JP2017137699A - 小便器装置 - Google Patents

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峻佑 津田
Shunsuke Tsuda
峻佑 津田
小林 健太郎
Kentaro Kobayashi
健太郎 小林
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【課題】人体が接近した際にプレ洗浄が可能でありながらも、節水化を図り得る小便器装置を提供する。【解決手段】ボウル部10内に洗浄水を供給する給水機構20を制御し、人体が接近すれば、第1洗浄を実行させ、人体が離間すれば、第2洗浄を実行させる制御部30を備えた小便器装置1であって、前記ボウル部の底側に接続される排水管2に連通するように設けられた貯水部25と、この貯水部に貯水させ、この貯水を前記ボウル部内に供給する補助給水機構22と、を備えており、前記制御部は、前記第2洗浄の際に排水される排水の一部を前記貯水部に貯水させ、この貯水を前記第1洗浄の洗浄水として前記ボウル部内に供給させるように前記補助給水機構を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、小便器装置に関する。
従来より、ボウル部内に洗浄水を供給する給水機構を有した水洗式の小便器が知られている。このような小便器においては、押釦等を洗浄操作部として設けたものがあるが、押し忘れ等によって洗浄操作がなされなければ、洗浄がなされないという問題があった。
例えば、下記特許文献1には、人体の接近を検出すれば、所定のプレ洗浄時間の間、ボール部に洗浄水を供給するプレ洗浄を行い、人体が離反すれば、所定の本洗浄時間の間、ボール部に洗浄水を供給する本洗浄を行う便器洗浄装置が開示されている。
特開2009−84791号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された便器洗浄装置では、プレ洗浄及び本洗浄の両洗浄において給水部から洗浄水が供給されるため、給水部からの水量を多く必要とし、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、人体が接近した際にプレ洗浄が可能でありながらも、節水化を図り得る小便器装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る小便器装置は、ボウル部内に洗浄水を供給する給水機構を制御し、人体が接近すれば、第1洗浄を実行させ、人体が離間すれば、第2洗浄を実行させる制御部を備えた小便器装置であって、前記ボウル部の底側に接続される排水管に連通するように設けられた貯水部と、この貯水部に貯水させ、この貯水を前記ボウル部内に供給する補助給水機構と、を備えており、前記制御部は、前記第2洗浄の際に排水される排水の一部を前記貯水部に貯水させ、この貯水を前記第1洗浄の洗浄水として前記ボウル部内に供給させるように前記補助給水機構を制御することを特徴とする。
本発明に係る小便器装置は、上述のような構成としたことで、人体が接近した際にプレ洗浄が可能でありながらも、節水化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る小便器装置の一例を模式的に示す概略縦断面図である。 同小便器装置において実行される洗浄動作の一例を模式的に示す概略フローチャートである。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の実施形態では、設置された小便器装置に対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係る小便器装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る小便器装置1は、図1に示すように、ボウル部(鉢部)10と、このボウル部10内に洗浄水を供給する給水機構20と、を備えている。また、小便器装置1は、この給水機構20を制御し、人体が接近すれば、第1洗浄を実行させ、人体が離間すれば、第2洗浄を実行させる制御部30を備えている。また、小便器装置1は、ボウル部10の底側に接続される排水管2に連通するように設けられた貯水部25と、この貯水部25に貯水させ、この貯水をボウル部10内に供給する補助給水機構22と、を備えている。図例では、床に載置されるように設置されるいわゆる床置型の縦長の小便器装置1を例示しているが、壁面に引っ掛けられるように設置される壁掛型の小便器装置1としてもよい。
