JP2017131249A - 樹木注入装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】新しい特性のバランスを提供する樹木注入装置及び方法に対する要望がある。
【解決手段】プラグが注入器のノズルの先端に解放可能に取り付けられ得、注入器は注入器を使用して穿孔にプラグを導入して取り付けるように、樹幹の穿孔の方へ押され得る。その後、注入器は、プラグを介して穿孔に液体を注入するように操作され得る。その後、注入器は樹幹から引き抜かれ得、プラグは再使用などのため、穿孔内に残され得る。プラグは、穿孔と注入器のノズルとの間の接触を制限するため、及び穿孔からプラグを通る液体のあらゆる逆流を制限するための遮断装置として少なくとも機能しようとし得る。プラグはプラグを通る逆流を制限する逆止弁として機能する弾性チューブを含み得る。
【選択図】図1

Description

本開示は概して、植物の茎または幹に液体を注入することに関し、詳細には、本発明は樹幹の白太に液体を注入することに関する。
アーボリスト(樹木専門家)は樹木の健康を維持または改善するために、樹幹の白太に、殺虫剤、殺菌・殺カビ剤、生長調整剤、栄養分及び/または肥料などの液体を注入し得る。例えば、及び公知の方法の1つでは、穿孔が白太に形成され、その後穿孔の外側端部にプラグを確実に取り付けることによって穿孔の外側端部が閉鎖され、その後注入器の針が、針の先端が穿孔中にプラグよりも先へ突き出るようにプラグの隔壁を通して挿入される。続いて、注入器は、穿孔中にプラグよりも先へ突き出た針の部分を使用して、穿孔に液体を放出し得る。針はプラグから引き抜かれ、注入された液体が樹木の白太において上方へ吸引されるまで、注入された液体が穿孔の内側部分に含まれるように、プラグの隔壁がプラグを封止し得る。
有利には、プラグは任意選択的に、プラグを用いた後続の処理のために樹幹に取り付けられたままであり得る。それにもかかわらず、樹木の初期処理における別個のステップとしての上記のプラグの取付けは、多数の樹木が処理されるときなど、労働集約的であり時間がかかると考えられ得る。従って、新しい特性のバランスを提供する樹木注入装置及び方法に対する要望がある。
本開示のいくつかの態様の基本的理解を提供するために、以下において本開示の簡素化された概要を提供する。この概要は本開示の広範な概観ではなく、また本発明の鍵となる要素または重要な要素を特定すること、及び本発明の範囲を明確にすることを意図しない。本節の目的は後で呈される詳細な記載の前置きとして本開示のいくつかの概念を簡素化された形態で呈することである。
本開示の1つの態様によれば、プラグが注入器のノズルの先端に位置付けられ得、注入器は注入器を使用して穿孔にプラグを導入して取り付けるように、樹幹の穿孔の方へ押され得る。詳細には、プラグは、プラグを穿孔に導入し、穿孔内に取り付ける間、注入器のノズルの針のない先端に解放可能に取り付けられ得る。その後、注入器は、プラグが穿孔内に、及び注入器の先端に着座している間、プラグを介して穿孔に液体を注入するように操作され得る。例えば、注入される液体は、殺虫剤、殺菌・殺カビ剤、及び/または肥料のうちの1つまたは複数であり得る。その後、注入器は樹幹から引き抜かれ得、プラグは再使用のため穿孔内に任意選択的に残され得る。
本開示の1つの態様によれば、プラグは、穿孔と注入器のノズルとの間のあらゆる接触、穿孔からプラグを通ってノズルの先端に至る液体のあらゆる逆流、及びプラグが穿孔に取り付けられた後の白太の周囲環境へのあらゆる暴露、のそれぞれを排除するための遮断装置として少なくとも機能しようとし得る、及び好ましくは完全に機能する。それにもかかわらず、及び例えば費用と許容誤差とのつり合いがどのように打たれるかに依存して、プラグが遮断装置として実質的に機能するように構成されるとより一般的に特徴づけられ得るように、時折プラグの周りに及び/またはプラグを通して最小の漏れが発生し得る。
例えば、各プラグは、プラグを通した逆流を制限するために逆止弁を含み得る。一例では、逆止弁は、プラグの少なくとも一部の周りに延在しかつ圧力変化に応答して選択的に拡張及び収縮して、プラグを通って延びる1つまたは複数の流路をそれぞれ開放及び閉鎖する弾性チューブを含み得る。より具体的な例として、チューブは、プラグの本体を通って延びる流路の、1つまたは複数の横方向に配置された出口開口部の周りに延在し得、圧力変化に応答して出口開口部を開閉する。
一例において、注入器は、液体を受け入れる入口と、液体を放出する出口と、入口及び出口と交互に流体連通するための第1チャンバーと、第1チャンバーが入口からの液体の受入れと、圧力下での出口への液体の供給とを交互にするように第1チャンバーと協働的に関連付けられる少なくとも第2チャンバーとを含む。具体的には、第1チャンバーは圧力下に液体を注入器のノズルに供給し得る。
本開示の他の態様は以下で明らかになる。
ここでより詳細に図面を参照して、本開示の例示的実施形態を以下に記載する。図面は概略的であり得、図面中、類似した番号はいくつかの図面を通して少なくとも概ね似た部品を指す。
本発明によれば、新しい特性のバランスを提供する樹木注入装置及び方法が提供される。
本開示の第1の実施形態に従う、注入器のノズルの先端に取り付けられたプラグの側面図である。 第1の実施形態に従い、樹木の穿孔に押し込まれるプラグを概略的に示し、穿孔の長さ及び樹木の他の特徴を示すように樹木が部分的に切開されていることを除いて図1に類似している。 例えば、樹木の穿孔内のプラグから引き抜かれた注入器のノズルを概略的に示していることを除いて図2に類似した部分図である。 第1の実施形態に従う、プラグの本体の独立した側面図であり、図4は概略的であり得る。 第1の実施形態に従う、チューブを含むプラグの独立した側面図である。 プラグの本体の独立した側面図である。 プラグの本体の独立した概略斜視図である。 プラグの本体の独立した底面図である。 プラグの本体の独立した概略上面図である。 図9の線10−10に沿ったプラグの本体の独立した断面図である。 本開示の第2の実施形態に従う、プラグの独立した断面図であり、断面は図10のものと同じように取られ、プラグの本体の出口開口部がプラグのチューブによって閉鎖されている。 プラグの本体の出口開口部が開放されるようにチューブが撓ませられることを除いて図11と類似している。 本開示の第3の実施形態に従う、プラグの本体の独立した斜視図である。 圧力下に液体を注入器に供給する供給装置を更に示していることを除いて図1に類似している。 本開示の実施形態に従う、複合ドリルビットを示す。
本開示の特定の例示的実施形態を以下に記載し、かつ添付図面に示す。記載する実施形態は、本発明を示すことのみを目的とし、本発明の範囲を限定していると解釈すべきでない。本発明は当然のことながら以下の請求項によってのみ限定される。本発明の他の実施形態、及び記載する実施形態の特定の修正及び改良が当業者に思い付くであろう。また、全てのそのような代替実施形態、修正及び改良は本発明の範囲内にある。
