JP2017133656A - スプール弁 - Google Patents

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Masaru Shimada
勝 島田
石井 英樹
Hideki Ishii
英樹 石井
明郎 野々村
Akiro Nonomura
明郎 野々村
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Abstract

【課題】スプールの耐摩耗性を高めつつバルブボディの摩耗を抑制したスプール弁を提供する。【解決手段】ポート21が形成された内部空間20を有するバルブボディ2と、内部空間20内に摺動自在に設けられ、内部空間20の内壁面23と摺接するランド部31の外周面33に内壁面23よりも硬い金属被膜4を有するスプール3と、内壁面23及びランド部31の少なくとも一方に設けられ、ランド部31の端部35における金属被膜4と内壁面23との接触を回避するクリアランス5を形成する逃げ部24と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、バルブボディの内部空間に挿入されたスプールの摺動面に表面処理が施されたスプール弁に関する。
従来、圧力調整弁や流量調整弁といった油圧制御弁として、スプール弁が適用されたものがある(例えば特許文献1)。スプール弁は、例えば図4(a)に示すように、複数のポート21が形成された略筒状の内部空間20を有するバルブボディ2と、この内部空間20に挿入される軸状部材であるスプール3とを備えて構成される。スプール3は、ランド部31とランド部31間の環状の溝部32とを有し、バルブボディ2の内部空間20内を軸方向に移動する。これにより、スプール3の溝部32によっていずれかのポート21間が連通状態とされ、あるいはスプール3のランド部31によっていずれかのポート21間が遮断状態とされる。
ところで、スプールの耐摩耗性を高めるために、バルブボディの内壁面と摺動接触するスプールの外周面(摺動面)に表面処理を施して、バルブボディの内壁面よりも硬い被膜を形成したスプールがある。表面処理としては、電気めっき,無電解めっき,陽極酸化等のウェットプロセスや、浸炭焼入れ等の熱処理などが知られており(特許文献2参照)、スプールを形成する母材に適した手法が採用される。
特開2006−046499号公報 特開2001−355746号公報
しかしながら、スプールの外周面にバルブボディの内壁面よりも硬い被膜が形成された場合、図4(b)に示すように、ランド部31の端部35における被膜4の表面に、尖ったエッジ部4aが形成されると、スプール3がその外周面33をバルブボディ2の内壁面23に押し付けた状態で摺動したときに、そのエッジ部4aによって内壁面23が削られてしまうという課題がある。一方で、スプールの外周面に硬い被膜を設けない構造では、スプールの耐摩耗性を高めることが難しい。
本件は、このような課題に鑑み案出されたもので、スプールの耐摩耗性を高めつつバルブボディの摩耗を抑制できるようにしたスプール弁を提供することを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
(1)ここで開示するスプール弁は、流体が流入出するポートが形成された内部空間を有するバルブボディと、前記内部空間内に摺動自在に設けられ、前記内部空間の内壁面と摺接するランド部の外周面に前記内壁面よりも硬い金属被膜を有するスプールと、前記内壁面及び前記ランド部の少なくとも一方に設けられ、前記ランド部の端部における前記金属被膜と前記内壁面との接触を回避するクリアランスを形成する逃げ部と、を備えたことを特徴としている。
(2)前記バルブボディは、前記逃げ部として前記内壁面に凹設された段差部を有することが好ましい。
(3)前記段差部は、前記ランド部の前記外周面と摺接する前記内壁面に対して傾斜した環状の端面を有することが好ましい。
(4)前記段差部は、前記ランド部の前記外周面と摺接する前記内壁面に対して直交する環状の端面を有することが好ましい。
(5)前記スプールは、前記ランド部において前記端部に向かって縮径した傾斜部を前記逃げ部として有することが好ましい。
(6)前記金属被膜は、陽極酸化被膜であることが好ましい。
ランド部の端部における金属被膜とバルブボディが有する内部空間の内壁面との接触が回避されるので、金属被膜のエッジ部によってこの内壁面が削られることを防ぐことができる、すなわち、バルブボディの摩耗を抑制することができる。また、スプールに形成された金属被膜が内部空間の内壁面よりも硬いことから、スプールの耐摩耗性を高めることができる。
第一実施形態に係るスプール弁の要部断面図であり、(a)は遮断状態、(b)は連通状態をそれぞれ示し、(c)は図1(a)のA部拡大図である。 図1(c)の変形例を示す図である。 第二実施形態に係るスプール弁の要部断面図であり、(a)は遮断状態を示し、(b)は図3(a)のB部拡大図である。 (a)は実施形態及び従来例におけるスプール弁の模式的な全体構成図であり、(b)は従来例におけるランド部の端部を拡大した図である。
