JP2017133996A - 震度情報提供装置および震度情報提供方法 - Google Patents

震度情報提供装置および震度情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所望の地点の計測震度をユーザが把握しやすくする。【解決手段】本発明の震度情報提供装置は、複数のタイル画像ファイルを記憶する記憶部と、地震ID種別符号と地震基本データとタイル画像ファイルの記憶位置とを格納する地震情報テーブルと、地震ID種別符号と計測震度と当該計測震度が推計される区画を表すデータとを格納する推計震度分布テーブルと、地震ID種別符号と計測震度と当該計測震度の観測点を表すデータとを格納する観測点震度テーブルとを含むデータベースと、推計震度分布テーブルまたは観測点震度テーブルが更新された場合に、タイル画像ファイルを複数生成して記憶部に展開するタイル画像ファイル生成部と、地震ID種別符号と記憶位置を表すデータを出力する地震検索部と、地震ID種別符号と計測震度とを表すデータを出力する震度検索部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、震度情報提供装置および震度情報提供方法に関する。
震度は、地域や地区の地震の被害を予想するための基本的な指標である。また災害対応の組織では対応行動の判断基準として使われることが多い。当該地の震度は震度計を設置していれば把握できる。しかし震度計を設置するのは、公共機関、研究機関、大規模施設等が主であり、あまり一般的ではない。また外出等で震度を把握できない場合もある。
気象庁は国内で震度5弱以上を観測した地震について、地震発生後概ね30分以内に推計震度分布図をウェブサイトに公表する(非特許文献1)。しかしこの図は震度階級で塗り分けたpng(Portable Network Graphics)画像ファイルであるため、計測震度(または震度の推定データ)を把握できない他、当該地の震度階級を目視で容易に把握できない場合もある。
国立研究開発法人産業技術総合研究所は、国立研究開発法人防災科学技術研究所の即時公開データで10か所以上のデータがあった場合に「地震動マップ(速報)/QuickMap」にて計測震度をGeoTIFF(Geo Tagged Image File Format)ファイル、KML(三次元地理空間情報表示管理用マークアップ言語)ファイル等で公開する(非特許文献2)。しかしいずれも計測震度の値のグラデーションで表示されるため、当該地の計測震度(または震度の推定データ)を目視で容易に把握できない。
株式会社ティージー情報ネットワークは首都圏の地震について50mメッシュの震度の推定データ等を有償で会員に提供する(特許文献1、非特許文献3)。この50mメッシュ震度はインターネット上のオンライン地図情報サービスが提供する地図と重ねて拡大縮小表示ができるため、当該地の震度階級(推定データ)を把握できるが、計測震度(または震度の推定データ)を把握できない。
なお、震度とは、地震動の強さの程度を数値化した指標である。また、震度階級は、地震動の強さを表す階級である。気象庁の震度階級は「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5弱」、「5強」、「6弱」「6強」および「7」の10階級である。計測震度は、計測震度計によって計測された震度であり、小数第1位までを有効数字とする整数で表される。計測震度と震度階級の対応関係は、例えば計測震度0.5未満が震度「0」、4.5以上5.0未満が震度「5弱」、6.5以上が震度「7」等と定められている。また、震度の推定データとは、地盤の基礎データと近傍の計測震度等の生データとを基にして、震度補間推定や液状化推定計算を行なって推定した震度の値である。ここで、生データとは、計測震度計等のセンサーによって取得された情報であり、緯度および経度、観測点名、計測震度、SI値、最大加速度等の情報を含む。また、SI値とは、地震によって一般的な建物がどれぐらい大きく揺れるかを数値化した指標であり、単位はkine(cm/s)である。
特開2002−250775号公報
気象庁、"推計震度分布図"、[online]、[平成27年12月22日検索]、インターネット〈URL:http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/suikei/index.html〉 国立研究開発法人産業技術総合研究所、"地震動マップ即時推定システム"、[online]、[平成27年12月22日検索]、インターネット〈URL:https://gbank.gsj.jp/QuiQuake/QuickMap/index.html〉go.jp/svd/eew/data/suikei/index.html〉 株式会社ティージー情報ネットワーク、"jishin.net"、[online]、[平成27年12月22日検索]、インターネット〈URL:http://jishin.net/point.html〉
上述した本発明の背景技術では、目的とする地点の計測震度(または震度の推定データ)を把握することが難しい場合があるという課題があった。本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、所望の地点の計測震度あるいは震度の推定データをユーザが容易に把握することができるようにする震度情報提供装置および震度情報提供方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、複数のタイル画像ファイルを記憶する記憶部と、地震を識別するIDである地震IDと速報、確定または地震分布のいずれかの種別を表す符号とからなる地震ID種別符号を格納するフィールドと、前記地震の発生時期、震源位置、マグニチュードおよび最大震度階級の各データを少なくとも含むデータである地震基本データの前記各データを格納する複数のフィールドと、前記タイル画像ファイルの前記記憶部内での記憶位置を格納するフィールドとを少なくとも含むレコードを複数有する地震情報テーブルと、前記地震ID種別符号を格納するフィールドと、計測震度を格納するフィールドと、当該計測震度が推計される区画を表すデータを格納する1または複数のフィールドとを少なくとも含むレコードを複数有する推計震度分布テーブルと、前記地震ID種別符号を格納するフィールドと、前記計測震度を格納するフィールドと、当該計測震度の観測点を表すデータを格納する1または複数のフィールドとを少なくとも含むレコードを複数有する観測点震度テーブルとを含むデータベースと、1つの前記地震に関する前記地震基本データを含む地震情報データと、前記1つの地震に対して推計された震度分布を表すデータを含む推計震度分布データまたは前記1つの地震が発生した際に計測された計測震度と観測点とを表すデータを含む観測点震度データとが新たに受信された場合に、新たに受信された前記地震情報データと、前記推計震度分布データまたは前記観測点震度データとに基づき、前記地震情報テーブルと、前記推計震度分布テーブルまたは前記観測点震度テーブルの内容を更新するデータ登録部と、前記データ登録部が前記推計震度分布テーブルまたは前記観測点震度テーブルの内容を更新した場合に、更新された内容に基づく前記タイル画像ファイルを複数生成して前記記憶部に展開するタイル画像ファイル生成部と、外部のユーザ端末からの問い合わせに応じて前記地震情報テーブルを検索して1以上の前記地震を抽出した場合に当該抽出した地震の前記地震ID種別符号と前記記憶位置とを少なくとも表すデータを前記ユーザ端末に対して出力する地震検索部と、前記ユーザ端末から少なくとも位置を指定した問い合わせに応じて前記推計震度分布テーブルまたは前記観測点震度テーブルを検索して1以上の前記計測震度を抽出した場合に当該抽出した計測震度と対応する前記地震ID種別符号とを少なくとも表すデータを前記ユーザ端末に対して出力する震度検索部とを備える震度情報提供装置である。
