JP2017124918A - Elevator system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ロープを挟み付けることにより乗りかごを制動する制動装置を備えるエレベーター装置に関する。 The present invention relates to an elevator apparatus including a braking device that brakes a car by sandwiching a rope.
一般的に、エレベーター装置は、乗りかごと、つり合いおもりと、これらを吊持するロープと、ロープを駆動して乗りかごを昇降させる巻上機と、を有している。このロープは、巻上機が有する駆動シーブ(メインシーブ)と、ロープを乗りかご又はつり合いおもりに導くための、そらせシーブと、に巻き掛けられている。また、このロープは、一端が乗りかごに連結され、他端がつり合いおもりに連結されている。 In general, an elevator apparatus includes a car, a counterweight, a rope that suspends these, and a hoist that drives the rope to raise and lower the car. The rope is wound around a driving sheave (main sheave) of the hoist and a deflecting sheave for guiding the rope to a car or a counterweight. The rope has one end connected to the car and the other end connected to a counterweight.
特許文献1には、ロープをメインシーブとそらせシーブとの間で挟み付けることにより乗りかごを制動するブレーキシューを有するブレーキ装置を備えたエレベーターが記載されている。 Patent Document 1 describes an elevator including a brake device having a brake shoe for braking a car by sandwiching a rope between a main sheave and a sheave.
しかしながら、特許文献1に記載されたエレベーターでは、ブレーキ装置が、巻上機が取り付けられている基台に、強固に取り付けられている。具体的には、ブレーキ装置は、ブレーキ装置の取付部材が基台にボルト及びナットで固定されることによって、基台に取り付けられている。また、この取付部材と基台とには、ノックピンが差し込まれている。 However, in the elevator described in Patent Document 1, the brake device is firmly attached to the base on which the hoisting machine is attached. Specifically, the brake device is attached to the base by fixing an attachment member of the brake device to the base with a bolt and a nut. A knock pin is inserted into the mounting member and the base.
このため、エレベーター走行時に巻上機により発生する振動が、基台を介して、ブレーキ装置に伝わってしまう。そして、伝わってくる振動によって、ブレーキ装置を構成する各種機械部品や電気部品が破損してしまう虞がある。 For this reason, the vibration generated by the hoist during travel of the elevator is transmitted to the brake device via the base. And there exists a possibility that the various mechanical components and electrical components which comprise a brake device may be damaged by the transmitted vibration.
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、伝わってくる振動を軽減することができる制動装置を備えたエレベーター装置を提供することをその目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and an object of the present invention is to provide an elevator apparatus including a braking device that can reduce transmitted vibration.
上記目的を達成するため、本発明のエレベーター装置は、一端に乗りかごが連結され、他端につり合いおもりが連結されたロープと、ロープを巻き上げる巻上機と、制動装置と、巻上機及び制動装置が固定される固定部材(例えば、後述の基台9)と、を備える。また、制動装置は、ロープを挟み付けることにより乗りかごを制動するブレーキシューと、ブレーキシューを支持する支持部材と、支持部材と固定部材との間に設けられ、巻上機で発生し、固定部材に伝わる振動を吸収して、固定部材の振動が支持部材に伝わることを抑制する防振部材と、を備える。
In order to achieve the above object, an elevator apparatus of the present invention includes a rope having a car connected to one end and a counterweight connected to the other end, a hoisting machine that winds the rope, a braking device, a hoisting machine, and A fixing member (for example, a
本発明のエレベーター装置によれば、制動装置に伝わってくる振動を軽減することができる。 According to the elevator apparatus of the present invention, vibration transmitted to the braking device can be reduced.
以下、本発明の実施形態に係るエレベーター装置1について、図1〜図6を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。 Hereinafter, the elevator apparatus 1 which concerns on embodiment of this invention is demonstrated with reference to FIGS. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the common member in each figure.
<エレベーター装置の構成の概要>
まず、図1を参照して、エレベーター装置1の構成の概要について説明する。
図1は、本実施形態に係るエレベーター装置1の模式図である。
<Outline of elevator device configuration>
First, with reference to FIG. 1, the outline | summary of a structure of the elevator apparatus 1 is demonstrated.
