JP2017120137A - 冷却用装置及び冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却性能の低下を抑えつつ、より使用性が向上した冷却用装置、及び、この冷却用装置を備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本発明の冷却用装置1は、缶800などの冷却対象物の周囲を取り囲んでいる複数の冷却用部材12a,12b,12c・・・,12fと、連結シート部材(連結部材)13を有する冷却構造体12を備えている。連結シート部材13は、隣接する冷却用部材同士を接続する。そして、冷却用装置1には、冷却用部材の周囲を覆い、かつ、冷却用部材を冷却対象物の方へ付勢する筒状弾性部材(筒状部材)11が設けられている。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の冷却用装置1は、缶800などの冷却対象物の周囲を取り囲んでいる複数の冷却用部材12a,12b,12c・・・,12fと、連結シート部材(連結部材)13を有する冷却構造体12を備えている。連結シート部材13は、隣接する冷却用部材同士を接続する。そして、冷却用装置1には、冷却用部材の周囲を覆い、かつ、冷却用部材を冷却対象物の方へ付勢する筒状弾性部材(筒状部材)11が設けられている。
【選択図】図3
Description
本発明は、飲料などが入った容器を冷やすための冷却用装置に関する。
従来から、飲料などが入った容器を冷却するための装置が知られている。たとえば、特許文献1には、冷却装置、冷却システム、及び冷却加熱システムが開示されている。特許文献1によると、冷却システムは、一対の冷却装置を含む。各冷却装置は、平板状の電子冷却素子(ペルチェ素子)と、電子冷却素子の一方の面側に接続される水冷ジャケットと、電子冷却素子の他方の面側に接続される熱伝達部材と、電子冷却素子及び熱伝達部材を一体的に固定する枠部材と、熱伝達部材の湾曲部に接続され、発泡ウレタン等から形成される断熱部材とから構成される。
また、より簡便な構成の冷却構造として、非特許文献1には、缶ビールやビール瓶や飲料容器のための急速冷却剤が開示されている。この急速冷却剤は、円を含む多面体に対応できるように、あるいは保冷材の偏りをなくすために、あるいは、二つ折り、三つ折りにして家庭用冷凍冷蔵庫で冷凍できるように、保冷剤と保冷剤の間に仕切部分が設けられている。また、この急速冷却剤は、保冷剤の右端と左端をゴムなどの伸縮性のある部材で繋いで、全体を筒状にしている。この筒状の冷却剤は、缶ビールなどに被せるとき、ゴムなどの伸縮性のある部材が伸びて広がり、容易に装着できると同時に、缶ビールなどをしっかりと把持することができるとされている。
実登第3094286号公報
しかしながら、上記非特許文献1に記載の急速冷却剤は、円筒状の保冷剤自体にゴムなどの伸縮性を有する部材が取り付けられているため、冷却対象物を急速冷却剤にセットする際に、使用者が冷却剤に触れながら円筒状の保冷剤を広げる必要がある。使用者が体感的に冷たい保冷剤に触れながら、筒状体を広げて、筒の内部に冷却対象物を入れるのは、困難が伴う。
また、冷却対象物の冷却効率を高めるためには、缶などの冷却対象物と冷却剤との密着性を高めることが望ましい。冷却対象物と冷却剤との密着性を高めるために、より弾性力の高いゴムを使用したり、筒状体の内径を小さくしたりすると、より冷却対象物をセットしにくくなる。
そこで、本発明では、冷却性能の低下を抑えつつ、より使用性が向上した冷却用装置、及び、この冷却用装置を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明の一局面にかかる冷却用装置は、冷却対象物の周囲を取り囲んでいる複数の冷却用部材と、隣接する前記冷却用部材同士を接続する連結部材と、前記冷却用部材の周囲を覆い、かつ、前記冷却用部材を前記冷却対象物の方へ付勢する筒状部材とを備えている。
上記の本発明の冷却用装置において、前記連結部材は、シート状であり、前記連結部材の少なくとも上端部には、切込みが設けられていてもよい。
上記の本発明の冷却用装置において、前記連結部材は、シート状であり、前記複数の冷却用部材が前記冷却対象物の周囲を取り囲み、かつ、前記冷却用部材の周囲を前記筒状部材が覆っている状態で、前記連結部材は折りたたまれていてもよい。
上記の本発明の冷却用装置において、前記冷却用部材を前記連結部材で接続して形成された冷却構造体は、複数に分割されていてもよい。
本発明の他の局面にかかる冷蔵庫は、上記の何れかの構成の冷却用装置と、前記冷却用装置を回転させる回転台とを備えている。
本発明に係る冷却用装置によれば、冷却用部材の周囲を覆う筒状部材が、冷却用部材を冷却対象物の方へ付勢することで、冷却剤と冷却対象物との密着性が低下することを抑えることができる。そのため、冷却性能の低下を抑えつつ、その使用性がより向上した冷却用装置を提供できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施形態>