ボウル部10は、上方に向けて開口する受け部15と、この受け部15の後方側に連なるように上方側に向けて立ち上がる奥側壁部11と、を一連状に設けた構成とされている。このボウル部10を構成する小便器本体は、陶器製でもよく、合成樹脂製でもよい。この小便器本体を、例えば、アクリル樹脂等をベースとした有機ガラス系材料等から形成されたものとしてもよい。
受け部15は、後方側が奥側壁部11によって区画され、前方側が前方側壁部16によって囲むように区画され、底側が底壁部17によって区画されている。この受け部15の前方側壁部16は、底壁部17から上方側に向けて立ち上がるように設けられている。また、この前方側壁部16は、平面視して手前側に凸湾曲状となる略U字状(略半円状)とされ、便器幅方向両側の後端側が奥側壁部11の便器幅方向両側の前方に向けて突出するように設けられた両側壁部14,14(図1では、一方の側壁部14は不図示)の下端部に連なるように形成されている。
受け部15の底壁部17には、排水管2に接続される排水機構18が設けられている。図例では、排水機構18を、椀トラップ状のトラップ部を構成する着脱可能とされた目皿18aと壁側の排水管2に接続される排水管路18bとを備えた構成としている。なお、この排水管路18bが後記する貯水部25に連通するように接続される排水管を構成するものとしてもよい。また、排水機構18としては、図例のようなものに限られず、Pトラップ状のトラップ部を構成するものや、床側の排水管に接続されるもの等、その他、種々の構成とされたものとしてもよい。
また、ボウル部10内面を構成する底壁部17の上方側に向く面は、目皿18aに設けられた排水孔の部位が最も低い位置となるように、外周側部位から中央側の排水孔に向かうに従い下るように傾斜する傾斜面状とされている。
また、ボウル部10には、ボウル部10内に給水機構20からの洗浄水を吐出する吐出部12,13が設けられている。本実施形態では、プレ洗浄となる第1洗浄の際に洗浄水を吐出する補助吐出部13と、本洗浄となる第2洗浄の際に洗浄水を吐出する主吐出部12と、を異なる箇所に設けた構成としている。つまり、主吐出部12に洗浄水を供給する主給水路21と補助吐出部13に洗浄水を供給する補助給水路26とを連通させることなく個別に設けた構成としている。また、主吐出部12を、奥側壁部11の上端側部位において洗浄水を吐出するように設け、補助吐出部13を、この主吐出部12よりも下方側部位において洗浄水を吐出するように設けた構成としている。
主吐出部12は、奥側壁部11の便器幅方向略中央部に位置するように設けられている。この主吐出部12は、ボウル部10内面を構成する奥側壁部11の手前側を向く面(手前側面)に沿わせて洗浄水を流下させるように吐出する構成とされている。このような主吐出部12としては、奥側壁部11の手前側面に沿わせて放射状に広がるように洗浄水が流下するように、手前側面に向けて洗浄水を吐出するいわゆるスプレッダーとしてもよい。例えば、この主吐出部12を、奥側壁部11の手前側面の便器幅方向の広範囲に亘って洗浄が可能なように、便器幅方向に長尺状(横長状)とされたものや、円形状等とされたものとしてもよい。なお、図1では、主吐出部12を簡略化して示している。
補助吐出部13は、主吐出部12と同様、奥側壁部11の便器幅方向略中央部に設けられ、放射状に広がるように洗浄水が流下するように、洗浄水を吐出するいわゆるスプレッダーとしてもよい。図例では、補助吐出部13を、奥側壁部11と底壁部17との入隅部に設けた例を示しているが、奥側壁部11の手前側面の上下方向略中央部よりも下方側となるような位置に設けた構成としてもよい。また、主吐出部12よりも下方側部位に設けられる補助吐出部13としては、奥側壁部11の手前側面に設けられたものに限られず、両側壁部14,14のうちの両方または一方の内側面や、前方側壁部16の内側面に設けられたものとしてもよい。
また、本実施形態では、小便器装置1に、人体の接近及び離間を検知する人体検知センサー19を設けた構成としている。この人体検知センサー19は、人体の接近及び離間を検知し、人体の在及び不在を検知する赤外線センサーやマイクロ波センサー等としてもよい。図例では、奥側壁部11の主吐出部12よりも上方側部位に人体検知センサー19を設けた例を示している。また、人体検知センサー19を、検知窓部が手前側面において露出するように奥側壁部11に埋込状に設けた例を示している。なお、人体検知センサー19としては、このような位置に設けられたものに限られず、小便器装置1の小便器本体から離間した位置に設けられるものとしてもよい。
