JP2017136544A - Soil pollutant recovering structure, and soil pollutant recovering apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、土壌汚染物質回収構造体および土壌汚染物質回収装置に関する。 Embodiments described herein relate generally to a soil contaminant collection structure and a soil contaminant collection apparatus.
長年、工場用地として使用された土地には、揮発性有機化合物(以下、VOCという)が基準値より多く含まれていることがある。VOCは、土壌汚染対策法で規定されている第1種特定有害物質に指定されており、土壌に含まれることに起因して人の健康に被害を生ずるおそれがある有害物質である。
Land used as factory land for many years may contain more volatile organic compounds (hereinafter referred to as VOC) than the standard value. VOC is designated as a
一般に、VOCは、水に溶けにくく、粘性が小さく、比重が水よりも重いことから、地中深くまで浸透する性質を有する。そして、上記のようにVOCは有害物質であることから、土壌に浸透したVOCは土壌を汚染する。近年では、工場移転に伴って工場跡地を再開発することが多くなっており、工場跡地におけるVOCによって汚染された土壌を浄化する技術が幅広く研究されている。 In general, VOC has a property of penetrating deeply into the ground because it is difficult to dissolve in water, has low viscosity, and has a specific gravity heavier than water. And since VOC is a harmful substance as mentioned above, VOC which permeated the soil contaminates the soil. In recent years, the factory site has been redeveloped with the factory relocation, and techniques for purifying soil contaminated with VOC in the factory site have been extensively studied.
たとえば、土壌に含まれるVOCを蒸発除去することができる加熱処理というものがある。この加熱処理は、加熱した土壌から蒸発されるVOCを所定の装置で吸着や加熱分解することが可能である。 For example, there is a heat treatment capable of evaporating and removing VOC contained in soil. In this heat treatment, VOC evaporated from the heated soil can be adsorbed or thermally decomposed by a predetermined device.
上記した従来の加熱処理では、例えば、特許文献1に記載されている方法がある。特許文献1では、少なくとも2本の筒体をそれぞれ離して土壌に挿入し、一方の筒体に熱媒を導入して汚染された土壌を加熱し、土壌中で加熱および蒸発したVOCを他方の筒体によって土壌から回収する。この方法では、少なくとも2本の筒体を土壌に挿入する必要がある。そして、土壌に挿入する筒体の本数と同じ数だけ、土壌の掘削といった土壌に筒体を挿入するための作業が必要になる。そのため、筒体の数が多いほど土壌浄化処理能力は向上する一方、筒体の本数に応じて、筒体を土壌に挿入するための作業時間やコストが増加する。
In the above-described conventional heat treatment, for example, there is a method described in
本発明が解決しようとする課題は、VOCで汚染された土壌から、加熱によって蒸発したVOCを効率的に回収することができる土壌汚染物質回収構造体および土壌汚染物質回収装置を提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a soil pollutant recovery structure and a soil pollutant recovery device that can efficiently recover VOC evaporated by heating from soil contaminated with VOC. .
実施の形態の土壌汚染物質回収構造体は、土壌に埋設可能な第1の端部、および大気中に突出可能な第2の端部を備える第1筒体と、前記第1筒体の内側に前記第1筒体の長軸と平行に設けられ、前記第1の端部側に設けられる第3の端部、および前記第2の端部側に設けられる第4の端部を備える第2筒体と、を有する。さらに、実施の形態の土壌汚染物質回収構造体は、前記第1筒体の土壌に埋設可能な部分に設けられた第1の開口部と、前記第1筒体の大気中に突出可能な部分に設けられ、加熱された気体を発生する熱媒発生器が接続可能な第2の開口部と、前記第4の端部に設けられた第4の開口部とを有し、前記第3の端部は、前記第1筒体の長軸方向において前記第1の端部と同じ位置または前記第1の端部から突出した位置に設けられ、前記第3の端部には第3の開口部が設けられる。 A soil pollutant recovery structure according to an embodiment includes a first cylinder including a first end that can be embedded in soil, and a second end that can protrude into the atmosphere, and an inner side of the first cylinder. A third end provided on the first end side and a fourth end provided on the second end side. 2 cylinders. Furthermore, the soil pollutant collection structure according to the embodiment includes a first opening provided in a portion of the first cylinder that can be embedded in the soil, and a portion that can protrude into the atmosphere of the first cylinder. A second opening to which a heating medium generator for generating heated gas can be connected, and a fourth opening provided at the fourth end, and the third opening The end is provided at the same position as the first end in the major axis direction of the first cylindrical body or at a position protruding from the first end, and a third opening is formed at the third end. Parts are provided.
VOCで汚染された土壌から、加熱によって蒸発したVOCを効率的に回収することができる土壌汚染物質回収構造体および土壌汚染物質回収装置を提供することができる。 It is possible to provide a soil pollutant recovery structure and a soil pollutant recovery apparatus that can efficiently recover VOC evaporated by heating from soil contaminated with VOC.
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments will be described with reference to the drawings.
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の土壌汚染物質回収装置500を模式的に示す概念図である。
(First embodiment)
FIG. 1 is a conceptual diagram schematically showing a soil
土壌汚染物質回収装置500は、VOCで汚染された土壌520の中に存在するVOCを回収して、土壌520を浄化する。図1に示すように、土壌汚染物質回収装置500は、土壌に挿入される土壌汚染物質回収構造体1と、VOCを土壌520中で蒸発させる熱媒を土壌汚染物質回収構造体1を介して土壌520に供給する熱媒発生器550を有する。
The soil
まず、土壌汚染物質回収構造体1について説明する。図2は、第1の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体1を模式的に示す上方斜視図であり、図3は、土壌汚染物質回収構造体1を模式的に示す下方斜視図であり、図4は、土壌汚染物質回収構造体1を模式的に示す底面図である。土壌汚染物質回収構造体1は、VOCで汚染された土壌の中に存在するVOCを回収する。この土壌汚染物質回収構造体1は、筒状である第1筒体2および第2筒体3を具備するいわゆる二重筒構造である。第2筒体3は、第1筒体2の長軸(以下、軸ともいう)方向に沿って設けられ、第1筒体2の内側に設けられている。例えば、第1筒体2の軸方向と第2筒体3の軸方向は同じである。
First, the soil
ここで、第1筒体2の内壁と第2筒体3の外壁との間の空間を第1流路6と呼称し、第2筒体3の内部の空間を第2流路9と呼称する。第1流路6の第1筒体2の軸方向に垂直な断面は、環状である。
Here, the space between the inner wall of the
土壌汚染物質回収構造体1が土壌に挿入され鉛直方向に設置される。このとき、土壌汚染物質回収構造体1の一方の端部は土壌中に埋没し、土壌汚染物質回収構造体1の他方の端部は地上に露出している。土壌中に埋没している一方の端部を土壌汚染物質回収構造体1の下端部といい、地上に露出している他方の端部を土壌汚染物質回収構造体1の上端部という。
The soil
第1筒体2は、土壌に埋設可能な第1の端部、および大気中に突出可能な第2の端部を備える。第1の端部は、第1筒体2の下端側の端部である。第2の端部は、第1筒体2の上端側の端部である。また、第2筒体3は、第1筒体2の内側に設けられる。第1筒体2の軸方向と第2筒体3の軸方向とは平行である。第2筒体3は、第1筒体2の第1の端部側に設けられる第3の端部、および第1筒体2の第2の端部側に設けられる第4の端部を備える。なお、第3の端部は、第2筒体3の下端側の端部である。第4の端部は、第2筒体3の上端側の端部である。また、第1筒体2の軸方向に垂直な第1筒体2内の空間の断面積は、第2筒体3の軸方向に垂直な第2筒体3内の空間の断面積よりも大きい。
