JP2017129940A - 情報処理システム、画像形成装置、転送制御プログラムおよび転送制御方法 - Google Patents

情報処理システム、画像形成装置、転送制御プログラムおよび転送制御方法 Download PDF

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Abstract

【構成】 情報処理システム10は、情報処理装置12を含み、情報処理装置はネットワーク14を介して親機16aおよび子機16bに通信可能に接続される。情報処理装置から送信された印刷ジョブが子機で受信されたとき、子機は転送先の親機の情報(IPアドレス)が設定(登録)されているかどうかを判断する。親機の情報が登録されている場合には、印刷ジョブを受信した子機は登録されている親機に印刷ジョブを転送する。たとえば、親機が画像形成装置である場合には、親機は、ユーザの操作に従って、ユーザ認証についての認証処理を実行し、ユーザ認証に成功すると、ユーザが選択した印刷ジョブについての印刷処理を実行する。
【効果】 印刷ジョブの消失を防止するとともに、認証処理を実行せずに子機で印刷処理が実行されるのを防止することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、情報処理システム、画像形成装置、転送制御プログラムおよび転送制御方法に関し、特にたとえば、ネットワーク上に設けられた画像形成装置で印刷を実行する、情報処理システム、画像形成装置、転送制御プログラムおよび転送制御方法に関する。
背景技術の情報処理システムの一例が特許文献1に開示される。この特許文献1に開示されるデータ処理システムでは、ユーザA(User1)が、PCにおいて印刷処理を実行すると、印刷データは、ファイルサーバのUser1フォルダ配下のPrintフォルダに格納される。ユーザAがデジタル複合機へ移動し、パスワードを入力して印刷指示を行うと、パスワードがファイルサーバに送信され、ファイルサーバで認証が行われる。認証に成功すると、User1の印刷データリストが複合機に送信され、ユーザAが印刷データを選択すると、選択された印刷データがファイルサーバからデジタル複合機へ送信され、デジタル複合機において印刷処理が実行される。
特開2007−306398号公報
しかし、特許文献1のデータ処理システムでは、ユーザが印刷データの出力先を、ファイルサーバでは無くデジタル複合機に設定した場合には、デジタル複合機で印刷データが破棄されたり、ファイルサーバとの間でユーザ認証が行われずにデジタル複合機でそのまま印刷処理が実行されたりする。このようなデジタル複合機はネットワーク上に複数台接続されることがあるため、印刷データの出力先の設定を誤ってしまった場合には、どのデジタル複合機で印刷処理が実行されたのかを容易に知ることができないこともある。つまり、ユーザが出力先の設定を誤った場合には、データの機密性が保持されない場合がある。また、ファイルサーバが変更された場合には、その都度ユーザは出力先の設定を変更する必要があり、面倒である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、情報処理システム、画像形成装置、転送制御プログラムおよび転送制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、ユーザに手間をかけさせずに、データの機密性を適切に保持することができる、情報処理システム、画像形成装置、転送制御プログラムおよび転送制御方法を提供することである。
第1の発明は、情報処理システムであって、ユーザの操作に従って印刷ジョブを出力する情報処理装置、ネットワークを介して情報処理装置と通信可能に接続されるサーバとして機能する親機および画像形成装置として機能する子機を備える。子機は、登録判断手段、および第1転送手段を備える。登録判断手段は、ネットワークを介して印刷ジョブを受信したとき、親機が登録されているかどうかを判断する。つまり、子機は、転送先として親機の情報(たとえば、IPアドレス)が登録されているかどうかを判断する。第1転送手段は、登録判断手段によって親機が登録されていることが判断されたとき、当該親機に、受信した印刷ジョブを転送する。このように、子機は、印刷ジョブを受信すると、親機に当該印刷ジョブを転送するので、子機で印刷ジョブが破棄されたり、認証処理が実行されずにそのまま印刷処理が実行されたりすることがない。また、親機が変更された場合であっても、子機に変更後の親機の情報を登録しておけば、情報処理装置の設定を変更しなくても、印刷ジョブが親機に転送される。
第1の発明によれば、ユーザに手間をかけさせずに、データの機密性を適切に保持することができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、子機は、受信判断手段、および通知手段をさらに備える。受信判断手段は、第1転送手段によって転送された印刷ジョブが親機サーバで受信されたかどうかを判断する。たとえば、子機は、親機からの受信確認を受信した場合に、印刷ジョブが親機で受信されたと判断し、親機からの受信確認を受信しない場合に、印刷ジョブが親機で受信されていないと判断する。通知手段は、受信判断手段によって印刷ジョブが親機で受信されていないことが判断されたとき、転送失敗を情報処理装置に通知する。
