JP2017136330A - 供養箱 - Google Patents

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裕美子 桝田
Yumiko Masuda
裕美子 桝田
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Saki Kk
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Abstract

【課題】コンパクトかつデザイン性に優れる供養箱を提供する。
【解決手段】納骨部10および花収容部11を内部に有する本体ケース20と、本体ケース20の前面2に設けられた遺影用パネル12と、本体ケース20の前面2に設けられ、花収容部11を透視可能なカバー部材13とを含む、供養箱1を提供する。本体ケース20は、納骨部10および花収容部11の下方のスペース19に設けられ、重要書類21を寝かせた状態で保管するための書類収容部18をさらに含んでいてもよい。
【選択図】図3

Description

本発明は、遺骨および花を一体的に収容でき、仏壇や祭壇(特に後飾り祭壇)の代わりに使用できる供養箱に関する。
近年、仏壇や祭壇の代わりに使用できるものとして、小型かつ簡易な供養箱がいくつか提案されている。
たとえば、特許文献1の供養箱は、蓋付き箱状体の蓋部の内面に仏画、神画または護符を祀り、繋止具により当該蓋部を支持する箱状体本体の前面額部に遺影を飾っている。また、箱状体本体内部に故人やペットの遺品や遺骨類を収納する収納部を有している。
特許文献2の遺影写真取替え自由納骨箱では、透明プラスチック板とプラスチック板の間に自分で好きなデザインをしたシート状の紙・布・写真などを挟んで、側板が形成されている。底板の角4ヶ所には溝付き支柱を入れる穴が形成され、溝付き支柱が底板の穴に差し込まれ、側板は、溝付き支柱に差し込まれている。そして、上部枠板を溝付き支柱にかぶせて固定することによって箱が形成されている。上部枠板の正面には写真取り出し穴が設けられている。
特開2007−6934号公報 特開2013−39333号公報
しかしながら、現在まで、少なくとも、遺骨を納める部分、花を収容する部分および遺影を取り付ける部分が三位一体となった供養箱は提案されていない。たとえば、特許文献1や2のように単に遺影だけが取り付けられた供養箱では、供養する人が当該供養箱を見るたびに遺影が際立つため、大切な人を失った深い喪失感を癒すことが難しい。
また、近年、宗派色が強い後飾り祭壇等が避けられる傾向にあり、シンプルかつ宗派にとらわれない法要や法要具が好まれる。
本発明の目的は、コンパクトかつデザイン性に優れ、同時に、花を内蔵することによって、供養する人の心を清らかにして悲しみを癒す働きを持つ供養箱を提供することである。
本発明の他の目的は、宗派にとらわれない後飾り祭壇や手元供養用として末永く使うことができる供養箱を提供し、消費者にまったく新しい選択肢を提案することである。
本発明の他の目的は、コンパクトかつデザイン性に優れ、同時に、花を内蔵することによって、供養する人の心を清らかにして悲しみを癒す働きを持ち、さらに、埋葬許可証等の重要書類の紛失を防止できる供養箱を提供することである。
本発明の供養箱は、納骨部および花収容部を内部に有する本体ケースと、前記本体ケースの前面に設けられた遺影取り付け部と、前記本体ケースの前面に、前記花収容部を視認可能にするために形成された開口とを含む(請求項1)。
この構成によれば、少なくとも、納骨部、花収容部および遺影取り付け部が三位一体となって一つの本体ケースにまとめられているので、コンパクトかつデザイン性にも優れる供養箱を提供することができる。したがって、宗派にとらわれない後飾り祭壇や手元供養用として末永く使うことができる。
また、ケース前面の開口を通して視認できる状態で花が収容されるので、供養する人が供養箱を見たときに遺影だけでなく花も目に飛び込むため、供養する人の喪失感を癒すこともできる。つまり、花によって、供養する人の心を清らかにして悲しみを癒すこともできる。
本発明の供養箱は、前記本体ケースの前記開口に設けられ、前記花収容部を透視可能なカバー部材をさらに含んでいてもよい(請求項2)。
この構成によれば、透明なカバー部材が設置されているので、花を視認できる状態を維持しながら、花収容部内の花を保護することができる。たとえば、花収容部へのゴミや埃等の進入を防止することができる。さらに、花を収容した状態で供養箱を運搬する際に花を傷付ける心配が少ないので、配送効率を高めることもできる。