The
図2に示すように、第2の端部に設けられた第1流路6の開口部を導入口4と呼称する。導入口4は、大気中に突出可能な第1筒体2の部分に、加熱された気体を発生する熱媒発生器550に接続可能に設けられ、第1筒体2の内部から外部に貫通している。導入口4には熱媒発生器550が接続され、汚染された土壌の中に存在するVOCを土壌中で蒸発させる熱媒は、導入口4から第1流路6内に導入される。
As shown in FIG. 2, the opening of the
また、図2に示すように、第1筒体2のうち土壌520に埋没される部分の側面には、第1流路6の開口部である放出口5が設けられている。放出口5は、第1筒体2の内部から外部に貫通している。放出口5は、土壌に埋設可能な第1筒体2の部分に設けられ、第1筒体2の内部から外部に通じている。導入口4から導入され第1流路6内を流れてきた熱媒は、放出口5から土壌520に放出される。
In addition, as shown in FIG. 2, a
上述したように、導入口4は、第1筒体2の上端側の開放端であり、第1筒体2の上端側の内周面と第2筒体3の上端側の外周面との間に形成される。第1筒体2の上端上方から見た導入口4は、環状である。ここでは、第1筒体2の上端が開放端である一例を示すが、少なくとも1つの開口を有する蓋部(図示しない)が第1筒体2の上端側の開放端に設けられてもよい。この場合、導入口4は、不図示の蓋部に形成される少なくとも1つの開口である。
As described above, the introduction port 4 is the open end on the upper end side of the
また、図2および図3に示すように、放出口5は、第1筒体2の下端側の側面に形成される。ここでは、放出口5が第1筒体2の下端側の側面全周に亘って複数段設けられている一例を示すが、放出口5は1段でもよく、側面の一部に設けられてもよい。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
また、第1筒体2の下端が閉鎖端である一例を示すが、少なくとも1つの開口(図示しない)が第1筒体2の底面に設けられてもよく、第1筒体2の下端が開放端(図示しない)であってもよい。少なくとも1つの不図示の開口が第1筒体2の底面に設けられる場合、不図示の開口も放出口5を構成する。また、第1筒体2の下端が不図示の開放端である場合、不図示の開放端も放出口5を構成し、第1筒体2の内周面と第2筒体3の外周面との間に形成される。第1筒体2の下端より下方から見た不図示の開放端の断面は、環状である。
Moreover, although an example in which the lower end of the
図2に示すように、第1流路6は、第1筒体2の軸方向に沿って設けられる。第1筒体2の軸方向に垂直な第1流路6の断面は、環状である。第1流路6は、導入口4を介して土壌汚染物質回収構造体1の外部から導入される熱媒を矢印A1のように第1筒体2の下端側に流通させる。そして、第1流路6内を第1筒体2の下端側に流通した熱媒は、放出口5を介して土壌汚染物質回収構造体1の外部に放出される。
As shown in FIG. 2, the
第2筒体3の第3の端部であり放出口5よりも下方の位置には、第2流路9の開口部である回収口7が設けられている。回収口7は、第2筒体3の内部から外部に貫通している。土壌520中で蒸発したVOCは回収口7から第2流路9内に流入する。たとえば図3および図4に示すように、回収口7は、第2筒体3の底面10に形成される。ここでは、第2筒体3の下端が回収口7を備えた閉鎖端である一例を示すが、第2筒体3の下端を開放端(図示しない)とし、この開放端を回収口7としてもよい。
A
なお、回収口7が放出口5よりも下方に設けられていることで、放出口5から放出された熱媒は必ず土壌を通過した後に回収口7で回収されることとなる。図3に示すように、第2筒体3の最下端は第1筒体2の軸方向に対して第1筒体2の最下端と同じ位置であるが、回収口7を放出口5よりもより下方に設けるために、第2筒体3の最下端は第1筒体2の最下端から下方に突出するように設けられてもよい。
In addition, since the
また、第2筒体3の上端の開口部を排出口8と呼称する。排出口8は、第2筒体3の内部から外部に通じ、流体を吸引する吸引器551に接続可能に設けられる。回収口7から第2流路9内に流入したVOCは排出口8から地上に排出される。図2に示すように、排出口8は、第2筒体3の上端側の開放端、言い換えると、第2筒体3の上端内周部である。第2筒体3の上端より上方から見た排出口8は、円状である。ここでは、第2筒体3の上端が開放端である一例を示すが、少なくとも1つの開口を有する蓋部(図示しない)が第2筒体3の上端側の開放端に設けられてもよい。この場合、排出口8は、不図示の蓋部に形成される少なくとも1つの開口である。
The opening at the upper end of the
図2に示すように、第2流路9は、第2筒体3の軸方向に沿って設けられる。第2筒体3の軸方向に垂直な第2流路9の断面は、円状である。第2流路9は、回収口7を介して土壌汚染物質回収構造体1の外部から回収されるVOCを矢印A2のように第2筒体3の上端側に流通させる。そして、第2流路9内を第2筒体3の上端側に流通したVOCは、排出口8を介して土壌汚染物質回収構造体1の外部に排出される。
As shown in FIG. 2, the
なお、第1筒体2および第2筒体3を構成する材料は、特には限定されず、水蒸気やVOCで劣化しない材料が用いられる。
In addition, the material which comprises the
次に、熱媒発生器550について説明する。熱媒発生器550は、土壌520中でVOCを蒸発させるための熱媒を生成するものであり、加熱された気体を発生する。熱媒は、土壌520中でVOCを蒸発させることが可能なものであれば特に限定されないが、たとえば加熱された大気や水蒸気であるものとする。図1および図2に示すように、熱媒発生器550によって生成された熱媒は、土壌汚染物質回収構造体1の導入口4から第1流路6に導入される。第1流路6に導入された熱媒は、矢印A1のように第1筒体2の下端側に向かって流通する。第1筒体2の下端に到達した熱媒は、放出口5から土壌汚染物質回収構造体1の外部に放出される。
Next, the
土壌汚染物質回収構造体1の内部から土壌520に放出した熱媒は、土壌520に含まれるVOCを蒸発可能な温度である。そして、土壌汚染物質回収構造体1の下端側から矢印A503のように放出した熱媒は、土壌520中に存在するVOCを蒸発させる。そして、熱媒によって蒸発した土壌520中のVOCは、矢印A504のように土壌汚染物質回収構造体1の回収口7から回収される。
The heat medium released to the
次に、土壌から回収されるVOCについて説明する。土壌汚染物質回収構造体1によって土壌から回収されるVOCは、トリクロロエチレンやテトラクロロエチレンなどの一般的な揮発性有機化合物である。VOCは、一般的に常温で蒸発されやすく、加熱によりさらに蒸発量が増加する。図5は、トリクロロエチレンの蒸気圧の温度依存性を示したグラフである。例えば、地下温度15℃程度におけるトリクロロエチレンの蒸気圧は、1気圧よりも低い。トリクロロエチレンが90℃程度に加熱されると、トリクロロエチレンの蒸気圧は1気圧よりも高くなるため、トリクロロエチレンの蒸発量が大幅に増加することがわかる。
Next, VOC recovered from soil will be described. The VOC recovered from the soil by the soil
第1流路6を矢印A1のように流れる熱媒は、例えば加熱された大気や水蒸気などが挙げられる。また、放出口5から土壌に放出される熱媒の温度は、好ましくは87℃以上である。放出口5から土壌に放出される熱媒の温度が87℃以上であると、土壌の温度がトリクロロエチレンの沸点よりも高くなるため、トリクロロエチレンの蒸発量が増加し、回収口7に回収されるトリクロロエチレンの量が増加する。放出口5から土壌に放出されるときの熱媒の温度の上昇と共に、VOCを回収できるエリアは拡大する。また、導入口4から導入される熱媒の温度は、放出口5から放出される熱媒の温度に応じて、適宜調整される。
Examples of the heat medium flowing through the
第2流路9を矢印A2のように流れるVOCは、液体、気体、液体および気体の混合系である。また、これらのいずれかの状態にあるVOCは、空気、水蒸気、水などのようなVOC以外の流体と共に第2流路9を流通してもよい。
The VOC flowing through the
次に、土壌汚染物質回収構造体1によるVOC回収の流れについて説明する。図2に示すように、土壌汚染物質回収構造体1の導入口4から導入される熱媒は、第1流路6内を矢印A1のように第1筒体2の下端側に向かって流通する。第1筒体2の下端に到達した熱媒は、放出口5から土壌汚染物質回収構造体1の外部に放出される。
Next, the flow of VOC recovery by the soil
土壌汚染物質回収構造体1の外部、言い換えると土壌中に放出した熱媒は、土壌に含まれるVOCを蒸発可能な温度であるため、土壌中に存在するVOCを蒸発させる。そして、熱媒によって蒸発した土壌中のVOCは、土壌汚染物質回収構造体1の回収口7から回収される。
Since the heat medium released to the outside of the soil
回収口7を介して土壌汚染物質回収構造体1の外部から第2流路9内に回収されたVOCは、第2流路9内を矢印A2のように第2筒体3の上端側に向かって流通する。第2筒体3の上端に到達したVOCは、排出口8から土壌汚染物質回収構造体1の外部に放出される。土壌汚染物質回収構造体1は、導入口4から導入される熱媒を矢印A1のように第1流路6の下端側に流通させると共に、第1流路6を流れる熱媒と区分して、回収口7から回収されるVOCを矢印A2のように第2流路9の上端側に流通する。このようにして、土壌汚染物質回収構造体1は、土壌に含まれるVOCを回収する。
The VOC recovered in the
また、放出口5から放出する熱媒は、土壌中の水分も蒸発させる。そして、放出口5からの熱媒の放出量や放出時間に伴い、放出口5および回収口7を含む土壌汚染物質回収構造体1の周辺に存在する土壌中のVOCや水の蒸発量が増加し、土壌汚染物質回収構造体1の周辺の土壌は多孔質化する。多孔質化した土壌の通気抵抗は減少するため、VOCの回収効率はさらに増加する。さらには、土壌の通気抵抗の減少によって、VOCを蒸発可能な温度の熱媒が土壌汚染物質回収構造体1の遠方に拡散できるため、VOCを回収できるエリアはさらに拡大する。
Moreover, the heat medium discharged | emitted from the
ここで、第1の実施形態の土壌汚染物質回収構造体および土壌汚染物質回収装置の変形例について説明する。 Here, a modified example of the soil contaminant collection structure and the soil contaminant collection apparatus of the first embodiment will be described.
