JP2017130892A - 情報処理装置及び情報処理方法、情報処理システム、コンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法、情報処理システム、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サーバに保存している設定と、ネットワークカメラが実際に適用している設定の間に整合性がとれていない状況を回避するための技術を提供する。【解決手段】情報処理装置は、撮像装置に設定されている設定に関する第1の設定情報を、当該撮像装置から受信した情報に基づき取得する第1の取得手段と、前記撮像装置の設定情報を記憶する記憶手段から、前記撮像装置に対応する第2の設定情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果に応じた情報を通知する通知手段とを備える。【選択図】 図6

Description

本発明は情報処理装置及び情報処理方法、情報処理システム、コンピュータプログラムに関し、特に、ネットワークカメラからインターネットを経由してサーバに動画を保存する技術に関する。
従来、ネットワークカメラからインターネットを経由して、サーバに動画を保存するシステムが知られている(例えば、特許文献1)。このようなシステムにおいては、ネットワークカメラは、フレームレート、解像度、画質といった動画設定に従って、サーバに動画を送信する。サーバでは、ネットワークカメラごとの動画設定に応じた容量のストレージを用意し、ネットワークカメラから送信される動画を受信して保存する。
また近年、クラウドコンピューティングの普及に伴い、このようなシステムをサービスとして公開する「クラウド録画サービス」が登場しつつある。ユーザはネットワークカメラの動画設定を決定し、当該動画設定に応じた容量のストレージの使用料をクラウド録画サービスの運営元に支払うことで、クラウド録画サービスを利用する。
特開2005−167524号公報
しかし、従来の構成においては、サーバに保存している動画設定と、ネットワークカメラが実際に適用している動画設定の間に整合性がとれていない場合に、以下のような問題があった。ネットワークカメラから動画データが、サーバに保存している動画設定よりもストレージの使用量が多い設定で送信される場合、想定以上にストレージを使用してしまう。そのため、運営元に無駄なコストが発生してしまうという課題があった。また、ネットワークカメラから動画データが、サーバに保存している動画設定よりもストレージの使用量が少ない設定で送信される場合、ストレージの容量が余ってしまう。そのため、ユーザに無駄なコストが発生してしまう問題があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、サーバに保存している設定と、ネットワークカメラが実際に適用している設定の間に整合性がとれていない状況を回避するための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
撮像装置に設定されている設定に関する第1の設定情報を、当該撮像装置から受信した情報に基づき取得する第1の取得手段と、
前記撮像装置の設定情報を記憶する記憶手段から、前記撮像装置に対応する第2の設定情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較の結果に応じた情報を通知する通知手段と
を備える。
本発明によれば、サーバに保存している設定と、ネットワークカメラが実際に適用している設定の間に整合性がとれていない状況を回避するための技術を提供することができる。
録画システムの構成例を示す図。 コンピュータ装置の構成例を示す図。 動画管理サーバ上で動作するソフトウェアの構成例を示す図。 サーバ保存動画設定を変更する処理を表すフローチャート。 ネットワークカメラに動画設定を適用する処理を表すフローチャート。 動画設定の整合性を確認する処理を表すフローチャート。 動画管理サーバ上で動作するソフトウェアの構成例を示す図。 サーバ保存動画設定を変更する処理を表すフローチャート。 動画設定確認方式復帰処理を表すフローチャート。 ネットワークカメラの動画設定適用時間の一例を示す図。 動画設定の整合性を確認する処理を表すフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<実施形態1>
(システム構成)
図1は、本実施形態に係る録画システム(情報処理システム)の構成例を示す模式図である。この録画システムは、カメラ環境102に属するファイアウォール103及び複数のネットワークカメラ(撮像装置)104、並びに、動画管理サーバ105、クライアントPC106、及び、運用者PC107を有している。カメラ環境102、動画管理サーバ105、クライアントPC106、及び、運用者PC107は、ネットワーク101を介して接続されている。