第2の発明によれば、印刷ジョブの転送に失敗した場合には、情報処理装置に転送失敗を通知するので、転送失敗を情報処理装置のユーザに報知すれば、情報処理装置のユーザは印刷ジョブの送信に失敗したことおよび親機の設定を間違えていることを知ることができる。
第3の発明は、第2の発明に従属し、複数の親機を備え、第1転送手段は、受信判断手段によって印刷ジョブが親機で受信されるまで、所定の順序に従って、複数の親機に対して、受信した印刷ジョブを転送する。
第3の発明によれば、複数の親機に順番に印刷ジョブを転送するので、一部の親機に何らかのトラブルが発生していても、他の親機に印刷ジョブを転送することができる。
第4の発明は、第3の発明に従属し、所定の順序は、ユーザによって設定された優先順位である。
第4の発明によれば、ユーザが意図した優先順位で印刷ジョブを親機に転送することができる。
第5の発明は、第3または第4の発明に従属し、親機は、印刷ジョブを受信したとき、所定の条件を満たすかどうかを判断する条件判断手段、および条件判断手段によって所定の条件を満たすことが判断されたとき、他の親機に印刷ジョブを転送する第2転送手段を備える。
第5の発明によれば、子機が印刷ジョブを転送した転送先の親機で所定の条件を満たす場合には、さらに別の親機に転送するので、転送先の親機で印刷ジョブを記憶できない、または、転送先の親機で印刷ジョブを実行できないなどの不都合がある場合には、別の親機で印刷ジョブを管理することができる。
第6の発明は、第1ないし第5の発明のいずれかに従属し、親機は、子機とは異なる他の画像形成装置である。つまり、画像形成装置は、サーバとしても機能される。
第6の発明によれば、画像形成装置をサーバとして機能させることにより、情報処理システムを構成することができる。
第7の発明は、ネットワークを介して、ユーザの操作に従って情報処理装置から出力された印刷ジョブを受信したとき、サーバとして機能する親機が登録されているかどうかを判断する登録判断手段、および登録判断手段によってサーバとして機能する親機が登録されていることが判断されたとき、当該サーバに、受信した印刷ジョブを転送する転送手段を備える、画像形成装置である。
第8の発明は、画像形成装置のコンピュータによって実行される転送制御プログラムであって、コンピュータのプロセッサに、ネットワークを介して、ユーザの操作に従って情報処理装置から出力された印刷ジョブを受信したとき、サーバとして機能する親機が登録されているかどうかを判断する登録判断ステップ、および登録判断ステップにおいてサーバとして機能する親機が登録されていることを判断したとき、当該サーバに、受信した印刷ジョブを転送する転送ステップを実行させる、転送制御プログラムである。
第9の発明は、画像形成装置の転送制御方法であって、(a)ネットワークを介して、ユーザの操作に従って情報処理装置から出力された印刷ジョブを受信したとき、サーバとして機能する親機が登録されているかどうかを判断し、そして(b)ステップ(a)においてサーバとして機能する親機が登録されていることを判断したとき、当該サーバに、受信した印刷ジョブを転送する、転送制御方法である。
第7ないし第9の発明においても、第1の発明と同様に、ユーザに手間をかけさせずに、データの機密性を適切に保持することができる。
この発明によれば、ユーザに手間をかけさせずに、データの機密性を適切に保持することができる。
図1はこの発明の第1実施例である情報処理システムの構成の一例を示す図解図である。 図2は図1に示す画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図3は図1に示す親機の画像形成装置のHDDに記憶される印刷情報を示す図解図である。 図4は図2に示す子機の画像形成装置に内蔵されるRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図5は図2に示す子機の画像形成装置に内蔵されるCPUの転送制御処理の一例を示すフロー図である。 図6は第2実施例における子機の画像形成装置に内蔵されるCPUの転送制御処理の一例を示すフロー図である。 図7は第3実施例における親機の画像形成装置に内蔵されるCPUの転送制御処理の一例を示すフロー図である。
[第1実施例]
図1は、この発明の第1実施例である情報処理システム10の一例を示す図解図である。図2は、図1に示す画像形成装置16の電気的な構成を示すブロック図である。
図1を参照して、情報処理システム10は、情報処理装置12を含み、情報処理装置12は、LANのようなネットワーク14を介して、画像形成装置16として機能する親機16aおよび画像形成装置16として機能する子機16bと通信可能に接続される。
以下、この明細書においては、親機16aおよび子機16bを区別して説明するが、親機16aおよび子機16bを区別する必要がない場合には、単に画像形成装置16と呼ぶことにする。
なお、図1に示す情報処理システム10の例では、1台の情報処理装置12および2台の画像形成装置16がネットワーク14上に接続される場合について示してあるが、情報処理装置12は2台以上接続されてもよいし、画像形成装置16は3台以上接続されてもよい。また、親機16aおよび子機16bは、それぞれ、2台以上接続されてもよい。