FIG. 1 is a schematic diagram of an elevator apparatus 1 according to the present embodiment.
図1に示すように、エレベーター装置1は、建物に形成され、昇降路壁2に囲まれた昇降路3内を昇降可能な乗りかご4と、つり合いおもり5と、これら両者を吊持するロープ6と、ロープ6が巻き掛けられた巻上機7を備えている。ロープ6の一端は乗りかご4に連結され、他端はつり合いおもり5に連結されている。
As shown in FIG. 1, an elevator apparatus 1 is formed in a building, and can be lifted and lowered in a
また、エレベーター装置1は、ロープ6をつり合いおもり5に導くための、そらせシーブ8を備えている。また、エレベーター装置1は、基台9と、制動装置10と、を備えている。
Further, the elevator apparatus 1 includes a deflecting sheave 8 for guiding the
昇降路3の上部に設けられた建物の梁部材30には、エレベーター装置1の各種部材が取り付けられる基台9が固定されている。基台9には、例えば、巻上機7、そらせシーブ8及び制動装置10が取り付けられている。
A
巻上機7は、ロープ6が巻き掛けられた駆動シーブ71と、駆動シーブ71と一体的に形成されているドラム(図示省略)と、駆動シーブ71及びドラムを回転駆動させるモータ72と、電磁ブレーキ装置(図示省略)を備えている。駆動シーブ71がモータ72によって回転すると、ロープ6が駆動し、乗りかご4及び釣り合いおもり5が昇降路3内を昇降する。電磁ブレーキ装置は、回転駆動しているドラムの外周面に当接して、ドラム及び駆動シーブ71を制動することで、乗りかご4及び釣り合いおもり5を制動する。
The hoisting
制動装置10は、駆動シーブ71とそらせシーブ8との間で、且つ、基台9の上部に取り付けられている。制動装置10は、巻上機7の電磁ブレーキ装置やエレベーター装置1の動作を制御する制御装置(図示省略)に異常が生じ、例えば、乗りかご4の昇降速度が規定値を超えた場合や、乗りかご4が未制御状態で昇降した場合に、作動する。制動装置10の詳細な構成については、後述する。
The
<制動装置の構成>
次に、制動装置10の詳細な構成について、図2〜図5を参照して、説明する。図2は、制動装置10の側面図であり、非制動状態の制動装置10を示している。図3は、図2のI−I線部分断面図である。図4は、制動装置10の上面図である。図5は、制動装置10の側面図であり、制動状態の制動装置10を示している。なお、以下の説明において、制動装置10が取り付けられる基台9の上面における一方向をX方向(図2の横方向)とし、同面上のX方向に直交する方向をY方向とする。また、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向(上下方向)とする。また、図4においては、後述するブレーキシュー11、作動アーム12及びブレーキ箱13の図示を省略している。
<Configuration of braking device>
Next, a detailed configuration of the
図2〜図5に示すように、制動装置10は、ブレーキシュー11と、作動アーム12と、ブレーキ箱13と、支持部材14と、移動規制部材15と、防振部材16と、ベース部材17と、を備えている。
As shown in FIGS. 2 to 5, the
ブレーキシュー11は、駆動シーブ71とそらせシーブ8との間で、ロープ6を挟んで対向するように配置された固定シュー11aと可動シュー11bとにより構成されている。
The
ブレーキ箱13は、略箱状の部材であり、ロープ6に対向する箱側面部13aには、固定シュー11aが設けられている。また、ブレーキ箱13の箱側面部13aに直交する一対の箱側面部13b,13cには、可動シュー11bを、固定シュー11aに近づく方向と固定シュー11aから離れる方向に移動可能に支持する作動アーム12が設けられている。
The
また、ブレーキ箱13の内部には、各種電気部品、例えば作動アーム12を作動させるソレノイド(図示省略)、このソレノイドに電力を供給するための電線、電線とソレノイドとを接続する端子や各種スイッチが配置されている。
Also, inside the