カメラ環境102は、ファイアウォール103とネットワークカメラ104が属するローカルネットワーク環境である。ファイアウォール103は、カメラ環境102において外部との通信を制御することでセキュリティを高める情報処理装置である。ネットワークカメラ104は、動画を撮像し、ネットワーク経由で動画データを送信可能な撮像装置(カメラ)である。ネットワークカメラ104はネットワーク101を介して動画管理サーバ105へ動画データを送信する。
動画管理サーバ105は、ネットワークカメラ104から送信された動画データを受信して保存し、動画データを管理する情報処理装置である。また、動画管理サーバ105はクライアントPC106からの要求を受け付け、クライアントPC106へ動画データを送信する。このようにして、動画管理サーバ105は、ネットワークカメラ104の動作を管理する。クライアントPC106は、ユーザからの指示を受け付けて、その指示に基づき動画管理サーバ105から動画データを取得する情報処理装置である。また、クライアントPC106はユーザからの要求を受け付けて、その要求に基づき動画管理サーバ105へネットワークカメラ104の動画設定(設定を示す情報)を送信する。運用者PC107は、システムの運用者からの設定を受け付けて、ユーザの追加、削除や、ネットワークカメラの追加、削除といった、システムの運用を動画管理サーバ105に指示する情報処理装置である。
(ハードウェア構成)
次に、本実施形態に係るコンピュータ装置の構成を説明する。図2は、本実施形態における動画管理サーバ105、クライアントPC106、及び運用者PC107の構成の一例を示すブロック図である。なお、動画管理サーバ105、クライアントPC106、及び運用者PC107は必ずしも同一の構成である必要はない。
CPU201は、RAM202に格納されている制御プログラムに従って本装置全体の制御を行うCPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)である。RAM202はCPU201が実行するプログラムや、文書画像等のデータを格納する主記憶装置であり、揮発性のRAM(Random Access Memory)メモリ(書込み可能メモリ)である。ネットワークインタフェース203は、CPU201の制御の下にネットワークとの接続を行なって、外部装置との間でデータ等を送受信するネットワークインタフェースである。外部記憶装置204は処理対象のデータやRAM202に展開するためのプログラムを保存する磁気ディスクやフラッシュメモリ等の外部記憶装置であり、不揮発性のメモリである。ディスプレイ205は、本装置の処理結果などを表示するディスプレイである。キーボード206は、本装置に対してユーザが指示および操作するためのキーボードである。ポインティングデバイス207は、本装置に対してユーザが指示および操作を行うためのポインティングデバイスである。ディスプレイ205に表示する内容について、ユーザはキーボード206や、ポインティングデバイス207を用いて操作することができる。
RAM202に格納されているプログラムを実行するCPU201は、RAM202に格納されているOS(Operating System)の機能の一部を必要に応じて呼び出して使用する。また、RAM202に格納されているコンピュータプログラムに基づいて、CPU201は、RAM202に一時記憶するデータの内容の読み書きを行なったり、外部記憶装置204に対するデータの読み書きを行なったりする。さらに、RAM202に格納されているコンピュータプログラムに基づき、CPU201は、ネットワークインタフェース203を通じて他の装置とデータの送受信を行なうことも可能である。また、RAM202に格納されているプログラムに基づいて、CPU201は、キーボード206やポインティングデバイス207からの入力を受け取ったり、ディスプレイ205に表示を行なったりする。
(ソフトウェア構成)
図3は、本実施形態における動画管理サーバ105上で動作するソフトウェアの構成例である。当該ソフトウェアを構成する各コンポーネントは、動画管理サーバ105のCPU201がRAM202のプログラムコードを実行することによって実現される。
301は動画受信部であり、ネットワークカメラ104から送信される動画データを受信する。さらに動画受信部301は動画データを受信後、動画データを動画保存部306に保存する。