液体を樹幹20に注入する方法の例が、以下で、少なくとも最初に図1〜3を参照して、本開示の第1実施形態に従って記載される。例えば、注入される液体は、殺虫剤、殺菌・殺カビ剤、肥料及び/または樹木に注入するのに適した他の液体の1つまたはそれ以上であり得る。最初に、細長い穿孔22が、1つまたは複数の適切なドリルビットなどの任意の適切な方法で樹幹20に形成され得る。樹木の寸法に依存して、樹木にいくつかの穿孔22があってもよい。穿孔22を形成するのに使用できる適切な複合式ドリルビット24の例が、図15を参照して以下で考察される。穿孔22は単一の一般に円筒状の穿孔または他の任意の適切な構造の穿孔の形態を取り得るが、穿孔は図2及び3において、同軸の、円筒状の内側及び外側部分を有する複合的な穿孔、即ち穿孔26、28であるように示される。外側の穿孔28は、典型的には内側の穿孔26より短く、そして幅広い。示される実施形態では、外側の穿孔28は、樹幹20の樹皮30の層を完全に、かつそれだけを貫いて延在し、内側の穿孔26は、樹幹の白太32の中に深く延び、及び内側の穿孔26はほとんど完全に白太32の層を貫いて延び、かつ樹幹20の赤身材34(図2)のすぐ手前で終了する。
穿孔22は、処理される樹木の特性に依存してなど、変化してもよく、処理はプラグ36と注入器アセンブリ38とを含むシステムによって樹木に適用される。穿孔22及び穿孔22に液体を注入する方法の例の以下のさらなる考察のあと、プラグ36は図4〜10を参照して以下でより詳細に考察され、注入器38は図14を参照して以下でより詳細に考察される。
穿孔22の外側部分28は任意選択的であり、省略してもよく、または樹幹の樹皮層30の厚さに依存してなど、異なる深さであってもよい。いくつかの利用では、樹木の樹皮30の部分は、白太を外側から遮蔽すべくプラグ36を樹幹の白太32の外側部分に配置できることを保証するために、複合式ドリルビット24(図15)を使用することなどによって、削り落とすか、その他の方法で除去してもよい。樹皮30が厚いとき、注入される液体が樹皮と白太の間に流れないように、及びそれらの間でポケットを形成しないように、プラグ36が完全に白太32の中に取り付けられることを保証するために、穿孔22が外側部分28を含むことが所望され得る。
1つの特定の例において、穿孔22及び/または穿孔の内側部分26は、8〜10センチメートル、またはより一般的には約8〜約10センチメートルの長さを有してもよく、穿孔の内側部分26は10ミリメートル、またはより一般的には約10ミリメートルの直径を有してもよく、プラグ36の最も広い部分は11ミリメートル、またはより一般的には約11ミリメートルの直径を有してもよく、任意選択の外側穿孔28は35ミリメートル、またはより一般的には約35ミリメートルの直径を有してもよい。典型的に穿孔22は赤身材34の中へは延びないが、穿孔は時折、白太32と赤身材の間の移行部の位置を判断することが困難であり得るため、赤身材の中へ延びることもある。
図1〜3を参照し続けると、内側穿孔26の外側端部は、プラグ36をその中に確実に配置することによって、封止されて閉鎖される。第1の実施形態によれば、プラグ36は注入器38を用いて内側穿孔26の外側端部に確実に取り付けられてもよい。より具体的には、プラグ36の上流端部と、注入器38の発射ノズル48の先端46(図3)とが、プラグが図1及び2に示されるようにノズル上に位置付けられるように、解除可能に結合し得る。更により具体的には、プラグ36は場合により手動で、プラグの上流端部とノズルの先端の外面との間の締まり嵌めなどによって、ノズルの先端46(図3)に解除可能に取り付けられ得る。この締まり嵌めは、より具体的には、少なくとも部分的にプラグ36のヘッド部70(図4〜7)の内側表面と、ノズル先端46の外側表面との間の面−面接触によって、形成され得る。その後、プラグ36は、ノズル48の先端46に取り付けられている間、穿孔22に導入され得る。そしてプラグ36は、樹幹20に向かって穿孔の軸に沿って注入器38を移動することによって、ノズルの先端に取り付けられている間、内側穿孔26の外側端部に取り付けられ得る。より具体的には、注入器38は、プラグ36を穿孔22に導入して取り付けるために、穿孔の軸に沿って樹幹20に向かって全体的に移動され得る。注入器38の、プラグ36をノズル48の先端46に取り付けた状態でのこの移動は、図1及び2において番号50で指定される矢印によって概略的に示される。より具体的には、及び1つの特定の例によれば、注入器38の、プラグ36をその先端46に取り付けた状態での、穿孔22の軸に沿った移動50の結果、プラグと、ノズル48の少なくとも先端46の両方が、実質的に同時に穿孔22に導入され得る。この際、先端はプラグを貫通して延びず、先端は好ましくは、任意選択であるが、遮断目的のためにプラグによって完全に覆われる。それは以下でより詳細に考察する。
プラグ36が取り付けられた注入器38のこの移動50は、ノズル48を内側穿孔26の内側端部に少なくともより近づけて移動することを含む。具体的には、注入器38は、プラグがノズル48の先端46に取り付けられている間、プラグ36を穿孔22の中へ少なくともより遠くへ押すように使用され得る。1つの許容可能な例によれば、本開示の各特徴は、プラグ36が穿孔軸に沿った注入器38の単一の前進ストローク50(図2)によって穿孔22の中に導入されかつ内側穿孔26の中に取り付けられ得るように、協働的に構成され得る。一例では、注入器38によるプラグ36のこの移動/押し込みは、プラグ36が先端46に取り付けられている間使用者が注入器38を保持し、使用者が注入器を穿孔22の軸に沿って内側に/前方に突き込むこと50によって実行され得る。更に特別な例として、使用者の手の一方が注入器38の後方に取り付けられたノブ状のハンドル52を前方に押してもよく、また使用者の他方の手が注入器の胴部54を保持しかつ前方に押し入れてもよく、この際、ノズル48は胴部の自由端部にある。注入器38及び関連の液体供給装置300(図14)は、上の記載と異なった構成とされてもよい。例えば、ハンドル52は違ったふうに配置され得るか、内側弁装置(少なくとも部分的に302(図14)に配置される)用の調整ねじへのアクセス穴を含み得、及び各種バー、レバー、ハンドル、ベルトクリップまたは他の機構が、所望なら、注入器の取り扱い、及び/またはプラグ36の穿孔への押し込み等を支援するために、注入器38及び/または装置300に組み込まれても、または接続されてもよい。
