JP2017126989A - 散在した周波数割振りを行う同時信号受信機 - Google Patents

散在した周波数割振りを行う同時信号受信機 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の周波数帯でGNSS信号等を受信する方法、回路、装置を提供する。
【解決手段】方法および回路は、第1のIF信号を供給するために、第1の周波数帯内の第1の経路上の少なくとも第1のRF信号をダウンコンバートする。第2の周波数帯内の第2の経路上の少なくとも第2のRF信号を、第2のIF信号を供給するためにダウンコンバートする。第1のIF信号および第2のIF信号は、周波数領域内に散在し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる。コンバイナが、デジタル処理回路による受信のために出力信号経路上で組合せ信号を供給するために、第1のIF信号と第2のIF信号との少なくとも部分を組み合わせる。第1のIF信号または第2のIF信号は、ゼロIF(ZIF)、超低IF(VLIF)、または低IF(LIF)信号であり得る。
【選択図】図4

Description

関連出願
関連出願の相互参照
[0001]本願は、参照により本明細書に組み込まれる2013年3月8日出願の米国特許出願第13/791048号の特典を主張する。
[0002]本開示は周波数帯内の信号の処理に関する。
[0003]デバイスまたは機器と通信するために様々なワイヤレスおよび非ワイヤレス信号が使用される。信号としては、限定はしないが、電気通信信号、位置信号、データ通信信号、センサ信号、および他のタイプの信号があり得る。電気通信信号、位置信号、データ通信信号、センサ信号、および他のタイプの信号のために様々な周波数帯が使用される。これらの信号は、その周波数および他の特性に基づいて互いの間で干渉を生み出し得る。したがって、従来のシステムは、多くの場合、相異なる周波数帯内の信号のための専用信号経路を有する。
[0004]信号の一例によれば、限定はしないがグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)を含むナビゲーションシステムで、位置信号が使用される。GNSSのタイプとしては、全地球測位システム(GPS)、グローバルナビゲーション衛星システム(GLONASS)、BeiDouナビゲーションシステム、ガリレオ(Galileo)位置システム、および他の地域ナビゲーションシステムがある。
[0005]GNSSは一般に、位置信号のためにいくつかの信号搬送周波数を使用する。たとえば、GPSは現在、GHz範囲内の周波数のL1信号とL2信号とを使用している。GPSの予見された拡張は、1176.45MHzのL5信号を含み得る。いくつかのGLONASS信号もGHz範囲内に配置される(たとえば、GLONASS L1(以下R1)およびGLONASS L2(以下R2))。以下の表1は、L1、L2、R1、およびR2信号についてのパラメータを与える。ガリレオシステムは、以下の周波数を中心とする信号の使用を予見する。15742MHz(L1)、1589MHz(E1)、1561MHz(E2)、1676.45MHz(E5a)、1207.140MHz(E5b)、および1278.75MHz(E6)。表1に示され、上記で列挙される周波数帯の各々は、専用RF受信回路を必要とする。
Figure 2017126989
[0006]GNSS受信機をより多用途にし、雑音の多い環境または閉塞した環境でより安定的にするために、複数の周波数帯でGNSS信号を受信することが望ましい。たとえば、従来のGPS受信機は、L1信号が利用不能であるときにL2信号が使用され得るように、L1信号とL2信号の両方を受信する能力を含んでいた。そのような受信機は、L1信号とL2信号の両方を受信するために、別々のアナログ処理回路を使用し、または空間および時間多重化を使用していた。L1信号とL2信号とを受信するための別々の回路の使用は、受信機のサイズと、コストと、重量とを増し加える。別々の回路の使用はまた、受信機内の構成要素についてのピンカウントを増し加える別々のアナログ信号経路を必要とする。空間および時間多重化の使用は、信号の受信に関連する分解能を低下させ得る。
[0007]GNSS受信機は、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ネットブック、ラップトップ、自動車などの様々な製品に一体化されている。ナビゲーション動作により高い汎用性および安定性を与えるために、複数のタイプのGNSS受信機を製品内に含めることが望ましいはずである。たとえば、GNSSシステムの1タイプは特定のエリア内では利用可能でないことがあるか、または、あるGNSSについての信号が妨害されることがあり、別のタイプのGNSSまたは別のGNSS信号を使用することが望ましいことがある。しかし、より多くのタイプのGNSS受信機を製品に一体化することは、製品のサイズと、コストと、重量とを増し加える。たとえば、各タイプのGNSSについて別々のアナログ信号プロセッサを有することは、製品のサイズと、コストと、重量とを増し加える。各GNSSおよび各GNSS信号について別々のアナログ信号経路をさらに有することは、製品内のピンカウントを増し加え、複数のアナログ−デジタル変換器(ADC)をインターフェース製品に追加する。
[0008]例示的実施形態は方法に関する。方法は、第1のIF信号を供給するために、第1の周波数帯内の第1の経路上の少なくとも第1の信号をダウンコンバートすることを備える。方法はまた、第2のIF信号を供給するために、第2の周波数帯内の第2の経路上の少なくとも第2の信号をダウンコンバートすることをも備える。第2の信号は第2のベースバンド信号を含み得る。第1のIF信号および第2のIF信号が周波数領域内に散在し、第1の周波数帯は第2の周波数帯とは異なる。方法は、デジタル処理回路による受信のために出力信号経路上で組合せ信号を供給するために、第1のIF信号と第2のIF信号との少なくとも部分を組み合わせることをさらに備え得る。
[0009]別の例示的実施形態は回路に関する。回路は、第1のIF信号を供給するために、第1の周波数帯内の第1の経路上で第1の信号をダウンコンバートし、第2のIF信号を供給するために、第2の周波数帯内の第2の経路上で第2の信号をダウンコンバートするように構成されたダウンコンバータを備える。第1のIF信号および第2のIF信号が周波数領域内に散在し、第1の周波数帯は第2の周波数帯とは異なる。回路は、第1のIF信号と第2のIF信号との少なくとも部分を組み合わせるように構成されたコンバイナと、アナログ信号経路上に組合せ信号を出力するように構成されたドライバとをさらに備える。第1のIF信号は、いくつかの実施形態ではゼロIF(ZIF)、超低IF(VLIF)、または低IF(LIF)信号であり得る。
[0010]別の例示的実施形態は装置に関する。装置は、周波数領域内に散在した2つ以上のダウンコンバートされた信号を供給するために、2つ以上のGNSS信号をダウンコンバートするための手段と、デジタル信号プロセッサによる受信のために組合せ信号を生成するために、2つ以上のダウンコンバートされた信号を組み合わせるための手段とを備える。2つ以上のGNSS信号は、相異なる周波数帯内にあり得る。
[0011]別の例示的実施形態は、デバイス上で実行されたとき、周波数領域内に散在すべき2つ以上のGNSS信号をダウンコンバートすることを含むプロセスをデバイスに実施させるコンピュータプログラムを格納する非一時的コンピュータ可読記憶媒体に関する。プロセスは、2つ以上のGNSS信号のベースバンド信号を含む、散在した組合せ信号を生成するために、ダウンコンバートされたGNSS信号を組み合わせ得る。
例示的実施形態による、信号受信機およびその関連する環境の概略図。 例示的実施形態による、信号を受信および処理するための方法ステップのフローチャート。 例示的実施形態による、図1aに示される信号受信機のアナログ部分およびデジタル部分の概略回路図。 別の実施形態による、図1aに示される信号受信機のアナログ部分およびデジタル部分の概略回路図。 さらに別の実施形態による、図1aに示される信号受信機のアナログ部分およびデジタル部分の概略回路図。 例示的実施形態による、図1a、2a、および2cのアナログ部分によって生成され得る出力信号を示すグラフ。 別の実施形態による、図1a、2a、および2cのアナログ部分によって生成され得る出力信号を示すグラフ。 別の実施形態による、図1a、2a、および2cのアナログ部分によって生成され得る出力信号を示すグラフ。 別の実施形態による、図1aおよび2bのアナログ部分によって生成され得る出力信号を示すグラフ。 例示的実施形態による、信号を受信するための方法ステップのフローチャート。 別の例示的実施形態による、信号を受信し、デジタルに処理するための方法ステップのフローチャート。
[0023]本明細書全体にわたって、「1つの例」、「1つの特徴」、「一例」、または「1つの特徴」に対する参照は、特徴および/または例に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、特許請求される主題の少なくとも1つの特徴および/または例の中に含まれ得ることを意味する。したがって、本明細書全体にわたる様々な場所での「1つの例では」、「1つの実施形態では」、「一例」、「1つの特徴では」、または「一特徴」という語句の出現は、必ずしも同一の特徴および/または例をすべて参照するとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が、1つまたは複数の例および/または特徴で組み合わされ得る。様々な例がGPS信号および特定の周波数帯に関して以下で説明されるが、それが限定的に与えられるとは限らず、請求項は、請求項内の特定のタイプの受信機および信号に明示的に限定されるのでない限り、すべてのタイプの信号および受信機に適用可能である。
