JP2017120216A - 位置計測システムおよび方法 - Google Patents

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Yuhei Horiuchi
内 悠 平 堀
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山 雅 隆 小
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Kazunori Hara
一 範 原
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森 潤 藤
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木 大 晴 鈴
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Abstract

【課題】視点の影響による計測条件の制限を減らし、広い範囲で安定した計測を行える位置計測システムを提供すること。【解決手段】位置計測システム1は、計測対象物Wに取り付けられるターゲット装置4と、ターゲット装置4を撮像するための撮像手段3と、を備える。ターゲット装置4は、計測対象物Wに取り付けられる基部5と、基部5に対して変位可能に設けられたターゲット本体6であって、撮像手段3で撮像される計測対象面を含む、ターゲット本体6と、を有する。ターゲット本体6の計測対象面は、計測点に対応する中心点を有し、基部5に対する中心点の位置が、基部5に対する計測対象面の姿勢を変えても不変である。【選択図】図1

Description

本発明は、計測点の3次元位置を計測するための位置計測システムおよび方法に関する。
従来、空間上の点の位置をカメラなどで計測する場合には、その点(計測点)を直接計測する方法や、計測対象物に取り付けたターゲットをカメラで撮像する方法がある(例えば、特許文献1、2)。
計測対象物を複数回、複数視点から計測する必要がある場合には、ターゲットを用いる方法が有効である。ターゲットとしては、マーカーやLEDなどを使用することができる。
計測点の3次元位置を計測する必要があるケースとして、位置決め制御装置を用いて作業を行う場合について説明する。なお、位置決め制御装置としては、ロボットを例として説明する。
ロボット用いて作業を行う場合には、ロボットと作業対象物(ワークなど)との位置関係を事前に把握しておく必要がある場合がある。ロボットと作業対象物との位置関係を事前に把握することで、ワークの加工やハンドリングの位置決めを正確に行うことができる。
図6は、ワークWに計測用のターゲット(マーカー等)60を複数点取り付け、ロボット61の手先に装着したカメラ62でターゲット60を撮像して、ロボット61から見たターゲット位置の情報に基づいて、ロボット61とワークWとの位置関係を計測する様子を示している。
ところで、ワークWはその形状や大きさによっては、ロボット61での作業を可能とするために、ワークWの姿勢や位置を適宜変更する必要がある。この場合、ワークWは、回転テーブルや移動機構に据え付けられており、カメラ62でターゲット60を撮像する際には、実施が予定されている作業内容に応じて、回転テーブル等でワークWの位置や姿勢を変えながら撮像する必要がある。
しかしながら、ワークWの位置や姿勢によっては、ターゲット60であるマーカーやLEDが、ロボット61の手先に装着したカメラ62で認識できなくなる可能性がある。すなわち、マーカーやLEDなどのターゲット60を空間上の1点に固定する場合には、壁面など(例えばワークWの表面)に固定する必要があるが、マーカーの場合は、視点が変わるとマーカーの形状が変形して見えるため、正確に計測するためには、視点の変更を極力制限する必要がある。また、LEDなどの光源をターゲット60とする場合も、指向性があるため、計測可能な範囲が狭い。
そのため、複数の視点から計測し、データを採取するためには、マーカーやLEDなどのターゲット60を、ワークの所定の位置・姿勢ごとに、計測可能なそれぞれの位置に貼付する必要がある。その結果、視点ごとに計測した複数の計測結果を繋ぎ合わせる必要があり、計測処理が複雑になるという問題がある。
また、ロボットを用いて作業を行う場合には、ロボット手先に取り付けたツールの先端位置を計測する必要がある場合がある。ロボット手先に取り付けたツールの先端位置は、そのツール自体の加工誤差や組立誤差の影響により、設計値からずれている可能性がある。そのため、オンラインでツール先端位置を計測することで、正確な加工やハンドリングを行うことが可能となる。
図7は、ロボット61の手先に取り付けたツール63の先端位置をオンラインで計測する様子を示している。図7に示したように、ツール63の先端位置を合わせるための治具64の先端を空間上の基準点として、ツール先端が当該基準点に位置するようにロボット61を複数姿勢で教示し、その教示したときのロボット61の位置姿勢情報からツール先端位置を算出する。