給水機構20を構成し、主吐出部12に洗浄水を供給する主給水路21の給水元としては、洗浄水を貯留する水洗タンクとしてもよいが、本実施形態では、給水管(水道管)を給水元とした水道直圧式としている。主給水路21には、主給水路21を開閉し、洗浄水を供給及び遮断する主給水弁21aが設けられている。
給水機構20を構成する補助給水機構22は、排水管2と貯水部25とを接続する貯水側管路24と、貯水部25の貯水を補助吐出部13に供給する補助給水路26と、を備えている。補助給水路26には、補助給水路26を開閉し、洗浄水を供給及び遮断する補助給水弁26aが設けられている。本実施形態では、この補助給水弁26aを開放させれば、貯水部25の貯水が自重によってボウル部10内に供給される構成としている。この補助給水弁26a及び上記した主給水弁21aは、開閉弁(ON/OFF弁)としてもよい。
また、本実施形態では、補助給水機構22に、排水管2よりも上方側に位置するように設けられた貯水部25に排水管2を流れる排水を吸引して貯水させるポンプ27を設けた構成としている。図例では、貯水部25内を減圧することで貯水部25に排水管2を流れる排水を貯水可能なように、貯水部25内に吸引側を連通させるようにポンプ27を設けた例を示している。なお、このような態様に代えて、貯水側管路24の途中部位にポンプ27を設けた態様等としてもよい。
また、補助給水機構22には、排水管2を、外部排水管側となる下流側に連通させる状態と貯水側管路24を介して貯水部25に連通させる状態と貯水側管路24を閉鎖する状態とに切り替えられる切替弁23,24aが設けられている。本実施形態では、切替弁を、排水管2における貯水側管路24との接続部の下流側に設けられた排水弁23と、貯水側管路24に設けられた貯水側開閉弁24aと、によって構成している。
つまり、排水弁23を開とすれば、排水管2を介して外部に排水され、排水弁23を閉、貯水側開閉弁24aを開とすれば、排水管2を流れる排水を、貯水側管路24を介して貯水部25に向けて送出可能となる。また、貯水側開閉弁24a及び補助給水弁26aを閉とすれば、貯水部25に貯水させた状態とできる。
これら排水弁23及び貯水側開閉弁24aは、排水管2及び貯水側管路24をそれぞれに開閉し、排水の通過を許容及び遮断する開閉弁(ON/OFF弁)としてもよい。なお、このような態様に代えて、切替弁として、三方切替弁等を設けた態様としてもよい。
貯水部25は、第2洗浄(本洗浄)の際に排水管2を介して排水される排水の少なくとも一部を貯水可能で、第1洗浄(プレ洗浄)に用いられる洗浄水の貯水が可能な容量とされたタンク状とされている。この貯水部25の底側部位に貯水側管路24及び補助給水路26が接続され、この貯水部25の天側部位にポンプ27の吸引側が接続されている。
なお、この貯水部25に、貯水有無を検知する貯水センサーや、貯水レベルが所定レベルであるか否かを検知する水位センサー等を設けた態様としてもよい。また、図例では、この貯水部25や、各弁21a,23,24a,26a、ポンプ27、制御部30、後記する蓄電部29等を、小便器本体外に位置するように図示しているが、これらのうちの一部または全てを、小便器本体内の適所に設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、補助給水機構22に、貯水部25の貯水を浄化処理する汚水処理部28を設けた構成としている。
本実施形態では、この汚水処理部28を、貯水部25内に設けた構成としている。この汚水処理部28としては、貯水部25内の汚水を分解する触媒を利用して貯水を浄化処理する態様とされたものでもよい。本実施形態では、貯水部25の貯水の有機物を分解して電子を放出する微生物等の生体触媒を利用する態様とされたものとしている。また、汚水処理部28を、陽極及び陰極を構成する一対の電極が設けられ、触媒の分解によって得られた電子が一方の電極から他方の電極へ移動することで発電する機能を有したいわゆる微生物燃料電池として機能するものとしている。また、汚水処理部28において発生した電力を蓄電する蓄電部29を設けた構成としている。この蓄電部29の電力を、当該小便器装置1における給電を要する人体検知センサー19や、各弁21a,23,24a,26a、ポンプ27、制御部30等の各種機器に給電可能とした構成としてもよい。