本実施形態では、缶ビールなどの缶飲料及び瓶ビールなどの瓶飲料を短時間で冷却することのできる冷却用装置について説明する。但し、本発明の冷却用装置は、これに限定はされない。例えば、本発明の冷却用装置は、缶飲料や瓶飲料などの冷却対象物を保冷する目的で使用することもできる。
本実施形態では、缶ビールなどの缶飲料及び瓶ビールなどの瓶飲料を短時間で冷却することのできる冷却用装置について説明する。但し、本発明の冷却用装置は、これに限定はされない。例えば、本発明の冷却用装置は、缶飲料や瓶飲料などの冷却対象物を保冷する目的で使用することもできる。
<冷却用装置の全体構成>
図1には、本実施形態に係る冷却用装置1の外観構成を示す。なお、図1は、使用時の状態、すなわち、内部に冷却対象物である缶800がセットされている状態を示す。図2は、図1に示す冷却用装置1のX−X線の断面図である。図2では、缶800の図示は省略している。図3は、冷却用装置1に缶800をセットする方法を示す。
図1には、本実施形態に係る冷却用装置1の外観構成を示す。なお、図1は、使用時の状態、すなわち、内部に冷却対象物である缶800がセットされている状態を示す。図2は、図1に示す冷却用装置1のX−X線の断面図である。図2では、缶800の図示は省略している。図3は、冷却用装置1に缶800をセットする方法を示す。
図1に示すように、冷却用装置1は、主として、筒状弾性部材11と、冷却構造体12とで構成されている。筒状弾性部材11は、ゴムなどの弾性を有する材料で形成されている。筒状弾性部材11は、冷却構造体12から取り外し可能になっている(図3参照)。筒状弾性部材11は、非使用時の状態(冷却構造体12から取り外した状態)で厚さ数mm程度のシート状のゴム材料を筒状に成形して形成されている。使用時の状態では、筒状弾性部材11は、筒の内部に缶800及び冷却構造体12を保持した状態で、冷却構造体12の外周の全体を覆っている。
筒状弾性部材11に使用されるゴム材料は特に限定はされず、従来からチューブ状のゴム製品の材料として使用されるものを適宜使用することができる。例えば、筒状弾性部材11に使用するゴム材料として、ある程度の断熱性を有する素材を選択することで、冷却用装置1をその周囲環境から断熱することができる。これにより、冷却用装置1の冷却性能をより高めることができる。また、筒状弾性部材11が断熱性を有する材料で形成されていることで、使用者が冷却用装置1を持った際の冷感を和らげることができる。
冷却構造体12は、主として、複数の冷却用部材12a,12b,12c・・・,12fと、連結シート部材(連結部材)13とで構成されている。複数の冷却用部材12a,12b,12c・・・の各々には、その内部に蓄冷剤が封入されている。蓄冷剤は、凝固点が0℃より低い溶液(たとえば食塩水など)、及び、この溶液をゲル化するための吸水性ポリマーなどで構成される。そして、腐食しにくいビニールなどの素材でできた袋状のシート内に蓄冷剤を封入して、冷却用部材12a,12b,12c・・・が形成されている。
図1に示すように、各冷却用部材12a・・・は、冷却対象物(缶800)との接触面となる内側表面22a,22b・・・と、連結シート部材13と接着される外側表面23a,23b・・・とを有している。そして、複数の冷却用部材12a,12b,12c・・・の各内側表面22の全体で、缶800の周囲を取り囲んでいる。本実施形態では、6個の冷却用部材で缶800の周囲を覆っているが、冷却用部材の個数はこれに限定はされない。
連結シート部材13は、隣接する冷却用部材同士(例えば、12aと12b、あるいは、12bと12c)を接続している。連結シート部材13は、1枚のシートで形成されている。例えば、1枚の連結シート部材13の表面に、各冷却用部材12a,12b,12c・・・を並べて載置することによって、冷却構造体12が形成される。これにより、連結シート部材13は冷却構造体12の外周面全体を構成する。連結シート部材13は、例えば、プラスチック樹脂製のシート、アルミなどの金属製の薄膜シートなどで形成することができる。
なお、他の構成として、シート状の連結部材によって、各冷却用部材12a,12b,12c・・・の外側表面23a,23b・・・の端部同士を接続することもできる。この構成の場合、各冷却用部材12a,12b,12c・・・の外側表面23a,23b・・・と、連結シート部材13とで、冷却構造体12の外周面が形成される。
なお、本発明はこのような構成に限定はされない。例えば、本発明の冷却用装置においては、各冷却用部材12a,12b,12c・・・を個々に連結する連結部材で、隣接する冷却用部材同士をそれぞれ連結してもよい。
また、図3に示すように、冷却用装置1には、連結シート部材13の上端部に、切込み21が設けられている。ここで、連結シート部材13の上端部とは、冷却構造体12に対して缶800が挿入される側の端部のことを意味する。本実施形態では、切込み21は、連結シート部材13の上端部側に2個設けられている。
