JP2017120574A - 電子情報ボード、電子情報ボードの制御方法、およびプログラム - Google Patents

電子情報ボード、電子情報ボードの制御方法、およびプログラム Download PDF

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裕昭 花田
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Abstract

【課題】描画機能を有する電子情報ボードにおいて、すでに描画されたものを、次のユーザにとって描画しやすい位置に簡易に移動することを目的とする。【解決手段】電子情報ボードにおいて、身長算出手段は、電子ペンホルダから第2電子ペンが取り出されたときに、電子情報ボードの前にいるユーザの身長を算出する。また、レイアウト管理手段は、算出した身長と、第1電子ペンによる表示手段への描画の位置とに基づいて、当該描画を移動する必要があるか否かを判定し、必要があると判定した場合、当該描画を当該身長に合わせた位置に移動するようにレイアウトを決定する。そして、表示制御手段は、決定されたレイアウトに基づいて、表示手段における当該描画を移動する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子情報ボード、電子情報ボードの制御方法、およびプログラムに関するものである。
近年、液晶やプラズマなどのフラットパネルやプロジェクタを用いた40インチ〜60インチ程度のサイズの大型のディスプレイにタッチパネル機能を搭載した「電子情報ボード」が普及しつつある。電子情報ボードは、パソコン(パーソナルコンピュータ)を接続することによって、接続したパソコンの画面を大きく映すことができ、企業や行政機関の会議におけるプレゼンテーション等や教育機関等で用いられている。
電子情報ボードによれば、映されている画面に対してマウス操作をする代わりに、タッチパネル機能を用いて電子ペン等で画面に直接タッチすることで、画面を表示しているパソコンを操作することができる。また、このほかに、電子情報ボード用のアプリケーションソフトウェアもある。アプリケーションソフトウェアとしては、例えば、黒板の役割をする画面を提供し、その画面に対してユーザが電子ペン等を用いて文字、数字、図形等のストローク画像を描画する機能を実現するものがある。また、電子情報ボードは、様々な大きさのものがあり、大きいものでは高さが2mになるものもある。
例えば、大きな電子情報ボードを小学校の教室で使用することを想定した場合、教師が電子ペンで電子情報ボードの上部に書き込みをすると、教師よりも身長の低い生徒は、その上部に手が届かず、その近傍に描画できないことがある。例えば、教師が算数の問題を描画した場合、生徒は、その横(右等)に答えを描画しようと思ってもできないことがある。
このような場合の対策も、これまでに種々考えられてきた。特許文献1では、電子情報ボードを使用する人それぞれに無線のICタグを所持させ、ICタグごとに描画最適位置情報を予め登録しておくことで、例えば、教師の描画の近傍に生徒が描画をする場合に、教師の描画を生徒の描画しやすい位置に移動することができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、電子情報ボードを使用する全員分の無線のICタグを用意して、さらに、ICタグごとに描画最適位置情報を予め登録しなければならないため手間がかかる等の問題があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、描画機能を有する電子情報ボードにおいて、すでに描画されたものを、次のユーザにとって描画しやすい位置に簡易に移動することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1電子ペン、第2電子ペンそれぞれによって描画可能な表示手段と、第2電子ペンを収納する電子ペンホルダと、第2電子ペンが電子ペンホルダに収納されているか否かを識別する電子ペン識別手段と、第1電子ペンによる表示手段への描画の位置を管理する描画位置管理手段と、身長算出手段と、レイアウト管理手段と、表示制御手段と、を備える電子情報ボードである。身長算出手段は、電子ペンホルダから第2電子ペンが取り出されたときに、電子情報ボードの前にいるユーザの身長を算出する。レイアウト管理手段は、算出した身長と、第1電子ペンによる表示手段への描画の位置とに基づいて、当該描画を移動する必要があるか否かを判定し、必要があると判定した場合、当該描画を当該身長に合わせた位置に移動するようにレイアウトを決定する。表示制御手段は、決定されたレイアウトに基づいて、表示手段における当該描画を移動する。
