JP2017122981A - 意思決定支援装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、制御対象のパラメータの決定を支援する技術を提供する。
【解決手段】本発明の装置は、予測KPI分布情報の予測モデルを用いてパラメータを選択するパラメータ選択モジュールと、選択されたパラメータよって観測された制御結果からKPI値を算出するKPI評価モジュールと、観測KPI情報を用いてKPI値の分布を学習し、予測KPI分布情報の予測モデルを更新する予測KPI分布学習モジュールとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、意思決定支援装置及び方法に関する。
何らかの制御対象(施設、施策、製品などに関する何らかのパラメータ)を最適化するシステムが様々な方法により構築されている。
最適化を実現する1つの指標とKPI(Key Performance Indicators)がある。KPIは、目標の達成度合いを計る定量的な指標である。最適化を実現する1つの構成として、KPIを最大化するシステムが提案されている。このようなシステムでは、KPIが向上するように日々の活動が改善される。
特開2015−11691号公報
従来では、実際にシステムを運用し、ある程度の量のログデータが蓄積された段階で、ユーザが、ログデータを解析し、KPIが向上するように制御対象を改善する。このように、従来では、ある制御対象の意思決定プロセスに人間の作業が介在しており、また、その意思決定が人間の経験及び感覚に依存していた。しかも、KPIは、多くの場合、トレードオフの関係を含んでおり(例えば、コストと品質の関係など)、最適なパラメータを選択することが困難である。
そこで、本発明は、ある制御対象を制御したときの効果を自動的に予測し、その制御対象のパラメータの決定を支援する技術を提供する。
例えば、上記課題を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例をあげるならば、プロセッサ及び記憶部を用いて、あるパラメータの決定を支援する方法が提供される。前記記憶部は、前記パラメータとKPI値とを含む観測KPI情報と、前記パラメータを選択したときの前記KPI値を予測するための予測モデルを含む予測KPI分布情報とを格納している。当該方法は、前記プロセッサが、前記予測KPI分布情報の前記予測モデルを用いて前記パラメータを選択するステップと、前記プロセッサが、前記選択されたパラメータによって観測された制御結果から前記KPI値を算出し、当該算出されたKPI値を前記観測KPI情報として前記記憶部に格納するステップと、前記プロセッサが、前記観測KPI情報を用いて前記KPI値の分布を学習し、前記予測KPI分布情報の前記予測モデルを更新するステップとを含む。
また、他の例によれば、あるパラメータの決定を支援する装置が提供される。当該装置は、前記パラメータとKPI値とを含む観測KPI情報と、前記パラメータを選択したときの前記KPI値を予測するための予測モデルを含む予測KPI分布情報を格納する記憶部と、前記予測KPI分布情報の前記予測モデルを用いて前記パラメータを選択するパラメータ選択モジュールと、前記選択されたパラメータによって観測された制御結果から前記KPI値を算出し、当該算出されたKPI値を前記観測KPI情報として前記記憶部に格納するKPI評価モジュールと、前記観測KPI情報を用いて前記KPI値の分布を学習し、前記予測KPI分布情報の前記予測モデルを更新する予測KPI分布学習モジュールとを備える。
本発明によれば、ある制御対象を制御したときの効果を自動的に予測し、その制御対象のパラメータの決定を支援することができる。本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。 制御パラメータの一例である。 観測KPI値及び観測データの一例である。 予測KPI分布情報の一例である。 実施例1に係る意思決定支援システムの処理フローである。 実施例1に係るパラメータ選択ステップの具体的な処理フローである。 実施例1に係る予測KPI分布学習ステップの具体的な処理フローである。 実施例2に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。 実施例2に係るパラメータ選択ステップの具体的な処理フローである。 実施例3に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。 実施例3に係る制御表示部に表示される画面の一例である。 実施例4に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。 状況データベースの一例である。 状況別予測KPI分布情報の一例である。 観測データの一例である。 実施例4に係る意思決定支援システムの処理フローである。 実施例5に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。 実施例6に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。 実施例7に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。 実施例8に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。 観測データの一例である。 状況モデルデータの一例である。 状況モデルデータの一例である。 実施例9に係る全体最適化システムの一例である。 実施例9に係る管理サーバの処理フローである。 基本情報データの一例である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