しかし、本発明はこの構成に限定はされない。切込み21の数は、1つでもよいし、3個以上であってもよい。なお、本実施形態のように、互いに対向する2つの位置に切込み21がそれぞれ形成されていると、筒状の冷却構造体12の内径L1をより広げやすくすることができる。また、切込み21は、連結シート部材13の上端部だけではなく、下端部にも設けられていてもよい。
<使用例>
続いて、本実施形態に係る冷却用装置1の使用例について、図3及び図4を参照しながら説明する。図4には、冷却用装置1を含む冷却システム10を示す。例えば、冷却用装置1は、冷却システム10に取り付けられて使用される。
続いて、本実施形態に係る冷却用装置1の使用例について、図3及び図4を参照しながら説明する。図4には、冷却用装置1を含む冷却システム10を示す。例えば、冷却用装置1は、冷却システム10に取り付けられて使用される。
図4に示すように、冷却システム10は、本体部30と、冷却用装置1を支持する複数のローラ(後部ローラ41及び前部ローラ42,42)とで主に構成されている。本体部30の内部には、冷却用装置1を回転させるためのモータ31が搭載される。本体部30の外側には、モータ31の駆動をON/OFFするためのスイッチ32が設けられている。後部ローラ41及び前部ローラ42は、冷却用装置1を回転可能に支持する。
先ず、使用者は、冷却用装置1を使用する前に、冷却構造体12を冷凍庫または冷蔵庫で冷やしておく。その後、使用者は冷却構造体12を取り出し、図3に示すように、切込み21が設けられている側(すなわち、冷却構造体12の上端部側)を上にして載置する。そして、図3に示すように、冷却構造体12の上端部側から、缶800などの冷却対象物を入れる。
冷却構造体12の上端部は、2つの切込み21が設けられていることで、図3中矢印で示すように、端部を開放する方向にある程度のあそびをもたせることができる。これにより、各冷却用部材12a,12b,12c・・・の内側表面22で形成される内径L1を適度に拡張させることができる。そのため、缶800を冷却構造体12の内部へより入れやすくなる。
その後、冷却構造体12の外周を覆うように、例えば、冷却構造体12の下端部側から筒状弾性部材11を被せる。筒状弾性部材11は、ゴムなどの弾性を有する材料で形成されている。そのため、筒状弾性部材11で覆われた冷却構造体12は、筒の内側(すなわち、缶800が配置されている側)へ付勢される。これにより、冷却構造体12の内側表面22を缶800の外周面により接触させることができ、冷却効率を向上させることができる。
続いて、内部に缶800がセットされた冷却用装置1を、図4に示すように、冷却システム10の後部ローラ41及び前部ローラ42の上に載置する。ユーザが、スイッチ32をONすると、モータ31が駆動されて、内部に缶800を収容している冷却用装置1が回転する。
なお、モータ31は、後部ローラ41を駆動させることによって缶800を回転させるものであってもよいし、その他の図示しない部材を介して缶800を回転させるものであってもよい。たとえば、缶800の底を取り付けるための吸盤と当該吸盤にモータ31の駆動力を伝達する機構などを利用してもよい。
これによって、缶800の中の飲料が移動し易くなり、缶800の中の飲料と冷却用装置1の各冷却用部材12a,12b,12c・・・との熱交換がスムーズに行われ、缶800の中の飲料を素早く冷却することができる。なお、冷却システム10は、本体部30にタイマーが搭載され、所定の時間(たとえば1分、2分、3分)が経過すると自動的にモータ31の駆動が停止するものであってもよい。
<まとめ>
以上のように、本実施の形態にかかる冷却用装置1は、冷却用部材12a,12b,12c・・・と連結シート部材13とで構成された冷却構造体12が、缶800を取り囲むように配置される。さらに、冷却構造体12の周囲を覆うように配置された筒状弾性部材11が、冷却用部材12a,12b,12c・・・を缶800へ押しつけるように付勢している。
以上のように、本実施の形態にかかる冷却用装置1は、冷却用部材12a,12b,12c・・・と連結シート部材13とで構成された冷却構造体12が、缶800を取り囲むように配置される。さらに、冷却構造体12の周囲を覆うように配置された筒状弾性部材11が、冷却用部材12a,12b,12c・・・を缶800へ押しつけるように付勢している。
この構成によれば、缶800の外径に対して筒状の冷却構造体12の内径がやや大きい場合であっても、筒状弾性部材11の作用により、缶800に対して冷却構造体12を密着させることができる。そのため、冷却効果の低下を抑えることができる。特に、缶800をセットした後、ある程度の時間が経過して、冷却構造体12内の蓄冷剤の一部が溶けた場合にも、外周が筒状弾性部材11で覆われていることにより、冷却構造体12を缶800へ押しつけることができる。そのため、時間の経過による冷却効果の低下を抑えることができる。
また、冷却構造体12の内径を想定される冷却対象物のサイズよりもやや大きくすれば、缶800などの冷却対象物をより容易に冷却構造体12にセットすることができる。また、この構成によれば、種々のサイズの冷却対象物に適用することができる。このように、本実施の形態の冷却用装置1によれば、外周が筒状弾性部材11で覆われていることで、蓄冷剤を冷却対象物の方へ押しつけることができる。そのため、冷却構造体12の内径を冷却対象物の大きさに厳密に合わせることなく、冷却性能の低下を抑えことができる。