本発明によれば、描画機能を有する電子情報ボードにおいて、すでに描画されたものを、次のユーザにとって描画しやすい位置に簡易に移動することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態における電子情報ボードシステムの概要を示す説明図である。 図2は、本実施形態における電子情報ボードのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、本実施形態における電子情報ボードの機能を含む構成例を示すブロック図である。 図4は、本実施形態において電子情報ボードの前にいるユーザの身長を算出する処理を説明するための説明図である。 図5は、本実施形態における電子情報ボードにおける電子ペンホルダを上から見た場合の構成図である。 図6は、本実施形態における電子情報ボードに対して教師と生徒が描画する場合の様子を示す図である。 図7は、本実施形態における電子情報ボードにおいて描画を移動する場合の処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、電子情報ボード、電子情報ボードの制御方法、およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態にかかる電子情報ボードシステムの概要を示す説明図である。図示の電子情報ボードシステムは、電子情報ボード100と、ユーザPC(Personal Computer)200とを含んで構成されている。電子情報ボード100およびユーザPC200は、ケーブル210によって互いに接続されている。
電子情報ボード100は、ユーザPC200の表示画像を表示するとともに、ユーザによる表示部104への電子ペン106を用いた接触操作によって、描画画像を表示したり、イベントを発生させてそれに応じて表示内容を変更したりする。
ユーザPC200は、電子情報ボード100に表示すべき画像を提供する。ユーザPC200は、画像信号を出力する端子を備えている。ユーザPC200は、表示画像を形成する画像信号を所定のレート(例えば、毎秒30フレーム)で電子情報ボード100に供給する。
本実施形態では、ユーザPC200は、端子として出力端子(図示せず)を備えており、ケーブル210を介して画像信号を電子情報ボード100に送信することができる。なお、この他の例として、ユーザPC200は、各種無線通信プロトコルに準拠した無線通信により、電子情報ボード100に表示画像を送信してもよい。
図1に示す電子情報ボードシステムの例では、ユーザPC200としてノート型PCを採用するが、これに限定されるものではない。例えば、デスクトップ型PCやタブレット型PC、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ等の画像信号を供給可能な情報処理装置を採用することができる。また、図1に示す電子情報ボードシステムでは、1台のユーザPC200を採用するが、2台以上のユーザPCを採用することもできる。
以下、図2も併せて参照して説明する。図2は、本実施形態にかかる電子情報ボード100のハードウェア構成例を示すブロック図である。電子情報ボード100は、バス111に対して、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、表示部104、外部I/F105、タッチパネル107、第1カメラ108a、第2カメラ108b、電子ペンホルダ109の信号受信部109aが接続される。外部I/F105は、外部入力機器(本例ではユーザPC200等)との入出力の接続を可能とするインターフェイスである。電子ペン106は、ユーザが表示部104(タッチパネル107)を操作するのに使用するもので、ペン先が押されると無線でイベント処理部126(図3で後述)に接触信号を送信する。
制御部110は、CPU101、ROM102、RAM103を含むマイクロコンピュータシステムである。CPU101は、ROM102に格納されている制御プログラムにしたがって後述する制御を実行する。ROM102は、CPU101の制御プログラムが格納されている。RAM103は、CPU101の各制御時にワーキングメモリとして用いられる。
制御部110は、処理演算装置であり、WINDOWS(登録商標)シリーズ、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)などのOS(Operating System)を動作させる。これらのOSの管理下でC、C++、Java(登録商標)、JavaScript(登録商標)などのプログラム言語で記述されたプログラムを実行する。ROM102は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムなどが保存される不揮発性メモリである。
