JP2017123513A - 映像符号化方法、映像符号化装置及び映像符号化プログラム - Google Patents

映像符号化方法、映像符号化装置及び映像符号化プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】符号量推定値Rの精度を向上する映像符号化方法を提供する。
【解決手段】入力映像の信号を符号化する映像符号化装置が行う映像符号化方法であって、符号化モードを選択する場合のコスト関数計算に用いる符号量推定値の計算を浮動小数点演算を用いて行う符号量推定値計算ステップを有する。符号量推定値計算ステップでは、符号化単位の符号量の整数部分Bwの算出と、符号量の少数部分Bfとを算出し、符号量推定値を「Bw+Bf÷所定の値」によって計算する。
【選択図】図4

Description

本発明は、映像符号化方法、映像符号化装置及び映像符号化プログラムに関する。
従来から、代表的な映像符号化規格として、映像符号化国際規格H.264/AVC(Advanced Video Coding、例えば、非特許文献1参照)及びH.265/HEVC(High Efficiency Video Coding、例えば、非特許文献2参照)が知られている。これらの規格を用いた映像符号化を高効率に行うために、圧縮ビット列符号を出力する最後段の処理として「エントロピー符号化」がある。H.264/AVC及びH.265/HEVCにおいては、このエントロピー符号化としてCABAC(コンテキスト適応型二値算術符号化方式;Context Adaptive Binary Arithmetic Coding)という方法が用いられている。
また高能率映像符号化においては、個々の符号化単位(映像を構成するフレームを所定サイズに分割したブロック)の符号化を行う際、符号化モードと呼ばれる選択肢が多数あり、その選択肢の中から適切な符号化モードを選択することが可能となっている。このとき、符号化モードのどれを選べば最適であるかが重要である。すなわち、一定符号量において歪みを最小化する符号化モード、言い方を換えると一定歪み量の下で符号量を最小化する符号化モードを選択する必要がある。最適な符号化モードの選択にはLagrangeの未定乗数法に基づいた方法が用いられており、「RD最適化(Rate−Distortion最適化)」と呼ばれている。
RD最適化において用いる変数は3つある。1つ目の「R」はそのモードを選んで符号化単位を符号化をしたときのビット数(以下、「符号量推定値」という。)である。2つ目の「D」はそのときの復号信号と原信号の誤差二乗和である。そして3つ目の「λ」はラグランジュ未定乗数である。λは目標とする画質や符号量に応じて映像符号化装置が任意に選択するものである。そして、選択可能な各符号化モードについて、(1)式の「コスト関数」と呼ばれる量Cを最小化する符号化モードが選択される。
C=D+λR ・・・(1)
H.265/HEVC及びH.264/AVCの実際の符号化ソフトウェアでは、RD最適化を行う場合に、実際のCABAC符号化を行わず、発生符号量を推定によって求めることが多い。これはCABAC符号化の処理量が比較的大きなものであるため、選択可能な各符号化モードについて符号量推定値Rを求める処理量が多大になってしまうのを避けるためである。
そのような発生符号量推定方法として、例えば非特許文献3の方法は符号化前段に現れるいくつかの数値から線形回帰により推定符号量を得ている。
より一般的な符号量推定方法として、符号化すべき信号の生起確率を用いた方法がある(例えば、非特許文献4、5、6参照)。これら方法により、高い精度でCABAC発生符号量を推定しつつ、処理量を1〜25%削減することができる。
例えば非特許文献6の方法は、H.265/HEVCの参照ソフトウェアで用いられている方法であるが、既に出力されたビット量Bwと、固定小数点数Bfを用いて、(2)式によって符号量推定値Rを求めている。
R=Bw+(Bf>>15) ・・・(2)
(2)式において、’>>’は右ビットシフト演算である。すなわち、(2)式は、固定小数点数Bfを右へ15ビットシフトして得られた値にBwを加算して符号量推定値Rを求めている。
ISO/IEC 14496-10:2014 Information technology -- Coding of audio-visual objects -- Part 10: Advanced Video Coding ISO/IEC 23008-2:2015 Information technology -- High efficiency coding and media delivery in heterogeneous environments -- Part 2: High efficiency video coding S. Guo, Z. Liu, D. Wang, Q. Han and Y. Song, "Linear rate estimation model for HEVC RDO using binary classification based regression" Data Compression Conference 2014, p. 406, Snowbird, March 2014 J. Hahm and C.-M. Kyung, "Efficient CABAC rate estimation for H.264/AVC mode decision," IEEE Trans. CSVT, vol. 20, no. 2, pp. 310-316, February 2010. K. Won, J. Yang and B. Jeon, "Fast CABAC rate estimation for H.264/AVC mode decision," Electronics Letters, vol. 48, no. 19, pp. 1201-1203, September 2012. F. Bossen, "CE1: Table-based bit estimation for CABAC," JCTVCG763, Geneva, November 2011