なお、汚水処理部28としては、微生物燃料電池として機能するものに限られず、一対の電極に通電することで、電気分解に伴う化学反応によって汚水を分解する態様とされたものや、種々の触媒や殺菌成分を用いて浄化処理する構成とされたものでもよい。
また、補助給水機構22としては、上記のような態様に限られず、貯水部25を排水管2よりも下方側に位置するように設け、補助給水路26に、貯水部25の貯水を吸引して補助吐出部13に向けて供給するポンプ27を設けた態様としてもよい。つまり、排水管2を流れる排水を、貯水側開閉弁24aを開とし、貯水側管路24を介して自重によって貯水部25に貯水可能とした態様としてもよい。
制御部30は、小便器装置1の小便器本体の適所や、壁面等に設置されるリモコン装置に設けられている。
この制御部30には、CPU等の制御回路や、メモリ等によって構成され、各種動作プログラム等を記憶する記憶部等が設けられている。また、この制御部30に、後記する種々の所定時間を設定したり、変更したりするための操作部を設けた構成としてもよい。また、この制御部30には、上記した人体検知センサー19や、各弁21a,23,24a,26a、ポンプ27、汚水処理部28等が信号線等を介して接続されている。この制御部30によって、人体検知センサー19の検知に基いて、各弁21a,23,24a,26aやポンプ27、汚水処理部28等を備えた給水機構20の作動制御がなされ、後記する洗浄動作がなされる。
また、制御部30は、第2洗浄(本洗浄)の際に排水される排水の一部を貯水部25に貯水させ、この貯水を第1洗浄(プレ洗浄)の洗浄水としてボウル部10内に供給させるように補助給水機構22を制御する構成とされている。また、本実施形態では、制御部30を、第2洗浄(本洗浄)の際に予め設定された所定時間(第3時間)t3が経過すれば、貯水部25への貯水を開始させるように補助給水機構22を制御する構成としている。
以下、本実施形態に係る小便器装置1において実行される洗浄動作の一例を、図2を参照して説明する。
まず、人体検知センサー19が人体の接近を検知すれば(ステップ100)、つまり、便器の使用開始を検知すれば、第1洗浄としてのプレ洗浄を実行させる(ステップ102〜104またはステップ111〜113)。
本動作例では、人体検知センサー19が人体の接近を検知し(ステップ100)、貯水部25に貯水があれば(ステップ101)、所定の第2時間t2が経過するまで、補助給水弁26aを開とする(ステップ102〜104)。これにより、貯水部25からの洗浄水が補助吐出部13を介してボウル部10に供給され、第1洗浄としてのプレ洗浄がなされる。第2時間t2は、貯水部25からの洗浄水によってボウル部10内面(本実施形態では、底面側部位)や排水機構18を効果的にプレ洗浄可能なように適宜の時間としてもよく、例えば、貯水部25に貯水された洗浄水の略全量の供給(排出)が可能な時間としてもよい。なお、このように、第2時間t2が経過すれば補助給水弁26aを閉鎖させる態様に代えて、貯水部25の貯水有無を検知する貯水センサーによる貯水無し検知に基いて補助給水弁26aを閉鎖させる態様等としてもよい。
また、ステップ101において、貯水部25に貯水がなければ、上記したステップ102〜104に代えて、所定の第1時間t1が経過するまで、主給水弁21aを開とする(ステップ111〜113)。これにより、給水元からの洗浄水が主吐出部12を介してボウル部10に供給され、第1洗浄としてのプレ洗浄がなされる。第1時間t1は、上記同様の観点から適宜の時間としてもよい。また、この第1時間t1を、後記する本洗浄としての第2洗浄の際に、主給水弁21aが開放される時間(第3時間t3と第4時間t4とを足し合わせた時間)と同程度の時間としてもよく、または、これよりも短い時間としてもよい。なお、このように、ステップ101において、貯水部25に貯水がなければ、給水元からの洗浄水をプレ洗浄水として供給する態様に代えて、貯水部25に貯水がない場合にも、所定の第2時間t2が経過するまで、補助給水弁26aを開とする態様としてもよい。または、ステップ101において、貯水部25に貯水がなければ、補助給水弁26aを開放させることなく、後記する本洗浄に移行する制御を実行する構成としてもよい。
上記のように、プレ洗浄を実行した後、人体検知センサー19が人体の離間を検知すれば(ステップ105)、つまり、便器の使用終了を検知すれば、第2洗浄としての本洗浄を実行させる(ステップ106〜110)。
