JP2017127394A - Electric razor - Google Patents
Electric razor Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017127394A JP2017127394A JP2016007402A JP2016007402A JP2017127394A JP 2017127394 A JP2017127394 A JP 2017127394A JP 2016007402 A JP2016007402 A JP 2016007402A JP 2016007402 A JP2016007402 A JP 2016007402A JP 2017127394 A JP2017127394 A JP 2017127394A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- fixed
- fixed blade
- blades
- movable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 17
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims abstract description 10
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 10
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims abstract description 10
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 17
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 12
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 12
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 claims 1
- 230000009471 action Effects 0.000 abstract description 10
- 210000004209 hair Anatomy 0.000 description 14
- 210000003811 finger Anatomy 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 208000035824 paresthesia Diseases 0.000 description 3
- 210000005224 forefinger Anatomy 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 2
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 210000004247 hand Anatomy 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Abstract
Description
本発明は、往復動する可動刃と固定刃とからなる複数個の切断刃を備えている電気かみそりに関し、なかでも、可動刃駆動構造で可動刃を揺動しながら往復駆動する形態の電気かみそりに関する。 The present invention relates to an electric razor having a plurality of cutting blades composed of a reciprocating movable blade and a fixed blade, and in particular, an electric razor configured to reciprocate while moving the movable blade with a movable blade driving structure. About.
この種の電気かみそりは、特許文献1に見ることができる。そこでは、振動電気子を電磁石で往復回動させて、振動電気子に連結した一対の内刃(可動刃)を、互いに逆向きに部分回動させながら往復駆動している。棒状の振動電気子はベアリングと保持枠で水平回転自在に軸支されており、その一端が一対のばねで回動付勢してある。電磁石のコイルに交流電流を供給すると、振動電気子が電磁石に吸寄せられてばねの付勢力に抗しながら回動し、プラスまたはマイナスの電圧値が最大値になったとき、振動電気子が往復ストロークのストローク端まで回動する。以後は、電圧値の減少とともに振動電気子がばねで逆向きに回動操作されて、電圧値がゼロになった時点で初期状態に戻る。 This type of electric razor can be found in US Pat. In this case, the vibrating electric element is reciprocally rotated by an electromagnet, and a pair of inner blades (movable blades) connected to the vibrating electric element are driven to reciprocate while partially rotating in directions opposite to each other. The rod-like vibrating electric element is pivotally supported by a bearing and a holding frame so as to be horizontally rotatable, and one end thereof is urged to rotate by a pair of springs. When an alternating current is supplied to the coil of the electromagnet, the vibrating electric element is attracted to the electromagnet and rotates against the urging force of the spring, and when the positive or negative voltage value reaches the maximum value, the vibrating electric element is Rotates to the stroke end of the reciprocating stroke. Thereafter, as the voltage value decreases, the vibrating electric element is rotated in the reverse direction by the spring, and when the voltage value becomes zero, the initial state is restored.
特許文献1の電気かみそりは、一対の内刃を、互いに逆向きに部分回動させながら往復駆動するが、振動電気子の回転中心から左右の駆動ピンまでの距離が等しいため、左右の内刃の往復速度が等しくなるため、効果的にひげ切断を行うことが難しい。
The electric razor of
本発明の目的は、可動刃を可動刃駆動構造で左右に往復駆動しながら前後動させ、ひげ切断時の可動刃に引切り作用を発揮させて、ひげ切断を円滑にしかも的確に行える電気かみそりを提供することにある。
本発明の目的は、可動刃の前後動に伴う肌当りの悪さを解消して、ひげ切断時の肌面のひり付きを解消できる電気かみそりを提供することにある。
An object of the present invention is to make an electric razor that can smoothly and accurately cut a beard by moving the movable blade back and forth while reciprocating left and right with a movable blade drive structure, and exerting a cutting action on the movable blade at the time of cutting the beard. Is to provide.
An object of the present invention is to provide an electric razor that can eliminate bad skin contact caused by the back and forth movement of a movable blade and can eliminate skin flaking when cutting a beard.
本発明に係る電気かみそりは、かみそりヘッド2に固定刃22・26と可動刃23・27を有する複数個の切断刃16〜19が配置されている。図1に示すように、可動刃23・27を往復駆動する可動刃駆動構造D1・D2は、モーター3と、モーター3の動力を可動刃23・27に伝動する駆動レバー55・56、および連結体57〜60を備えている。駆動レバー55・56は、各可動刃23・27の往復方向と交差する状態で配置されて、一端が揺動中心軸68・69で往復揺動可能に支持されている。各可動刃23・27と上下に対向する駆動レバー55・56の長手方向の複数個所に連結体57〜60が配置されている。各連結体57〜60と揺動中心軸68・69との間の距離が異ならせてあることを特徴とする。
In the electric razor according to the present invention, a plurality of
各固定刃22・26にひげ導入用の刃穴が形成されている。駆動レバー55・56の揺動中心軸68・69に近い側の固定刃22・26の刃穴の開口面積は、駆動レバー55・56の揺動中心軸68・69から遠い側の固定刃22・26の刃穴の開口面積より大きく設定されている。
Each
駆動レバー55・56の揺動中心軸68・69に近い側の固定刃22・26はスリット刃で形成する。なお、本発明においてスリット刃とは櫛刃を含む概念である。
The
かみそりヘッド2に複数個の切断刃16〜19からなる一対の切断刃群C1・C2を配置して、個々の切断刃群C1・C2ごとに可動刃駆動構造D1・D2を設ける。一方の切断刃群C1の可動刃駆動構造D1を構成する駆動レバー55と、他方の切断刃群C2の可動刃駆動構造D2を構成する駆動レバー56を、各可動刃駆動構造D1・D2で互いに逆向きに同期した状態で揺動駆動する。
A pair of cutting blade groups C1 and C2 composed of a plurality of
一方の切断刃群C1の可動刃駆動構造D1を構成する駆動レバー55の揺動中心軸68と、他方の切断刃群C2の可動刃駆動構造D2を構成する駆動レバー56の揺動中心軸69は、モーター3を間にして分離配置する。可動刃駆動構造D1・D2は、モーター3の回転動力を往復揺動動作に変換する動作変換構造を備えている。各駆動レバー55・56を1個のモーター3で動作変換構造を介して同時に逆向きに揺動駆動する。
A
動作変換構造は、モーター3の出力軸3aに固定した偏心カム62・63と、各駆動レバー55・56の揺動先端に形成したカム溝64・65で構成する。
The motion conversion structure is composed of
一方の駆動レバー55と他方の駆動レバー56は、モーター3の中心軸線の前後に配置する。少なくとも前後いずれか一方の駆動レバー56は、モーター3の中心軸線と直交するかみそりヘッド2の前後中心軸に対して傾斜させる(図15参照)。
One
一方の駆動レバー55と他方の駆動レバー56の複数個所に、それぞれ複数の連結体57〜60を配置する。各駆動レバー55・56の揺動中心軸68・69の軸中心から、個々の連結体57〜60の中心までの距離を異ならせる。
A plurality of