本発明の供養箱では、納骨部および花収容部は、前記本体ケースの内部で互いに隣接して配置されていてもよい(請求項3)。
この構成によれば、納骨部および花収容部を隣接して配置することで本体ケース内のスペースを有効に利用し、よりコンパクトな供養箱とすることができる。
本発明の供養箱では、前記遺影取り付け部は、前記本体ケースに対してスライド可能に設けられたスライド部材を含み、スライドによって前記納骨部を開閉する蓋を兼ねていてもよい(請求項4)。
この構成によれば、遺影取り付け部と納骨部を開閉する蓋とを別々に設けなくて済むので、よりコンパクトな供養箱とすることができる。なお、スライド部材のスライド方向は、本体ケースの上下方向および左右方向のいずれであってもよい。
本発明の供養箱では、前記納骨部および前記花収容部が左右に隣接して配置されており、前記カバー部材および前記スライド部材は、互いに同じ形状を有していてもよい(請求項5)。
この構成によれば、カバー部材およびスライド部材を同じ形状で形成することによって、供養箱のデザイン性を向上させることができる。
本発明の供養箱では、前記カバー部材および前記スライド部材は、共に四角形状を有していてもよい(請求項6)。
本発明の供養箱は、前記花収容部に収容されたプリザーブドフラワーまたは造花を含んでいてもよい(請求項7)。
この構成によれば、花収容部内の花(プリザーブドフラワー、造花)を長期間交換しなくて済むので、供養箱の管理を容易にすることができる。
本発明の供養箱では、前記本体ケースは、前記納骨部および前記花収容部を覆っており、ヒンジ機構によって前記納骨部および前記花収容部を開閉する前面パネルを含んでいてもよい(請求項8)。
この構成によれば、前面パネルを開く一回の動作で、納骨部および花収容部を同時に開けることができる。
本発明の供養箱では、前記本体ケースは、前記納骨部および前記花収容部の下方のスペースに設けられ、書類を寝かせた状態で保管するための書類収容部をさらに含んでいてもよい(請求項9)。
この構成によれば、書類収容部が設けられていることで、埋葬許可証等の重要書類を遺骨と同一のケースに保管できるので、当該書類の紛失を防止することができる。しかも、書類収容部が納骨部および花収容部の下方のスペースを利用して設けられているので、供養箱をコンパクトに維持することもできる。
本発明の供養箱では、前記書類収容部は、前記本体ケースに対して引き出し可能な引き出し部を含んでいてもよい(請求項10)。
この構成によれば、書類収容部(引き出し部)を引き出すだけで、保管されている書類の種類を簡単に確認することができる。なお、引き出し部の引出し方向は、本体ケースの前方、後方および側方のいずれであってもよい。
本発明の供養箱は、前記本体ケースの下面に取り外し自在に設けられ、書類を寝かせた状態で保管するための書類収容ケースをさらに含んでいてもよい(請求項11)。
この構成によれば、書類収容ケースが設けられていることで、埋葬許可証等の重要書類を遺骨が納められた本体ケースと一体性を成すケースに保管できるので、当該書類の紛失を防止することができる。
本発明の供養箱は、納骨部、花収容部および書類保管部を有する本体ケースと、前記本体ケースの前面に設けられた遺影取り付け部と、前記本体ケースの前面に、前記花収容部を視認可能にするために形成された開口とを含む(請求項12)。
この構成によれば、少なくとも、納骨部、花収容部および遺影取り付け部が三位一体となって一つの本体ケースにまとめられているので、コンパクトかつデザイン性にも優れる供養箱を提供することができる。さらに、書類保管部が設けられていることで、埋葬許可証等の重要書類を遺骨と同一のケースに保管できるので、当該書類の紛失を防止することができる。
本発明の供養箱は、前記本体ケースの前記開口に設けられ、前記花収容部を透視可能なカバー部材をさらに含んでいてもよい(請求項13)。
本発明の供養箱では、前記書類保管部は、前記本体ケースに対して引き出し可能な引き出し部を含んでいてもよい(請求項14)。
この構成によれば、書類保管部(引き出し部)を引き出すだけで、保管されている書類の種類を簡単に確認することができる。なお、引き出し部の引出し方向は、本体ケースの前方、後方および側方のいずれであってもよい。
本発明の供養箱では、前記遺影取り付け部は、前記本体ケースに対してスライド可能に設けられたスライド部材を含み、スライドによって前記納骨部を開閉する蓋を兼ねていてもよい(請求項15)。
この構成によれば、遺影取り付け部と納骨部を開閉する蓋とを別々に設けなくて済むので、よりコンパクトな供養箱とすることができる。