[0024]本明細書で説明される実施形態のコンテキストでは、用語「受信機」および「GNSS受信機」は、完全な独立型受信機デバイスを示し得るが、複合デバイス内に含まれるモジュール、たとえば、携帯電話もしくはセルラー電話、カーアラーム、PDA(ポータブルデジタルアシスタント)などの中のGNSS(たとえば、GPS、GLONASSなど)モジュールをも示し得る。上記の用語はまた、適切なバス、たとえばGPS PCカードによってホスティングデバイスに接続され得るプラグ接続可能デバイスをも示し得る。
[0025]用語「受信機」および「GNSS受信機」はまた、本明細書で説明される実施形態のコンテキストでは、上記で定義されるGNSS受信機(たとえば、GPS、GLONASS、BeiDouシステム、またはローカルもしくは地域ナビゲーションシステム、または他のタイプのGNSS受信機もしくは完全なモジュール)を実現するように構成された、より多くの集積回路のうちの1つを含むものと理解されたい。
[0026]図1aを参照する1つの実施形態では、通信システム100は、衛星103a〜x、基地局104、擬似衛星などから信号を受信するように構成されるデバイス120を含む。デバイス120は任意のタイプの信号処理デバイスであり得る。1つの実施形態によれば、デバイス120は、より大きい製品またはシステムに一体化され得るGNSS対応デバイスである。いくつかの実施形態では、デバイス120は、限定はしないが、セルラー電話、スマートフォン、タブレット、ラップトップコンピュータなどのポータブルデバイスであり得、本明細書で説明されない様々な他の構成要素を含み得る。
[0027]デバイス120は、アンテナ142と、アンテナ144と、受信機130とを含む。2つの別々のアンテナ142および144として示されるが、アンテナ142および144は、1つまたは複数の要素を有する単一のアンテナとして組み合わされ得る。1つの実施形態では、受信機130は、アナログフロントエンドまたはアナログ信号プロセッサ150と、デジタル信号プロセッサ170とを含む。アナログ信号プロセッサ150は、アンテナ142に関連付けられる信号経路143と、アンテナ144に関連付けられる信号経路145とに結合される。アナログ信号プロセッサ150は、アナログ信号経路160を介してデジタル信号プロセッサ170に結合される。
[0028]1つの実施形態では、有利には、デバイス120は、単一のGNSSシステムからの複数のGNSS信号、および/または複数のタイプのGNSSからの信号を処理するように構成される。1つの実施形態では、デバイス120は、同一のアナログフロントエンド(たとえば、プロセッサ150)を使用して、GPSからのL1信号とL2信号とを処理し、GLONASSからのR1信号とR2信号とを処理し得る。GPSおよびGLONASSについて言及されたが、デバイス120は、限定はしないが、BeiDouナビゲーションシステム、ガリレオ位置システム、および他の地域もしくはローカルナビゲーションシステムに関連する信号を含む、他のタイプのGNSSなどの他のソースからの信号を処理するように構成され得る。
[0029]アナログ信号プロセッサ150は、ダウンコンバータ152と、信号経路154と、信号経路156と、コンバイナ158とを含む。アナログ信号プロセッサ150は、アンテナ142および144から信号(たとえば、限定はしないが、GNSS L1/R1、L2/R2信号、および/または他の信号などの位置信号)を受信し、デジタル信号プロセッサ170のためのアナログ信号経路160でアナログ出力信号を生成するためにアナログ信号処理を実施するように構成される。デジタル信号プロセッサ170は、アナログ出力信号をデジタル信号に変換し、ナビゲーション、ターゲッティング、および/または測位動作のためにデジタル信号を処理する。1つの実施形態では、アナログ信号プロセッサ150は、デジタル信号プロセッサ170とアナログ信号プロセッサ150との間に単一のリンクまたは経路160だけがあるように、複数の異なるタイプの信号を受信し、信号を処理するように構成される。1つの実施形態では、経路160は、変調衛星信号に関連する、差分IおよびQ信号のための4つの導線経路などの複数の導線を含むことができる。あるいは、経路160は導線対または単一の導線であり得る。有利には、デバイス120の実施形態は、より小さいピンカウント、サイズ、および電力使用量に対して受信機130を最適化しながら、ナビゲーション、ターゲッティング、および/または測位動作を安定的に実施するように構成され得る。
[0030]1つの実施形態では、周波数ダウンコンバータ152は、2つ以上の信号を受信し、各信号が他のどんな信号とも重複しないように各信号を周波数領域内に散在させ得る。いくつかの例示的実施形態では、周波数ダウンコンバータ152は、第1の信号のベースバンド信号を、ゼロIF(ZIF)(たとえば、0MHz)、超低IF(VLIF))(たとえば、±1MHz)、または低IF(LIF)0MHz(ZIF)(たとえば、±3MHz)に配置するように構成される。この実施形態では、第1の信号のベースバンド信号は、第2の信号から離れて散在し得る。第1の信号が経路154上でコンバイナ158に送信され、第2の信号が経路156上でコンバイナ158に送信される。1つの実施形態では、コンバイナ158は、アナログ信号プロセッサ150とデジタル信号プロセッサ170との間のインターフェース線(および/またはピン)の数を削減するために、ベースバンド(BB)信号(たとえば、L1/R1およびL2/R2 BB信号)を含む組合せ信号を経路160上で送達する。1つの実施形態では、コンバイナ158は、図3aに示されるように信号が周波数領域で依然として分離されるように信号を組み合わせる。コンバイナ158は、電圧領域または電流領域で経路154および156上の信号を組み合わせ得る。コンバイナ158は、経路160上の信号をデジタル信号プロセッサ170内のアナログ−デジタル変換器に出力し得る。例示的な一実施形態では、デジタル信号プロセッサ170は、アナログ信号プロセッサ150とは異なる物理チップ上に配置され得る。あるいは、デジタル信号プロセッサ170は、アナログ信号プロセッサと同一のチップ上に配置される。1つの実施形態では、コンバイナ158はベースバンド電流モードコンバイナであり得る。
[0031]1つの実施形態によれば、デバイス120は、いくつかのGNSS信号が妨害されている、干渉している、またはナビゲーション、ターゲッティング、および/または測位動作には不十分であると決定するように構成され得る。例示的な一実施形態では、L1/R1帯内の位置信号が妨害され、または不十分な信号品質を有し得る。それに応答して、1つの実施形態では、デバイス120は、引き続きデバイスの位置を決定するために、L2/R2帯が必要であると決定し得、アナログ信号プロセッサ150は、多重化および信号劣化なしに、受信した信号をL2/R2帯内で供給し得る。別の実施形態では、L2/R2帯は、L1/R1妨害信号のない状態で使用され得る。
[0032]様々な他のタイプの送信機からの信号は、GNSS信号を妨害し、またはGNSS信号と干渉し得る。たとえば、L1信号が、限定はしないが、788MHzの信号の第2高調波(B13/14)、1851MHz(PCS)と1783MHz(AWS)とによる相互変調信号、2.4GHz(WLAN)と825MHz(セル)とによる相互変調信号などの他の信号によって妨害または干渉され得る。L1/R1妨害は、同時L1/L2および/またはR1/R2受信によって回避され得る。L2干渉回避の結果、妨害対抗および差分GNSS(たとえば、GPS)解決策が生じ得る。しかし、同時L1/L2信号受信により、従来の受信機内の面積と、使用される電力と、ピンとの増大が生じ得る。1つの実施形態では、有利には、散在した周波数割振りのために構成された局部発振器(LO)を備えるダウンコンバータがアナログプロセッサ150で使用される。1つの実施形態では、アンテナ142および144からの信号が、L2信号についてのベースバンド信号が中間周波数信号(IF)の周波数領域内のL1および/またはR1信号についてのベースバンド信号間に配置されるようにLO周波数を適切に選ぶことによってダウンコンバートされ得る。
[0033]図1bを参照すると、信号を処理するための方法180のフローチャートが例示的な一実施形態に従って示されている。1つの実施形態では、信号は、1つまたは複数のGPS信号を含むGNSS位置信号であり得るが、任意のタイプの信号が方法180で利用され得る。方法180は、アナログプロセッサ150で実装され得るステップ182を含む。1つの実施形態では、ステップ182は、ダウンコンバータ205(図2a)、ミキサ243および244(図2b)、あるいはミキサ283および284(図2c)によって実装され得る。ステップ182では、1つの実施形態では、ダウンコンバータは、2つの信号の一方をLIF、VLIF、またはZIF信号にダウンコンバートし、2つの信号の他方をIF信号にダウンコンバートするために局部発振器混合方式を使用する。局部発振器周波数は、信号を適切な周波数帯に適切にダウンコンバートするように選ばれる。ステップ184では、1つの実施形態では、アナログ信号プロセッサが、デジタル信号プロセッサによる受信のために出力信号経路上に組合せ信号を供給するために、第1のIF信号と第2のIF信号との少なくとも部分を組み合わせる。ステップ186では、1つの実施形態では、共通アナログ−デジタル変換器(ADC)が組合せIF信号を受信した後、デジタル信号プロセッサが信号を同時にフィルタ処理および復調し得る。1つの実施形態では、組合せ信号が、電流モードで動作する共通ドライバまたは増幅器によってADCに供給され得る。別の実施形態では、ドライバは電圧モードで動作し得る。