切断刃群C1・C2は、仕上げ剃り用の切断刃16・18と粗剃り用の切断刃17・19で構成する。仕上げ剃り用の切断刃16・18の固定刃22と可動刃23と、粗剃り用の切断刃17・19の固定刃26と可動刃27のそれぞれが、かみそりヘッド2で上下動可能に支持されて、ばね31・77で押し上げ付勢されている。仕上げ剃り用の切断刃16・18の固定刃22の左右両端と、粗剃り用の切断刃17・19の固定刃26の左右両端のそれぞれに、各固定刃22・26を支持する固定刃フレーム24・28の側端枠24a・28aが設けられて、側端枠24a・28aの上端に各固定刃22・26の頂部より上方へ突出する肌当り突部81〜84が設けられている。図11に示すように、可動刃23・27の往復移動方向と平行で、可動刃23・27の摺動面より下方に位置する仮想基準線Pを想定する。仮想基準線Pから、粗剃り用の切断刃17・19の固定刃26に設けた肌当り突部82・84の頂部までの上下高さをH1とし、仮想基準線Pから仕上げ剃り用の切断刃16・18の固定刃22に設けた肌当り突部81・83の頂部までの上下高さをH2とするとき、不等式(H1>H2)を満足するように各肌当り突部81〜84を配置する。仮想基準線Pから仕上げ剃り用の切断刃16・18の固定刃22の頂部までの上下高さをH3とし、仮想基準線Pから粗剃り用の切断刃17・19の固定刃26の頂部までの上下高さをH4とするとき、不等式(H3≧H4)を満足するように各固定刃22・26を配置する。
The cutting blade groups C1 and C2 include
かみそりヘッド2を前後方向から見るときの肌当り突部81〜84に、頂部から側端部にわたって下り傾斜する肌当り傾斜面85・86を形成する(図8、図12参照)。
Skin contact
図5、図13に示すように肌当り傾斜面85・86は、外突湾曲面状の傾斜面で形成する。
As shown in FIG. 5 and FIG. 13, the skin contact
固定刃フレーム24・28は、かみそりヘッド2に着脱自在に装着した固定刃ホルダー14で支持する。肌当り傾斜面85・86の傾斜下端は、固定刃ホルダー14のホルダー側枠14aの頂部より下方に位置させる。
The
かみそりヘッド2を前後方向から見るときのホルダー側枠14aの上部に、頂部の側から側端部の側にわたって下り傾斜するホルダー傾斜面94を形成する。図6、図12に示すように、ホルダー傾斜面94を通り、固定刃26の上方へ延びる仮想傾斜面Qを想定するとき、前記肌当り傾斜面85・86は仮想傾斜面Qより下方に位置させる。
A holder
図12および図13に示すように、少なくとも粗剃り用の切断刃17・19の固定刃フレーム28の側端枠28aと固定刃26の間の内隅部に、固定刃26の側端外面を覆う緩衝部95を形成する。
As shown in FIG. 12 and FIG. 13, at least the side end outer surface of the
緩衝部95に固定刃26へ向かって下り傾斜する緩衝傾斜面96を形成する。
A buffer inclined
粗剃り用の切断刃19を、かみそりヘッド2の前端と後端の少なくともいずれか一方に配置する。粗剃り用の切断刃19の固定刃フレーム28の左右の側端枠28aに、切断刃19の固定刃26より前または後に突出する肌当り突部84aを形成する(図5参照)。
The
固定刃ホルダー14の前後枠のいずれか一方に、肌当り突部84aを前後枠の外に突出させる切欠部89を形成する(図13参照)。
A
粗剃り用の切断刃17・19の固定刃26を押し上げ付勢するばね31のばね荷重は、仕上げ剃り用の切断刃16・18の固定刃22を押し上げ付勢するばね31のばね荷重より小さく設定する。
The spring load of the
肌当り突部81〜84・84aは、左右方向の水平軸回りに回転自在なローラー87で構成する(図12参照)。
The
ローラー87の周面は、肌当り傾斜面85・86と面一状に傾斜させる。
The peripheral surface of the
一対のローラー87は導電性を備えている。一対のローラー87にプラス極性とマイナス極性の微弱電流を供給する電流供給源90を設ける。ローラー87は、全体が金属などの導電材で形成してあってもよく、プラスチック成型品で形成したローラー87の表面に金属メッキやスパッタリングによって導電性の膜を形成して構成してあってもよい。
The pair of
かみそりヘッド2に固定刃22・26と可動刃23・27を有する複数個の切断刃16〜19を配置する。固定刃22・26を支持する固定刃フレーム24・28は、それぞれ固定刃支持ベース30に装着されて、固定刃支持ベース30が固定刃ホルダー14に着脱自在に装着されている。図6ないし図8に示すように、固定刃支持ベース30には左右一対の弾性変形可能な取外しアーム46と、同アーム46の係合を解除操作する一対の分離突起47が設けてあり、取外しアーム46に設けた係合爪50が固定刃ホルダー14の係合凹部49と係合している。かみそりヘッド2のヘッドベース13には、ヘッドベース13に装着した固定刃ホルダー14の係合爪43と係脱する係合段部41を備えた一対の取外しボタン36が設けられている。取外しボタン36はボタンばね37で係合段部41と係合する向きに移動付勢されている。固定刃支持ベース30の取外しアーム46の内面は、取外しボタン36の上部に設けた受壁39で受け止められて、分離突起47が取外しボタン36の上部外面から固定刃ホルダー14の外方へ突出している。図7に示すように、一方の手指で取外しボタン36を掴み、他方の手指で分離突起47を掴んで、取外しボタン36と分離突起47をボタンばね37の付勢力と取外しアーム46の弾性力に抗して同時に押込み操作することにより、固定刃ホルダー14をヘッドベース13から取外し操作する。
A plurality of cutting
本発明に係る電気かみそりにおいては、モーター3と、モーター3の動力を可動刃23・27に伝動する駆動レバー55・56、および連結体57〜60などで可動刃駆動構造D1・D2を構成した。また、駆動レバー55・56は、各可動刃23・27の往復方向と交差する状態で配置して、その長手方向の複数個所に連結体57〜60を配置することで、複数の可動刃23・27を同時に揺動駆動できるようにした。このように、可動刃23・27を駆動レバー55・56で揺動駆動すると、複数の可動刃23・27を左右方向に往復移動しながら、同時に前後動することができるので、ひげ切断時の可動刃23・27に引切り作用を発揮させて、ひげ切断を円滑にしかも的確に行うことができる。また、各連結体57〜60と揺動中心軸68・69との間の距離を異ならせて、駆動レバー55・56で駆動される可動刃23・27の左右ストロークが大小に異なるようにした。こうした可動刃駆動構造D1・D2によれば、左右ストロークが小さい側の可動刃23・27の往復速度を、従来の可動刃の往復速度と同じにした場合に、左右ストロークが大きい側の可動刃23・27の往復速度を早くして、効果的にひげ切断を行うことができる。
In the electric shaver according to the present invention, the movable blade drive structure D1 and D2 are configured by the
揺動中心軸68・69から遠い側の固定刃22・26の刃穴の開口面積に比べて、揺動中心軸68・69に近い側の固定刃22・26の刃穴の開口面積が大きく設定してあると、開口面積が大きい分だけより多くのひげを導入して、早剃りを行うことができる。また、揺動中心軸68・69に近いほど揺動トルクが大きいので、固定刃22・26から導入した大量のひげを確実に切断して、モーター3の駆動負荷を軽減できる。
The opening area of the blade holes of the fixed
揺動中心軸68・69に近い側の固定刃22・26をスリット刃で形成すると、固定刃22・26が網刃で形成してある場合に比べて、くせ毛や長毛をスリット刃でより確実に捕捉して、固定刃22・26の内部へ的確に導入できる。従って、ユーザーのひげが濃い場合や、くせ毛が多い場合であっても、ひげ切断を効果的に行うことができる。
When the fixed
複数個の切断刃16〜19からなる一対の切断刃群C1・C2を配置して、個々の切断刃群C1・C2ごとに可動刃駆動構造D1・D2を設けて、駆動レバー55・56を、各可動刃駆動構造D1・D2で互いに逆向きに同期した状態で揺動駆動する。このように、駆動レバー55・56を互いに逆向きに同期した状態で揺動駆動すると、可動刃23・27が往復移動するときの振動を互いに打消し合うことができるので、肌面に不快な振動が作用するのを解消でき、より滑らかにひげ切断を行うことができる。
A pair of cutting blade groups C1 and C2 composed of a plurality of cutting
一対の駆動レバー55・56の揺動中心軸68・69を、モーター3を間にして分離配置し、各駆動レバー55・56を1個のモーター3で動作変換構造を介して同時に逆向きに揺動駆動すると、切断刃群C1・C2の可動刃23・27を1個のモーター3のみで往復駆動できる。従って、各駆動レバー55・56をそれぞれ専用のモーター3で駆動する場合に比べて、可動刃駆動構造D1・D2の構造を簡素化し、その全体コストを削減できる。
The swinging
偏心カム62・63とカム溝64・65で構成した動作変換構造によれば、偏心カム62・63を回転駆動するだけで、モーター3の回転動力を揺動動作に変換して駆動レバー55・56を往復揺動できる。また、単純な構造の偏心カム62・63とカム溝64・65で、回転動力を揺動動作に変換できるので、動作変換構造の製造に要するコストを削減できるうえ、構造が単純な分だけ長期使用時の動作変換機能の信頼性を向上できる。
According to the motion conversion structure constituted by the
前後いずれか一方の駆動レバー56を、モーター3の中心軸線と直交するかみそりヘッド2の前後中心軸に対して傾斜させると、駆動レバー56が揺動するときの前後方向の移動成分を大きくして、可動刃23・27の前後ストロークを大きくすることができる。また、可動刃23・27の前後ストロークが大きい分だけ、可動刃23・27の引切り作用を増強して、ひげ切断をさらに効果的に行うことができる。
If one of the front and rear drive levers 56 is tilted with respect to the front and rear central axis of the
各駆動レバー55・56の揺動中心軸68・69の軸中心から、個々の連結体57〜60の中心までの距離が異ならせてあると、可動刃23・27の左右方向の往復ストロークS1および前後移動量T1を、先の距離の違いに応じて大小に変化させることができる。従って、切断刃16〜19の構造や切断特性の違いに応じて、可動刃23・27の配置位置を好適化することにより、ひげ切断を円滑に、しかも的確に行うことができる。
If the distances from the axis centers of the swinging
固定刃フレーム24・28の側端枠24a・28aに肌当り突部81〜84を設ける電気かみそりにおいて、肌当り突部81〜84と固定刃22・26の頂部の高さ関係を(H1>H2)を満足するようにする。また、仕上げ剃り用の切断刃16・18の固定刃22の頂部と、粗剃り用の切断刃17・19の固定刃26の頂部の高さ関係を(H3≧H4)を満足するようにする。こうした電気かみそりによれば、粗剃り用の切断刃17・19の固定刃26に肌面が食い込むのを肌当り突部81〜84で規制できるので、ひげ剃り時の肌面に対する負担を軽減できる。
In the electric razor in which the
肌当り突部81〜84の頂部から側端部にわたって下り傾斜する肌当り傾斜面85・86を形成すると、かみそりヘッド2を各可動刃23・27の往復動方向に沿って移動させながらひげ切断を行う場合に、各固定刃22・26を円滑に沈み込ませて肌当りをソフトなものにすることができる。
When the skin contact inclined surfaces 85 and 86 are formed so as to be inclined downward from the top to the side end portions of the
肌当り傾斜面85・86を外突湾曲面状の傾斜面で形成すると、肌当り傾斜面85・86に接触する肌面の滑り移動を円滑に行って、肌当りをさらにソフトで滑らかなものとすることができる。 When the skin contact inclined surfaces 85 and 86 are formed as sloping surfaces having an outwardly curved surface, the skin surface in contact with the skin contact inclined surfaces 85 and 86 smoothly slides, and the skin contact is made even softer and smoother. It can be.