本発明の供養箱は、納骨部および花収容部を内部に互いに隣接して有する本体ケースと、前記本体ケースの前面に設けられた遺影取り付け部と、前記本体ケースにおける前記納骨部および前記花収容部の下方のスペースに設けられ、書類を寝かせた状態で保管するための書類収容部と、前記本体ケースの前面に、前記花収容部を視認可能にするために形成された開口とを含む(請求項16)。
この構成によれば、少なくとも、納骨部、花収容部および遺影取り付け部が三位一体となって一つの本体ケースにまとめられているので、コンパクトかつデザイン性にも優れる供養箱を提供することができる。さらに、書類収容部が設けられていることで、埋葬許可証等の重要書類を遺骨と同一のケースに保管できるので、当該書類の紛失を防止することができる。しかも、書類収容部が納骨部および花収容部の下方のスペースを利用して設けられているので、供養箱をコンパクトに維持することもできる。
本発明の供養箱は、前記本体ケースの前記開口に設けられ、前記花収容部を透視可能なカバー部材をさらに含んでいてもよい(請求項17)。
本発明の供養箱では、前記書類収容部は、前記本体ケースの前方に引き出し可能な引き出し部を含んでいてもよい(請求項18)。
この構成によれば、書類収容部(引き出し部)を引き出すだけで、保管されている書類の種類を簡単に確認することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る供養箱の正面図である。 図2は、図1の供養箱の納骨部を開いた状態を示す図である。 図3は、図1の供養箱の書類収容部を引き出した状態を示す図である。 図4は、図1の供養箱の分解図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図6は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図7は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図8Aおよび図8Bは、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図9は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図10は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図11は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図12Aおよび図12Bは、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図13は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図14は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図15は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図16は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図17は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図18は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。 図19は、本発明の他の実施形態に係る供養箱の概略図である。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る供養箱1の正面図である。図2は、図1の供養箱1の納骨部10を開いた状態を示す図である。図3は、図1の供養箱1の書類収容部18を引き出した状態を示す図である。図4は、図1の供養箱1の分解図である。
供養箱1は、前面2、背面3、上面4、底面5、左側面6および右側面7を有する直方体形状の本体ケース20を有している。本体ケース20は、この実施形態では、横長(左右方向に長い)の直方体形状に形成されている。本体ケース20の寸法は、図3に示すように、たとえば、幅Wが15cm〜30cm程度、高さHが13cm〜20cm程度、奥行きDが6cm〜12cm程度であってもよい。