たとえば、土壌汚染物質回収構造体1は、回収口7から回収される流体から異物を除去する異物除去部11をさらに具備してもよい。異物としては、例えば、土、砂、砂利、石などが挙げられる。図6は、異物除去部11を具備する土壌汚染物質回収構造体1を模式的に示す上方斜視図である。例えば、異物除去部11は、土壌汚染物質回収構造体1の回収口7の入口に設けられるメッシュフィルターである。異物除去部11は、回収口7から第2流路9内への異物の侵入を防ぎ、第2流路9内への異物の混入を抑制する。
For example, the soil
異物除去部11は、メッシュフィルターの他、多孔質体などから構成されてもよい。異物除去部11の細孔径は、上記した異物の種類に応じて適宜選択される。また、異物除去部11は少なくとも回収口7全体を覆うものであればよく、図6に示すように、第1筒体2の下端を全て覆う構造であってもよい。
The foreign
また、土壌汚染物質回収構造体1は、回収口7から回収されるVOCやVOC以外の流体などの気体成分と液体成分とを分離する気液分離部12をさらに具備してもよい。図7は、気液分離部12を具備する土壌汚染物質回収構造体1を模式的に示す上方斜視図である。図7に示すように、気液分離部12は、土壌汚染物質回収構造体1の回収口7の近傍に設けられる。気液分離部12は、回収口7から回収される流体を液体成分と気体成分とに分離し、気体成分を第2流路9内に流通させる。
The soil
気液分離部12は、例えば、気体と液体とを分離するために一般的に用いられる気液分離膜や気液分離器などから構成される。また、気液分離部12は少なくとも回収口7全体を覆うものであればよく、図7に示すように、第1筒体2の下端を全て覆う構造であってもよい。
The gas-
また、土壌汚染物質回収構造体1は、異物除去部11と共に気液分離部12を具備してもよい。土壌汚染物質回収構造体1が異物除去部11と気液分離部12とを具備する場合、第2筒体3の下端部に異物除去部11を設けて異物除去部11の下端部に気液分離部12を設けてもよいし、第2筒体3の下端部に気液分離部12を設けて気液分離部12の下端部に異物除去部11を設けてもよいし、異物除去部11と気液分離部12とを一体にしたものを第2筒体3の下端部に設けてもよい。
The soil
また、図8は、第1の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体の変形例を模式的に示す下方斜視図である。土壌汚染物質回収構造体1は、図8に示すように、第2筒体3の下端は第1筒体2の下端よりも下側に突出して設けられてもよい。第2筒体3の下端が第1筒体2の下端よりも突出することで、放出口5と回収口7の距離が長くなり、その分熱媒が土壌中を通過する距離が長くなり、より広範囲の土壌中のVOCを蒸発させることが可能となる。
FIG. 8 is a lower perspective view schematically showing a modified example of the soil contaminant collection structure of the first embodiment. As shown in FIG. 8, the soil
また、土壌汚染物質回収装置500は、排出口8から排出されるVOCを吸引する吸引器551をさらに具備してもよい。吸引器551は、気体状のVOCを吸引するものである。吸引器551は排出口8に接続される。
In addition, the soil
図1および図2に示すように、吸引器551は、排出口8から土壌汚染物質回収構造体1の外部に放出されるVOCを吸引する。第2流路9内の気体は熱媒により加熱されているため、吸引器551がなくとも矢印A2のように流れるが、吸引器551があることで、矢印A2方向のVOCの流通が促進される。そして、回収口7から第2流路9に流入する気体量は増加する。さらに、土壌中の気圧が下がるため、放出口5から土壌への熱媒の放出、および第1流路6内の熱媒の流通も促進される。
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the
また、土壌汚染物質回収装置500は、土壌汚染物質回収構造体1の排出口8から排出されるVOCの気体成分を吸着する吸着器552をさらに具備してもよい。吸着器552は、土壌汚染物質回収構造体1と吸引器551との間に設けられ、VOCを選択的に吸着する活性炭などの吸着物質を具備する。吸着器552は、排出口8から排出される流体に含まれるVOCを選択的に吸着し、排出口8から排出される流体からVOCを選択的に除去する。また、吸着物質の定期的な交換によって、吸着器552の吸着性能は維持される。
The soil
また、土壌汚染物質回収装置500は、吸着器552に換えて、土壌汚染物質回収構造体1の排出口8から排出されるVOCの気体成分を分解する分解器(図示しない)を具備してもよい。不図示の分解器は、土壌汚染物質回収構造体1と吸引器551との間に設けられ、VOCを選択的に分解する構成を具備する。この分解器は、排出口8から排出される流体に含まれるVOCを選択的に分解し、排出口8から排出される流体からVOCを選択的に除去する。
In addition, the soil
以下、第1の実施形態およびその変形例に共通する効果について記載する。上記したように、第1の実施の形態によれば、土壌汚染物質回収構造体1をいわゆる二重筒構造にしたことによって、VOCを蒸発させるための熱媒の供給と、蒸発したVOCの回収とを土壌汚染物質回収構造体1内で行うことが可能である。そのため、土壌加熱用の筒体とVOC回収用の筒体とをそれぞれ離間した位置の土壌に挿入することが不要である。土壌汚染物質回収構造体1および土壌汚染物質回収装置を設置する際の作業量と作業時間が短縮され、よって土壌汚染物質回収装置の設置からVOC除去、土壌汚染物質回収装置の回収にいたるまでの作業効率が高くなるという効果がある。
Hereinafter, effects common to the first embodiment and its modifications will be described. As described above, according to the first embodiment, the soil
さらに、第1の実施の形態によれば、熱媒を第1流路6内の下端側に流通させて放出口5から放出しながら、熱媒と区分して、VOCを回収口7から回収して第2流路9内の上端側に流通させることができる。そのため、土壌汚染物質回収構造体1は、VOCの蒸発と回収とを同時に実施することができ、VOCの回収時間を減少させることができる。
Furthermore, according to the first embodiment, the heat medium is circulated to the lower end side in the
(第2の実施の形態)
図9は、第2の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体100を模式的に示す上方斜視図であり、図10は、土壌汚染物質回収構造体100を模式的に示す底面図である。なお、以下に示す実施の形態において、第1の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体1の構成と同一の構成部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略または簡略する。
(Second Embodiment)
FIG. 9 is an upper perspective view schematically showing the soil
第2の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体100において、第1筒体102および第2筒体103の構成が異なる以外は、第1の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体1の構成と基本的に同じである。そのため、ここでは、その異なる構成について主に説明する。
In the soil
第2の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体100は、筒状である第1筒体102および第2筒体103を具備するいわゆる二重筒構造である。第1筒体102は、第2筒体103の軸方向に沿って設けられ、第2筒体103の内側に設けられている。
The soil