さらに、本実施の形態にかかる冷却用装置1には、冷却構造体12を構成する連結シート部材13の上端部に切込み21が設けられている。この切込み21により、連結シート部材13の上端部の間口をより広げやすくすることができる。したがって、缶800を冷却構造体12により入れやすくすることができる。また、切込み21を、連結シート部材13の上端部のみ(例えば、上端部から筒状体の長さの約1/4以下)に形成することで、缶800と冷却構造体12の上端部以外の内側表面との密着性をより高めることができる。
なお、缶800をよりセットしやすくする方法としては、切込み21が形成されている上端部付近の筒状弾性部材11の厚みを薄くする、あるいは、切込み21が形成されている上端部のみ、筒状弾性部材11の材料の硬度を低くするなどの方法がある。またあるいは、切込み21が形成されている上端部以外については、筒状弾性部材11を2層以上のゴムチューブで構成し、切込み21が形成されている上端部については、筒状弾性部材11を1層のゴムチューブで構成してもよい。
また、本実施の形態にかかる冷却用装置1においては、筒状弾性部材11が冷却構造体12の外周全体を覆うような構成となっている。しかし、本発明はこれに限定はされない。本発明では、筒状弾性部材は、筒型の冷却構造体の軸方向の少なくとも一部の周囲を取り囲むような形状であってもよい。但し、冷却性能を向上させるためには、冷却構造体12の外周のできるだけ広範囲を筒状弾性部材11で覆うことが好ましい。
また、本実施形態では、筒状弾性部材の素材として、ゴムを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。弾性を有する素材であれば、筒状弾性部材の材料として使用することができる。例えば、伸縮性と防水性を兼ね備えた化学繊維で織られた生地を筒状弾性部材の材料に用いることもできる。
また、本実施形態では、筒状弾性部材11は、冷却構造体12から取り外し可能になっているが、本発明はこれに限定されず、筒状弾性部材11は冷却構造体12と一体に構成されていてもよい。たとえば、冷却構造体12の外側表面23や連結シート部材13が弾性部材で構成されていてもよい。
なお、本実施形態では、冷却対象物として缶800を例に挙げているが、本発明において、冷却対象物の種類は缶に限定されない。本発明にかかる冷却用装置は、瓶、ペットボトルなどの缶以外の形態の飲料などの冷却にも利用することができる。また、本発明の冷却用装置は、幅広いサイズの冷却対象物の冷却に好適に利用することができる。
<第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、冷却構造体の構成が第1の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第1の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第2の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点のみを説明する。
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、冷却構造体の構成が第1の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第1の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第2の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点のみを説明する。
上述した第1の実施形態では、冷却構造体12は、一体型の構成を有していた。しかし、本発明においては、複数個の冷却構造体を組み合わせて1つの冷却用装置を構成してもよい。そこで、第2の実施形態として、冷却用装置が2つの冷却構造体で構成されている例について説明する。
図5には、第2の実施形態に係る冷却用装置101の構成を示す。なお、図5では、冷却用装置101に冷却対象物(缶800)をセットする方法を示している。そのため、筒状弾性部材111と、冷却構造体122及び123とは分解された状態で図示されている。
図5に示すように、冷却用装置101は、主として、筒状弾性部材111と、2つの冷却構造体122及び123とで構成されている。筒状弾性部材111は、ゴムなどの弾性を有する材料で形成されている。筒状弾性部材111については、第1の実施形態で説明した筒状弾性部材11と同様の構成を採用することができる。図5では示していないが、使用時の状態では、筒状弾性部材111は、筒の内部に缶800及び冷却構造体122及び123を保持した状態で、冷却構造体122及び123の外周の全体を覆っている。
冷却構造体122は、円筒形状の構造体の片側(例えば、左側半分)を構成している。冷却構造体122は、主として、複数の冷却用部材112a,112b,112cと、連結シート部材(連結部材)113とで構成されている。複数の冷却用部材112a,112b,112cの各々には、その内部に蓄冷剤が封入されている。
