JP2017133656A - スプール弁 - Google Patents
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Abstract
Description
(3)前記段差部は、前記ランド部の前記外周面と摺接する前記内壁面に対して傾斜した環状の端面を有することが好ましい。
(5)前記スプールは、前記ランド部において前記端部に向かって縮径した傾斜部を前記逃げ部として有することが好ましい。
(6)前記金属被膜は、陽極酸化被膜であることが好ましい。
本スプール弁は、オイル(作動油)の圧力状態を調整する圧力調整弁やオイルの流量状態を調整する流量調整弁といった油圧制御弁として利用される。
[1−1.構成]
本実施形態に係るスプール弁の全体構造は、従来例として示した図4(a)のものと同様である。そのため、まずは図4(a)を用いてスプール弁1の全体構造を説明し、次いで要部の構造について詳述する。
図4(a)に示すように、スプール弁1は、複数のポート21が形成された内部空間20(バルブボア)を有するバルブボディ2と、この内部空間20内に摺動自在に設けられたスプール3とを備えている。
図1(a)〜(c)に示すように、バルブボディ2は、ランド部31aの外周面33(金属被膜4)が摺接する内部空間20の内壁面23に凹設された段差部24を有する。段差部24は、ランド部31aの外周面33と摺接する内壁面23よりも内径が大きく形成された段差面24a及び端面24bを有し、本発明における逃げ部として機能する。
上述したスプール弁1では、スプール3の端部35における金属被膜4のエッジ部4aと内部空間20の内壁面23との接触がクリアランス5によって回避されるため、スプール3の外周面33が内壁面23に押し付けられた状態でスプール3が摺動しても、内壁面23が削られることを防ぐことができる。また、スプール3に設けられた金属被膜4が内部空間20の内壁面23よりも硬いことから、スプール3の耐摩耗性を高めることができる。つまり、上述したスプール弁1によれば、スプール3の耐摩耗性を高めつつバルブボディ2の摩耗を抑制することができる。
上述したスプール弁1では、段差部24の端面24bが傾斜面である段差部24を例示したが、段差部24の形状はこれに限られない。例えば、図2に示すように、段差部24′(逃げ部)が、ランド部31aの外周面33(金属被膜4)と摺接する内壁面23に対して直交する環状の端面24b′を有する直角状の段差部24′であってもよい。逃げ部として直角状の段差部24′を有するスプール弁1であれば、スプール3の耐摩耗性を高めつつバルブボディ2の摩耗を抑制することができるとともに、外周面33と内壁面23との僅かな隙間への異物混入(コンタミ)を抑制することができる。
第二実施形態のスプール弁1について、図3(a)及び(b)を用いて説明する。図3(a)は図1(a)に対応する断面図であり、図3(b)は図3(a)のB部をさらに拡大した図である。本実施形態のスプール弁1は、第一実施形態における段差部24の代わりに、逃げ部として傾斜部36が設けられている点で第一実施形態のものとは異なる。なお、第一実施形態と同様の構成については第一実施形態と同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、上述した実施形態を適宜変更したり、一部を採用したりして実施することができる。
上述した各実施形態では、クリアランス5を形成する逃げ部が、バルブボディ2の内壁面23及びスプール3のいずれか一方に設けられている場合を例示したが、逃げ部がこれらの両方に設けられていてもよい。すなわち、スプール弁1が、内壁面23に設けられた段差部24又は段差部24′と、スプール3の外周面33に設けられた傾斜部36とを備えていてもよい。両方の逃げ部を設けることにより、遮断時の摩耗の可能性を低下させることができる。
なお、上述した実施形態に示すバルブボディ2やスプール3の形状は模式化したものであり、実際の適用にあたっては適宜の形状を設定しうる。また、各ポート21の位置や形状も適宜設定,変更しうる。
2 バルブボディ
3 スプール
4 金属被膜
4a エッジ部
5 クリアランス
20 内部空間
21,21a 入力ポート(ポート)
21,21b 出力ポート(ポート)
23 内壁面
24,24′ 段差部(逃げ部)
24a 段差面
24b,24b′ 端面
30 軸部
31,31a,31a′,31b ランド部
32 溝部
33 外周面
34 端面
35 端部
36 傾斜部(逃げ部)
Claims (6)
- 流体が流入出するポートが形成された内部空間を有するバルブボディと、
前記内部空間内に摺動自在に設けられ、前記内部空間の内壁面と摺接するランド部の外周面に前記内壁面よりも硬い金属被膜を有するスプールと、
前記内壁面及び前記ランド部の少なくとも一方に設けられ、前記ランド部の端部における前記金属被膜と前記内壁面との接触を回避するクリアランスを形成する逃げ部と、
を備えたことを特徴とする、スプール弁。 - 前記バルブボディは、前記逃げ部として前記内壁面に凹設された段差部を有する
ことを特徴とする、請求項1記載のスプール弁。 - 前記段差部は、前記ランド部の前記外周面と摺接する前記内壁面に対して傾斜した環状の端面を有する
ことを特徴とする、請求項2記載のスプール弁。 - 前記段差部は、前記ランド部の前記外周面と摺接する前記内壁面に対して直交する環状の端面を有する
ことを特徴とする、請求項2記載のスプール弁。 - 前記スプールは、前記ランド部において前記端部に向かって縮径した傾斜部を前記逃げ部として有する
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のスプール弁。 - 前記金属被膜は、陽極酸化被膜である
ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載のスプール弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016015736A JP2017133656A (ja) | 2016-01-29 | 2016-01-29 | スプール弁 |
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JP2016015736A JP2017133656A (ja) | 2016-01-29 | 2016-01-29 | スプール弁 |
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JP2017133656A true JP2017133656A (ja) | 2017-08-03 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2017133656A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019157241A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | ジヤトコ株式会社 | スプール、およびスプールの製造方法。 |
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2016
- 2016-01-29 JP JP2016015736A patent/JP2017133656A/ja active Pending
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JP2019157241A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | ジヤトコ株式会社 | スプール、およびスプールの製造方法。 |
JP7031981B2 (ja) | 2018-03-15 | 2022-03-08 | ジヤトコ株式会社 | スプール、およびスプールの製造方法。 |
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