また、ブレーキ箱13の内部には、可動シュー11bと固定シュー11aとが離れている状態を維持するように、作動アーム12を付勢するスプリング(図示省略)が配置されている。
In addition, a spring (not shown) that biases the
制動装置10を、乗りかご4及びつり合いおもり5を制動しない状態である非制動状態から制動する状態である制動状態に設定すると、ソレノイドは、作動アーム12を、スプリングの付勢力に抗して、スプリングが付勢する方向とは逆方向に作動させる。これによって、作動アーム12に支持されている可動シュー11bが固定シュー11aに近づく方向に移動し、図5に示すように、可動シュー11b及び固定シュー11aによって、ロープ6が挟み付けられる。そして、乗りかご4及びつり合いおもり5が制動される。
When the
また、制動装置10を、制動状態から非制動状態に設定すると、作動アーム12は、スプリングの付勢力によって、スプリングが付勢する方向に作動する。これによって、可動シュー11bが固定シュー11aから離れる方向に移動し、図2に示すように、ロープ6が可動シュー11b及び固定シュー11aと接しなくなる。なお、作動アーム12の作動させる方法及び構成は、これに限定されず、公知の他の方法や構成を用いることができる。
Further, when the
図3及び図4に示すように、支持部材14は、ブレーキシュー11及びブレーキ箱13を支持する一対の板状部材である。支持部材14は、図示しないボルトによって、ブレーキ箱13の箱側面部13b,13cに固定されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
支持部材14の下部には、水平方向外側に向かって折り曲げられた折曲部14aが形成されている。折曲部14aには、固定用のボルト100が挿通する2つの支持部材固定用ボルト孔14b(図2参照)が、X方向に所定の距離を空けて形成されている。
A
ベース部材17は、矩形平板状の部材であり、基台9の上部に載置されている。
ここで、基台9は、図3に示すように、上下方向に対向する矩形板状の基台上面部91及び基台下面部92と、基台上面部91の短手方向(Y方向)の一端部と基台下面部92の短手方向(Y方向)の一端部を連結する基台側面部93を備える一対の第1基台9a及び第2基台9bによって構成されている。基台上面部91には、図2に示すように、固定用のボルト100が挿通する2つの支持部材固定用ボルト孔94が、X方向に並んで所定の距離を空けて形成されている。なお、2つの支持部材固定用ボルト孔94間の所定の距離は、支持部材14の2つの支持部材固定用ボルト孔14b間の所定の距離と等しく設定されている。
The
Here, as shown in FIG. 3, the
また、基台上面部91には、固定用のボルト102が挿通する2つの移動規制部材固定用ボルト孔95が、長手方向(X方向)に並んで、且つ、2つの支持部材固定用ボルト孔94を挟むように、形成されている。
The base
ベース部材17は、第1基台9aの基台上面部91と第2基台9bの基台上面部91を架け渡すように、基台9上に載置されている。基台9と接しているベース部材17のY方向の両端部には、固定用のボルト100が挿通する2つの支持部材固定用ボルト孔17aが、X方向に所定の距離を空けて形成されている。なお、2つの支持部材固定用ボルト孔17a間の所定の距離は、支持部材14の2つの支持部材固定用ボルト孔14b間の所定の距離と等しく設定されている。
The
また、ベース部材17のY方向の両端部には、固定用のボルト102が挿通する2つの移動規制部材固定用ボルト孔17bが、X方向に並んで、且つ、2つの支持部材固定用ボルト孔17aを挟むように、形成されている。また、ベース部材17の略中央部には、ロープ6が挿通する挿通孔(図示省略)が形成されている。
Further, at both ends in the Y direction of the
防振部材16は、矩形平板状の部材であり、ベース部材17と支持部材14の間に配置されている。また、防振部材16は、制振又は防振性能を有する材料、本実施形態では、天然ゴムで形成されている。なお、防振部材16の材料としては、天然ゴムに限定されず、他の制振又は防振性能を有する材料、例えば、他の各種ゴムやウレタンなどの弾性材料を採用してもよい。
The
防振部材16のY方向の両端部には、固定用のボルト100が挿通する2つの支持部材固定用ボルト孔16aが、X方向に所定の距離を空けて形成されている。すなわち、防振部材16には、合計で4つの支持部材固定用ボルト孔16aが形成されている。なお、各端部に設けられた2つの支持部材固定用ボルト孔16a間の所定の距離は、支持部材14の2つの支持部材固定用ボルト孔14b間の所定の距離と等しく設定されている。