本体ケース20の前面2には、左右に隣接した2つの開口8,9が形成されており、この開口8,9の奥にある本体ケース20の内部に、納骨部10および花収容部11が設けられている。納骨部10および花収容部11は、それぞれ、本体ケース20の各面2〜7を形成する壁部(パネル)によって区画された空間であり、この実施形態では、縦長(上下方向に長い)の直方体空間となっている。また、納骨部10および花収容部11の開口端は、それぞれ、本発明の遺影取り付け部の一例としての遺影用パネル12およびカバー部材13によって覆われている。
納骨部10および花収容部11は、この実施形態では、左右に隣接して配置されている。図1〜図3では、左側に納骨部10が配置され、右側に花収容部11が配置されているが、これらは左右逆の配置関係になっていてもよい。また、本体ケース20が縦長の直方体形状に形成されている場合には、納骨部10および花収容部11は、互いに上下に隣接して配置されていてもよい(たとえば図19参照)。
納骨部10には、遺骨を納めることができる。遺骨は、図2に示すように骨壺14に入った状態で納められてもよいし、骨袋(図示せず)に入った状態で納められてもよい。また、図2では、骨壺14は、単に納骨部10内に載置されているだけであるが、たとえば固定具等によって納骨部10内に固定されてもよい。
花収容部11に収容される花17としては、生花の他、特殊な液で水分を抜いたプリザーブドフラワーや造花であってもよい。図1〜図3では、一例として薔薇のプリザーブドフラワーを収容した状態を示している。花収容部11内の花17をプリザーブドフラワーや造花としておけば、花17を長期間交換しなくて済むので、供養箱1の管理を容易にすることができる。また、スタイリッシュな花を収容しておけば、部屋のインテリアと調和し、供養箱1が持つデザイン性を一層引き立てることができる。
遺影用パネル12は、たとえばプラスチック板、ガラス板等の板状部材からなり、遺影写真15を取り付け可能となっている。遺影写真15は、たとえば、遺影用パネル12の前面に貼り付けることによって取り付けられてもよい。また、遺影用パネル12として一対の板を準備すれば、この一対の板の間に挟み込んで取り付けてもよい。そして、この遺影用パネル12は、本体ケース20の上面4に形成されたスリット開口16を介して、本体ケース20に対して上下方向にスライド可能に設けられており、納骨部10を開閉する蓋を兼ねている。つまり、供養箱1の使用者は、遺影用パネル12を上方向に持ち上げてスライドさせることによって納骨部10を開けることができ、骨壺14を納めることができる。一方、遺影用パネル12を下方向にスライドさせることによって、納骨部10を閉じることができる。そのため、遺影取り付け部(図1〜図3では遺影用パネル12)と納骨部10を開閉する蓋とを別々に設けなくて済むので、よりコンパクトな供養箱1とすることができる。また、この実施形態では、図1および図3に示すように、遺影用パネル12に取り付けられた遺影写真15によって、通常時(納骨部10が閉じられているとき)、外部から骨壺14が見えることを防止することができる。
なお、図示していないが、本体ケース20には、開口8の周縁に沿って、遺影用パネル12のスライドをガイドするためのガイド溝が形成されていてもよい。このようなガイド溝は、たとえば遺影用パネル12を使用せずに遺影写真15を直接本体ケース20に取り付ける場合に、その遺影写真15をガイドするために利用することもできる。つまり、当該ガイド溝を、本発明の遺影取り付け部の一例として採用することもできる。
カバー部材13は、たとえばプラスチック板、ガラス板等の板状透明部材からなる。カバー部材13が透明であるので、外部から、花収容部11内の花17を視認することができる。また、花を視認できる状態を維持しながら、花収容部11内の花17を保護することができる。たとえば、花収容部11へのゴミや埃等の進入を防止することができる。さらに、花17を収容した状態で供養箱1を運搬する際に花17を傷付ける心配が少ないので、配送効率を高めることもできる。このカバー部材13は、花収容部11の内部から固定されていてもよいし、遺影用パネル12と同様に本体ケース20に対して上下方向にスライド可能に設けられていてもよい。スライド可能に設けておけば、花収容部11を供養箱1の正面から開けることができるので、花収容部11内の花17を交換するときの作業性が良い。
また、この実施形態では、本体ケース20の前面2の開口8,9が互いに同じ形状(図1〜図3では四角形)・大きさで形成されている。これにより、遺影用パネル12およびカバー部材13を同じ形状・大きさで左右に隣接して配置できるので、遺影写真15および花17の美的バランスが良くなり、供養箱1のデザイン性を向上させることができる。