[実施例1]
図1は、実施例1に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。本実施例の意思決定支援システムは、ある制御対象のパラメータの決定を支援する装置である。制御対象のパラメータの具体的な例は後述するが、例えば、浄水場での薬品注入量、浄水場での取水量、ATMの現金装填量などが挙げられる。当然ながら、本実施例の適用範囲は、これらの例に限定されない。
計算機100は、プロセッサ(CPU)101と、メモリ102と、補助記憶装置103とを備える。プロセッサ(CPU)101と、メモリ102と、補助記憶装置103とは、相互に接続されている。なお、図示省略したが、計算機100は、ユーザからの入力を受付けるためのキーボード及びマウス等の入力部、及び、他の計算機と通信するための通信部を備えてもよい。
プロセッサ101は、以下で説明する処理を実行する。意思決定支援システムは、例えば、プロセッサ101が各処理モジュールに対応するプログラムを実行することによって実現される。したがって、以下の説明において、図1の処理モジュールを主語として処理内容を説明した場合、プロセッサを主語とした説明としてもよい。
補助記憶装置103は、例えば、磁気記憶装置、フラッシュメモリ等の大容量かつ不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置103は、各種プログラム及び各種データを格納している。補助記憶装置103には、制御パラメータ121と、観測KPI値122と、予測KPI分布情報123と、観測データ124とが格納される。
プロセッサ101は、必要に応じて、補助記憶装置103に格納されている各処理モジュールをメモリ102に読み込ませ、各種処理を実行する。図1は、各処理モジュールをメモリ102に読み込んだ状態を示している。なお、メモリ102及び補助記憶装置103は、プロセッサ101によって実行される処理の途中で生成されるデータ等を一時的に記憶しておくために用いられてもよい。
計算機100は、処理モジュールとして、パラメータ選択モジュール111と、KPI評価モジュール112と、予測KPI分布学習モジュール113とを備える。パラメータ選択モジュール111は、制御パラメータを選択する。KPI評価モジュール112は、選択された制御パラメータで処理を実行することによって観測された制御結果(観測データ)からKPI値を算出する。予測KPI分布学習モジュール113は、観測データから算出されたKPI値を用いて、KPIの分布を学習する。
計算機100は、制御部104と接続されている。制御部104は、計算機100から制御パラメータを受け取り、その制御パラメータで制御を行うものである。例えば、制御部104の制御対象例としては、浄水場での薬品注入量、浄水場での取水量、ATMの現金装填量などが挙げられる。制御部104は、制御を実行した後に、実際に観測された制御結果(観測データ)を計算機100に送信する。
次に、補助記憶装置103に格納される各種情報について説明する。システムが使用する情報は、データ構造に依存せず、どのようなデータ構造で表現されていてもよい。以下の実施例は、テーブル形式の情報を示している場合があるが、例えば、テーブル、リスト、データベース又はキューから適切に選択したデータ構造体を用いて情報を格納してもよい。
図2は、制御パラメータ121の一例である。制御パラメータ200は、例えば、設定可能な制御パラメータの数値の情報201と、各制御パラメータの選択回数202と、制御パラメータの最小値及び最大値の情報203とを含む。図2の例では、説明を簡単にするために、制御パラメータのうち7つの値のみを示している。
図3は、観測KPI値122の一例である。テーブル300は、選択した制御パラメータを用いてシステムを運用したときの制御結果から算出されたKPI値を格納するものである。テーブル300は、例えば、観測日付301と、制御パラメータの値302と、KPI値303とを含む。KPI値303は、制御パラメータの値302で処理を実行することによって観測された制御結果から算出されたものである。テーブル300は、上記の構成により、過去から現在にわたってKPI値を蓄積することができる。
図4は、予測KPI分布情報123の一例である。予測KPI分布情報400は、ある制御パラメータを選択したときのKPI値を予測するための予測モデルの情報である。一例として、予測KPI分布情報400は、予測KPIを計算するための回帰式に関する情報である。なお、予測モデルは、以下で説明する回帰式に限定されず、公知の機械学習のモデルを利用してもよい。予測KPI分布情報400は、回帰式の情報401と、回帰式の係数の情報402とを含む。ここで、xは制御パラメータである。また、α1、α2、α3、βは回帰式の係数である。回帰式の情報は、実際の観測データを用いて学習することにより更新される。
観測データ124は、選択された制御パラメータで処理を実行することによって観測された制御結果の情報である。例えば、観測データ124は、観測日付と、当該観測日付に観測された制御結果の情報とが関連付けられた情報である。観測データ124は、制御結果だけでなく、観測日付に測定された他の情報を含んでよい。
