JP2017129550A - 原子炉格納容器内熱源位置推定装置及び原子炉格納容器内熱源位置推定方法 - Google Patents

原子炉格納容器内熱源位置推定装置及び原子炉格納容器内熱源位置推定方法 Download PDF

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景介 山内
Keisuke Yamauchi
景介 山内
俊介 関田
Shunsuke Sekita
俊介 関田
拓也 小瀧
Takuya Kotaki
拓也 小瀧
敏徳 鎌田
Toshinori Kamada
敏徳 鎌田
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Abstract

【課題】人やロボットが近付くことが困難な原子炉格納容器内の熱源位置を推定する。【解決手段】原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器内の複数の位置にそれぞれ配置されて温度測定を行う温度測定部がそれぞれ出力する温度情報に基づいて、温度平均値を算出する温度情報算出部と、温度情報算出部が算出する温度平均値と、温度情報と、複数の温度測定部が配置された位置をそれぞれ示す位置情報とに基づいて、原子炉圧力容器を支持するペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する熱源位置推定部を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、原子炉格納容器内熱源位置推定装置及び原子炉格納容器内熱源位置推定方法に関する。
従来、熱源の位置を測定する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2013−80225号公報
特許文献1に開示された熱源位置測定用のカメラは、可搬タイプであって、赤外線を用いて熱源の熱量を測定するものであった。このため、このような従来のカメラによると、測定のために人やロボットが熱源付近へ近付いて作業する必要があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、人やロボットが近付くことが困難な原子炉格納容器内部に存在する熱源位置を推定するための原子炉格納容器内熱源位置推定装置及び原子炉格納容器内熱源位置推定方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器内の複数の位置にそれぞれ配置されて温度測定を行う温度測定部がそれぞれ出力する温度情報に基づいて、温度平均値を算出する温度情報算出部と、前記温度情報算出部が算出する前記温度平均値と、前記温度情報と、複数の前記温度測定部が配置された位置をそれぞれ示す位置情報とに基づいて、前記原子炉圧力容器を支持するペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する熱源位置推定部とを備える原子炉格納容器内熱源位置推定装置である。
また、本発明の一態様の原子炉格納容器内熱源位置推定装置において、前記原子炉圧力容器内部には、冷却水を供給することにより、前記原子炉圧力容器内部を冷却する冷却水供給部が備えられ、前記温度情報には、前記冷却水供給部による冷却水の供給前に前記温度測定部が測定する給水前温度情報と、前記冷却水供給部による冷却水の供給後に前記温度測定部が測定する給水後温度情報とが含まれ、前記熱源位置推定部は、前記温度平均値と、前記給水前温度情報及び前記給水後温度情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する。
また、本発明の一態様の原子炉格納容器内熱源位置推定装置において、前記温度情報算出部は、前記給水前温度情報に基づいて、給水前温度平均値を前記温度平均値として算出し、前記給水後温度に基づいて、給水後温度平均値を前記温度平均値として算出し、前記熱源位置推定部は、前記給水前温度平均値及び前記給水前温度情報と、前記給水後温度平均値及び前記給水後温度情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する。
また、本発明の一態様の原子炉格納容器内熱源位置推定装置において、前記冷却水供給部には、冷却水を供給することにより、前記原子炉圧力容器内部の位置のうち相互に異なる複数の位置を冷却する複数の冷却系が含まれ、前記給水前温度情報とは、いずれの前記冷却系も給水を開始していない状態において前記温度測定部によって測定された温度を示す情報であり、前記給水後温度情報には、前記冷却系毎の給水後の温度を示す複数の冷却系毎給水後温度情報が含まれ、前記熱源位置推定部は、前記温度平均値と、前記給水前温度情報及び複数の前記冷却系毎給水後温度情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する。
また、本発明の一態様の原子炉格納容器内熱源位置推定装置において、複数の前記冷却系とは、前記原子炉圧力容器内の外周部に冷却水を散布する外周部冷却系と、前記原子炉圧力容器内の内周部に冷却水を散布する内周部冷却系とである。
また、本発明の一態様は、原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器内の複数の位置にそれぞれ配置されて温度測定を行う温度測定部がそれぞれ出力する温度情報に基づいて、温度平均値を算出する温度情報算出ステップと、前記温度情報算出ステップにおいて算出される前記温度平均値と、前記温度情報と、複数の前記温度測定部が配置された位置をそれぞれ示す位置情報とに基づいて、前記原子炉圧力容器を支持するペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する熱源位置推定ステップとを有する原子炉格納容器内熱源位置推定方法である。
また、本発明の一態様の原子炉格納容器内熱源位置推定方法において、前記原子炉圧力容器内部には、冷却水を供給することにより、前記原子炉圧力容器内部を冷却する冷却水供給部が備えられ、前記温度情報には、前記冷却水供給部による冷却水の供給前に前記温度測定部が測定する給水前温度情報と、前記冷却水供給部による冷却水の供給後に前記温度測定部が測定する給水後温度情報とが含まれ、前記熱源位置推定ステップは、前記温度平均値と、前記給水前温度情報及び前記給水後温度情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する。
また、本発明の一態様の原子炉格納容器内熱源位置推定方法において、前記温度情報算出ステップは、前記給水前温度情報に基づいて、給水前温度平均値を前記温度平均値として算出し、前記給水後温度情報に基づいて、給水後温度平均値を前記温度平均値として算出し、前記熱源位置推定ステップは、前記給水前温度平均値及び前記給水前温度情報と、前記給水後温度平均値及び前記給水後温度情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する。
また、本発明の一態様の原子炉格納容器内熱源位置推定方法において、前記冷却水供給部には、冷却水を供給することにより、前記原子炉圧力容器内部の位置のうち相互に異なる複数の位置を冷却する複数の冷却系が含まれ、前記給水前温度情報とは、いずれの前記冷却系も給水を開始していない状態において前記温度測定部によって測定された温度を示す情報であり、前記給水後温度情報には、前記冷却系毎の給水後の温度を示す複数の冷却系毎給水後温度情報が含まれ、前記熱源位置推定ステップは、前記温度平均値と、前記給水前温度情報及び複数の前記冷却系毎給水後温度情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する。
また、本発明の一態様の原子炉格納容器内熱源位置推定方法において、複数の前記冷却系とは、前記原子炉圧力容器内の外周部に冷却水を散布する外周部冷却系と、前記原子炉圧力容器内の内周部に冷却水を散布する内周部冷却系とである。
本発明によれば、人やロボットが近付くことが困難な原子炉格納容器内の熱源位置を推定するための原子炉格納容器内熱源位置推定装置及び原子炉格納容器内熱源位置推定方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る原子力発電システムの構成の一例を示す概要図である。 本実施形態における温度測定部の具体的な配置の一例を示す図である。 本実施形態における演算装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態における演算装置の動作の一例を示す流れ図である。 本実施形態における熱源の位置と温度測定部の位置の一例を示す図である。 本実施形態における記憶部に記憶されている温度測定情報の一例を示す図である。 本実施形態における熱源の位置と温度測定部の位置の一例を示す図である。 本実施形態における記憶部に記憶されている温度測定情報の一例を示す図である。 本実施形態における冷却水供給部の一例を示す図である。 本実施形態における原子炉圧力容器を天面から見た場合の、給水系及び炉心スプレイ系が冷却する範囲の一例を示す図である。 本実施形態における演算装置の動作の一例を示す流れ図である。 本実施形態における演算装置の給水系を稼働させる場合の動作の一例を示す流れ図である。 本実施形態における演算装置の炉心スプレイ系を稼働させる場合の動作の一例を示す流れ図である。 本実施形態における熱源の位置と温度測定部の位置の一例を示す図である。 本実施形態における記憶部に記憶されている温度測定情報の一例を示す表である。 本実施形態における記憶部に記憶されている温度測定情報と温度平均値との差分の一例を示すグラフである。 本実施形態における熱源の位置と温度測定部の位置の一例を示す図である。 本実施形態における記憶部に記憶されている温度測定情報の一例を示す表である。 本実施形態における記憶部に記憶されている温度測定情報と温度平均値との差分の一例を示すグラフである。 本実施形態における熱源の位置と温度測定部の位置の一例を示す図である。 本実施形態における記憶部に記憶されている温度測定情報の一例を示す表である。 本実施形態における記憶部に記憶されている温度測定情報と温度平均値との差分の一例を示すグラフである。
[実施形態]
以下、図面を参照して、本発明に係る原子炉格納容器内熱源位置推定装置の一実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る原子力発電システム1の構成の一例を示す概要図である。なお、この実施形態に記載されている構成部品の個数、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
[原子力発電システム1の構成]