肌当り傾斜面85・86の傾斜下端を、固定刃ホルダー14のホルダー側枠14aの頂部より下方に位置させると、ひげ剃り時にホルダー側枠14aの頂部が、肌当り傾斜面85・86の傾斜下端より先に肌面に接触して、肌当り傾斜面85・86の傾斜下端が肌面に接触するのを阻止できる。従って、肌当り傾斜面85・86の傾斜下端が肌面に食い込むのを防いで、肌当り感を滑らかにすることができる。
When the lower slope ends of the skin contact inclined surfaces 85 and 86 are positioned below the top of the
肌当り傾斜面85・86が、ホルダー傾斜面94を通る仮想傾斜面Qより下方に位置させてあるのは、かみそりヘッド2を各可動刃23・27の往復動方向に沿って移動させながらひげ切断を行う場合に、ホルダー傾斜面94を肌面に接触させたのち、肌当り傾斜面85・86を肌面に接触させるためである。このように、ホルダー傾斜面94を肌面に先当りさせたのち、肌当り傾斜面85・86を肌面に接触させるようにすると、固定刃22・26が肌面に強く押付けられるのを解消して、ひげ剃り時の肌当りをソフトで滑らかなものとすることができる。
The slant surfaces 85 and 86 are positioned below the virtual slant surface Q passing through the
固定刃フレーム28の側端枠28aと固定刃26の間の内隅部に緩衝部95を設けると、固定刃26より上側へ突出している肌当り突部84が、固定刃26に先行して肌面に当たって、肌面を大きく凹ませてしまうのを緩衝部95で防止できる。また、肌当り突部84によって肌面が大きく凹んでしまうことがないので、ひげ剃り時の肌当りを滑らかなものとすることができる。
When the
緩衝部95に緩衝傾斜面96を形成すると、肌当り突部84に連続する緩衝部95の面積を大きくできるうえ、肌当り突部84から固定刃26に至る緩衝傾斜面96の面変化を緩やかにして、ひげ剃り時の肌当りをさらにソフトで滑らかなものとすることができる。また、肌面が固定刃26の側から肌当り突部84へ向かって滑り移動するとき、肌面を緩衝傾斜面96で滑らかに案内して、肌面が肌当り突部84を乗越えるときの動作を円滑に行える。
When the buffer inclined
粗剃り用の切断刃19を、かみそりヘッド2の前端と後端の少なくともいずれか一方に配置し、切断刃19の固定刃フレーム28の左右の側端枠28aに、切断刃19の固定刃26より前または後に突出する肌当り突部84aを設けるようにした。こうした電気かみそりによれば、スリット刃からなる切断刃19の固定刃26に先行して、肌当り突部84aを肌面に接触させて、ひげ剃り時の肌当りをさらにソフトで滑らかなものとすることができる。
The
固定刃ホルダー14に肌当り突部84a用の切欠部89を形成すると、肌当り突部84aが固定刃26より先に肌面に接当するので、固定刃26が先に肌面に接当して肌当りが悪くなるのを改善できる。また、切欠部89を設けることにより、肌当り突部84aを先当りさせながら、固定刃ホルダー14が干渉するのを解消して、かみそりヘッド2をコンパクト化できる。
When the cut-out
粗剃り用の固定刃26を押し上げ付勢するばね31の張力を、仕上げ剃り用の固定刃22を押し上げ付勢するばね31の張力より小さく設定すると、粗剃り用の固定刃26をより小さな外力で沈ませて、肌面に作用するばね31の張力を小さくできる。従って、肌面が大きな力で押返され、大きく凹み変形するのを解消して、粗剃り用の固定刃26の肌当りをソフトで滑らかなものとすることができる。
If the tension of the
肌当り突起84を回転自在なローラー87で構成すると、かみそりヘッド2を肌面に沿って滑らせるときローラー87が回転することで、かみそりヘッド2を軽快に、しかも滑らかに移動させながらひげ切断を行える。また、ローラー87が回転する分だけ、かみそりヘッド2を肌面に沿って円滑に滑らせることができるので、ひげ剃りをより短い時間で軽快に行うことができる。
When the
ローラー87の周面を肌当り傾斜面86と面一状に傾斜させると、かみそりヘッド2がローラー87の中心軸に沿って移動操作されるような場合に、肌面がローラー87に引っ掛かるのを肌当り傾斜面86で防止できる。従って、必要時には肌面と接触したローラー87を回転させて、かみそりヘッド2の移動を円滑化しながら、ローラー87によって肌面の左右方向への滑り移動が妨げられるのを解消できる。
When the peripheral surface of the
導電性を備えた一対のローラー87と、各ローラー87に極性の異なる微弱電流を供給する電流供給源90を設けた電気かみそりによれば、肌面に電流刺激を付与しながらひげ切断を行うことができる。
According to the electric shaver provided with a pair of
かみそりヘッド2のヘッドベース13に固定刃ホルダー14用の取外しボタン36を設け、取外しボタン36による取外し動作を、固定刃支持ベース30に設けた分離突起47で補助するようにした電気かみそりによれば、両手を使って取外しボタン36を係合解除操作できる。詳しくは、一方の手指で取外しボタン36を掴み、他方の手指で分離突起47を掴んで、取外しボタン36と分離突起47をボタンばね37の付勢力と取外しアーム46の弾性力に抗して同時に押込み操作して、取外しボタン36を係合解除操作できる。従って、単に取外しボタン36のみを押込み操作する場合に比べて、取外しボタン36に作用する押込み力が増加する状態で、取外しボタン36を確実にしかも軽快に押込み操作して、取外しボタン36の係合段部41を係合爪43から離脱させ、固定刃ホルダー14をヘッドベース13から取外すことができる。
According to the electric razor, the
(実施例1) 図1ないし図13は、本発明に係る電気かみそりの実施例1を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図2および図3に示す交差矢印と、矢印の近傍の前後・左右・上下の表記に従う。図2、図3において電気かみそりは、グリップを兼ねる本体ケース1と、本体ケース1で上下動可能かつ左右傾動可能に支持したかみそりヘッド2を備えている。本体ケース1の内部には、モーター3、2次電池4、および制御基板5などの電装品が配置されている。制御基板5には、モーター3への通電状態を切換えるスイッチや、電池残量を発光表示するLED6などが実装されている。本体ケース1の前面には、先のスイッチを切換え操作するスイッチボタン8が配置されている。また、図3に示すように、本体ケース1の後面側には、きわ剃り刃9と、きわ剃り刃9を駆動位置へ押し上げ操作するスライドノブ10が設けられている。この実施例では、かみそりヘッド2が本体ケース1で、上下動可能かつ左右傾動可能に支持してある電気かみそりについて説明するが、かみそりヘッド2は本体ケース1に固定してあってもよい。図1、図2において、符号3aはモーター3の出力軸である。
Example 1 FIGS. 1 to 13 show Example 1 of an electric shaver according to the present invention. In the present invention, “front / rear”, “left / right”, and “upper / lower” follow the crossing arrows shown in FIG. 2 and FIG. 2 and 3, the electric razor includes a
図3に示すようにかみそりヘッド2は、ヘッドベース13と、同ベース13に着脱可能に装着される固定刃ホルダー14を基体にして構成されており、ヘッドベース13は、モーターホルダー(図示していない)に固定したケース体15に締結固定されている。モーターホルダーの下部と本体ケース1の間に、かみそりヘッド2を上下動可能かつ左右傾動可能に支持するフロート構造が設けられている。固定刃ホルダー14には、前側から順に仕上げ剃り用の第1メイン刃(切断刃)16と、粗剃り用のセンター刃(切断刃)17と、仕上げ剃り用の第2メイン刃(切断刃)18と、粗剃り用のサブ刃(切断刃)19が配置されている。
As shown in FIG. 3, the
図4に示すように各メイン刃16・18は、網刃からなる固定刃(外刃)22と、固定刃22の内面に摺接するスリット刃からなる可動刃(内刃)23を備えており、主に短毛を仕上げ切断する。固定刃22は固定刃フレーム24に固定されて逆U字状に湾曲しており、可動刃23は可動刃フレーム25に固定されて逆U字状に湾曲している。第1メイン刃16と第2メイン刃18は同じ大きさになっており、両者の外形寸法に違いはない。
As shown in FIG. 4, each of the
センター刃17およびサブ刃19は、それぞれスリット刃からなる固定刃26と、固定刃26の内面に摺接する櫛刃からなる可動刃27を備えており、主に長毛やくせ髭を切断する。固定刃26は固定刃フレーム28に支持されており、可動刃27は可動刃フレーム29でそれぞれ支持されている。各固定刃フレーム24・28は、固定刃支持ベース30に組付けられている。この状態の各固定刃フレーム24・28は、固定刃支持ベース30と固定刃フレーム24・28の間に配置した固定刃ばね(ばね)31(図5参照)で押上げ付勢されて、各固定刃フレーム24・28の左右両端に設けたスライド片32が、固定刃支持ベース30に設けたガイド溝33の上端で受け止められている(図6参照)。そのため、固定刃26および固定刃フレーム24・28は、肌面から押付け反力を受けるとき固定刃支持ベース30側へ沈込む。センター刃17およびサブ刃19の固定刃26を押し上げ付勢する固定刃ばね31のばね荷重は、各メイン刃16・18の固定刃22を押し上げ付勢する固定刃ばね31のばね荷重より小さく設定されている。これは、センター刃17およびサブ刃19の固定刃26を、各メイン刃16・18の固定刃22より沈ませやすくして、肌当りをソフトにするためである。
Each of the
各固定刃22・26には、ひげ導入用の刃穴(スリットを含む)を形成するが、センター刃17およびサブ刃19の個々の刃穴の開口面積を、第1メイン刃16および第2メイン刃18の個々の刃穴の開口面積より大きくして、より大量のひげを導入しやすくしている。とくに、かみそりヘッド2の後端に配置したサブ刃19の個々の刃穴の開口面積は、他の切断刃の個々の刃穴の開口面積に比べて最大となっており、長毛やくせ毛を効果的に導入して早剃りを行えるようになっている。