情報処理装置12は、ユーザが使用する汎用のコンピュータ(端末)であり、具体的には、デスクトップPC、ノート(ラップトップ)PCおよびタブレットPCなどが該当する。したがって、情報処理装置12は、CPU12a、RAM12b、ネットワーク接続回路12cなどの回路コンポーネントを備える。図示は省略するが、情報処理装置12は、HDDおよびROMのような他のメモリおよびGPUなども備えている。また、図示は省略するが、情報処理装置12には、キーボード、コンピュータマウスおよびタッチパネルのような入力装置が接続されるとともに、LCDのような表示装置が接続される。ただし、情報処理装置12は、入力装置または/および表示装置を一体的に備えている場合もある。
画像形成装置16は、プリント機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能を備える複合機である。ただし、画像形成装置16は、少なくともプリント機能を有していれば、スキャナ機能およびファクシミリ機能は有していなくてよい。
図2に示すように、画像形成装置16はCPU30を含む。CPU30には、内部バス32を介して、RAM34、HDD36、ネットワーク接続回路38、通信制御回路40、操作部42、表示制御回路44、画像処理回路48、スキャナ50およびプリンタ52が接続される。また、表示制御回路44には、ディスプレイ46が接続される。
CPU30は、画像形成装置16の全体的な制御を司る。RAM34は、CPU30のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。HDD36は、画像形成装置16の主記憶装置であり、画像形成装置16の動作を制御するための各種のプログラムを記憶したり、ネットワーク接続回路38を介して情報処理装置12などの外部のコンピュータから送信された印刷ジョブなどのデータを記憶したり、スキャナ50で読み取った画像データを記憶したり、通信制御回路40で受信した画像データを記憶したりする。
なお、図示は省略するが、画像形成装置16には、ROMおよびRTCも設けられる。ROMには、画像形成装置16の起動プログラムが記憶される。RTCは、日時(西暦、月日および時刻(時分秒)を含む)をカウントする。
ネットワーク接続回路38は、LAN(ネットワーク14)に接続するための通信回路であり、CPU30からの指示に従って、TCP/IPなどのプロトコルを利用して情報処理装置12および他の画像形成装置16などの外部のコンピュータと通信する。
通信制御回路40は、モデムであり、CPU30からの指示に従って、電話回線のような通信回線と接続されて、通信相手のファクシミリとの間で画像データを送受信する。通信相手のファクシミリから受信した画像データは、上述したように、HDD36に一旦記憶される。
操作部42は、ハードウェアの操作ボタンないし操作キーで構成され、ユーザによる操作ボタンないし操作キーの操作に応じて、操作信号(操作データ)をCPU30に入力する。操作ボタンないし操作キーは、ディスプレイ46の周辺に設けられる。また、操作部42は、ハードウェアの操作ボタンないし操作キー以外にもタッチパネルを含み、ユーザによるタッチ操作に応じて、タッチ位置データをCPU30に入力する。
ディスプレイ46は、LCDやEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの汎用の表示装置であり、操作部42とともに用いられることにより、操作パネルを構成する。たとえば、操作部42に含まれるタッチパネルがディスプレイ46の表示面上に設けられたり、タッチパネルとディスプレイ46が一体的に設けられたりすることにより、タッチパネルディスプレイとして機能する。ディスプレイ46は、画像形成装置16の操作のための様々な種類の画面を表示する。また、VRAMに展開された画像データが読み出され、プレビュー表示される場合もある。
画像処理回路48は、RAM34の一部の領域をVRAMとして使用して、HDD36から読み出した画像データに対してRIP(Raster image processing)処理を施したり、画像データに対して加工処理を施したり、外部へ送信する際にそのデータの形式を変換する変換処理を施したりする。ただし、RIP処理とは、外部のコンピュータから送信されたプリンタ言語で表現された印刷ジョブ(PDL(Page Description Language)コードデータ)をビットマップデータのような画像データに変換する処理である。また、加工処理とは、明るさの調整、色目の調整、画質の調整、トリミングおよび合成処理などを意味する。
なお、この実施例では、画像処理回路48は、RAM34の一部の領域をVRAMとして使用するようにしてあるが、HDD36の仮想メモリを使用するようにしてもよい。
スキャナ50は、たとえばCCDラインセンサを含み、原稿からの反射光をCCDラインセンサで読み取って、画像データに変換する。変換された画像データはスキャナ50から出力され、上述したように、HDD36に一旦記憶される。
プリンタ52は、この第1実施例では、汎用のレーザプリンタであり、感光体、帯電器、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置などを備え、画像処理回路48で処理された画像データに対応する画像を記録紙(用紙)などに印刷する。簡単に説明すると、レーザプリンタでは、帯電された感光体ドラムに静電潜像が形成され、この静電潜像にトナーが現像される。つまり、トナー像が形成される。そして、感光体ドラムに形成されたトナー像が転写ローラによって用紙に転写され、転写されたトナー像が溶融および圧接されることにより、用紙に定着される。ただし、カラーで印刷する場合には、黒、マゼンタ、シアン、イエローの各色について設けられた感光体ドラムに、各色についての静電潜像が形成され、各色のトナー像が形成され、各色のトナー像が中間転写ローラに一次転写され、その後、用紙に転写(二次転写)される。