プラグ36が先端46に取り付けられた注入器38の、穿孔22の軸に沿った移動50は、並進運動であり得る。例えば、ねじれまたは回転移動は、プラグ36を穿孔22に取り付けるために必要とされなくてもよい。あるいは、ねじれまたは回転移動は生じてもよい。即ち、所望ならまたは役立つなら、注入器38がプラグ36を穿孔22に取り付けるために使用される間、ねじれまたは回転移動が任意選択的に利用されてもよい。従って、プラグ36が先端46に取り付けられた注入器38の、穿孔22の軸に沿った移動50は、実質的に並進運動であると特徴づけられ得る。
内側穿孔26より広い外側穿孔28により、使用者は、プラグ36が白太32/内側穿孔26の外側端部に適切に取り付けられているとき、視覚的に確認することができる。第1の実施形態によれば、プラグ36は、以下でより詳しく考察されるように、内側穿孔の外側端部を封止する締まり嵌めによって、内側穿孔26の外側端部に取り付けられる。
内側穿孔26の外側端部に確実に取り付けられたプラグ36、及び図2に少なくとも概略的に示されるようにプラグの上流端部と封止的に着座接触するノズル48の先端46の外側表面を用いて、注入器38はプラグ36を介して内側穿孔26の内側部分に液体を注入するために使用され得る。より具体的には、先端46の外側表面は、プラグ36のヘッド部70(図4〜7)と封止的に着座接触し得る。これに関して、注入器38のノズル48の先端46は、先端46が注入器の胴部54を通って延びる流路58(図3)の端部から液体を放出するためのものであるので、注入器のまたはそのノズルの放出部分であると特徴づけられ得る。放出流路58は図3では視野から隠れている。従って、図3では点線によって概略的に示されている。ノズルの先端46とプラグ36の上流端部との間に画定される封止的着座接触は、プラグの上流端部とノズル先端との間の任意選択の締まり嵌め、ノズル先端のプラグの上流端部への連続される押込み、及び/または他の何らかの適切な特徴部または技法によって、少なくとも部分的に提供され得る。
具体的には、プラグ36が内側穿孔26の外側端部に確実に取り付けられかつそれを封止し、及びノズル48の先端46の外側表面がプラグの上流端部と封止的に着座接触している間、注入器38は、プラグ36によって少なくとも部分的に画定される少なくとも1つの流路40(図4、6、7、9及び10)の上流部分に液体を注入し、その結果、注入された液体が流路40の下流部分から内側穿孔26の内側部分に流れ込むように使用され得る。より具体的な例では、プラグ36が内側穿孔26の外側端部に取り付けられかつそれを封止し、及びプラグが締まり嵌めによってノズル48の先端46にぴったり取り付けられている間、注入器38は、ノズル48の先端46から、プラグ36を通って延びる流路40の上流端部へ液体を放出するように操作され得る。本開示の第1の実施形態によれば、注入器の先端46は、針の形態でなく、また針が取り付けられていることもなく、その結果、穿孔22への注入は、針なし注入として特徴づけられ得る。代替実施形態では、注入器の先端46には、ヤシの木等に注入するのに適した注入器針が装備されている。
第1の実施形態によれば、プラグ36は、流路40(図4及び6〜10)を画定する本体42(図3〜10)を含み、プラグは更に、プラグを通る液体の流れを選択的に許容かつ制限する少なくとも1つの選択的に操作可能な閉塞機構を含む。選択的に操作可能な閉塞機構は逆止弁の形態をとってもよく、逆止弁は、チューブ44を横切って形成される所定の差圧に応答して、液体が流路から内側穿孔26の内側部分に流れるように流路40の下流部分を開放すべく拡張した形態(例えば図12のチューブ144を参照)に選択的に広がる弾性チューブ44(図3及び5)を含む。所定の差圧は、液体を流路40の上流部分へ注入する注入器38によって提供され得る。
以下でより詳細に考察するように、所定の差圧が存在することをやめるとき、または存在しないとき、チューブ44は収縮形態(例えば図11のチューブ144を参照)をとり、従って流路40の下流部分を閉鎖し、その結果、液体がプラグ36を介して内側穿孔から出ないようにするやり方で、注入された液体が内側穿孔26の内側部分に含まれるようにする。例えば、注入器38が液体を注入していない間、所定の差圧は典型的に存在しない。プラグ36は、注入された液体が樹木の白太32において上方へ吸い込まれるまで、注入された液体を内側穿孔26の閉鎖された内側部分に典型的に封じ込める。
液体が注入されたあとすぐまたはいつでも、注入器38、即ちノズル48の先端46は、プラグが内側穿孔26の外側端部内に確実に取り付けられている間、プラグ36から引き抜かれ得る。注入器38は、注入器を穿孔22の軸に沿って樹幹20から離すように移動することによって、プラグ36から引き抜かれ得る。これに関して、注入器38は全体的に、穿孔22の軸に沿って樹幹20から離れるように移動され得る。この移動は図3の番号56で指定される矢印によって概略的に示される。穿孔22の軸に沿った注入器38のこの移動56は並進的であり得る。例えば、ねじれまたは回転移動は、ノズル48の先端46をプラグ36及び穿孔22から引き抜くために必要とされなくてもよい。あるいは、ねじれまたは回転移動は生じてもよい。即ち、所望ならまたは役立つなら、注入器38を穿孔22の軸に沿って移動する56間、ねじれまたは回転移動が任意選択的に利用されてもよい。従って、穿孔22の軸に沿った注入器38の移動56は、実質的に並進的であると特徴づけられ得る。有利には、プラグ36は任意選択的に、プラグを介した注入器38による次の処理のため、穿孔22に据え付けられたままであり得る。1つの許容可能な例によれば、本開示の各特徴は、注入器38の先端46が、穿孔22の軸に沿った注入器38の単一の後方へのストローク56によってプラグ36から除去され得、その結果、プラグ36が移動せず、内側穿孔26の上側端部に確実に取り付けられたままであるように、協働的に構成され得る。あるいは、いくつかの状況において、プラグ36は僅かに移動し得るが、そのような僅かな移動はどれも実態がないと考えられ得る。なぜなら、プラグ36が典型的には適切に確実に取り付けられ、かつ内側穿孔26の外側端部内に完全に着座した構成のままであり得るためである。
上で言及したように、プラグ36は、プラグの上流端部とノズルの先端との間の締まり嵌めによって、注入器のノズル48の先端46に任意選択的に解放可能に取り付けられ得る。第1の実施形態によれば、穿孔22の軸に沿った樹幹20から離れる注入器38の移動56の結果、ノズル48の先端46は、先端とプラグの上流端部との間の締まり嵌めを克服することによって、プラグ36から切り離されるようになる。具体的には、注入器38は、樹幹20と穿孔22に確実に取り付けられたプラグ36との両方から同時に引き抜き56をされ得る。一例では、この引き抜き56は、プラグ36が穿孔22と先端46の両方に取り付けられている間に使用者が注入器38を保持し、かつ使用者が注入器を穿孔22の軸に沿って樹幹20から引き抜く56ことによって、実行され得る。より具体的な例として、使用者の手の一方が、注入器38のフレームの後方に取り付けられたノブ状のハンドル52を後方へ引き得、使用者の他方の手が注入器の胴部54を保持しかつ後方へ引き出し得る。所望なら、注入器をプラグ36及び樹幹20から引き抜く及び/または押すことを支援するために、ハンドル52は違ったふうに配置されてもよく、またバー、レバー、もしくは他の機構が注入器38に組み込まれても、または接続されてもよい。