また、本発明の一態様は、上記の震度情報提供装置であって、前記タイル画像ファイルは、当該タイル画像の南北タイル番号または東西タイル番号をファイル名とし、ディレクトリ名が前記地震ID種別符号である第1ディレクトリを親ディレクトリとするディレクトリ名がズームレベルである第2ディレクトリを親ディレクトリとするディレクトリ名が前記東西タイル番号または前記南北タイル番号である第3ディレクトリに格納され、前記タイル画像ファイルの仕様に係るデータを含むタイル配信情報ファイルが前記第1ディレクトリに記憶されていて、前記記憶位置が前記タイル配信情報ファイルのユニフォームリソースロケータで表される。
また、本発明の一態様は、上記の震度情報提供装置であって、前記推計震度分布テーブルが有する前記各レコードが、前記計測震度が推計される区画を表すデータを格納する前記フィールドとして、前記区画のメッシュコード、西端の経度、南端の緯度、東端の経度、北端の緯度、ならびに測地系および前記測地系におけるジオメトリを表すデータを格納する複数のフィールドを含む。
また、本発明の一態様は、複数のタイル画像ファイルを記憶する記憶部と、地震を識別するIDである地震IDと速報、確定または地震分布のいずれかの種別を表す符号とからなる地震ID種別符号を格納するフィールドと、前記地震の発生時期、震源位置、マグニチュードおよび最大震度階級の各データを少なくとも含むデータである地震基本データの前記各データを格納する複数のフィールドと、前記タイル画像ファイルの前記記憶部内での記憶位置を格納するフィールドとを少なくとも含むレコードを複数有する地震情報テーブルと、前記地震ID種別符号を格納するフィールドと、計測震度を格納するフィールドと、当該計測震度が推計される区画を表すデータを格納する1または複数のフィールドとを少なくとも含むレコードを複数有する推計震度分布テーブルと、前記地震ID種別符号を格納するフィールドと、前記計測震度を格納するフィールドと、当該計測震度の観測点を表すデータを格納する1または複数のフィールドとを少なくとも含むレコードを複数有する観測点震度テーブルとを含むデータベースとを用い、データ登録部によって、1つの前記地震に関する前記地震基本データを含む地震情報データと、前記1つの地震に対して推計された震度分布を表すデータを含む推計震度分布データまたは前記1つの地震が発生した際に計測された計測震度と観測点とを表すデータを含む観測点震度データとが新たに受信された場合に、新たに受信された前記地震情報データと、前記推計震度分布データまたは前記観測点震度データとに基づき、前記地震情報テーブルと、前記推計震度分布テーブルまたは前記観測点震度テーブルの内容を更新し、タイル画像ファイル生成部によって、前記データ登録部が前記推計震度分布テーブルまたは前記観測点震度テーブルの内容を更新した場合に、更新された内容に基づく前記タイル画像ファイルを複数生成して前記記憶部に展開し、地震検索部によって、外部のユーザ端末からの問い合わせに応じて前記地震情報テーブルを検索して1以上の前記地震を抽出した場合に当該抽出した地震の前記地震ID種別符号と前記記憶位置とを少なくとも表すデータを前記ユーザ端末に対して出力し、震度検索部によって、前記ユーザ端末から少なくとも位置を指定した問い合わせに応じて前記推計震度分布テーブルまたは前記観測点震度テーブルを検索して1以上の前記計測震度を抽出した場合に当該抽出した計測震度と対応する前記地震ID種別符号とを少なくとも表すデータを前記ユーザ端末に対して出力する震度情報提供方法である。
本発明によれば、データ登録部が推計震度分布テーブルまたは観測点震度テーブルの内容を更新した場合に、タイル画像ファイル生成部が更新された内容に基づくタイル画像ファイルを複数生成して記憶部に展開する。よって、ユーザ端末では、記憶部に記憶されているタイル画像ファイルを用いた画像表示を行うことで、計測震度または推計された震度分布を容易に把握することができる。また、震度検索部が、ユーザ端末から位置を指定した問い合わせに応じて推計震度分布テーブルまたは観測点震度テーブルを検索して該当する計測震度を抽出した場合に当該抽出した計測震度と対応する地震ID種別符号とを少なくとも表す情報をユーザ端末に対して出力する。よって、ユーザ端末において計測震度または推計された計測震度を容易に把握することができる。
本発明の実施形態を説明するためのブロック図である。 図1に示した地震情報登録サーバ4から震度情報提供サーバ2へアップロードされる入力データファイルの構成例を示した図である。 図2に示した地震情報データ43の構成の一例を示した図である。 図2に示した地震情報データファイル42の構成例を示した図である。 図2に示した推計震度分布データ45の構成の一例を示した図である。 図2に示した推計震度分布データファイル44の構成例を示した図である。 図2に示した観測点震度データ48の構成の一例を示した図である。 図2に示した観測点震度データファイル47の構成例を示した図である。 図1に示したタイル画像ファイル生成部23が生成するタイル画像ファイルの構成の一例を説明するための図である。 図1に示したタイル画像ファイル生成部23が生成するタイル画像ファイルの一例を説明するための図である。 図1に示したタイル画像ファイル生成部23が生成するタイル画像ファイルの記憶部28内の記憶例を示した図である。 図1に示したユーザ端末3が図11に示したタイル画像ファイル66を取得する際に用いるURL(ユニフォームリソースロケータ)の一例を示した図である。 図1に示したユーザ端末3が図11に示したタイル配信情報ファイル63を取得する際に用いるURLの一例を示した図である。 図1に示したデータベース27の構成例を示した図である。 図14に示した各テーブル11〜14が含む各レコード11R〜14Rの構成例を示した図である。 図1に示した地震検索部25への入力パラメータの一例を示した図である。 図1に示した地震検索部25の出力パラメータの一例を示した図である。 図1に示した地震検索部25への入力例を示した図である。 図1に示した地震検索部25の出力例を示した図である。 図1に示した震度検索部26への入力パラメータの一例を示した図である。 図1に示した震度検索部26の出力パラメータの一例を示した図である。 図1に示した震度検索部26の出力パラメータの一例を示した図である。 図1に示した震度検索部26への入力例を示した図である。 図1に示した震度検索部26の出力例を示した図である。 図1に示した震度検索部26の出力例を示した図である。 図1に示した震度情報提供サーバ2の動作例を示したフローチャートである。 図1に示した震度情報提供システム1の動作例を示したシーケンス図である。 図1に示した震度情報提供システム1の動作例を示したシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態を説明するためのブロック図である。図1に示した震度情報提供システム1は、震度情報提供サーバ2と、ユーザ端末3と、地震情報登録サーバ4と、地震情報管理サーバ51と、複数の計測震度計52と、通信回線53〜56とを備える。
ユーザ端末3は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話機などの端末であり、内蔵あるいは外付けした通信装置を用いて通信回線53を介して震度情報提供サーバ2にアクセスする。通信回線53は、有線または無線の構内通信網、公衆通信網、移動体通信網、インターネット等において構成された通信回線である。なお、他の通信回線54、通信回線55および通信回線56も通信回線53と同様に構成されている。ユーザ端末3は、所定のOS(オペレーティングシステム)上で専用のアプリあるいはアプリケーションプログラムを実行することで、あるいは、汎用のブラウザやメーラを実行することで、震度情報提供サーバ2との間で所定の情報を送受信する。ユーザ端末3は、例えば、図示していない地図情報提供サーバにアクセスして取得した地図画像に、震度情報提供サーバ2から取得した震度を表すタイル画像を重ねて表示する。あるいは、ユーザ端末3は、震度情報提供サーバ2にアクセスして、所定の条件を満たす地震を検索したり、指定した地点の計測震度や震度の推定データを検索したりする。