しかしながら、この計測方法においては、空間上の基準点に正確にツール先端を位置決めする必要がある。人手で行う場合には、目視で行う必要があり、作業者の熟練度によって計測精度が異なり、品質が安定しないという問題がある。
作業者の熟練度を問わず品質を安定させるためには、図8に示したように、カメラ62などのセンサを使って、ツール65の先端に取り付けたマーカーなどのターゲット60を自動で計測する必要がある。
しかしながら、ツール65の形状や大きさによっては、図9に示したように、姿勢を変えた際にツール先端がカメラ62などのセンサの検出範囲から外れる場合があり、また、図10に示したように、ツール65がカメラ62などのセンサと干渉してしまう可能性がある。
それらの不都合を回避するために、先端を長くした計測用のツールを用いる方法もあるが、この方法では、計測用のツール値を実際のツール値にオフセットする際に長さ分だけ誤差が生じる可能性がある。
したがって、実際のツールの先端位置を計測し、かつ姿勢を変えても干渉しない位置にセンサを配置する必要がある。しかしながら、ツール先端にマーカーやLEDなどのターゲットを取り付けて、カメラなどを用いてツールと干渉しない位置から計測しようとしても、ロボットの姿勢を変える必要があるので、やはり上述の問題は解消できない。
特開2002−71313号公報 特開2009−68968号公報
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、視点の影響による計測条件の制限を減らし、広い範囲で安定した計測を行うことができる位置計測システムおよび方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、計測点の3次元位置を計測するための位置計測システムであって、計測対象物に取り付けられるターゲット装置と、前記ターゲット装置を撮像するための撮像手段と、を備え、前記ターゲット装置は、前記計測対象物に取り付けられる基部と、前記基部に対して変位可能に設けられたターゲット本体であって、前記撮像手段で撮像される計測対象面を含む、ターゲット本体と、を有し、前記ターゲット本体の前記計測対象面は、前記計測点に対応する中心点を有し、前記基部に対する前記中心点の位置が、前記基部に対する前記計測対象面の姿勢を変えても不変である、ことを特徴とする。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記ターゲット本体は、前記計測対象面を含む平面を有する半球体を備えている、ことを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記半球体の前記平面の中央部に、前記計測点を含む計測特徴部が形成されている、ことを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記計測特徴部は、前記半球体の前記平面の中央部に形成された凹部を含む、ことを特徴とする。
本発明の第5の態様は、第2乃至第4のいずれかの態様において、前記ターゲット装置の前記基部は、前記半球体の半球面の少なくとも3点を支持するための支持構造を有する、ことを特徴とする。
本発明の第6の態様は、第1乃至第5のいずれかの態様において、前記ターゲット本体と前記基部とが磁力により互いに吸着可能に構成されている、ことを特徴とする。
本発明の第7の態様は、第1乃至第6のいずれかの態様において、前記撮像手段が装着された位置決め制御装置をさらに備え、前記位置決め制御装置によって位置決めされた前記撮像手段によって前記ターゲット装置の前記計測対象面を撮像して前記計測点を計測することにより、前記計測点と前記位置決め制御装置との位置関係を導出するように構成されている、ことを特徴とする。
本発明の第8の態様は、第1乃至第6のいずれかの態様において、前記ターゲット装置が装着された位置決め制御装置をさらに備え、前記位置決め制御装置によって位置決めされた前記ターゲット装置の前記計測対象面を前記撮像手段によって撮像して前記計測点を計測することにより、前記計測点と前記位置決め制御装置との位置関係を導出するように構成されている、ことを特徴とする。
本発明の第9の態様は、第1乃至第8のいずれかの態様による位置計測システムにおいて用いられるターゲット装置である。
本発明の第10の態様は、計測点の3次元位置を計測するための位置計測方法であって、計測対象物にターゲット装置を取り付ける工程と、撮像手段によって前記ターゲット装置を撮像する工程と、を備え、前記ターゲット装置は、前記計測対象物に取り付けられる基部と、前記基部に対して変位可能に設けられたターゲット本体であって、前記撮像手段で撮像される計測対象面を含む、ターゲット本体と、を有し、前記ターゲット本体の前記計測対象面は、前記計測点に対応する中心点を有し、前記基部に対する前記中心点の位置が、前記基部に対する前記計測対象面の姿勢を変えても不変である、ことを特徴とする。
本発明の第11の態様は、第10の態様において、前記ターゲット本体は、前記計測対象面を含む平面を有する半球体を備えている、ことを特徴とする。