図面を参照して、実施形態としてのスプール弁について説明する。以下に示す各実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の各実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
本スプール弁は、オイル(作動油)の圧力状態を調整する圧力調整弁やオイルの流量状態を調整する流量調整弁といった油圧制御弁として利用される。
[1.第一実施形態]
[1−1.構成]
本実施形態に係るスプール弁の全体構造は、従来例として示した図4(a)のものと同様である。そのため、まずは図4(a)を用いてスプール弁1の全体構造を説明し、次いで要部の構造について詳述する。
図4(a)に示すように、スプール弁1は、複数のポート21が形成された内部空間20(バルブボア)を有するバルブボディ2と、この内部空間20内に摺動自在に設けられたスプール3とを備えている。
バルブボディ2の内部空間20は、軸状部材であるスプール3が内装される円筒状空間と、いずれもこの円筒状空間の内部に連通するポート21とを有する。ポート21は、例えば入力ポート21a,出力ポート21b,ドレンポート等である。複数のポート21は、いずれもスプール3の外径よりも大きな内径を有する円環状の溝部として形成され、それぞれ内部空間20の軸方向に互いに離隔した所定の位置に配置される。
スプール3は、バルブボディ2の内部空間20内に挿入された軸状(円柱状)の部材であって、軸方向に移動する。スプール3は、軸方向に互いに間隙を存して配設された複数のランド部31と、各ランド部31を連通する軸部30とから構成され、各ランド部31間(すなわち軸部30の外周部)が環状の溝部32として形成されている。ランド部31は、内部空間20の内壁面23に摺接する弁体である。溝部32は、軸部30の外周面とバルブボディ2の内壁面23との間に形成された空間であり、所定のポート21間を連通状態とする連通部として機能する。なお、内壁面23は、内部空間20に臨むバルブボディ2の壁面(周面)である。また、スプール3の軸方向への移動は、電磁石を用いて行うものや、スプール3の端部にパイロットポート等を設けて油圧(パイロット圧,フィードバック圧)を導入することで行うものなど、種々の方式を適用可能である。
本実施形態のスプール3は、耐摩耗性を高めるべく表面全体に表面処理が施されており、バルブボディ2の内壁面23よりも硬い金属被膜4を有する。本実施形態のスプール3はアルミ系素材で形成されており、表面処理として陽極酸化処理が施されている。すなわち、スプール3には、金属被膜4として陽極酸化被膜(アルマイト被膜)が設けられている。なお、表面処理が施される部位は、少なくともランド部31の外周面33が含まれていればよく、スプール3の表面全体でなくてもよい。また、ここでいう金属被膜4は広義のめっき被膜であり、陽極酸化被膜に限られない。すなわち、金属被膜4は、内壁面23よりも硬くなるように表面処理(硬質加工)されて形成されたものであればよく、例えば無電解めっきや電気めっき等で形成された被膜であってもよい。
スプール3の外周面33に金属被膜4が設けられた場合、上述したように、ランド部31の端部35における金属被膜4によってバルブボディ2の内壁面23が削られてしまい、摩耗が進むおそれがある。特に、金属被膜4が陽極酸化被膜である場合には、スプール3の外周面33(表面)に対して直交方向(上下方向)に金属被膜4が形成される。このため、図4(b)に示すように、端部35における金属被膜4の表面には尖ったエッジ部4aが形成され、このエッジ部4aが内壁面23に接触して押し付けられることになる。したがって、この場合には内壁面23の摩耗が進みやすくなる。
これを防止するために、スプール弁1は、ランド部31の端部35における金属被膜4(特にエッジ部4a)と内壁面23との接触を回避するクリアランス5を形成する逃げ部を備えている。本実施形態のスプール弁1には、図1(a)〜(c)に示すように、バルブボディ2の内壁面23に逃げ部としての段差部24が設けられている。なお、図1(a)及び(b)は、入力ポート21aと出力ポート21bとの連通,遮断状態を切り替えるランド部31bと、このランド部31bに隣接する一端側(図中左側)のランド部31aとを含むスプール弁1の要部を拡大して示した断面図である。
本実施形態では、スプール弁1の一端側に位置するランド部31aの端部35による摩耗を抑制するための構造を例示する。なお、端部35は、ランド部31aの外周面33と端面34(法線方向が軸方向である面)とで形成される縁部である。本実施形態のランド部31aは、一端側に軸方向に直交する断面積(横断面積)が小さな円柱部が設けられた段付き棒状をなしているため、円環状の部分(ランド部31aの横断面積が異なる境界部分)が端面34となるが、ランド部31aが一様な横断面積を有する場合には、一端側に位置する円形状の部分が端面となる。
図1(a)は入力ポート21aと出力ポート21bとが遮断された遮断状態を示し、図1(b)はこれらのポート21a,21bが連通された連通状態を示す。なお、図1(c)は図1(a)のA部をさらに拡大した図である。