図5は、図1に示すシステムの処理フローである。パラメータ選択モジュール111は、予測KPI分布情報123を用いて、制御パラメータ121の情報から制御パラメータを選択する(501)。次に、制御部104は、選択されたパラメータを用いて制御を実行する(502)。次に、制御部104は、制御結果を計測する(503)。制御部104は、制御結果を計算機100に送信する。計算機100は、受信した制御結果を観測データ124として補助記憶装置103に格納する。
次に、KPI評価モジュール112は、観測データ124からKPI値を算出する(504)。例えば、KPI値を算出するモデル(数式など)は、予め補助記憶装置103に格納されている。KPI評価モジュール112は、当該モデルに観測データ124の制御結果を入力することにより、KPI値を算出する。KPI評価モジュール112は、算出されたKPI値を観測KPI値122として補助記憶装置103に格納する。
次に、予測KPI分布学習モジュール113は、観測KPI値122(今回算出されたKPI値及び過去のKPI値の分布)から、予測KPI値を求めるためのモデルを求める(505)。一例として、予測KPI分布学習モジュール113は、観測KPI値122(今回算出されたKPI値及び過去のKPI値の分布)に関して回帰分析を実行し、回帰式を求める。予測KPI分布学習モジュール113は、求めたモデル(回帰式)を、予測KPI分布情報123として補助記憶装置103に格納する。図1のシステムは、日々運用しながら、ステップ501〜505を繰り返し実行する。
図6は、パラメータ選択ステップ(図5の501)の具体的な処理フローである。パラメータ選択モジュール111は、パラメータ空間を所定の領域数に分割する(601)。例えば、図2の例では、パラメータ空間は、200から1500の間である。したがって、パラメータ選択モジュール111は、このパラメータ空間を所定の領域数に分割する。
次に、パラメータ選択モジュール111は、予測KPI分布情報123を用いて、各パラメータ領域の期待値を算出する(602)。一例として、パラメータ選択モジュール111は、予測KPI分布情報123の回帰式に各パラメータ領域の中央の値を入力し、各パラメータ領域の期待値を算出してよい。ここで、各パラメータ領域の期待値をrで表す。
次に、パラメータ選択モジュール111は、制御パラメータ121から各パラメータ領域の選択回数を算出し、当該選択回数を用いて信頼度(confidence level)を算出する(603)。信頼度は、そのパラメータ領域がこれまでどの程度選択されてきたかを示す指標である。一例として信頼度は、以下の式で求めることが可能である。ここで、各パラメータ領域のこれまでの選択回数をCで表す。また、totalCountは、システムの運用を開始してからのパラメータの選択回数の合計である。cは、探索度である。探索度については後述する。
Figure 2017122981
パラメータ選択モジュール111は、期待値と信頼度の和によって、各パラメータの評価値を算出する(604)。以下は、評価値の算出式の一例である。
Figure 2017122981
パラメータ選択モジュール111は、評価値に基づいて制御パラメータを選択する(605)。詳細には、パラメータ選択モジュール111は、評価値が最大のパラメータ領域を制御パラメータとして選択する(605)。上記の評価値の算出式の場合、探索度cの値にもよるが、期待値が高く、且つ、これまでの選択回数が小さいパラメータの評価値が高くなる。したがって、これまで選択されていなかったパラメータの中で期待値が高いパラメータが選択され易くなる。これにより、様々なパラメータを実際に選択することが可能となり、システムを運用しながら幅広い範囲の中で最適なパラメータを探索することが可能となる。従来では、ユーザの経験や感覚に依存していたため、パラメータの選択の範囲が限定され、必ずしも最適なパラメータを選択していない場合もあった。上記の例では、このような課題を解決できる。なお、信頼度、評価値の算出式は、上記の例に限定されない。信頼度は、制御パラメータの選択回数が反映されるような数式で計算されればよい。評価値は、上記のように期待値と信頼度の組み合わせでもよいし、予測モデルから計算された期待値だけから計算されてもよい。例えば、期待値だけから評価値を計算した場合、後述する実施例で説明する画面に期待値が高い領域を示し、その領域の中から、これまで選択していない制御パラメータをユーザによって選択させる構成なども考えられる。
図7は、予測KPI分布学習ステップ(図5の505)の具体的な処理フローである。予測KPI分布学習モジュール113は、算出されたKPI値によって観測KPI値122を更新する(701)。予測KPI分布学習モジュール113は、更新された観測KPI値122(今回算出されたKPI値と過去のKPI値を含む)から、予測KPI値を求めるための回帰式を求める(702)。予測KPI分布学習モジュール113は、算出された回帰式の情報を予測KPI分布情報123として補助記憶装置103に格納する。システムを日々運用しながら、予測KPI分布学習モジュール113は、予測KPI分布情報123のモデル(回帰式)を学習し、当該モデルを更新する。