原子力発電システム1は、原子炉格納容器20と、原子炉格納容器内熱源位置推定装置(以下、「演算装置」という)10と、表示装置30とを備える。
原子炉格納容器20は、原子炉圧力容器201と、冷却水供給部202と、温度測定部203−1と、温度測定部203−2と、温度測定部203−3と、温度測定部203−4と、温度測定部203−5と、温度測定部203−6と、温度測定部203−7と、温度測定部203−8と、制御棒駆動系配管205と、ペデスタル206とを備える。
温度測定部203−1と、温度測定部203−2と、温度測定部203−3と、温度測定部203−4と、温度測定部203−5と、温度測定部203−6と、温度測定部203−7と、温度測定部203−8とは、原子炉格納容器20の複数の位置にそれぞれ配置され、配置された位置の温度を測定する。また、温度測定部203−1と、温度測定部203−2と、温度測定部203−3と、温度測定部203−4と、温度測定部203−5と、温度測定部203−6と、温度測定部203−7と、温度測定部203−8とは、演算装置10とそれぞれ接続され、温度測定情報TVを演算装置10にそれぞれ供給する。以下の説明において、これら温度測定部203−1、温度測定部203−2、温度測定部203−3、温度測定部203−4、温度測定部203−5、温度測定部203−6、温度測定部203−7及び温度測定部203−8を区別しない場合には、温度測定部203と総称する。
温度測定情報TVとは、温度測定部203がそれぞれ測定した温度を示す情報である。この温度測定情報TVには、温度測定部203−1が測定した温度TV−1を示す情報、温度測定部203−2が測定した温度TV−2を示す情報、温度測定部203−3が測定した温度TV−3を示す情報、温度測定部203−4が測定した温度TV−4を示す情報、温度測定部203−5が測定した温度TV−5を示す情報、温度測定部203−6が測定した温度TV−6を示す情報、温度測定部203−7が測定した温度TV−7を示す情報及び温度測定部203−8が測定した温度TV−8を示す情報が含まれる。
温度測定部203について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態における温度測定部203の具体的な配置の一例を示す図である。
制御棒(不図示)は、原子炉圧力容器201の中に存在し、原子炉燃料の分裂連鎖反応を昇降動作により調整する。
制御棒駆動系配管205−1、制御棒駆動系配管205−2、制御棒駆動系配管205−3、制御棒駆動系配管205−4は、制御棒を昇降制御する為に必要な駆動水などを供給する配管設備である。以下の説明において、これら制御棒駆動系配管205−1、制御棒駆動系配管205−2、制御棒駆動系配管205−3、制御棒駆動系配管205−4を区別しない場合には、制御棒駆動系配管205と総称する。
温度測定部203−1は、原子炉圧力容器201と繋がる制御棒駆動系配管205−1の近傍に配置される。温度測定部203−2は、原子炉圧力容器201と繋がる制御棒駆動系配管205−2の近傍に配置される。温度測定部203−3は、原子炉圧力容器201と繋がる制御棒駆動系配管205−3の近傍に配置される。温度測定部203−4は、原子炉圧力容器201と繋がる制御棒駆動系配管205−4の近傍に配置される。温度測定部203−5、温度測定部203−6、温度測定部203−7及び温度測定部203−8は、原子炉圧力容器201内部の制御棒駆動系配管205からそれぞれ離れた位置に配置される。
また、温度測定部203は、それぞれの温度情報TVと、位置情報SSPとを、温度情報算出部102に対して供給する。
位置情報SSPは、複数の温度測定部203が配置された位置をそれぞれ示す情報である。このSSPには、温度測定部203−1が配置された位置を示す情報SSP−1、温度測定部203−2が配置された位置を示す情報SSP−2、温度測定部203−3が配置された位置を示す情報SSP−3、温度測定部203−4が配置された位置を示す情報SSP−4、温度測定部203−5が配置された位置を示す情報SSP−5、温度測定部203−6が配置された位置を示す情報SSP−6、温度測定部203−7が配置された位置を示す情報SSP−7及び温度測定部203−8が配置された位置を示す情報SSP−8が含まれる。例えば、位置情報SSPは、温度測定部203毎にGPS(Global Positioning System)を備え、GPSから算出した位置情報でもよい。また、温度測定部は耐放射線ロボットに搭載されたものでもよい。その場合、位置情報SSPは、耐放射線ロボットが備えるGPSから算出した位置情報でもよい。また、耐放射線ロボットをカメラで撮影し、撮影した映像から位置情報を取得してもよい。
図1に戻り、ペデスタル206は、原子炉圧力容器201を支持する構造物である。
熱源207には、原子炉圧力容器201の底部に落下し溜まっているものと、原子炉圧力容器201の底部を貫通しペデスタル206の内部空間SPに落下したものとがある。また、原子炉圧力容器201の底部には炉心損傷により溶融したことにより、穴が存在している。熱源207は、この穴から落下し、原子炉圧力容器201下部のペデスタルの内部空間SPに存在する制御棒駆動機構(不図示)、制御棒駆動系配管、計装装置その他構造物(不図示)に引っ掛かり溜まっているものが存在していると考えられる。この一例では、熱源207には、燃料デブリなどが含まれる。燃料デブリとは、原子炉燃料が溶融した後に固まったものである。
演算装置10は、温度測定部203−1と、温度測定部203−2と、温度測定部203−3と、温度測定部203−4と、温度測定部203−5と、温度測定部203−6と、温度測定部203−7と、温度測定部203−8と接続される。また、演算装置10は、温度測定情報TVと複数の温度測定部が配置された位置をそれぞれ示す位置情報SSPとに基づいて、熱源位置情報HSPを算出し、表示装置30に演算結果を供給する。この一例では、演算装置10は、温度測定部203それぞれと接続される。また、演算装置10は、接続された温度測定部203それぞれから、温度測定情報TVをそれぞれ取得する。
熱源位置情報HSPは、ペデスタルの内部空間SPに存在する熱源207の位置を推定した情報である。
表示装置30は、演算装置10と接続され、演算装置10が演算した熱源位置情報HSPを、画像にして提示する。なお、表示装置30は、熱源位置情報HSPを、文字にして提示してもよい。
また、表示装置30は、熱源位置情報HSPを、紙媒体で出力するようにしてもよい。さらに、表示装置30は、熱源位置情報HSPを、外部の記録媒体に記録するようにしてもよい。
次に、図3を参照して、演算装置10の具体的な構成例について説明する。図3は、本実施形態における演算装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。
演算装置10は、記憶部101と、温度情報算出部102と、熱源位置推定部103とを備える。
温度情報算出部102は、上述した温度測定部203から得られた温度測定情報TVに基づき、温度平均値TVAを算出する。具体的には、温度情報算出部102は、温度測定情報TV−1、温度測定情報TV−2、温度測定情報TV−3、温度測定情報TV−4、温度測定情報TV−5、温度測定情報TV−6、温度測定情報TV−7及び温度測定情報TV−8の平均を、温度平均値TVAとして算出する。また、温度平均値TVAは、複数の温度測定部203のうち、演算装置10の操作者が、任意に決めた複数の温度測定部203が測定した温度測定情報TVに基づき算出してもよい。
また、温度情報算出部102は、記憶部101に対して、上述した温度測定情報TVと、温度平均値TVAと、位置情報SSPとを供給する。なお、温度情報算出部102は、温度測定情報TVと、温度平均値TVAと、位置情報SSPとを、記憶部101を介さず、熱源位置推定部103に対して供給するようにしてもよい。
記憶部101には、温度情報算出部102から得られた温度測定情報TVが温度測定部203ごとに記憶されている。さらに、記憶部101には、温度平均値TVAと、位置情報SSPとが記憶されている。
熱源位置推定部103は、記憶部101から温度測定情報TVと、温度平均値TVAと、位置情報SSPとを読み出す。さらに、熱源位置推定部103は、熱源207の推定位置である熱源位置情報HSPを算出する。また、熱源位置推定部103は、表示装置30に熱源位置情報HSPを出力する。
具体的には、熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと、温度測定情報TVに含まれる温度測定情報TV−1とを比較する。熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと、温度測定情報TV−2とを比較する。熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと、温度測定情報TV−3とを比較する。熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと、温度測定情報TV−4とを比較する。熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと、温度測定情報TV−5とを比較する。熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと、温度測定情報TV−6とを比較する。熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと、温度測定情報TV−7とを比較する。熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと、温度測定情報TV−8とを比較する。熱源位置推定部103は、温度平均値TVAよりも高い温度を測定した温度測定部203の近傍に熱源207が存在すると推定した熱源位置情報HSPを、表示装置30に出力する。
[演算装置10の動作の概要]
次に、図4を参照して、本実施形態における演算装置10の動作の一例について説明する。図4は、本実施形態における演算装置10の動作の一例を示す流れ図S1である。
この一例では、演算装置10は、温度測定部203が持つ温度情報TV及び位置情報SSPを取得する(ステップS110)。温度情報算出部102は、得られた温度測定情報TVに基づき温度平均値TVAを算出し、記憶部101に記憶する。(ステップS120)。熱源位置推定部103は、記憶部から得られた情報に基づき熱源位置推定を行い、表示装置30にて熱源位置推定の結果を提示する(ステップS130)。
[演算装置10の動作の具体例1]
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態における演算装置10の動作の一例について説明する。図5は、本実施形態における熱源207の位置と温度測定部203の位置の一例を示す図である。図6は、本実施形態における記憶部101に記憶されている温度測定情報TVの一例を示す図である。