地震情報管理サーバ51は、コンピュータであり、一定の地域に分散して配置された複数の計測震度計52が計測して送信した計測震度を示す情報を受信し、地震情報管理サーバ51内の図示していない所定のデータベースに蓄積して管理する。また、地震情報管理サーバ51は、地震情報管理サーバ51内の図示していないデータベースに蓄積された計測震度を表す情報に基づき3次メッシュ毎に計算して求めた震度の推定データを地震発生後所定の時間内に地震情報登録サーバ4等の複数の通信ノードに対して配信する。また、地震情報管理サーバ51は、計測震度計52が計測した計測震度を表すデータと計測震度計52が備えた観測点を特定するデータ(観測点のコードや位置情報等)とを同様に地震情報登録サーバ4等の複数の通信ノードに対して配信する。ここで、メッシュとは一定の地域を網の目の区域に分割した区画を意味する。また、3次メッシュとは、標準地域メッシュシステムにおいて最も広いメッシュである1次メッシュを縦横に8等分して作られた2次メッシュをさらに縦横に10等分して作られたメッシュである。3次メッシュは基準地域メッシュとも呼ばれ、縦横約1kmの区画である。この各観測点で計測された震度のデータと3次メッシュ毎の震度の推定データには、例えば、地震の発生時期、震源位置、マグニチュード、最大震度階級等を表すデータが対応づけられて配信される。本実施形態では、一定以上の規模の地震を特定したり、当該地震の基本的な内容を示したりする情報を地震基本データと呼ぶ。本実施形態では、地震基本データには、地震の発生時期、震源位置、マグニチュードおよび最大震度階級を表す情報が少なくとも含まれていることとする。また、以下では、3次メッシュを、単にメッシュとも呼ぶ。また、地震情報管理サーバ51から地震情報登録サーバ4に配信される上記のデータをまとめて地震情報と呼ぶ。
地震情報登録サーバ4は、コンピュータであり、通信回線55を介して地震情報管理サーバ51から受信した観測点の震度のデータや3次メッシュ毎の震度の推定データとその震度のデータまたは震度の推定データに対応づけられている地震基本データとに基づいて、所定の形式の入力データファイルを生成し、生成した入力データファイルを通信回線54を介して震度情報提供サーバ2へアップロードする。ここで図2〜図8を参照して、地震情報登録サーバ4が、震度情報提供サーバ2へアップロードする入力データファイルの構成例について説明する。
図2は、入力データファイルの2つの構成例を示す。図4(A)に示した入力データファイル41は、一対の地震情報データファイル42と推計震度分布データファイル44とを含む圧縮ファイルである。地震情報データファイル42は、1つの地震に関する地震基本データ等を含む地震情報データ43を含む。推計震度分布データファイル44は、1または複数の推計震度分布データ45を含む。各推計震度分布データ45は、各メッシュの震度の推定データとメッシュの位置を特定するデータとを含む。一方、図4(B)に示した入力データファイル46は、一対の地震情報データファイル42と観測点震度データファイル47とを含む圧縮ファイルである。観測点震度データファイル47は、観測点震度データ48を1または複数含む。各観測点震度データ48は、観測点毎の計測震度と当該観測点およびその位置を特定するデータを含む。なお、入力データファイルには、図2に示した構成例のほか、地震情報データファイル42のみを含む構成があってもよい。
図3は、図2(A)に示した地震情報データ43が含む項目の一例(以下、項目例)43Fを説明するための図である。図4は、図2(A)に示した地震情報データファイル42の構成例を示した図である。図3に示した項目例43Fは、「地震ID+種別」、「発表時刻」、「発震時刻」、「震央地名」、「気象庁命名」、「深さ」、「マグニチュード」、「最大震度階級」、「最大計測震度」、「固定付加文コード」、「津波有無」、「経度」、「緯度」および「種別」(速報 1、震度分布 2、確定 3)の各項目を含んでいる。ここで、「地震ID+種別」は、地震を一意に識別するID(識別符号)と、データの種別を表す種別符号とからなるデータ(以下、地震ID種別符号と呼ぶ)である。「地震ID」は、文字、数字または記号の組み合わせで構成することができ、例えば地震の発震日時を表す数字で構成される。「地震ID」に付加される「種別」は、地震情報データファイル42を含む同一の入力データファイル(図2では入力データファイル41または46)に地震情報データファイル42と対で含まれるファイルが、推計震度分布データファイル44なのか観測点震度データファイル47なのか、および観測点震度データファイル47である場合に速報なのか確定報(月報)なのかを示す情報である。本実施形態では、種別「bnp」が推計震度分布データファイル44を表し、種別「sok」または「kak」が観測点震度データファイル47を表し、種別「sok」が速報、種別「kak」が確定報を表す。なお、「経度」および「緯度」は震源の位置を表すデータである。また、図4に示した例では、地震情報データファイル42は、図3に示した各項目を上から順にコンマで区切って1行に並べたCSV(Comma Separated Value)ファイルとして構成されている。
図5は、図2(A)に示した推計震度分布データ45が含む項目例45Fを説明するための図である。図6は、図2(A)に示した推計震度分布データファイル44の構成例を示した図である。図5に示した項目例45Fは、「地震ID+種別」(種別:震度分布 bnp)、「(3次)メッシュコード」、「震度階級」、「計測震度」、「西端の経度」、「南端の緯度」、「東端の経度」、「北端の緯度」、および「種別」(震度分布 2)の各項目を含んでいる。なお、「(3次)メッシュコード」は各メッシュを識別する符号である。西端または東端の「経度」および南端または北端の「緯度」はメッシュの角の位置を表すデータである。また、図6に示した例では、推計震度分布データファイル44は、図5に示した各項目を上から順にコンマで区切ってメッシュ毎に1行に並べたCSVファイルとして構成されている。
図7は、図2(B)に示した観測点震度データ48が含む項目例48Fを説明するための図である。図8は、図2(B)に示した観測点震度データファイル47の構成例を示した図である。図7に示した項目例48Fは、「地震ID+種別」(種別:速報 sok、確定 kak)、「都道府県」、「市区町村」、「観測点名称」、「観測点コード」、「震度階級」、「計測震度」、「経度」、「緯度」および「種別」(速報 1、確定 3)の各データを含んでいる。なお、「経度」および「緯度」は観測点の位置を表すデータである。また、図8に示した例では、観測点震度データファイル47は、図7に示した各データを上から順にコンマで区切って観測点毎に1行に並べたCSVファイルとして構成されている。
一方、図1に示した震度情報提供サーバ2は、コンピュータであり、内部に図示していないCPU、記憶装置、通信装置等のハードウェアを備え、それらのハードウェアとCPUが実行する記憶装置に記憶されている所定のプログラムとの組み合わせで図1に示した各部21〜28を構成する。通信処理部21は、図示していない通信装置を用いて通信回線53や通信回線54を介してユーザ端末3や地震情報登録サーバ4と接続し、http(HyperText Transfer Protocol)やftp(File Transfer Protocol)に従ってデータ通信を行ったり、あるいは電子メールを用いたデータ通信を行ったりする。通信処理部21は、通信装置と、httpd(HyperText Transfer Protocol Daemon)やftpd(File Transfer Protocol Daemon)、メールサーバ等のプログラムとを構成要素とする。通信処理部21は、ユーザ端末3から地震検索部25、震度検索部26、記憶部28等へのアクセスを仲介したり、地震情報登録サーバ4から記憶部28等へのアクセスを仲介したりする。