Each of the fixed
図6ないし図8に示すように、ヘッドベース13の左右には、ヘッドベース13に装着した固定刃ホルダー14を分離不能にロック保持する取外しボタン36が左右スライド自在に組まれて、ボタンばね37で係合段部41と係合する向きに押出し付勢されている。取外しボタン36は、ボタン本体38と、ボタン本体38の上部に設けた垂直の受壁39と、ボタン本体38の下部に設けた係合爪40と、ボタン本体38の前後に設けた係合段部41を一体に備えたプラスチック成形品からなる。ヘッドベース13には、係合爪40に対応する係合溝42が形成され、固定刃ホルダー14のホルダー側枠14aの内面には、係合段部41に対応する係合爪43が形成されている。ボタン本体38および後述する分離突起47は、ホルダー側枠14aに設けた操作窓44から側外方へ突出している(図6参照)。なお、かみそりヘッド2が本体ケース1に固定してある電気かみそりの場合には、上記のヘッドベース13に相当する部分は、固定刃ホルダー14が装着される本体ケース1側の構造体となる。
As shown in FIGS. 6 to 8, on the left and right sides of the
固定刃支持ベース30は左右横長の四角枠体からなり、その左右の側端枠30aに弾性変形可能な逆J字状の取外しアーム46が一体に設けられており、同アーム46の下端から半円状の分離突起47が外側方へ向かって突設されている。側端枠30aの外側面には、受壁39用の逃げ凹部48が形成されており、先のガイド溝33が側端枠30aの前後に形成されている。取外しアーム46の外側面には、固定刃ホルダー14の側端枠14aの内面に凹み形成した係合凹部49と係合する係合爪50が形成されている。
The fixed
固定刃支持ベース30に各メイン刃16・18の固定刃フレーム24と、センター刃17およびサブ刃19の固定刃フレーム28を組付け、この状態の固定刃支持ベース30を固定刃ホルダー14の内面に下面側から組付けることにより、各固定刃22・22・26・26を固定刃ホルダー14と一体化できる。この状態では、図6に示すように、取外しアーム46の係合爪50が固定刃ホルダー14の内面の係合凹部49と係合している。また、固定刃支持ベース30が組付けられた固定刃ホルダー14をヘッドベース13に組み付けることにより、図6に示すように固定刃ホルダー14の係合爪43が取外しボタン36の係合段部41と係合して、分離不能に保持固定されている。さらに、取外しアーム46の下部内面が、取外しボタン36の受壁39で受止められている。
The fixed
かみそりヘッド2の内部の毛屑を除去し、あるいは耐用期間が過ぎたメイン刃16・18や、センター刃17およびサブ刃19を交換する場合には、取外しボタン36と分離突起47を同時に操作して、固定刃ホルダー14をヘッドベース13から取外す。詳しくは、図7に示すように、一方の親指と人差し指で取外しボタン36を掴み、他方の親指と人差し指で分離突起47を掴んで、ボタンばね37の付勢力と取外しアーム46の弾性力に抗して両者36・47を同時に押込み操作する。このとき、分離突起47に加わった押込み力は、受壁39を介して取外しボタン36に作用する。そのため、単に取外しボタン36のみを押込み操作する場合に比べて、取外しボタン36に作用する押込み力が約2倍になる状態で、取外しボタン36を確実にしかも軽快に押込み操作して、取外しボタン36の係合段部41を係合爪43から離脱させ、固定刃ホルダー14をヘッドベース13から取外すことができる。
When removing the shavings inside the
上記のように、固定刃ホルダー14を取外した状態では、かみそりヘッド2の内部が開放されるので、毛屑を清掃除去し、あるいは全ての可動刃23・23・27・27を交換することができる。また、固定刃ホルダー14を保持した状態で、一対の分離突起47を押し込み操作することにより、固定刃支持ベース30を固定刃ホルダー14から取外して、固定刃支持ベース30および固定刃22・26の清掃や交換を行うことができる。
As described above, in the state where the fixed
各メイン刃16・18とセンター刃17およびサブ刃19の合計4個の可動刃23・27を左右および前後に往復駆動するために、モーター3と可動刃23・27の間に可動刃駆動構造を設けている。この実施例では、第1メイン刃16とセンター刃17で前側の切断刃群C1を構成し、第2メイン刃18とサブ刃19で後側の切断刃群C2を構成し、各切断刃群C1・C2ごとに可動刃駆動構造D1・D2を設けている。図1および図9において可動刃駆動構造D1・D2は、モーター3と、モーター3と可動刃23・27の間に配置されるカム構造(動作変換構造)および駆動レバー55・56と、駆動レバー55・56の揺動動作を可動刃23・27に伝動する4個の連結ピン(連結体)57・58・59・60などで構成する。カム構造は、モーター3の出力軸3aに固定した偏心カム62・63と、各駆動レバー55・56の揺動先端に形成したカム溝64・65で構成する。
A movable blade drive structure between the
図1に示すように、前側の切断刃群C1に対応する可動刃駆動構造D1の駆動レバー55は、モーター3の中心軸線を通り左右に延びる垂直平面より前側に配置されて、その前端が揺動中心軸68で左右揺動可能に軸支されている。また、後側の切断刃群C2に対応する可動刃駆動構造D2の駆動レバー56は、モーター3の中心軸線を通り左右に延びる垂直平面より後側に配置されて、その後端が揺動中心軸69で左右揺動可能に軸支されている。なお、揺動中心軸68・69はヘッドベース13に設けた前後一対のブラケット70・70に固定されている。図9に示すように、一対の駆動レバー55・56の揺動先端にはそれぞれ受動腕71・72が設けられており、各受動腕71・72の板面に、各偏心カム62・63と係合するカム溝64・65が形成されている。各受動腕71・72は、モーター3の中心軸上で上下に間隔をあけて隣接する状態で設けられている。このように、可動刃駆動構造D1と可動刃駆動構造D2は、モーター3を共通の駆動源としており、1個のモーター3のみで4個の可動刃23・27を往復駆動する。
As shown in FIG. 1, the
前側の駆動レバー55には、同レバー55の往復動作を第1メイン刃16とセンター刃17の可動刃23・27に伝動する連結ピン(連結体)57・58が所定の間隔をあけて固定されている。また、後側の駆動レバー56には、同レバー56の往復動作を第2メイン刃18とサブ刃19の可動刃23・27に伝動する連結ピン(連結体)59・60が、所定の間隔をあけて固定されている。このように、各連結ピン57〜60の配置位置を異ならせることにより、各連結ピン57・58と揺動中心軸68の間の前後距離が異なり、各連結ピン59・60と揺動中心軸69の間の前後距離が異なることになる。図5に示すように、各連結ピン57〜60の上端は、各可動刃フレーム25・25・29・29に設けた連結穴73〜76に係合しており、両者の間には各可動刃23・27を固定刃22・26へ向かって押し上げ付勢する可動刃ばね(ばね)77が配置されている。センター刃17およびサブ刃19の可動刃27を押し上げ付勢する可動刃ばね77のばね荷重は、各メイン刃16・18の可動刃23を押し上げ付勢する可動刃ばね77のばね荷重より小さく設定されている。これにより、センター刃17およびサブ刃19の固定刃26を、各メイン刃16・18の固定刃22より沈ませやすくして、肌当りをソフトにすることができる。なお、可動刃駆動構造D1・D2の構成部品の内、モーター3を除く各部材はケース体15の内部に収容されて、ケース体15の上面をシールするパッキン(図示していない)で封止されており、各連結ピン57・58・59・60のみがパッキンを貫通して、各可動刃23・27に駆動レバー55・56の揺動動作を伝動する。
Connecting pins (connectors) 57 and 58 for transmitting the reciprocating motion of the
ひげ剃り時には、前側の可動刃駆動構造D1の駆動レバー55と、後側の可動刃駆動構造D2の駆動レバー56をモーター動力で同時に揺動駆動して、4個の各可動刃23・27を往復駆動する。このとき、モーター3の回転方向は、一方向(図1に向かって時計回転方向)であるので、各駆動構造D1・D2における駆動レバー55・56は、互いに逆向きに同期した状態で揺動駆動され、前側の切断刃群C1の可動刃23・27と、後側の切断刃群C2の可動刃23・27は、互いに逆向きに往復駆動される。そのため、前後の可動刃23・27が往復移動するときの振動を互いに打消し合って肌面に不快な振動が作用するのを解消でき、より滑らかにひげ切断を行うことができる。
At the time of shaving, the
また、図10に示すように、各可動刃23・27は、対応する固定刃22・26に対して左右に往復移動しながら、僅かに前後移動する。そのため、各可動刃23・27は、固定刃22・26に捕捉されたひげを、引切り作用を発揮して、ひげ切断を円滑にしかも的確に行える。また、前側の切断刃群C1においては、駆動レバー55の揺動中心軸68の中心から各連結ピン57・58の中心までの前後距離が異なるため、揺動中心軸68に近い側の可動刃23の左右の往復ストロークS1、および前後移動量T1は、揺動中心軸68から遠い側の可動刃27の左右の往復ストロークS2、および前後移動量T2に比べて小さくなる。後側の切断刃群C2においても同様の差が生じる。
Moreover, as shown in FIG. 10, each
詳しくは、前側の切断刃群C1においては、センター刃17の可動刃27の左右ストロークS2と前後移動量T2と往復速度が、第1メイン刃16の可動刃23の左右ストロークS1と前後移動量T1と往復速度より大きくなる。そのため、センター刃17で長毛やくせ髭を効果的に切断したのち、前後に隣接する各メイン刃16・18で短毛を効果的に仕上げ切断できる。また、後側の切断刃群C2においては、第2メイン刃18の可動刃23の左右ストロークS2と前後移動量T2と往復速度が、サブ刃19の可動刃27の左右ストロークS1と前後移動量T1と往復速度より大きくなる。後側の切断刃群C2におけるサブ刃19の可動刃27を駆動する連結ピン60と揺動中心軸69の中心間距離は、第2メイン刃18の可動刃23を駆動する連結ピン59と揺動中心軸69の中心間距離より小さい。そのため、サブ刃19の可動刃27には、第2メイン刃18の可動刃23に比べて、より大きな揺動トルクが作用する。そのため、刃穴の開口面積が大きなサブ刃19の固定刃26に捕捉された長毛やくせ毛を効果的に切断して、効率よくひげ切断を行える。
