JP2017136330A - 供養箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】納骨部10および花収容部11を内部に有する本体ケース20と、本体ケース20の前面2に設けられた遺影用パネル12と、本体ケース20の前面2に設けられ、花収容部11を透視可能なカバー部材13とを含む、供養箱1を提供する。本体ケース20は、納骨部10および花収容部11の下方のスペース19に設けられ、重要書類21を寝かせた状態で保管するための書類収容部18をさらに含んでいてもよい。
【選択図】図3
Description
たとえば、特許文献1の供養箱は、蓋付き箱状体の蓋部の内面に仏画、神画または護符を祀り、繋止具により当該蓋部を支持する箱状体本体の前面額部に遺影を飾っている。また、箱状体本体内部に故人やペットの遺品や遺骨類を収納する収納部を有している。
また、近年、宗派色が強い後飾り祭壇等が避けられる傾向にあり、シンプルかつ宗派にとらわれない法要や法要具が好まれる。
本発明の他の目的は、宗派にとらわれない後飾り祭壇や手元供養用として末永く使うことができる供養箱を提供し、消費者にまったく新しい選択肢を提案することである。
この構成によれば、少なくとも、納骨部、花収容部および遺影取り付け部が三位一体となって一つの本体ケースにまとめられているので、コンパクトかつデザイン性にも優れる供養箱を提供することができる。したがって、宗派にとらわれない後飾り祭壇や手元供養用として末永く使うことができる。
本発明の供養箱は、前記本体ケースの前記開口に設けられ、前記花収容部を透視可能なカバー部材をさらに含んでいてもよい(請求項2)。
本発明の供養箱では、納骨部および花収容部は、前記本体ケースの内部で互いに隣接して配置されていてもよい(請求項3)。
本発明の供養箱では、前記遺影取り付け部は、前記本体ケースに対してスライド可能に設けられたスライド部材を含み、スライドによって前記納骨部を開閉する蓋を兼ねていてもよい(請求項4)。
本発明の供養箱では、前記納骨部および前記花収容部が左右に隣接して配置されており、前記カバー部材および前記スライド部材は、互いに同じ形状を有していてもよい(請求項5)。
本発明の供養箱では、前記カバー部材および前記スライド部材は、共に四角形状を有していてもよい(請求項6)。
本発明の供養箱は、前記花収容部に収容されたプリザーブドフラワーまたは造花を含んでいてもよい(請求項7)。
本発明の供養箱では、前記本体ケースは、前記納骨部および前記花収容部を覆っており、ヒンジ機構によって前記納骨部および前記花収容部を開閉する前面パネルを含んでいてもよい(請求項8)。
本発明の供養箱では、前記本体ケースは、前記納骨部および前記花収容部の下方のスペースに設けられ、書類を寝かせた状態で保管するための書類収容部をさらに含んでいてもよい(請求項9)。
本発明の供養箱では、前記書類収容部は、前記本体ケースに対して引き出し可能な引き出し部を含んでいてもよい(請求項10)。
本発明の供養箱は、前記本体ケースの下面に取り外し自在に設けられ、書類を寝かせた状態で保管するための書類収容ケースをさらに含んでいてもよい(請求項11)。
本発明の供養箱は、納骨部、花収容部および書類保管部を有する本体ケースと、前記本体ケースの前面に設けられた遺影取り付け部と、前記本体ケースの前面に、前記花収容部を視認可能にするために形成された開口とを含む(請求項12)。
本発明の供養箱では、前記書類保管部は、前記本体ケースに対して引き出し可能な引き出し部を含んでいてもよい(請求項14)。
この構成によれば、書類保管部(引き出し部)を引き出すだけで、保管されている書類の種類を簡単に確認することができる。なお、引き出し部の引出し方向は、本体ケースの前方、後方および側方のいずれであってもよい。
この構成によれば、遺影取り付け部と納骨部を開閉する蓋とを別々に設けなくて済むので、よりコンパクトな供養箱とすることができる。
本発明の供養箱では、前記書類収容部は、前記本体ケースの前方に引き出し可能な引き出し部を含んでいてもよい(請求項18)。
この構成によれば、書類収容部(引き出し部)を引き出すだけで、保管されている書類の種類を簡単に確認することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る供養箱1の正面図である。図2は、図1の供養箱1の納骨部10を開いた状態を示す図である。図3は、図1の供養箱1の書類収容部18を引き出した状態を示す図である。図4は、図1の供養箱1の分解図である。
供養箱1は、前面2、背面3、上面4、底面5、左側面6および右側面7を有する直方体形状の本体ケース20を有している。本体ケース20は、この実施形態では、横長(左右方向に長い)の直方体形状に形成されている。本体ケース20の寸法は、図3に示すように、たとえば、幅Wが15cm〜30cm程度、高さHが13cm〜20cm程度、奥行きDが6cm〜12cm程度であってもよい。
花収容部11に収容される花17としては、生花の他、特殊な液で水分を抜いたプリザーブドフラワーや造花であってもよい。図1〜図3では、一例として薔薇のプリザーブドフラワーを収容した状態を示している。花収容部11内の花17をプリザーブドフラワーや造花としておけば、花17を長期間交換しなくて済むので、供養箱1の管理を容易にすることができる。また、スタイリッシュな花を収容しておけば、部屋のインテリアと調和し、供養箱1が持つデザイン性を一層引き立てることができる。