冷却構造体123は、円筒形状の構造体の片側(例えば、右側半分)を構成している。冷却構造体123は、主として、複数の冷却用部材112d,112e,112fと、連結シート部材(連結部材)113とで構成されている。複数の冷却用部材112a,112b,112cの各々には、その内部に蓄冷剤が封入されている。
第1の実施形態と同様に、各冷却用部材112a・・・は、冷却対象物(缶800)との接触面となる内側表面と、筒状弾性部材111との接触面となる外側表面とを有している。本実施の形態の冷却用装置101においては、2つの冷却構造体122及び123の各冷却用部材112a・・・の各内側表面22の全体で、缶800の周囲を取り囲んでいる。
連結シート部材113は、隣接する冷却用部材同士(例えば、112aと112b、あるいは、112dと112e)を接続している。連結シート部材113は、シート状になっている。本実施形態では、連結シート部材113が各冷却用部材112a,112b,112cの外側表面と接続されて、冷却構造体122を形成している。また、連結シート部材113が各冷却用部材112d,112e,112fの外側表面と接続されて、冷却構造体123を形成している。
本実施形態に係る冷却用装置101に缶800をセットする場合には、図5に示すように、2つ冷却構造体122及び123を互いに向き合うように配置する。このとき、2つの冷却構造体122及び123の各内側表面で形成される内径L2が、缶800の外径に合う程度の大きさになるように、各冷却構造体122及び123を位置合わせする。そして、図5に示すように、冷却構造体122及び123の上端部側から缶800が挿入される。
また別の方法として、缶800などの側面側から2つの冷却構造体122及び123をそれぞれスライドさせて、缶800の外周を取り囲んでもよい。例えば、想定される内径L2よりも大きな外径を有する冷却対象物を冷却する場合には、この方法を採ることが好ましい。
その後、冷却構造体122及び123の外周を覆うように、例えば、冷却構造体の下端部側から筒状弾性部材111を被せる。筒状弾性部材111は、ゴムなどの弾性を有する材料で形成されている。そのため、筒状弾性部材111で覆われた冷却構造体は、筒の内側(すなわち、缶800が配置されている側)へ付勢される。これにより、冷却構造体の内側表面を缶800の外周面により接触させることができ、冷却効率を向上させることができる。
以上のように、本実施形態に係る冷却用装置101は、2つの冷却構造体122及び123で形成されている。そのため、冷却対象物の大きさに応じて、冷却対象物がセットされる冷却構造体の内径の大きさをより幅広く変更することができる。また、本実施形態の構成によれば、2つの冷却構造体の間に冷却対象物をセットした後に筒状弾性部材11を被せることができる。そのため、冷却対象物をよりセットしやすくなる。
なお、本実施形態では、冷却構造体が2個に分割されている例を挙げて説明したが、本発明はこの構成に限定されない。冷却構造体が3個以上のパーツで構成されているものも、本発明の範疇に含まれる。
<第3の実施形態>
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、冷却構造体の構成が第1の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第1の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第3の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点のみを説明する。
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、冷却構造体の構成が第1の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第1の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第3の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点のみを説明する。
上述した第1の実施形態の冷却構造体には、冷却対象物をセットしやすくするための構造として、切込み21が設けられていた。しかし、本発明の構成はこれに限定されない。そこで、第3の実施形態では、冷却構造体に対して冷却対象物をセットしやすくするために、冷却構造体に折りたたみ構造が設けられている構成について説明する。
図6には、第3の実施形態に係る冷却用装置201の断面構成を示す。この図は、図1のX−X線に相当する位置における冷却用装置201の断面構成を示すものである。また、図7(a)及び(b)には、冷却用装置201に備えられている冷却構造体212の構成を示す。