上記の実施例によれば、ある制御パラメータを用いて制御したときの効果(KPI値)を自動的に予測し、制御パラメータの決定を支援することができる。また、制御パラメータに関するKPI分布を学習することにより、パラメータ空間内の探索時間を低減することができる。
また、制御パラメータとKPI値との関係性を動的に学習することにより、これまで実施していない制御パラメータの効果を推定しながら、最適な制御パラメータを探索することができる。さらに、上記の評価値の算出式を用いることにより、高いKPI値が推定でき、かつ、これまで選択されていない制御パラメータを選択することも可能となる。したがって、従来の人間の作業に依存していたシステムに比べて、パラメータ空間内の最適な制御パラメータを選択することができる。
[実施例2]
図8は、実施例2に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。なお、図8において、上記の実施例と同一の構成要素については同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
本実施例のシステムでは、計算機100が、処理モジュールとして、パラメータ領域分割モジュール801を更に備える。
図9は、本実施例におけるパラメータ選択ステップ(図5の501)の具体的な処理フローである。図9において、図6と同一の内容については同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
パラメータ領域分割モジュール801は、パラメータ空間の最小値LBと最大値UBを設定する(901)。パラメータ領域分割モジュール801は、観測KPI値122、すなわち、過去の制御パラメータの選択結果から、パラメータ空間の最小値LBと最大値UBを設定する。一例として、パラメータ領域分割モジュール801は、以下の式で最小値LBと最大値UBを決定してもよい。ここで、μは、過去に選択された制御パラメータの値から求められた平均値である。また、σは、過去に選択された制御パラメータの値から求められた分散値である。
Figure 2017122981
なお、パラメータ空間の最小値LBと最大値UBの決定方法は、上記の例に限定されない。上記の例は、過去のデータ(観測KPI値122など)がある程度の量蓄積されていることが前提となる。システムの運用開始当初については、ユーザが、パラメータ空間の最小値LBと最大値UBを入力してもよい。
その後、パラメータ選択モジュール111は、ステップ901で設定された最小値LBと最大値UBの間のパラメータ空間を所定の領域数に分割する(902)。その後のステップ602〜605は、図6と同様である。
制御パラメータのパラメータ空間内には、選択してはいけない領域(例えば、危険領域等)が存在する場合もある。例えば、浄水場での薬品注入量が制御対象の場合、ある特定の量以上の薬品を注入することが安全面から禁止されていることが考えられる。本実施例によれば、選択可能なパラメータ空間を事前に設定し、適切な範囲で制御パラメータを探索することが可能となる。
[実施例3]
図10は、実施例3に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。なお、図10において、上記の実施例と同一の構成要素については同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
計算機100は、制御表示部1001を更に備える。制御表示部1001は、ディスプレイ装置等である。また、計算機100は、処理モジュールとして、パラメータ領域提示モジュール1002と、探索度変更モジュール1003とを更に備える。
図11は、制御表示部1001に表示される画面の一例である。画面1100は、制御パラメータを設定することが可能な制御盤領域(パラメータ設定領域)1101と、観測KPI値を表示するKPI表示領域1102と、探索度を調整する探索度調整領域1103と、関連情報表示部1104とを備える。
パラメータ領域提示モジュール1002は、制御盤領域1101を表示する処理を実行する。制御盤領域1101では、制御パラメータを設定することが可能である。図11の例では、制御パラメータを0から100までの値で選択できる。矢印1106は、現在選択されている制御パラメータの値を示す。また、枠1105は、例えば、図6のステップ604で算出された評価値が高いパラメータ領域を示し、制御パラメータの推薦領域を示す。領域1107は、例えば、図9のステップ901で設定されたパラメータ空間の範囲外を示す。例えば、浄水場での薬品注入量が制御対象の場合、ユーザは、領域1107が危険領域であることを認識することができる。
探索度変更モジュール1003は、探索度調整領域1103を表示し、探索度調整領域1103で設定された探索度を上記の評価値の算出式に組み込む処理を実行する。探索度調整領域1103では、上記の評価値の算出式内の探索度cを調整することができる。図11の例では、探索度cを、0から1までの間の数値で設定することができる。探索度cを大きく設定した場合、より広い範囲で制御パラメータを探索することができる。探索度cの数値範囲は図11の例に限定されない。
関連情報表示部1104は、制御パラメータの選択に関連する何らかの情報を表示する領域である。例えば、浄水場が制御対象の場合、天気予報は制御パラメータの設定に大きく関わる。したがって、関連情報表示部1104には、天気予報が表示される。ユーザは、関連情報表示部1104に表示された情報を参考にしながら、制御パラメータを選択することができる。