Specifically, in the front cutting blade group C1, the left and right stroke S2 and the back-and-forth movement amount T2 of the
上記のように構成した電気かみそりは、センター刃17およびサブ刃19の固定刃26がスリット刃として構成してあるため肌当りが悪く、網刃構造の固定刃22に比べて滑らかな肌当り感が得られにくい。しかも、全ての可動刃23・27が前後に振動するので、ひげ剃り後にヒリヒリ感を生じやすい傾向がある。こうした使用感を改善し、滑らかな肌当り感を得るために、各メイン刃16・18の固定刃22の左右両端と、センター刃17およびサブ刃19の固定刃26の左右両端のそれぞれに、肌当り突部81〜84を設けている。具体的には、各メイン刃16・18の固定刃22を支持する固定刃フレーム24において、左右の側端枠24aの上端に各固定刃22の頂部より上方へ突出する肌当り突部81・83を設けている。また、センター刃17およびサブ刃19の固定刃26を支持する固定刃フレーム28において、左右の側端枠28aの上端に各固定刃26の頂部より上方へ突出する肌当り突部82・84を設けている。
The electric razor configured as described above has poor skin contact because the fixed
上記の寸法関係を整理すると図11に示す通りとなる。まず、可動刃23・27の往復移動方向と平行で、可動刃23・27の摺動面より下方に位置する仮想基準線Pを想定する。この仮想基準線Pから、粗剃り用のセンター刃17およびサブ刃19の固定刃26に設けた肌当り突部82・84の頂部までの上下高さをH1とし、仮想基準線Pから仕上げ剃り用の第1、第2のメイン刃16・18の固定刃22に設けた肌当り突部81・83の頂部までの上下高さをH2とするとき、不等式(H1>H2)を満足するように各肌当り突部81〜84を配置する。また、仮想基準線Pから仕上げ剃り用の第1、第2のメイン刃16・18の固定刃22の頂部までの上下高さをH3とし、仮想基準線Pから粗剃り用のセンター刃17およびサブ刃19の固定刃26の頂部までの上下高さをH4とするとき、不等式(H3≧H4)を満足するように各固定刃22・26を配置する。なお、仮想基準線Pから仕上げ剃り用の第1、第2のメイン刃16・18の固定刃22の頂部までの上下高さH3は、仮想基準線Pから仕上げ剃り用の第1、第2のメイン刃16・18の固定刃22に設けた肌当り突部81・83の頂部までの上下高さH2より僅かに小さく設定してある(H2>H3)。
The above dimensional relationship is arranged as shown in FIG. First, a virtual reference line P is assumed that is parallel to the reciprocating direction of the
上記のように、肌当り突部82・84を肌当り突部81・83より上方に突出させ、さらに、固定刃22の頂部を固定刃26の頂部より上方に位置させると、肌面がセンター刃17およびサブ刃19の固定刃26に先当りするのを解消して、肌面が後者の固定刃26のスリット内に大きく落ち込むのを解消できる。従って、ひげ剃り時の肌当り感を滑らかなものとして、ひげ剃り後にヒリヒリ感が生じるのを解消できる。
As described above, when the
通常のひげ剃り時には、かみそりヘッド2を各可動刃23・27の往復動方向と直交する前後方向へ移動させるが、かみそりヘッド2を各可動刃23・27の往復動方向に沿って移動させながらひげ切断を行うことがある。こうした場合に、各固定刃22・26を円滑に沈み込ませて肌当りをソフトなものとするために、かみそりヘッド2を前後方向から見るときの肌当り突部81〜84に、頂部から側端部にわたって下り傾斜する肌当り傾斜面85・86を形成している。この実施例では、第1メイン刃16、センター刃17、および第2メイン刃18に設けた肌当り傾斜面85を、頂部から側端へ向かって下り傾斜状に形成し、その上下端を丸めるようにした。
During normal shaving, the
図12に示すように、サブ刃19の肌当り傾斜面86は、外突湾曲面状の傾斜面で形成して、その左右中央の溝80内に配置した金属製のローラー87が肌当り突起84として機能するようにした。ローラー87はピン88で水平軸回りに回転自在に軸支されており、その周面は外突湾曲面状の傾斜面86と面一になっている。図13に示すように、ローラー87の後部周面を固定刃ホルダー14の後面側に突出させるために、固定刃ホルダー14の後枠の左右両側にローラー窓(切欠部)89が形成されている。図5および図11に示すように、ローラー87の後部周面および傾斜面86からなる肌当り突部84aが固定刃26の後面より後方へ突出させてあるので、肌当り突部84a、つまりローラー87の後部周面および傾斜面86を肌面に先当りさせて、肌面が固定刃26のスリットに直接押付けられるのを解消し、サブ刃19の肌当りをソフトなものとすることができる。ローラー87を利用して肌面にプラス極性とマイナス極性の微弱電流を供給するために、本体ケース1の内部に電流供給源90を設け、電流供給源90から導出したリード線91をピン88に接続している。微弱電流は、モーター3が運転状態にあるとき、ピン88を介してローラー87に出力されて、肌面に電流刺激を付与する。
As shown in FIG. 12, the skin contact inclined
上記の肌当り傾斜面85・86の傾斜下端は、固定刃ホルダー14のホルダー側枠14aの頂部より下方に位置させている。これは、肌当り傾斜面85・86の傾斜下端が肌面に食い込むのを防いで、肌当り感を滑らかにするためである。図6、図12に示すように、かみそりヘッド2を前後方向から見るときのホルダー側枠14aの上部には、頂部の側から側端部の側にわたって下り傾斜するホルダー傾斜面94が形成されている。このホルダー傾斜面94を通り、固定刃22・26の上方へ延びる仮想傾斜面Qを想定するとき、先の肌当り傾斜面85・86は仮想傾斜面Qより下方に位置している。これは、ホルダー側枠14aの上方に突出する肌当り傾斜面85・86が、ホルダー傾斜面94よりも先に肌面に当たるのを避けて、肌当り感を滑らかにするためである。
The inclined lower ends of the skin contact inclined surfaces 85 and 86 are positioned below the top of the
先に説明した肌当り突部82・84は、センター刃17、サブ刃19の固定刃26より上側へ突出しているため、肌当り突部82・84が固定刃26に先行して肌面に当たって、肌面を大きく凹ませてしまうおそれがある。こうした事態を避けるために、センター刃17、サブ刃19の固定刃フレーム28の側端枠28aと固定刃26の間の内隅部に、固定刃26の側端外面を覆う緩衝部95を形成している。図12および図13に示すように、緩衝部95には、肌当り突部84から固定刃26へ向かって下り傾斜する緩衝傾斜面96が形成されており、この傾斜面96は固定刃26の前上隅から上面を経て後面に至る状態で形成されている。
Since the
以上のように構成した電気かみそりによれば、4個の切断刃16〜19の各可動刃23・27を可動刃駆動構造D1・D2で左右および前後に往復駆動するので、ひげ切断時の可動刃23・27に引切り作用を発揮させて、ひげ切断を円滑にしかも的確に行うことができる。また、各切断刃16〜19の固定刃フレーム24・28の側端枠24a・28aに肌当り突部81〜84を設けて、肌面がセンター刃17およびサブ刃19の固定刃26に食い込むのを規制するので、ひげ剃り時の肌面に対する負担を軽減できる。さらに、肌面を肌当り突部81〜84で受け止めて、肌面が粗剃り用の切断刃17・19の固定刃26に強く押付けられるのを規制できるので、可動刃23・27が前後振動することに伴う、ひげ剃り後のヒリヒリ感を解消でき、全体として電気かみそりの使用感を改善し、滑らかな肌当り感を得ることができる。
According to the electric shaver configured as described above, the
以下に可動刃駆動構造の別の実施例、および肌当り突部の別の実施例について説明する。各実施例においては、主に実施例1と異なる構造や機能を説明し、同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
(実施例2) 図14は切断刃群C1・C2と可動刃駆動構造D1・D2を変更した実施例2を示す。そこでは、前側の切断刃群C1を3個の切断刃16・17・20で構成し、後側の切断刃群C2を2個の切断刃18・19で構成した。また、前側の駆動レバー55に固定した3個の連結ピン57・58・61の中心間距離L2と、前側の揺動中心軸68の中心と同中心軸68に最も近い連結ピン57の中心間距離L1を同じに設定した。中心間距離L1・L2を1とするとき、後側の駆動レバー56に固定した2個の連結ピン59・60の中心間距離L3は1.2とし、後側の揺動中心軸69の中心と同中心軸69に最も近い連結ピン60の中心間距離L4は1.5とした。
Hereinafter, another embodiment of the movable blade driving structure and another embodiment of the skin contact protrusion will be described. In each embodiment, the structure and function different from those in the first embodiment are mainly described, and the same members are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted.