冷却用装置201は、主として、筒状弾性部材211と、冷却構造体212とで構成されている。筒状弾性部材211は、ゴムなどの弾性を有する材料で形成されている。筒状弾性部材211については、第1の実施形態で説明した筒状弾性部材11と同様の構成を採用することができる。筒状弾性部材211は、使用時の状態では、筒の内部に缶800(図6では図示せず)及び冷却構造体212を保持した状態で、冷却構造体212の外周の全体を覆っている。
冷却構造体212は、主として、複数の冷却用部材212a,212b,212c・・・,212fと、連結シート部材(連結部材)213とで構成されている。複数の冷却用部材212a,212b,212c・・・の各々には、その内部に蓄冷剤が封入されている。
各冷却用部材212a・・・は、冷却対象物(缶800)との接触面となる内側表面222と、連結シート部材213と接着される外側表面223とを有している。そして、使用時の状態では、複数の冷却用部材212a,212b,212c・・・の各内側表面222の全体で、缶800の周囲を取り囲んでいる。
連結シート部材213は、隣接する冷却用部材同士(例えば、212aと212b、あるいは、212bと212c)を接続している。具体的には、1枚の連結シート部材213の表面に、各冷却用部材212a,212b,212c・・・を並べて載置することによって、冷却構造体212が形成される。これにより、連結シート部材213は冷却構造体212の外周面全体を構成する。
なお、本実施形態に係る連結シート部材213には、対向する2つの位置(例えば、冷却用部材212cと212dとの間、並びに、冷却用部材212fと212aとの間)に、折りたたみ部214,214が設けられている。図6に示すように、冷却用装置201に缶800がセットされた状態では、折りたたみ部214は内側に折り込まれている。そして、折りたたみ部214が折り込まれた状態で、冷却構造体212の外周を筒状弾性部材211が覆っている。
一方、缶800が未装着の状態では、図7(a)に示すように、折りたたみ部214は、折りたたまれることなく、開放状態となっている。比較のために、図7(b)には、缶800などが装着された場合に、折りたたみ部214が折りたたまれた状態の冷却構造体212を示す。
図7(a)に示す折りたたみ部214が開放状態での冷却構造体212の内径L3は、図7(b)に示す折りたたみ部が折りたたまれた状態での冷却構造体212の内径L4と比較して、大きくなっている。そのため、缶800をセットする際には、図7(a)に示す開放状態とすることで、缶800をより容易に冷却構造体212の内部にセットすることができる。
なお、連結シート部材213には、折りたたみ部214が形成される箇所に、折り曲げ線が形成されていることが好ましい。これにより、筒状の冷却構造体212の何れかの端部側から筒状弾性部材211を被せた場合に、より容易に折りたたみ部214に折りたたみ構造を形成することができる。
また、本実施の形態に係る冷却用装置201は、以上のような構成の折りたたみ部214を備えていることで、外径の異なるより幅広い範囲の大きさの冷却対象物の冷却を行うことができる。
<第4の実施形態>
続いて、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、冷却構造体及び筒状弾性部材の構成が第1の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第1の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第4の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点のみを説明する。
続いて、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、冷却構造体及び筒状弾性部材の構成が第1の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第1の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第4の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点のみを説明する。
上述した第1の実施形態では、冷却構造体は、筒状の構造を有していた。しかし、本発明においては、冷却構造体の形状は筒型に限定されない。そこで、第4の実施形態では、筒型の冷却構造体が略長方形状に展開される構造を有している例について説明する。また、第4の実施形態においては、筒状弾性部材も展開可能な構成を有する例について説明する。
図8には、第4の実施形態に係る冷却用装置301の構成を示す。この図は、冷却用装置301を上方から見た状態を示す。図8では、缶800の図示は省略している。また、図9には、冷却用装置301に冷却対象物の缶800をセットするときの冷却構造体312を示す。
冷却用装置301は、主として、巻きつけ型の弾性部材311と、冷却構造体312とで構成されている。巻きつけ型の弾性部材311は、ゴムなどの弾性を有する材料で形成されている。弾性部材311は、使用時の状態では、筒の内部に缶800(図8では図示せず)及び冷却構造体312を保持した状態で、冷却構造体212の外周の全体を覆っている。