上記の実施例では、ユーザが、画面1100内に表示された様々な情報を参考にして、制御パラメータを選択できる。また、評価式内のパラメータ(探索度c)を変更することもできるため、制御パラメータの探索範囲を調節することもできる。
[実施例4]
図12は、実施例4に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。図12において、上記の実施例と同一の構成要素については同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
本実施例では、計算機100は、処理モジュールとして、状況認識モジュール1201を更に備える。また、補助記憶装置103は、状況データベース1202と、状況別予測KPI分布情報1203とを更に格納している。また、計算機100には、計測部1204が接続されている。計測部1204は、例えば、センサなどの環境を測定する装置である。計測部1204の計測値は、観測データ124として補助記憶装置103に格納される。
図13は、状況データベース1202の一例である。図13に示すように、状況データベース1300は、複数の状況を定義した情報を含む。状況データベース1300は、コンテクスト番号1301と、天気1302と、温度1303とを含む。コンテクスト番号1301は、各状況を識別するためのIDである。図13の例では、説明を簡単にするために、4つの状況のみを示している。状況データベースの構成はこれに限定されず、状況が様々な要素によって定義されてよい。
図14は、状況別予測KPI分布情報1203の一例である。図14に示すように、状況別予測KPI分布情報1400は、ある制御パラメータを選択したときのKPI値を予測するためのモデルを、状況ごとに格納する。状況別予測KPI分布情報1400は、回帰式の情報1401と、状況(すなわち、コンテクスト番号)ごとの回帰式の係数の情報1402とを含む。
図15は、本実施例における観測KPI値122の一例である。観測KPI値1500は、観測日付1501と、制御パラメータの値1502と、確率分布1503と、観測KPI値1504とを含む。確率分布1503は、状況ごとの確率分布を示す。確率分布1503のコンテクスト番号は、状況データベース1300のコンテクスト番号1301に対応する。
状況認識モジュール1201は、計測部1204の測定値などの各種情報を受け取る。状況認識モジュール1201は、計測部1204の測定値などを確率変数とする確率分布を算出する。図15の例において、2015年9月15日は、コンテクスト番号「3」の状況の確率が最も高い。したがって、状況認識モジュール1201は、算出した確率分布から、2015年9月15日の状況をコンテクスト番号「3」の状況と判定する。
図16は、図12に示すシステムの処理フローである。図16において、図5と同一の内容については同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
状況認識モジュール1201は、観測データ124(計測部1204の測定値など)から確率分布を算出する。状況認識モジュール1201は、算出した確率分布に基づいて、今回の状況が状況データベース1300内のどの状況であるかを判定する(1601)。
その後、パラメータ選択モジュール111は、ステップ1601で認識された状況に基づいて、状況別予測KPI分布情報1400を用いて、制御パラメータ121の情報から制御パラメータを選択する(1602)。具体的には、パラメータ選択モジュール111は、状況別予測KPI分布情報1203から、ステップ1601で認識された状況に対応する回帰式の情報を取得し、当該回帰式の情報を用いて各パラメータ領域の期待値を算出する。その他の処理は、図5と同じである。
なお、制御パラメータを選択した後のステップ502〜504は、図5と同様である。最後に、予測KPI分布学習モジュール113は、ステップ1601で認識された状況に対応するKPI値の分布を観測KPI値1500から取得し、当該状況でのモデル(回帰式)を学習する(1603)。
本実施例によれば、状況ごとに応じた制御パラメータの選択が可能となる。詳細には、状況データベースを用いることにより、今回の状況を認識し、その状況に合わせて制御パラメータを選択することができる。特に、制御パラメータを選択する際に使用する予測KPI分布情報を状況ごとに管理することにより、状況に合わせたKPIの予測が可能となる。
[実施例5]
図17は、上記で説明した実施例の第1の適用例である。図17のシステムは、浄水場における薬品注入量の制御を行うシステムである。この例では、パラメータ選択モジュール111は、薬品の注入量を決定する。また、補助記憶装置103は、制御パラメータ121として、薬品注入量の情報を格納する。また、補助記憶装置103は、観測KPI値122として、薬品注入量(コスト)及び収量(品質)に基づくKPI値を格納する。また、補助記憶装置103は、観測データ124として、気象情報、日付などの、浄水場運転に関連する観測データを格納する。制御部104は、パラメータ選択モジュール111で決定された注入量で薬品を投入するための制御部である。
[実施例6]