繰り返すと、及び第1の実施形態の1つの変形によれば、プラグ36は締まり嵌めによって穿孔22に取り付けられ、またプラグは別の締まり嵌めによって注入器の先端46に取り付けられる。これらの締まり嵌めは、プラグ36と内側穿孔26の外側端部との間の締まり嵌めの強さがプラグと注入器の先端46との間の締まり嵌めの強さを超え、その結果、注入器38がプラグ及び樹幹20から引き抜かれたとき、プラグが穿孔22に確実に取り付けられたままであるように、互いに協働的に調整される。あるいは、プラグ36と注入器の先端46との間の締まり嵌めが省略されてもよく、その結果、注入器が穿孔22にプラグを少なくとも更に据え付けるために使用される間、プラグが注入器の先端46と更に緩く関連付けられる(例えば、緩く注入器の先端46に位置付けられる)ようにする。例えば、プラグが穿孔22に導入される間、プラグ36は先端46に、手で保持されても、その他の方法で解放可能に関連付けられても、または接続されてもよい。即ち及び代替的に、プラグ36は、任意の適切な結合機構によって、ノズルの先端46に解放可能に位置付けられ得る。
第1の実施形態によれば、プラグ36の上流端部が注入器のノズル48の先端46に解放可能に取り付けられる任意選択の締まり嵌め、及び/または注入器38がプラグを穿孔の中に少なくとも更に深く押しやり得るプラグ36の上流端部とノズル先端との間の接触は、注入器の少なくとも1つの表面及びプラグの少なくとも1つの表面が互いに相互に協働的に構成されることによって提供され得る。これら相互に協働的に構成された表面、ならびに本開示の他の表面及び特徴は、任意の適切な構成を有してもよく、本明細書に開示のそうした構成に限定されることを意図しない。例えば、本開示は、以下で考察される円すい台形状に限定されない。
図3を参照すると、及び第1の実施形態によれば、プラグ36と注入器の先端46との間の任意選択の締まり嵌めは、先端の円すい台状の外側表面によって部分的に提供される。先端46の円すい台状の外側表面は注入器の放出流路58と同軸であり得、放出流路58は注入器38の胴部54を通って延び、かつ先端によって画定される放出開口部で終端する。注入器38の胴部54(図1及び2)はノズル48に向かって段状に先細りしてもよい。図3を続けて参照すると、第1の実施形態のノズル48は円筒部分60を含み、円筒部分60と先端46との間の移行部は任意選択的に環状肩部62の形態をとってもよく、環状肩部62は任意選択的に、先端がプラグ36の上流端部と嵌合している間プラグの本体42の対応する環状面64(図4、5、7及び9)と係合するためのものであり得る。例えば、ノズルの肩部62は、注入器の先端46がプラグ36の上流端部に押し付けられている間本体の面64と係合し、かつそれに力を適用し得る。
上で言及したように、プラグの流路40はプラグの本体36内に画定され得る。流路40の大部分は図4において本体36の中で視界から隠れている。従って、流路は図4中、点線で概略的に示される。流路40は横方向に位置付けられた出口開口部66を2つ以上含むことができるが、第1の実施形態において、出口開口部66が1つだけ本体の先端65に形成されている。あるいは、一連の出口開口部66があってもよく、それらは本体42の軸の周りに間隔を空けて置かれてもよい。
流路40は出口開口部66から、本体42のヘッド部70に少なくとも部分的に画定される少なくとも1つの入口開口部68まで延びる。第1の実施形態によれば、入口開口部68は円すい台状であるとして特徴づけられ得/本体42の内側表面によって画定され、この内側表面は円すい台状であり、かつ先端46の円すい台状外側表面と対向する面−面接触状態にあることによって、プラグ36の上流端部と注入器の先端46との間に少なくともいくらかの係合を、及び/またはそれらの間に解放可能な締まり嵌めを少なくとも部分的に提供する。注入器の先端46とプラグ36の上流端部との間の係合は、雄雌型の係合であるとして特徴づけられ得る。あるいはまたは更に、注入器の先端46とプラグ36の上流端部との間の係合は雌雄型の係合を含み得る。より具体的な例として、本体42の一部がノズル48の一部に嵌合し得る。
第1の実施形態によれば、プラグ36が穿孔22に確実に取り付けられる締まり嵌めは、内側穿孔26の外側端部を画定する白太32の少なくとも概ね円筒状の表面と、それとの間に締まり嵌めを提供するように構成されたプラグの少なくとも1つの表面とによって提供される。これら相互に構成された表面は適切などのような形状を有してもよく、本明細書中考察される形状に限定されるように意図されない。これに関して、及び図4を参照すると、本体42は、ヘッド部70から外方へ延びる縁72を含み、かつ環状肩部74によってヘッド部から分離され得る。第1の実施形態によれば、プラグ36と樹幹20の内側穿孔26の外側端部との間の締まり嵌めは、本体の縁72の円すい台状の外側表面と、内側穿孔26の外側端部を画定する白太32の少なくとも概ね円筒状の表面との間に提供される。縁72の最も広い部分は、11ミリメートル、またはより一般的には約11ミリメートルの直径を有し得る。図2及び3を参照すると、及び第1の実施形態によれば、少なくとも本体の縁72は、プラグ36と穿孔22との間に締まり嵌めを提供するように内側穿孔26の内側にある。また、注入器38は、図2及び3に示されるよりも更に深くプラグ36を穿孔22へ押し込み、その結果ヘッド部70が白太32と面一になるように使用されてもよい。1つの許容可能な例によれば、本開示の各特徴は、穿孔の軸に沿った注入器38の単一の前進ストローク50(図2)によって、プラグ36が穿孔22に導入されかつ、ヘッド部70が白太32と面一になる位置まで押し込まれ得るように協働的に構成され得る。
図4に示されるように、本体42は縁72の狭い端部に隣接する中間部分76を含む。一方では中間部分76は図4に概ね示されるように円筒状であってもよく、他方では中間部分76は、本体42の他の部分及び本開示の他の特徴部のように、適切ないずれの構成であってもよい。例えば、中間部分76は、図4に概略的に概ね示されるものとして特徴づけられてもよい。なぜなら、中間部分は、図5〜9に少なくとも概略的に示されるような、本体42の軸の周りに離間され、かつ軸に沿って延びる一連の離間された先細リブ78または他の案内機構をより具体的には含み得る/その形態をより具体的にはとり得るからである。中間部分76及び/またはリブ78によって画定される肩部80は、チューブ44の端部と係合して、プラグ36が穿孔22に取り付けられているときなど、本体42の軸に沿ったチューブの移動を制限する。