また、本体ケース20は、書類を保管するための書類収容部18をさらに有している。書類収容部18は、納骨部10および花収容部11の下方のスペース19に収納された引き出し部として構成されており、本体ケース20の前方に引き出し可能とされている。使用者は、埋葬許可証等の重要書類21を寝かせた状態で書類収容部18に収納し、当該書類収容部18を本体ケース20内に収納することによって、重要書類21を本体ケース20に保管することができる。これにより、たとえば、遺骨を墓に納めたい場合に必要な埋葬許可証等の重要書類の紛失を防止することができる。しかも、書類収容部18が納骨部10および花収容部11の下方のスペース19を利用して設けられているので、供養箱1をコンパクトに維持することもできる。さらに、書類収容部18が引き出しタイプであるため、当該書類収容部18を引き出すだけで、保管されている書類の種類を簡単に確認することができる。
具体的には、図4の分解図で示すように、本体ケース20は、前面2を構成する前面パネル22、背面3を構成する背面パネル23、上面4を構成する上面パネル24、底面5を構成する底面パネル25、左側面6を構成する左側面パネル26および右側面7を構成する右側面パネル27を有している。前面パネル22には、開口8,9が左右に隣接して形成されており、その下部には、開口8,9に跨る横長の引き出し用開口28が形成されている。引き出し用開口28は、書類収容部18を本体ケース20内に収納するための開口である。本体ケース20は、さらに、納骨部10と花収容部11とを左右に仕切る第1仕切りパネル29、納骨部10および花収容部11と、書類収容部18用のスペース19とを上下に仕切る第2仕切りパネル30を有している。
さらに、複数のパネル22〜27,29,30を加工することで様々な形状の本体ケース20を作製することができるので、部屋のインテリアに合わせたデザインにすることによって、インテリアの一部として組み込むこともできる。このようにデザインすることで、前述の花17による心の癒し効果を一層引き立てることができる。
たとえば、図5の供養箱51のように、遺影用パネル12は、本体ケース20の側面(左側面6)に形成されたスリット開口40を介して、本体ケース20に対して左右方向にスライド可能に設けられていてもよい。この場合、カバー部材13も同様に、本体ケース20に対して左右方向にスライド可能に設けられていてもよい。
また、図7の供養箱71のように、納骨部10および花収容部11が互いに間隔を空けて配置されていてもよい。この場合、納骨部10と花収容部11との間に補助収容部31を設けてもよい。補助収容部31には、たとえば、故人の思い出の品等を収容することができる。
として形成されていてもよい。遺影写真15は、その平面部32に貼り付けられていてもよい。この場合、納骨部10の開閉する扉33が本体ケース20の背面3に形成されていてもよい。扉33に隣接するように、花収容部11を開閉する扉34が形成されていてもよい。
また、図10の供養箱101のように、書類収容部18は引き出し部である必要はなく、たとえば、前述のスペース19であってもよい。この場合、スペース19を開閉する扉35(たとえば、前倒しで開く扉)が設けられていてもよい。
また、供養箱の設置方法は、前述のように置くタイプではなく、図17の供養箱171のように吊り下げタイプであってもよい。この場合、本体ケース20の上面4に、吊り下げ孔38が形成された吊り下げ部39が設けられていてもよい。さらに、図示はしないが、ネジ等で壁に固定するタイプであってもよい。
また、図19の供養箱191のように、花収容部11を覆うカバー部材13が省略され、花収容部11と外部との間が開口9を介して流通可能とされていてもよい。この場合でも、本体ケース20の前面2に開口9が形成されているので、供養箱191の正面から花収容部11内の花17を視認することができる。カバー部材13が省略される場合、花17は、本体ケース20の前面2よりも前方に迫り出すように収容されていてもよい。こうすることによって、花17にボリューム感を与えることができるので癒し効果を高めることができる。
その他、特許の請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
2 前面
3 背面
4 上面
5 底面
6 左側面
7 右側面
8 開口
9 開口
10 納骨部
11 花収容部
12 遺影用パネル
13 カバー部材
14 骨壺
15 遺影写真
16 スリット開口
17 花
18 書類収容部
19 スペース
20 本体ケース
21 重要書類
22 前面パネル
23 背面パネル
24 上面パネル
25 底面パネル
26 左側面パネル
27 右側面パネル
28 引き出し用開口
29 第1仕切りパネル
30 第2仕切りパネル
31 補助収容部
32 平面部
33 扉
34 扉
35 扉
36 書類収容部
37 クリップ
38 吊り下げ孔
39 吊り下げ部
40 スリット開口
41 書類収容ケース
42 段差
43 弾性バンド
44 ファイル
45 蝶番
51 供養箱
61 供養箱
71 供養箱
81 供養箱
91 供養箱
101 供養箱
111 供養箱
121 供養箱
131 供養箱