ところで、非特許文献3、4、5、6に記載の方法はいずれも、推定符号量を算出する過程で小数の推定値が得られていたのにこれを四捨五入または切り捨てを行って、推定符号量を整数としていた。これはCABACが発生する符号は0または1のビットの羅列であることから自然なことと考えられていた。
しかしながら、確率pで起こる信号の符号量は正確には、log(p)ビットとなり、必ずしも整数にはならない場合がある。ここでlog(p)は2を底とするpの対数である。例えば確率が0.6で起こる信号の符号量は約0.737ビットである。このように符号量は一般に0以上の小数値をとる。
したがって従来方法では推定符号量に対して、四捨五入または切り捨てを行うことにより、数値を丸めて整数化していたため、符号量推定値Rに1ビット未満の丸め誤差が含まれていた。元々が推定値ではあるため、実際のCABAC符号量との誤差も当然あるが、従来は、実際の符号量との誤差に加えて前述の丸め誤差が含まれた値を用いてRD最適化が行われていた。すなわち誤差が比較的多く含まれてしまっている符号量推定値Rに基づくコスト関数Cの最小化を行っていたため、最適な符号化モードが得られていない可能性があり、さらには符号化効率が低下するという問題がある。
この1ビット未満の丸め誤差は、符号量推定値Rが数千ビットと大きい場合は無視できる量であるが、例えば前述の確率が0.6の場合、この符号量を丸めて1ビットとすると、元の符号量に加わる誤差の割合は、(3)式のように35.7%となり、無視できない程度に大きな割合を占める。
(1−log(p))/log(p)×100=35.7[%] ・・・(3)
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、符号量推定値Rの精度を向上させることができる映像符号化方法、映像符号化装置及び映像符号化プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、入力映像の信号を符号化する映像符号化装置が行う映像符号化方法であって、符号化モードを選択する場合のコスト関数計算に用いる符号量推定値の計算を浮動小数点演算を用いて行う符号量推定値計算ステップを有する映像符号化方法である。
本発明の一態様は、前記映像符号化方法であって、前記符号量推定値計算ステップでは、符号化単位の符号量の整数部分Bwと、前記符号量の少数部分Bfとを算出し、前記符号量推定値を「Bw+Bf÷所定の値」によって計算する。
本発明の一態様は、前記映像符号化方法であって、前記符号量推定値をビットシフト演算によって算出する場合のビットシフト数をnとしたときに、前記所定の値は、2である。
本発明の一態様は、前記映像符号化方法であって、前記所定の値は、32768である。
本発明の一態様は、入力映像の信号を符号化する映像符号化装置であって、符号化モードを選択する場合のコスト関数計算に用いる符号量推定値の計算を浮動小数点演算を用いて行う符号量推定値計算部を備える映像符号化装置である。
本発明の一態様は、コンピュータに、前記映像符号化方法を実行させるための映像符号化プログラムである。
本発明によれば、固定少数点のビットシフトを用いずに、浮動小数点演算を用いて、符号量推定値Rを求めるようにしたため、符号量推定値Rの精度を向上させることができる。符号量推定値Rの精度向上により、映像符号化において、RD最適化を精緻化することができるため、より適切な符号化モードが選択されるようになり、より少ない符号量でより高い品質の復号映像が得られるという効果が得られる。
一般的な映像符号化装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す映像符号化装置の動作を示すフローチャートである。 図1に示す符号化制御部115の動作を示すフローチャートである。 図3に示す符号量推定値Rを算出するステップS16の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態による映像符号化装置を説明する。なお、本明細書において、画像とは、静止画像、または動画像を構成する1フレーム分の画像のことをいう。また映像とは、動画像と同じ意味であり、一連の画像の集合である。
はじめに、H.265/HEVCまたはH.264/AVCを含む一般的な映像符号化装置の構成を説明する。図1は、一般的な映像符号化装置10の構成を示すブロック図である。図1に示す映像符号化装置10は、符号化対象の映像信号100を入力し、ブロックに分割してブロック毎に符号化することによって、より小さい符号化データ118を生成して出力する。