302は設定送受信部(動画設定送受信部)であり、クライアントPC106から送信される動画設定を受信する。ここで、動画設定とは、例えばフレームレート、解像度、画質などである。さらに設定送受信部302は動画設定を受信後、動画設定を設定保存部(動画設定保存部)307に保存する。この設定保存部307はネットワークカメラの外部に存在する記憶手段である。また、設定送受信部302は、ネットワークカメラ104からの要求を受け付け、設定保存部307から動画設定を取得後、ネットワークカメラ104に動画設定を示す情報を送信する。このように、ネットワークカメラ104からの要求を受けてから動画設定を示す情報を送信するようにしている。つまり、ネットワークカメラ104からのプッシュ型で情報のやり取りを行うようにしている。このようにすることで、ネットワークカメラ104に不正にアクセスされることを防ぐことができる。ただし、新たな設定がユーザから入力されてから、その設定が実際にネットワークカメラ104に設定されるまで、多少の時間差が生じることもある。
303は動画解析部であり、動画受信部301で受信した動画データを解析し、ネットワークカメラが実際に適用している動画設定を取得する。以降、ネットワークカメラが実際に適用している動画設定のことを、特にカメラ適用動画設定と呼称する。このようにして、動画管理サーバ105は、管理対象のネットワークカメラ104に設定されている条件に関する設定情報を、当該ネットワークカメラ104から受信した情報に基づき取得する。なお、本実施形態では、ネットワークカメラ104から受信した当該ネットワークカメラ104の撮像画像を解析して設定情報を取得する例を説明するが、ネットワークカメラ104から設定情報を直接受信して取得してもよい。なお、撮像画像を解析して設定情報を取得すれば、仮にネットワークカメラ104が間違った設定情報を送ってきても対処することができる。
また、ネットワークカメラ104に設定されている条件は、例えば、撮像する際のフレームレートや解像度、露出、ズーム倍率、フォーカス位置等である。また、ネットワークカメラ104に設定されている条件は、撮像した映像を外部に送信する際のフレームレートや解像度である。条件は、これらの内の少なくとも1つであればよい。
304は設定確認部(動画設定確認部)であり、カメラ適用動画設定と、設定保存部307に保存されている動画設定とを比較し、異なるか否かを確認する。
305は警告通知部であり、クライアントPC106に警告を通知する。
306は動画保存部であり、動画受信部301が受信した動画データを保存する。ここで、動画保存部306は動画データを送信したネットワークカメラ104を識別できる情報(以降当該情報をカメラIDと呼称する)と関連付けて保存する。
307はネットワークカメラ104ごとに設定情報を記憶する記憶手段としての設定保存部であり、設定送受信部302が受信した動画設定を保存する。ここで、設定保存部307はネットワークカメラ104の動画設定をカメラIDと関連付けて保存する。以降、設定保存部307に保存している動画設定のことを、特にサーバ保存動画設定と呼称する。なお、動画保存部306、及び設定保存部307は動画管理サーバ105の外部記憶装置204に設けられていればよい。後述するように、動画管理サーバ105は、設定保存部307から、管理対象のネットワークカメラ104に対応する設定情報を取得し、ネットワークカメラ104から受信した情報に基づき取得された設定情報と比較する。
308は動画再生部であり、クライアントPC106の要求を受信して、動画保存部306から動画データを取得した後、動画を再生する。
本実施形態では、301〜307の各機能要素をソフトウェアにより実現する例を説明するが、これらの機能要素の一部又は全部を専用のハードウェアにより実現してもよい。
(動画設定変更)
次に、クライアントPC106からネットワークカメラ104の動画設定を変更する処理について説明する。カメラ環境102はファイアウォール103によって外部からのアクセスを制限している。そのため、外部からカメラ環境102に属するネットワークカメラ104に対して動画設定を直接変更することはできず、ネットワークカメラ104から外部に対してポーリングすることで、動画設定を確認する必要がある。しかし、ネットワークカメラ104からアクセスできるのは動画管理サーバ105のみであり、ネットワークカメラ104がクライアントPC106に直接アクセスすることはできない。そこで、クライアントPC106から、動画管理サーバ105を経由してネットワークカメラ104の動画設定を変更する。すなわち、まずクライアントPC106が、動画管理サーバ105に対してネットワークカメラ104の動画設定を送信し、動画管理サーバ105において当該動画設定を保存する。その後、ネットワークカメラ104が、動画管理サーバ105に対して自身の動画設定の取得を要求し、動画設定を受信後、当該動画設定を適用する。
図4は動画管理サーバ105のサーバ保存動画設定を変更する処理の流れを示すフローチャートである。動画管理サーバ105は、図4の手順従い、クライアントPC106等から新たな設定情報が入力されたことに応じて、設定保存部307に記憶された設定情報をその新たな設定情報により更新する。図4のS401、S405はクライアントPC106のCPU201の制御に基づき実行され、S402〜S404は動画管理サーバ105のCPU201の制御に基づき実行される。