このような情報処理システム10では、複数の画像形成装置16のうち、少なくとも1台の画像形成装置16が親機16aであり、他の少なくとも1台の画像形成装置16が子機16bである。
親機16aは、ファイルサーバとしても機能し、情報処理装置12から送信される印刷ジョブをユーザ毎に記憶(管理)するとともに、ユーザの操作に従って印刷処理を実行する。また、親機16aは、子機16bからの依頼により、格納されている印刷ジョブの送受信を行う。子機16b(クライアント)は、ユーザの操作に従って、親機16aに記憶された印刷ジョブを取得して、印刷処理を実行する。
たとえば、情報処理装置12のユーザは、情報処理装置12を用いて、任意のアプリケーションソフトを実行し、生成された文書ないし画像或いはそれらの両方を含むファイルの印刷処理の実行を指示する。すると、プリンタドライバによって印刷ジョブが生成され、生成された印刷ジョブが予め設定された出力先の画像形成装置16に出力(送信)される。ただし、通常、出力先としては、情報処理装置12が使用する画像形成装置16のうち、親機16aの画像形成装置16に割り当てられたIPアドレスが設定されている。
詳細な説明は省略するが、プリンタドライバは、印刷ジョブに少なくともユーザの識別情報(ユーザID)を付加する。ユーザIDは、ユーザに割り当てられた固有の識別情報(名前または固有の文字列など)ないし当該ユーザが使用する情報処理装置12に割り当てられた固有の識別情報(たとえば、固定IPアドレスまたはMACアドレス)などを意味する。ただし、ユーザIDとして、情報処理装置12に割り当てられた固有の識別情報が使用される場合には、親機16aには、ユーザの名前または固有の文字列に変換可能にするために、固定IPアドレスまたはMACアドレスに対応して、ユーザの名前または固有の文字列などが記述されたテーブルが記憶される。
親機16aでは、ユーザを識別可能にHDD36に印刷ジョブが記憶(管理)される。図3は親機16aで管理される印刷ジョブの情報(以下、「印刷情報」という)の一例を示す図解図である。
図3に示すように、印刷情報は、印刷ジョブが親機16aで受信された日時に対応して、当該印刷ジョブの送信元のユーザのユーザID、および当該印刷ジョブの名称(印刷ジョブ名)が記憶される。図3に示すように、日時は、西暦、月日および時刻(時分秒)を含む。
また、図3では、ユーザIDは、4つのアルファベットを用いて示される。たとえば、「AAAA]はユーザAのユーザIDであり、「BBBB]はユーザBのユーザIDあり、「CCCC」はユーザCのユーザIDである。ただし、これは単なる一例であり、ユーザIDは、ユーザ名で表しても良いし、数字を用いて表しても良いし、数字とアルファベットを用いて表してもよい。
さらに、図3では、印刷ジョブ名として、「印刷ジョブ」の文字列に数字を付して示してある。ただし、実際の印刷ジョブ名は、たとえば、印刷を実行したアプリケーションソフトで生成(処理)されたファイルに付されたファイル名である。
なお、実際の印刷ジョブは、HDD36の別の領域に記憶される。
たとえば、印刷情報の1行目を見ると、2015年10月21日の9時00分00秒に、ユーザAの情報処理装置12から送信された印刷ジョブ1を受信したことが分かる。また、印刷情報の2行目を見ると、2015年10月21日の9時02分45秒に、ユーザBの情報処理装置12から送信された印刷ジョブ2を受信したことが分かる。他の印刷ジョブについても同様である。
たとえば、情報処理装置12では、ユーザAにより印刷処理の指示が行われると、プリンタドライバによって文書ファイルなどから印刷ジョブが生成され、生成された印刷ジョブが親機16aに送信される。ただし、プリンタドライバは、画像形成装置16に対応したドライバである。したがって、印刷ジョブには、ユーザAのユーザID(ここでは、「AAAA」)が付加される。このため、親機16aでは、受信した印刷ジョブをユーザ毎に記憶(管理)することができる。
親機16aでは、ユーザ認証が行われ、認証に成功したユーザの印刷ジョブの一覧がディスプレイ46に表示され、一覧から選択した印刷ジョブについて印刷処理が実行される。
なお、親機16aのHDD36には、ユーザIDに対応してパスワードが記述された認証情報が記憶されており、この認証情報を参照して、ユーザ認証が行われる。このようなユーザ認証については既に周知であるため、詳細な説明は省略する。
したがって、たとえば、ユーザAは、親機16aの設置場所へ移動し、操作部42を操作して、ディスプレイ46にログイン画面を表示するとともに、ユーザIDおよびパスワードを入力する。
親機16aは、ユーザAのユーザ認証に成功すると、ユーザAのユーザIDが記述された印刷ジョブの一覧をディスプレイ46に表示する。ユーザAは、所望の印刷ジョブを選択し、印刷の開始を指示すると、印刷処理が実行される。詳細な説明は省略するが、他のユーザ(ユーザB、ユーザC、…)についても同様である。
