JP2017123810A - 地中の水分灌漑利用装置 - Google Patents

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実 坪井
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Abstract

【課題】砂漠や乾燥地等で灌漑用水を確保するのに困難な場合、必要箇所の地中に水分の多い地層を利用することで地中にある水分を回収し、灌漑用水確保に要する費用や労力を軽減する装置を提供する。
【解決手段】水分を多く含む地層に加湿装置を設置し、地層に含まれる水分を水分吸収材に吸収させこれに空気を吹き込み飽和湿度に近い湿度として上昇させ、これを結露装置に導き装置内温度と外気温度との温度差により結露させて結露水を草木の根に分配する。
【選択図】図1

Description

本発明は地中にある水分を回収し灌漑用水の一部とする装置に関するものである。
砂漠とか乾燥地等での灌漑用水については従来井戸水利用、もしくは遠くにある河川から水をパイプラインや側溝を掘って移送し、必要箇所に灌漑を行っている。
特開2013―055915号公報
乾燥地等では灌漑用水を必要箇所まで運ぶのが困難でり、井戸を掘っても水が出るまで掘るには相当のお金が必要とかの問題がある。この発明は灌漑に必要とされる水又はその一部でも必要箇所の近くで確保し、灌漑用水確保に要する費用や労力を軽減するものである。
地中にある水分を加湿装置にて取り出し、結露装置に湿度として導く地中水分利用装置において、加湿装置の外筒下部には地中の湿度流入用穴を多数配置し、該外筒内には加湿パイプを挿入するとともに加湿パイプ内面には吸湿材を設置したもので下部には外筒内より湿度流入用の穴を有し、加熱空気吹き込みパイプ下部より吹き出された風により吸湿材に吸着された水分はその温度での飽和湿度近くとなり加湿パイプ内を通して上昇し上部より湿度を含んだ空気として取り出すことを特徴とする地中の水分灌漑利用装置。
本発明は水分を多く含む地層まで加湿装置を挿入し、そこにある水分を湿度として
加湿パイプの中を上昇させ、地表面近くに設置した結露装置に導き、そこで結露させ
る。結露した水滴は地中を湿らせ、灌漑用水の一部として植物の育成等に利用できる。
水分を多く含む地層温度が地表温度より高い場合(夜間)、その温度による相対湿度
で上昇気流と過熱空気吹き込みパイプ底より吹き込まれたエアーによりパイプ上部に上がり結露装置の結露器Aに導かれる。導かれた気流は結露器A内に設置された吸湿材にまず吸収される更にこの吸湿度が平衡になると気流は結露器Bに導かれ外気との温度差により結露する、この結露水を集め必要箇所に分配する。
水分を多く含む地層温度が地表温度より低い場合(日中)、結露器A内に設置され夜間にたっぷりと水分を含んだ吸湿材は、日中の太陽光により暖められ水蒸気となり結露器Aより結露器Bに導かれるここで外気温度との温度差により結露する。この結露水を集め必要箇所に分配する。地中温度と地表温度の差が少ない場合は空気吹き込みパイプ下部に巻き付けられたヒーターのスイッチを入れ、加湿パイプ内面に設置された吸湿材に吸着されている水分の蒸発を促す。
灌漑用水を必要とする植物の近くへ本発明装置を設置し、植物の根っこの周辺土壌に結露水及び湿度を与えることにより、必要灌漑用水の一部又は全量を供給する必要がなくなり灌漑用水確保に要する費用や労力を軽減することが可能です。
図1は本発明の全体図 図2は加湿装置の詳細断面図 図3は加湿装置の下部詳細図
1 キャップ
2 過熱空気吹き込み口
3 シール
4 加湿空気出口
5 シール
6 外筒
7 加湿パイプ
8 過熱空気吹き込みパイプ
9 水分吸湿材
10 ヒーター
11 外筒水分流入用穴
12 加湿パイプ水分流入用穴
13 外筒底面まで垂れさがった水分吸湿材
実施する前に必ず行う事は装置を設置する場所の地中調査から行う。水分を多く含む地層が確認されそこに本発明装置を設置する事が可能であること。この発明の実施形態を「図1」に示す。本発明装置を植樹や苗の植え付け前に設置する。すでに樹木がありこれが水不足のために衰弱しかかっている場合は樹木の近くに設置する。設置に当たっては加熱装置と結露器Aの上面が地表面より少し上に出るように設置する。空気吹き込み送風機とヒーター電源のスイッチは直射日光に当たらぬよう覆いをして地表面に設置する。このポンプとヒーターの電源は一般電源を使用するのが難しい場合は太陽光ソーラー発電等とする。次に空気の流れを示す、1、空気吹き込み送風機から排出された空気は空気加熱装置に入り加熱され加湿装置の中にある加熱空気吹き込みパイプ底より空気吹き出しを行う。2吹き出された空気は加湿パイプ内側面に貼られた吸湿材より湿度供給を受けその温度での飽和水蒸気となり上昇し加湿パイプ上部より排出される。3、排出された飽和水蒸気は結露器Aに入り湿度吸湿材に吸収される、吸湿材が水分を吸い飽和となって吸収されなくなった飽和水蒸気は結露器Bに入りその表面温度と内部温度との差により結露する、結露した水滴は成長すると壁面を伝い下に流れるこれを集めて必要箇所へ分配する。結露されなかった空気は結露器上部より排出され再び送風機に戻り各装置内を循環する。上記は夜間の結露状態である、日中は結露器Aの吸湿材に保有されている水分が太陽光に暖められ水蒸気となり結露器Aより結露器Bに入り表面温度と内部温度の差により結露する、結露した水滴は成長すると壁面を伝い下に流れるこれを集めて必要箇所へ分配する。季節等により地中温度と地表温度の差が少ない場合は空気吹き込みパイプ外面に取り付けたヒーターのスイッチを入れてより多くの結露を促す。設置に当たって水分を多く含む地層が深い場合は加湿装置の各パイプを必要長さまで接続して設置する。結露装置の地表面に露出する部分は太陽光をよく通す透明な容器とする。空気加熱装置の地表面に露出する部分は透明容器とし地表部分は二重として夜間の放熱を減少させる。
水確保が困難な場所であり水確保に大きな費用や労力をかけたくない場合の植樹や苗の植え付け、砂漠や乾燥地での植樹や苗の植え付け、山火事等で禿山になった場所の植樹等に利用可能です。
利用可能な条件としては水分を多く含む地層に加湿装置の設置が可能なこと。

Claims (1)

  1. 地中にある水分を加湿装置にて取り出し、結露装置に湿度として導く地中水分利用装置において、加湿装置の外筒下部には地中の湿度流入用穴を多数配置し、該外筒内には加湿パイプを挿入するとともに加湿パイプ内面には吸湿材を設置したもので下部には外筒内より湿度流入用の穴を多数有し、加熱空気吹き込みパイプ下部より吹き出された風により吸湿材に吸着された水分は加湿パイプ内を通して上部より湿度を含んだ空気として取り出すようにしたことを特徴とする地中の水分灌漑利用装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111758533A (zh) * 2020-07-14 2020-10-13 嘉兴市茂景园林有限公司 一种干旱地区用绿化灌溉储水设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111758533A (zh) * 2020-07-14 2020-10-13 嘉兴市茂景园林有限公司 一种干旱地区用绿化灌溉储水设备

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