第1の実施形態によれば、本体の先端65はチューブ44の中に位置付けられ、本体の先端65の外側円筒状表面とチューブ44の内側円筒状表面とは略同一の直径を有し、その結果、チューブ44は出口開口部66を閉鎖し、チューブがその収縮形態(例えば図11を参照)にある間、チューブと本体の先端との間に締まり嵌めがある。即ち及び第1の実施形態によれば、本体の先端65は、本体の長手軸の周りに延在しかつ出口開口部66を画定する少なくとも概ね円筒状の外側表面を有し、チューブ44は、少なくともチューブがその収縮形態にある間、チューブの内側表面が本体の先端の外側表面及び出口開口部と対向する面対面の関係に、より具体的には対向する面対面接触の状態にあるように、本体の先端の周りに延在する。
第1の実施形態の流路40を更に詳しく参照すると、流路40の上流部分は本体42の長手軸に沿って、本体42の入口開口部68/開口端部から、本体42の反対側の閉鎖端部に向かって延び、出口開口部66は本体42の反対側の開口端部と閉鎖端部の間に位置付けられ、そして流路42の下流部分は、本体42の長手軸と交差する横方向に、流路40の上流部分から出口開口部66まで延びる。即ち及び第1の実施形態によれば、本体42の閉鎖端部は、本体が製造され得る成形プロセスの結果得られる凹状の人工物82等を含み得るが、その人工物は、本体の閉鎖端部が永久的に流路40から隔絶されるように流路40に対して開口しない。少なくとも部分的に結果として及び有利には、注入器38が上述のようなプラグ36とともに使用されるとき、異なる樹木間の少なくともいくつかの種類の交差汚染の可能性は低減され得る、実質的に排除され得る、及び/または完全に排除され得る。より具体的には、チューブ44による出口開口部66の選択的な開閉と組み合わせた流路40の上流部分に延びるだけの注入器の先端46は、注入器の先端46と穿孔22との接触を制限すること、及びプラグ36の逆流を制限することなどによって、注入器の先端46またはノズル48が汚染されることを防止する。
図4及び5を参照すると、及び第1の実施形態によれば、プラグの本体42は、全体的に、ポリアミドまたはその類似物などの高分子材料から成形されてもよく、チューブ44は本体と別に形成され、その後本体の円筒状の先端65の周りに延在するように取り付けられてもよい。流路40は本体の成形中に本体42の中に形成されてもよく、及び/または流路40は、本体42の前駆体が成型された後、本体42の前駆体に穿孔されてもよい。チューブ44は、チューブが本体42より弾性であるように弾性ポリマー材料から押出し加工されてもよく、その結果チューブは、上で考察した収縮形態と拡張形態の間で移行し得る(例えば図11及び12を参照)。例えば、チューブ44はラテックスポリマーまたは他の適切などんな材料からも形成され得る。あるいは、プラグの本体42は、及びおそらくはチューブも、限定しないが植物油、大豆、木材、他のセルロース材料及びそれらの類似物などの天然材料に由来するものなどの生物由来または生物分解性高分子材料から形成され得るか、少なくとも部分的に形成され得る。
様々な異なる構成の特徴が、本発明の範囲内にある。例えば、本開示の第2の実施形態は、記載される変形及び当業者に明白な変形を除いて、第1の実施形態と類似し得る。類似のせいで、第1の実施形態の対応する構成要素と同一、類似及び/または少なくともいくつかの方法において似たように機能する第2の実施形態の構成要素は、100だけ増分された参照番号を有する。
図11及び12は、それぞれ収縮形態及び拡張形態にある第2の実施形態のプラグ136のチューブ144を示す。本体142の長さに沿ったチューブ144の移動は、肩部180と、本体の先端165の自由端部から外方へ延びる環状フランジ184との間で制限され得る。第1の実施形態の本体42は、チューブの軸方向移動の制限などのため、その先端65の自由端部に近接してフランジを、あるいはチューブ44と相互作用する1つまたは複数の他の特徴部を同じように含み得る。
別の例として、本開示の第3の実施形態は、記載される変形及び当業者に明白な変形を除いて、第1の実施形態と類似し得る。類似のせいで、第1の実施形態の対応する構成要素と同一、類似及び/または少なくともいくつかの方法において似たように機能する第3の実施形態の構成要素は、200だけ増分された参照番号を有する。第1及び第3実施形態のプラグ間の違いの例として、図13に示される本体242は、より短いリブ278を有し得、人工物282はより大きくあり得る。それにもかかわらず人工物282は、出口開口部266または残りの流路240から隔絶され、従ってそれらと直接流体連通しない可能性がある。
図14を主に参照して、本開示の第1の実施形態に従う適切な注入器38及び関連の液体供給装置300の一例を以下に記載するが、適切ないずれの注入器及び/または液体供給装置が使用されてもよい。示される実施形態では、注入器38は、胴部54と計量投与装置304とトリガー装置306との間に取り付けられたT継手302を含む。あるいはまたはより一般的には、トリガー装置306は適切ないずれの作動装置で置き換わっても、または適切ないずれの作動装置の形態をとってもよく、作動装置は、液体の注入を開始するために使用者によって操作される、ボタン、レバー、トリガーまたはそれらの類似物などの適切ないずれのユーザインターフェースを含んでもよい。ハンドル52がトリガー装置306の後部に近接して取り付けられても、または配置されてもよく、液体取入れ装置308がトリガー装置の下に位置付けられてもよい。T継手302、胴部54、計量投与装置304、トリガー装置306及び取入れ装置308の1つまたは複数、あるいはそれらの一部は、少なくとも部分的に注入器38のフレームを形成していると特徴づけられてもよく、及び/またはこれら特徴の1つまたは複数は、注入器のフレームに取り付けられていると特徴づけられてもよい。
計量投与装置304は、トリガー装置306のトリガー312が握られている、または他の方法で起動されている、などに応答してノズルの先端46(図46)から放出される液体を包含するための容器310を含む。これに関して、従来の内側弁装置(不図示)が、少なくとも部分的にT継手302に位置付けられてもよく、内側弁装置は、トリガー312が上側位置(図14)と下側位置(不図示)との間で移動されるのに応答する連結部314の移動によって作動されてもよい。例えば、トリガー312は枢転可能に取り付けられ、1つまたは複数のばね等によって上側位置へ付勢または押されてもよく、そしてトリガーは下側位置へ手によって握られても、または移動されてもよい。
上で示唆したように、内側弁装置は、トリガー312が下側位置へ移動されるのに応答して計量投与装置304からの液体がノズルの先端46(図3)から放出されるように作動可能である。更に、内側弁装置は、トリガー312が下側位置から上側位置へ移動されるのに応答して、計量投与装置304が、供給管316及び取入れ装置308によって、液体供給装置300からの液体で補充されるように作動可能である。