本動作例では、人体検知センサー19が人体の離間を検知すれば、排水弁23を開、貯水側開閉弁24aを閉とした状態で、主給水弁21aを所定の本洗浄時間(第3時間t3と第4時間t4とを足し合わせた時間)が経過するまで開とする(ステップ105〜110)。これにより、給水元からの洗浄水が主吐出部12を介してボウル部10に供給され、第2洗浄としての本洗浄がなされる。本洗浄時間は、ボウル部10内面や排水機構18を効果的に洗浄可能なように適宜の時間としてもよく、一般的な小便器装置の洗浄水供給時間と同程度としてもよい。また、この本洗浄時間を、上記した第2時間t2よりも長くしてもよい。
また、主給水弁21aを開放させた後、所定の第3時間t3が経過すれば(ステップ106、107)、主給水弁21aを開放させたままで、所定の第4時間t4が経過するまで、排水弁23を閉、貯水側開閉弁24aを開とし、ポンプ27を作動させる(ステップ108〜110)。そして、第4時間t4が経過すれば、主給水弁21aを閉、排水弁23を開、貯水側開閉弁24aを閉とし、ポンプ27を停止させる(ステップ109、110)。これにより、本洗浄の際に排水管2を流れる排水の一部が貯水側管路24を介して貯水部25に貯水される。第3時間t3は、貯水部25への汚水の混入を低下させる観点から適宜の時間としてもよく、排水機構18のトラップ部の汚水の略全量が給水元からの洗浄水に置換されるように、適宜の時間としてもよい。例えば、この第3時間t3を、3秒以上としてもよく、また、3秒〜5秒程度としてもよい。また、第4時間t4は、貯水部25にプレ洗浄において要する水量の貯水が可能なように適宜の時間としてもよい。
なお、ステップ108において、第3時間t3が経過した際の排水弁23の閉鎖、貯水側開閉弁24aの開放及びポンプ27の作動タイミングは、同時である必要はなく、適宜の遅延時間等を設けるようにしてもよい。また、ステップ110において、第4時間t4が経過した際の主給水弁21aの閉鎖、排水弁23の開放、貯水側開閉弁24aの閉鎖及びポンプ27の停止タイミングも同様、同時である必要はなく、適宜の遅延時間等を設けるようにしてもよい。例えば、貯水部25に所定量の貯水がなされた後にも本洗浄が継続されるような態様等としてもよい。また、ステップ109、110において、第4時間t4が経過すれば、貯水部25への貯水動作を終了(排水弁23を開、貯水側開閉弁24aを閉、ポンプ27を停止)させる態様に代えて、以下のようにしてもよい。例えば、ステップ109、110において、貯水部25に設けた水位センサーが貯水部25の貯水レベルが所定レベル(満レベル)となったことを検知すれば、貯水部25への貯水動作を終了(排水弁23を開、貯水側開閉弁24aを閉、ポンプ27を停止)させる態様等としてもよい。
また、上記した洗浄動作例は、一例に過ぎず、その他、種々の変形動作の実行が可能である。
本実施形態に係る小便器装置1は、上述のような構成としたことで、人体が接近した際にプレ洗浄(第1洗浄)が可能でありながらも、節水化を図ることができる。
つまり、人体が接近すれば、第1洗浄としてのプレ洗浄を実行させ、人体が離間すれば、第2洗浄としての本洗浄を実行させる制御部30を備えた構成としている。従って、洗浄操作部を構成する押釦等を設けたようなものと比べて、押し忘れ等が生じず、使用がなされる毎に確実に洗浄することができる。また、排尿がなされる前や排尿初期のプレ洗浄として第1洗浄がなされるので、第1洗浄によってボウル部10の内面等を濡らすことができ、ボウル部10内面や排水機構18のトラップ部内等への尿石の付着等を抑制することができる。また、第2洗浄としての本洗浄の際に排水される排水の一部を貯水部25に貯水させ、この貯水を第1洗浄の洗浄水としてボウル部10内に供給させるように補助給水機構22を制御する構成としている。従って、プレ洗浄及び本洗浄に用いられる洗浄水の両方を水道等の給水元からの洗浄水としたものと比べて、節水化を図ることができる。
また、本実施形態では、制御部30を、第2洗浄の際に予め設定された所定時間(第3時間)t3が経過すれば、貯水部25への貯水を開始させるように補助給水機構22を制御する構成としている。従って、第2洗浄の開始と同時や第2洗浄の開始の直後に貯水部25への貯水を開始させるようなものと比べて、貯水部25の貯水中に含まれる尿(汚水)の割合を効果的に低減させることができ、第1洗浄に用いられる貯水の清浄性を向上させることができる。