データ登録部22は、記憶部28内に設定した登録用ディレクトリ(フォルダとも呼ばれる)内に、新たな入力データファイル(図2に示した入力データファイル41または46)が地震情報登録サーバ4からアップロードされたか否かを所定の周期で監視する。入力データファイル41または46は上述した地震に関する所定のデータを含む。そして、データ登録部22は、新たな入力データファイル41または46が登録用ディレクトリにアップロードされた場合、データベース管理部24を介してデータベース27の内容を入力データファイル41または46の内容に基づいて更新する。なお、データベース27は、図14に示した地震ID管理テーブル11と、地震情報テーブル12と、推計震度分布テーブル13と、観測点震度テーブル14とを含むファイルの集合であり、1または複数の記憶装置に記憶されている。このデータベース27の構成の詳細については後述する。また、データベース管理部24は、データベース27内のファイルやデータの検索、登録、追加、変更、削除などの処理を行うプログラムである。なお、本実施形態において、データベース27の内容の更新とは、データベース27に対するデータの登録、追加、変更、削除等の処理をすべて含むものとする。
データ登録部22は、例えば、1つの地震に関する地震基本データを含む地震情報データ43と、その1つの地震に対して推計された震度分布を表すデータを含む推計震度分布データ45またはその1つの地震が発生した際に計測された計測震度と観測点とを表すデータを含む観測点震度データ48とが新たに受信された場合に、新たに受信された地震情報データ43と、推計震度分布データ45または観測点震度データ48とに基づき、図14に示した地震情報テーブル12と、推計震度分布テーブル13または観測点震度テーブル14の内容を更新する。また、データ登録部22は、アップロードされた入力データファイル41または46の内容に応じてタイル画像ファイル生成部23に対してタイル画像ファイルの生成を指示したり、生成されたタイル画像ファイルを記憶部28に展開して記憶させたりする。また、データ登録部22は、記憶させたタイル画像ファイルの記憶部28内の位置を示す情報をデータベース管理部24を介してデータベース27に登録する。
タイル画像ファイル生成部23は、データ登録部22が推計震度分布テーブル13または観測点震度テーブル14の内容を更新した場合に、データ登録部22からの指示に応じて、更新された内容に基づくタイル画像ファイルを複数生成して記憶部28に展開して記憶する。タイル画像ファイルは、タイル画像を表すデータを含むファイルである。また、本実施形態においてタイル画像とは、インターネット等で広く利用されているデジタル地図画像と同じタイル形式で作成された画像であり、ズームレベルと東西タイル番号と南北タイル番号とで識別され、かつ、計測震度や震度分布を数字、色等で表した画像である。東西タイル番号と南北タイル番号は、北西方向の角を原点として番号が割り当てられているのでズームレベルと東西タイル番号と南北タイル番号との組み合わせで各タイル画像の位置を把握することができる。各タイル画像は、例えば、サイズを256ピクセル×256ピクセルとし、画像形式をpngとすることができる。タイル画像ファイル生成部23が生成したタイル画像ファイルが表すタイル画像は、タイル形式で作成されているデジタル地図画像と容易に重畳させて表示することができる。なお、タイル画像ファイル生成部23は、タイル画像を表すタイル画像ファイルを生成するものであるが、以下の説明では、タイル画像ファイル生成部23がタイル画像を生成すると記載することがある。なお、各タイル画像ファイルの位置は所定の座標変換を行えばタイル形式で作成されていないデジタル地図画像に対しても重畳させることができる。
また、タイル画像ファイル生成部23は、図9に示した配置の仕様49Fに従って作成したタイル画像ファイルを記憶部28に記憶する。すなわち、記憶部28において、各タイル画像ファイルには、南北タイル番号をファイル名yとし、画像の形式を示す拡張子「.png」が付加される。そして、各タイル画像ファイルは、ディレクトリ名が東西タイル番号である第3ディレクトリxに格納される。この第3ディレクトリxの親ディレクトリは、ディレクトリ名がズームレベルである第2ディレクトリzである。そして、第2ディレクトリzの親ディレクトリは、ディレクトリ名が地震ID種別符号である第1ディレクトリである。また、第1ディレクトリの親ディレクトリ名は「eq」である。このディレクトリ名「eq」とディレクトリ名「地震ID種別符号」(=「地震ID+種別」)は、地震および種別を識別するディレクトリを構成する。なお、ファイル名yを東西タイル番号をとし、第3ディレクトリxのディレクトリ名を南北タイル番号としてもよい。
次に、図10を参照して、タイル画像ファイル生成部23が生成するタイル画像について詳細に説明する。タイル画像ファイル生成部23が生成するタイル画像は、図10(A)〜(C)に示した3種類を含む。図10(A)に示したタイル画像60cは、各タイル画像の範囲に対して推定された震度の値を表す色(ただし図10では網掛けの密度の違いで色の違いを表している)で色づけされたタイル画像である。図10(B)に示したタイル画像60nは、当該タイル画像の範囲に震度を観測した観測点が含まれている場合に、当該観測点に対応する位置に、震度の値を表す数字を含んだ図形60tが描かれているタイル画像である。そして、図10(C)に示したタイル画像60は、互いに同じ位置および範囲の図10(A)に示したタイル画像60cと図10(B)に示したタイル画像60nとを重畳させたタイル画像である。このタイル画像60は、タイル画像60cとタイル画像60nとを同一のレイヤに統合した画像であってもよいし、タイル画像60cとタイル画像60nとを異なるレイヤまま含む画像であってもよい。なお、タイル画像ファイル生成部23は、メッシュ毎に推定された震度に基づいて各タイル画像に対応する震度を計算によって求める処理を行うが、この処理はデータ登録部22が行ってもよい。
また、タイル画像ファイル生成部23は、地震ID種別符号ごとにタイル画像ファイルのタイル配信情報を示すタイル配信情報ファイルを作成する。タイル配信情報とは、タイル形式の地図画像に対してタイル画像を重ねる際に使用されるデータである。タイル配信情報は、対応する地図画像の仕様を表す仕様名やバージョン名、座標系の符号等タイル画像ファイルの仕様に係るデータを含む。タイル画像ファイル生成部23は、この作成したタイル配信情報ファイルを、例えば、タイル画像ファイルを格納したディレクトリ名が「地震ID種別符号」の図9を参照して説明した第1ディレクトリに格納する。図11にタイル配信情報ファイルの記憶部28内の配置例を示した。この場合、ディレクトリ名が「eq」のディレクトリ61の下にディレクトリ名が地震ID種別符号の第1ディレクトリ62が複数配置されている。1つの第1ディレクトリ62の下に1つのタイル配信情報ファイル63と複数のディレクトリ名がズームレベルの第2ディレクトリ64が配置されている。1つの第2ディレクトリ64の下に複数のディレクトリ名が東西タイル番号の第3ディレクトリ65が配置されている。1つの第3ディレクトリ65の下に複数のファイル名が南北タイル番号のタイル画像ファイル66が配置されている。なお、図11に示した例では、タイル配信情報ファイル63のファイル名を「WMTSCapabilities」としている。また、拡張子はxmlである。WMTSは、OpenGIS Web Map Tile Serviceを表し、タイル配信情報ファイル63がWMTSの仕様で記載されていることを示している。拡張子xmlは、ファイル形式でXML(Extensible Markup Language)であることを示している。図12は、図11に示したタイル画像ファイル66のURLの一例を示す。また、図13は、図11に示したタイル配信情報ファイル63のURLの一例を示す。図12および図13において「example.com」は震度情報提供サーバ2(あるいは通信処理部21)のドメイン名である。