映像符号化装置10は、減算部102、変換・量子化部104、逆量子化・逆変換部106、加算部107、歪除去フィルタ108、フレームメモリ109、画面内予測部111、動き推定部112、画面間予測部114、符号化制御部115、エントロピー符号化部117を備える。
なお、映像符号化装置10の構成を図1を参照して説明するに際して、映像符号化装置10が普通に有する公知の機能・構成については、本発明の説明に直接関わりがない限り、その説明及び構成の図示を省略する。
次に、図2を参照して、図1に示す映像符号化装置10の動作を説明する。図2は、図1に示す映像符号化装置10の動作を示すフローチャートである。ここでは、映像符号化装置10が、H.265/HEVCに準拠した映像符号化装置であるものとして説明する。
まず、外部から入力された映像信号は、予測単位(Prediction Unit)と呼ばれる処理単位ごとのブロックに分割される。減算部102は、予測単位毎に予測信号101を映像信号100から減算し、その結果から予測残差信号103を生成して出力する(ステップS1)。予測信号101は、画面内予測部111による画面内予測または画面間予測部114による画面間予測を行った結果、いずれかの予測結果に基づいて生成される信号である。
次に、変換・量子化部104は、この予測残差信号103を変換及び量子化して出力する(ステップS2)。ここでいう変換とは、圧縮しようとする情報を、より圧縮率を高めるためにその意味内容が失われない別の情報表現の形に変換することである。この変換を行うには、DCT(離散コサイン変換;Discrete Cosine Transform)、DST(離散サイン変換;Discrete Sine Transform)などが用いられる。
次に、エントロピー符号化部117は、変換・量子化部104の結果である量子化係数105をエントロピー符号化して、符号化データ118として出力する(ステップS3)。
一方、量子化係数105の値は逆量子化・逆変換部106において逆量子化・逆変換を施す(ステップS4)。ここでいう逆変換とは、逆DCT(逆離散コサイン変換)または逆DST(逆離散サイン変換)を行うことである。
次に、加算部107は、画面内予測部111または画面間予測部114のいずれかから出力する予測信号101と、逆量子化・逆変換部106の出力信号とを加算する。続いて、歪除去フィルタ108は、加算部107から出力する信号に対し、歪除去を施す(ステップS5)。
歪除去フィルタ108の出力は、変換復号画像が再現されたものになり、その信号が復号映像信号110として出力される(ステップS6)。この復号映像信号110は、フレームメモリ109に記憶される(ステップS7)とともに、符号化制御部115に対して出力される。
動き推定部112は、フレームメモリ109に記憶された復号映像信号110と映像信号100とを用いて、対象ブロックが時間を経てどの程度動いたかを推定し、その結果である動き情報113を生成して出力する。この動き情報113及びフレームメモリ109に記憶されている復号映像信号110を用いて、画面間予測部114は対象ブロックの予測信号101を生成する。または、画面内予測部111は、フレームメモリ109に記憶されている復号映像信号110を用いて、対象ブロックの予測信号101を生成して出力する(ステップS8)。
なお、エントロピー符号化部117は、符号化制御部115から出力する制御データ116、変換・量子化部104から出力する量子化係数105、動き推定部112から出力する動き情報113を符号化し、符号化データ118として出力する。
また、以上の一連の処理において、いくつかの処理部は符号化制御部115が出力する制御データ116に基づいて動作する。符号化制御部115は、映像信号100と復号映像信号110を参照し、制御データを出力する。制御データ116は、例えば変換・量子化部104及び逆量子化・逆変換部106においては量子化幅や変換するブロックの大きさを指定する。
また、符号化制御部115は、画面内予測部111及び画面間予測部114においては対象ブロックが画面内予測・画面間予測いずれにより予測するかを指定する。そして、符号化制御部115は、画面内予測の場合どのような予測方法であるか、どのような大きさのブロック単位で予測を行うか、画面間予測の場合予測を2枚のフレームから行うか1枚のフレームから行うかを指定する。また、符号化制御部115は、動き推定部112においては画面間予測を行う単位のサイズや参照する過去符号化フレームを出力する。
ここで説明した符号化制御部115が出力する制御データ116により指定される「量子化幅」や「変換するブロックの大きさ」情報などが「モード」と呼ばれるものである。複数あるモードの選択肢の中から最もコスト関数を小さくするモードを選ぶことで、与えられたビットレートで最高の画質を得ることができる。
次に、図3を参照して、図1に示す符号化制御部115の動作を説明する。図3は、図1に示す符号化制御部115の動作を示すフローチャートである。まず、符号化制御部115は、別途与えられる未定乗数λの値を入力する(ステップS11)。続いて、符号化制御部115は、対象ブロックの映像信号100を入力する(ステップS12)。
次に、符号化制御部115は、対象となる映像符号化装置10内の処理部において試行可能なモードを順次列挙し、試行モードとして設定する(ステップS13)。符号化制御部115は、設定した試行モードを用いて符号化を試行し(ステップS14)、得られた復号画像信号と原画像信号の差の二乗の総和を歪み量Dとする(ステップS15)。