本実施の形態においては、弾性部材311は展開された状態で略長方形状を有しており、対向する2つの端部に面ファスナー311X,311Yが取り付けられている。そのため、使用時には、冷却構造体312の外周を覆うように弾性部材311を巻き付け、各面ファスナー311X,311Y同士を貼り合せて、筒状の形状とすることができる。使用者は、缶800のサイズに応じて、面ファスナーの重なり具合を調整することができる。
冷却構造体312は、主として、複数の冷却用部材312a,312b,312c・・・,312hと、連結部材313とで構成されている。第1の実施形態の冷却構造体12とは異なり、本実施形態の冷却構造体312は8個の冷却用部材を有している。複数の冷却用部材312a,312b,312c・・・の各々には、その内部に蓄冷剤が封入されている。
各冷却用部材312a・・・は、冷却対象物(缶800)との接触面となる内側表面322と、弾性部材311との接触面となる外側表面323とを有している。そして、使用時の状態では、複数の冷却用部材312a,312b,312c・・・の各内側表面322の全体で、缶800の周囲を取り囲んでいる。
連結部材313は、隣接する冷却用部材同士(例えば、312aと312b、あるいは、312bと312c)を接続している。本実施の形態では、連結部材313は、バネやゴムなどの弾性部材で形成されている。これにより、冷却対象物の大きさに応じて、各冷却用部材の内側表面322で構成される冷却構造体312の内径を容易に調整することができる。なお、端に位置する冷却用部材312a及び312hには、フック360が取り付けられている(図9参照)。
なお、冷却用部材312aと冷却用部材312hとの間には連結部材が設けられていない。そのため、冷却構造体312は、図9に示すように、各冷却用部材312a,312b,312c・・・を横に並べた状態で展開される。そして、冷却用装置301に缶800をセットする際には、図9に示すように、冷却構造体312の内側表面322上に缶800を載置して、缶800の周囲に冷却構造体312を巻き付ける。そして、冷却用部材312a及び312hに設けられているフックで、冷却用部材312a及び312hを連結する。
その後、冷却構造体312の外周を覆うように弾性部材311を巻き付け、各面ファスナー311X,311Y同士を貼り合せる。これにより、図1に示す冷却用装置1とほぼ同様の外形を有する冷却用装置301が得られる。
<第5の実施形態>
続いて、本発明の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態は、筒状弾性部材の構成が第1の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第1の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第5の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点のみを説明する。
続いて、本発明の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態は、筒状弾性部材の構成が第1の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第1の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第5の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点のみを説明する。
図10には、第6の実施形態に係る冷却用装置401の外観構成を示す。図10では、冷却用装置401に冷却対象物(缶800)をセットする様子を示す。
図10に示すように、冷却用装置401は、主として、筒状弾性部材411と、冷却構造体12とで構成されている。冷却構造体12の構造は、第1の実施形態の冷却構造体12と同様の構成であるため、その説明を省略する。
筒状弾性部材411は、ゴムなどの弾性を有する材料で形成されている。筒状弾性部材411の材料は、第1の実施形態の筒状弾性部材11と同様のものが使用できる。図10に示すように、筒状弾性部材411の上端部(缶800が挿入される側の端部)には、線ファスナー416が取り付けられている。線ファスナー416は、例えば、筒状弾性部材411の上端部から、筒状弾性部材411の筒の全長の約半分から約3分の1程度の長さに相当する位置にまで設けることができる。
筒状弾性部材411に線ファスナー416が設けられていることで、図10に示すように、線ファスナー416が開状態のときに、筒状弾性部材11の上端部に開裂部415をつくることができる。これにより、筒状弾性部材411の上端部の間口を広げることができる。そのため、缶800をセットする際に、冷却構造体12の下方部分は筒状弾性部材411を被せた状態で、冷却構造体12の上方部分のみを容易に露出させることができる。