また、ユーザは、子機16bを操作して、ユーザ認証、印刷ジョブの選択および印刷処理の実行を指示することもできる。簡単に説明すると、ユーザが子機16bでログイン画面を表示し、ユーザIDおよびパスワードを入力すると、これらのデータが親機16aに送信され、親機16aにてユーザ認証が行われる。親機16aにてユーザ認証に成功すると、親機16aは、ユーザIDに対応する印刷ジョブの一覧を表示するための画面データを、ユーザIDおよびパスワードの送信元の子機16bに送信する。ただし、親機16aは、ユーザIDに対応する印刷ジョブの情報を子機16bに送信し、子機16bで印刷ジョブの一覧を表示するための画面データが生成されてもよい。
すると、子機16bでは、ディスプレイ46にユーザ認証に成功したユーザについての印刷ジョブの一覧が表示される。このユーザが、印刷ジョブを選択し、印刷の開始を指示すると、選択された印刷ジョブの送信要求が親機16aに送信される。これに応じて、親機16aは、送信要求のあった印刷ジョブを、当該送信要求の送信元の子機16bに送信する。子機16bは、親機16aから送信された印刷ジョブを受信して、印刷処理を実行する。
情報処理装置12に、印刷ジョブの送信先として、親機16aの情報(IPアドレス)が正しく設定されている場合には、上記のように親機16aおよび子機16bは動作され、文書ファイルなどの機密情報が第三者に知られるのを防止することができる。
しかし、情報処理装置12における印刷ジョブの出力先の設定が誤っている場合には、印刷ジョブが子機16bなどの親機16a以外のネットワーク機器に送信され、ユーザ認証を行わずに子機16bで印刷処理が実行されてしまったり、子機16bなどの親機16a以外のネットワーク機器で受信された後に、消去(削除)されてしまったりすることがある。このような事態は、印刷ジョブの出力先の設定を誤った場合のみならず、親機16a(出力先)が変更された場合にも起こり得る。
このため、印刷処理を実行した画像形成装置16を知ることができない場合があり、また、ユーザ認証を行わずに印刷処理が実行されるため、文書ファイルなどの機密性が保持されない場合がある。
また、印刷ジョブを送信したにも拘わらず、親機16aに印刷ジョブが記憶されていないため、情報処理装置12または親機16aが故障したと誤認する場合がある。
さらに、親機16aが変更される場合には、上記のような不都合を回避するためには、その都度、情報処理装置12において、印刷ジョブの送信先を変更された親機16aの情報に設定(登録)し直す必要がある。
したがって、この第1実施例では、上記のような不都合を回避するため、親機16aの情報(IPアドレス)を転送先として子機16bに設定しておき、情報処理装置12からの印刷ジョブが子機16bに送信された場合には、子機16bから親機16aに印刷ジョブを転送するようにしてある。
図4は図2に示した子機16bのRAM34のメモリマップ300の一例を示す。図4に示すように、RAM34は、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304を含む。プログラム記憶領域302には、子機16bの制御プログラムが記憶され、制御プログラムは、操作検出プログラム302a、通信プログラム302b、画像読取プログラム302c、画像形成プログラム302d、印刷ジョブ転送プログラム302eなどを含む。
操作検出プログラム302aは、操作部42から入力される操作データおよびタッチ位置データを検出(取得)して、後述する操作データバッファ304aに記憶するためのプログラムである。通信プログラム302bは、情報処理装置12および他の画像形成装置16などの外部のコンピュータと通信するためのプログラムである。また、通信プログラム302bは、電話回線を介して、通信相手のファクシミリとの間で通信するためのプログラムでもある。
画像読取プログラム302cは、スキャナ50を制御して、原稿台に載置された原稿またはADF(自動原稿送り装置)から給紙された原稿を読み取り、原稿表面の画像に基づく画像データを生成するためのプログラムである。
画像形成プログラム302dは、プリンタ52を制御して、スキャナ50で読み取った画像データや外部コンピュータから送信された印刷ジョブから変換した画像データ、通信相手のファクシミリから受信した画像データ等に基づいて、用紙に多色または単色の画像を形成するためのプログラムである。
印刷ジョブ転送プログラム302eは、通信プログラム302bに従って親機16aと通信し、情報処理装置12から送信された印刷ジョブを親機16aに転送するためのプログラムである。
図示は省略するが、プログラム記憶領域302には、上記以外にも、子機16bの機能を実行するための他のプログラムが適宜記憶される。
操作データバッファ304aは、操作部42からの操作データおよびタッチ位置データを一時記憶するためのバッファである。送受信データバッファ304bは、他の装置との間で送受信されるデータ(印刷ジョブなど)を一時記憶するための領域である。この第1実施例では、他の装置は、情報処理装置12、親機16aおよびファクシミリである。親機情報データ304cは、転送先として登録(設定)された親機16aの情報(この第1実施例では、IPアドレス)のデータである。
図示は省略するが、データ記憶領域304には、上記以外にも、制御プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、制御プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)およびフラグが設けられたりする。