[0034]図2aを参照すると、受信機130は、アナログ信号プロセッサ150と、アナログ信号経路161と、デジタル信号プロセッサ170とを含む。受信機130は、1つまたは複数のGNSSシステムからの信号を処理するように構成される。いくつかの実施形態では、受信機130は、GPS L1/L2帯とGLONASS R1/R2帯(たとえば、アナログ信号の2つ以上または4つ以上の異なる帯域幅)とを処理するように構成される。
[0035]相異なる帯域幅の信号を処理した後、アナログ信号プロセッサ150は、デジタル信号プロセッサ170に送達されるアナログ信号経路161上に単一の信号を生成し得る。1つの実施形態では、アナログ信号経路161は、差分信号についての単一の導線または1対の導線を有し得る。アナログ信号プロセッサ150は、1つまたは複数のフロントエンド回路201、203と、周波数ダウンコンバータ205と、2つ以上のフィルタ210および212(たとえば、ベースバンドまたはIFフィルタ)と、コンバイナ214と、出力ドライバ216(たとえば、ベースバンドまたはIF出力ドライバ)とを含む。デジタル信号プロセッサ170は、デジタルダウンコンバータ221によってダウンコンバートされる単一のデジタル信号を生成する単一のアナログ−デジタル変換器220を含む。ベースバンドプロセッサ224、226、228、230、および232は、デジタルダウンコンバータ221によって生成される出力から、適切なタイプの元の帯域幅を有する信号を抽出するように構成される。いくつかの実施形態では、ベースバンドプロセッサ224、226、228、230、および232は、本来は4つ以上の異なるアナログ帯に属したデジタル信号を抽出するように構成される。システム基準と設計仕様とに応じて、より少数または多数のベースバンドプロセッサが利用され得る。
[0036]1つの実施形態では、2つの信号が、フロントエンド回路201および203によって経路143および145で受信される。1つの実施形態では、経路143および145上の信号は、アンテナ142および144から同時に受信され得る。1つの実施形態では、フロントエンド回路201および203は、同時に受信した信号(たとえば、L1/R1およびL2/R2信号などのRF信号)を増幅し得る。いくつかの実施形態では、フロントエンド回路201および203は、(たとえば、周波数ダウンコンバージョンフィルタの前の)前置フィルタと、低ノイズ増幅器(LNA)と、利得回路とを含み得る。前置フィルタは、L1/R1およびL2/R2帯に対して中心が置かれ得る。他の実施形態では、RFフロントエンド回路201および203がアンテナ142および144とともに配置され得る。
[0037]ダウンコンバータ205は、2つの異なる局部発振器を使用し、または同一の局部発振器を使用して、ダウンコンバージョン周波数が回路201および203からの信号をダウンコンバートするように修正される。1つの実施形態では、信号は、ベースバンドまたは中間周波数(IF)にダウンコンバートされ、経路207および209上に供給される。1つの実施形態では、経路207および209上の信号の一方が、ゼロIF(ZIF)、超低IF(VLIF)、または低IF(LIF)信号となるようにダウンコンバートされ、他方の信号が、−25MHzから+24MHzの間の、ZIF、VLIF、およびLIF範囲外の周波数範囲にダウンコンバートされる。代替周波数範囲としては、−20.6MHzから+16MHz、−18.6MHzから+14MHz、−14.6MHzから+12MHzなどがある。1つの実施形態では、ダウンコンバータ205は、ZIF、VLIF、またはLIFスペクトルのうちの1つを使用して、ダウンコンバートされたL2周波数をダウンコンバートされたL1およびR1周波数スペクトルの間に散在させるように構成される。1つの実施形態では、図1、図2a、および図2cに示される回路は、正と負の両方の周波数を有するアナログ信号を生成する。図2bに示される回路は、正の周波数を有するアナログ信号を生成する。1つの実施形態では、図2bに示される回路は、図3dを参照しながら論じられるように、負の周波数を有する信号を生成することに失敗する。
[0038]1つの実施形態では、周波数ダウンコンバータ205は、2つ以上のGNSS信号を受信し、各信号が任意の他の信号と重複しないように各信号を周波数領域内に散在させ得る。いくつかの例示的実施形態では、周波数ダウンコンバータ205は、L2信号のベースバンド信号(L2 BB信号)を0MHz(ZIF)、±1MHz(VLIF)、または±3MHz(LIF)に配置するように構成される。この実施形態では、L1信号のベースバンド信号(L1 BB信号)は、L2 BB信号から離れて散在し得る。
[0039]1つの実施形態では、経路207および209はそれぞれ、ダウンコンバートされた信号のIおよびQ成分についての2つのワイヤ経路、またはダウンコンバートされた信号のIおよびQ成分についての4つのワイヤ差分経路であり得る。1つの実施形態では、ダウンコンバート後、ダウンコンバートされた信号は、経路207および209上でそれぞれフィルタ210および212によってフィルタ処理され、コンバイナ214によって組み合わされる。1つの実施形態では、フィルタ210および212は、ZIF、VLIF、またはLIF信号を選択的に通過させるための低域、帯域、高域フィルタであり得る。1つの実施形態では、フィルタ210および212の一方はベースバンド、あるいはZIF、VLIF、またはLIFフィルタであり、フィルタ210および212の他方は、LIFからIFの間の範囲を有するフィルタである。コンバイナ214は、電流モードベースバンドフィルタまたは電圧モードコンバイナであり得る。
[0040]1つの実施形態では、フィルタ210は、周波数ダウンコンバータ205から受信したL2および/またはR2信号から高周波ジャマーおよび高調波を除去する。1つの実施形態では、フィルタ212は、周波数ダウンコンバータ205から受信したL1および/またはR1信号から高周波ジャマーおよび高調波を除去する。
[0041]経路211および213上の信号がコンバイナ214によって組み合わされ、得られる信号が、経路215を介して出力ドライバ216に供給される。ドライバ216は、デジタル信号プロセッサ170による受信のために組合せ信号を経路161に供給する。アナログーデジタル変換器220は、ベースバンドプロセッサ224、226、228、230、および232によって処理するために、経路161上のアナログ信号をデジタル信号に変換する。
[0042]この実施形態では、L1 BB信号は、0MHzから−13.6MHzに位置し得る。別の実施形態では、ダウンコンバータ205は、L1 BB信号を0MHzに、L2 BB信号を−13.6MHzに配置し得る。他の実施形態では、散在するとは、2つ以上の信号がダウンコンバートされた後、各信号が任意の他の信号の帯域幅と重複しないことを意味し得る。いくつかの実施形態では、散在した信号は、周波数領域内で互いに重複しない。ダウンコンバータ205は、元のRF信号の周波数を低減するための整合周波数を有する信号を生成するようにそれぞれ構成される1つまたは複数の局部発振器を含み得る。たとえば、L2 BB信号を1227.6MHzからVLIF +1MHz信号にダウンコンバートするために、1つの実施形態では、ダウンコンバータ205内の局部発振器は、+1MHz信号だけが残るように、1226.6MHzの周波数を有する信号を生成するように構成される。前述のように、図1a、図2a、および図2cに示される回路は、正と負の両方の周波数を有するアナログ信号を生成する。1つの実施形態では、図2bに示される回路は、正の周波数を有するアナログ信号を生成する。1つの実施形態では、図2bに示される回路は、図3dに示されるように負の周波数を有する信号を生成することに失敗する。
[0043]コンバイナ214は、アナログ信号プロセッサ150とデジタル信号プロセッサ170との間のインターフェース線(および/またはピン)の数を削減するために、BB信号(たとえば、L1/R1およびL2/R2 BB信号)を含む組合せ信号を経路215上で送達する。1つの実施形態では、コンバイナ214は、図3aに示されるように信号が周波数領域で依然として分離されるように信号を組み合わせる。コンバイナ214は、電圧領域または電流領域で信号211および213を組み合わせ得る。コンバイナ214は、経路215上の信号を出力ドライバ216に出力し得、出力ドライバ216は、経路161を介してアナログ信号を変換器220のアナログ−デジタル変換器入力に出力する。例示的な一実施形態では、デジタル信号プロセッサ170は、アナログ信号プロセッサ150とは異なる物理チップ上に配置され得る。1つの実施形態では、コンバイナ214はベースバンド電流モードコンバイナであり得る。
[0044]1つの実施形態では、アナログ出力経路161はL1/R1 BB信号とL2/R2 BB信号の両方を送達する。いくつかの実施形態では、アナログ経路161は直交(IおよびQ)BB信号を供給する。他の実施形態では、経路161は、信号を並列に送達する複数の物理接続を含むバスであり得る。別の実施形態では、経路161は、デジタル信号プロセッサ170内のアナログ−デジタル変換器220と、アナログ信号プロセッサ150内の出力ドライバ216とを接続する単一のワイヤまたは差分経路であり得る。1つの実施形態では、信号が受信されるとき、L1/R1およびL2/R2 BB信号は空間多重化または時間多重化されない。