第1筒体102は、図9に示すように、第1筒体102の上端側に設けられ、汚染された土壌の中に存在するVOCを土壌中で蒸発させる熱媒を導入する導入口104を有する。また、第1筒体102は、図10に示すように、第1筒体102の下端側に設けられ、導入口104から導入される熱媒を土壌に放出する放出口105を有する。また、第1筒体102は、図9に示すように、上端側に設けられた導入口104と下端側に設けられた放出口105とを連結する第1流路106を有する。
As shown in FIG. 9, the
図9に示すように、導入口104は、第1筒体102の上端側の開放端、言い換えると、第1筒体102の上端内周部である。第1筒体102の軸方向に垂直な導入口104の断面は、円状である。ここでは、第1筒体102の上端が開放端である一例を示すが、少なくとも1つの開口を有する蓋部(図示しない)が第1筒体102の上端側の開放端に設けられてもよい。この場合、導入口104は、不図示の蓋部に形成される少なくとも1つの開口である。
As shown in FIG. 9, the
図10に示すように、放出口105は、第1筒体102の底面110に形成される。ここでは、第1筒体102の下端が放出口105を備えた閉鎖端である一例を示すが、第1筒体102の下端が開放端(図示しない)であってもよい。この場合、放出口105は、第1筒体102の下端側にある不図示の開放端である。
As shown in FIG. 10, the
図9に示すように、第1流路106は、第1筒体102の軸方向に沿って設けられる。第1筒体102の軸方向に垂直な第1流路106の断面は、円状である。第1流路106は、導入口104を介して土壌汚染物質回収構造体1の外部から導入される熱媒を矢印A101のように第1筒体102の下端側に流通させる。そして、第1流路106内を第1筒体102の下端側に流通した熱媒は、放出口105を介して土壌汚染物質回収構造体100の外部に放出される。
As shown in FIG. 9, the
第2筒体103は、図9に示すように、第2筒体103の下端側に設けられ、第1筒体102に具備された放出口105から放出される熱媒によって土壌中で蒸発するVOCを回収する回収口107を有する。また、第2筒体103は、第2筒体103の上端側に設けられ、回収口107から回収されるVOCを地上に排出する排出口108を有する。また、第2筒体103は、下端側に設けられた回収口107と上端側に設けられた排出口108とを連結する第2流路109を有する。
As shown in FIG. 9, the
図9に示すように、回収口107は、第2筒体103の下端側の側面に形成される。放出口105は、回収口107よりも下端側に形成されている。ここでは、回収口107が第2筒体103の下端側の側面全周に亘って複数段設けられている一例を示すが、回収口107は1段でもよく、側面の一部に設けられてもよい。
As shown in FIG. 9, the
また、第2筒体103の下端が閉鎖端である一例を示すが、少なくとも1つの開口(図示しない)が第2筒体103の底面に設けられてもよく、第2筒体103の下端が開放端(図示しない)であってもよい。少なくとも1つの不図示の開口が第2筒体103の底面に設けられる場合、不図示の開口も回収口107を構成する。また、第2筒体103の下端が不図示の開放端である場合、不図示の開放端も回収口107を構成し、第2筒体103の内周面と第1筒体102の外周面との間に形成される。第2筒体103の軸方向に垂直な不図示の開放端の断面は、環状である。
Moreover, although an example in which the lower end of the
図9に示すように、排出口108は、第2筒体103の上端側の開放端であり、第2筒体103の上端側の内周面と第1筒体102の上端側の外周面との間に形成される。第2筒体103の軸方向に垂直な排出口108の断面は、環状である。ここでは、第2筒体103の上端が開放端である一例を示すが、少なくとも1つの開口を有する蓋部(図示しない)が第2筒体103の上端側の開放端に設けられてもよい。この場合、排出口108は、不図示の蓋部に形成される少なくとも1つの開口である。
As shown in FIG. 9, the
図9に示すように、第2流路109は、第2筒体103の軸方向に沿って設けられる。第2筒体103の軸方向に垂直な第2流路109の断面は、環状である。第2流路109は、回収口107を介して土壌汚染物質回収構造体1の外部から回収されるVOCを矢印A102のように第2筒体103の上端側に流通させる。そして、第2流路109内を第2筒体103の上端側に流通したVOCは、排出口108を介して土壌汚染物質回収構造体100の外部に排出される。
As shown in FIG. 9, the
また、土壌汚染物質回収構造体100は、回収口107から回収されるVOCやVOC以外の流体に含まれる異物を除去する異物除去部111をさらに具備してもよい。図11は、異物除去部111を具備する土壌汚染物質回収構造体100を模式的に示す上方斜視図である。図11に示すように、異物除去部111は、土壌汚染物質回収構造体100の回収口107の入口に設けられる。異物除去部111は、回収口107から第2流路109内への異物の侵入を防ぎ、第2流路109内への異物の混入を抑制する。
The soil
異物除去部111は、第2流路109内の下端で、第2筒体103の内周面と第1筒体102の外周面との間に設けられる。第1筒体102の軸方向に垂直な異物除去部111の断面は、環状である。異物除去部111の直径は、第1筒体102の直径よりも大きく、第2筒体103の直径よりも小さい。
The foreign
また、土壌汚染物質回収構造体100は、回収口107から回収されるVOCやVOC以外の流体などの気体成分と液体成分とを分離する気液分離部112をさらに具備してもよい。図12は、気液分離部112を具備する土壌汚染物質回収構造体100を模式的に示す上方斜視図である。図12に示すように、気液分離部112は、土壌汚染物質回収構造体100の回収口107の入口に設けられる。VOCやVOC以外の流体の液体成分が回収口107から回収される場合、気液分離部112は、回収口107から回収されるこれらの液体成分と気体成分とを分離し、選択的にこれらの気体成分を第2流路109内に流通させる。
In addition, the soil
気液分離部112は、第2流路109内の下端で、第2筒体103の内周面と第1筒体102の外周面との間に設けられる。第1筒体102の軸方向に垂直な気液分離部112の断面は、環状である。気液分離部112の直径は、第1筒体102の直径よりも大きく、第2筒体103の直径よりも小さい。
The gas-
以下、第2の実施形態およびその変形例に共通する効果について記載する。第2の実施の形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。つまり、土壌汚染物質回収構造体100をいわゆる二重筒構造にしたことによって、VOCを蒸発させるための熱媒の供給と、蒸発したVOCの回収とを土壌汚染物質回収構造体100内で行うことが可能である。そのため、土壌加熱用の筒体とVOC回収用の筒体とをそれぞれ離間した位置の土壌に挿入することが不要である。土壌汚染物質回収構造体100および土壌汚染物質回収装置を設置する際の作業量と作業時間が短縮され、よって土壌汚染物質回収装置の設置からVOC除去、土壌汚染物質回収装置の回収にいたるまでの作業効率が高くなるという効果がある。
Hereinafter, effects common to the second embodiment and its modifications will be described. According to the second embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained. That is, by providing the soil
さらに、第1の実施の形態と同様に、土壌汚染物質回収構造体は、VOCの蒸発と回収とを同時に実施することができ、VOCの回収時間を減少させることができる。 Furthermore, similarly to the first embodiment, the soil pollutant recovery structure can perform VOC evaporation and recovery at the same time, and can reduce the VOC recovery time.