S401では、クライアントPC106が、動画管理サーバ105に対して、動画設定を変更するネットワークカメラ104のカメラIDと、動画設定を送信する。
S402では、動画管理サーバ105の設定送受信部302が、S402でクライアントPCから送信されたカメラIDと動画設定を受信する。
S403では、動画管理サーバ105の設定送受信部302が、S402で受信した動画設定を、カメラIDと関連付けて設定保存部307に保存する。
S404では、動画管理サーバ105の設定送受信部302が、クライアントPC106に対して動画設定の受信通知を送信する。
S405では、クライアントPC106が、S404で動画管理サーバから送信された動画設定の受信通知を受信する。
図5はネットワークカメラ104が動画管理サーバ105に保存されている動画設定を適用する処理の流れを示すフローチャートである。動画管理サーバ105は、図5の手順に従い、ネットワークカメラ104から要求を受信したことに応じて、当該ネットワークカメラ104に対応する設定情報を設定保存部307から取得し、その設定情報をネットワークカメラ104へ送信する。図5のS501、S505、S506はネットワークカメラ104の不図示のCPUの制御に基づき実行され、S502〜S504は動画管理サーバ105のCPU201の制御に基づき実行される。なお、図5に示す処理は定期的に実行する。つまり、ネットワークカメラ104は定期的にポーリングして設定情報を取得する。
S501では、ネットワークカメラ104が、動画管理サーバ105へ自身のカメラIDと、動画設定取得要求を送信する。
S502では、動画管理サーバ105の設定送受信部302が、S501でネットワークカメラ104から送信されたカメラIDと、動画設定取得要求を受信する。
S503では、動画管理サーバ105の設定送受信部302が、S502で受信したカメラIDと関連付いているサーバ保存動画設定を設定保存部307から取得する。
S504では、動画管理サーバ105の設定送受信部302が、S503で取得したサーバ保存動画設定を、S501で動画設定取得要求を受信したネットワークカメラ104へ送信する。
S505では、ネットワークカメラ104が、S504で動画管理サーバから送信された動画設定を受信する。
S506では、ネットワークカメラ104が、S505で受信した動画設定を適用する。以降当該ネットワークカメラ104は、当該処理で適用した動画設定に基づき、動画管理サーバ105へ動画を送信する。
(動画設定の整合性の確認)
次に動画管理サーバ105における動画設定の整合性の確認処理について図6を用いて説明する。図6は、動画設定の整合性の確認処理の流れを示すフローチャートである。図6の各ステップは、動画管理サーバ105のCPU201の制御に基づき実行される。なお、図6に示す処理はネットワークカメラ104が動画管理サーバ105へ動画データを送信するたびに実行する。
S601では、動画受信部301が、ネットワークカメラ104から送信された動画データを受信する。
S602では、動画解析部303が、S601で受信した動画データを解析し、カメラ適用動画設定を取得する。動画データのヘッダにカメラ適用動画設定が記述されている場合、本ステップの処理は当該動画データのヘッダを読み込むことで実現できる。なお、動画データのヘッダにカメラ適用動画設定が記述されていない場合であっても、動画データそのものからカメラ適用動画設定を導出するようにしてもよい。例えば、動画データのヘッダに動画データの時間が記述されている場合、(動画データの画像の枚数)/(動画データの時間)を計算してフレームレートを導出してもよい。また、動画データに含まれる画像データを解析し、動画の解像度を導出するようにしてもよい。
S603では、設定確認部304が、ネットワークカメラ104のカメラIDと、当該カメラIDに関連付いているサーバ保存動画設定を設定保存部307から取得する。
S604では、設定確認部304が、最新のサーバ保存動画設定と、カメラ適用動画設定を比較して異なるか否かを判断する。二つの設定が異なると判断した場合(S604でYES)にはS605に進む。二つの設定が等しいと判断した場合(S604でNO)には、動画設定の整合性の確認処理を終了する。
S605では、警告通知部305が、サーバ保存動画設定とカメラ適用動画設定が異なる旨を、クライアントPC106に警告として通知する。なお、ここでクライアントPC106に警告を通知する例を示したが、運用者PC107にも警告を通知するようにしてもよい。なお、警告を通知されたクライアントPC106等は、その旨をモニタに表示したり音声を出力したりして、ユーザに知らせることができる。
以上説明したように、本実施形態によればサーバ保存動画設定と、カメラ適用動画設定との間に整合性がとれていない場合、クライアントPCに警告を通知する。従って、動画管理サーバが保存している動画設定と、カメラ適用動画設定との間に整合性がとれていない問題を抑制することができる。