また、防振部材16の略中央部にはロープ6が挿通する挿通孔16b(図4参照)が形成されている。
Two support member fixing
In addition, an
防振部材16は、ベース部材17の上面(基台9に接する面とは反対の面)に、接着剤などによって接着されている。ベース部材17に接着された防振部材16の支持部材固定用ボルト孔16aは、ベース部材17の支持部材固定用ボルト孔17aと連通する。また、防振部材16の挿通孔16bは、ベース部材17の挿通孔と連通する。
The
移動規制部材15は、図2及び図4に示すように、ベース部材17上で、2つの支持部材14を挟むように配置されている一対の矩形板状部材である。移動規制部材15の長手方向(Y方向)の長さは、Y方向におけるベース部材17の長さと略等しく設定されている。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
また、移動規制部材15は、ベース部材17に接触する下面部15aを有している。下面部15aの短手方向(X方向)の一端部は、上方へ折れ曲がり、ベース部材17の上面に対して略垂直に延びる立設面部15bが形成されている。一対の移動規制部材15の各立設面部15bは、支持部材14を挟んで、X方向に対向している。また、下面部15aの長手方向(Y方向)の両端部には、固定用のボルト102が挿通する移動規制部材固定用ボルト孔15cが形成されている。
Further, the
ここで、制動装置10が制動状態に設定され、ブレーキシュー11でロープ6を挟んで乗りかご4及びつり合いおもり5を制動するとき、支持部材14が、ロープ6からの入力によって、略水平方向(水平方向を含む)に移動する場合がある。支持部材14が大きく移動すると、制動性能が低下する虞がある。
Here, when the
そこで、移動規制部材15は、移動する支持部材14に接触して、支持部材14が所定の距離以上移動することを規制する。具体的には、移動規制部材15の立設面部15bが、支持部材14の折曲部14aに接触する。
Therefore, the
例えば、図5に示すように、制動装置10が制動状態に設定され、図5の矢印A方向に移動しているロープ6がブレーキシュー11によって挟まれると、ブレーキシュー11には、ロープ6から矢印B方向に働く反力が入力される。したがって、ブレーキシュー11には、この反力の分力として、略垂直方向である矢印C方向に働く力と、略水平方向である矢印Dの力が、入力され、その結果として、ブレーキシュー11を支持する支持部材14が矢印D方向に移動する場合がある。移動規制部材15は、矢印D方向に移動する支持部材14に接触して、支持部材14が所定の距離以上移動することを規制する。
For example, as shown in FIG. 5, when the
なお、図5の矢印A方向の逆方向に移動しているロープ6がブレーキシュー11によって挟まれると、ブレーキシュー11には、ロープ6から矢印B方向の逆方向に働く反力が入力されるので、移動規制部材15は、矢印D方向の逆方向に移動する支持部材14に接触して、支持部材14が所定の距離以上移動することを規制する。
When the
移動規制部材15と支持部材14との間、具体的には、移動規制部材15の立設面部15bと支持部材14の折曲部14aとの間には、所定の間隙S(図2参照)が設けられている。この所定の間隙Sは、制動装置10が非制動状態に設定されているとき、巻上機7の動作による振動によって、支持部材14と移動規制部材15とが接触しないように設けられている。
A predetermined gap S (see FIG. 2) is provided between the
この所定の間隙Sは、非制動時に、巻上機7の動作による振動によって、支持部材14と移動規制部材15とが接触しない範囲で、また、制動時に制動性能が低下しない範囲で、任意に設定可能である。
The predetermined gap S is arbitrarily set in a range where the
<制動装置の取り付け>
次に、制動装置10の基台9への取り付けについて説明する。