図18は、上記で説明した実施例の第2の適用例である。図18のシステムは、浄水場における取水量の制御を行うシステムである。この例では、パラメータ選択モジュール111は、取水量を決定する。また、補助記憶装置103は、制御パラメータ121として、取水量の情報を格納する。また、補助記憶装置103は、観測KPI値122として、収量(コスト)に基づくKPI値を格納する。また、補助記憶装置103は、観測データ124として、供給量、気象情報、日付などの、浄水場運転に関連する観測データを格納する。制御部104は、パラメータ選択モジュール111で決定された取水量で水の取り入れを行うための制御部である。
[実施例7]
図19は、上記で説明した実施例の第3の適用例である。図19のシステムは、ATMの現金を管理するシステムである。この例では、パラメータ選択モジュール111は、各ATMへの現金の装填量を決定する。また、補助記憶装置103は、制御パラメータ121として、現金の装填量の情報を格納する。また、補助記憶装置103は、観測KPI値122として、金利(コスト)及び現金警送費(コスト)に基づくKPI値を格納する。また、補助記憶装置103は、観測データ124として、現金装填量、日付などの、ATMに関連する観測データを格納する。制御部104は、パラメータ選択モジュール111で決定された装填量で現金を装填するように指示するための制御部である。
[実施例8]
図20は、実施例8に係る意思決定支援システムを構成する計算機の一例である。図20において、上記の実施例と同一の構成要素については同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
本実施例では、計算機100は、処理モジュールとして、状況学習モジュール2001を更に備える。また、補助記憶装置103は、図12の状況データベース1202の代わりとして、状況モデルデータ2002を格納している。
図21は、実施例8の観測データ124の一例である。観測データ2100は、観測日付2101と、5つの観測データ2102とを含む。例えば、観測データ2100に格納される情報は、以下で説明する状況モデルに対応するデータであればよい。観測データ2102は、計測部1204によって計測されたデータでもよいし、その他、ネットワークを介して取得したデータ(例えば、天気など)でもよい。
図22及び図23は、状況モデルデータ2002の一例である。状況モデルデータ2002は、観測データ124からいくつかの状況を判定できるモデルであればよい。状況モデルデータ2002は、例えば、図23に示すような階層型ネットワークモデルである。図23のモデルは、入力層に図21の5つの観測データ2102を入力し、最終的に2つの状況を認識することができる。
図22は、図23のユニット間の重みを示す。重みは、あるユニットから次のユニットの影響の大きさを表す。例えば、テーブル2201は、Layer1におけるユニット間の重みを示す。例えば、テーブル2201の1行1列の情報(0.2)は、図23におけるユニット2301とユニット2302との間の重みwa11を表す。また、テーブル2202は、Layer2におけるユニット間の重みを示す。例えば、テーブル2202の1行1列の情報(0.1)は、図23におけるユニット2302とユニット2303との間の重みwb11を表す。また、テーブル2203は、Layer3におけるユニット間の重みを示す。テーブル2203の1行1列の情報(0.4)は、図23におけるユニット2303とユニット2304との間の重みwc11を表す。
なお、ここで使用される学習モデルは、図22及び図23の例に限定されず、公知の機械学習のモデルを利用できる。
本実施例の処理フローは、図16と同様であるが、ステップ1601の処理のみが異なる。図16のステップ1601では、状況データベース1202を用いて状況の判定が行われたが、本実施例では、状況学習モジュール2001が、状況モデルデータ2002を用いて状況を認識する。状況学習モジュール2001は、観測データ2100の5つの観測データ2102を状況モデルデータ2002のモデル(図22及び図23)に入力し、今回の状況を判定する。その後の処理は、図16と同様である。
本実施例は、状況の定義が難しく、状況データベース1202を作成することが難しい場合に有効である。状況の定義が難しい場合でも、図22及び図23の学習モデルに複数の観測データを入力することにより、現在の状況を分類することが可能となる。なお、状況学習モジュール2001は、システムを運用しながら、状況モデルデータ2002のモデルを修正してもよい。
[実施例9]
図24は、実施例9に係るシステムの一例である。本実施例は、複数の個別の最適化システムを連携させた全体最適システムである。全体最適を実現する1つの構成として、複数の個別のシステム間でKPIを共有し、KPI最適化へのインセンティブを設定する構成がある。
本実施例に係る全体最適化システムは、複数の計算機100と、ネットワークを介して複数の計算機100と接続された管理サーバ2400とを備える。複数の計算機100は、上記で説明した実施例の構成である。
管理サーバ2400は、処理モジュールとして、KPI評価モジュール2401と、報酬算出モジュール2402とを備える。上記と同様に、管理サーバ2400のプロセッサ101は、必要に応じて、各処理モジュールに対応するプログラムをメモリ102に読み込ませ、各種処理を実行する。
また、管理サーバ2400の補助記憶装置103は、基本情報データ2403と、実績KPI値2404とを格納する。基本情報データ2403は、各計算機100の実績KPIを評価するための情報である。実績KPI値2404は、各計算機100の実績KPI値の情報を格納する。