なお、図示は省略するが、親機16aのRAM34のメモリマップは、一部を除いて、子機16bのRAM34のメモリマップと同じである。簡単に説明すると、親機16aのRAM34のメモリマップでは、印刷ジョブ転送プログラム302eに代えて、子機16bから転送される印刷ジョブを受信するためのプログラムが記憶される。また、親機情報データ304cは記憶されない。ただし、親機16aは、ファイルサーバとしても機能するため、ユーザ認証の認証処理のためのプログラムおよびこの認証処理に必要なデータもRAM34に記憶される。
図5は図2に示した子機16bのCPU30の転送制御処理の一例を示すフロー図である。子機16bは、情報処理装置12からの印刷ジョブを受信した場合に、この転送制御処理を実行する。
図5に示すように、子機16bのCPU30は、転送制御処理を開始すると、ステップS1で、親機の設定が有るかどうかを判断する。ここでは、子機16bのCPU30は、親機情報データ304cが記憶されているかどうかを判断する。ステップS1で“NO”であれば、つまり、親機16aの設定が無ければ、ステップS3で、印刷ジョブの送信先が間違えている旨を当該印刷ジョブの送信元の情報処理装置12に通知して、転送制御処理を終了する。
なお、この第1実施例では、子機16bに親機の情報が設定されていない場合には、印刷ジョブの送信元の情報処理装置12に、印刷ジョブの送信先が間違えている旨を通知するようにしてあるが、これに限定される必要はない。この通知に加えて、子機16bにおいては、親機16aの情報が設定されていない旨のメッセージをディスプレイ46に表示しても良い。
一方、ステップS1で“YES”であれば、つまり、親機16aの設定が有れば、ステップS5で、親機16aに印刷ジョブを転送する。つまり、子機16bのCPU30は、親機16aの情報が示す親機16aのIPアドレスに、情報処理装置12から受信した印刷ジョブを送信(転送)する。
そして、ステップS7では、転送成功かどうかを判断する。ここでは、子機16bのCPU30は、親機16aからの受信確認(ACK)の通知を受信したかどうかを判断する。ステップS7で“YES”であれば、つまり、転送成功であれば、必要に応じて転送に成功した親機の情報を送信元の情報処理装置12に通知し、転送制御処理を終了する。以降の第2実施例および第3実施例においても同様であるが説明を省略する。
一方、ステップS7で“NO”であれば、つまり、転送失敗であれば、ステップS9で、転送失敗を、印刷ジョブの送信元の情報処理装置12に通知してから、転送制御処理を終了する。ただし、ステップS9では、印刷ジョブの送信先が間違っていることもさらに通知するようにしてもよい。したがって、印刷ジョブの送信元の情報処理装置12は、転送失敗の通知を受けて、転送失敗のメッセージをディスプレイに表示したり、転送失敗の通知音をスピーカから出力したり、それらの両方を実行したりすることにより、当該情報処理装置12のユーザに少なくとも転送失敗を通知することができる。また、転送失敗を通知するので、ユーザは、親機の設定が間違えていることも知ることができる。
この第1実施例によれば、印刷ジョブが子機16bに送信された場合には、子機16bが設定された親機16aに印刷ジョブを転送するので、印刷ジョブが失われてしまったり、認証処理が実行されずに子機16bでそのまま印刷処理が実行されたりするのを防止することができる。また、親機16aが変更された場合でも、変更後の親機16aの情報を転送先として子機16bに登録しておけば、情報処理装置12において印刷ジョブの送信先の設定を変更しなくても、親機16aに印刷ジョブを転送することができる。よって、ユーザに手間をかけさせずに、データの機密性を適切に保持することができる。
[第2実施例]
第2実施例の情報処理システム10は、転送先として複数の親機16aの情報が子機16bに登録され、子機16bのCPU30の転送制御処理の一部が異なる以外は第1実施例と同じであるため、重複する説明については、簡単に説明する、または、説明を省略する。
たとえば、情報処理システム10では、ネットワーク14に、複数の親機16aが接続される場合がある。この場合、子機16bには、複数の親機16aの情報を転送先として設定(登録)することができる。ただし、複数の親機16aの情報が登録される場合には、転送する順番を決定するための優先順位が子機16bのユーザまたは管理者等によって決定(指定)される。
したがって、第2実施例では、親機情報データ304cは、複数の親機16aの情報(IPアドレス)を含み、この複数の親機16aの各々に優先順位の情報を加えたデータである。
図6は、第2実施例における子機16bのCPU30の転送制御処理の一例を示すフロー図である。以下、図6を用いて、第2実施例の転送制御処理について説明するが、第1実施例の転送制御処理と同じ処理については、同じ参照符号を付し、簡単に説明することにする。
図6に示すように、子機16bのCPU30は、転送制御処理を開始すると、ステップS1で、親機の設定が有るかどうかを判断する。ステップS1で“NO”であれば、ステップS3で、印刷ジョブの送信元の情報処理装置12に、印刷ジョブの送信先の間違いを通知して、転送制御処理を終了する。
一方、ステップS1で“YES”であれば、ステップS31で、変数iを初期化する(i=1)。この変数iは、順番(優先順位)に従って印刷ジョブの転送を行うために設けられる。次のステップS33では、優先順位がi番目の親機16aに印刷ジョブを転送する。