なお、本実施形態では、ネットワークカメラ104から取得した設定情報と、設定保存部307に保存部に保存されている設定情報とが一致しない場合に両者は整合しないと判定したが、整合性の判定方式はこれに限られない。例えば、画像サイズやフレームレート等について、両者の相違が一定の範囲にあるならば整合すると判定してもよい。あるいは、画像サイズやフレームレート等が異なる場合であっても、データサイズが同一または近接しているならば、両者は整合すると判定してもよい。
また、本実施形態では、ネットワークカメラ104から取得した設定情報と、設定保存部307に保存部に保存されている設定情報とが整合しない場合に、その旨を示す情報を外部装置であるクライアントPC106へ送信して警告を通知する例を説明した。もっとも、警告の通知の方式はこれに限られず、例えば、動画管理サーバ105のモニタ(不図示)に警告を表示してもよい。また、本実施形態では、新たな設定情報が、外部の装置であるクライアントPC106から受信して入力される例を説明したが、動画管理サーバ105に直接入力するようにしてもよい。
<実施形態2>
実施形態1では、動画管理サーバ105がサーバ保存動画設定とカメラ適用動画設定との間の整合性を確認し、整合性がとれていない場合はクライアントPC106に警告を通知する例を示した。しかしながら、ネットワークカメラ104は動画管理サーバ105に常に動画データを送信している一方で、動画管理サーバ105から動画設定を一定間隔で取得し適用している。このため、動画管理サーバ105がサーバ保存動画設定を変更してから、ネットワークカメラ104が変更されたサーバ保存動画設定を取得し適用するまでの期間は、サーバ保存動画設定とカメラ適用動画設定との間に整合性がとれていないことになる。その結果、当該期間において、動画管理サーバ105においては正常に動画設定を変更しているにもかかわらず、動画管理サーバ105からクライアントPC106に警告を通知してしまう場合がある。
そこで本実施形態では、動画管理サーバ105がサーバ保存動画設定を変更してから一定期間は、サーバ保存動画設定とカメラ適用動画設定との間の整合性の確認手順を変更する。なお、本実施形態では、実施形態1と同一機能を有する構成やステップには同一符号を付すとともに、構成的、機能的に変わらないものについてはその説明を省略する。また以降、動画管理サーバ105がサーバ保存動画設定を変更してから、ネットワークカメラ104が動画設定を取得するまでの時間を「動画設定取得時間」と称呼する。同様にネットワークカメラ104が動画設定を取得してから当該動画設定を適用するまでの時間を「動画設定適用時間」と称呼する。
(ソフトウェア構成)
図7は、本実施形態における動画管理サーバ105上で動作するソフトウェアの構成例である。図3からの変更点は管理部(動画設定確認方式管理部)701、及び時間保存部(動画設定適用時間保存部)702が追加されている点である。なお当該ソフトウェアを構成する各コンポーネントは、動画管理サーバ105のCPU201がRAM202のプログラムコードを実行することによって実現される。
701は管理部であり、設定確認部304において使用する動画設定の確認方式を管理する。702は時間保存部であり、ネットワークカメラ104が動画設定を取得した後、当該設定を適用するまでにかかる時間(動画設定適用時間)を保存する。
本実施形態では、301〜307、701、702の各機能要素をソフトウェアにより実現する例を説明するが、実施形態1と同様に、これらの機能要素の一部又は全部を専用のハードウェアにより実現してもよい。
(動画設定変更)
図8は本実施形態における、動画管理サーバ105がサーバ保存動画設定を変更する処理の流れを示すフローチャートである。図4のフローからの変更点は、S801及びS802の処理を追加で実行することである。また、S403の処理において、動画管理サーバ105がS402で受信した動画設定を設定保存部307に保存すると同時に、それまでに保存されていた動画設定を一つ前の動画設定として設定保存部307に保存する処理を実行することも変更点である。図8のS401、S405はクライアントPC106のCPU201の制御に基づき実行され、S402〜S404、S801、S802は動画管理サーバ105のCPU201の制御に基づき実行される。
S801は動画管理サーバ105の管理部701が、動画設定変更中フラグをonにする処理である。動画設定変更中フラグとは、offであれば動画設定の変更中ではないことを示し、onであれば動画設定の変更中であることを示すフラグである。管理部701は動画設定変更中フラグを保持しており、動画設定変更中フラグの初期値はoffに設定されている。
S802は動画管理サーバ105の管理部701が、サブルーチンとしての「復帰処理」を呼び出す処理である。サブルーチンとしての「復帰処理」の詳細な説明は図9を用いて後述する。なお、本ステップの処理は非同期で実行する。すなわち、本ステップの処理の完了を待たずにS404に進む。