[0045]デジタル信号プロセッサ170は、アナログ−デジタル変換器(ADC)220と、ベースバンドプロセッサ224、226、228、230と、他のプロセッサ232とを含む様々な構成要素を含む。前述のように、デジタル信号プロセッサ170は、アナログ信号プロセッサ150とは異なる物理チップ上に配置され得る。アナログ−デジタル変換器(ADC)220は、GNSSを備えるすべての位置信号を処理するように構成されたGNSSアナログ−デジタル変換器であり得る。他の実施形態では、ADC220はサブサンプリング変換器ではなく、その代わりに、ADC220は、ナイキストまたはオーバサンプリングレート変換器である。1つの実施形態では、デジタル信号プロセッサ170は、アナログ信号を受信する単一の入力線、差分入力線、または直交入力線を有し、受信した信号が、単一の経路ADC220に入力として供給される。アナログ信号をデジタル信号に変換した後、ベースバンドプロセッサBP(L1)224は、L1 BB帯に対応するデジタルデータを整合フィルタ処理し得る。アナログ信号をデジタル信号に変換した後、ベースバンドプロセッサBP(R1)226は、R1 BB帯に対応するデジタルデータを整合フィルタ処理し得る。アナログ信号をデジタル信号に変換した後、ベースバンドプロセッサはBP(L2)228は、L2 BB帯に対応するデジタルデータを整合フィルタ処理し得る。他のベースバンドプロセッサ232は、他のGNSS帯を整合フィルタ処理し得る。プロセッサ170は、本発明の範囲から逸脱することなく、経路161上で受信した信号に対する追加の動作を実施し得る。
[0046]プロセッサ170はアナログ信号プロセッサ150と一体化され得、プロセッサ170は、本明細書で説明する機能を実施するように設計された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、他のデバイスユニット、および/またはその組合せの中に実装され得る。プロセッサ150および/または170は、本明細書で説明するプロセスを実施するためのデータおよび/または命令の形態の情報を格納するように動作可能にされ得る任意のタイプのメモリを含み得る。限定ではなく例として、メモリは、製造品内に含まれ得、非一時的形態のメモリ、1つまたは複数の光データ記憶ディスク、1つまたは複数の磁気記憶ディスクもしくはテープなどを含み得る。
[0047]したがって、1つの実施形態では、図2aの回路は、製品のサイズと、コストと、重量とを増大させることなく、複数のタイプのGNSS受信機を製品に一体化することを含む様々な利点を達成する。たとえば、1つの実施形態では、図2aの回路は、すべてのタイプのGNSSについて単一のアナログ信号プロセッサ150を有し、したがって複数のアナログプロセッサを必要とすることによって製品のサイズと、コストと、重量とを増加しえない。さらに、1つの実施形態では、図2aの回路は、製品内のピンカウントを削減するために、すべての所望のGNSSについて単一のアナログ信号経路161を有し、インターフェース製品に対して単一のアナログ−デジタル変換器220(ADC)を使用する。
[0048]図2bは、別の実施形態による、受信機130のためのアナログ信号プロセッサ240と、デジタル信号プロセッサ271とを示す。アナログ信号プロセッサ240およびデジタル信号プロセッサ271は、上記で論じたアナログ信号プロセッサ150およびデジタル信号プロセッサ170と同様である。アナログ信号プロセッサ240は、1つまたは複数の信号を受信するように構成される回路を含む。たとえば、1つの実施形態では、アンテナ142および144(図1a)からの経路143および145上の信号が、初めにアナログ信号プロセッサ240によって受信されるものとして示されている。図2bでは2つの信号が示されているが、1つの実施形態では、アナログ信号プロセッサ240はより多くの信号を受信し得る。別の実施形態では、1つの信号線が、アナログ信号プロセッサ240に1つまたは複数の信号を供給し得る。1つの実施形態では、アンテナ142および144から受信される経路143および145上の信号が、初めにそれぞれRFフロントエンド回路241およびRFフロントエンド回路256によって受信される。RFフロントエンド回路241および256は、前述のRFフロントエンド回路201および203と同様の方式で動作し得る。
[0049]1つの実施形態では、RFフロントエンド回路241および256は、同時に受信され、継続的に量子化されたRF信号を増幅し得る。いくつかの実施形態では、RFフロントエンド回路241および256は、低ノイズ増幅器(LNA)と利得ブロックとを含み得る。他の実施形態では、RFフロントエンド回路241および256は、アンテナ142および144とともに配置され得る。いくつかの実施形態では、RFフロントエンド回路241および256は、位置信号、電気通信信号、または受信することが望まれる別のタイプの信号に対して中心が置かれるプリセレクタフィルタを含む。たとえば、回路241内のプリセレクタフィルタは、限定はしないがL2帯および/またはR2帯などの、位置信号に対して中心が置かれる周波数を有し得、回路256内のプリセレクタフィルタは、限定はしないがL1帯および/またはR1帯などの、位置信号に対して中心が置かれる周波数を有し得る。
[0050]RFフロントエンド回路241および256から得られる信号が、ミキサ243および258を使用することによって経路247および362で同相(I)信号に、ミキサ244および259を使用することによって経路248および263で直交位相(Q)信号に分割され得る。1つの実施形態では、信号をそのI成分とQ成分とに分割することにより、負の周波数における信号の処理が可能となる。
[0051]ミキサ243によって供給されるBB信号の周波数が、入力245で局部発振器信号によって制御され得る。ミキサ244によって供給されるBB信号の周波数が、入力246で局部発振器信号によって制御され得る。1つの実施形態では、ミキサ243は、同相LOとRF信号を乗算し、得られる同相信号をフィルタ249に送達する。1つの実施形態では、ミキサ244は、直交LOとRF信号を乗算し、得られる直交信号をフィルタ250に送達する。1つの実施形態では、ミキサ243および244は、ミキサ258および259に関連する周波数とは異なる周波数に、受信した信号をダウンコンバートするように構成される。他の実施形態では、ミキサ243および244は、ミキサ258および259によって供給される信号の周波数を決定することと、異なる周波数を選ぶこととに基づく周波数にダウンコンバートするように構成される。
[0052]フィルタ249(たとえば、IFまたはベースバンドフィルタ)は、ミキサ243から受信した同相L2および/またはR2信号から、高周波妨害信号と、所望の信号の高調波であり得る他の信号とを除去する。1つの実施形態では、フィルタ250(たとえば、ベースバンドまたはIFフィルタ)は、ミキサ244から受信した直交L2および/またはR2信号から、高周波妨害信号と、所望の信号の高調波であり得る他の信号とを除去する。信号をフィルタ処理した後、信号は多相フィルタ251に送達され、多相フィルタ251は、経路252上に信号を形成するためにI成分とQ成分とを組み合わせる。1つの実施形態では、経路252上の信号はコンバイナ253に送達され、またはコンバイナ253によって受信される。コンバイナ253は、図2aを参照しながら論じたコンバイナ214と同様の機能を実施する。
[0053]1つの実施形態では、フロントエンド回路256は経路145上の信号を受信する。1つの実施形態では、フロントエンド回路256は、経路257上に信号を生成するために、フロントエンド回路241と同様の方式で信号145を処理する。ミキサ258および259は、それぞれミキサ243および244と同様の方式で信号を処理する。ミキサ258および259は、それぞれの入力260および261で局部発振器信号を受信し、信号のダウンコンバージョンを実施し、信号をそのI成分とQ成分とに分離し得る。ミキサ258および259は、ミキサ243および244に関連する周波数とは異なる周波数に信号をダウンコンバートし得る。経路257上の信号をダウンコンバートおよび分離した後、経路262および263上の信号が、それぞれのフィルタ264および265に送達される。フィルタ264および265(たとえば、IFまたはベースバンドフィルタ)は、フィルタ249および250と同様の機能を実施する。フィルタ264および265からの信号は多相フィルタ266に送信される。多相フィルタ266は、多相フィルタ251に関して上記で論じたのと同様の機能を実施する。多相フィルタ266は、コンバイナ253に供給される経路267上に信号を生成する。
[0054]1つの実施形態によれば、経路252および267上の信号を受信した後、コンバイナ253は、上記で説明したコンバイナ214と同様のプロセスで、2つの信号の電流組合せを実施する。1つの実施形態によれば、コンバイナ253は、散在し、周波数領域で重複しない2つの信号を組み合わせる。経路254上の信号は出力ドライバ255に送達され得、出力ドライバ255は、経路143および145に関連する両方のBB信号を組み合わせる単一の信号経路を生成し得る。