また、本実施形態では、ボウル部10の奥側壁部11の上端側部位において第2洗浄の際に洗浄水を吐出する主吐出部12と、この主吐出部12よりも下方側部位において第1洗浄の際に洗浄水を吐出する補助吐出部13と、をボウル部10に設けた構成としている。従って、単一の吐出部から第1洗浄の際の洗浄水及び第2洗浄の際の洗浄水を吐出させる態様としたものと比べて、本洗浄となる第2洗浄に用いられる洗浄水の清浄性を向上させることができる。つまり、第2洗浄の給水系統に貯水部25の貯水が通過することがなく、第2洗浄の給水系統の清浄性を維持することができる。また、補助吐出部13を主吐出部12よりも下方側部位に設けているので、比較的に少ない水量で尿石の付着等がし易いボウル部10の底面側部位等を濡らすことができる。また、貯水部25を低い位置に設置することができるので、補助給水機構22に設けられるポンプ27を低い位置に設置することができ、ポンプ27の小型化を図ることができる。なお、このような態様に代えて、第1洗浄の際の洗浄水と第2洗浄の際の洗浄水とを、共通の吐出部12から吐出させる態様としてもよい。この場合は、例えば、貯水部25に接続された補助給水路26を、主給水路21に接続するようにしてもよい。
また、本実施形態では、貯水部25の貯水を浄化処理する汚水処理部28を備えた構成としている。従って、第1洗浄に用いられる貯水の清浄性を効果的に向上させることができる。なお、このような汚水処理部28を設けない態様としてもよい。
また、本実施形態では、補助給水機構22の貯水部25を、排水機構18のトラップ部とは別途に設けた構成としている。従って、トラップ部を貯水部25として機能させる態様とした場合と比べて、トラップ部に破封が生じたりすることなく、また、二重トラップとなるように複数のトラップ部を設ける必要がなく、異臭や排水トラブルの発生を抑制することができる。なお、このような態様に代えて、トラップ部を貯水部25として機能させる態様としてもよい。この場合は、第1洗浄の際にトラップ部の溜水をポンプ等によって吸引してボウル部10に供給するような態様等としてもよく、種々の変形が可能である。
また、小便器装置1の小便器本体の形状も、図例のような形状に限られず、種々の変形が可能である。
1 小便器装置
2 排水管
10 ボウル部
11 奥側壁部
12 主吐出部
13 補助吐出部
15 受け部
20 給水機構
22 補助給水機構(給水機構)
25 貯水部
28 汚水処理部
30 制御部
t3 第3時間(所定時間)

Claims (4)

  1. ボウル部内に洗浄水を供給する給水機構を制御し、人体が接近すれば、第1洗浄を実行させ、人体が離間すれば、第2洗浄を実行させる制御部を備えた小便器装置であって、
    前記ボウル部の底側に接続される排水管に連通するように設けられた貯水部と、この貯水部に貯水させ、この貯水を前記ボウル部内に供給する補助給水機構と、を備えており、
    前記制御部は、前記第2洗浄の際に排水される排水の一部を前記貯水部に貯水させ、この貯水を前記第1洗浄の洗浄水として前記ボウル部内に供給させるように前記補助給水機構を制御することを特徴とする小便器装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、前記第2洗浄の際に予め設定された所定時間が経過すれば、前記貯水部への貯水を開始させるように前記補助給水機構を制御することを特徴とする小便器装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記ボウル部には、上方に向けて開口する受け部の後方側に連なるように上方側に向けて立ち上がる奥側壁部と、この奥側壁部の上端側部位において前記第2洗浄の際に洗浄水を吐出する主吐出部と、この主吐出部よりも下方側部位において前記第1洗浄の際に洗浄水を吐出する補助吐出部と、が設けられていることを特徴とする小便器装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記貯水部の貯水を浄化処理する汚水処理部を備えていることを特徴とする小便器装置。
JP2016019384A 2016-02-04 2016-02-04 小便器装置 Pending JP2017137699A (ja)

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