例えば、基本情報データ2403は、各計算機100から受信したKPIに対して付与される重み、又は、各計算機100から受信したKPIに対して与えられる何らかの数式などである。例えば、計算機100の設置個所により、高いKPIが出やすい計算機100と、低いKPIが出やすい計算機100とが存在する場合がある。一例として、浄水場の設置個所が平野部である場合と、山間部である場合とでは、収量に関するKPIの値に大きな差がでる場合がある。管理サーバ2400において各計算機100のKPIを評価する場合、低いKPIが出やすい計算機100は不利となる。したがって、このような計算機100の不利な状況を解消した上で実績KPI値を比較することが好ましい。一例として、高いKPIが出やすい計算機100に対しては低い重みを設定し、低いKPIが出やすい計算機100に対しては高い重みを設定することが考えられる。図26は、基本情報データ2403の一例である。テーブル2600は、計算機100を識別するID2601と、重み2602とを含む。
図25は、管理サーバ2400の処理フローである。KPI評価モジュール2401は、各計算機100からKPIを受信する。そして、KPI評価モジュール2401は、所定の数式に従って実績KPI値を算出する(2501)。以下は、実績KPI値の計算式の一例である。ここで、cは、図26の重み2602に対応する。
Figure 2017122981
以下は、実績KPI値の計算式の別の例である。ここで、KPIは、計算機100から今回受信したKPI値であり、KPIt−1は、計算機100から前回受信したKPI値である。したがって、以下の式では、前回のKPI値と比較した結果を、実績KPI値として算出することができる。
Figure 2017122981
次に、報酬算出モジュール2402は、実績KPI値2404を参照し、各計算機100の実績KPI値から各計算機100の報酬を算出する(2502)。図24では図示省略しているが、管理サーバ2400の補助記憶装置103は、実績KPI値と報酬とを関連づけた報酬関連情報を格納している。報酬算出モジュール2402は、当該報酬関連情報を参照することにより、実績KPI値から報酬を算出することができる。ここでの報酬は、適用されるシステムに応じて設定されればよい。管理サーバ2400の運用者が政府などの場合は、報酬として補助金などを設定することが考えられる。
報酬算出モジュール2402は、算出した報酬を各計算機100へ送信する。本例では、各計算機100は、観測KPI値122として、管理サーバ2400から受信した報酬を補助記憶装置103に格納する。このような構成によれば、各計算機100が、管理サーバ2400からの報酬を最大化するように最適化を行うことになる。これにより、複数の個別の最適化システムを連携させた全体最適システムを実現することが可能となる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることもできる。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることもできる。また、各実施例の構成の一部について、他の構成を追加・削除・置換することもできる。
上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。また、上記の各構成等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。
上述の実施例において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
100 …計算機
101 …プロセッサ
102 …メモリ
103 …補助記憶装置
104 …制御部
111 …パラメータ選択モジュール
112 …KPI評価モジュール
113 …予測KPI分布学習モジュール
121 …制御パラメータ
122 …観測KPI値(観測KPI情報)
123 …予測KPI分布情報
124 …観測データ
801 …パラメータ領域分割モジュール
1001 …制御表示部
1002 …パラメータ領域提示モジュール
1003 …探索度変更モジュール
1201 …状況認識モジュール
1202 …状況データベース
1203 …状況別予測KPI分布情報
1204 …計測部
2001 …状況学習モジュール
2002 …状況モデルデータ
2400 …管理サーバ
2401 …KPI評価モジュール
2402 …報酬算出モジュール
2403 …基本情報データ
2404 …実績KPI値

Claims (13)

  1. プロセッサ及び記憶部を用いて、あるパラメータの決定を支援する方法であって、
    前記記憶部は、前記パラメータとKPI値とを含む観測KPI情報と、前記パラメータを選択したときの前記KPI値を予測するための予測モデルを含む予測KPI分布情報とを格納しており、
    前記プロセッサが、前記予測KPI分布情報の前記予測モデルを用いて前記パラメータを選択するステップと、
    前記プロセッサが、前記選択されたパラメータによって観測された制御結果から前記KPI値を算出し、当該算出されたKPI値を前記観測KPI情報として前記記憶部に格納するステップと、
    前記プロセッサが、前記観測KPI情報を用いて前記KPI値の分布を学習し、前記予測KPI分布情報の前記予測モデルを更新するステップと