[0055]アナログ信号経路270は、単一のアナログ出力経路270上で、経路143および145に関連する両方のBB信号(たとえば、L1/R1およびL2/R2 BB信号)を送達する。いくつかの実施形態では、経路270は、単一のワイヤ、差分ワイヤ対、または信号を並列に送達する複数の物理接続を含むバスであり得る。1つの実施形態では、経路270は、デジタル信号プロセッサ271内のアナログ−デジタル変換器272と、アナログ信号プロセッサ240からの出力ドライバ255とを接続する単一のワイヤであり得る。例示的な一実施形態では、信号が受信された後、経路143および145上のL1/R1およびL2/R2 BB信号は、プロセッサ240で空間多重化または時間多重化されない。経路270上の信号を受信した後、アナログ−デジタル変換器272はアナログ信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号をデジタルダウンコンバータ273に送達し得る。1つの実施形態では、デジタルダウンコンバータ273は、アナログ−デジタル変換器272からの信号をさらにダウンコンバートし得る。デジタルダウンコンバータ273は、注目の周波数帯をスペクトルの下方に移動することを可能にし、したがってサンプルレート、フィルタ要件、およびデジタル処理負荷が低減される。
[0056]したがって、1つの実施形態では、図2bの回路は、製品のサイズと、コストと、重量とを増大させることなく、複数のタイプのGNSS受信機を製品に一体化することを含む様々な利点を達成する。たとえば、1つの実施形態では、図2bの回路は、すべてのタイプのGNSSについて単一のアナログ信号プロセッサ240を有し、したがって製品のサイズと、コストと、重量とを増し加えない。さらに、1つの実施形態では、図2aの回路は、製品内のピンカウントを削減するために、すべての所望のGNSSについて単一のアナログ信号経路270を有し、単一のアナログ−デジタル変換器272(ADC)を使用する。
[0057]図2cは、アナログ信号プロセッサ280と、デジタル信号プロセッサ300とを示す。アナログ信号プロセッサ280は、フロントエンド回路281、295と、ミキサ283、284、297、および299と、ベースバンドフィルタ289、290、334、および335と、コンバイナ292、339と、アナログ出力ドライバ294および340とを含む。デジタル信号プロセッサ300は、2つ以上のI、Qアナログ−デジタル変換器342および343と、デジタル複合ダウンコンバータ344と、ベースバンドプロセッサ274、275、276、277、および278とを含む。
[0058]図2aおよび図2bに関連して上記で論じたように、フロントエンド回路281および295は、それぞれフロントエンド回路201および203と同様の方式で信号を処理する。追加または代替として、フロントエンド回路281および295は、それぞれフロントエンド回路241および256と同様の方式で信号を処理する。ミキサ283および284は、図2bを参照しながら論じたミキサ243および244と同様の方式で信号を処理する。ミキサ297および299は、図2bを参照しながら論じたミキサ258および259と同様の方式で信号を処理する。
[0059]フィルタ289および290(たとえば、ベースバンドまたはIFフィルタ)は、信号287および288を受信し、それらをフィルタ249および250と同様の方式で処理する。フィルタ334および335は、信号332および333を受信し、それらをフィルタ264および265と同様の方式で処理する。
[0060]図2cでは、図2bを参照しながら論じたようにI信号とQ信号とを組み合わせる代わりに、アナログ信号プロセッサ280は、2つ以上の異なる信号のI成分を組み合わせ、2つ以上の受信した信号のQ成分を組み合わせる2つ以上のコンバイナ(たとえば、コンバイナ292および339)を含む。コンバイナ292および339は、経路293aおよび293b上でアナログ出力ドライバ294および340に信号を供給し得る。例示的な一実施形態では、出力ドライバ294は、経路143および145上の2つの異なる信号から組み合わされたI成分を、デジタル信号プロセッサ300に送達し得る。例示的な一実施形態では、出力ドライバ340は、経路143および145上の2つの異なる信号から組み合わされたQ成分を、デジタル信号プロセッサ300に送信し得る。
[0061]デジタル信号プロセッサ300は、アナログ−デジタルコンバータ342および343と、デジタル複合ダウンコンバータ344と、ベースバンドプロセッサ274、275、276、277、および278とを含み得る。複合ダウンコンバータ344は、I成分とQ成分とを受信し、ベースバンドプロセッサ274、275、276、および278のための信号を供給する。1つの実施形態では、コンバータ344は、同相ADC342および直交位相ADC343からIF信号を受信し、ベースバンドプロセッサ274、275、276、277、および278のための、ゼロ周波数を中心とするベースバンド複合信号を供給する。デジタルダウンコンバータ221および273とは異なり、デジタル複合ダウンコンバータ344は、同相信号と直交信号などの2つの信号を受信し、ゼロ周波数を中心とするベースバンド複合信号を出力する。
[0062]したがって、1つの実施形態では、図2cの回路は、製品のサイズと、コストと、重量とを増大させることなく、複数のタイプのGNSS受信機を製品に一体化することを含む様々な利点を達成する。たとえば、1つの実施形態では、図2bの回路は、すべてのタイプのGNSSについて単一のアナログ信号プロセッサ280を有し、したがって製品のサイズと、コストと、重量とを増し加えない。さらに、図2cの回路は、製品内のピンカウントを削減するために、2つのアナログ信号経路295および341(1つは同相信号用、1つは直交信号用)を有し、2つのアナログ−デジタル変換器(ADC)342および343(1つは同相信号用、1つは直交信号用)を使用する。
[0063]図3aは、アナログベースバンド出力を周波数スペクトルで示すグラフを示す。図3aは、1つの実施形態でのアナログ出力経路160(図1a)の組合せ信号を示す。図3aに示されるように、1つの実施形態では、L2 BB信号を含むZIF、LIF、またはVLIF信号302が、−13.6MHzを中心とするL1 BB信号を含むIF信号301と、+12MHzを中心とするR1 BB信号を含むIF信号303との間に(散在して)配置される。信号302は、ZIF、VLIF、またはLIF配置に応じて異なる位置に散在し得る。図3aに示される配置では、L1信号が妨害され、または利用不能であるときであっても、受信機130はL2信号を引き続き受信し得る。
[0064]他の実施形態では、信号301、信号302、および信号303の周波数領域内の位置または配置が、切り換えられ、または交換され得る。たとえば、1つの実施形態では、L1 BB信号を含む信号が0MHzにダウンコンバートされ得、L2 BB信号を含む信号が−13.6MHzにダウンコンバートされ得、R1 BB信号を含む信号が+12MHzにダウンコンバートされ得る。別の実施形態では、L1 BB信号を含む信号が12MHzにダウンコンバートされ、L2 BB信号を含む信号が−13.6MHzにダウンコンバートされ、R1 BB信号を含む信号が0MHzにダウンコンバートされる。別の実施形態では、L1 BB信号を含む信号が−13.6MHzにダウンコンバートされ、L2 BB信号を含む信号が+13MHzにダウンコンバートされ、R1 BB信号を含む信号が0MHzにダウンコンバートされる。したがって、様々な順列(たとえば、ZIF、LIF、およびVLIFのうちの1つ場合、P(4,3)=合計24個の配置)が可能である。さらに、12.0MHzおよび−13.6MHz以外の位置が利用され得る。
[0065]他のGNSS信号が追加され、または信号301、信号302、および信号303の代わりに使用され得る。他の実施形態では、GNSS信号のうちの1つまたは複数が使用されず、たとえば、R1 BB信号を含む信号が除去され得、L2 BB信号を含む信号と、L1を含む信号とがダウンコンバートされる。一例では、L2 BB信号を含む信号が0MHzにダウンコンバートされ得、L1 BB信号を含む信号が−13.6MHzにダウンコンバートされ得る。別の例では、L1 BBを含む信号が0MHzにダウンコンバートされ得、L2 BB信号を含む信号が−13.6MHzにダウンコンバートされ得る。さらに別の実施形態では、L1 BB信号を含む信号が0MHzにダウンコンバートされ得、L2 BB信号を含む信号が13MHzにダウンコンバートされ得る。さらに別の実施形態では、L2 BB信号を含む信号が0MHzにダウンコンバートされ得、L1 BB信号を含む信号が13MHzにダウンコンバートされ得る。
[0066]図3bは、1つの実施形態でのアナログ出力経路160(図1a)の組合せ信号を示す。図3bに示されるように、1つの実施形態では、L2 BB信号を含むZIF信号701が、−13.6MHzのL1 BB信号を含むIF信号302と、+13MHzのR1 BB信号を含むIF信号703との間となるようにダウンコンバートされる。信号701は、ZIF、VLIF、またはLIF配置に応じて異なる位置に散在し得る。
[0067]図3cは、GLONASS R1 BB信号を含むIF信号803と、L1 BB信号を含むIF信号801との位置を示す一実施形態を示す。この実施形態では、信号803は−13.6MHzに位置し、信号801は+13MHzに位置し、L2 BB信号を含む信号802はZIF、VLIF、またはLIF信号である。
[0068]図3dは、GLONASS R1 BB信号を含むIF信号813と、L1 BB信号801を含むIF信号811との位置を示す一実施形態を示す。この実施形態では、信号813は+20MHzに位置し、信号811は+7MHzに位置し、L2 BB信号を含む信号812はZIF、VLIF、またはLIF信号である。1つの実施形態では、図2bに示される受信機130が、図3dに示される信号を生成する。前述のように、1つの実施形態では、図2bの受信機130は、正の周波数帯を有する信号を生成する。
[0069]図3a〜図3dには3つの信号が示されているが、より多数の信号が使用され得る。受信される各信号が、周波数領域内で散在し得る。1つの実施形態では、ダウンコンバータおよび局部発振器が、すべての他の信号の周波数に関して、信号が組み合わされるときに信号が重複しないように構成される。