RAM103は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置であり、プログラムを実行するための実行空間を提供する。制御部110は、ソフトウェアプログラムや種々のデータなどを持続的に保持するためのハードディスクから、プログラムを読み出し、RAM103に展開して実行する。
第1カメラ108a、第2カメラ108bは、互いに離れた位置に配置され、それぞれが電子情報ボード100の前にいるユーザを撮影する撮影手段である。図1の例では、第1カメラ108a、第2カメラ108bは、電子情報ボード100の表示部104の左右において、高さ方向の中央よりも少し上の位置に配置されている。
電子ペンホルダ109について、図5も併せて参照して説明する。図5は、電子ペンホルダ109を上から(鉛直下方向に)見た場合の構成図である。電子ペンホルダ109は、電子ペン106を収納する容器である。電子ペンホルダ109の内部には、2つの信号受信部109aが左右それぞれに1つずつ配置されている。
電子ペン106は電源が入っている間は一定の時間間隔で信号を送信し続け、2つの信号受信部109aそれぞれは、電子ペン106からの信号を受信する。2つの信号受信部109aのいずれも電子ペン106からの信号を受信できなくなると、電子ペン106が電子ペンホルダ109から取り出されたと判定できる(詳細は後述)。なお、信号受信部109aを2つ設けているのは、電子ペンホルダ109内に置かれた電子ペン106の向きに関係なく電子ペン106からの信号を受信するための例であり、2つに限定されず、1つや3つ以上であってもよい。
図3は、本実施形態にかかる電子情報ボード100の機能を含む構成例を示すブロック図である。本実施形態の電子情報ボード100は、画像入力端子112を備えており、画像入力端子112を介してユーザPC200と接続される。なお、図3における矢印は、情報の流れのうち主なものだけを示したものである。また、電子情報ボード100の各機能は、ソフトウェア、ハードウェアのいずれでも実現可能なものは、いずれで実現してもよい。
画像入力端子112は、ユーザPC200の表示画像を形成する画像信号を受信する端子である。画像入力端子112は、例えば、VGA(Video Graphics Array)コネクタ、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)コネクタ、DisplayPortコネクタ等として実現できる。なお、本実施形態で示す他にさらに、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等の無線通信プロトコルに準拠した無線通信により、ユーザPC200からの画像信号を無線で受信するようにしてもよい。
本実施形態にかかるプログラム(機能部分)には、プログラムモジュールである外部入力画像受信部120、アプリ(アプリケーション)画像生成部121、描画生成部122、画像合成部123、レイアウト管理部124、表示制御部125、イベント処理部126、身長算出部127、電子ペン識別部128、描画位置管理部129が含まれる。
画像取得部115は、ユーザPC200から画像信号を取得する機能手段であり、画像受信部116、画像切出部117、画像送信部118が含まれる。
画像取得部115は、画像受信部116によって、ユーザPC200から画像入力端子112を介して入力された画像信号を受信する。さらに、画像取得部115は、画像切出部117によって、画像信号による画面をレイアウト管理部124から指定されたサイズに切り出し、画像送信部118によって、外部入力画像受信部120へ送信する。また、画像受信部116は、画像信号の入力の有無を検知する機能を持ち、検知した入力有無情報をレイアウト管理部124に送信する。
画像合成部123は、表示部104に表示すべき種々の表示ウィンドウを生成する機能手段である。表示ウィンドウには、ユーザPC200からの画像を表示する表示ウィンドウ、ユーザによる表示部104(タッチパネル107)への電子ペン106での接触操作に基づいて生成される描画画像を表示する表示ウィンドウ、電子情報ボード100の各種設定を行うためのボタンやメニュー等を表示する表示ウィンドウ、などが含まれる。画像合成部123はこれらの表示ウィンドウを重畳し、表示部104に表示する画像を生成する。
なお、ユーザPC200からの画像は外部入力画像受信部120から、ユーザによる表示部104(タッチパネル107)への電子ペン106での接触操作に基づいて生成される描画画像は描画生成部122から、電子情報ボード100の各種設定を行うためのボタンやメニュー等はアプリ画像生成部121から、画像合成部123に送信される。
レイアウト管理部124は、画像合成部123において各表示ウィンドウを重畳するか否かを判定し、画像合成部123に命令を送信する。重畳の判定基準は、例えば、画像受信部116からの入力有無情報であり、入力有りであれば重畳し、入力無しであれば重畳しない。