また、本体ケース20は、書類を保管するための書類収容部18をさらに有している。書類収容部18は、納骨部10および花収容部11の下方のスペース19に収納された引き出し部として構成されており、本体ケース20の前方に引き出し可能とされている。使用者は、埋葬許可証等の重要書類21を寝かせた状態で書類収容部18に収納し、当該書類収容部18を本体ケース20内に収納することによって、重要書類21を本体ケース20に保管することができる。これにより、たとえば、遺骨を墓に納めたい場合に必要な埋葬許可証等の重要書類の紛失を防止することができる。しかも、書類収容部18が納骨部10および花収容部11の下方のスペース19を利用して設けられているので、供養箱1をコンパクトに維持することもできる。さらに、書類収容部18が引き出しタイプであるため、当該書類収容部18を引き出すだけで、保管されている書類の種類を簡単に確認することができる。
本体ケース20は、たとえば、木製の板(たとえば、MDF(Medium Density Fiberboard)等の木質繊維を原料とする成型板を含む)、厚紙、アクリル板、合板、段ボール等を組み合わせて作製することができる。
具体的には、図4の分解図で示すように、本体ケース20は、前面2を構成する前面パネル22、背面3を構成する背面パネル23、上面4を構成する上面パネル24、底面5を構成する底面パネル25、左側面6を構成する左側面パネル26および右側面7を構成する右側面パネル27を有している。前面パネル22には、開口8,9が左右に隣接して形成されており、その下部には、開口8,9に跨る横長の引き出し用開口28が形成されている。引き出し用開口28は、書類収容部18を本体ケース20内に収納するための開口である。本体ケース20は、さらに、納骨部10と花収容部11とを左右に仕切る第1仕切りパネル29、納骨部10および花収容部11と、書類収容部18用のスペース19とを上下に仕切る第2仕切りパネル30を有している。
そして、本体ケース20は、上記のパネル22〜27,29,30を互いに固定することによって箱状に形成される。本体ケース20の内部の納骨部10、花収容部11およびスペース19の各空間は、パネル22〜27,29,30によって区画されることとなる。なお、本体ケース20は、複数のパネル22〜27,29,30の組み合わせで構成されている必要はなく、たとえば、射出成形によって形成された一体物の箱型の樹脂で構成されていてもよい。
以上説明した供養箱1によれば、少なくとも、納骨部10、花収容部11および遺影用パネル12が三位一体となって一つの本体ケース20にまとめられているので、コンパクトかつデザイン性にも優れる供養箱1を提供することができる。また、納骨部10および花収容部11を隣接して配置することで本体ケース20内のスペースを有効に利用し、よりコンパクトな供養箱1とすることができる。したがって、宗派にとらわれない後飾り祭壇や手元供養用として末永く使うことができる。
また、カバー部材13を通して視認できる状態で花17が収容されているので、供養する人が供養箱1を見たときに遺影だけでなく花17も目に飛び込むため、供養する人の喪失感を癒すこともできる。つまり、花17によって、供養する人の心を清らかにして悲しみを癒す、フラワーセラピーの効果を発揮することもできる。
さらに、複数のパネル22〜27,29,30を加工することで様々な形状の本体ケース20を作製することができるので、部屋のインテリアに合わせたデザインにすることによって、インテリアの一部として組み込むこともできる。このようにデザインすることで、前述の花17による心の癒し効果を一層引き立てることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、図5の供養箱51のように、遺影用パネル12は、本体ケース20の側面(左側面6)に形成されたスリット開口40を介して、本体ケース20に対して左右方向にスライド可能に設けられていてもよい。この場合、カバー部材13も同様に、本体ケース20に対して左右方向にスライド可能に設けられていてもよい。
また、図6の供養箱61のように、書類収容部18を有していなくてもよい。
また、図7の供養箱71のように、納骨部10および花収容部11が互いに間隔を空けて配置されていてもよい。この場合、納骨部10と花収容部11との間に補助収容部31を設けてもよい。補助収容部31には、たとえば、故人の思い出の品等を収容することができる。
また、図8Aおよび図8Bの供養箱81のように、本体ケース20の前面2に開口8が形成されておらず、その一定の領域が本発明の遺影取り付け部の一例としての平面部32