次に、図14〜図17を参照して、図1に示したデータベース27の構成例について説明する。図14に示したようにデータベース27は、地震ID管理テーブル11と、地震情報テーブル12と、推計震度分布テーブル13と、観測点震度テーブル14とを含む。地震ID管理テーブル11は、図15(A)に示したレコード11Rを複数含んで構成されている。各レコード11Rは、地震ID種別符号(=地震ID+種別)を格納するフィールド11F1を含む。地震情報テーブル12は、図15(B)に示したレコード12Rを複数含んで構成されている。各レコード12Rは、フィールド12F1〜12F18を含む。フィールド12F1〜12F18は、それぞれ、地震ID種別符号(=地震ID+種別)、発表時刻、地震時刻、震央地名、気象庁命名名、深さ(km)、マグニチュード、最大震度階級、最大計測震度、固定付加文コード、津波有無、経度、緯度、種別、測地系、タイルURL、震源位置、およびデータ範囲の各データを格納する。フィールド12F16に格納されるタイルURLはタイル画像ファイルの記憶部28内での記憶位置を示すデータであり、例えばフィールド12F16には一例を図13に示したタイル配信情報ファイルのURLを格納することができる。
推計震度分布テーブル13は、図15(C)に示したレコード13Rを複数含んで構成されている。各レコード13Rは、フィールド13F1〜13F11を含む。フィールド13F1〜13F11は、それぞれ、地震ID種別符号(=地震ID+種別)、メッシュコード、震度階級、計測震度、西端の経度、南端の緯度、東端の経度、北端の緯度、種別、測地系、およびジオメトリ(当該測地系における緯度および経度等)の各データを格納する。観測点震度テーブル14は、図15(D)に示したレコード14Rを複数含んで構成されている。各レコード14Rは、フィールド14F1〜14F12を含む。フィールド14F1〜14F12は、それぞれ、地震ID種別符号(=地震ID+種別)、都道府県、市区町村、観測点名称、観測点コード、震度階級、計測震度、経度、緯度、測地系、種別、および位置の各データを格納する。
次に、図16〜図19を参照して、図1に示した地震検索部25について説明する。図16および図17は、地震検索部25への入力および出力パラメータの一例をそれぞれ示した図である。図18および図19は、ユーザ端末3から地震検索部25への入力例および地震検索部25からユーザ端末3への出力例をそれぞれ示した図である。地震検索部25は、例えば通信処理部21を介した外部のユーザ端末3からの問い合わせに応じて、データベース管理部24を用いてデータベース27内の地震情報テーブル12を検索して1以上の地震を抽出した場合に当該抽出した地震の地震ID種別符号とタイルURLとを少なくとも表すデータをユーザ端末3に対して出力するプログラムである。地震検索部25は、データベース27に対する検索機能をユーザ端末3から利用するためのインターフェース(API(Application Programming Interface)とも呼ばれる)として動作する。
図16に示した例では、地震検索部25の入力パラメータは、「n」、「from」、「to」、「minmag」、「maxmag」、「minsi」、「maxsi」、「mindepth」、「maxdepth」、「extent」、「epicenter」、「eqname」、「tsunami」、「type」、「format」、「id」、「sort」、および「callback」である。各パラメータの内容は次の通りである。「n」は、検索する地震の数を示す。「from」は、検索開始日付を示す。「to」は、検索終了日付を示す。「minmag」は、minmag以上のマグニチュードの地震を検索すること示す。「maxmag」は、maxmag以下のマグニチュードの地震を検索すること示す。「minsi」は、minsi以上の最大計測震度の地震を検索すること示す。「maxsi」は、maxsi以下の最大計測震度の地震を検索すること示す。「mindepth」は、mindepth以上の深度の地震を検索すること示す。「maxdepth」は、maxdepth以下の深度の地震を検索すること示す。「extent」は、地震(震央位置)の検索範囲を示す。「xmin」、「ymin」、「xmax」、「ymax」で指定する。「epicenter」は、震央地名(部分一致)を示す。「eqname」は、地震名(部分一致)を示す。「tsunami」は、津波の有無(0|1)を示す。「type」は、データ種別(全部:0|観測点震度(速報):1|震度分布:2|観測点震度(確定):3)を示す。「format」は、出力フォーマット(GML|GeoJSON)を示す。「id」は、地震ID(format,type,sort以外のパラメータと排他)(前方一致)を示す。「sort」は、結果のソート順(発震時刻が新しい順:1|大きなマグニチュードから:2|最大震度順:3|発表時刻が新しい順:4)を示す(負数にすると逆順)。「callback」は、コールバック用の関数を指定(GeoJSON指定時)を示す。なお、GML(Geography Markup Language)は、空間データ、位置情報などの地理的特徴を記述するためのXMLベースのマークアップ言語である。GeoJSONは、地理空間データ交換フォーマットである。
図17に示した例では、地震検索部25の出力パラメータは、「eqid」、「informed_time」、「occurred_time」、「epcinter_name」、「eq_name」、「depth」、「magnituide」、「max_si」、「max_mesured_si」、「additional_code」、「tsunami」、「type」、「tile_url」、「geometry」、および「extent」である。各パラメータの内容は次の通りである。「eqid」は地震ID種別符号(=地震ID+種別)を示す。「informed_time」は発表時刻を示す。「occurred_time」は発震時刻を示す。「epcinter_name」は震央地名を示す。「eq_name」は、気象庁命名を示す。「depth」は、深さ(km)を示す。「magnituide」は、マグニチュードを示す。「max_si」は、最大震度階級を示す。「max_mesured_si」は、最大計測震度を示す。「additional_code」は、固定付加文コードを示す。「tsunami」は、津波有無を示す。「type」は、種別を示す。「tile_url」は、タイルURLを示す。「geometry」は、震央経度、緯度を示す。そして、「extent」は、データ範囲を示す。
図18に示したように、ユーザ端末3から地震検索部25への問い合わせは、ドメイン名「example.com」と「/search/eq.php?」の後に入力パラメータを記述したURL73に対するアクセスによって行うことができる。なお、いくつかのパラメータにデフォルトの値を設定しておけば入力パラメータはすべて省略することができる。図19は、地震検索部25からユーザ端末3へ出力されるファイル74の一例を示す。図19に示したように、ファイル74には、地震ID種別符号を示す「”eqid”: ”20110311144618kak”」というデータと、タイル画像ファイルの記憶部28内での記憶位置を示すタイルURLを示す「”tile_url”: ”http:¥/¥/example.com¥/eq¥/20110311144618kak¥/WMTSCapabilities.xml”」というデータとが含まれている。