また、レイアウト管理部124は、身長算出部127が算出した電子情報ボード100の前にいるユーザの身長と、すでに表示部104にある他のユーザによる描画の位置とに基づいて、当該描画を移動する必要があるか否かを判定し、必要があると判定した場合、当該描画を当該身長に合わせた位置に移動するようにレイアウトを決定する(詳細は後述)。
また、レイアウト管理部124は、当該描画を当該身長に合わせた位置に移動するようにレイアウトを決定した後、電子ペン識別部128によって当該ユーザの電子ペン106が電子ペンホルダ109に収納されたと識別された場合、当該描画、および、当該ユーザの電子ペン106によって当該描画の周囲に書き込まれた描画を、当該描画が元あった位置に移動する(戻す)ようにレイアウトを決定する(詳細は後述)。
タッチパネル107は、表示部104の表示面上に一体形成されており、電子ペン106の接触座標を検知する機能手段である。検知した座標信号はイベント処理部126に接触信号として送信される。
イベント処理部126は、タッチパネル107からの座標信号、電子ペン106からの接触信号によりイベントを判断する機能手段である。イベント処理部126は、電子ペン106が表示部104のどの部分に接触したかでイベントを判断する。表示部104にはアプリ画像生成部121で描画されたボタンやメニューが表示されているが、電子ペン106がこれらボタンやメニューに接触していると判断した場合は、そのボタンやメニューの操作内容をイベントとしてレイアウト管理部124に送信する。また、電子ペン106がボタンやメニュー以外の場所に接触していると判断した場合はユーザのペン描画と判断して描画生成部122で生成される描画画像に反映させる。
次に、図4も併せて参照して、電子情報ボード100の前にいるユーザの身長の算出について説明する。図4は、本実施形態において電子情報ボード100の前にいるユーザの身長を算出する処理を説明するための説明図である。身長算出部127は、電子ペンホルダ109から電子ペン106が取り出されたときに、第1カメラ108a、第2カメラ108bそれぞれが撮影した、電子情報ボード100の前にいるユーザ300の画像に基づいて、ユーザ300の身長を算出する。具体的には、例えば、第1カメラ108a、第2カメラ108bそれぞれの撮影範囲は予めわかっているので、身長算出部127は、第1カメラ108a、第2カメラ108bそれぞれが撮影した、電子情報ボード100の前にいるユーザ300の画像から、頭部の頂点の座標を抽出し、三角測量の原理等に基づいて、ユーザ300の身長を算出する。
図3に戻って、電子ペン識別部128は、電子ペン106が電子ペンホルダ109に収納されているか否かを、信号受信部109aからの信号によって識別する。また、電子ペン106が複数の場合は、それぞれの電子ペン106に予め識別信号を設定しておくことで、電子ペン106ごとに、電子ペンホルダ109内にあるか否かを識別(検知)することができる。
描画位置管理部129は、描画生成部122から、電子ペン106による表示部104への描画の位置の情報を受信することで、その描画の位置を管理(記憶)する。
表示制御部125は、表示部104を制御する機能手段である。表示制御部125は、画像合成部123が生成した合成画像を表示部104に表示する。また、表示制御部125は、レイアウト管理部124によって決定されたレイアウトに基づいて、表示部104における描画を移動する(詳細は後述)。また、表示制御部125は、その移動した描画、および、当該描画の周囲に他の電子ペン106によって書き込まれた描画を、当該他の電子ペン106が電子ペンホルダ109に戻されたタイミングで、その移動した描画が元あった位置に移動する(詳細は後述)。
次に、図6、図7を参照して(適宜他図参照)、具体的な例として、小学校の教室で電子情報ボード100に対して教師と生徒が描画する場合について説明する。図6は、電子情報ボード100に対して教師と生徒が描画する場合の様子を示す図である。図7は、電子情報ボード100において描画を移動する場合の処理を示すフローチャートである。
ここで、電子ペン106として、教師用の電子ペン106(第1電子ペン)と生徒用の電子ペン106(第2電子ペン)の2本を用意しているものとする。そして、それぞれの電子ペン106に予め識別信号を設定しておく。そうすることで、電子ペン識別部128は、電子ペン106ごとに、電子ペンホルダ109内にあるか否かを識別(検知)することができる。なお、以下の例では、教師用の電子ペン106は、教師によって把持され続け、生徒用の電子ペン106は、最初、電子ペンホルダ109に収納されており、途中で生徒によって電子ペンホルダ109から取り出されて描画に使用され、その後、電子ペンホルダ109に収納されるものとする。また、ユーザ300の例として、生徒300Sと教師300Tを挙げ、生徒300Sの身長よりも教師300Tの身長のほうが有意に高いものとする。また、説明を簡潔にするために、電子情報ボード100に対して、先に教師300Tが描画し、その後に、生徒300Sがその描画の近傍に描画をしたい場合を想定し、図7はその想定に合わせたフローチャートとしている。