(Example 2) FIG. 14: shows Example 2 which changed cutting blade group C1 * C2 and movable blade drive structure D1 * D2. In this case, the front cutting blade group C1 is composed of three cutting
上記のように、各切断刃16〜20に対応する連結ピン57〜61等の中心間距離L1〜L4が大小に異ならせていると、揺動中心軸68・69からの距離に応じて、可動刃23・27の左右ストロークSと前後移動量T、および往復速度と揺動トルクを大小に異ならせることができる。このように実施例2では、各連結ピン57〜61の配置位置を異ならせることにより、前後の駆動レバー55・56における各連結ピン57・58・61・59・60と揺動中心軸68の間の前後距離を全て異ならせて、5個の可動刃23・27の駆動位置が異なるようにした。図14では、前側の切断刃群C1を、2個のメイン刃からなる切断刃16・20と、これら両者の間に配置したセンター刃からなる切断刃17で構成したが、メイン刃とセンター刃の組み合わせは必要に応じて自由に変更できる。例えば、3個のメイン刃のみで前側の切断刃群C1を構成してもよい。同様に、後側の切断刃群C2は、2個のメイン刃のみ、あるいは2個のサブ刃のみで構成してあってもよく、そのことは以下の実施例についても同じとする。
As described above, if the center-to-center distances L1 to L4 of the connecting
(実施例3) 図15は切断刃群C1・C2と可動刃駆動構造D1・D2を変更した実施例3を示す。そこでは、前側の切断刃群C1と後側の切断刃群C2を実施例1と同様に構成するが、後側の駆動レバー56を、モーター3の中心軸線と直交するかみそりヘッド2の前後中心軸に対して傾斜させる点が、実施例1の可動刃駆動構造D2と異なる。また、前側の駆動レバー55を駆動する偏心カム62を上側に、後側の駆動レバー56を駆動する偏心カム63を下側に設けている。なお、実施例1および2の可動刃駆動構造D1・D2においては、各偏心カム62・63のカム中心とモーター3の出力軸3aの軸中心が、モーター3の中心軸線と直交するかみそりヘッド2の前後中心軸上にあるとき、前後の駆動レバー55・56は、かみそりヘッド2の前後中心軸に沿って直線状に重なる。しかし、この実施例3においては、前後の駆動レバー55・56がかみそりヘッド2の前後中心軸に沿って直線状に重なることはない。
(Example 3) FIG. 15: shows Example 3 which changed cutting blade group C1 * C2 and movable blade drive structure D1 * D2. Here, the front cutting blade group C1 and the rear cutting blade group C2 are configured in the same manner as in the first embodiment, but the
上記のように、後側の駆動レバー56の揺動中心軸69の中心位置が、前側の揺動中心軸68の中心位置に対して左右いずれかへずらしていると、後側の駆動レバー56で駆動される可動刃23・27の前後移動量Tを、前側の駆動レバー55で駆動される可動刃23・27の前後移動量Tに比べて大きくすることができる。反面、各揺動中心軸68・69から連結ピン57〜60までの中心間距離が同じ条件で設定されている場合には、後側の駆動レバー56で駆動される可動刃23・27の左右ストロークSは、前側のそれに比べて小さくなる。
As described above, when the center position of the
(実施例4) 図16は可動刃駆動構造D1・D2を変更した実施例4を示す。そこでは、前後の揺動中心軸68・69の中心位置が、かみそりヘッド2の前後中心軸上にあるとき、モーター3の中心位置をかみそりヘッド2の前後中心軸線の側方へずらして、前後の駆動レバー55・56のそれぞれを、かみそりヘッド2の前後中心軸に対して傾斜させるようにした。この場合の前側の切断刃群C1の可動刃23・27の動作特性と、後側の切断刃群C2の可動刃23・27の動作特性は同じであり、各駆動構造D1・D2における駆動レバー55・56は、互いに逆向きに同期した状態で揺動駆動される。
(Example 4) FIG. 16: shows Example 4 which changed movable blade drive structure D1 * D2. In this case, when the center position of the front and rear swing center axes 68 and 69 is on the front and rear center axis of the
(実施例5) 図17および図18は、切断刃群C1と可動刃駆動構造D1を変更した実施例5を示す。そこでは、かみそりヘッド2に1個の切断刃群C1のみを設けるようにした。切断刃群C1は、メイン刃18とサブ刃19で構成し、駆動レバー56の揺動中心軸69に近い側の固定刃26をスリット刃で形成した。また、揺動中心軸69に近い側の固定刃26の個々の刃穴の開口面積を、揺動中心軸69から遠い側の固定刃22の個々の刃穴の開口面積より大きく設定した。このように、固定刃26をスリット刃で形成し、さらに個々の刃穴の開口面積を大きく設定することにより、より多くの長毛やくせ毛を導入して、早剃りを行うことができる。また、揺動中心軸69に近い側の固定刃26の個々の刃穴の開口面積を大きく設定するので、より多くの長毛やくせ毛が刃穴へ導入された場合でも、駆動レバー56のモーメントアームが小さい分だけ負荷を小さくして、モーター3の負担を軽減できる。可動刃駆動構造D1は、駆動レバー56と、同レバー56に固定した2個の連結ピン59・60と、モーター3の出力軸3aに固定した偏心カム63と、駆動レバー56の下面に形成したカム溝65などで構成した。モーター3の中心位置は、前後の連結ピン59・60の前後中央に位置させている。この実施例における前後の可動刃23・27は、駆動レバー56に連動して左右方向へ同期して往復揺動するが、前側の可動刃23に比べて後側の可動刃27の揺動ストロークは小さくなる。
(Example 5) FIGS. 17 and 18 show Example 5 in which the cutting blade group C1 and the movable blade drive structure D1 are changed. In this case, only one cutting blade group C1 is provided on the
(実施例6) 図19は切断刃群C1・C2と可動刃駆動構造D1・D2を変更した実施例6を示す。そこでは、前側の切断刃群C1を3個の切断刃16・17・20で構成し、後側の切断刃群C2を3個の切断刃18・19・21で構成した。駆動レバー55は、全ての切断刃16〜21と直交する状態で1個のみ設け、その前後中央部を支軸101でシーソー揺動できるように軸支した。また、駆動レバー55の後部下面にカム溝102と、同溝102を駆動する偏心カム103を設け、偏心カム103をモーター3で回転駆動するようにした。支軸101と、同軸101に隣接する連結ピン61・59の中心間距離L1は、前後に隣接する連結ピン57〜61・66の中心間距離L1と同じにした。この実施例では、前側の切断刃群C1の可動刃23・27と、後側の切断刃群C2の可動刃23・27は、互いに逆向きに往復揺動する。
(Example 6) FIG. 19 shows Example 6 which changed cutting blade group C1 * C2 and movable blade drive structure D1 * D2. In this case, the front cutting blade group C1 is composed of three cutting
(実施例7) 図20および図21は、可動刃駆動構造D1・D2を変更した実施例7を示す。そこでは、前側の切断刃群C1を2個の切断刃16・17で構成し、後側の切断刃群C2を2個の切断刃18・19で構成した。また、前側の駆動レバー55と、後側の駆動レバー56を、前後の切断刃群C1・C2の間に設けた支軸101で揺動可能に軸支し、各駆動レバー55・56をそれぞれ専用のモーター3で実施例5と同じ構造のカム構造で揺動駆動できるようにした。この場合の可動刃駆動構造D1・D2は、それぞれ専用のモーター3・3で駆動レバー55・56を揺動駆動するので、前後のモーター3・3の駆動回転数を変更することにより、前後の切断刃群C1・C2の可動刃23・27の往復速度を自由に調整することができる。
(Example 7) FIGS. 20 and 21 show Example 7 in which the movable blade drive structures D1 and D2 are changed. In this case, the front cutting blade group C1 is composed of two cutting
(実施例8) 図22は、肌当り突部を変更した実施例8を示す。そこでは、ローラー87を肌当り傾斜面86に形成した凹部106に収容し、その上周面を肌当り傾斜面86より上方へ突出させるようにした。ただし、実施例1と同様に、ローラー87の上周面は、ホルダー傾斜面94を通る仮想傾斜面Qより下方に位置させている。上記のようにローラー87の上周面が肌当り傾斜面86より上方へ突出していると、肌当り傾斜面86より先にローラー87が肌面に当たって、肌面との摩擦力でローラー87が遊転するので、ひげ剃り時の肌当りをソフトで滑らかなものとすることができる。また、ローラー87が肌面に当たった状態では、ローラー87が転動してかみそりヘッド2を軽快に動かしながら、ひげ切断を行うことができる。
(Example 8) FIG. 22: shows Example 8 which changed the protrusion part per skin. In this case, the
(実施例9) 図23は、可動刃駆動構造D1・D2を変更した実施例9を示す。そこでは、モーター3の出力軸3aに駆動ギヤ108を固定し、同ギヤ108の前後に配置した従動ギヤ109・110に偏心カム62・63を設けて、前後の駆動レバー55・56を互いに逆向きに同期した状態で往復揺動できるようにした。なお、偏心カム62・63は、前側の偏心カム62が時計の文字盤の3時の位置にあるとき、後側の偏心カム62が9時の位置に位置するように、各従動ギヤ109・110を駆動ギヤ108に噛み合わせている。この実施例においては、偏心カム62・63とカム溝64・65が可動刃駆動構造D1・D2の動作変換機構を構成している。
Example 9 FIG. 23 shows Example 9 in which the movable blade drive structures D1 and D2 are changed. There, the
(実施例10) 図24は、可動刃駆動構造D1・D2を変更した実施例10を示す。そこでは、前後の駆動レバー55・56をリニアモーター(モーター)112で往復駆動するようにした。リニアモーター112は、前後の駆動レバー55・56の揺動先端に固定した可動磁石113と、可動磁石113と正対するヘッドベース13に配置した固定電磁石114を備えており、前後の駆動レバー55・56を必要な駆動パターンで往復駆動することができる。例えば、前後の駆動レバー55・56を互いに逆向きに同期した状態で駆動でき、あるいは前後の駆動レバー55・56の往復ストロークや、往復速度を異ならせた状態で駆動することができる。この実施例では、リニアモーター112がモーター3と動作変換構造を兼ねている。このように、本発明の電気かみそりは、リニアモーター112を動力源とする可動刃駆動構造D1・D2も含むこととする。
(Example 10) FIG. 24 shows Example 10 which changed movable blade drive structure D1 * D2. In this case, the front and rear drive levers 55 and 56 are reciprocally driven by a linear motor (motor) 112. The linear motor 112 includes a
上記の実施例では、偏心カム62・63とカム溝64・65で動作変換構造を構成したがその必要はなく、動作変換構造は、クランクと往復揺動する駆動レバー55・56、クランクとベルクランク(駆動レバー55・56に相当)、板カムとその周面に外接するベルクランクなどで構成することができる。また、上記の実施例では、連結ピン57〜61・66を駆動レバー55・56に固定したが、その必要はなく、各連結ピン57〜61・66は可動刃フレーム25・29に固定し、あるいは可動刃フレーム25・29と一体に形成してあってもよい。メイン刃16・18の可動刃23はスリット刃である必要はなく、半円状の小刃群を備える可動刃であってもよい。連結体57〜60は、ピン状に形成する以外に、中空軸状や断面が多角形状の軸で形成することができる。
In the above embodiment, the motion conversion structure is constituted by the
実施例1においては、サブ刃19にのみローラー87を設けたが、ローラー87は第1メイン刃16、センター刃17、第2メイン刃18にも設けることができる。その場合には、各切断刃16〜19に設けたローラーの後部周面および傾斜面86を肌面に先当りさせて、肌面が固定刃22・26の刃穴およびスリットに直接押付けられるのを解消して、各切断刃16〜19の肌当りをソフトなものとすることができる。また、全ての切断刃16〜19にローラー87を設け、さらに全ての切断刃16〜19を上下動可能に弾性支持すると、肌当りをさらにソフトなものとすることができる。
In the first embodiment, the
2 かみそりヘッド
13 ヘッドベース
14 固定刃ホルダー
16 第1メイン刃(切断刃)
17 センター刃(切断刃)
18 第2メイン刃(切断刃)
19 サブ刃(切断刃)
22 第1メイン刃および第2メイン刃の固定刃
23 第1メイン刃および第2メイン刃の可動刃
24 第1メイン刃および第2メイン刃の固定刃フレーム
25 第1メイン刃および第2メイン刃の可動刃フレーム
26 センター刃およびサブ刃の固定刃
27 センター刃およびサブ刃の可動刃
28 センター刃およびサブ刃の固定刃フレーム
29 センター刃およびサブ刃の可動刃フレーム
30 固定刃支持ベース
55 前側の駆動レバー
56 後側の駆動レバー
57〜60 連結ピン
62・63 偏心カム
64・65 カム溝
68・69 揺動中心軸
81〜84 肌当り突部
85・86 肌当り傾斜面
87 ローラー
C1・C2 切断刃群
D1・D2 可動刃駆動構造
2
17 Center blade (cutting blade)
18 Second main blade (cutting blade)
19 Sub blade (cutting blade)
22
Claims (22)
可動刃(23・27)を往復駆動する可動刃駆動構造(D1・D2)が、モーター(3)と、モーター(3)の動力を可動刃(23・27)に伝動する駆動レバー(55・56)、および連結体(57〜60)を備えており、