次に、図20〜図25を参照して、図1に示した震度検索部26について説明する。図20は、震度検索部26への入力パラメータの一例を示した図である。図21および図22は、震度検索部26からの出力パラメータの一例を示した図である。図23は、ユーザ端末3から震度検索部26への入力例を示した図である。図24および図25は、震度検索部26からユーザ端末3への出力例を示した図である。震度検索部26は、プログラムであり、例えば通信処理部21を介した外部のユーザ端末3からの少なくとも位置を指定した問い合わせに応じて、データベース管理部24を用いてデータベース27内の推計震度分布テーブル13または観測点震度テーブル14を検索する。この震度検索部26に対する問い合わせには、指定された位置を含むメッシュに対して推定された震度の問い合わせ(これを推計震度分布の問い合わせという)と、指定された位置に最も近い観測点での計測震度の問い合わせ(速報および確定の2種類を含む)とがある。なお、震度検索部26に対する問い合わせには例えば複数の地震を対象として指定位置に対応する震度を検索できるようにしてもよい。また、観測点震度の検索範囲には距離的な上限を設けることができる。すなわち、指定地から例えば50km以内に観測点がない場合等にはデータを出力しないようにすることができる。震度検索部26は、推計震度分布の問い合わせに対しては推計震度分布テーブル13を検索し、あるいは観測点震度の問い合わせに対しては観測点震度テーブル14を検索し、1以上の計測震度(観測値および推定値を含む)を抽出した場合に当該抽出した計測震度と対応する地震ID種別符号とを少なくとも表すデータをユーザ端末3に対して出力する。なお、震度検索部26に対する問い合わせ時の位置指定は、必ずしも問い合わせの度に毎回行う必要はない。例えば、初回利用時、利用登録時等に位置を指定しておいて、問い合わせ時の位置指定を省略できるようにすることができる。なお、震度検索部26も、地震検索部25と同様、データベース27に対する検索機能をユーザ端末3から利用するためのインターフェース(API)として動作する。
図20に示した例では、震度検索部26の入力パラメータは、「lonlat」、「type」、「id」、「format」、および「callback」である。各パラメータの内容およびデフォルトの値は次の通りである。「lonlat」は検索位置の経度緯度(世界測地系)(経度、緯度の順にコンマで区切る)を示し、デフォルトの値はなしである。「type」はデータ種別(観測点震度(速報):1|震度分布:2|観測点震度(確定):3)を示し、デフォルトの値は2である。「id」は地震ID(前方一致)を示し、デフォルトの値は最新の地震IDである。「format」は出力フォーマット(GML|GeoJSON)を示し、デフォルトの値はGeoJSONである。「callback」はコールバック用の関数を指定(GeoJSON指定時)を示し、デフォルトの値はなしである。この場合、震度検索部26への入力パラメータの項目は、推計震度分布の問い合わせと、観測点震度の問い合わせとで同一である。また、入力パラメータ「id」に適切な地震IDの前方数文字を指定することで複数の地震を一度に検索することができる。
図21に示した例では、推計震度分布の問い合わせ時の震度検索部26の出力パラメータは、「eqid」、「si」、「measured_si」、および「geometry」である。「eqid」は地震ID種別符号(=地震ID+種別)であり、種別は震度分布「bnp」である。「si」は震度階級を示す。「measured_si」は計測震度を示す。そして、「geometry」は問い合わせされたポイントを示し、入力パラメータで指定された「lonlat」と同じデータが出力される。
図22に示した例では、観測点震度の問い合わせ時の震度検索部26の出力パラメータは、「eqid」、「pref」、「city」、「station_name」、「station_code」、「si」、「measured_si」、「type」、「distance」、および「geometry」である。「eqid」は地震ID種別符号(=地震ID+種別)を示し、種別は速報「sok」または確定「kak」である。「pref」は都道府県を示す。「city」は市区町村を示す。「station_name」は観測点名称を示す。「station_code」は観測点コードを示す。「si」は震度階級を示す。「measured_si」は計測震度を示す。「type」は種別を示し、速報「1」または確定「3」である。「distance」は観測点と入力点の距離(m)を示す。そして、「geometry」は問い合わせされたポイントを示し、入力パラメータで指定された「lonlat」と同じデータが出力される。
図23に示したように、ユーザ端末3から震度検索部26への問い合わせは、ドメイン名「example.com」と「/search/si.php?」の後に入力パラメータを記述したURL75に対するアクセスによって行うことができる。図24は、観測点震度の問い合わせ時に震度検索部26からユーザ端末3へ出力されるファイル76の一例を示す。図24に示したように、ファイル76には、地震ID種別符号を示す「”eqid”: ”20110311144618kak”」というデータと、計測震度を示す「”mesured_si”: 5.500000」というデータとが含まれている。図25は、推計震度分布の問い合わせ時に震度検索部26からユーザ端末3へ出力されるファイル77の一例を示す。図25に示したように、ファイル77には、地震ID種別符号を示す「”eqid”: ”20110311144640bnp”」というデータと、計測震度を示す「”mesured_si”: 5.300000」というデータとが含まれている。
次に、図26を参照して、図1に示した震度情報提供サーバ2の動作例について説明する。図26は、図1に示した震度情報提供サーバ2における新たなデータの登録時とタイル画像ファイル生成時の処理の流れを示したフローチャートである。図26に示した処理は、一定時間毎に実行される。図26に示した処理が開始されると、データ登録部22は、記憶部28内の所定の登録用ディレクトリに新たな入力データファイル(入力データファイル41または46(図2))がアップロードされたか否かを確認し、アップロードされていない場合には処理を終了する(ステップS101でNO)。一方、アップロードされていた場合(ステップS101でYESの場合)、データ登録部22は、記憶部28内の所定の展開用ディレクトリに新たにアップロードされた入力データファイルを解凍して展開するともに、展開前の入力データファイルを削除する(ステップS102)。
次に、データ登録部22は、展開した入力データファイルに地震情報データ43が含まれているか否かを確認する(ステップS103)。地震情報データ43が含まれていた場合(ステップS103でYESの場合)、データ登録部22は、データベース管理部24を介して地震情報データ43が含む地震ID種別符号を地震ID管理テーブル11に登録する(ステップS104)。なお、データ登録部22は、地震ID管理テーブル11内にすでに同一の地震ID種別符号が登録されていた場合には既存データとの置き換えを行う。次に、データ登録部22は、データベース管理部24を介して地震情報データ43が含む各データを地震情報テーブル12に登録する(ステップS105)。
次に、ステップS105の処理が終わった場合、または地震情報データ43が含まれていなかった場合(ステップS103でNOの場合)、データ登録部22は、展開した入力データファイルに推計震度分布データ45が含まれているか否かを確認する(ステップS106)。推計震度分布データ45が含まれていた場合(ステップS106でYESの場合)、データ登録部22は、データベース管理部24を介して推計震度分布データ45が含む地震ID種別符号を地震ID管理テーブル11に登録する(ステップS107)。なお、データ登録部22は、地震ID管理テーブル11内にすでに同一の地震ID種別符号が登録されていた場合には既存データとの置き換えを行う。次に、データ登録部22は、データベース管理部24を介して1または複数の推計震度分布データ45が含む各データを推計震度分布テーブル13に登録する(ステップS108)。
次に、ステップS108の処理が終わった場合、または推計震度分布データ45が含まれていなかった場合(ステップS106でNOの場合)、データ登録部22は、展開した入力データファイルに観測点震度データ48が含まれているか否かを確認する(ステップS109)。観測点震度データ48が含まれていた場合(ステップS109でYESの場合)、データ登録部22は、データベース管理部24を介して観測点震度データ48が含む地震ID種別符号を地震ID管理テーブル11に登録する(ステップS110)。なお、データ登録部22は、地震ID管理テーブル11内にすでに同一の地震ID種別符号が登録されていた場合には既存データとの置き換えを行う。次に、データ登録部22は、データベース管理部24を介して1または複数の観測点震度データ48が含む各データを観測点震度テーブル14に登録する(ステップS111)。