[0070]図4は、例示的な一実施形態による、GNSS位置信号などの信号を処理するための方法390のフローチャートである。1つの実施形態では、GNSS位置信号は1つまたは複数のGPS信号を含む。方法390は、アナログプロセッサ150で実装され得るステップ392を含む。1つの実施形態では、ステップ392は、ダウンコンバータ205(図2a)、ミキサ243および244(図2b)、あるいはミキサ283および284(図2c)によって実装され得る。ステップ392では、第1の周波数帯内の第1のRF経路(たとえば、経路143)上の少なくとも第1のRF信号が、第1のIF信号を供給するためにダウンコンバートされる。ステップ394では、第2の周波数帯内の第2の経路(たとえば、経路145)上の第2のRF信号が、第2のIF信号を供給するためにダウンコンバートされる。ステップ394では、2つのRF信号はアナログプロセッサ150でダウンコンバートされ得る。1つの実施形態では、ステップ394は、変換器205(図2a)、ミキサ258および259(図2b)、あるいはミキサ297および299(図2c)によって実装され得る。第1の周波数帯は第2の周波数帯とは異なるものであり得る。1つの実施形態では、ステップ392および394でのダウンコンバージョンは、第1のIF信号と第2のIF信号とを周波数領域内で散在させるように実施される。1つの実施形態では、ステップ392および394でのダウンコンバージョンが同時に実施される。1つの実施形態では、第1のIF信号または第2のIF信号の一方は、ZIF、VLIF、またはLIF信号であり得る。
[0071]ステップ346では、コンバイナ214、253、292、339(図2a〜図2c)が、デジタル処理回路(たとえば、プロセッサ170、271、300)による受信のために出力信号経路(たとえば経路160)上に組合せ信号を供給するために、第1のIF信号と第2のIF信号との少なくとも部分を組み合わせ得る。
[0072]図5は、例示的な一実施形態による、GNSS位置信号などの信号を処理するための方法400のフローチャートである。1つの実施形態では、GNSS位置信号は1つまたは複数のGPS信号を含む。方法400は、ダウンコンバータ205(図2a)と、ミキサ243および244(図2b)と、ミキサ283および284(図2c)とによって実装され得るステップ410を含む。ステップ410では、第1の周波数帯内の第1のRF経路(たとえば、経路143)上の少なくとも第1のRF信号が、第1のIF信号を供給するためにダウンコンバートされる。ステップ412では、第2の周波数帯内の第2の経路(たとえば、経路145)上の第2のRF信号が、第2のIF信号を供給するためにダウンコンバートされる。第1の周波数帯は第2の周波数帯とは異なるものであり得る。ステップ412は、ダウンコンバータ205(図2a)、ミキサ258および259(図2b)、あるいはミキサ297および299(図2c)によって実装され得る。1つの実施形態では、ステップ410および412でのダウンコンバージョンは、第1のIF信号と第2のIF信号とを周波数領域内で散在させるように実施される。1つの実施形態では、ステップ410および412でのダウンコンバージョンが同時に実施される。1つの実施形態では、第1のIF信号または第2のIF信号の一方は、ZIF、VLIF、またはLIF信号であり得る。
[0073]ステップ414では、コンバイナ214、253、292、339(図2a〜図2c)が、デジタル処理回路(たとえば、プロセッサ170、271、300)による受信のために出力信号経路(たとえば経路160)上に組合せ信号を供給するために、第1のIF信号と第2のIF信号との少なくとも部分を組み合わせ得る。ステップ416では、組合せ信号が、単一経路ADCを使用してデジタル信号に変換される。ブロック418では、ベースバンドプロセッサが、ユーザデバイスのグローバル位置を決定するのに必要とされる適切な信号をデジタルダウンコンバートおよび整合フィルタ処理することによってデジタル信号を処理し得る。
[0074]開示されるプロセス中のステップの特定の順序または階層は例示的手法の一例であることを理解されたい。設計プリファレンスに基づいて、本開示の範囲内にとどまりながら、プロセス中のステップの特定の順序または階層が再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、サンプル順序での様々なステップの要素を提示し、提示される特定の順序または階層に限定されることを意味するわけではない。
[0075]様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して情報および信号が表現され得ることを当業者なら理解されよう。たとえば、上記の説明全体を通して参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップが、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表現され得る。
[0076]本明細書で開示される実施形態に関連して説明される様々な例示的論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを当業者ならさらに理解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、上記ではその機能に関して概括的に説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、それともソフトウェアとして実装されるかは、特定の応用分野およびシステム全体に対して課される設計制限に依存する。当業者は、各々の特定の応用分野について説明された機能を様々な方式で実装し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
[0077]本明細書に開示される実施形態に関連して説明される様々な例示的論理ブロック、モジュール、および回路は、本明細書で説明される機能を実施するように設計された汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せとともに実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替実施形態では、プロセッサは、任意の従来型プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数のマイクロプロセッサとDSPコア、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
[0078]本明細書で開示される実施形態に関連して説明される方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、または2つ組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、取外し可能ディスク、CD−ROM、または当技術分野で周知の任意の他の形態の記憶媒体内に常駐し得る。例示的記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替実施形態では、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内にあり得る。ASICはユーザ端末内にあり得る。代替実施形態では、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に別個の構成要素としてあり得る。
[0079]1つまたは複数の例示的実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読記憶媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして格納または送達され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の入手可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送または格納するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備え得る。さらに、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚線対、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、マイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚線対、DSL、または赤外線、無線、マイクロ波などのワイヤレス技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されているディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタルバーサタイルディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ィディスク(disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再現し、一方、ディスク(disc)は通常、データをレーザーで光学的に再現する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0080]開示される実施形態の先の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される包括的な原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示される実施形態に限定されることが意図されるものではなく、本明細書で開示される原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