本発明の第12の態様は、第11の態様において、前記半球体の前記平面の中央部に、前記計測点を含む計測特徴部が形成されている、ことを特徴とする。
本発明の第13の態様は、第12の態様において、前記計測特徴部は、前記半球体の前記平面の中央部に形成された凹部を含む、ことを特徴とする。
本発明の第14の態様は、第11乃至第13のいずれかの態様において、前記ターゲット装置の前記基部は、前記半球体の半球面の少なくとも3点を支持するための支持構造を有する、ことを特徴とする。
本発明の第15の態様は、第10乃至第14のいずれかの態様において、前記ターゲット本体と前記基部とが磁力により互いに吸着可能に構成されている、ことを特徴とする。
本発明の第16の態様は、第10乃至第15のいずれかの態様において、前記撮像手段は、位置決め制御装置に装着されており、前記位置決め制御装置によって位置決めされた前記撮像手段によって前記ターゲット装置の前記計測対象面を撮像して前記計測点を計測することにより、前記計測点と前記位置決め制御装置との位置関係を導出する、ことを特徴とする。
本発明の第17の態様は、第10乃至第15のいずれかの態様において、前記ターゲット装置は、位置決め制御装置に装着されており、前記位置決め制御装置によって位置決めされた前記ターゲット装置の前記計測対象面を前記撮像手段によって撮像して前記計測点を計測することにより、前記計測点と前記位置決め制御装置との位置関係を導出する、ことを特徴とする。
本発明によれば、視点の影響による計測条件の制限を減らし、広い範囲で安定した計測を行うことができる位置計測システムおよび方法を提供できる。
本発明の一実施形態による位置計測システムの概略構成を示した図。 図1に示した位置計測システムのターゲット装置を拡大して示した図。 図1に示した位置計測システムのターゲット装置を拡大して示した他の図。 図1に示した位置計測システムを用いて、ワークに取り付けたターゲット装置を計測する様子を示した図。 図1に示した位置計測システムにおいて、カメラの原点位置を特定する方法を説明するための図。 本発明の他の実施形態による位置計測システムを説明するための図。 従来の位置計測システムの一例を説明するための図。 従来の位置計測システムの他の例を説明するための図。 従来の位置計測システムのさらに他の例を説明するための図。 図8に示した従来の位置計測システムの問題点を説明するための図。 図8に示した従来の位置計測システムの問題点を説明するための他の図。
以下、本発明の一実施形態による位置計測システムおよび方法について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態による位置計測システムおよび方法は、非接触方式にて計測点の3次元位置の計測を行うものである。
図1に示したように、本実施形態による位置計測システム1においては、位置決め制御装置としてのロボット2の手先に、撮像手段としてのカメラ3が装着されている。本例においては、カメラ3として、3次元計測可能なカメラが使用されており、例えばビジョンセンサを用いることができる。
計測対象物であるワークWは、その位置や姿勢を作業内容に合わせて変更するために、回転テーブルや移動機構などからなるワーク取扱い装置(図示せず)に据え付けられている。このワーク取扱い装置によって、例えば図1に示した互いに直交する回転軸線A1、A2周りにワークWを回転させ、姿勢を変更することができる。
図1に示したように、ワーク取扱い装置に据え付けられたワークWには、その測定点が存在する位置に、複数のターゲット装置4が取り付けられている。
図2Aおよび図2Bに示したように、ターゲット装置4は、計測対象物に取り付けられる台座治具(基部)5と、台座治具5に対して変位可能に設けられたターゲット本体6とを有している。ターゲット本体6は、計測対象面を含む平面6Aを有する半球体で構成されている。半球体は、真球を直径部分で半分にカットした形状を有している。
半球体の平面6Aの中央部には、半球面状の凹部6Bが形成されており、この凹部6Bが、計測点P(図2A参照)を含む計測特徴部を構成している。ターゲット本体6に形成された半球面状の凹部6Bの円形開口の中心が、カメラ3によって計測する計測点Pに対応している。すなわち、ターゲット本体6を構成する半球体の球中心に計測点Pが位置している。
なお、本例においては、計測特徴部を凹部6Bによって構成しているが、これに代えて、半球体の平面6Aの中央部にマーカーを貼付したり、LEDを取り付けたりすることもできる。
ターゲット本体6が載置されている台座治具5は、ターゲット本体6を構成する半球体の半球面6Cの少なくとも3点を、移動可能に支持するための支持構造を備えている。すなわち、台座治具5は、円筒状の支持部材5Aを有しており、この支持部材5Aの上端周縁部によって、ターゲット本体6を構成する半球体の半球面6Cを摺動可能に支持している。