次に、ステップS111の処理が終わった場合、または観測点震度データ48が含まれていなかった場合(ステップS109でNOの場合)、データ登録部22は、推計震度分布データ45または観測点震度データ48をデータベース27に登録したか否かを確認する(ステップS112)。推計震度分布データ45または観測点震度データ48をデータベース27に登録していた場合(ステップS112でYESの場合)、データ登録部22はタイル画像ファイル生成部23にタイル画像ファイルの生成および配置を指示し、タイル画像ファイル生成部23がタイル画像ファイル66(図11)の生成および配置を行う(ステップS113)。次に、データ登録部22はタイル画像ファイル生成部23にタイル配信情報ファイルの生成および配置を指示し、タイル画像ファイル生成部23がタイル配信情報ファイル63(図11)の生成および配置を行う(ステップS114)。次に、データ登録部22は、データベース管理部24を介してタイル配信情報ファイル63のURLを地震情報テーブル12に登録する(ステップS115)。ステップS115の処理が終わった場合、または、推計震度分布データ45または観測点震度データ48がデータベース27に登録されていなかった場合(ステップS112でNOの場合)、処理が終了する。
次に、図27を参照して、図1に示した震度情報提供システム1の動作例について説明する。図27は、図1に示した震度情報提供システム1における震度情報提供サーバ2への新たなデータの登録時とタイル画像ファイル生成時の処理の流れを示したシーケンス図である。
図1に示した地震情報管理サーバ51から新たな地震情報が地震情報登録サーバ4へ配信されると(ステップS201)、地震情報登録サーバ4は入力データファイル41または46を作成する(ステップS202)。次に、地震情報登録サーバ4は作成した入力データファイル41または46を震度情報提供サーバ2内の通信処理部21を介して記憶部28の登録用ディレクトリにアップロードする(ステップS203〜S204)。次に、データ登録部22が、入力データファイル41または46のアップロードを検知する(ステップS205)。次にデータ登録部22は、入力データファイル41または46を展開する(ステップS206〜S207)。
次に、データ登録部22は、展開した入力データファイル41または46の内容に基づいてデータベース管理部24を介してデータベース27の内容を更新する(ステップS208〜S209)。また、データ登録部22は、タイル画像ファイル生成部23に対して展開した入力データファイル41または46の内容に基づくタイル画像ファイル66およびタイル配信情報ファイル63の生成と配置とを指示し、タイル画像ファイル生成部23がタイル画像ファイル66およびタイル配信情報ファイル63を生成して配置する(ステップS210〜S213)。次に、データ登録部22は、データベース管理部24を介してタイル配信情報ファイル63の記憶位置を示すURLをデータベース27に登録する(ステップS214〜S215)。
次に、図28を参照して、図1に示した震度情報提供システム1の他の動作例について説明する。図28は、図1に示した震度情報提供システム1における震度情報提供サーバ2からユーザ端末3へ情報を提供する際の処理の流れを示したシーケンス図である。
地震を検索する場合(地震検索入力、ステップS301)、ユーザ端末3から震度情報提供サーバ2に対して、地震の発生時期、震源位置、マグニチュード、最大震度等を検索パラメータとして問合せすると、ユーザ端末3からの問い合わせを受信した通信処理部21が地震検索部25に対して問い合わせのパラメータを送信する(ステップS302)。次に地震検索部25は、データベース管理部24を介してデータベース27を検索する(ステップS303〜S304)。次に地震検索部25は、データベース管理部24から検索した結果を受信すると(ステップS305〜S306)、受信した検索結果に基づき該当する地震IDとその諸元を示すデータ等を含む出力用のファイル74を生成し、通信処理部21を介してユーザ端末3に対して送信する(ステップS307〜S308)。
震度を検索する場合(震度検索入力、ステップS309)、ユーザ端末3から震度情報提供サーバ2に対して、地震IDと緯度経度位置等を検索パラメータとして問合せすると、ユーザ端末3からの問い合わせを受信した通信処理部21が震度検索部26に対して問い合わせのパラメータを送信する(ステップS310)。次に震度検索部26は、データベース管理部24を介してデータベース27を検索する(ステップS311〜S312)。次に震度検索部26は、データベース管理部24から検索した結果を受信すると(ステップS313〜S314)、受信した検索結果に基づき指定した緯度経度位置を含む3次メッシュの、指定した地震の計測震度(推定データ)、あるいは、指定した緯度経度位置に最も近い観測点での指定した地震の計測震度を示すデータ等を含む出力用のファイル77または76を生成し、通信処理部21を介してユーザ端末3に対して送信する(ステップS315〜S316)。
また、タイル配信情報ファイル63を取得する場合(タイル配信情報ファイル要求、ステップS317)、ユーザ端末3は、ステップS308で受信したタイル配信情報ファイル63のURLにアクセスすることでタイル配信情報ファイル63を取得することができる(ステップS318〜S320)。
また、タイル画像ファイル66を取得する場合(タイル画像ファイル要求、ステップS321)、ユーザ端末3は、ステップS308で受信したタイル配信情報ファイル63のURLに基づき、タイル配信情報ファイル63内のデータやユーザの指示に応じて決定した所望のタイル画像ファイル66のURLにアクセスすることでタイル画像ファイル66を取得することができる(ステップS321〜S324)。
以上のように、本発明の実施形態によれば、データ登録部22が推計震度分布テーブル13または観測点震度テーブル14の内容を更新した場合に、タイル画像ファイル生成部23が更新された内容に基づくタイル画像ファイル66を複数生成して記憶部28に展開する。よって、ユーザ端末3では、記憶部28に記憶されているタイル画像ファイル66を用いた画像表示を行うことで、計測震度または推計された震度分布を容易に把握することができる。また、震度検索部26が、ユーザ端末3から位置を指定した問い合わせに応じて推計震度分布テーブル13または観測点震度テーブル14を検索して該当する計測震度を抽出した場合に当該抽出した計測震度と対応する地震ID種別符号とを少なくとも表す情報をユーザ端末3に対して出力する。よって、ユーザ端末3において計測震度または推計された計測震度を容易に把握することができる。
また、上記の実施形態では、タイル画像ファイル66は、当該タイル画像の南北タイル番号または東西タイル番号をファイル名とし、ディレクトリ名が地震ID種別符号である第1ディレクトリ62を親ディレクトリとするディレクトリ名がズームレベルである第2ディレクトリ64を親ディレクトリとするディレクトリ名が東西タイル番号または南北タイル番号である第3ディレクトリ65に格納され、タイル画像ファイルの仕様に係るデータを含むタイル配信情報ファイル63が第1ディレクトリ62に記憶されていて、地震情報テーブル12の各レコード12RのタイルURLを格納するフィールド12F16にタイル配信情報ファイル63のURLで表された位置情報が格納されている。よって、ユーザ端末3は、複数のタイル画像ファイル66に対して簡単にアクセスすることができる。
また、上記の実施形態では、推計震度分布テーブル13が有する各レコード13Rが、計測震度が推計される区画を表すデータを格納するフィールドとして、区画のメッシュコード、西端の経度、南端の緯度、東端の経度、北端の緯度、ならびに測地系および測地系におけるジオメトリ(当該測地系における緯度および経度等)を表すデータを格納する複数のフィールドを含む。すなわち、区画(メッシュ)の位置を表す情報が複数種類、データベース27内に登録されている。よって、ユーザ端末3では震度の推定データの推計単位であるメッシュの位置を種々の利用環境に容易に対応させることができる。