まず、防振部材16が接着されているベース部材17を、第1基台9aの基台上面部91と第2基台9bの基台上面部91を架け渡すように、基台9上に載置する。このとき、基台上面部91に形成されている支持部材固定用ボルト孔94と、防振部材16に形成されている支持部材固定用ボルト孔16a及びベース部材17に形成されている支持部材固定用ボルト孔17aとが、連通する位置にベース部材17を配置する。且つ、基台上面部91に形成されている移動規制部材固定用ボルト孔95と、ベース部材17に形成されている移動規制部材固定用ボルト孔17bとが、連通する位置にベース部材17を配置する。
<Attaching the braking device>
Next, attachment of the
First, the
次に、支持部材14を、防振部材16の上面(ベース部材17に接する面とは反対の面)に載置する。このとき、支持部材14に形成されている支持部材固定用ボルト孔14bと、防振部材16、ベース部材17及び基台上面部91に形成されている支持部材固定用ボルト孔16a,17a,94とが、連通する位置に支持部材14を配置する。
Next, the
次に、連通している支持部材固定用ボルト孔14b,16a,17a,94に、上方からボルト100を挿入する。そして、ボルト100の下部を基台上面部91から突出させ、この突出した部分にダブルナット101を螺合させる。
Next, the
次に、一対の移動規制部材15を、支持部材14を挟んで、支持部材14の移動方向(X方向)に各立設面部15bが対向するように、ベース部材17の上面に載置する。且つ、下面部15aの移動規制部材固定用ボルト孔15cと、基台上面部91に形成されている移動規制部材固定用ボルト孔95及びベース部材17に形成されている移動規制部材固定用ボルト孔17bとが、連通する位置に移動規制部材15を配置する。
Next, the pair of
次に、連通している移動規制部材固定用ボルト孔15c,17b,95に、上方からボルト102を挿入する。そして、ボルト102の下部を基台上面部91から突出させ、この突出した部分にナット103を螺合させる。
Next, the
<作用>
以上のように構成されたエレベーター装置1では、制動装置10のベース部材17と支持部材14との間に防振部材16を設けた。このため、基台9の振動、すなわち巻上機7の動作によって発生し、基台9に伝わった振動が、防振部材16に吸収される。これによって、基台9の振動が、ベース部材17を介して、支持部材14に伝わることを抑制することができる。すなわち、支持部材14に伝わってくる振動を軽減することができる。
<Action>
In the elevator apparatus 1 configured as described above, the
したがって、制動装置10が破損することを防止することができる。すなわち、制動装置10の各種電気部品、例えば支持部材14が支持するブレーキ箱13の内部に配置されているソレノイド、このソレノイドに電力を供給するための電線、電線とソレノイドとを接続する端子が、基台9から伝わってくる振動によって破損することを防止することができる。また、制動装置10の各種機械部品、例えば作動アーム12が、基台9から伝わってくる振動によって破損することを防止することができる。
Therefore, it is possible to prevent the
また、制動装置10は、制動状態に設定されているとき、支持部材14が所定の距離以上移動することを規制する移動規制部材15を備えている。これによって、制動時に、制動性能が低下することを防止することができる。
Moreover, the
また、支持部材14と移動規制部材15との間には、所定の間隙S(図2参照)が設けられている。これによって、制動装置10が非制動状態において、基台9の振動が、ベース部材17及び移動規制部材15を介して、支持部材14に伝わることを防止することができる。また、制動装置10が非制動状態において、基台9の振動によって、支持部材14と移動規制部材15とが接触及び非接触を繰り返して異音が発生することを防止することができる。
A predetermined gap S (see FIG. 2) is provided between the
<変形例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることが可能である。
<Modification>
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, A various change can be added in the range which does not deviate from the summary of this invention.