第1の実施形態によれば、液体供給装置300はマニホルド装置318を含み、マニホルド装置318から供給管316が延び、マニホルド装置318に上流容器320及び下流容器322が取り付けられる。供給管316及び容器320、322はそれぞれ、加圧ガスが上流(圧力室)容器320から下流(生成物室)容器322へ供給されるようにマニホルド装置318を介して互いに連通し、その結果、トリガー312が下側位置から上側位置へ移動されるのに応答して、液体を下流容器から供給管316、取入れ装置308、及び内側弁装置を通して、計量投与装置304へ流すようにする。例えば、下流容器322内の加圧ガスは、下流容器内の液体を、下流容器内にありかつ液体を加圧下に供給管316の上流端部へ供給する管(不図示)を通して上方へ流すために、下流容器内で液体の上に位置付けられてもよい。あるいは、上流容器320及びマニホルド装置318、またはマニホルド装置の各部分は省略されてもよく、その場合、下流容器322がより少ない液体とより多い加圧ガスとを最初に含み得る。反対に、補給の間に実行され得る処理の回数を増やすために、容器320、322の両方が使用されてもよい。
1つの実施形態では、マニホルド装置318は、上流容器と下流容器との間に位置付けられるサムバルブを用いて適合することができる。この構成により、サムバルブ(不図示)が閉鎖された構成にあるとき、上流容器からの圧力を失うことなく、生成物補給等のためマニホルドからの下流容器の除去が可能になる。弁は、一旦下流容器がマニホルドと再接続されると、開位置に戻ることができる。別の実施形態では、マニホルド装置318は、供給管316がマニホルドからうっかり外れた場合、生成物の漏出及び圧力損失を低減するために自動的に閉鎖する安全弁によって適合することができる。
計量投与装置304は、トリガー312が下側位置から上側位置へ移動されるのに応答して生じる内側弁装置の作動に応答して、液体供給装置300からの液体の所定の調整可能な容量の投与量を受け取るように構成され得る。具体的には、及び1つの実施形態では、計量投与装置302から供給される投与量は増減させることができ、1つまたは複数の適切な調節をしてもよい。例えば、計量投与装置304の容器310内のチャンバーは、チャンバーを内側の上側及び下側サブチャンバー382、384に封止的に分割する内側可動分割壁380を含み得る。分割壁380及びサブチャンバー382、384は図14では視界から隠れている。従って、それらは点線で少なくとも部分的に、概略的に示されている。例えば分割壁380は、少なくとも部分的にサブチャンバー382、384を画定するために容器310の中に位置付けられ、かつまた、少なくとも部分的に容器の長さに沿って移動してサブチャンバー382、384の寸法を互いに逆に変えるピストン、膜または他のいずれの適切な構造であり得る。
第1の実施形態によれば、内側弁装置(不図示、しかし任意選択的にT継手302の中に位置付けられる)によって、流路58(図3)及び液体供給装置300と選択的に交互に流体連通するのは上側サブチャンバー382である。即ち、上側サブチャンバー382は、流路58への液体の投与量の供給、及び液体の次の投与量の液体供給装置300からの受け取りを交互に行い、かつこのシーケンスを多数回繰り返す。上側サブチャンバー382は、あるいは投与量を受け取りかつ供給するが、下側サブチャンバー384は、上側サブチャンバーへの投与量の充填及び上側サブチャンバーからの投与量の放出を少なくとも部分的に容易にするように上側サブチャンバーと協働的に相互作用する。下側サブチャンバー384はまた、投与量の容量サイズの調節を少なくとも部分的に容易にする。例えば、下側サブチャンバーは、上側サブチャンバー382に受け取られる液体の容量を少なくとも部分的に設定するやり方で分割壁380を付勢する1つまたは複数のばね及び/または圧力下のガスなどの他の付勢機構を含み得る。例えば、調整可能なリングまたは他の適切な機構が、ばねによって適用される力を調節するために含まれてもよく、及び/または弁が、下側サブチャンバー384内のガス圧を供給/調節するために設けられてもよい。同様に、上流容器320内のガス圧を供給するために供給弁がマニホルド装置318に設けられてもよい。計量投与装置304及び液体供給装置300の適切な供給弁は、Schraderブランドの弁と呼ばれ得る空圧タイヤ弁、またはいくらかそれに類似するものであり得る。他のいずれの適切な弁などが使用されてもよい。
下側サブチャンバー384が圧力下ガスを含む第1の実施形態の変形を更に詳しく参照すると、下側サブチャンバーにガスを供給する、または下側サブチャンバーの中のガス圧を調節する供給弁390が図14に概略的に示されている。例えば、供給弁390は容器310の下側端部でエンドキャップまたはフランジに取り付けられ、それによって少なくとも部分的に保護されてもよく、または供給弁390は、下側サブチャンバー384と流体連通し得る他のいずれの適切な位置にあってもよい。
下側サブチャンバー384内のガス圧は供給弁390によって調節し得るが、ガスが典型的に下側サブチャンバーから漏れないような方法で下側サブチャンバー384を封止して閉鎖し、その結果、下側サブチャンバー内のガス圧を調節またはガスをするために供給弁390を使用することなく多量の液体の投与量をほぼ同じ圧力で注入器38によって注入してもよい。他方、液体が噴出器38によって放出される圧力を調節することが望ましいとき、液体が噴出器38によって放出される圧力は、下側サブチャンバー384内の圧力を調節する供給弁390を使用することによって調節してもよい。例えば、下側サブチャンバー384内の圧力を高めるために供給弁390を使用する結果、液体はより高圧で噴出器38によって放出され得、下側サブチャンバー384内の圧力を下げるために供給弁390を使用する結果、液体はより低圧で噴出器38によって放出され得る。他方、液体が液体供給装置300から供給管316を介して噴出器38の取入れ装置308に放出される圧力もまた、液体供給装置300の容器320、322内の圧力を、例えば1つまたは複数の供給弁を使用して変えることによって調節してもよい。
一例において、分割壁380ならびに上側サブチャンバー382及び下側サブチャンバー384は、噴出器38によって放出される液体の各投与量が、大気圧より上で、かつ弾性チューブ44を拡張形態に移行し、かつ投与量の少なくともいくらかを白太32あるいは樹木の生きている及び/または活動中の木部に送り込むような十分な一定圧力で供給されるように協働的である。一実施形態では、各投与量に関して、液体が噴出器38によって放出される圧力は、実質的に全投与量の放出を通して実質的に一定のままである。一実施形態では、放出圧力は、マツの木または針葉樹では約4バールであり、広葉樹(2バール)、落葉樹林またはヤシの木(2バール)などの他の木では約2〜3バールである。例えば、上側サブチャンバー382が液体の一投与量で完全にチャージされているとき、上側サブチャンバー内の圧力は約2〜3バール、または約4バールであり得る。容器320、322内の圧力は、上側サブチャンバー382の適切かつ迅速な再チャージを容易にするために典型的により大きいだろう。一例では、容器320、322内の圧力は約8バールであり得、液体は約2バール〜約4バールの範囲で注入器38によって分注され得る。