さらに、土壌汚染物質回収構造体100の構成と土壌汚染物質回収構造体1の構成とを切り替える、つまり、土壌汚染物質回収構造体100の内筒である第1筒体102に熱媒を導入して外筒である第2筒体103と第1筒体102との間からVOCを排出する構成と、第2筒体103と第1筒体102との間に熱媒を導入して第1筒体102からVOCを排出する構成とを切り替えると、異物に起因する放出口、回収口、異物除去部、気液分離部などの詰まりを除去できる。
Further, the configuration of the soil
(第3の実施の形態)
図13は、第3の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体200を模式的に示す上方斜視図である。なお、以下に示す実施の形態において、第1の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体1の構成と同一の構成部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略または簡略する。
(Third embodiment)
FIG. 13 is an upper perspective view schematically showing the soil
第3の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体200において、第1筒体202および第1仕切り部213の構成が異なる以外は、第1の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体1の構成と基本的に同じである。そのため、ここでは、その異なる構成について主に説明する。
In the soil
図13に示すように、土壌汚染物質回収構造体200は、第1筒体202の内部を径方向に区分する板状の第1仕切り部213を具備する。第1仕切り部213は、第1筒体202の上端と下端との間を第1筒体202の軸方向に沿って延設し、第1筒体202内の空間を軸方向に水平に分割する。ここでは、第1仕切り部213が第1筒体202の中心軸を通る一例を示すが、第1仕切り部213は第1筒体202の中心軸を通らなくてもよい。
As shown in FIG. 13, the soil
第1筒体202は、第1筒体202の上端側に設けられ、第1流路206の開口部である導入口204および第2流路209の開口部である排出口208を有する。導入口204および排出口208は、第1仕切り部213によって区分されている。導入口204は、第1流路206に開口し、加熱された気体を発生する熱媒発生器が接続可能である。排出口208は、第2流路209に開口している。また、第1筒体202は、第1筒体202の下端側に設けられ、第1流路206の開口部である放出口205および第2流路209の開口部である回収口207を有する。放出口205および回収口207は、第1仕切り部213によって区分されている。放出口205は、第1流路206を構成する第1筒体202の壁面のうち土壌に埋設可能な部分に設けられている。回収口207は、第2流路209を構成する第1筒体202の壁面のうち土壌に埋設可能な部分に設けられている。
The
また、第1筒体202は、導入口204と放出口205とを連結し、第1仕切り部213によって区分された空間である第1流路206を有する。第1流路206は、第1仕切り部213と第1筒体202の内面で構成されている。また、第1筒体202は、回収口207と排出口208とを連結し、第1仕切り部213によって区分された空間である第2流路209を有する。第2流路209は、第1仕切り部213と第1筒体202の内面で構成されており、第1流路206とは異なる空間である。
The first
導入口204および排出口208は、第1筒体202の上端側の開放端であり、第1仕切り部213によって区分される。導入口204および排出口208は、それぞれ、第1筒体202の上端側の内周面と第1仕切り部213によって形成される。第1筒体202の軸方向に垂直な導入口204および排出口208の断面は、半円状である。ここでは、第1筒体202の上端が開放端である一例を示すが、少なくとも1つの開口を有する蓋部(図示しない)が第1筒体202の上端側の開放端に設けられてもよい。この場合、導入口204および排出口208は、不図示の蓋部に形成される少なくとも1つの開口である。
The
放出口205および回収口207は、第1筒体202の下端側の側面に形成される。ここでは、放出口205および回収口207が第1筒体202の下端側の側面全周に亘って複数段設けられている一例を示すが、放出口205および回収口207は1段でもよく、側面の一部に設けられてもよい。
The
また、第1筒体202の下端が閉鎖端である一例を示すが、少なくとも1つの開口(図示しない)が第1筒体202の底面に設けられてもよく、第1筒体202の下端が開放端(図示しない)であってもよい。少なくとも1つの不図示の開口が第1筒体202の底面に設けられる場合、不図示の開口も放出口205や回収口207を構成する。また、第1筒体202の下端が不図示の開放端である場合、不図示の開放端も放出口205や回収口207を構成し、第1筒体202の内周面と第1仕切り部213によって形成される。第1筒体202の軸方向に垂直な不図示の開放端の断面は、半円状である。
Moreover, although an example in which the lower end of the
第1流路206は、第1筒体202の軸方向に沿って設けられる。第1筒体202の軸方向に垂直な第1流路206の断面は、半円状である。第1流路206は、導入口204を介して導入される熱媒を矢印A201のように第1筒体202の下端側に流通させる。そして、第1流路206内を第1筒体202の下端側に流通した熱媒は、放出口205を介して土壌汚染物質回収構造体200の外部に放出される。
The
第2流路209は、第1筒体202の軸方向に沿って設けられる。第1筒体202の軸方向に垂直な第2流路209の断面は、半円状である。第2流路209は、回収口207を介して回収されるVOCを矢印A202のように第1筒体202の上端側に流通させる。そして、第2流路209内を第1筒体202の上端側に流通したVOCは、排出口208を介して土壌汚染物質回収構造体200の外部に排出される。第1流路206と第2流路209とは、第1仕切り部213によって完全に分離している。
The
上記したように、第3の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体200によれば、VOCによって汚染された土壌を第1仕切り部213によって区分された放出口205から放出した熱媒によって加熱しながら、熱媒の加熱によって蒸発した土壌中のVOCを第1仕切り部213によって区分された回収口207から回収することができる。そのため、土壌加熱用の筒体とVOC回収用の筒体とをそれぞれ離間した位置の土壌に挿入することが不要である。土壌汚染物質回収構造体200および土壌汚染物質回収装置を設置する際の作業量と作業時間が短縮され、よって土壌汚染物質回収装置の設置からVOC除去、土壌汚染物質回収装置の回収にいたるまでの作業効率が高くなるという効果がある。
As described above, according to the soil
さらに、土壌汚染物質回収構造体200は、熱媒を第1流路206内の下端側に流通させて放出口205から放出しながら、熱媒と区分して、VOCを回収口207から回収して第2流路209内の上端側に流通させることができる。そのため、土壌汚染物質回収構造体200は、VOCの蒸発と回収とを同時に実施することができ、VOCの回収時間を減少することができる。
Further, the soil
なお、図13に示すように、土壌汚染物質回収構造体200は、第1筒体202の右側に第1流路206、および第1筒体202の左側に第2流路209を設ける構成であるが、土壌汚染物質回収構造体200は、第1筒体202の左側に第1流路206、および第1筒体202の右側に第2流路209を設ける構成であってもよい。
As shown in FIG. 13, the soil
また、土壌汚染物質回収構造体200は、上述した第2筒体3を備えてもよい。土壌汚染物質回収構造体200が第2筒体3を備える場合、第1仕切り部213は第2筒体3の内部を区分してもよいし、区分しなくてもよい。
The soil
(第4の実施の形態)
図14は、第4の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体300を模式的に示す上方斜視図である。なお、以下に示す実施の形態において、第1の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体1の構成と同一の構成部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略または簡略する。
(Fourth embodiment)
FIG. 14 is an upper perspective view schematically showing the soil
第4の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体300において、第1筒体302、第1仕切り部313、および第2仕切り部314の構成が異なる以外は、第1の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体1の構成と基本的に同じである。そのため、ここでは、その異なる構成について主に説明する。
In the soil