[0080]開示される実施形態の先の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される包括的な原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示される実施形態に限定されることが意図されるものではなく、本明細書で開示される原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
第1のIF信号を供給するために、第1の周波数帯内の第1の経路上の少なくとも第1のRF信号をダウンコンバートすることと、
第2のIF信号を供給するために、第2の周波数帯内の第2の経路上の少なくとも第2のRF信号をダウンコンバートすることと、ここにおいて、前記第1のIF信号および前記第2のIF信号は、周波数領域内に散在し、前記第1の周波数帯は、前記第2の周波数帯と異なる、
デジタル処理回路による受信のために出力信号経路上で組合せ信号を供給するために、前記第1のIF信号と前記第2のIF信号との少なくとも部分を組み合わせることと
を備える、信号処理のための方法。
[C2]
前記第1の経路上の前記第1のRF信号は、第1のIF信号を備え、前記第2の経路上の前記第2のRF信号は、第2のIF信号を備え、前記第1のIF信号は、ゼロIF(ZIF)、超低IF(VLIF)、または低IF(LIF)信号のうちの少なくとも1つを備える、
[C1]に記載の方法。
[C3]
前記第1のIF信号は、第1のI成分と第1のQ成分とを含み、前記第2のIF信号は、第2のI成分と第2のQ成分とを含む、
[C1]に記載の方法。
[C4]
前記第1の経路上の前記第1のRF信号は、第1のI成分信号と第1のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートされ、前記第2の経路上の前記第2のRF信号は、第2のI成分信号と第2のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートされ、前記第1のI成分信号と前記第1のQ成分信号とは、前記第1のIF信号を供給するために組み合わされ、前記第2のI成分信号と前記第2のQ成分信号とは、前記第2のIF信号を供給するために組み合わされる、
[C1]に記載の方法。
[C5]
前記第1のRF信号は、第1のI成分信号と第1のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートされ、前記第2のRF信号は、第2のI成分信号と第2のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートされ、前記第1のI成分信号と前記第2のI成分信号とは、前記組合せ信号を供給するために組み合わされる、
[C1]に記載の方法。
[C6]
前記第1のQ成分信号と前記第2のQ成分信号とは、前記デジタル信号プロセッサによる受信のために第2の組合せ信号を供給するために組み合わされる、
[C5]に記載の方法。
[C7]
前記組合せ信号は、単一の信号経路上で供給される、
[C1]に記載の方法。
[C8]
前記第1の経路上の前記第1のRF信号と、前記第2の経路上の前記第2のRF信号とは、GNSS信号である、
[C1]に記載の方法。
[C9]
前記GNSS信号は、GPS、GLONASS、BeiDouシステム、およびガリレオシステムのうちの1つまたは複数からの信号である、
[C8]に記載の方法。
[C10]
第1のIF信号を供給するために第1の周波数帯内の第1の経路上の第1のRF信号をダウンコンバートすることと、第2のIF信号を供給するために第2の周波数帯内の第2の経路上の第2のRF信号をダウンコンバートすることとを行うように構成されたダウンコンバータと、ここにおいて、前記第1のIF信号および前記第2のIF信号は、周波数領域内に散在し、前記第1の周波数帯は、前記第2の周波数帯と異なる、
組合せ信号を供給するために前記第1のIF信号と前記第2のIF信号との少なくとも部分を組み合わせることを行うように構成されたコンバイナと、
アナログ信号経路上に前記組合せ信号を出力することを行うように構成されたドライバと
を備える、回路。
[C11]
前記アナログ信号経路は、デジタル信号プロセッサに接続される、
[C10]に記載の回路。
[C12]
前記第1のIF信号は、ゼロIF(ZIF)、超低IF(VLIF)、または低IF(LIF)信号である、
[C10]に記載の回路。
[C13]
前記第1の経路上の前記第1のRF信号は、L1、L2、R1、R2、L2C、E1、E2、E5a、E5b、およびE6信号のうちの少なくとも1つを備え、
前記第2の経路上の前記第2のRF信号は、L1、L2、R1、R2、L2C、E1、E2、E5a、E5b、およびE6信号のうちの少なくとも1つを備える、
[C10]に記載の回路。
[C14]
前記アナログ信号経路は単一の信号経路である、
[C10]に記載の回路。
[C15]
前記アナログ信号経路は、集積回路の端子を含む、
[C10]に記載の回路。
[C16]
前記第1のRF信号は、第1のI成分信号と第1のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートおよびフィルタ処理され、前記第2のRF信号は、第2のI成分信号と第2のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートおよびフィルタ処理される、
[C10]に記載の回路。
[C17]
前記第1のI成分信号と前記第1のQ成分信号とは、前記第1のIF信号を供給するために組み合わされ、
前記第2のI成分信号と前記第2のQ成分信号とは、前記第2のIF信号を供給するために組み合わされる、
[C16]に記載の回路。
[C18]
前記第1のI成分信号と前記第1のQ成分信号とを組み合わせ、前記第1のIF信号を供給するための第1の多相フィルタと、前記第2のI成分信号と前記第2のQ成分信号とを組み合わせ、前記第2のIF信号を供給するための第2の多相フィルタとをさらに備える、
[C16]に記載の回路。
[C19]
前記コンバイナは、電流モードコンバイナである、
[C18]に記載の回路。
[C20]
前記第1の経路上の前記第1のRF信号は、第1のI成分信号と第1のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートされ、前記第2の経路上の前記第2のRF信号は、第2のI成分信号と第2のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートされ、前記第1のI成分信号と前記第2のI成分信号とは、前記組合せ信号を供給するために組み合わされ、前記第1のQ成分信号と前記第2のQ成分信号とは、組合せQ成分信号を供給するために組み合わされる、
[C10]に記載の回路。
[C21]
前記ダウンコンバータは、前記第1のRF信号を前記第1のI成分信号と前記第1のQ成分信号とに分離するように構成された1対の局部発振器を含み、
前記ダウンコンバータは、前記第2のRF信号を前記第2のI成分信号と前記第2のQ成分信号とに分離するように構成された局部発振器のペアを含み、
前記ダウンコンバータは、アナログ信号ダウンコンバータである、
[C20]に記載の回路。
[C22]
前記周波数領域内に散在する2つ以上のダウンコンバートされた信号を供給するために、2つ以上のGNSS信号をダウンコンバートするための手段と、ここにおいて、前記2つ以上のGNSS信号は、異なる周波数帯内にある、
デジタル信号プロセッサによる受信のために組合せ信号を生成するために前記2つ以上のダウンコンバートされたIF信号を組み合わせるための手段と
を備える、装置。
[C23]
前記2つ以上のGNSS信号は、L1、R1、L2、およびR2信号を備える、
[C22]に記載の装置。
[C24]
前記組合せIF信号をアナログ−デジタル変換器(ADC)に出力するための手段をさらに備える、
[C22]に記載の装置。
[C25]
前記ダウンコンバートするための手段は、前記2つ以上のIF信号のI成分とQ成分とを組み合わせるための手段をさらに備える、
[C22]に記載の装置。
[C26]
前記出力するための手段は、単一の信号経路上に前記組合せ信号を供給し、前記単一の信号経路は、単一の信号線、単一の差分線対、または直交信号線の信号セットを備える、
[C24]に記載の装置。
[C27]
前記I成分とQ成分とを組み合わせるための手段は、第1のIF信号の第1のI成分信号と第1のQ成分信号とを組み合わせ、
前記I成分とQ成分とを組み合わせるための手段は、第2のIF信号の第2のI成分信号と第2のQ成分信号とを組み合わせる、
[C25]に記載の装置。
[C28]
前記2つ以上のダウンコンバートされたIF信号を前記組み合わせるための手段は、前記第1のIF信号と第2のIF信号とを組み合わせる、
[C27]に記載の装置。
[C29]
前記2つ以上のダウンコンバートされたIF信号を前記組み合わせるための手段は、前記2つ以上のIF信号の第1の信号のI成分と、前記2つ以上のIF信号の第2の信号のI成分とを組み合わせ、
前記2つ以上のダウンコンバートされたIF信号を前記組み合わせるための手段は、前記2つ以上のIF信号の第1の信号のQ成分と、前記2つ以上のIF信号の第2の信号のQ成分とを組み合わせる、