駆動レバー(55・56)は、各可動刃(23・27)の往復方向と交差する状態で配置されて、一端が揺動中心軸(68・69)で往復揺動可能に支持されており、
各可動刃(23・27)と上下に対向する駆動レバー(55・56)の長手方向の複数個所に、連結体(57〜60)が配置されており、
各連結体(57〜60)と揺動中心軸(68・69)との間の距離が異ならせてあることを特徴とする電気かみそり。 A plurality of cutting blades (16-19) having fixed blades (22, 26) and movable blades (23, 27) are arranged on the razor head (2),
A movable blade drive structure (D1, D2) for reciprocatingly driving the movable blade (23, 27) includes a motor (3) and a drive lever (55, 27) for transmitting the power of the motor (3) to the movable blade (23, 27). 56), and a coupling body (57-60),
The drive lever (55, 56) is arranged in a state intersecting with the reciprocating direction of each movable blade (23, 27), and one end thereof is supported by the swing central shaft (68, 69) so as to be reciprocally swingable. ,
Connected bodies (57-60) are arranged at a plurality of positions in the longitudinal direction of the drive levers (55, 56) facing each movable blade (23, 27) in the vertical direction,
An electric shaver characterized in that the distance between each coupling body (57 to 60) and the swing center axis (68, 69) is different.
駆動レバー(55・56)の揺動中心軸(68・69)に近い側の固定刃(22・26)の刃穴の開口面積が、駆動レバー(55・56)の揺動中心軸(68・69)から遠い側の固定刃(22・26)の刃穴の開口面積より大きく設定されている請求項1に記載の電気かみそり。 Each fixed blade (22, 26) has a blade hole for introducing a beard,
The opening area of the blade hole of the fixed blade (22, 26) on the side close to the swing center axis (68, 69) of the drive lever (55, 56) is the swing center axis (68) of the drive lever (55, 56). The electric shaver according to claim 1, wherein the electric shaver is set to be larger than the opening area of the blade hole of the fixed blade (22, 26) far from 69).
一方の切断刃群(C1)の可動刃駆動構造(D1)を構成する駆動レバー(55)と、他方の切断刃群(C2)の可動刃駆動構造(D2)を構成する駆動レバー(56)を、各可動刃駆動構造(D1・D2)で互いに逆向きに同期した状態で揺動駆動する請求項1から3のいずれかひとつに記載の電気かみそり。 A pair of cutting blade groups (C1, C2) consisting of a plurality of cutting blades (16-19) are arranged on the razor head (2), and a movable blade driving structure (for each cutting blade group (C1, C2)) ( D1 and D2) are provided,
A drive lever (55) constituting the movable blade drive structure (D1) of one cutting blade group (C1) and a drive lever (56) constituting the movable blade drive structure (D2) of the other cutting blade group (C2) The electric shaver according to any one of claims 1 to 3, wherein each of the movable blade driving structures (D1 and D2) is driven to swing in a state of being synchronized in opposite directions.
前記可動刃駆動構造(D1・D2)は、モーター(3)の回転動力を往復揺動動作に変換する動作変換構造を備えており、
各駆動レバー(55・56)を1個のモーター(3)で動作変換構造を介して同時に逆向きに揺動駆動する請求項4に記載の電気かみそり。 The swinging central axis (68) of the drive lever (55) constituting the movable blade drive structure (D1) of one cutting blade group (C1) and the movable blade drive structure (D2) of the other cutting blade group (C2) The swinging central axis (69) of the drive lever (56) constituting the motor is separated from the motor (3),
The movable blade drive structure (D1, D2) includes an operation conversion structure that converts the rotational power of the motor (3) into a reciprocating swinging operation.
The electric razor according to claim 4, wherein each drive lever (55, 56) is simultaneously driven in a reverse direction by means of a single motor (3) through a motion conversion structure.
少なくとも前後いずれか一方の駆動レバー(56)が、モーター(3)の中心軸線と直交するかみそりヘッド(2)の前後中心軸に対して傾斜させている請求項4から6のいずれかひとつに記載の電気かみそり。 One drive lever (55) and the other drive lever (56) are arranged before and after the central axis of the motor (3),
The at least one of the front and rear drive levers (56) is inclined with respect to the front and rear central axis of the razor head (2) perpendicular to the central axis of the motor (3). Electric razor.
各駆動レバー(55・56)の揺動中心軸(68・69)の軸中心から、個々の連結体(57〜60)の中心までの距離を異ならせている請求項4から7のいずれかひとつに記載の電気かみそり。 A plurality of coupling bodies (57 to 60) are arranged at a plurality of locations of one drive lever (55) and the other drive lever (56), respectively.
The distance from the axial center of the rocking | fluctuation center axis | shaft (68 * 69) of each drive lever (55 * 56) to the center of each connection body (57-60) is made different. The electric razor described in one.
仕上げ剃り用の切断刃(16・18)の固定刃(22)と可動刃(23)と、粗剃り用の切断刃(17・19)の固定刃(26)と可動刃(27)のそれぞれが、かみそりヘッド(2)で上下動可能に支持されて、ばね(31・77)で押し上げ付勢されており、
仕上げ剃り用の切断刃(16・18)の固定刃(22)の左右両端と、粗剃り用の切断刃(17・19)の固定刃(26)の左右両端のそれぞれに、各固定刃(22・26)を支持する固定刃フレーム(24・28)の側端枠(24a・28a)が設けられて、側端枠(24a・28a)の上端に各固定刃(22・26)の頂部より上方へ突出する肌当り突部(81〜84)が設けられており、
可動刃(23・27)の往復移動方向と平行で、可動刃(23・27)の摺動面より下方に位置する仮想基準線(P)を想定し、
仮想基準線(P)から、粗剃り用の切断刃(17・19)の固定刃(26)に設けた肌当り突部(82・84)の頂部までの上下高さを(H1)とし、仮想基準線(P)から仕上げ剃り用の切断刃(16・18)の固定刃(22)に設けた肌当り突部(81・83)の頂部までの上下高さを(H2)とするとき、不等式(H1>H2)を満足するように各肌当り突部(81〜84)が配置されており、
仮想基準線(P)から仕上げ剃り用の切断刃(16・18)の固定刃(22)の頂部までの上下高さを(H3)とし、仮想基準線(P)から粗剃り用の切断刃(17・19)の固定刃(26)の頂部までの上下高さを(H4)とするとき、不等式(H3≧H4)を満足するように各固定刃(22・26)が配置されている請求項4から8のいずれかひとつに記載の電気かみそり。 The cutting blade group (C1, C2) is composed of a cutting blade (16, 18) for finishing shaving and a cutting blade (17, 19) for rough shaving,
The fixed blade (22) and the movable blade (23) of the cutting blade (16/18) for finishing shaving, and the fixed blade (26) and the movable blade (27) of the cutting blade (17/19) for rough shaving, respectively. Are supported by the razor head (2) so as to be movable up and down, and are pushed up and biased by springs (31, 77),
The fixed blades (16, 18) on the left and right ends of the fixed blade (22) and the left and right ends of the fixed blade (26) of the rough shaving cutting blades (17, 19) The side edge frames (24a, 28a) of the fixed blade frame (24, 28) for supporting 22 and 26) are provided, and the tops of the fixed blades (22, 26) are arranged at the upper ends of the side edge frames (24a, 28a). Protruding per skin (81-84) that protrudes further upward is provided,
Assuming a virtual reference line (P) parallel to the reciprocating direction of the movable blade (23, 27) and positioned below the sliding surface of the movable blade (23, 27),
The vertical height from the virtual reference line (P) to the top of the protrusion (82, 84) per skin provided on the fixed blade (26) of the cutting blade (17, 19) for rough shaving is (H1), When the vertical height from the virtual reference line (P) to the top of the protruding portion (81, 83) provided on the fixed blade (22) of the cutting blade (16, 18) for finishing shaving is (H2) The protrusions (81 to 84) per skin are arranged so as to satisfy the inequality (H1> H2),
The vertical height from the virtual reference line (P) to the top of the fixed blade (22) of the cutting blade (16, 18) for finishing shaving is (H3), and the cutting blade for rough shaving from the virtual reference line (P) When the vertical height to the top of the fixed blade (26) of (17, 19) is (H4), the fixed blades (22, 26) are arranged so as to satisfy the inequality (H3 ≧ H4). The electric shaver according to any one of claims 4 to 8.