まず、電子情報ボード100において、電源がオンされると(図7のステップS1。以下、「図7の」の記載を省略)、タッチパネル107を含む各構成、各機能が起動する(ステップS2)。
次に、イベント処理部126は、教師用の電子ペン106で表示部104(タッチパネル107)に描画があったか否かを判定し(ステップS3)、Yesの場合はステップS4に進み、Noの場合はステップS5に進む。ステップS4において、描画位置管理部129は、描画位置を記憶する。
例えば、図6(a)に示すように、教師300Tが教師用の電子ペン106を用いて表示部104の上部に「2×3=」と描画したとすると(ステップS3→Yes)、描画位置管理部129はその描画位置を記憶する(ステップS4)。
次に、電子ペン識別部128は、生徒用の電子ペン106が電子ペンホルダ109内にあるか否かを判定し(ステップS5)、Yesの場合はステップS11に進み、Noの場合はステップS6に進む。
例えば、図6(b)に示すように、生徒300Sが生徒用の電子ペン106を電子ペンホルダ109から取り出したとすると、電子ペン識別部128は、生徒用の電子ペン106が電子ペンホルダ109内にないと判定し(ステップS5→No)、ステップS6に進む。
ステップS6において、身長算出部127は、第1カメラ108a、第2カメラ108bそれぞれが撮影した生徒300Sの画像に基づいて、生徒300Sの身長を算出する。
次に、ステップS7において、レイアウト管理部124は、身長算出部127が算出した生徒300Sの身長と、すでに表示部104にある描画(「2×3=」)の位置とに基づいて、当該描画を移動する必要があるか否かを判定し、Yesの場合はステップS8に進み、Noの場合はステップS9に進む。
ステップS8において、レイアウト管理部124は、当該描画を生徒300Sの身長に合わせた位置に移動するようにレイアウトを決定し、画像合成部123、表示制御部125を介して表示部104において当該描画を移動する。描画位置管理部129は、描画位置の情報を更新する。
例えば、図6(b)に示すように、当該描画(「2×3=」)の高さ位置が生徒300Sによるその近傍への描画を考えた場合に高い(描画が難しい)場合(ステップS7→Yes)、図6(c)に示すように、レイアウト管理部124は、当該描画を生徒300Sの身長に合わせた位置(生徒300Sが描画しやすい位置)に移動するようにレイアウトを決定し、画像合成部123、表示制御部125を介して表示部104において当該描画を下方に移動する。
より具体的には、例えば、当該描画(「2×3=」)の高さ位置が生徒300Sの身長よりも20cm以上高い場合にステップS7で「Yes」と判定し、レイアウト管理部124は、当該描画を生徒300Sの身長の高さ位置まで移動するようにレイアウトを決定し、画像合成部123、表示制御部125を介して表示部104において当該描画をその位置まで下方に移動する。
なお、ステップS7における判定の基準として上記の例では「身長+20cm」を採用したが、これに限定されず、「身長+15cm」、「身長×1.1」等、種々の基準を採用することができる。また、描画を下方に移動する際、移動した先に別の描画や、ボタン、メニュー等の表示がある場合は、左右のどちらかにずらすようにしてもよい。
ステップS9において、電子ペン識別部128は、生徒用の電子ペン106が電子ペンホルダ109内に戻されたか否かを判定し、Yesの場合はステップS10に進み、Noの場合はステップS9に戻る。
ステップS10は、ステップS7でYesに進み、ステップS8が実行された場合のみ、実行される処理である。ステップS10において、レイアウト管理部124は、当該描画(教師300Tによる描画)、および、当該描画の周囲に書き込まれた描画(生徒300Sによる描画)を、当該描画が元あった位置に移動するようにレイアウトを決定し、画像合成部123、表示制御部125を介して表示部104において当該描画を元あった位置に移動する。
例えば、図6(c)に示す状態の後、生徒300Sが、生徒用の電子ペン106を用いて「2×3=」の右に「6」と描画し、その後に生徒用の電子ペン106を電子ペンホルダ109内に戻したとする。そうすると、電子ペン識別部128は、生徒用の電子ペン106が電子ペンホルダ109内に戻されたと判定する(ステップS9→Yes)。その後、レイアウト管理部124は、当該描画(「2×3=」)、および、当該描画の周囲に書き込まれた描画(「6」)を、当該描画が元あった位置(図6(a)の「2×3=」の位置)に移動するようにレイアウトを決定し、画像合成部123、表示制御部125を介して表示部104において当該描画および周囲描画を、当該描画が元あった位置に移動する(図6(d)参照)。描画位置管理部129は、描画位置の情報を更新する。