例えば、本実施形態では、ベース部材17を設けた制動装置10について説明した。しかし、図6に示すように、ベース部材17の設置を省略して、防振部材16に代えて、防振部材26を、基台9と支持部材14との間に配置してもよい。この防振部材26は、支持部材14と基台上面部91との間と、支持部材14と第2基台9bとの間に、それぞれ配置される一対の部材である。また、この場合、移動規制部材15は、基台9に直接固定される。
For example, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、図4に示すように、長手方向(Y方向)の長さが、ベース部材17の一方向(Y方向)の長さと略等しく設定されている移動規制部材15について説明した。しかし、これに代えて、各支持部材14に対して、支持部材14の移動方向(X方向)の両端部に、移動規制部材15よりも小さい、例えば、立設面部の幅が折曲部14aの幅(Y方向の長さ)と略等しい大きさの一対の移動規制部材を設けてもよい。すなわち、合計4つの移動規制部材を、設けてもよい。
In the present embodiment, as shown in FIG. 4, the
また、本実施形態では、移動規制部材15を、ベース部材17及び基台9に固定する態様を説明した。しかし、これに代えて、移動規制部材15をベース部材17にのみに固定するようにしてもよい。
Moreover, in this embodiment, the aspect which fixes the
1…エレベーター装置、 2…昇降路壁、 3…昇降路、 4…乗りかご、 5…つり合いおもり、 6…ロープ、 7…巻上機、 8…そらせシーブ、 9…基台、 9a…第1基台、 9b…第2基台、 10…制動装置、 11…ブレーキシュー、 11a…固定シュー、 11b…可動シュー、 12…作動アーム、 13…ブレーキ箱、 14…支持部材、 14a…折曲部、 15…移動規制部材、 15a…下面部、 15b…立設面部、 16…防振部材、 17…ベース部材、 71…駆動シーブ、 72…モータ、 91…基台上面部、 92…基台下面部、 93…基台側面部 100…ボルト、 101…ダブルナット、 102…ボルト、 103…ナット
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Elevator apparatus, 2 ... Hoistway wall, 3 ... Hoistway, 4 ... Ride car, 5 ... Balance weight, 6 ... Rope, 7 ... Hoisting machine, 8 ... Warp sheave, 9 ... Base, 9a ... 1st Base: 9b: Second base, 10: Braking device, 11: Brake shoe, 11a: Fixed shoe, 11b: Movable shoe, 12: Actuating arm, 13: Brake box, 14: Support member, 14a: Bending
Claims (2)
前記制動装置は、
前記ロープを挟み付けることにより前記乗りかごを制動するブレーキシューと、
前記ブレーキシューを支持する支持部材と、
前記支持部材と前記固定部材との間に設けられ、前記巻上機で発生し、前記固定部材に伝わる振動を吸収して、前記固定部材の振動が前記支持部材に伝わることを抑制する防振部材と、
を備えることを特徴とするエレベーター装置。 A rope having a car connected to one end and a counterweight connected to the other end, a hoist that winds up the rope, a braking device, and a fixing member to which the hoist and the braking device are fixed. In the elevator device provided,
The braking device is:
A brake shoe for braking the car by sandwiching the rope;
A support member for supporting the brake shoe;
Anti-vibration is provided between the support member and the fixing member, absorbs the vibration generated by the hoisting machine and transmitted to the fixing member, and suppresses the vibration of the fixing member from being transmitted to the support member. A member,
An elevator apparatus comprising:
前記移動規制部材と前記支持部材との間には、所定の間隙が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーター装置。 When the braking device brakes the car, a movement restriction member that contacts the support member when the support member moves more than a predetermined distance and restricts the movement of the support member beyond the predetermined distance. Prepared,
The elevator apparatus according to claim 1, wherein a predetermined gap is provided between the movement restricting member and the support member.
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CN110342370A (en) * | 2018-04-06 | 2019-10-18 | 株式会社日立大厦系统 | Lift appliance |
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2016
- 2016-01-14 JP JP2016005146A patent/JP2017124918A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110342370A (en) * | 2018-04-06 | 2019-10-18 | 株式会社日立大厦系统 | Lift appliance |
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