図14に示すように、土壌汚染物質回収構造体300は、第1筒体302の内部を径方向に区分する板状の第1仕切り部313および第2仕切り部314を具備する。第1仕切り部313および第2仕切り部314は、第1筒体302の上端と下端との間を第1筒体302の軸方向に沿って延設している。第2仕切り部314は、第1仕切り部313に対して所定の角度だけ回転して、第1仕切り部313と交差している。ここでは、第1仕切り部313および第2仕切り部314が第1筒体302の中心軸を通る一例を示すが、第1仕切り部313および第2仕切り部314は第1筒体302の中心軸を通らなくてもよい。また、第1仕切り部313と第2仕切り部314とが互いに垂直に交差して延設している一例を示すが、第1仕切り部313と第2仕切り部314とは垂直以外の角度で交差してもよい。
As shown in FIG. 14, the soil
第1筒体302は、第1筒体302の上端側に設けられ、第1仕切り部313および第2仕切り部314によって区分された導入口304および排出口308を有する。また、第1筒体302は、第1筒体302の下端側に設けられ、第1仕切り部313および第2仕切り部314によって区分された放出口305および回収口307を有する。また、第1筒体302は、導入口304と放出口305とを連結し、第1仕切り部313および第2仕切り部314によって区分された第1流路306を有する。また、第1筒体302は、回収口307と排出口308とを連結し、第1仕切り部313および第2仕切り部314によって区分された第2流路309を有する。
The
導入口304および排出口308は、第1筒体302の上端側の開放端であり、第1仕切り部313および第2仕切り部314によって区分される。導入口304および排出口308は、それぞれ、第1筒体302の上端側の内周面と第1仕切り部313と第2仕切り部314とによって形成される。第1筒体302の軸方向に垂直な導入口304および排出口308の断面は、扇状である。ここでは、第1筒体302の上端が開放端である一例を示すが、少なくとも1つの開口を有する蓋部(図示しない)が第1筒体302の上端側の開放端に設けられてもよい。この場合、導入口304および排出口308は、不図示の蓋部に形成される少なくとも1つの開口である。
The
放出口305および回収口307は、第1筒体302の下端側の側面に形成される。ここでは、放出口305および回収口307が第1筒体302の下端側の側面全周に亘って複数段設けられている一例を示すが、放出口305および回収口307は1段でもよく、側面の一部に設けられてもよい。
The
また、第1筒体302の下端が閉鎖端である一例を示すが、少なくとも1つの開口(図示しない)が第1筒体302の底面に設けられてもよく、第1筒体302の下端が開放端(図示しない)であってもよい。少なくとも1つの不図示の開口が第1筒体302の底面に設けられる場合、不図示の開口も放出口305や回収口307を構成する。また、第1筒体302の下端が不図示の開放端である場合、不図示の開放端も放出口305や回収口307を構成し、第1筒体302の内周面と第1仕切り部313と第2仕切り部314とによって形成される。第1筒体302の軸方向に垂直な不図示の開放端の断面は、扇状である。
Further, although an example in which the lower end of the
第1流路306は、第1筒体302の軸方向に沿って設けられる。第1筒体302の軸方向に垂直な第1流路306の断面は、扇状である。第1流路306は、導入口304を介して導入される熱媒を矢印A301のように第1筒体302の下端側に流通させる。そして、第1流路306内を第1筒体302の下端側に流通した熱媒は、放出口305を介して土壌汚染物質回収構造体300の外部に放出される。
The
第2流路309は、第1筒体302の軸方向に沿って設けられる。第1筒体302の軸方向に垂直な第2流路309の断面は、扇状である。第2流路309は、回収口307を介して回収されるVOCを矢印A302のように第1筒体302の上端側に流通させる。そして、第2流路309内を第1筒体302の上端側に流通したVOCは、排出口308を介して土壌汚染物質回収構造体300の外部に排出される。第1流路306と第2流路309とは、第1仕切り部313および第2仕切り部314によって完全に分離している。
The
上記したように、第4の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体300によれば、VOCによって汚染された土壌を第1仕切り部313および第2仕切り部314によって区分された放出口305から放出した熱媒によって加熱しながら、熱媒の加熱によって蒸発した土壌中のVOCを第1仕切り部313および第2仕切り部314によって区分された回収口307から回収することができる。そのため、土壌加熱用の筒体とVOC回収用の筒体とをそれぞれ離間した位置の土壌に挿入することが不要である。土壌汚染物質回収構造体300および土壌汚染物質回収装置を設置する際の作業量と作業時間が短縮され、よって土壌汚染物質回収装置の設置からVOC除去、土壌汚染物質回収装置の回収にいたるまでの作業効率が高くなるという効果がある。
As described above, according to the soil
さらに、土壌汚染物質回収構造体300は、熱媒を第1流路306内の下端側に流通させて放出口305から放出しながら、熱媒と区分して、VOCを回収口307から回収して第2流路309内の上端側に流通させることができる。そのため、土壌汚染物質回収構造体300は、VOCの蒸発と回収とを同時に実施することができ、VOCの回収時間を減少することができる。
Further, the soil
なお、図14に示すように、土壌汚染物質回収構造体300は、第1筒体302の周方向に沿って第1流路306と第2流路309とを交互に設ける構成であるが、土壌汚染物質回収構造体300は、第1筒体302の周方向に沿って第1流路306を連続して設ける構成であってもよいし、第2流路309を連続して設ける構成であってもよい。
As shown in FIG. 14, the soil
また、土壌汚染物質回収構造体300は、2つの第1流路306および2つの第2流路309を有する構成であるが、土壌汚染物質回収構造体300は、1つの第1流路306および3つの第2流路309を有する構成であってもよいし、3つの第1流路306および1つの第2流路309を有する構成であってもよい。例えば土壌汚染物質回収構造体300が1つの第1流路306および3つの第2流路309を有する場合、図14に示す2つのうちの一方の第1流路306を第2流路309にし、導入口304を排出口308にし、放出口305を回収口307にする構成とする。
The soil
また、土壌汚染物質回収構造体300は、第1仕切り部313および第2仕切り部314に加えて、第1筒体302の内部を径方向に区分する1つ以上の仕切り部をさらに具備してもよい。土壌汚染物質回収構造体300が仕切り部をさらに具備する場合、第1筒体302は、第1流路306および第2流路309に加えて、仕切り部によって形成された1つ以上の流路をさらに有する。
In addition to the
また、土壌汚染物質回収構造体300は、上述した第2筒体3を備えてもよい。土壌汚染物質回収構造体300が第2筒体3を備える場合、第1仕切り部313や第2仕切り部314は第2筒体3の内部を区分してもよいし、区分しなくてもよい。
The soil
(第5の実施の形態)
図15は、第5の実施の形態の土壌汚染物質回収装置600を模式的に示す概念図である。なお、以下に示す実施の形態において、第1の実施の形態の土壌汚染物質回収装置500の構成と同一の構成部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略または簡略する。
(Fifth embodiment)
FIG. 15 is a conceptual diagram schematically showing a soil
図15に示すように、土壌汚染物質回収装置600は、土壌汚染物質回収構造体1と、土壌汚染物質回収構造体1の排出口8から排出されるVOCの気体成分を燃焼分解し、VOCの燃焼分解で生じた熱媒を土壌汚染物質回収構造体1の導入口4から導入する加熱分解器654とを具備する。加熱分解器654は、VOCの触媒燃焼法を利用するものであり、VOCの燃焼分解で生じた熱媒を土壌520中のVOCの蒸発に再利用する。VOCの燃焼分解で生成される熱媒は、汚染された土壌520の中に存在するVOCを土壌520中で蒸発させる。
As shown in FIG. 15, the soil
図16は、加熱分解器654を模式的に示す概略図である。図16に示すように、加熱分解器654は、加熱部654a、触媒部654b、および熱交換部654cを具備する。加熱部654aは、触媒部654bでVOCを分解するために、VOCを所定の温度に加熱する。触媒部654bは、白金系やパラジウム系などの触媒を充填している。熱交換部654cは、熱交換器からなる。
FIG. 16 is a schematic view schematically showing the
図15および図16に示すように、土壌汚染物質回収構造体1の排出口8から排出されるVOCの気体成分は、熱交換部654cを通過して吸熱し、加熱部654aに導入される。加熱部654aに流入したVOCは、触媒部654bに収容された触媒によって分解されるために必要な温度に加熱される。加熱部654aで加熱されたVOCは、触媒部654bに導入され、触媒部654b内で触媒燃焼して選択的に分解される。そして、VOCを分解処理された流体は、熱交換部654cを通過する際に放熱し、熱媒として土壌汚染物質回収構造体1の導入口4から第1流路6に導入される。VOCを含む流体よりもVOCを分解処理された流体の方の温度が高いため、熱交換部654cにおいて、VOCを含む気体がVOCを分解された流体の熱を奪う。