次に、電子情報ボード100において、電源がオフされていないと(ステップS11→No)、ステップS3に戻り、電源がオフされると(ステップS11→Yes)、各構成、各機能の起動を停止し、本フローチャートの処理を終了する。
このように、本実施形態の電子情報ボードシステムによれば、描画機能を有する電子情報ボード100において、すでに描画されたものを、次のユーザ300にとって(その周囲に)描画しやすい位置に簡易に移動することができる。例えば、図6、図7の例では、教師300Tによる描画(「2×3=」)を、生徒300Sにとって(その周囲に)描画しやすい位置に簡易に移動することができる。これを、電子ペンホルダ109から生徒用の電子ペン106が取り出されたことをトリガーに、生徒300Sの身長を算出し、その算出した身長と、教師による描画(「2×3=」)の位置とに基づいて、当該描画を生徒300Sの身長に合わせた位置に移動するという簡易かつ確実な方法により実現することができる。
したがって、特許文献1の技術のように、電子情報ボードを使用する全員分の無線のICタグを用意する必要があり、さらに、ICタグごとに描画最適位置情報を予め登録しなければならないため手間がかかる等の問題を回避することができる。
また、図6、図7の例では、移動した描画(「2×3=」)およびその周囲に書き込まれた描画(「6」)を、電子ペンホルダ109内に生徒用の電子ペン106が戻されたことをトリガーに、当該描画が元あった位置に移動する(戻す)ことができる。これにより、生徒300Sが電子情報ボード100の前で長時間考え込む等した場合でも、特許文献1の技術のように、移動した描画が所定時間経過時に元あった位置に戻ってしまうという事態を回避することができる。
また、ユーザ300の身長の算出について、第1カメラ108a、第2カメラ108bそれぞれが撮影した、電子情報ボード100の前にいるユーザ300の画像に基づいて、ユーザ300の身長を算出することで、簡易かつ確実な方法によりユーザ300の身長を算出することができる。
なお、図6、図7の例では、電子ペン106として、教師用の電子ペン106と生徒用の電子ペン106の2本を用意し、教師用の電子ペン106は、教師によって把持され続け、生徒用の電子ペン106だけが電子ペンホルダ109に収納されるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、2本の電子ペン106を用意し、両方が電子ペンホルダ109に収納され、一方の電子ペン106が電子ペンホルダ109から取り出されて描画に使用された後、電子ペンホルダ109から他方の電子ペン106が取り出されたことをトリガーに、他方の電子ペン106を把持するユーザ300の身長を算出し、その算出した身長と、当該描画の位置とに基づいて当該描画を移動するようにしてもよい。また、電子ペン106を3本以上用意して、同様の処理を行うようにしてもよい。また、ユーザ300の身長の算出について、2つのカメラの代わりに、赤外線センサ等の他の手段を用いてもよい。
なお、本実施形態の電子情報ボード100で実行されるプログラムは、ROM102等に予め組み込まれて提供される。また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
さらに、本実施形態で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施形態で実行されるプログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPU101(プロセッサ)が上記ROM102からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上述してきた実施形態は本発明を実現するための例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。また、これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 電子情報ボード
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 表示部(表示手段)
105 外部I/F
106 電子ペン(第1電子ペン、第2電子ペン)
107 タッチパネル
108a 第1カメラ(撮影手段)
108b 第2カメラ(撮影手段)
109 電子ペンホルダ
109a 信号受信部
110 制御部
111 バス
115 画像取得部
116 画像受信部
117 画像切出部
118 画像送信部
120 外部入力画像受信部
121 アプリ画像生成部
122 描画生成部
123 画像合成部
124 レイアウト管理部(レイアウト管理手段)
125 表示制御部(表示制御手段)
126 イベント処理部
127 身長算出部(身長算出手段)