として形成されていてもよい。遺影写真15は、その平面部32に貼り付けられていてもよい。この場合、納骨部10の開閉する扉33が本体ケース20の背面3に形成されていてもよい。扉33に隣接するように、花収容部11を開閉する扉34が形成されていてもよい。
また、図9Aおよび図9Bの供養箱91のように、書類収容部18は、本体ケース20の背面3から後方に引き出し可能とされていてもよいし、図示しないが、本体ケース20の左側面6または右側面7から側方に引き出し可能とされていてもよい。
また、図10の供養箱101のように、書類収容部18は引き出し部である必要はなく、たとえば、前述のスペース19であってもよい。この場合、スペース19を開閉する扉35(たとえば、前倒しで開く扉)が設けられていてもよい。
また、図11の供養箱111のように、書類収容部36が、納骨部10および花収容部11の側方に縦型に設けられていてもよい。この場合、埋葬許可証等の重要書類21(図示せず)は、寝かせた状態ではなく立てた状態で収納される。むろん、書類収容部36の開閉形態は、図3の引き出しタイプであってもよいし、図10の扉タイプであってもよい。
また、図12Aおよび図12Bの供養箱121のように、書類収容部は、本体ケース20とは別の書類収容ケース41として構成されていてもよい。書類収容ケース41は、図12Bに示すように、上端が開放されており、この上端開口部の段差42に本体ケース20の底部を嵌め込むことによって本体ケース20と一体とされてもよい。むろん、本体ケース20と書類収容ケース41との取り付け形態は、この嵌合形態に限らない。
また、重要書類21は、必ずしも本体ケース20内に収容されている必要はなく、本体ケース20に関連付けて保管されていればよい。たとえば、図13の供養箱131のように、本体ケース20の側面(図13では右側面7)に本発明の書類保管部の一例としてのクリップ37が設けられており、重要書類21がクリップ37に挟んで保管されていてもよい。また、図14の供養箱141のように、本体ケース20の背面3に本発明の書類保管部の一例としての弾性バンド43が設けられており、重要書類21がクリップ37に挟んで保管されていてもよい。さらに、図15の供養箱151のように、本体ケース20の背面3に本発明の書類保管部の一例としてのファイル44が設けられており、重要書類21がファイル44に収容されて保管されていてもよい。
また、図16Aおよび図16Bの供養箱161のように、本体ケース20の前面パネル22は、蝶番45によって納骨部10および花収容部11を一括して開閉する扉であってもよい。この場合、遺影用パネル12およびカバー部材13は、前面パネル22に固定されていてもよい。
また、供養箱の設置方法は、前述のように置くタイプではなく、図17の供養箱171のように吊り下げタイプであってもよい。この場合、本体ケース20の上面4に、吊り下げ孔38が形成された吊り下げ部39が設けられていてもよい。さらに、図示はしないが、ネジ等で壁に固定するタイプであってもよい。
また、図18の供養箱181のように、納骨部10が本体ケース20の中央に配置され、この納骨部10の左右両側それぞれに花収容部11が配置されていてもよい。
また、図19の供養箱191のように、花収容部11を覆うカバー部材13が省略され、花収容部11と外部との間が開口9を介して流通可能とされていてもよい。この場合でも、本体ケース20の前面2に開口9が形成されているので、供養箱191の正面から花収容部11内の花17を視認することができる。カバー部材13が省略される場合、花17は、本体ケース20の前面2よりも前方に迫り出すように収容されていてもよい。こうすることによって、花17にボリューム感を与えることができるので癒し効果を高めることができる。
また、前述の実施形態では、故人を供養する形態を説明したが、本発明は、むろん、ペット等の動物の供養に使用することもできる。その場合、遺影写真15としてペット等の動物が写った写真を使用してもよい。
その他、特許の請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明に係る供養箱は、たとえば、お骨箱として使用でき、さらに、満中陰までの後飾り祭壇や、手元供養(自宅供養)用として有効に利用することができる。
1 供養箱
2 前面
3 背面
4 上面
5 底面
6 左側面
7 右側面
8 開口
9 開口
10 納骨部
11 花収容部
12 遺影用パネル
13 カバー部材
14 骨壺
15 遺影写真
16 スリット開口
17 花
18 書類収容部
19 スペース
20 本体ケース
21 重要書類
22 前面パネル