図9はS802で示した復帰処理(動画設定確認方式復帰処理)を表すフローチャートである。S901は管理部701が、動画設定確認方式復帰までの時間を決定する処理である。S901の処理の詳細については後述する。S902は管理部701が、S901で決定した時間の間待つ処理である。S903は管理部701が、動画設定変更中フラグをoffにする処理である。
次に、S901の処理について一例をあげて説明する。この例では動画設定確認方式復帰までの時間を、動画管理サーバ105がサーバ保存動画設定を変更してから、ネットワークカメラ104が取得し適用するまでにかかる最長の時間とする。すなわち、動画設定確認方式復帰までの時間は、(最長の動画設定取得時間)+(動画設定適用時間)で求めることができる。まず、最長の動画設定取得時間を求める。これはネットワークカメラ104がサーバ保存動画設定を取得した直後に、サーバ保存動画設定が変更される場合の時間である。すなわち、ネットワークカメラ104がサーバ保存動画設定を取得する間隔の時間となる。例えば、ネットワークカメラ104がサーバ保存動画設定を取得する間隔が60秒であるとする。次に、動画設定適用時間を求める。図10は時間保存部702に保存されているネットワークカメラ104の動画設定適用時間の一例である。動画設定適用時間は動画設定変更内容ごとに保存されている。例えば、動画変更内容が「動画サイズ変更」である場合は、動画設定適用時間が30秒であると取得できる。以上より、動画変更内容が「動画サイズ変更」の場合の動画設定確認方式復帰までの時間は、60秒+30秒=90秒と求めることができる。
(動画設定の整合性の確認)
図11は本実施形態における、動画管理サーバ105が動画設定の整合性を確認する処理である。図6のフローからの変更点は、S1101からS1103の処理を追加で実行する点である。
S1101は設定確認部304が、動画設定変更中フラグを確認する処理である。動画設定変更中フラグがonであればS1102に進む。動画設定変更中フラグがoffであればS604に進む。
S1102は設定確認部304が、最新、または一つ前のサーバ保存動画設定と、カメラ適用動画設定を比較して異なるか否かを判断する処理である。ここで、一つ前のサーバ保存動画設定を比較対象とする理由は、動画設定変更中フラグがonになっている場合は、ネットワークカメラ104が一つ前のサーバ保存動画設定を適用した状態で動画を送信する可能性があるためである。二つの設定が異なると判断した場合(S1102でYES)にはS1103に進む。二つの設定が等しいと判断した場合(S1102でNO)には、動画設定の整合性の確認処理を終了する。
S1103は設定確認部304が、サーバ保存動画設定とカメラ適用動画設定が異なる旨を、クライアントPC106に警告として通知する処理である。なお、ここでクライアントPC106に警告を通知する例を示したが、運用者PC107にも警告を通知するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態では、設定保存部307の設定情報を更新してから所定の時間が経過するまでは、動画管理サーバ105は、ネットワークカメラ104から取得された設定情報と、更新された後の設定情報及び更新される前の設定情報とを比較する。そして、ネットワークカメラ104から取得した設定情報が、設定保存部307において更新された後の設定情報及び更新される前の設定情報のいずれとも整合しない場合に、警告を通知する。ここで、設定情報の更新の内容や、ネットワークカメラ104が設定情報の要求を送信する間隔に応じて動画設定確認方式復帰までの時間を決定する。このため、動画管理サーバがサーバ保存動画設定を変更してから、ネットワークカメラが取得し提供するまでの期間の不要な警告を抑制できる。
以上のように、本発明の各実施形態によれば、サーバに保存している動画設定と、ネットワークカメラが実際に適用している動画設定の間に整合性がとれていない場合に警告を通知する。このため、動画設定の不整合に起因する問題を低減することが可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101:ネットワーク、102:カメラ環境、103:ファイアウォール、104:ネットワークカメラ、105:動画管理サーバ、106:クライアントPC、107:運用者PC

Claims (15)

  1. 撮像装置に設定されている設定に関する第1の設定情報を、当該撮像装置から受信した情報に基づき取得する第1の取得手段と、