台座治具5は、さらに、支持部材5Aの内側に配置された磁石5Bを備えており、磁石5Bは支持部材5Aに対して固定されている。ターゲット本体6は、磁石5Bの磁力によって吸着され、これにより、台座治具5に対して半固定されている。
台座治具5の円筒状の支持部材5Aの上端周縁部で摺動可能に支持されたターゲット本体6は、その計測点Pを中心として回転させることができる。これにより、ターゲット本体6の計測対象面を含む平面6Aの姿勢を、適宜変更することができる。
上記のとおり、ターゲット本体6の回転中心が計測点Pに一致しているので、台座治具5に対する計測点Pの位置は、台座治具5に対する計測対象面の姿勢を変えても不変である。台座治具5はワークWに固定されているので、ターゲット本体6の計測点Pの、ワークWに対する位置は、台座治具5上でターゲット本体6を回転させても不変である。
次に、上記構成を備えた位置計測システム1を用いて、ワークWに関する計測点Pの3次元位置を計測する方法について説明する。
まず初めに、図1に示したように、ワークW上の計測対象個所に、図2Aおよび図2Bに示したターゲット装置を取り付ける。
そして、ロボット2を駆動して所定の位置に位置決めしたカメラ3によって、ターゲット本体6の計測対象面を含む平面6Aを撮像する。この撮像工程においては、ワークWで予定されている各種の作業内容に応じて、図3に示したように、ワーク取扱い装置によってワークWの位置や姿勢を変更しながら、カメラ3によってターゲット本体6の計測対象面を撮像する。
ここで、ワーク取扱い装置によってワークWの位置や姿勢を変更すると、ワークWに取り付けたターゲット装置4の計測対象面が、ロボット2に装着されたカメラ3から撮像できない向きになり、或いは、十分な計測精度が得られない向きになる場合がある。
このような場合でも、本実施形態による位置計測システム1においては、台座治具5上で半球状のターゲット本体6を回転移動させて、図3に示したように、その計測対象面を含む平面6Aをカメラ3の方向に向けることにより、十分な計測精度の下でカメラ3による計測を行うことができる。
その結果、ワーク取扱い装置によってワークWの位置や姿勢を変更した場合でも、共通のターゲット装置4を用いて、ワークW上の同じ計測点Pをカメラ3によって計測することができる。
また、ロボット2から見たカメラ3の原点位置を特定するためには、図4に示したように、床や作業台に設置したターゲット装置4のターゲット本体6の計測対象面を、ロボット2の手先に装着したカメラ3によって、ロボット手先の位置や姿勢を変えながら撮像する。このようにロボット手先のカメラ3によって、床や作業台に設置したターゲット装置4のターゲット本体6の計測対象面を計測することにより、ロボット2から見たカメラ3の原点位置を正確に特定することができる。
なお、台座治具5に対するターゲット本体6の姿勢を変更する際には、例えば、ロボット2にゴム板などの押当て部材を搭載し、ロボット2を駆動して押当て部材をターゲット本体6の平面6Aに押し付け、この状態でさらにロボット2を駆動して押当て部材と共にターゲット本体6を移動させることにより、ターゲット本体6の姿勢を変更することができる。
以上述べたように、本実施形態による位置計測システム1および方法によれば、共通のターゲット装置4を用いて複数の視点から高精度で計測点Pを計測できるので、視点の影響による計測条件の制限を減らし、広い範囲で安定した計測を行うことができる。
上記のとおり、共通のターゲット装置4を用いて、ワークW上の同じ計測点Pを複数の視点から計測できるので、従来に比べてターゲットの設置数を低減することができ、また、従来の計測システムのように複数の計測データを繋ぎ合わせる処理が不要となり、計測処理を大幅に簡素化することができる。
本発明の他の実施形態としては、図5に示したように、ターゲット装置4をロボット2の手先に取り付けると共に、カメラ3を床や作業台に設置することもできる。
本実施形態においては、ロボット2を駆動してロボット手先の位置や姿勢を変えながら、オンライン計測にて、ターゲット装置4の計測対象面を、床や作業台に設置したカメラ(撮像手段)3によって撮像する。
なお、台座治具5に対するターゲット本体6の姿勢を変更する際には、例えば、ロボット2を駆動して、ターゲット本体6の平面6を、作業台の上などに載置されたゴム板などの押当て部材に押し付け、この状態でロボット手先を台座治具5と共に移動すれば、ターゲット本体6の姿勢を変更することができる。
そして、ロボット手先に取り付けたターゲット装置4の計測対象面の計測点Pの位置と、ロボット2に装着されるツールの基準位置との相対的な位置関係を事前に特定しておくことで、カメラ3を用いてターゲット装置4の計測点Pの位置を計測することにより、ロボット2に装着されるツールの基準位置を特定することができる。
1 位置計測システム
2 ロボット(位置決め制御装置)
3 カメラ(撮像手段)
4 ターゲット装置
5 台座治具
5A 円筒状の支持部材
5B 磁石
6 ターゲット本体
6A 計測対象面を含む平面
6B 凹部(計測特徴部)
6C ターゲット本体の半球面
P 計測点
W ワーク