図1(a)〜(c)に示すように、バルブボディ2は、ランド部31aの外周面33(金属被膜4)が摺接する内部空間20の内壁面23に凹設された段差部24を有する。段差部24は、ランド部31aの外周面33と摺接する内壁面23よりも内径が大きく形成された段差面24a及び端面24bを有し、本発明における逃げ部として機能する。
段差部24は、スプール弁1が遮断,連通のいずれの状態であってもランド部31aの端部35と内壁面23とが非接触となるように、内壁面23におけるランド部31aの一端側に形成されている。なお、理想的には常時非接触であるが、遮断状態では必ずしも非接触である必要はない。すなわち、段差部24は、ランド部31aの端部35の移動範囲内で常時クリアランス5が確保されるように形成されている。これにより、遮断状態及び連通状態のいずれにおいても、クリアランス5によって端部35、すなわち金属被膜4のエッジ部4aが内壁面23に接触しない状態とされるとともに、ランド部31aの基端側(スプール弁1の他端側、図中右側)における外周面33が内壁面23と略隙間なく接触した状態とされる。なお、遮断状態では、ランド部31bの外周面33が内壁面23と略隙間なく接触する。一方、連通状態では、ランド部31bが出力ポート21bの環状空間内に位置する。
図1(c)に示すように、段差部24の段差面24aは、ランド部31aの外周面33と一定間隔のクリアランス5を形成する円筒面である。一方、端面24bは、ランド部31aの外周面33(金属被膜4)と摺接する内壁面23に対して傾斜した環状の傾斜面であり、内壁面23と段差面24aとを繋いでいる。本実施形態の段差部24の高さ(内壁面23と段差面24aとの内径差)は、例えば、金属被膜4の厚み,外周面33と内壁面23との寸法公差,スプール3の摺動時における内壁面23への押付け力の大きさ、油圧などによるバルブボディの変形量等に応じた値(例えば10[μm]以上)に適宜設定可能である。なお、本実施形態の端面24bは、軸方向に沿う断面が直線状であるが、曲線状であってもよい。
[1−2.効果]
上述したスプール弁1では、スプール3の端部35における金属被膜4のエッジ部4aと内部空間20の内壁面23との接触がクリアランス5によって回避されるため、スプール3の外周面33が内壁面23に押し付けられた状態でスプール3が摺動しても、内壁面23が削られることを防ぐことができる。また、スプール3に設けられた金属被膜4が内部空間20の内壁面23よりも硬いことから、スプール3の耐摩耗性を高めることができる。つまり、上述したスプール弁1によれば、スプール3の耐摩耗性を高めつつバルブボディ2の摩耗を抑制することができる。
また、上述したスプール弁1では、内壁面23に凹設された段差部24によってクリアランス5が形成される。すなわち、段差部24が逃げ部として設けられるため、スプール弁1が遮断,連通のいずれの状態であってもスプール3の端部35と内壁面23とを確実に非接触な状態とすることができ、端部35の金属被膜4によって内壁面23が削られることを防ぐことができる。
特に、本実施形態のスプール弁1では、段差部24の端面24bがテーパ状の傾斜面として設けられていることから、スプール3が内壁面23に押し付けられたときの接触面積を大きくすることができる。これにより、スプール3及び内壁面23の変形,摩耗をより効果的に抑制することができる。また、端面24bをテーパ状の傾斜面とすることで、段差部24を加工しやすくすることができる。
なお、上述したスプール弁1はアルミ系素材で形成されており、金属被膜4として陽極酸化被膜が設けられている。陽極酸化被膜は、素材表面に対して直交方向に被膜が形成されるため、端部35において被膜のエッジ部4aが内壁面23に押し付けられやすくなり、摩耗が促進される。これに対し、上述したスプール弁1では、逃げ部(段差部24)によってクリアランス5が形成されることから、金属被膜4のエッジ部4aが内壁面23に接触することを回避することができる。すなわち、スプール3の耐摩耗性を高めつつバルブボディ2の摩耗を抑制することができる。
[1−3.変形例]
上述したスプール弁1では、段差部24の端面24bが傾斜面である段差部24を例示したが、段差部24の形状はこれに限られない。例えば、図2に示すように、段差部24′(逃げ部)が、ランド部31aの外周面33(金属被膜4)と摺接する内壁面23に対して直交する環状の端面24b′を有する直角状の段差部24′であってもよい。逃げ部として直角状の段差部24′を有するスプール弁1であれば、スプール3の耐摩耗性を高めつつバルブボディ2の摩耗を抑制することができるとともに、外周面33と内壁面23との僅かな隙間への異物混入(コンタミ)を抑制することができる。
[2.第二実施形態]