    前記撮像装置の設定情報を記憶する記憶手段から、前記撮像装置に対応する第2の設定情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果に応じた情報を通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通知手段は、前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とが整合しない場合に、警告を通知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶手段は、前記撮像装置の外部の記憶手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の取得手段は、前記撮像装置から受信した当該撮像装置の撮像画像を解析して前記第1の設定情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 新たな設定情報が入力されたことに応じて、前記記憶手段に記憶された設定情報を該新たな設定情報により更新する更新手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記新たな設定情報は、外部の装置から入力されることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記更新手段によって、前記記憶手段に記憶された設定情報が前記新たな設定情報により更新された後に、当該撮像装置に対応する設定情報を前記記憶手段から取得する第3の取得手段と、
    前記取得した設定情報を前記撮像装置へ送信する送信手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第3の取得手段は、前記撮像装置から要求を受信したことに応じて、当該撮像装置に対応する設定情報を前記記憶手段から取得することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記更新手段が前記設定情報を更新してから所定の時間が経過するまでは、
    前記第2の取得手段は、前記第2の設定情報として、前記更新手段により更新された後の設定情報と、更新される前の設定情報とを取得し、
    前記比較手段は、前記第1の設定情報と、前記更新された後の設定情報及び更新される前の設定情報とを比較し、
    前記通知手段は、前記第1の設定情報が、前記更新された後の設定情報及び更新される前の設定情報のいずれとも整合しない場合に、警告を通知する
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記更新手段による前記設定情報の更新の内容に応じて前記所定の時間を決定する決定手段をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記撮像装置が前記要求を送信する間隔に応じて前記所定の時間を決定する決定手段をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 前記通知手段は、前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とが整合しないことを示す情報を外部装置へ送信して、当該外部装置に警告を通知することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 撮像装置と、当該撮像装置の動作を管理する情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記撮像装置に設定されている設定に関する第1の設定情報を、当該撮像装置から受信した情報に基づき取得する第1の取得手段と、
    前記撮像装置の設定情報を記憶する記憶手段から、前記撮像装置に対応する第2の設定情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果に応じた情報を通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  14. 情報処理装置の情報処理方法であって、
    第1の取得手段が、撮像装置に設定されている設定に関する第1の設定情報を、当該撮像装置から受信した情報に基づき取得する第1の取得工程と、
    第2の取得手段が、前記撮像装置の設定情報を記憶する記憶手段から、前記撮像装置に対応する第2の設定情報を取得する第2の取得工程と、
    比較手段が、前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とを比較する比較工程と、
    通知手段が、前記比較工程による比較の結果に応じた情報を通知する通知工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  15. コンピュータを請求項1から12のいずれか1項に記載の情報処理装置が備える各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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