Claims (17)

  1. 計測点の3次元位置を計測するための位置計測システムであって、
    計測対象物に取り付けられるターゲット装置と、
    前記ターゲット装置を撮像するための撮像手段と、を備え、
    前記ターゲット装置は、
    前記計測対象物に取り付けられる基部と、
    前記基部に対して変位可能に設けられたターゲット本体であって、前記撮像手段で撮像される計測対象面を含む、ターゲット本体と、を有し、
    前記ターゲット本体の前記計測対象面は、前記計測点に対応する中心点を有し、前記基部に対する前記中心点の位置が、前記基部に対する前記計測対象面の姿勢を変えても不変である、位置計測システム。
  2. 前記ターゲット本体は、前記計測対象面を含む平面を有する半球体を備えている、請求項1記載の位置計測システム。
  3. 前記半球体の前記平面の中央部に、前記計測点を含む計測特徴部が形成されている、請求項2記載の位置計測システム。
  4. 前記計測特徴部は、前記半球体の前記平面の中央部に形成された凹部を含む、請求項3記載の位置計測システム。
  5. 前記ターゲット装置の前記基部は、前記半球体の半球面の少なくとも3点を支持するための支持構造を有する、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の位置計測システム。
  6. 前記ターゲット本体と前記基部とが磁力により互いに吸着可能に構成されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の位置計測システム。
  7. 前記撮像手段が装着された位置決め制御装置をさらに備え、
    前記位置決め制御装置によって位置決めされた前記撮像手段によって前記ターゲット装置の前記計測対象面を撮像して前記計測点を計測することにより、前記計測点と前記位置決め制御装置との位置関係を導出するように構成されている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の位置計測システム。
  8. 前記ターゲット装置が装着された位置決め制御装置をさらに備え、
    前記位置決め制御装置によって位置決めされた前記ターゲット装置の前記計測対象面を前記撮像手段によって撮像して前記計測点を計測することにより、前記計測点と前記位置決め制御装置との位置関係を導出するように構成されている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の位置計測システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の位置計測システムにおいて用いられるターゲット装置。
  10. 計測点の3次元位置を計測するための位置計測方法であって、
    計測対象物にターゲット装置を取り付ける工程と、
    撮像手段によって前記ターゲット装置を撮像する工程と、を備え、
    前記ターゲット装置は、
    前記計測対象物に取り付けられる基部と、
    前記基部に対して変位可能に設けられたターゲット本体であって、前記撮像手段で撮像される計測対象面を含む、ターゲット本体と、を有し、
    前記ターゲット本体の前記計測対象面は、前記計測点に対応する中心点を有し、前記基部に対する前記中心点の位置が、前記基部に対する前記計測対象面の姿勢を変えても不変である、位置計測方法。
  11. 前記ターゲット本体は、前記計測対象面を含む平面を有する半球体を備えている、請求項10記載の位置計測方法。
  12. 前記半球体の前記平面の中央部に、前記計測点を含む計測特徴部が形成されている、請求項11記載の位置計測方法。
  13. 前記計測特徴部は、前記半球体の前記平面の中央部に形成された凹部を含む、請求項12記載の位置計測方法。
  14. 前記ターゲット装置の前記基部は、前記半球体の半球面の少なくとも3点を支持するための支持構造を有する、請求項11乃至13のいずれか一項に記載の位置計測方法。
  15. 前記ターゲット本体と前記基部とが磁力により互いに吸着可能に構成されている、請求項10乃至14のいずれか一項に記載の位置計測方法。
  16. 前記撮像手段は、位置決め制御装置に装着されており、
    前記位置決め制御装置によって位置決めされた前記撮像手段によって前記ターゲット装置の前記計測対象面を撮像して前記計測点を計測することにより、前記計測点と前記位置決め制御装置との位置関係を導出する、請求項10乃至15のいずれか一項に記載の位置計測方法。
  17. 前記ターゲット装置は、位置決め制御装置に装着されており、
    前記位置決め制御装置によって位置決めされた前記ターゲット装置の前記計測対象面を前記撮像手段によって撮像して前記計測点を計測することにより、前記計測点と前記位置決め制御装置との位置関係を導出する、請求項10乃至15のいずれか一項に記載の位置計測方法。
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