この一例では、熱源207が温度測定部203−1の近傍に存在する。
記憶部101には、温度測定情報TVが温度測定部203毎に記憶されている。
具体的には、記憶部101には、温度測定部203−1が測定した結果である”40”[℃] が、温度測定情報TV−1として記憶されている。また、記憶部101には、温度測定部203−2が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−2として、温度測定部203−3が測定した結果である”23”[℃]が温度測定情報TV−3として、温度測定部203−4が測定した結果である”23”[℃]が温度測定情報TV−4として、温度測定部203−5が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−5として、温度測定部203−6が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−6として、温度測定部203−7が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−7として、温度測定部203−8が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−8として、それぞれ記憶されている。
また、記憶部101には、温度測定情報TVの平均値である”26.125”[℃]が温度平均値TVAとして、記憶されている。
熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−1とを比較する。熱源位置推定部103は、温度測定情報TV−1が温度平均値TVAよりも高い値を示しているため、熱源207が温度測定部203−1近傍に存在すると推定する。また、温度測定部203は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−2とを比較する。熱源位置推定部103は、温度測定情報TV−2が温度平均値TVAよりも低い値を示しているため、熱源207は温度測定部203−2近傍には存在しないと推定する。同様に熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−3とを、温度平均値TVAと温度測定情報TV−4とを、温度平均値TVAと温度測定情報TV−5とを、温度平均値TVAと温度測定情報TV−6とを、温度平均値TVAと温度測定情報TV−7とを、温度平均値TVAと温度測定情報TV−8とを比較する。熱源位置推定部103は、温度平均値TVAよりも高い値を示すものがないため、温度測定部203−3、温度測定部203−4、温度測定部203−5、温度測定部203−6、温度測定部203−7及び温度測定部203−8の近傍には、熱源207は存在しないと推定する。
よって、熱源位置推定部103は、温度測定部203−1近傍に熱源207が存在すると推定する。
具体的には、熱源位置推定部103は、温度測定部203−1の位置情報SSP−1近傍に熱源207が存在することを示す、熱源位置情報HSPを出力する。
[演算装置10の動作の具体例2]
次に、図7及び図8を参照して、本実施形態における演算装置10の動作の一例について説明する。図7は、本実施形態における熱源207の位置と温度測定部203の位置の一例を示す図である。図8は、本実施形態における記憶部101に記憶されている温度測定情報TVの一例を示す図である。
この一例では、熱源207が、温度測定部203−1の近傍、温度測定部203−2の近傍、温度測定部203−3近傍にそれぞれ存在する。
記憶部101には、図8に示すような温度測定情報TVが温度測定部203毎に記憶されている。
具体的には、記憶部101には、温度測定部203−1が測定した結果である”40”[℃] が、温度測定情報TV−1として記憶されている。また、記憶部101には、温度測定部203−2が測定した結果である”42”[℃]が温度測定情報TV−2として、温度測定部203−3が測定した結果である”39”[℃]が温度測定情報TV−3として、温度測定部203−4が測定した結果である”23”[℃]が温度測定情報TV−4として、温度測定部203−5が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−5として、温度測定部203−6が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−6として、温度測定部203−7が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−7として、温度測定部203−8が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−8として、それぞれ記憶されている。
また、記憶部101には、温度測定情報TVの平均値である”30.25”[℃]が温度平均値TVAとして、記憶されている。
熱源位置推定部103は、温度平均値TVAよりも高い値を示した温度測定部203−1近傍と、温度測定部203−2近傍と、温度測定部203−3近傍とに、それぞれ熱源207が存在すると推定する。
具体的には、熱源位置推定部103は、温度測定部203−1の位置情報SSP−1近傍と、温度測定部203−2の位置情報SSP−2近傍と、温度測定部203−3の位置情報SSP−3近傍とに、それぞれ熱源207が存在することを示す、熱源位置情報HSPを出力する。
以上、説明したように、本実施形態の原子炉格納容器内熱源位置推定装置は、原子力発電システム1の接近困難な熱源付近に元々備わっている複数の温度測定部を利用して、温度測定部それぞれの温度情報を取得する。また、本実施形態の原子炉格納容器内熱源位置推定装置は、得られた温度測定部それぞれの温度情報から、温度平均値を演算する。本実施形態の原子炉格納容器内熱源位置推定装置は、温度測定部それぞれの温度情報と、温度平均値とに基づき、ペデスタル内部空間に存在する熱源の周方向の推定位置を演算できる。
[冷却系がある場合の構成]
ここまでは温度平均値TVAと、温度測定情報TVとに基づき、熱源207の位置を推定する構成について説明した。次に、原子力発電システム1が冷却系を備える場合について、図9及び図10を参照して説明する。図9は、本実施形態における冷却水供給部202の一例を示す図である。図10は、本実施形態における原子炉圧力容器201を天面から見た場合の、給水系202−1及び炉心スプレイ系202−2が冷却する範囲の一例を示す図である。
原子力発電システム1は、ポンプ204をさらに備える。
ポンプ204は、演算装置10とは接続される。また、ポンプ204は、演算装置10に対して、ポンプ動作状態情報PASを供給する。
ポンプ動作状態情報PASとは、ポンプ204の動作状態を示す情報である。
具体的には、ポンプ動作状態情報PASには、ポンプ204が動作している状態と、動作していない状態とを示す2値情報が含まれる。また、ポンプ動作状態情報PASは、冷却水の供給の有無が判ればよいため、2値情報でなくともよい。
この一例では、ポンプ204は、給水系ポンプ204−1と、炉心スプレイ系ポンプ204−2とを備える。下の説明において、これら給水系ポンプ204−1及び炉心スプレイ系ポンプ204−2を区別しない場合には、ポンプ204と総称する。
原子炉圧力容器201は、冷却水供給部202をさらに備える。この一例では、冷却水供給部202は、給水系202−1と、炉心スプレイ系202−2とを備える。下の説明において、これら給水系202−1と、炉心スプレイ系202−2とを区別しない場合には、冷却水供給部202と総称する。
冷却水供給部202は、ポンプ204と接続され、ポンプ204から供給された冷却水を原子炉圧力容器201の上部から吐出する。
給水系202−1は、給水系ポンプ204−1と接続される。
給水系ポンプ204−1は、給水系202−1に冷却水を供給する。また、給水系ポンプ204−1は、演算装置10に自身の動作状態情報PAS−1を供給する。具体的には、ポンプ動作状態情報PAS−1には、給水系ポンプ204−1が動作している状態と、動作していない状態とを示す2値情報が含まれる。
また、給水系202−1は、給水系ポンプ204−1から供給された冷却水を原子炉圧力容器201の上部外周部から、原子炉圧力容器201の内側側面に沿って吐出する。
炉心スプレイ系202−2は、炉心スプレイ系ポンプ204−2と接続される。
炉心スプレイ系ポンプ204−2は、炉心スプレイ系202−2に冷却水を供給する。また、炉心スプレイ系ポンプ204−2は、演算装置10に自身の動作状態情報PAS−2を供給する。具体的には、ポンプ動作状態情報PAS−2には、炉心スプレイ系ポンプ204−2が動作している状態と、動作していない状態とを示す2値情報が含まれる。
また、炉心スプレイ系202−2は、炉心スプレイ系ポンプ204−2から供給された冷却水を、原子炉圧力容器201の上部中心部から、原子炉圧力容器201の中心部に吐出する。
なお、給水系202−1及び炉心スプレイ系202−2がそれぞれ冷却水を吐出する位置は、上述した範囲に限られない。
また、給水系ポンプ204−1及び炉心スプレイ系ポンプ204−2は、同一のポンプであってもよい。また、その場合は、給水系202−1及び炉心スプレイ系202−2のそれぞれに供給する冷却水の流量を調節するためのバルブなどを有し、給水系202−1及び炉心スプレイ系202−2からの冷却水の供給の有無をそれぞれ調節できるようにする。さらに、給水系202−1の流量を調節するバルブの開閉状態を、ポンプ動作状態情報PAS−1とする。炉心スプレイ系202−2のバルブの開閉状態を、ポンプ動作状態情報PAS−2とする。
演算装置10は、温度平均値TVAと、温度測定情報TVと、第1の温度情報(以下、温度測定情報TV−P1と記す)と、温度測定情報TV−P1の平均値である温度平均値TVA−P1と、第2の温度情報(以下、温度測定情報TV−P2と記す)と、温度測定情報TV−P2の平均値である温度平均値TVA−P2と、ポンプ動作状態情報PASとに基づいて、熱源位置情報HSPを算出し、表示装置30に演算結果を供給する。
温度情報算出部102は、記憶部101に対して、温度平均値TVAと、温度測定情報TVと、位置情報SSPとを供給する。また、温度情報算出部102は、記憶部101に対して、給水系ポンプ204−1動作後に温度測定部203によってそれぞれ測定された温度測定情報を、温度測定情報TV−P1として供給する。さらに、温度情報算出部102は、温度測定情報TV−P1の平均値を算出する。温度情報算出部102は、記憶部101に対して温度平均値TVA−P1として供給する。