As shown in FIGS. 15 and 16, the gaseous component of VOC discharged from the
また、図15に示すように、土壌汚染物質回収装置600は吸引器551をさらに具備してもよい。ここでは、吸引器551が加熱分解器654の直前に設けられる一例を示すが、吸引器551は加熱分解器654の直後に設けられてもよい。また、VOCを分解された流体は導入口4から再び流入する前に、図示されない加熱部によって更に加熱される構成としてもよい。
In addition, as shown in FIG. 15, the soil
上記したように、第5の実施の形態の土壌汚染物質回収装置600によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、熱交換部654cにより、VOCの触媒燃焼で生じた熱を、VOCが分解される前の気体に与えることができ、加熱部654aで与える熱量を少なくすることができる。また、熱交換部654cを通過し、まだある程度の熱量を有しているVOCを分解された流体を土壌汚染物質回収構造体1に導入する熱媒として用いるため、VOC回収と分解に必要なエネルギを低減させることができる。
As described above, according to the soil
なお、図15において、土壌汚染物質回収装置600は土壌汚染物質回収構造体1を具備する構成であるが、土壌汚染物質回収装置600は土壌汚染物質回収構造体100,200,300のいずれかを具備する構成であってもよい。
In FIG. 15, the soil
(第6の実施の形態)
図17は、第6の実施の形態の土壌汚染物質回収装置700を模式的に示す概念図である。なお、以下に示す実施の形態において、第1の実施の形態の土壌汚染物質回収構造体1の構成と同一の構成部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略または簡略する。
(Sixth embodiment)
FIG. 17 is a conceptual diagram schematically showing a soil
土壌汚染物質回収装置700は、地下水を含んだ帯水層720内の土壌720aに存在するVOCを回収して、土壌720aを浄化する。図17に示すように、土壌汚染物質回収装置700は、土壌汚染物質回収構造体1と、第2筒体3内に設けられた揚水器757と、排出口8から排出されるVOCの液体成分を蒸発して気体状のVOCを生成する蒸発器755とを具備する。揚水器757は、矢印A704のように回収口7から回収されたVOCの液体成分および気体成分を含む流体を第2流路9内で矢印A2のように揚水する。排出口8に接続された蒸発器755は、生成した気体状のVOCを上述した吸着器552、不図示の分解器、加熱分解器654のいずれかに供給する。蒸発器755は、例えばVOCの蒸気圧と水の蒸気圧との違いを利用した曝気処理によって、排出口8から排出された流体からVOCを除去し、気体状のVOCを生成する。
The soil
また、土壌汚染物質回収装置700は、蒸発器755に空気を供給する送風器756と、蒸発器755でVOCを除去した流体を加熱し、生成した水蒸気を土壌汚染物質回収構造体1の導入口4から導入する熱媒発生器750とを具備する。
The soil
土壌汚染物質回収装置700は帯水層720の土壌720aを浄化することから、排出口8から排出される流体は、主に、気体状のVOCや揚水器で汲み上げられた地下水、液体状のVOCからなる。揚水器757によって第2流路9の下端から揚水され、排出口8から排出される流体は、蒸発器755に導入される。蒸発器755に流入した流体は、送風器756から蒸発器755に供給される空気を利用して曝気処理される。そして、流体に含まれていた液体状のVOCが蒸発されて気体状のVOCとなり、流体からVOCが除去される。蒸発器755の曝気処理によって生成された気体状のVOCは、流体に含まれる気体状のVOCと共に、上述した吸着器552、不図示の分解器、加熱分解器654などに供給されて、適宜処理される。
Since the soil
蒸発器755でVOCを除去した流体は、貯水タンク758に導入されて貯水タンク758内に貯水されると共に、熱媒発生器750に導入されて加熱される。熱媒発生器750に導入される流体は、主に地下水である。熱媒発生器750は流体を加熱して、水蒸気を生成する。そして、熱媒発生器750で生成された水蒸気は、熱媒として土壌汚染物質回収構造体1の導入口から第1流路6に導入される。そして、第1流路6内の熱媒は、土壌汚染物質回収構造体1の下端側から放出口5を介して、矢印A703のように土壌720aに放出する。さらに、熱媒発生器750で生成された水蒸気は、蒸発器755に導入されて、曝気処理にも利用される。
The fluid from which the VOC has been removed by the
また、土壌汚染物質回収装置700は排出口8から気体を吸引するための吸引器(図示しない)をさらに具備してもよい。不図示の吸引器は、上述した吸引器と同様の構成を有する。
In addition, the soil
上記したように、第6の実施の形態の土壌汚染物質回収装置700によれば、除染対象の土壌が帯水層であっても処理可能であり、かつ、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
As described above, according to the soil
なお、土壌汚染物質回収装置700は土壌汚染物質回収構造体1を具備する構成であるが、土壌汚染物質回収装置700は土壌汚染物質回収構造体100,200,300のいずれかを具備する構成であってもよい。
In addition, although the soil pollutant collection |
以上説明した少なくとも一つの実施の形態によれば、従来のような複数の筒体を土壌に挿入せずに、VOCで汚染された土壌から、加熱によって蒸発したVOCを効率的に回収することができる。 According to at least one embodiment described above, it is possible to efficiently recover VOC evaporated by heating from soil contaminated with VOC without inserting a plurality of conventional cylinders into the soil. it can.
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
1,100,200,300…土壌汚染物質回収構造体、2,102,202,302…第1筒体、3,103…第2筒体、4,104,204,304…導入口、5,105,205,305…放出口、6,106,206,306…第1流路、7,107,207,307…回収口、8,108,208,308…排出口、9,109,209,309…第2流路、10,110…底面、11,111…異物除去部、12,112…気液分離部、213,313…第1仕切り部、314…第2仕切り部、500,600,700…土壌汚染物質回収装置、520…土壌、550,750…熱媒発生器、551…吸引器、552…吸着器、654…加熱分解器、654a…加熱部、654b…触媒部、654c…熱交換部、720…帯水層、720a…土壌、755…蒸発器、756…送風器、757…揚水器、758…貯水タンク。
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1,100,200,300 ... Soil pollutant collection structure, 2,102,202,302 ... 1st cylinder, 3,103 ... 2nd cylinder, 4,104,204,304 ... introduction port, 5, 105, 205, 305 ... discharge port, 6, 106, 206, 306 ... first flow path, 7, 107, 207, 307 ... recovery port, 8, 108, 208, 308 ... discharge port, 9, 109, 209, 309 ... 2nd flow path, 10,110 ... bottom surface, 11,111 ... foreign substance removal part, 12,112 ... gas-liquid separation part, 213,313 ... 1st partition part, 314 ... 2nd partition part, 500,600, 700 ... Soil pollutant recovery device, 520 ... Soil, 550,750 ... Heat medium generator, 551 ... Suction device, 552 ... Adsorber, 654 ... Heat cracker, 654a ... Heating unit, 654b ... Catalyst unit, 654c ... Heat Exchange section, 720 ...