本開示の1つの態様によれば、下側サブチャンバー384内の少なくとも加圧ガスは、分割壁380によってなど、上側サブチャンバー382と協働的に関連付けられ、その結果、上側チャンバーは液体供給装置300からの液体の受取り、及び圧力下での液体のノズル46(図3)への供給を交互に行い、この交互の受取り及び供給は、高速で連続して多数回発生し得る。従って注入器38は、多数のプラグ36を連続して迅速に据え付けるために使用されてもよく、液体の一投与量が各据付けにより注入され、各投与量は概ねまたは実質的に一定の圧力で供給され得る。それにもかかわらず、多数の変形形態が本開示の範囲内にある。
注入器38の例をこれまで比較的具体的に記載してきたが、注入器はより一般的には、本開示に従って本開示のプラグ(例えばプラグ36)と相互作用するのに適切ないかなる種類の注入器であってもよい。より具体的な例として、内側弁装置を備えたT継手302、トリガー装置306、及び取入れ装置308は、Spraying Systems Co.(Wheaton Illinois)から入手可能なMeterjet Gun Assembly No.23623−31−1/4Fからのものであってもよい。より具体的には、及び代替実施形態によれば、適切な注入器は、ノズル48、胴部54または他の適切な先端を、Meterjet Gun Assembly No.23623−31−1/4Fの前端部に取り付けることによって提供されてもよく、任意選択的にハンドル52あるいは他の適切な構造がまた、前出のGun Assemblyの後端部などで、前出のGun Assemblyに取り付けられてもよい。
少なくとも上で示唆したように、穿孔22(図2及び3)は、内側穿孔26(図2及び3)を形成するための第1ドリルビットを用いて、次に外側穿孔28(図2及び3)を形成即ち 別に形成するための第2ドリルビットを用いることによって、またはその逆で、など、適切ないずれの方法において形成してもよい。第1の実施形態によれば、穿孔22の形成は、図15で示される複合ドリルビット24など、複合ドリルビットを使用することによって任意選択的に効率化されてもよい。複合ドリルビット24は、シェイムシャフトに同軸に確実に接続される外側ビット350及び内側ビット352の両方を含む。外側ビット350は内側穿孔26と外側穿孔28の中央部分とを形成するためのものであり、内側ビット352は外側穿孔28の形成を完成させるためのものである。内側ビット352は外側ビット350よりも短く幅広い。図15に示される1つの具体例のように、外側ビット350はオーガービットの形態であってもよく、内側ビット352は、円筒状の穿孔等の形成用であるForstnerビット、皿穴ビット及び/またはルータービットの切刃のような切刃を含んでもよい。別の例として、複合ドリルビット24は、より狭くより細長いビットと組み合わせて形成されるForstnerビット及び/または皿穴ビットの形態であってもよく、ここでForstnerまたは皿穴ビット部分は円筒状の穿孔を形成するように構造化される。あるいは、違ったふうに成形される穿孔及びビットが本開示の範囲内にある。
本開示の方法の一例において、どれくらいの数の穿孔22が樹幹20に含まれるかの決定がなされ、次に穿孔が複合ドリルビット24によって樹幹に形成され、次にプラグ36が穿孔の中に取り付けられ、液体が上に記載したように注入器38を用いて穿孔に注入される。cmで計測される胸の高さ(DBH;地上1.3M)の樹木の直径を計算することによってなど、注入される特定生成物の使用のためのラベル指示に従うことによって、穿孔の適切な数を決定することができる。注入される生成物は、(場合によって)希釈せずにまたは希釈して下流容器322に配置され得る。
上記の実施形態は針がないことにより特徴づけられるが、代替的に注入器38は従来の樹木注入針を含むように、かつ液体を針を通して放出するように適合されてもよい。例えば、針は先端46(図3)(針は不図示)に取り付けることができる。
本発明を例示的実施形態により記載してきたが、当業者であれば容易に理解するように、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく修正及び変形を利用してもよいことは理解されよう。そのような修正及び変形は添付の請求項及びそれらの等価物の主部及び範囲内にあると考えられる。

Claims (26)

  1. 液体を樹木に注入する際に使用される、樹木の穿孔に挿入されるプラグであって、
    本体、
    前記本体中に延びる流路、
    前記流路の複数の開口部、及び
    前記本体の少なくとも一部の周りに延在し、かつ前記複数の開口部の少なくとも1つの開口部を塞ぐチューブであって、前記チューブが弾性的であり、かつ所定の差圧に応答して前記少なくとも1つの開口部を開閉するように構成されているチューブ、
    を含む、プラグ。
  2. 前記本体が反対側の第1端部及び第2端部を含み、
    前記少なくとも1つの開口部が、前記本体の前記第1端部と第2端部との間に位置付けられた出口開口部であり、
    前記複数の開口部が、前記本体の前記第1端部に近接して位置付けられた入口開口部を含み、
    前記流路が、
    長手軸に沿って、前記入口開口部から前記本体の前記第2端部に向かって延びる上流部分、及び
    前記長手軸と交差する横方向に、前記上流部分から前記出口開口部へ延びる下流部分、
    を含み、
    前記チューブが前記長手軸の周りに延在する、
    請求項1に記載のプラグ。
  3. 前記本体の前記第2端部が前記流路から永久的に隔絶される、請求項2に記載のプラグ。
  4. 前記本体が、前記長手軸の周りに延在しかつ前記出口開口部を画定する外側表面を含み、
    前記チューブの内側表面が前記外側表面及び前記出口開口部の両方と対向する面対面の関係にあるように前記チューブが前記外側表面の周りに延在する、
    請求項2に記載のプラグ。
  5. 注入器と組み合わせた請求項1に記載のプラグであって、
    前記少なくとも1つの開口部が出口開口部であり、
    前記複数の開口部が入口開口部を含み、
    前記注入器が放出ノズルを含み、前記放出ノズルは前記入口開口部と嵌合し、かつ前記放出ノズルが前記入口開口部と嵌合されている間、前記液体を前記流路に放出する、プラグ。