また、温度情報算出部102は、炉心スプレイ系ポンプ204−2動作後に温度測定部203によってそれぞれ測定された温度測定情報を温度測定情報TV−P2として供給する。さらに、温度情報算出部102は、温度測定情報TV−P2の平均値を算出する。温度情報算出部102は、記憶部101に対して温度平均値TVA−P2として供給する。
温度測定情報TV−P1には、給水系ポンプ204−1動作後において温度測定部203−1が測定した温度である温度測定情報TV−P1−1と、給水系ポンプ204−1動作後において温度測定部203−2が測定した温度である温度測定情報TV−P1−2と、給水系ポンプ204−1動作後において温度測定部203−3が測定した温度である温度測定情報TV−P1−3と、給水系ポンプ204−1動作後において温度測定部203−4が測定した温度である温度測定情報TV−P1−4と、給水系ポンプ204−1動作後において温度測定部203−5が測定した温度である温度測定情報TV−P1−5と、給水系ポンプ204−1動作後において温度測定部203−6が測定した温度である温度測定情報TV−P1−6と、給水系ポンプ204−1動作後において温度測定部203−7が測定した温度である温度測定情報TV−P1−7と、給水系ポンプ204−1動作後において温度測定部203−8が測定した温度である温度測定情報TV−P1−8とが含まれる。
温度測定情報TV−P2には、炉心スプレイ系ポンプ204−2動作後において温度測定部203−1が測定した温度である温度測定情報TV−P2−1と、炉心スプレイ系ポンプ204−2動作後において温度測定部203−2が測定した温度である温度測定情報TV−P2−2と、炉心スプレイ系ポンプ204−2動作後において温度測定部203−3が測定した温度である温度測定情報TV−P2−3と、炉心スプレイ系ポンプ204−2動作後において温度測定部203−4が測定した温度である温度測定情報TV−P2−4と、炉心スプレイ系ポンプ204−2動作後において温度測定部203−5が測定した温度である温度測定情報TV−P2−5と、炉心スプレイ系ポンプ204−2動作後において温度測定部203−6が測定した温度である温度測定情報TV−P2−6と、炉心スプレイ系ポンプ204−2動作後において温度測定部203−7が測定した温度である温度測定情報TV−P2−7と、炉心スプレイ系ポンプ204−2動作後において温度測定部203−8が測定した温度である温度測定情報TV−P2−8とが含まれる。
熱源位置推定部103は、記憶部101から得た温度測定情報TVと、温度平均値TVAと、温度測定情報TV−P1と、温度平均値TVA−P1と、温度測定情報TV−P2と、温度平均値TVA−P2と、位置情報SSPとに基づき、熱源207の位置を推定し、熱源位置情報HSPを算出する。また、熱源位置推定部103は、熱源位置情報HSPを表示装置30に出力する。
[冷却系がある場合の演算装置10の動作の概要]
次に、図11から図13を参照して、本実施形態における演算装置10の動作の一例について説明する。図11は、本実施形態における演算装置10の動作の一例を示す流れ図S2である。図12は、本実施形態における演算装置10の給水系202−1を稼働させる場合の動作の一例を示す流れ図S3である。図13は、本実施形態における演算装置10の炉心スプレイ系202−2を稼働させる場合の動作の一例を示す流れ図S4である。
この一例では、演算装置10は、流れ図S1の処理を行い、給水前温度情報として温度測定情報TVと、給水前温度平均値として温度平均値TVAと、位置情報SSPとを取得する。また、演算装置10は、温度測定情報TVと温度平均値TVAと、位置情報SSPとに基づき、熱源207のペデスタルの内部空間SPにおける周方向の位置推定を行う。さらに、演算装置10は、給水系202−1を稼働させた流れ図S3の処理を行い、給水後温度情報として温度測定情報TV−P1と、給水後温度平均値として温度平均値TVA−P1とを取得する。また、演算装置10は、炉心スプレイ系202−2を稼働させた流れ図S4の処理を行い、給水後温度情報として温度測定情報TV−P2と、給水後温度平均値として温度平均値TVA−P2とを取得する。演算装置10は、温度測定情報TV−P1と、温度平均値TVA−P1と、温度測定情報TV−P2と、温度平均値TVA−P2と、位置情報SSPとを用いて、熱源207のペデスタルの内部空間SPにおける径方向の位置推定を行う(ステップS210)。なお、流れ図S3の処理と、流れ図S4の処理とは、どちらの処理を先に行ってもよい。
次に、図12に示す流れ図S3の処理について説明する。
演算装置10は、ポンプ動作状態情報PAS−1を取得する(ステップS310)。演算装置10は、給水系ポンプ204−1からの冷却水供給動作後に、温度測定部203がそれぞれ測定した温度情報TVを、温度測定情報TV−P1として取得し、記憶する。また、演算装置10は、位置情報SSPを取得し、記憶する(ステップS320)。さらに、演算装置10は、温度測定情報TV−P1の平均値を、温度平均値TVA−P1として算出し、記憶する(ステップS330)。
次に、図13に示す流れ図S4の処理について説明する。
演算装置10は、ポンプ動作状態情報PAS−2を取得する(ステップS410)。演算装置10は、炉心スプレイ系ポンプ204−2の冷却水供給動作後に、温度測定部203がそれぞれ測定した温度情報TVを、温度測定情報TV−P2として取得し、記憶する。また演算装置10は、位置情報SSPを取得し、記憶する(ステップS420)。さらに、演算装置10は、温度測定情報TV−P2の平均値を、温度平均値TVA−P2として算出し、記憶する(ステップS430)。
[冷却系がある場合の演算装置10の動作の具体例1]
次に、図14から図16を参照して、本実施形態における演算装置10の動作の一例について説明する。図14は、本実施形態における熱源207の位置と温度測定部203の位置の一例を示す図である。図15は、本実施形態における記憶部101に記憶されている温度測定情報TV、温度測定情報TV−P1及び温度測定情報TV−P2の一例を示す表である。図16は、本実施形態における記憶部101に記憶されている温度測定情報TVと温度平均値TVAとの差分、温度測定情報TV−P1と温度平均値TVA−P1との差分、及び温度測定情報TV−P2と温度平均値TVA−P2との差分の一例を示すグラフである。
この一例では、熱源207がペデスタルの内部空間SPの、温度測定部203−1近傍かつ側面部に1つ存在する。
記憶部101には、図15に示すような温度測定情報TVが温度測定部203毎に記憶されている。
具体的には、記憶部101には、温度測定部203−1が測定した結果である”42”[℃] が、温度測定情報TV−1として記憶されている。また、記憶部101には、温度測定部203−2が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−2として、温度測定部203−3が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−3として、温度測定部203−4が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−4として、温度測定部203−5が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−5として、温度測定部203−6が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−6として、温度測定部203−7が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−7として、温度測定部203−8が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−8として、それぞれ記憶されている。
また、記憶部101には、温度測定情報TVの平均値である”26.875”[℃]が、温度平均値TVAとして、記憶されている。
さらに、記憶部101には、給水系ポンプ204−1からの冷却水供給動作後に温度測定部203がそれぞれ測定した温度測定情報TV−P1が、温度測定部203毎にそれぞれ記憶されている。
具体的には、記憶部101には、温度測定部203−1が測定した結果である”30”[℃] が、温度測定情報TV−P1−1として記憶されている。また、記憶部101には、温度測定部203−2が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P1−2として、温度測定部203−3が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P1−3として、温度測定部203−4が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P1−4として、温度測定部203−5が測定した結果である”23”[℃]が温度測定情報TV−P1−5として、温度測定部203−6が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P1−6として、温度測定部203−7が測定した結果である”23”[℃]が温度測定情報TV−P1−7として、温度測定部203−8が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P1−8として、それぞれ記憶されている。
また、記憶部101には、温度測定情報TV−P1の平均値である”24.5”[℃]が、温度平均値TVA−P1として、記憶されている。
さらに、記憶部101には、炉心スプレイ系ポンプ204−2からの冷却水供給動作後に、温度測定部203がそれぞれ測定した温度測定情報TV−P2が、温度測定部203毎にそれぞれ記憶されている。
具体的には、記憶部101には、温度測定部203−1が測定した結果である”37”[℃]が、温度測定情報TV−P2−1として記憶されている。また、記憶部101には、温度測定部203−2が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−P2−2として、温度測定部203−3が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−P2−3として、温度測定部203−4が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−P2−4として、温度測定部203−5が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P2−5として、温度測定部203−6が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−P2−6として、温度測定部203−7が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P2−7として、温度測定部203−8が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−P2−8として、それぞれ記憶されている。