続くステップS7では、転送成功かどうかを判断する。ステップS7で“YES”であれば、そのまま転送制御処理を終了する。ただし、複数の親機16aが登録されているため、ステップS7で“YES”の場合には、転送成功した親機16aを、印刷ジョブの送信元の情報処理装置12に通知してから、転送制御処理を終了するようにしてもよい。
一方、ステップS7で“NO”であれば、ステップS35で、変数iが登録された親機16aの総数であるかどうかを判断する。つまり、CPU30は、印刷ジョブの転送を、登録されたすべての親機16aについて実行したかどうかを判断する。
ステップS35で“NO”であれば、つまり、印刷ジョブを転送していない親機16aが残っていれば、ステップS37で、変数iを1加算して(i=i+1)、ステップS33に戻る。
一方、ステップS35で“YES”であれば、つまり、すべての親機16aに印刷ジョブの転送を実行した場合には、ステップS9で、印刷ジョブの送信元の情報処理装置12に、転送失敗を通知して、転送制御処理を終了する。
第2実施例においても、第1実施例と同様に、ユーザに手間をかけさせずに、データの機密性を適切に保持することができる。
また、第2実施例によれば、複数の親機16aを登録し、優先順位に従って印刷ジョブの転送を行うので、一部の親機16aに何らかのトラブルが発生している場合であっても、残りの親機16aに印刷ジョブを転送することができる。
[第3実施例]
第3実施例の情報処理システム10は、転送された印刷ジョブを受信した親機16aにおいて、さらに転送制御処理を実行するようにした以外は、第1実施例および第2実施例と同じである。したがって、第1実施例および第2実施例と異なる点について説明する。
第3実施例では、親機16aは、子機16bから転送された印刷ジョブを受信すると、受信した印刷ジョブを記憶(管理)可能かどうかを判断する。たとえば、親機16aは、HDD36(データベース)の記憶容量が一杯である場合には、受信した印刷ジョブをHDD36に記憶することができない。この第3実施例では、親機16aでは、HDD36の空き容量が所定値(たとえば、5〜10%)未満である場合に、記憶容量が一杯であり、受信した印刷ジョブをHDD36に記憶することができないことが判断される。ただし、受信した印刷ジョブは、RAM34のバッファ領域に一時記憶され、その後、HDD36に記憶される。
このような場合には、他の親機16aに印刷ジョブが転送される。つまり、第3実施例では、ネットワーク14に接続される複数の親機16aの各々には、転送先として他の親機16aの情報(IPアドレス)のデータが記憶される。したがって、第3実施例では、親機16aのRAM34には、他の親機16aに印刷ジョブを転送するための印刷ジョブ転送プログラムがさらに記憶される。
具体的には、親機16aのCPU30は、図7に示すような転送制御処理を実行する。以下、親機16aのCPU30によって実行される転送制御処理について説明するが、子機16bのCPU30によって実行される転送制御処理で説明した内容と同じ内容については簡単に説明することにする。
親機16aは、子機16bから転送された印刷ジョブを受信すると、図7に示すように転送制御処理を開始する。すると、親機16aのCPU30は、ステップS51で、HDD36の空き容量が一定値(たとえば、5〜10%)未満であるかどうかを判断する。つまり、CPU30は、HDD36の記憶領域が一杯であるかどうかを判断するのである。
ステップS51で“NO”であれば、つまりHDD36の空き容量が一定値以上であれば、ステップS53で、RAM34に一時記憶された印刷ジョブを、HDD36に記憶し、ステップS55で、受信確認を、印刷ジョブの転送(送信)元の子機16bに通知して、転送制御処理を終了する。
なお、詳細な説明は省略するが、印刷ジョブがHDD36に記憶されるとき、当該印刷ジョブに関する情報が図3に示した印刷情報に登録(追加)される。
一方、ステップS51で“YES”であれば、つまりHDD36の空き容量が一定値未満であれば、ステップS57で、今回受信した印刷ジョブを他の親機16aに転送する。そして、ステップS59では、転送成功かどうかを判断する。ここでは、印刷ジョブを転送した他の親機16aから受信確認(ACK)を受信したかどうかを判断する。
ステップS59で“YES”であれば、つまり転送成功であれば、ステップS61で、印刷ジョブの転送(送信)元の子機16bに転送先の親機16aおよび受信確認を通知して、転送制御処理を終了する。
一方、ステップS59で“NO”であれば、つまり転送失敗であれば、ステップS63で、印刷ジョブの転送(送信)元の子機16bに印刷ジョブの転送失敗を通知してから、転送制御処理を終了する。ただし、転送失敗の場合には、さらに、印刷ジョブの転送元の子機16bから、印刷ジョブの送信元の情報処理装置12に、印刷ジョブの送信先が間違えていることおよび正しい送信先の親機16aのHDD36の記憶領域が一杯であることを通知するようにしてもよい。
第3実施例においても、第1実施例および第2実施例と同様に、ユーザに手間をかけさせずに、データの機密性を適切に保持することができる。
また、第3実施例によれば、子機16bから印刷ジョブが転送された親機16aで当該印刷ジョブを記憶することができない場合には、他の親機16aに印刷ジョブを転送するので、印刷ジョブをより確実に親機16aに記憶することができる。