肌当り傾斜面(85・86)の傾斜下端が、固定刃ホルダー(14)のホルダー側枠(14a)の頂部より下方に位置されている請求項10、または11に記載の電気かみそり。 The fixed blade frame (24, 28) is supported by a fixed blade holder (14) removably attached to the razor head (2),
The electric shaver according to claim 10 or 11, wherein an inclined lower end of the inclined surface (85, 86) per skin is located below the top of the holder side frame (14a) of the fixed blade holder (14).
ホルダー傾斜面(94)を通り、固定刃(26)の上方へ延びる仮想傾斜面(Q)を想定するとき、前記肌当り傾斜面(85・86)が仮想傾斜面(Q)より下方に位置されている請求項10から12のいずれかひとつに記載の電気かみそり。 A holder inclined surface (94) inclined downward from the top side to the side end side is formed on the upper part of the holder side frame (14a) when the razor head (2) is viewed from the front-rear direction,
When assuming a virtual inclined surface (Q) that passes through the holder inclined surface (94) and extends above the fixed blade (26), the inclined surface (85, 86) per skin is positioned below the virtual inclined surface (Q). The electric shaver according to any one of claims 10 to 12.
粗剃り用の切断刃(19)の固定刃フレーム(28)の左右の側端枠(28a)に、前記切断刃(19)の固定刃(26)より前または後に突出する肌当り突部(84a)が形成されている請求項9から15のいずれかひとつに記載の電気かみそり。 A cutting blade (19) for rough shaving is disposed on at least one of the front end and the rear end of the razor head (2),
Protrusions per skin projecting on the left and right side end frames (28a) of the fixed blade frame (28) of the cutting blade (19) for rough shaving, before or after the fixed blade (26) of the cutting blade (19) ( The electric shaver according to any one of claims 9 to 15, wherein 84a) is formed.
一対のローラー(87)にプラス極性とマイナス極性の微弱電流を供給する電流供給源(90)が設けられている請求項20に記載の電気かみそり。 A pair of rollers (87) has conductivity,
The electric shaver according to claim 20, wherein a current supply source (90) for supplying a weak current of positive polarity and negative polarity to the pair of rollers (87) is provided.
固定刃(22・26)を支持する固定刃フレーム(24・28)が、それぞれ固定刃支持ベース(30)に装着されて、固定刃支持ベース(30)が固定刃ホルダー(14)に着脱自在に装着されており、
固定刃支持ベース(30)には左右一対の弾性変形可能な取外しアーム(46)と、同アーム(46)の係合を解除操作する一対の分離突起(47)が設けられて、取外しアーム(46)に設けた係合爪(50)が固定刃ホルダー(14)の係合凹部(49)と係合しており、
かみそりヘッド(2)のヘッドベース(13)には、ヘッドベース(13)に装着した固定刃ホルダー(14)の係合爪(43)と係脱する係合段部(41)を備えた一対の取外しボタン(36)が設けられて、取外しボタン(36)がボタンばね(37)で係合段部(41)と係合する向きに移動付勢されており、
固定刃支持ベース(30)の取外しアーム(46)の内面は、取外しボタン(36)の上部に設けた受壁(39)で受け止められて、分離突起(47)が取外しボタン(36)の上部外面から固定刃ホルダー(14)の外方へ突出しており、
一方の手指で取外しボタン(36)を掴み、他方の手指で分離突起(47)を掴んで、取外しボタン(36)と分離突起(47)をボタンばね(37)の付勢力と取外しアーム(46)の弾性力に抗して同時に押込み操作して、固定刃ホルダー(14)をヘッドベース(13)から取外し操作することを特徴とする電気かみそり。 A plurality of cutting blades (16-19) having fixed blades (22, 26) and movable blades (23, 27) are arranged on the razor head (2),
Fixed blade frames (24, 28) that support the fixed blades (22, 26) are respectively mounted on the fixed blade support base (30), and the fixed blade support base (30) is detachable from the fixed blade holder (14). It is attached to
The fixed blade support base (30) is provided with a pair of left and right elastically deformable detachable arms (46) and a pair of separation projections (47) for releasing the engagement of the arms (46). 46) engaging claws (50) provided in the engaging blades (49) of the fixed blade holder (14),
The head base (13) of the razor head (2) is provided with a pair of engagement step portions (41) that engage and disengage with the engagement claws (43) of the fixed blade holder (14) attached to the head base (13). The release button (36) is provided, and the release button (36) is moved and urged by the button spring (37) so as to engage with the engagement step portion (41).
The inner surface of the removal arm (46) of the fixed blade support base (30) is received by a receiving wall (39) provided on the upper portion of the removal button (36), and the separation projection (47) is the upper portion of the removal button (36). Projecting outward from the outer surface of the fixed blade holder (14),
The release button (36) is grasped by one finger, the separation protrusion (47) is grasped by the other finger, and the release button (36) and the separation protrusion (47) are urged by the urging force of the button spring (37) and the removal arm (46). The electric razor is characterized in that the fixed blade holder (14) is detached and operated from the head base (13) by simultaneously pushing in against the elastic force.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016007402A JP6590441B2 (en) | 2016-01-18 | 2016-01-18 | Electric razor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016007402A JP6590441B2 (en) | 2016-01-18 | 2016-01-18 | Electric razor |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017127394A true JP2017127394A (en) | 2017-07-27 |
JP2017127394A5 JP2017127394A5 (en) | 2018-12-06 |
JP6590441B2 JP6590441B2 (en) | 2019-10-16 |
Family
ID=59394171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016007402A Active JP6590441B2 (en) | 2016-01-18 | 2016-01-18 | Electric razor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6590441B2 (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110299795A (en) * | 2018-03-23 | 2019-10-01 | 博朗有限公司 | Electric driver |
JP2019528931A (en) * | 2016-09-28 | 2019-10-17 | ブラウン ゲーエムベーハー | Electric device |
CN112743584A (en) * | 2021-02-02 | 2021-05-04 | 陈光喜 | Novel razor mechanism |
WO2023189451A1 (en) * | 2022-03-28 | 2023-10-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Blade unit and electric razor |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53128094U (en) * | 1977-03-18 | 1978-10-11 | ||
JPH0654965A (en) * | 1992-08-07 | 1994-03-01 | Tokyo Electric Co Ltd | Reciprocating electric shaver |
KR20010048928A (en) * | 1999-11-30 | 2001-06-15 | 오태준 | Electric razor |
JP2010082204A (en) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | Electric shaver |
JP2010154968A (en) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | Electric shaver |
-
2016
- 2016-01-18 JP JP2016007402A patent/JP6590441B2/en active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53128094U (en) * | 1977-03-18 | 1978-10-11 | ||
JPH0654965A (en) * | 1992-08-07 | 1994-03-01 | Tokyo Electric Co Ltd | Reciprocating electric shaver |
KR20010048928A (en) * | 1999-11-30 | 2001-06-15 | 오태준 | Electric razor |
JP2010082204A (en) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | Electric shaver |
JP2010154968A (en) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | Electric shaver |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019528931A (en) * | 2016-09-28 | 2019-10-17 | ブラウン ゲーエムベーハー | Electric device |
US11331821B2 (en) | 2016-09-28 | 2022-05-17 | Braun Gmbh | Electrically driven device |
CN110299795A (en) * | 2018-03-23 | 2019-10-01 | 博朗有限公司 | Electric driver |
JP2019166313A (en) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | ブラウン ゲーエムベーハー | Electrical driving device |
US10786913B2 (en) | 2018-03-23 | 2020-09-29 | Braun Gmbh | Electrically driven device |
CN110299795B (en) * | 2018-03-23 | 2022-02-11 | 博朗有限公司 | Electric drive device |
CN112743584A (en) * | 2021-02-02 | 2021-05-04 | 陈光喜 | Novel razor mechanism |
WO2023189451A1 (en) * | 2022-03-28 | 2023-10-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Blade unit and electric razor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6590441B2 (en) | 2019-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6590441B2 (en) | Electric razor | |
KR200409341Y1 (en) | Head Moving Electric Shaver | |
JP6275501B2 (en) | Electric razor | |
JP2016168276A (en) | Electric razor | |
JP2005334370A (en) | Motor-driven instrument in which head part with member to be driven for performing reciprocating linear movement is swingable to main body part | |
JP6629600B2 (en) | Electric razor | |
US20160039102A1 (en) | Reciprocating-type electric shaver | |
JP6242713B2 (en) | Electric razor | |
JP6644557B2 (en) | Electric razor | |
JP6599244B2 (en) | Electric razor | |
JP6481009B2 (en) | Electric razor | |
JP6481010B2 (en) | Electric razor | |
JP2017127387A (en) | Electric razor | |
JP2005334371A (en) | Motor-driven instrument in which head part with member to be driven for performing reciprocating linear movement is swingable to main body part | |
JP3271938B2 (en) | Beauty equipment | |
JP6391793B2 (en) | Electric razor | |
JP6284792B2 (en) | Electric razor | |
JP3500475B2 (en) | Rotary electric razor | |
JP6481011B2 (en) | Electric razor | |
JP3992118B2 (en) | Electric razor | |
JP5780665B2 (en) | Electric razor | |
JP3872555B2 (en) | Electric razor | |
JP2000061173A (en) | Beauty equipment | |
JP2015159871A (en) | electric razor | |
JPH11151116A (en) | Beauty treatment implement |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181026 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181026 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190911 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190913 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6590441 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |