴とする小便器装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016019384A JP2017137699A (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 小便器装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019060186A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-18 | Toto株式会社 | 小便器 |
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- 2016-02-04 JP JP2016019384A patent/JP2017137699A/ja active Pending
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