さらに、第3実施例では、1つの他の親機16aの情報を記憶しておく場合について示したが、これに限定される必要はない。複数の他の親機16aの情報を、優先順位を付けて記憶しておくことにより、優先順位に従って印刷ジョブを他の親機16aに転送し、印刷ジョブの転送を成功した時点で、転送制御処理を終了するようにしてもよい。したがって、印刷ジョブを親機16aで記憶(管理)する可能性を増大させることができる。
なお、第3実施例では、親機16aのHDD36の記憶容量が一杯である場合のように、所定の条件を満たすと、印刷ジョブを他の親機16aに転送するようにしたが、これに限定される必要は無い。所定の条件の別の例としては、親機16aのCPU30に使用率が所定値(たとえば、90%)以上である場合に、受信した印刷ジョブを転送するようにしてもよい。ただし、これらの両方の条件をそれぞれ判断し、いずれか一方の条件を満たす場合に、印刷ジョブを転送するようにしてもよい。
なお、上述の各実施例では、親機16aはファイルサーバとしても機能する画像形成装置16で構成するようにしたが、これに限定される必要はない。印刷ジョブを記憶(管理)し、ユーザ認証の認証処理を実行し、さらに、子機16b(クライアント)と印刷ジョブを送受信する装置であれば、ファイルサーバ、WebサーバまたはPCを親機16aとして用いることができる。かかる場合には、子機16bから親機16aにアクセスし、認証処理を経た後に、子機16bで印刷ジョブに対応する画像が出力(印刷処理を実行)される。
また、上述の各実施例で示した装置の具体的な構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
さらに、上述の各実施例で示した転送制御処理のフロー図では、同じ結果が得られる場合には、ステップの順番は入れ替え可能である。
10 …情報処理システム
12 …情報処理装置
16 …画像形成装置
30 …CPU
34 …RAM
36 …HDD
38 …ネットワーク接続回
40 …通信制御回路
42 …操作部
44 …表示制御回路
46 …ディスプレイ
48 …画像処理回路
50 …スキャナ
52 …プリンタ

Claims (9)

  1. ユーザの操作に従って印刷ジョブを出力する情報処理装置、ネットワークを介して前記情報処理装置と通信可能に接続されるサーバとして機能する親機および画像形成装置として機能する子機を備える、情報処理システムであって、
    前記子機は、
    前記ネットワークを介して前記印刷ジョブを受信したとき、前記親機が登録されているかどうかを判断する登録判断手段、および
    前記登録判断手段によって前記親機が登録されていることが判断されたとき、当該親機に、受信した前記印刷ジョブを転送する第1転送手段を備える、情報処理システム。
  2. 前記子機は、前記第1転送手段によって転送された前記印刷ジョブが前記親機で受信されたかどうかを判断する受信判断手段、および
    前記受信判断手段によって前記印刷ジョブが前記親機で受信されていないことが判断されたとき、転送失敗を通知する通知手段をさらに備える、請求項1記載の情報処理システム。
  3. 複数の前記親機を備え、
    前記第1転送手段は、前記受信判断手段によって前記印刷ジョブが前記親機で受信されるまで、所定の順序に従って、前記複数の親機に対して、受信した前記印刷ジョブを転送する、請求項2記載の情報処理システム。
  4. 前記所定の順序は、ユーザによって設定された優先順位である、請求項3記載の情報処理システム。
  5. 前記親機は、前記印刷ジョブを受信したとき、所定の条件を満たすかどうかを判断する条件判断手段、および前記条件判断手段によって所定の条件を満たすことが判断されたとき、他の前記親機に前記印刷ジョブを転送する第2転送手段を備える、請求項3または4記載の情報処理システム。
  6. 前記親機は、前記子機とは異なる他の画像形成装置である、請求項1ないし5のいずれかに記載の情報処理システム。
  7. 前記ネットワークを介して、ユーザの操作に従って情報処理装置から出力された印刷ジョブを受信したとき、サーバとして機能する親機が登録されているかどうかを判断する登録判断手段、および
    前記登録判断手段によって前記サーバとして機能する親機が登録されていることが判断されたとき、当該親機に、受信した前記印刷ジョブを転送する転送手段を備える、画像形成装置。
  8. 画像形成装置の制御部によって実行される転送制御プログラムであって、
    前記ネットワークを介して、ユーザの操作に従って情報処理装置から出力された印刷ジョブを受信したとき、サーバとして機能する親機が登録されているかどうかを判断する登録判断ステップ、および
    前記登録判断ステップにおいて前記サーバとして機能する親機が登録されていることを判断したとき、当該親機に、受信した前記印刷ジョブを転送する転送ステップを実行させる、転送制御プログラム。
  9. 画像形成装置の転送制御方法であって、
    (a)前記ネットワークを介して、ユーザの操作に従って情報処理装置から出力された印刷ジョブを受信したとき、親機として機能するサーバが登録されているかどうかを判断し、そして
    (b)前記ステップ(a)において前記サーバとして機能する親機が登録されていることを判断したとき、当該親機に、受信した前記印刷ジョブを転送する、転送制御方法。
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