Claims (11)
前記第1筒体の内側に前記第1筒体の長軸と平行に設けられ、前記第1の端部側に設けられる第3の端部、および前記第2の端部側に設けられる第4の端部を備える第2筒体と、
前記第1筒体の土壌に埋設可能な部分に設けられた第1の開口部と、
前記第1筒体の大気中に突出可能な部分に設けられ、加熱された気体を発生する熱媒発生器が接続可能な第2の開口部と、
前記第4の端部に設けられた第4の開口部と、
を有し、
前記第3の端部は、前記第1筒体の長軸方向において前記第1の端部と同じ位置または前記第1の端部から突出した位置に設けられ、
前記第3の端部には第3の開口部が設けられる土壌汚染物質回収構造体。 A first cylinder having a first end that can be embedded in soil, and a second end that can protrude into the atmosphere;
A third end provided on the inner side of the first cylindrical body and parallel to the long axis of the first cylindrical body, provided on the first end side, and provided on the second end side. A second cylinder having four ends;
A first opening provided in a portion of the first cylindrical body that can be embedded in soil;
A second opening that is provided in a portion of the first cylinder that can protrude into the atmosphere and that can be connected to a heat medium generator that generates heated gas;
A fourth opening provided at the fourth end;
Have
The third end is provided at the same position as the first end in the major axis direction of the first cylinder or at a position protruding from the first end.
A soil contaminant collection structure in which a third opening is provided at the third end.
前記第1筒体の内側に前記第1筒体の長軸と平行に設けられ、前記第1の端部側に設けられる第3の端部、および前記第2の端部側に設けられる第4の端部を備える第2筒体と、
前記第1筒体の土壌に埋設可能な部分に設けられた第1の開口部と、
前記第1筒体の大気中に突出可能な部分に設けられた第2の開口部と、
前記第4の端部に設けられ、加熱された気体を発生する熱媒発生器が接続可能な第4の開口部と、
を有し、
前記第3の端部は、前記第1筒体の長軸方向において前記第1の端部と同じ位置または前記第1の端部から突出した位置に設けられ、
前記第3の端部には第3の開口部が設けられる土壌汚染物質回収構造体。 A first cylinder having a first end that can be embedded in soil, and a second end that can protrude into the atmosphere;
A third end provided on the inner side of the first cylindrical body and parallel to the long axis of the first cylindrical body, provided on the first end side, and provided on the second end side. A second cylinder having four ends;
A first opening provided in a portion of the first cylindrical body that can be embedded in soil;
A second opening provided in a portion of the first cylinder that can project into the atmosphere;
A fourth opening provided at the fourth end and connectable to a heat medium generator for generating heated gas;
Have
The third end is provided at the same position as the first end in the major axis direction of the first cylinder or at a position protruding from the first end.
A soil contaminant collection structure in which a third opening is provided at the third end.
前記第1筒体内の空間を長軸方向に水平に分割する少なくとも1つの仕切り部と、
前記仕切り板と前記第1筒体の内面で構成された第1の空間と、
前記仕切り板と前記第1筒体の内面で構成された前記第1の空間と異なる第2の空間と、
前記第1の空間を構成する前記第1筒体の壁面のうち土壌に埋設可能な部分に設けられた第1の開口部と、
前記第2の空間を構成する前記第1筒体の壁面のうち土壌に埋設可能な部分に設けられた第2の開口部と、
前記第2の端部に設けられ、前記第2の空間に開口する第4の開口部と、
前記第1の空間に開口し、加熱された気体を発生する熱媒発生器が接続可能な第3の開口部と
を有する土壌汚染物質回収構造体。 A first cylinder having a first end that can be embedded in soil, and a second end that can protrude into the atmosphere;
At least one partition that horizontally divides the space in the first cylinder in the long axis direction;
A first space constituted by the partition plate and an inner surface of the first cylindrical body;
A second space different from the first space constituted by the partition plate and the inner surface of the first cylindrical body;
A first opening provided in a portion of the wall surface of the first cylindrical body constituting the first space that can be embedded in soil;
A second opening provided in a portion of the wall surface of the first cylinder constituting the second space that can be embedded in soil;
A fourth opening provided at the second end and opening into the second space;
A soil pollutant recovery structure having a third opening that is open to the first space and is connectable to a heat medium generator that generates heated gas.
前記第1筒体の内側に前記第1筒体の長軸と平行に設けられ、前記第1の端部側に設けられる第3の端部、および前記第2の端部側に設けられる第4の端部を備える第2筒体と、
前記第1筒体の土壌に埋設可能な部分に設けられた第1の開口部と、
前記第1筒体の大気中に突出可能な部分に設けられ、加熱された気体を発生する熱媒発生器が接続された第2の開口部と、
第4の端部に設けられた第4の開口部と、を有し、
前記第3の端部は、前記第1筒体の長軸方向において前記第1の端部と同じ位置または前記第1の端部から突出した位置に設けられ、前記第3の端部には第3の開口部が設けられる土壌汚染物質回収構造体と、
前記第2の開口部に接続された前記熱媒発生器と、
を有する土壌汚染物質回収装置。 A first cylinder having a first end that can be embedded in soil, and a second end that can protrude into the atmosphere;
A third end provided on the inner side of the first cylindrical body and parallel to the long axis of the first cylindrical body, provided on the first end side, and provided on the second end side. A second cylinder having four ends;
A first opening provided in a portion of the first cylindrical body that can be embedded in soil;
A second opening connected to a heat medium generator for generating heated gas, provided in a portion of the first cylinder that can protrude into the atmosphere;
A fourth opening provided at the fourth end,
The third end portion is provided at the same position as the first end portion or a position protruding from the first end portion in the long axis direction of the first cylindrical body, and the third end portion includes A soil pollutant recovery structure provided with a third opening;
The heating medium generator connected to the second opening;
A soil pollutant recovery device.
前記第4の開口部に接続されて前記液体中に含有される液体状の揮発性有機化合物を蒸発させ気体状の揮発性有機化合物とする蒸発器とをさらに有する請求項7に記載の土壌汚染物質回収装置。 A liquid suction part that is provided inside the second cylinder and sucks liquid;
The soil contamination according to claim 7, further comprising an evaporator connected to the fourth opening to evaporate a liquid volatile organic compound contained in the liquid into a gaseous volatile organic compound. Material recovery device.
前記第1筒体の内側に前記第1筒体の長軸と平行に設けられ、前記第1の端部側に設けられる第3の端部、および前記第2の端部側に設けられる第4の端部を備える第2筒体と、
前記第1筒体の土壌に埋設可能な部分に設けられた第1の開口部と、
前記第1筒体の大気中に突出可能な部分に設けられた第2の開口部と、
前記第4の端部に設けられ、加熱された気体を発生する熱媒発生器が接続された第4の開口部と、を有し、
前記第3の端部は、前記第1筒体の長軸方向において前記第1の端部と同じ位置または前記第1の端部から突出した位置に設けられ、前記第3の端部には第3の開口部が設けられる土壌汚染物質回収構造体と、
前記第4の開口部に接続された前記熱媒発生器と、
を有する土壌汚染物質回収装置。 A first cylinder having a first end that can be embedded in soil, and a second end that can protrude into the atmosphere;
A third end provided on the inner side of the first cylindrical body and parallel to the long axis of the first cylindrical body, provided on the first end side, and provided on the second end side. A second cylinder having four ends;
A first opening provided in a portion of the first cylindrical body that can be embedded in soil;
A second opening provided in a portion of the first cylinder that can project into the atmosphere;
A fourth opening provided at the fourth end and connected to a heat medium generator for generating heated gas;
The third end portion is provided at the same position as the first end portion or a position protruding from the first end portion in the long axis direction of the first cylindrical body, and the third end portion includes A soil pollutant recovery structure provided with a third opening;
The heating medium generator connected to the fourth opening;
A soil pollutant recovery device.
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JP2016018986A JP2017136544A (en) | 2016-02-03 | 2016-02-03 | Soil pollutant recovering structure, and soil pollutant recovering apparatus |
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Cited By (1)
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JP2021006333A (en) * | 2019-06-28 | 2021-01-21 | 株式会社沙羅 | Purification method of contaminated ground |
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2016
- 2016-02-03 JP JP2016018986A patent/JP2017136544A/en active Pending
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JP2021006333A (en) * | 2019-06-28 | 2021-01-21 | 株式会社沙羅 | Purification method of contaminated ground |
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