    を含む方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記選択するステップは、前記予測モデルを用いて、あるパラメータを選択したときの評価値を算出し、当該評価値に基づいて前記パラメータを選択することを含む、方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、
    前記選択するステップは、前記予測モデルを用いて算出された前記パラメータの期待値と、前記パラメータの選択回数を用いて算出された信頼度とに基づいて、前記評価値を算出することを含む、方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、
    前記選択するステップの前に、前記パラメータのパラメータ空間を設定するステップを更に含む、方法。
  5. 請求項1に記載の方法において、
    前記記憶部は、複数の状況を定義した情報を含む状況データベースと、前記予測モデルを前記状況ごとに格納した状況別予測KPI分布情報とを更に格納しており、
    前記選択するステップの前に、前記プロセッサが、前記状況データベースを用いて前記状況を判定するステップを更に含み、
    前記選択するステップは、前記判定された状況に対応する予測モデルを前記状況別予測KPI分布情報から取得し、当該対応する予測モデルを用いて前記パラメータを選択することを含む、方法。
  6. 請求項1に記載の方法において、
    前記記憶部は、観測データから状況を判定できる状況モデルと、前記予測モデルを前記状況ごとに格納した状況別予測KPI分布情報とを更に格納しており、
    前記選択するステップの前に、前記プロセッサが、前記状況モデルを用いて前記状況を判定するステップを更に含み、
    前記選択するステップは、前記判定された状況に対応する予測モデルを前記状況別予測KPI分布情報から取得し、当該対応する予測モデルを用いて前記パラメータを選択すること含む、方法。
  7. あるパラメータの決定を支援する装置であって、
    前記パラメータとKPI値とを含む観測KPI情報と、前記パラメータを選択したときの前記KPI値を予測するための予測モデルを含む予測KPI分布情報を格納する記憶部と、
    前記予測KPI分布情報の前記予測モデルを用いて前記パラメータを選択するパラメータ選択モジュールと、
    前記選択されたパラメータによって観測された制御結果から前記KPI値を算出し、当該算出されたKPI値を前記観測KPI情報として前記記憶部に格納するKPI評価モジュールと、
    前記観測KPI情報を用いて前記KPI値の分布を学習し、前記予測KPI分布情報の前記予測モデルを更新する予測KPI分布学習モジュールと
    を備える装置。
  8. 請求項7に記載の装置において、
    前記パラメータ選択モジュールは、前記予測モデルを用いて、あるパラメータを選択したときの評価値を算出し、当該評価値に基づいて前記パラメータを選択することを特徴とする装置。
  9. 請求項8に記載の装置において、
    前記パラメータ選択モジュールは、前記予測モデルを用いて算出された前記パラメータの期待値と、前記パラメータの選択回数を用いて算出された信頼度とに基づいて、前記評価値を算出することを特徴とする装置。
  10. 請求項7に記載の装置において、
    前記パラメータ選択モジュールによって選択される前記パラメータのパラメータ空間を設定するパラメータ領域分割モジュールを更に備えることを特徴とする装置。
  11. 請求項7に記載の装置において、
    前記記憶部は、複数の状況を定義した情報を含む状況データベースと、前記予測モデルを前記状況ごとに格納した状況別予測KPI分布情報とを更に格納しており、
    前記状況データベースを用いて前記状況を判定する状況認識モジュールを更に備え、
    前記パラメータ選択モジュールが、前記状況認識モジュールで判定された前記状況に対応する予測モデルを前記状況別予測KPI分布情報から取得し、当該対応する予測モデルを用いて前記パラメータを選択することを特徴とする装置。
  12. 請求項7に記載の装置において、
    前記記憶部は、観測データから状況を判定できる状況モデルと、前記予測モデルを前記状況ごとに格納した状況別予測KPI分布情報とを更に格納しており、
    前記状況モデルを用いて前記状況を判定する状況学習モジュールを更に備え、
    前記パラメータ選択モジュールが、前記状況学習モジュールで判定された前記状況に対応する予測モデルを前記状況別予測KPI分布情報から取得し、当該対応する予測モデルを用いて前記パラメータを選択することを特徴とする装置。
  13. 請求項7に記載の複数の前記装置と、
    前記複数の装置とネットワークを介して接続された管理装置とを備えるシステムであって、
    前記管理装置が、前記複数の装置の各々に関して前記KPI値から実績KPI値を算出するKPI評価モジュールと、前記実績KPI値から報酬を算出する報酬算出モジュールとを備え、
    前記管理装置が、前記報酬を前記複数の装置に送信し、
    前記複数の装置が、前記報酬を前記KPI値として前記観測KPI情報に格納することを特徴とするシステム。
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