また、記憶部101には、温度測定情報TV−P2の平均値である”26.25”[℃]が、温度平均値TVA−P2として、記憶されている。
熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと温度測定情報TVそれぞれとの差分を算出する。熱源位置推定部103は、温度平均値TVAよりも高い値を示した温度測定情報TV−1を測定した温度測定部203−1近傍に、熱源207が存在すると推定する。
次に、熱源位置推定部103は、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1それぞれとの差分を算出する。さらに、熱源位置推定部103は、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2それぞれとの差分を算出する。
図16は、熱源位置推定部103が算出した、温度平均値TVAと温度測定情報TVとの差分と、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1との差分と、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2との差分とを、温度測定部203毎にグラフにしたものである。
具体的には、W11は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−1との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−1との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分を終点とする波形である。W12は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−2との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−2との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−2との差分を終点とする波形である。W13は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−3との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−3との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−3との差分を終点とする波形である。W14は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−4との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−4との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−4との差分を終点とする波形である。W15は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−5との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−5との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−5との差分を終点とする波形である。W16は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−6との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−6との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−6との差分を終点とする波形である。W17は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−7との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−7との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−7との差分を終点とする波形である。W18は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−8との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−8との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−8との差分を終点とする波形である。
より具体的には、W11は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−1との差分が”15.125”[℃]で、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−1との差分が”5.5”[℃]で、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分が”10.75”[℃]である。W12からW18は、温度平均値TVAと温度測定情報TVとの差分が0[℃]以下で、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1との差分が0[℃]以下で、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分が0[℃]以下である。
次に、熱源位置推定部103は、熱源207が近傍に存在すると推定した温度測定部203−1について、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−1との差分と、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分と、の比較を行う。
熱源位置推定部103は、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−1との差分の方が、より大きな温度低下を示していることから、熱源207は、温度測定部203−1近傍のペデスタルの内部空間SPの側面部寄りに存在すると推定する。
よって、熱源位置推定部103は、熱源207が、温度測定部203−1の位置情報SSP−1近傍のペデスタルの内部空間SPの側面部寄りに1つ存在すると推定し、熱源位置情報HSPを出力する。
[冷却系がある場合の演算装置10の動作の具体例2]
次に、図17から図19を参照して、本実施形態における演算装置10の動作の一例について説明する。図17は、本実施形態における熱源207の位置と温度測定部203の位置の一例を示す図である。図18は、本実施形態における記憶部101に記憶されている温度測定情報TV、温度測定情報TV−P1及び温度測定情報TV−P2の一例を示す表である。図19は、本実施形態における記憶部101に記憶されている温度測定情報TVと温度平均値TVAとの差分、温度測定情報TV−P1と温度平均値TVA−P1との差分、及び温度測定情報TV−P2と温度平均値TVA−P2との差分の一例を示すグラフである。
この一例では、熱源207がペデスタルの内部空間SPの、温度測定部203−1近傍かつ中心部に1つ存在する。
記憶部101には、図18に示すような温度測定情報TVが温度測定部203毎に記憶されている。
具体的には、記憶部101には、温度測定部203−1が測定した結果である”45”[℃]が、温度測定情報TV−1として記憶されている。また、記憶部101には、温度測定部203−2が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−2として、温度測定部203−3が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−3として、温度測定部203−4が測定した結果である”23”[℃]が温度測定情報TV−4として、温度測定部203−5が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−5として、温度測定部203−6が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−6として、温度測定部203−7が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−7として、温度測定部203−8が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−8として、それぞれ記憶されている。
また、記憶部101には、温度測定情報TVの平均値である”27”[℃]が、温度平均値TVAとして、記憶されている。
さらに、記憶部101には、給水系ポンプ204−1からの冷却水供給動作後に温度測定部203がそれぞれ測定した温度測定情報TV−P1が、温度測定部203毎にそれぞれ記憶されている。
具体的には、記憶部101には、温度測定部203−1が測定した結果である”40”[℃] が、温度測定情報TV−P1−1として記憶されている。また、記憶部101には、温度測定部203−2が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P1−2として、温度測定部203−3が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P1−3として、温度測定部203−4が測定した結果である”22”[℃]が温度測定情報TV−P1−4として、温度測定部203−5が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P1−5として、温度測定部203−6が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P1−6として、温度測定部203−7が測定した結果である”23”[℃]が温度測定情報TV−P1−7として、温度測定部203−8が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P1−8として、それぞれ記憶されている。
また、記憶部101には、温度測定情報TV−P1の平均値である”25.625”[℃]が、温度平均値TVA−P1として、記憶されている。