141 供養箱
151 供養箱
161 供養箱
171 供養箱
181 供養箱
191 供養箱
Claims (18)
- 納骨部および花収容部を内部に有する本体ケースと、
前記本体ケースの前面に設けられた遺影取り付け部と、
前記本体ケースの前面に、前記花収容部を視認可能にするために形成された開口とを含む、供養箱。 - 前記本体ケースの前記開口に設けられ、前記花収容部を透視可能なカバー部材をさらに含む、請求項1に記載の供養箱
- 納骨部および花収容部は、前記本体ケースの内部で互いに隣接して配置されている、請求項1または2に記載の供養箱。
- 前記遺影取り付け部は、前記本体ケースに対してスライド可能に設けられたスライド部材を含み、スライドによって前記納骨部を開閉する蓋を兼ねている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の供養箱。
- 前記納骨部および前記花収容部が左右に隣接して配置されており、
前記カバー部材および前記スライド部材は、互いに同じ形状を有している、請求項2に記載の供養箱。 - 前記カバー部材および前記スライド部材は、共に四角形状を有している、請求項5に記載の供養箱
- 前記花収容部に収容されたプリザーブドフラワーまたは造花を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の供養箱。
- 前記本体ケースは、前記納骨部および前記花収容部を覆っており、ヒンジ機構によって前記納骨部および前記花収容部を開閉する前面パネルを含む、請求項1に記載の供養箱。
- 前記本体ケースは、前記納骨部および前記花収容部の下方のスペースに設けられ、書類を寝かせた状態で保管するための書類収容部をさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の供養箱。
- 前記書類収容部は、前記本体ケースに対して引き出し可能な引き出し部を含む、請求項9に記載の供養箱。
- 前記本体ケースの下面に取り外し自在に設けられ、書類を寝かせた状態で保管するための書類収容ケースをさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の供養箱。
- 納骨部、花収容部および書類保管部を有する本体ケースと、
前記本体ケースの前面に設けられた遺影取り付け部と、
前記本体ケースの前面に、前記花収容部を視認可能にするために形成された開口とを含む、供養箱。 - 前記本体ケースの前記開口に設けられ、前記花収容部を透視可能なカバー部材をさらに含む、請求項12に記載の供養箱。
- 前記書類保管部は、前記本体ケースに対して引き出し可能な引き出し部を含む、請求項12または13に記載の供養箱。
- 前記遺影取り付け部は、前記本体ケースに対してスライド可能に設けられたスライド部材を含み、スライドによって前記納骨部を開閉する蓋を兼ねている、請求項12〜14のいずれか一項に記載の供養箱。
- 納骨部および花収容部を内部に互いに隣接して有する本体ケースと、
前記本体ケースの前面に設けられた遺影取り付け部と、
前記本体ケースにおける前記納骨部および前記花収容部の下方のスペースに設けられ、書類を寝かせた状態で保管するための書類収容部と、
前記本体ケースの前面に、前記花収容部を視認可能にするために形成された開口とを含む、供養箱。 - 前記本体ケースの前記開口に設けられ、前記花収容部を透視可能なカバー部材をさらに含む、請求項16に記載の供養箱
- 前記書類収容部は、前記本体ケースの前方に引き出し可能な引き出し部を含む、請求項16または17に記載の供養箱。
Applications Claiming Priority (2)
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Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
JP6465939B1 (ja) * | 2017-09-06 | 2019-02-06 | 法月株式会社 | 仏壇、仏壇における写真台の移動方法、供養具及び供養具における写真台の移動方法 |
JP2019154522A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | 株式会社アテスエ | 納骨容器 |
JP2020130327A (ja) * | 2019-02-14 | 2020-08-31 | 宗教法人寶福寺 | 遺影写真用額縁 |
-
2016
- 2016-02-29 JP JP2016038428A patent/JP2017136330A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6465939B1 (ja) * | 2017-09-06 | 2019-02-06 | 法月株式会社 | 仏壇、仏壇における写真台の移動方法、供養具及び供養具における写真台の移動方法 |
JP2019042350A (ja) * | 2017-09-06 | 2019-03-22 | 法月株式会社 | 仏壇、仏壇における写真台の移動方法、供養具及び供養具における写真台の移動方法 |
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