なお、本発明の実施の形態は上記のものに限られない。例えば、震度情報提供サーバ2と地震情報登録サーバ4とは一体的に構成されていてもよよいし、震度情報提供サーバ2、地震情報登録サーバ4などはクラウド上に仮想的に構成されたサーバを用いて構成されていてもよい。
また、上記の震度情報提供システム1においては、ユーザ端末3から震度情報提供サーバ2にてAPIとして構成されている地震検索部25および震度検索部26へ自動的に問合せし、その結果を電子メール等で自動配信することなどが可能である。この場合、例えば、地震が発生し推計震度データが登録され次第、閲覧アプリケーションの複雑な操作手順を経ることなく速やかに当該地の計測震度(推定値)を把握できる。また、震度計を設置していなくても、任意の緯度経度位置の計測震度(推定値)を把握できる。また、その場に居ない離れた場所の計測震度(推定値)を把握できる。また、http配信される推計震度分布図のタイル画像と震度検索API(震度検索部26)を適切に組み合せることで、閲覧アプリケーション上で、推計震度分布図を地図情報と重ねて表示し、拡大縮小スクロールし、任意の位置をクリックすることで、その位置の計測震度(推定値)を把握できる。
1 震度情報提供システム
2 震度情報提供サーバ
3 ユーザ端末
4 地震情報登録サーバ
11 地震ID管理テーブル
12 地震情報テーブル
13 推計震度分布テーブル
14 観測点震度テーブル
21 通信処理部
22 データ登録部
23 タイル画像ファイル生成部
24 データベース管理部
25 地震検索部
26 震度検索部
27 データベース
28 記憶部
51 地震情報管理サーバ
52 計測震度計
60、60c、60n タイル画像
61、62、64、65 ディレクトリ
63 タイル配信情報ファイル
66 タイル画像ファイル

Claims (4)

  1. 複数のタイル画像ファイルを記憶する記憶部と、
    地震を識別するIDである地震IDと速報、確定または地震分布のいずれかの種別を表す符号とからなる地震ID種別符号を格納するフィールドと、前記地震の発生時期、震源位置、マグニチュードおよび最大震度階級の各データを少なくとも含むデータである地震基本データの前記各データを格納する複数のフィールドと、前記タイル画像ファイルの前記記憶部内での記憶位置を格納するフィールドとを少なくとも含むレコードを複数有する地震情報テーブルと、
    前記地震ID種別符号を格納するフィールドと、計測震度を格納するフィールドと、当該計測震度が推計される区画を表すデータを格納する1または複数のフィールドとを少なくとも含むレコードを複数有する推計震度分布テーブルと、
    前記地震ID種別符号を格納するフィールドと、前記計測震度を格納するフィールドと、当該計測震度の観測点を表すデータを格納する1または複数のフィールドとを少なくとも含むレコードを複数有する観測点震度テーブルと
    を含むデータベースと、
    1つの前記地震に関する前記地震基本データを含む地震情報データと、前記1つの地震に対して推計された震度分布を表すデータを含む推計震度分布データまたは前記1つの地震が発生した際に計測された計測震度と観測点とを表すデータを含む観測点震度データとが新たに受信された場合に、新たに受信された前記地震情報データと、前記推計震度分布データまたは前記観測点震度データとに基づき、前記地震情報テーブルと、前記推計震度分布テーブルまたは前記観測点震度テーブルの内容を更新するデータ登録部と、
    前記データ登録部が前記推計震度分布テーブルまたは前記観測点震度テーブルの内容を更新した場合に、更新された内容に基づく前記タイル画像ファイルを複数生成して前記記憶部に展開するタイル画像ファイル生成部と、
    外部のユーザ端末からの問い合わせに応じて前記地震情報テーブルを検索して1以上の前記地震を抽出した場合に当該抽出した地震の前記地震ID種別符号と前記記憶位置とを少なくとも表すデータを前記ユーザ端末に対して出力する地震検索部と、
    前記ユーザ端末から少なくとも位置を指定した問い合わせに応じて前記推計震度分布テーブルまたは前記観測点震度テーブルを検索して1以上の前記計測震度を抽出した場合に当該抽出した計測震度と対応する前記地震ID種別符号とを少なくとも表すデータを前記ユーザ端末に対して出力する震度検索部と
    を備える震度情報提供装置。
  2. 前記タイル画像ファイルは、当該タイル画像の南北タイル番号または東西タイル番号をファイル名とし、ディレクトリ名が前記地震ID種別符号である第1ディレクトリを親ディレクトリとするディレクトリ名がズームレベルである第2ディレクトリを親ディレクトリとするディレクトリ名が前記東西タイル番号または前記南北タイル番号である第3ディレクトリに格納され、
    前記タイル画像ファイルの仕様に係るデータを含むタイル配信情報ファイルが前記第1ディレクトリに記憶されていて、
    前記記憶位置が前記タイル配信情報ファイルのユニフォームリソースロケータで表される
    請求項1に記載の震度情報提供装置。
  3. 前記推計震度分布テーブルが有する前記各レコードが、前記計測震度が推計される区画を表すデータを格納する前記フィールドとして、前記区画のメッシュコード、西端の経度、南端の緯度、東端の経度、北端の緯度、ならびに測地系および前記測地系におけるジオメトリを表すデータを格納する複数のフィールドを含む
    請求項1または2に記載の震度情報提供装置。
  4. 複数のタイル画像ファイルを記憶する記憶部と、
    地震を識別するIDである地震IDと速報、確定または地震分布のいずれかの種別を表す符号とからなる地震ID種別符号を格納するフィールドと、前記地震の発生時期、震源位置、マグニチュードおよび最大震度階級の各データを少なくとも含むデータである地震基本データの前記各データを格納する複数のフィールドと、前記タイル画像ファイルの前記記憶部内での記憶位置を格納するフィールドとを少なくとも含むレコードを複数有する地震情報テーブルと、
    前記地震ID種別符号を格納するフィールドと、計測震度を格納するフィールドと、当該計測震度が推計される区画を表すデータを格納する1または複数のフィールドとを少なくとも含むレコードを複数有する推計震度分布テーブルと、
    前記地震ID種別符号を格納するフィールドと、前記計測震度を格納するフィールドと、当該計測震度の観測点を表すデータを格納する1または複数のフィールドとを少なくとも含むレコードを複数有する観測点震度テーブルと
    を含むデータベースと
    を用い、
    データ登録部によって、1つの前記地震に関する前記地震基本データを含む地震情報データと、前記1つの地震に対して推計された震度分布を表すデータを含む推計震度分布データまたは前記1つの地震が発生した際に計測された計測震度と観測点とを表すデータを含む観測点震度データとが新たに受信された場合に、新たに受信された前記地震情報データと、前記推計震度分布データまたは前記観測点震度データとに基づき、前記地震情報テーブルと、前記推計震度分布テーブルまたは前記観測点震度テーブルの内容を更新し、
    タイル画像ファイル生成部によって、前記データ登録部が前記推計震度分布テーブルまたは前記観測点震度テーブルの内容を更新した場合に、更新された内容に基づく前記タイル画像ファイルを複数生成して前記記憶部に展開し、
    地震検索部によって、外部のユーザ端末からの問い合わせに応じて前記地震情報テーブルを検索して1以上の前記地震を抽出した場合に当該抽出した地震の前記地震ID種別符号と前記記憶位置とを少なくとも表すデータを前記ユーザ端末に対して出力し、
    震度検索部によって、前記ユーザ端末から少なくとも位置を指定した問い合わせに応じて前記推計震度分布テーブルまたは前記観測点震度テーブルを検索して1以上の前記計測震度を抽出した場合に当該抽出した計測震度と対応する前記地震ID種別符号とを少なくとも表すデータを前記ユーザ端末に対して出力する
    震度情報提供方法。
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