さらに、記憶部101には、炉心スプレイ系ポンプ204−2からの冷却水供給動作後に、温度測定部203がそれぞれ測定した温度測定情報TV−P2が、温度測定部203毎にそれぞれ記憶されている。
具体的には、記憶部101には、温度測定部203−1が測定した結果である”30.5”[℃]が、温度測定情報TV−P2−1として記憶されている。また、記憶部101には、温度測定部203−2が測定した結果である”24.9”[℃]が温度測定情報TV−P2−2として、温度測定部203−3が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P2−3として、温度測定部203−4が測定した結果である”23”[℃]が温度測定情報TV−P2−4として、温度測定部203−5が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P2−5として、温度測定部203−6が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−P2−6として、温度測定部203−7が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P2−7として、温度測定部203−8が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−P2−8として、それぞれ記憶されている。
また、記憶部101には、温度測定情報TV−P2の平均値である”25.05”[℃]が、温度平均値TVA−P2として、記憶されている。
熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと温度測定情報TVそれぞれとの差分を算出する。熱源位置推定部103は、温度平均値TVAよりも高い値を示した温度測定情報TV−1を測定した温度測定部203−1近傍に、熱源207が存在すると推定する。
次に、熱源位置推定部103は、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1それぞれとの差分を算出する。さらに、熱源位置推定部103は、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2それぞれとの差分を算出する。
図19は、熱源位置推定部103が算出した、温度平均値TVAと温度測定情報TVとの差分と、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1との差分と、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2との差分とを、温度測定部203毎にグラフにしたものである。
具体的には、W21は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−1との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−1との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分を終点とする波形である。W22は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−2との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−2との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−2との差分を終点とする波形である。W23は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−3との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−3との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−3との差分を終点とする波形である。W24は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−4との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−4との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−4との差分を終点とする波形である。W25は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−5との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−5との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−5との差分を終点とする波形である。W26は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−6との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−6との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−6との差分を終点とする波形である。W27は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−7との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−7との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−7との差分を終点とする波形である。W28は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−8との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−8との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−8との差分を終点とする波形である。
より具体的には、W21は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−1との差分が”18”[℃]で、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−1との差分が”14.375”[℃]で、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分が”5.45”[℃]である。W22からW28は、温度平均値TVAと温度測定情報TVとの差分が0[℃]以下で、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1との差分が0[℃]以下で、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分が0[℃]以下である。
次に、熱源位置推定部103は、熱源207が近傍に存在すると推定した温度測定部203−1について、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−1との差分と、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分と、の比較を行う。
熱源位置推定部103は、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分の方が、より大きな温度低下を示していることから、熱源207は、温度測定部203−1近傍のペデスタルの内部空間SPの中心部寄りに存在すると推定する。
よって、熱源位置推定部103は、熱源207が、温度測定部203−1の位置情報SSP−1近傍のペデスタルの内部空間SPの中心部寄りに1つ存在すると推定し、熱源位置情報HSPを出力する。
[冷却系がある場合の演算装置10の動作の具体例3]
次に、図20から図22を参照して、本実施形態における演算装置10の動作の一例について説明する。図20は、本実施形態における熱源207の位置と温度測定部203の位置の一例を示す図である。図21は、本実施形態における記憶部101に記憶されている温度測定情報TV、温度測定情報TV−P1及び温度測定情報TV−P2の一例を示す表である。図22は、本実施形態における記憶部101に記憶されている温度測定情報TVと温度平均値TVAとの差分、温度測定情報TV−P1と温度平均値TVA−P1との差分、及び温度測定情報TV−P2と温度平均値TVA−P2との差分の一例を示すグラフである。
この一例では、熱源207がペデスタルの内部空間SPの、温度測定部203−1近傍かつ中心部と、温度測定部203−2近傍かつ側面部と、温度測定部203−3近傍かつ側面部とに存在する。
記憶部101には、図20に示すような温度測定情報TVが温度測定部203毎に記憶されている。
具体的には、記憶部101には、温度測定部203−1が測定した結果である”39”[℃] が、温度測定情報TV−1として記憶されている。また、記憶部101には、温度測定部203−2が測定した結果である”42”[℃]が温度測定情報TV−2として、温度測定部203−3が測定した結果である”45”[℃]が温度測定情報TV−3として、温度測定部203−4が測定した結果である”23”[℃]が温度測定情報TV−4として、温度測定部203−5が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−5として、温度測定部203−6が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−6として、温度測定部203−7が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−7として、温度測定部203−8が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−8として、それぞれ記憶されている。
また、記憶部101には、温度測定情報TVの平均値である”30.875”[℃]、が温度平均値TVAとして、記憶されている。
さらに、記憶部101には、給水系ポンプ204−1からの冷却水供給動作後に、温度測定部203が持つ温度情報TVを、温度測定情報TV−P1が温度測定部203毎に記憶されている。