23 背面パネル
24 上面パネル
25 底面パネル
26 左側面パネル
27 右側面パネル
28 引き出し用開口
29 第1仕切りパネル
30 第2仕切りパネル
31 補助収容部
32 平面部
33 扉
34 扉
35 扉
36 書類収容部
37 クリップ
38 吊り下げ孔
39 吊り下げ部
40 スリット開口
41 書類収容ケース
42 段差
43 弾性バンド
44 ファイル
45 蝶番
51 供養箱
61 供養箱
71 供養箱
81 供養箱
91 供養箱
101 供養箱
111 供養箱
121 供養箱
131 供養箱
141 供養箱
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Claims (18)

  1. 納骨部および花収容部を内部に有する本体ケースと、
    前記本体ケースの前面に設けられた遺影取り付け部と、
    前記本体ケースの前面に、前記花収容部を視認可能にするために形成された開口とを含む、供養箱。
  2. 前記本体ケースの前記開口に設けられ、前記花収容部を透視可能なカバー部材をさらに含む、請求項1に記載の供養箱
  3. 納骨部および花収容部は、前記本体ケースの内部で互いに隣接して配置されている、請求項1または2に記載の供養箱。
  4. 前記遺影取り付け部は、前記本体ケースに対してスライド可能に設けられたスライド部材を含み、スライドによって前記納骨部を開閉する蓋を兼ねている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の供養箱。
  5. 前記納骨部および前記花収容部が左右に隣接して配置されており、
    前記カバー部材および前記スライド部材は、互いに同じ形状を有している、請求項2に記載の供養箱。
  6. 前記カバー部材および前記スライド部材は、共に四角形状を有している、請求項5に記載の供養箱
  7. 前記花収容部に収容されたプリザーブドフラワーまたは造花を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の供養箱。
  8. 前記本体ケースは、前記納骨部および前記花収容部を覆っており、ヒンジ機構によって前記納骨部および前記花収容部を開閉する前面パネルを含む、請求項1に記載の供養箱。
  9. 前記本体ケースは、前記納骨部および前記花収容部の下方のスペースに設けられ、書類を寝かせた状態で保管するための書類収容部をさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の供養箱。
  10. 前記書類収容部は、前記本体ケースに対して引き出し可能な引き出し部を含む、請求項9に記載の供養箱。
  11. 前記本体ケースの下面に取り外し自在に設けられ、書類を寝かせた状態で保管するための書類収容ケースをさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の供養箱。
  12. 納骨部、花収容部および書類保管部を有する本体ケースと、
    前記本体ケースの前面に設けられた遺影取り付け部と、
    前記本体ケースの前面に、前記花収容部を視認可能にするために形成された開口とを含む、供養箱。
  13. 前記本体ケースの前記開口に設けられ、前記花収容部を透視可能なカバー部材をさらに含む、請求項12に記載の供養箱。
  14. 前記書類保管部は、前記本体ケースに対して引き出し可能な引き出し部を含む、請求項12または13に記載の供養箱。
  15. 前記遺影取り付け部は、前記本体ケースに対してスライド可能に設けられたスライド部材を含み、スライドによって前記納骨部を開閉する蓋を兼ねている、請求項12〜14のいずれか一項に記載の供養箱。
  16. 納骨部および花収容部を内部に互いに隣接して有する本体ケースと、
    前記本体ケースの前面に設けられた遺影取り付け部と、
    前記本体ケースにおける前記納骨部および前記花収容部の下方のスペースに設けられ、書類を寝かせた状態で保管するための書類収容部と、
    前記本体ケースの前面に、前記花収容部を視認可能にするために形成された開口とを含む、供養箱。
  17. 前記本体ケースの前記開口に設けられ、前記花収容部を透視可能なカバー部材をさらに含む、請求項16に記載の供養箱
  18. 前記書類収容部は、前記本体ケースの前方に引き出し可能な引き出し部を含む、請求項16または17に記載の供養箱。
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