また、符号化制御部115は、非特許文献6などに記載の技術により、対応する符号量推定値Rを推定する(ステップS16)。そして、符号化制御部115は、(1)式に基づきコスト関数Cを計算する(ステップS17)。符号化制御部115は、求めたコスト関数Cが試行した中で最も小さいか否かを判定し(ステップS18)、最も小さければこの時点のモードを記憶する(ステップS19)。
次に、対象となる処理部において試行可能なモードをすべて終えたかを判定し(ステップS20)、終えていなければステップS13に戻って、処理を繰り返す。終えていれば、符号化制御部115は、コスト関数Cが最小であった記憶されているモードを出力し(ステップS21)、終了する。
次に、図4を参照して、図3に示す符号量推定値Rを算出するステップS16の動作の詳細を説明する。図4は、符号化制御部115が図3に示す符号量推定値Rを算出するステップS16の動作を示すフローチャートである。
非特許文献6の具体的方法はH.265/HEVCの参照ソフトウェアに記載されているため詳細な説明を省略する。まず、符号化制御部115は、指定モードにおいて符号化を試行した際のCABACの内部状態より整数符号量Bwを算出する(ステップS41)。続いて、符号化制御部115は、小数符号量Bfを算出する(ステップS42)。最後に符号化制御部115は、(4)式に基づいて符号量推定値Rを算出して出力する(ステップS43)。(4)式は、浮動小数点を用いた演算を用いて計算する。
R=Bw+Bf÷32768
=Bw+Bf÷215 ・・・(4)
このように、符号量推定値Rを浮動小数点を用いて演算を行うことにより、ビットシフトによって算出するより計算精度を向上させることが可能となる。この構成により、符号量推定値Rの算出時に丸め誤差が含まれることがなくなり、符号量推定値Rを正確に算出することができるようになるため、最適な符号化モードが得られる可能性が高まり、符号化効率が向上することが期待できるという効果が得られる。
なお、「32768」という値は、固定値である必要はなく、±1%程度(32440〜33095)変動しても、復号画像には影響を与えないようにすることができるとともに、右ビットシフトを用いて計算するよりは、精度を高めることができる。
また、前述した説明では、32768(=215)で割り算する例を示したが、(2)式をR=Bw+(Bf>>n)としたとき、すなわち、nビット右シフトするとしたとき、(4)式は、(4)’式とすればよい。
R=Bw+Bf÷2 ・・・(4)’
この場合も割り算は、浮動小数点演算によって行えばよい。ただし、2は事前に計算してその値を代入して計算をした方が計算速度は向上する。
なお、(4)式、(4)’式による浮動小数点演算は、符号量推定値を出力する処理の最終段階で実数Rを整数化する処理を有している符号化ソフトウェアであれば適用可能である。例えば、非特許文献4、5に記載されている計算処理において適用可能である。
以上説明したように、符号量の推定手順においてより誤差の少ない推定を行うように構成した。この構成によれば、映像符号化において画質改善の要となっている符号化最適化において、効率を高める符号化モードの選択を誤る可能性を低下させることができる。したがって、映像符号化において、より高い符号化効率が実現され、より少ない符号量でより高い品質の復号映像を得ることができる。
前述した実施形態における映像符号化装置の全部または一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行ってもよい。
画像・映像の非可逆符号化において、映像品質の改善及び符号化ビットレートの削減を目的として、画像の符号化・復号を行うことが不可欠な用途に適用できる。
100…映像信号、101…予測信号、102…減算部、103…予測残差信号、104…変換・量子化部、105…量子化係数、106…逆量子化・逆変換部、107…加算部、108…歪除去フィルタ、109…フレームメモリ、110…復号映像信号、111…画面内予測部、112…動き推定部、113…動き情報、114…画面間予測部、115…符号化制御部、116…制御データ、117…エントロピー符号化部、118…符号化データ

Claims (6)

  1. 入力映像の信号を符号化する映像符号化装置が行う映像符号化方法であって、
    符号化モードを選択する場合のコスト関数計算に用いる符号量推定値の計算を浮動小数点演算を用いて行う符号量推定値計算ステップを有する映像符号化方法。
  2. 前記符号量推定値計算ステップでは、符号化単位の符号量の整数部分Bwと、前記符号量の少数部分Bfとを算出し、前記符号量推定値を「Bw+Bf÷所定の値」によって計算する請求項1に記載の映像符号化方法。
  3. 前記符号量推定値をビットシフト演算によって算出する場合のビットシフト数をnとしたときに、前記所定の値は、2である請求項2に記載の映像符号化方法。
  4. 前記所定の値は、32768である請求項2に記載の映像符号化方法。
  5. 入力映像の信号を符号化する映像符号化装置であって、
    符号化モードを選択する場合のコスト関数計算に用いる符号量推定値の計算を浮動小数点演算を用いて行う符号量推定値計算部を備える映像符号化装置。
  6. コンピュータに、請求項1から4のいずれか一項に記載の映像符号化方法を実行させるための映像符号化プログラム。
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