具体的には、記憶部101には、温度測定部203−1が測定した結果である”34”[℃] が、温度測定情報TV−P1−1として記憶されている。また、記憶部101には、温度測定部203−2が測定した結果である”26”[℃]が温度測定情報TV−P1−2として、温度測定部203−3が測定した結果である”27”[℃]が温度測定情報TV−P1−3として、温度測定部203−4が測定した結果である”22”[℃]が温度測定情報TV−P1−4として、温度測定部203−5が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P1−5として、温度測定部203−6が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−P1−6として、温度測定部203−7が測定した結果である”23”[℃]が温度測定情報TV−P1−7として、温度測定部203−8が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P1−8として、それぞれ記憶されている。
また、記憶部101には、温度測定情報TV−P1の平均値である”25.625”[℃]が、温度平均値TVA−P1として、記憶されている。
さらに、記憶部101には、炉心スプレイ系ポンプ204−2からの冷却水供給動作後に、温度測定部203が持つ温度情報TVを、温度測定情報TV−P2が温度測定部203毎に記憶されている。
具体的には、記憶部101には、温度測定部203−1が測定した結果である”27”[℃] が、温度測定情報TV−P2−1として記憶されている。また、記憶部101には、温度測定部203−2が測定した結果である”32”[℃]が温度測定情報TV−P2−2として、温度測定部203−3が測定した結果である”35”[℃]が温度測定情報TV−P2−3として、温度測定部203−4が測定した結果である”23”[℃]が温度測定情報TV−P2−4として、温度測定部203−5が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P2−5として、温度測定部203−6が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−P2−6として、温度測定部203−7が測定した結果である”24”[℃]が温度測定情報TV−P2−7として、温度測定部203−8が測定した結果である”25”[℃]が温度測定情報TV−P2−8として、それぞれ記憶されている。
また、記憶部101には、温度測定情報TV−P2の平均値である”26.875”[℃]が、温度平均値TVA−P2として、記憶されている。
熱源位置推定部103は、温度平均値TVAと、温度測定情報TVそれぞれとの差分を算出する。熱源位置推定部103は、温度平均値TVAよりも高い値を示した温度測定情報TV−1を測定した温度測定部203−1近傍と、温度平均値TVAよりも高い値を示した温度測定情報TV−2を測定した温度測定部203−2近傍と、温度平均値TVAよりも高い値を示した温度測定情報TV−3を測定した温度測定部203−3近傍とに、それぞれ熱源207が存在すると推定する。
次に、熱源位置推定部103は、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1それぞれとの差分を算出する。さらに、熱源位置推定部103は、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2それぞれとの差分を算出する。
図22は、熱源位置推定部103が算出した、温度平均値TVAと温度測定情報TVとの差分と、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1との差分と、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2との差分とを、温度測定部203毎にグラフにしたものである。
具体的には、W31は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−1との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−1との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分を終点とする波形である。W32は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−2との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−2との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−2との差分を終点とする波形である。W33は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−3との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−3との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−3との差分を終点とする波形である。W34は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−4との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−4との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−4との差分を終点とする波形である。W35は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−5との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−5との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−5との差分を終点とする波形である。W36は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−6との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−6との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−6との差分を終点とする波形である。W37は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−7との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−7との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−7との差分を終点とする波形である。W38は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−8との差分を起点として、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−8との差分を中間にもち、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−8との差分を終点とする波形である。
より具体的には、W31は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−1との差分が”8.125”[℃]で、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−1との差分が”8.375”[℃]で、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分が”0.125”[℃]である。W32は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−2との差分が”11.125”[℃]で、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−2との差分が”0.375”[℃]で、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−2との差分が”5.125”[℃]である。W33は、温度平均値TVAと温度測定情報TV−3との差分が”14.125”[℃]で、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−3との差分が”1.375”[℃]で、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−3との差分が”8.125”[℃]である。W34からW38は、温度平均値TVAと温度測定情報TVとの差分が0[℃]以下で、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1との差分が0[℃]以下で、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分が0[℃]以下である。
次に、熱源位置推定部103は、熱源207が近傍に存在すると推定した温度測定部203−1について、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−1との差分と、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分と、の比較を行う。
熱源位置推定部103は、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−1との差分の方が、より大きな温度低下を示していることから、熱源207は、温度測定部203−1近傍のペデスタルの内部空間SPの中心部寄りに存在すると推定する。
さらに、熱源位置推定部103は、熱源207が近傍に存在すると推定した温度測定部203−2について、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−2との差分と、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−2との差分と、の比較を行う。
熱源位置推定部103は、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−2との差分の方が、より大きな温度低下を示していることから、熱源207は、温度測定部203−2近傍のペデスタルの内部空間SPの側面部寄りに存在すると推定する。
また、熱源位置推定部103は、熱源207が近傍に存在すると推定した温度測定部203−3について、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−3との差分と、温度平均値TVA−P2と温度測定情報TV−P2−3との差分と、の比較を行う。