[C22]に記載の装置。

Claims (29)

  1. 第1のIF信号を供給するために、第1の周波数帯内の第1の経路上の少なくとも第1のRF信号をダウンコンバートすることと、
    第2のIF信号を供給するために、第2の周波数帯内の第2の経路上の少なくとも第2のRF信号をダウンコンバートすることと、ここにおいて、前記第1のIF信号および前記第2のIF信号は、周波数領域内に散在し、前記第1の周波数帯は、前記第2の周波数帯と異なる、
    デジタル処理回路による受信のために出力信号経路上で組合せ信号を供給するために、前記第1のIF信号と前記第2のIF信号との少なくとも部分を組み合わせることと
    を備える、信号処理のための方法。
  2. 前記第1の経路上の前記第1のRF信号は、第1のIF信号を備え、前記第2の経路上の前記第2のRF信号は、第2のIF信号を備え、前記第1のIF信号は、ゼロIF(ZIF)、超低IF(VLIF)、または低IF(LIF)信号のうちの少なくとも1つを備える、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のIF信号は、第1のI成分と第1のQ成分とを含み、前記第2のIF信号は、第2のI成分と第2のQ成分とを含む、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の経路上の前記第1のRF信号は、第1のI成分信号と第1のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートされ、前記第2の経路上の前記第2のRF信号は、第2のI成分信号と第2のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートされ、前記第1のI成分信号と前記第1のQ成分信号とは、前記第1のIF信号を供給するために組み合わされ、前記第2のI成分信号と前記第2のQ成分信号とは、前記第2のIF信号を供給するために組み合わされる、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1のRF信号は、第1のI成分信号と第1のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートされ、前記第2のRF信号は、第2のI成分信号と第2のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートされ、前記第1のI成分信号と前記第2のI成分信号とは、前記組合せ信号を供給するために組み合わされる、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1のQ成分信号と前記第2のQ成分信号とは、前記デジタル信号プロセッサによる受信のために第2の組合せ信号を供給するために組み合わされる、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記組合せ信号は、単一の信号経路上で供給される、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1の経路上の前記第1のRF信号と、前記第2の経路上の前記第2のRF信号とは、GNSS信号である、
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記GNSS信号は、GPS、GLONASS、BeiDouシステム、およびガリレオシステムのうちの1つまたは複数からの信号である、
    請求項8に記載の方法。
  10. 第1のIF信号を供給するために第1の周波数帯内の第1の経路上の第1のRF信号をダウンコンバートすることと、第2のIF信号を供給するために第2の周波数帯内の第2の経路上の第2のRF信号をダウンコンバートすることとを行うように構成されたダウンコンバータと、ここにおいて、前記第1のIF信号および前記第2のIF信号は、周波数領域内に散在し、前記第1の周波数帯は、前記第2の周波数帯と異なる、
    組合せ信号を供給するために前記第1のIF信号と前記第2のIF信号との少なくとも部分を組み合わせることを行うように構成されたコンバイナと、
    アナログ信号経路上に前記組合せ信号を出力することを行うように構成されたドライバと
    を備える、回路。
  11. 前記アナログ信号経路は、デジタル信号プロセッサに接続される、
    請求項10に記載の回路。
  12. 前記第1のIF信号は、ゼロIF(ZIF)、超低IF(VLIF)、または低IF(LIF)信号である、
    請求項10に記載の回路。
  13. 前記第1の経路上の前記第1のRF信号は、L1、L2、R1、R2、L2C、E1、E2、E5a、E5b、およびE6信号のうちの少なくとも1つを備え、
    前記第2の経路上の前記第2のRF信号は、L1、L2、R1、R2、L2C、E1、E2、E5a、E5b、およびE6信号のうちの少なくとも1つを備える、
    請求項10に記載の回路。
  14. 前記アナログ信号経路は単一の信号経路である、
    請求項10に記載の回路。
  15. 前記アナログ信号経路は、集積回路の端子を含む、
    請求項10に記載の回路。
  16. 前記第1のRF信号は、第1のI成分信号と第1のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートおよびフィルタ処理され、前記第2のRF信号は、第2のI成分信号と第2のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートおよびフィルタ処理される、
    請求項10に記載の回路。
  17. 前記第1のI成分信号と前記第1のQ成分信号とは、前記第1のIF信号を供給するために組み合わされ、
    前記第2のI成分信号と前記第2のQ成分信号とは、前記第2のIF信号を供給するために組み合わされる、
    請求項16に記載の回路。
  18. 前記第1のI成分信号と前記第1のQ成分信号とを組み合わせ、前記第1のIF信号を供給するための第1の多相フィルタと、前記第2のI成分信号と前記第2のQ成分信号とを組み合わせ、前記第2のIF信号を供給するための第2の多相フィルタとをさらに備える、
    請求項16に記載の回路。
  19. 前記コンバイナは、電流モードコンバイナである、
    請求項18に記載の回路。
  20. 前記第1の経路上の前記第1のRF信号は、第1のI成分信号と第1のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートされ、前記第2の経路上の前記第2のRF信号は、第2のI成分信号と第2のQ成分信号とを供給するためにダウンコンバートされ、前記第1のI成分信号と前記第2のI成分信号とは、前記組合せ信号を供給するために組み合わされ、前記第1のQ成分信号と前記第2のQ成分信号とは、組合せQ成分信号を供給するために組み合わされる、
    請求項10に記載の回路。
  21. 前記ダウンコンバータは、前記第1のRF信号を前記第1のI成分信号と前記第1のQ成分信号とに分離するように構成された1対の局部発振器を含み、
    前記ダウンコンバータは、前記第2のRF信号を前記第2のI成分信号と前記第2のQ成分信号とに分離するように構成された局部発振器のペアを含み、
    前記ダウンコンバータは、アナログ信号ダウンコンバータである、
    請求項20に記載の回路。
  22. 前記周波数領域内に散在する2つ以上のダウンコンバートされた信号を供給するために、2つ以上のGNSS信号をダウンコンバートするための手段と、ここにおいて、前記2つ以上のGNSS信号は、異なる周波数帯内にある、
    デジタル信号プロセッサによる受信のために組合せ信号を生成するために前記2つ以上のダウンコンバートされたIF信号を組み合わせるための手段と
    を備える、装置。
  23. 前記2つ以上のGNSS信号は、L1、R1、L2、およびR2信号を備える、
    請求項22に記載の装置。
  24. 前記組合せIF信号をアナログ−デジタル変換器(ADC)に出力するための手段をさらに備える、
    請求項22に記載の装置。
  25. 前記ダウンコンバートするための手段は、前記2つ以上のIF信号のI成分とQ成分とを組み合わせるための手段をさらに備える、
    請求項22に記載の装置。
  26. 前記出力するための手段は、単一の信号経路上に前記組合せ信号を供給し、前記単一の信号経路は、単一の信号線、単一の差分線対、または直交信号線の信号セットを備える、
    請求項24に記載の装置。
  27. 前記I成分とQ成分とを組み合わせるための手段は、第1のIF信号の第1のI成分信号と第1のQ成分信号とを組み合わせ、
    前記I成分とQ成分とを組み合わせるための手段は、第2のIF信号の第2のI成分信号と第2のQ成分信号とを組み合わせる、
    請求項25に記載の装置。
  28. 前記2つ以上のダウンコンバートされたIF信号を前記組み合わせるための手段は、前記第1のIF信号と第2のIF信号とを組み合わせる、
    請求項27に記載の装置。
  29. 前記2つ以上のダウンコンバートされたIF信号を前記組み合わせるための手段は、前記2つ以上のIF信号の第1の信号のI成分と、前記2つ以上のIF信号の第2の信号のI成分とを組み合わせ、
    前記2つ以上のダウンコンバートされたIF信号を前記組み合わせるための手段は、前記2つ以上のIF信号の第1の信号のQ成分と、前記2つ以上のIF信号の第2の信号のQ成分とを組み合わせる、
    請求項22に記載の装置。
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