128 電子ペン識別部(電子ペン識別手段)
129 描画位置管理部(描画位置管理手段)
200 ユーザPC
210 ケーブル
300 ユーザ
300S 生徒
300T 教師
国際公開第2007/010704号

Claims (5)

  1. 第1電子ペン、第2電子ペンそれぞれによって描画可能な表示手段と、
    前記第2電子ペンを収納する電子ペンホルダと、
    前記第2電子ペンが前記電子ペンホルダに収納されているか否かを識別する電子ペン識別手段と、
    前記第1電子ペンによる前記表示手段への描画の位置を管理する描画位置管理手段と、
    前記電子ペンホルダから前記第2電子ペンが取り出されたときに、電子情報ボードの前にいるユーザの身長を算出する身長算出手段と、
    前記算出した身長と、前記第1電子ペンによる前記表示手段への描画の位置とに基づいて、当該描画を移動する必要があるか否かを判定し、必要があると判定した場合、当該描画を当該身長に合わせた位置に移動するようにレイアウトを決定するレイアウト管理手段と、
    前記決定されたレイアウトに基づいて、前記表示手段における当該描画を移動する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子情報ボード。
  2. 前記レイアウト管理手段は、
    前記描画を前記身長に合わせた位置に移動するようにレイアウトを決定した後、
    前記電子ペン識別手段によって前記第2電子ペンが前記電子ペンホルダに収納されたと識別された場合、
    当該描画、および、前記第2電子ペンによって当該描画の周囲に書き込まれた描画を、当該描画が元あった位置に移動するようにレイアウトを決定し、
    前記表示制御手段は、
    前記決定されたレイアウトに基づいて、前記表示手段における当該描画、および、前記第2電子ペンによって当該描画の周囲に書き込まれた描画を、当該描画が元あった位置に移動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子情報ボード。
  3. 前記電子情報ボードは、
    互いに離れた位置に配置され、それぞれが前記電子情報ボードの前にいるユーザを撮影する2つの撮影手段を、さらに備え、
    前記身長算出手段は、前記電子ペンホルダから前記第2電子ペンが取り出されたときに、前記2つの撮影手段それぞれが撮影した前記電子情報ボードの前にいるユーザの画像に基づいて、当該ユーザの身長を算出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子情報ボード。
  4. 第1電子ペン、第2電子ペンそれぞれによって描画可能な表示手段と、
    前記第2電子ペンを収納する電子ペンホルダと、
    前記第2電子ペンが前記電子ペンホルダに収納されているか否かを識別する電子ペン識別手段と、を備える電子情報ボードの制御方法であって、
    前記第1電子ペンによる前記表示手段への描画の位置を管理する描画位置管理ステップと、
    前記電子ペンホルダから前記第2電子ペンが取り出されたときに、前記電子情報ボードの前にいるユーザの身長を算出する身長算出ステップと、
    前記算出した身長と、前記第1電子ペンによる前記表示手段への描画の位置とに基づいて、当該描画を移動する必要があるか否かを判定し、必要があると判定した場合、当該描画を当該身長に合わせた位置に移動するようにレイアウトを決定するレイアウト管理ステップと、
    前記決定されたレイアウトに基づいて、前記表示手段における当該描画を移動する表示制御ステップと、
    を含むことを特徴とする電子情報ボードの制御方法。
  5. 第1電子ペン、第2電子ペンそれぞれによって描画可能な表示手段と、
    前記第2電子ペンを収納する電子ペンホルダと、
    前記第2電子ペンが前記電子ペンホルダに収納されているか否かを識別する電子ペン識別手段と、を備える電子情報ボードを制御するコンピュータに、
    前記第1電子ペンによる前記表示手段への描画の位置を管理する描画位置管理ステップと、
    前記電子ペンホルダから前記第2電子ペンが取り出されたときに、前記電子情報ボードの前にいるユーザの身長を算出する身長算出ステップと、
    前記算出した身長と、前記第1電子ペンによる前記表示手段への描画の位置とに基づいて、当該描画を移動する必要があるか否かを判定し、必要があると判定した場合、当該描画を当該身長に合わせた位置に移動するようにレイアウトを決定するレイアウト管理ステップと、
    前記決定されたレイアウトに基づいて、前記表示手段における当該描画を移動する表示制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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