熱源位置推定部103は、温度平均値TVA−P1と温度測定情報TV−P1−3との差分の方が、より大きな温度低下を示していることから、熱源207は、温度測定部203−3近傍のペデスタルの内部空間SPの側面部寄りに存在すると推定する。
よって、熱源位置推定部103は、熱源207が、温度測定部203−1の位置情報SSP−1近傍のペデスタルの内部空間SPの中心部寄りと、温度測定部203−2の位置情報SSP−2近傍のペデスタルの内部空間SPの側面部寄りと、温度測定部203−3の位置情報SSP−3近傍のペデスタルの内部空間SPの側面部寄りとの3か所に存在すると推定し、熱源位置情報HSPを出力する。
以上、説明したように、本実施形態の原子炉格納容器内熱源位置推定装置は、原子力発電システムの接近困難な熱源付近に元々備わっている複数の温度測定部を利用して、温度測定部それぞれの温度情報を取得する。また、本実施形態の原子炉格納容器内熱源位置推定装置は、得られた温度測定部それぞれの温度情報から、温度平均値を演算する。本実施形態の原子炉格納容器内熱源位置推定装置は、温度測定部それぞれの温度情報と、温度平均値とに基づき、ペデスタル内部空間に存在する熱源の推定位置を演算できる。さらに、本実施形態の原子炉格納容器内熱源位置推定装置は、原子力発電システムが、冷却水供給部とポンプとを備えることにより、ペデスタルの内部空間における熱源の径方向の位置も推定することが可能となる。
原子力発電システム1は、給水系202−1と、炉心スプレイ系202−2とを備える。また、給水系202−1は、給水系ポンプ204−1から供給された冷却水を、原子炉圧力容器201の上部外周部から放出することで、熱源207の冷却を行う。さらに、炉心スプレイ系202−2は、炉心スプレイ系ポンプ204−2から供給された冷却水を、原子炉圧力容器201の上部中心部から放出することで、熱源207の冷却を行う。また、原子力発電システム1は、複数の温度測定部203を備える。この複数の温度測定部203は、原子炉格納容器20の内部に配置される。複数の温度測定部203は、給水系ポンプ204−1の動作前と動作後とにおいて、配置された位置の温度をそれぞれ測定する。さらに、複数の温度測定部203は、炉心スプレイ系ポンプ204−2の動作前と動作後とにおいて、配置された位置の温度をそれぞれ測定する。
演算装置10は、温度情報算出部102を備える。温度情報算出部102は、温度測定部203がそれぞれ測定した温度測定情報TVに基づき、温度平均値TVAを算出する。また、演算装置10は、熱源位置推定部103を備える。
熱源位置推定部103は、給水系ポンプ204−1の動作後に得られた温度測定情報TV−P1と、温度測定情報TV−P1の平均値である温度平均値TVA−P1と、炉心スプレイ系ポンプ204−2の動作後に得られた温度測定情報TV−P2と、温度測定情報TV−P2の平均値である温度平均値TVA−P2とに基づき、熱源207のペデスタルの内部空間SPにおける径方向の位置をさらに推定する。このように構成することにより、従来技術では実現困難であった人が近付くことが困難な原子炉格納容器内の熱源位置を精度よく推定するための原子炉格納容器内熱源位置推定装置を提供することができる。
つまり、熱源位置測定用のカメラのような従来技術においては、可搬タイプであって、赤外線を用いて熱源の熱量を測定するものであった。このため、このような従来技術のカメラによると、測定のために人が熱源付近へ近付いて作業する必要があった。本実施形態の原子炉格納容器内熱源位置推定装置によれば、従来技術では実現不可能であった、人やロボットが近付くことが困難な原子炉格納容器内に存在する熱源の位置を推定することができる。
以上、本発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
なお、上述の装置は内部にコンピュータを有している。そして、上述した装置の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…原子力発電システム、10…演算装置、101…記憶部、102…温度情報算出部、103…熱源位置推定部、20…原子炉格納容器、201…原子炉圧力容器、202…冷却水供給部、202−1…給水系、202−2…炉心スプレイ系、203,203−1,203−2,203−3,203−4…温度測定部、204…ポンプ、204−1…給水系ポンプ、204−2…炉心スプレイ系ポンプ、205…制御棒駆動系配管、206…ペデスタル、207…熱源、30…表示装置、SP…ペデスタルの内部空間

Claims (10)

  1. 原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器内の複数の位置にそれぞれ配置されて温度測定を行う温度測定部がそれぞれ出力する温度情報に基づいて、温度平均値を算出する温度情報算出部と、
    前記温度情報算出部が算出する前記温度平均値と、前記温度情報と、複数の前記温度測定部が配置された位置をそれぞれ示す位置情報とに基づいて、前記原子炉圧力容器を支持するペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する熱源位置推定部と
    を備える原子炉格納容器内熱源位置推定装置。
  2. 前記原子炉圧力容器内部には、冷却水を供給することにより、前記原子炉圧力容器内部を冷却する冷却水供給部が備えられ、
    前記温度情報には、前記冷却水供給部による冷却水の供給前に前記温度測定部が測定する給水前温度情報と、前記冷却水供給部による冷却水の供給後に前記温度測定部が測定する給水後温度情報とが含まれ、
    前記熱源位置推定部は、
    前記温度平均値と、前記給水前温度情報及び前記給水後温度情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する
    請求項1に記載の原子炉格納容器内熱源位置推定装置。
  3. 前記温度情報算出部は、
    前記給水前温度情報に基づいて、給水前温度平均値を前記温度平均値として算出し、前記給水後温度情報に基づいて、給水後温度平均値を前記温度平均値として算出し、
    前記熱源位置推定部は、
    前記給水前温度平均値及び前記給水前温度情報と、前記給水後温度平均値及び前記給水後温度情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する
    請求項2に記載の原子炉格納容器内熱源位置推定装置。
  4. 前記冷却水供給部には、冷却水を供給することにより、前記原子炉圧力容器内部の位置のうち相互に異なる複数の位置を冷却する複数の冷却系が含まれ、
    前記給水前温度情報とは、いずれの前記冷却系も給水を開始していない状態において前記温度測定部によって測定された温度を示す情報であり、
    前記給水後温度情報には、前記冷却系毎の給水後の温度を示す複数の冷却系毎給水後温度情報が含まれ、
    前記熱源位置推定部は、
    前記温度平均値と、前記給水前温度情報及び複数の前記冷却系毎給水後温度情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する
    請求項2又は請求項3に記載の原子炉格納容器内熱源位置推定装置。
  5. 複数の前記冷却系とは、前記原子炉圧力容器内の外周部に冷却水を散布する外周部冷却系と、前記原子炉圧力容器内の内周部に冷却水を散布する内周部冷却系とである
    請求項4に記載の原子炉格納容器内熱源位置推定装置。
  6. 原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器内の複数の位置にそれぞれ配置されて温度測定を行う温度測定部がそれぞれ出力する温度情報に基づいて、温度平均値を算出する温度情報算出ステップと、
    前記温度情報算出ステップにおいて算出される前記温度平均値と、前記温度情報と、複数の前記温度測定部が配置された位置をそれぞれ示す位置情報とに基づいて、前記原子炉圧力容器を支持するペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する熱源位置推定ステップと
    を有する原子炉格納容器内熱源位置推定方法。
  7. 前記原子炉圧力容器内部には、冷却水を供給することにより、前記原子炉圧力容器内部を冷却する冷却水供給部が備えられ、
    前記温度情報には、前記冷却水供給部による冷却水の供給前に前記温度測定部が測定する給水前温度情報と、前記冷却水供給部による冷却水の供給後に前記温度測定部が測定する給水後温度情報とが含まれ、
    前記熱源位置推定ステップは、
    前記温度平均値と、前記給水前温度情報及び前記給水後温度情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する
    請求項6に記載の原子炉格納容器内熱源位置推定方法。
  8. 前記温度情報算出ステップは、
    前記給水前温度情報に基づいて、給水前温度平均値を前記温度平均値として算出し、前記給水後温度情報に基づいて、給水後温度平均値を前記温度平均値として算出し、
    前記熱源位置推定ステップは、
    前記給水前温度平均値及び前記給水前温度情報と、前記給水後温度平均値及び前記給水後温度情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する
    請求項7に記載の原子炉格納容器内熱源位置推定方法。
  9. 前記冷却水供給部には、冷却水を供給することにより、前記原子炉圧力容器内部の位置のうち相互に異なる複数の位置を冷却する複数の冷却系が含まれ、
    前記給水前温度情報とは、いずれの前記冷却系も給水を開始していない状態において前記温度測定部によって測定された温度を示す情報であり、
    前記給水後温度情報には、前記冷却系毎の給水後の温度を示す複数の冷却系毎給水後温度情報が含まれ、
    前記熱源位置推定ステップは、
    前記温度平均値と、前記給水前温度情報及び複数の前記冷却系毎給水後温度情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ペデスタルの内部空間に存在する熱源の位置を推定する
    請求項7又は請求項8に記載の原子炉格納容器内熱源位置推定方法。
  10. 複数の前記冷却系とは、前記原子炉圧力容器内の外周部に冷却水を散布する外周部冷却系と、前記原子炉圧力容器内の内周部に冷却水を散布する内周部冷却系とである
    請求項9に記載の原子炉格納容器内熱源位置推定方法。
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CN114137019B (zh) * 2021-10-29 2024-04-30 中国核电工程有限公司 反应堆通风散热特性测试装置与方法

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