第二実施形態のスプール弁1について、図3(a)及び(b)を用いて説明する。図3(a)は図1(a)に対応する断面図であり、図3(b)は図3(a)のB部をさらに拡大した図である。本実施形態のスプール弁1は、第一実施形態における段差部24の代わりに、逃げ部として傾斜部36が設けられている点で第一実施形態のものとは異なる。なお、第一実施形態と同様の構成については第一実施形態と同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図3(a)及び(b)に示すように、傾斜部36は、スプール3のランド部31a′に設けられ、ランド部31a′の外周面33と内部空間20の内壁面23との間にクリアランス5を形成する逃げ部として機能する。なお、本実施形態のランド部31a′は、第一実施形態のランド部31aのように段付き棒状ではなく、傾斜部36を除いて一様な横断面積を有する。
傾斜部36は、ランド部31a′の端部35近傍の中間部から端部35に向かって縮径して形成された部位である。すなわち、本実施形態のランド部31a′は、一端側がテーパ状に形成されている。内壁面23と傾斜面36とのなす角は、金属被膜4のエッジがなくなる程度に小さく形成される。また、ランド部31a′の外周面33と内壁面23との間には、一端側に行くほどその間隔が大きくなるクリアランス5が設けられる。これらにより、ランド部31a′に設けられた金属被膜4によって内壁面23が削られにくくなる。なお、本実施形態の傾斜部36は、軸方向に沿う断面が直線状であるが、曲線状に形成されていてもよい。
したがって、本実施形態のスプール弁1によっても、第一実施形態と同様に、スプール3の耐摩耗性を高めつつバルブボディ2の摩耗を抑制することができる。さらに、本実施形態のスプール弁1では、スプール3が、ランド部31a′において端部35に向かって縮径した傾斜部36を逃げ部として有することから、スプール弁1の製造工程において、その工程数を増大させることなく逃げ部を設けることができる。
[3.その他]
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、上述した実施形態を適宜変更したり、一部を採用したりして実施することができる。
上述した各実施形態では、クリアランス5を形成する逃げ部が、バルブボディ2の内壁面23及びスプール3のいずれか一方に設けられている場合を例示したが、逃げ部がこれらの両方に設けられていてもよい。すなわち、スプール弁1が、内壁面23に設けられた段差部24又は段差部24′と、スプール3の外周面33に設けられた傾斜部36とを備えていてもよい。両方の逃げ部を設けることにより、遮断時の摩耗の可能性を低下させることができる。
また、上述した各実施形態では、スプール3の一端側におけるランド部31aに逃げ部が設けられる構成を例示したが、他のランド部31にも同様の逃げ部を設けてもよい。ただし、中間部のランド部31b等に設ける場合は、ランド部31bとポート21bとで形成される弁の開口面積が変化し、流量や圧力の制御に影響することになるので、その点を考慮して設ける必要がある。
なお、上述した実施形態に示すバルブボディ2やスプール3の形状は模式化したものであり、実際の適用にあたっては適宜の形状を設定しうる。また、各ポート21の位置や形状も適宜設定,変更しうる。
オイル(作動油)の圧力状態を調整する圧力制御弁やオイルの流量を調整する流量調整弁といった油圧制御弁に広く適用することができる。
1 スプール弁
2 バルブボディ
3 スプール
4 金属被膜
4a エッジ部
5 クリアランス
20 内部空間
21,21a 入力ポート(ポート)
21,21b 出力ポート(ポート)
23 内壁面
24,24′ 段差部(逃げ部)
24a 段差面
24b,24b′ 端面
30 軸部
31,31a,31a′,31b ランド部
32 溝部
33 外周面
34 端面
35 端部
36 傾斜部(逃げ部)

Claims (6)

  1. 流体が流入出するポートが形成された内部空間を有するバルブボディと、
    前記内部空間内に摺動自在に設けられ、前記内部空間の内壁面と摺接するランド部の外周面に前記内壁面よりも硬い金属被膜を有するスプールと、
    前記内壁面及び前記ランド部の少なくとも一方に設けられ、前記ランド部の端部における前記金属被膜と前記内壁面との接触を回避するクリアランスを形成する逃げ部と、
    を備えたことを特徴とする、スプール弁。
  2. 前記バルブボディは、前記逃げ部として前記内壁面に凹設された段差部を有する
    ことを特徴とする、請求項1記載のスプール弁。
  3. 前記段差部は、前記ランド部の前記外周面と摺接する前記内壁面に対して傾斜した環状の端面を有する
    ことを特徴とする、請求項2記載のスプール弁。
  4. 前記段差部は、前記ランド部の前記外周面と摺接する前記内壁面に対して直交する環状の端面を有する
    ことを特徴とする、請求項2記載のスプール弁。
  5. 前記スプールは、前記ランド部において前記端部に向かって縮径した傾斜部を前記逃げ部として有する
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のスプール弁。
  6. 前記金属被膜は、陽極酸化被膜である
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載のスプール弁。
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