  6. 前記注入器の少なくとも1つの表面及び前記プラグの少なくとも1つの表面が、協働的に互いに係合するように相互に構成され、前記注入器の前記少なくとも1つの表面及び前記プラグの前記少なくとも1つの表面が協働的に互いに係合する間、前記プラグが前記注入器によって前記穿孔の中へ少なくとも更に先へ押し込まれるように適合される、請求項5に記載の組合せ。
  7. 前記注入器の前記少なくとも1つの表面及び前記プラグの前記少なくとも1つの表面が、締まり嵌めによって互いに解放可能に結合されるように相互に構成される、請求項6に記載の組合せ。
  8. 前記注入器の前記少なくとも1つの表面が、前記注入器の前記放出ノズルの少なくとも1つの表面を含む、請求項6に記載の組合せ。
  9. 前記注入器の少なくとも1つの表面及び前記プラグの少なくとも1つの表面が、協働的に互いに係合するように相互に構成され、その結果、前記注入器が、前記注入器の前記少なくとも1つの表面及び前記プラグの前記少なくとも1つの表面が協働的に互いに係合する間、前記プラグを前記穿孔の中へ少なくとも更に先へ押し込むことに使用される、請求項5に記載の組合せ。
  10. 液体を樹木に注入する方法であって、
    プラグが注入器の放出ノズルに位置付けられている間、前記樹木の穿孔にプラグを取り付けるステップであって、前記プラグが前記放出ノズルに位置付けられている間、前記放出ノズルを前記穿孔の内側端部に近づけるように移動させることを含むステップと、
    前記液体を前記穿孔の前記内側端部に供給するステップであって、前記プラグが前記穿孔内にあり、かつ前記プラグが前記放出ノズルに位置付けられている間、前記液体を前記放出ノズルから放出することを含むステップと、
    前記プラグが前記穿孔内に残っている間、前記放出ノズルを前記プラグから引き抜くステップと、
    を含む方法。
  11. 前記プラグを前記穿孔に取り付ける前記ステップは、前記プラグが前記放出ノズルに位置付けられている間、前記注入器を使用して前記プラグを前記穿孔の中へ少なくとも更に先へ押し込むことを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記プラグを前記穿孔に取り付ける前記ステップは、前記プラグが前記放出ノズルに位置付けられている間、前記穿孔の外側端部に前記プラグを挿入することを含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記プラグを前記穿孔に取り付ける前記ステップは、前記プラグが前記放出ノズルに位置付けられている間、前記穿孔の外側端部に前記プラグを導入することと、前記プラグが前記放出ノズルに位置付けられている間、前記注入器の一回のストロークで、前記プラグを前記穿孔の中へ少なくとも更に先へ押し込むことと、を含む、請求項10に記載の方法。
  14. 前記放出ノズルを前記穿孔に近づけるように移動させる前記ステップが、前記注入器を全体的に、前記穿孔の長手軸に沿って移動させることを含む、請求項10に記載の方法。
  15. 前記放出ノズルを前記プラグから引き抜く前記ステップが、前記放出ノズルを前記プラグから分離することを含み、前記放出ノズルを前記プラグから分離することが、前記放出ノズルと前記プラグとの間の締まり嵌めを克服することを含む、請求項10に記載の方法。
  16. 前記プラグを前記放出ノズルに位置付けるステップであって、前記放出ノズルの放出端部を前記プラグに画定された流路の開口部に挿入することを含むステップを更に含む請求項10に記載の方法であって、
    前記液体を前記放出ノズルから放出する前記ステップが、前記液体を前記放出ノズルの前記放出端部から、前記プラグに画定された前記流路に放出し、その結果前記液体が、前記プラグの少なくとも前記流路を介して前記穿孔の前記内側端部に流れることを含み、
    前記プラグは、前記液体が前記プラグを通って前記穿孔の前記内側端部から流出することを制限する逆止弁を含む、方法。
  17. 前記穿孔が内側部分と前記内側部分より幅広い外側部分とを有する複合的な穿孔であるように前記穿孔を前記樹木に形成するステップを更に含む、請求項10に記載の方法。
  18. 前記複合的な穿孔を形成する前記ステップが、複合ドリルビットで前記複合的な穿孔を穿孔することを含み、
    前記複合ドリルビットが、前記穿孔の前記外側部分を少なくとも部分的に形成するForstnerビット部分と、前記穿孔の前記内側部分を少なくとも部分的に形成する別のビット部分とを含み、
    前記Forstnerビット部分が前記別のビット部分よりも幅広い、
    請求項17に記載の方法。
  19. 液体を樹木に注入する方法であって、
    プラグが注入器の放出部分に位置付けられている間、前記プラグと前記注入器の放出部分との両方を前記樹木の穿孔の外側端部に実質的に同時に導入するステップであって、前記プラグが前記放出ノズルに位置付けられている間、前記注入器の前記放出部分を前記穿孔の内側端部に近づけるように移動させることを含むステップと、
    前記液体を前記穿孔の前記内側端部に供給するステップであって、前記プラグと前記注入器の前記放出部分とが前記穿孔内にあり、かつ前記プラグが前記注入器の前記放出部分に位置付けられている間、前記液体を前記注入器の前記放出部分から放出することを含むステップと、
    前記プラグが前記穿孔に残っている間、前記注入器の前記放出部分を前記プラグ及び前記穿孔の両方から引き抜くステップと、
    を含む、方法。
  20. 液体を樹木に注入する注入装置であって、
    前記液体を受け入れる入口、
    前記液体を前記注入装置から放出する出口、
    前記入口及び前記出口を交互に流体連通する第1チャンバー、及び
    少なくとも第2チャンバーであって、前記第1チャンバーが交互に、
    前記入口から前記液体を受け入れ、
    圧力下に前記液体を前記出口へ供給する
    ように前記第1チャンバーと協働的に関連付けられる第2チャンバー、
    を含む注入装置。
  21. 前記第2チャンバーが圧力下にガスを含み、かつ前記第1及び第2チャンバーの容量が互いに反比例して変化するように前記第1チャンバーを付勢する、請求項20に記載の注入装置。
  22. 前記入口と流体連通する液体供給装置を更に含む請求項20に記載の注入装置であって、
    前記第1チャンバーが第1の圧力で前記液体を前記出口に供給し、
    前記液体供給装置が、前記第1の圧力より高い第2圧力で前記液体を前記入口に供給する、
    注入装置。
  23. 請求項1〜19の1つ以上と組み合わせた、請求項20に記載の注入装置。
  24. 示され、記載されたような発明。
  25. 独立して開示されたあらゆる発明的態様。
  26. 様々な組合せ及び/または下位組み合わせにおける開示されたあらゆる発明的特徴。
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