冷却構造体12の上方部分が露出することで、冷却構造体12の切込み21をより広げやすくなり、缶800をセットしやすくなる。また、缶800をセットした後は、線ファスナー416を閉じることで、冷却構造体12の全体を筒状弾性部材411で簡単に覆うことができる。
なお、線ファスナー416の数は、1個でもよいし、複数でもよい。例えば、図10に示す筒状弾性部材411には、対向する2つの位置に2個の線ファスナー416が設けられている。このように、対向する2つの位置にそれぞれ線ファスナー416を設けることで、より簡単に冷却構造体12の上端部を露出させることができ、缶800をよりセットしやすくなる。
<第6の実施形態>
続いて、本発明の第6の実施形態について説明する。第1から第5の実施形態では、冷却用装置及び冷却システムを用いて、缶800などの冷却対象物を冷却する構成について説明した。しかしながら、冷却用装置を搭載した冷蔵庫も本発明の範疇に入る。そこで、第6の実施形態では、冷却対象物を素早く冷却するための冷却用装置が搭載された冷蔵庫について説明する。
続いて、本発明の第6の実施形態について説明する。第1から第5の実施形態では、冷却用装置及び冷却システムを用いて、缶800などの冷却対象物を冷却する構成について説明した。しかしながら、冷却用装置を搭載した冷蔵庫も本発明の範疇に入る。そこで、第6の実施形態では、冷却対象物を素早く冷却するための冷却用装置が搭載された冷蔵庫について説明する。
本実施形態では、飲料供給装置510を備えている冷蔵庫500を例に挙げて説明する。後述するように、本実施形態では、飲料供給装置510内に、冷却用装置1を載置するための回転台が設けられている。但し、本発明の冷蔵庫の構成はこれに限定はされない。冷蔵庫の他の貯蔵空間内に、冷却用装置1を回転可能に載置する回転台を設けることも可能である。
図11(a)には、第6の実施形態に係る冷蔵庫500の外観構成を示す。なお、図11(a)〜(d)では、飲料供給装置510が設置されている冷蔵室501の一部のみを図示しおり、冷凍室などについては図示を省略している。本発明の冷蔵庫における各貯蔵空間の配置は、従来公知の冷蔵庫の構成を適用することができる。
冷蔵庫500は、その上段部分に冷蔵室501を備えている。冷蔵室501の正面には、観音開き式の冷蔵室扉502a,502bが取り付けられている。飲料供給装置510は、例えば、正面から見て右側の冷蔵室扉502bに搭載されている。但し、飲料供給装置510の設置場所はこれに限定はされない。
図11(a)では、飲料供給装置510の非使用時の状態を示している。この図に示すように、非使用時の状態では、飲料供給装置510の回転扉518が冷蔵庫500の正面側に位置している。つまり、飲料供給装置510の給水機構は、回転扉518の裏側に配置され、見えない状態となっている。回転扉518の近傍には、扉開閉センサ(図示せず)が設けられている。扉開閉センサは、その周囲に飲料供給装置510の使用者の手などが近づいたり、当該センサに手が触れたりしたことを検知する。
飲料供給装置510は、扉開閉センサが使用者の手などを検知すると、回転扉518が水平方向に回転して、給水機構が正面に現れるように構成されている。図11(b)には、回転扉518の回転途中の状態を示す。図11(c)には、回転扉518の回転が終わり、給水部530が正面に現れた状態を示す。
図11(c)に示すように、回転扉518が回転すると、飲料供給装置510を構成する底部504、注水レバー531などが正面に現れる。そして、使用者が注水レバー531を操作すると、冷蔵室内において冷やされた水タンク(図示せず)内の水が、注水口から吐出される。
また、飲料供給装置510の底部504上には、冷却用装置1を載置する回転台505が設けられている。回転台505は、底部504に対して回転可能に設置されている。例えば、冷却用装置1にセットされた缶800を急速に冷やしたい場合には、使用者は、図11(a)に示すように回転台505上に冷却用装置1を置く。
図12には、回転台505上に冷却用装置1が置かれた状態を示す。冷却用装置1の詳細な構成については、第1の実施形態で説明したため、ここでは説明を省略する。図12に示すように、回転台505の下方には、冷却用装置1を回転させるためのモータ506が搭載されている。また、例えば、冷蔵庫500の冷蔵室扉502aには、モータ506の駆動をON/OFFするためのスイッチ(図示せず)が設けられている。使用者が、このスイッチをONすると、モータ506が駆動されて、内部に缶800を収容している冷却用装置1が回転する。これにより、缶800内の飲料は短時間で冷却される。
また、冷却用装置1の回転を制御する他の方法として、制御部を用いた自動制御を採用することもできる。この場合、例えば、制御部は、回転扉518が図11(c)に示す状態から図11(a)に示す状態に移行したタイミングで、回転台505に冷却用装置1が載置されているか否かを検知する。この検知は、例えば、回転台505に所定以上の重量物が載置されているか否かを検知することによって実行することができる。
そして、制御部は、回転台505上に冷却用装置1が載置されていると検知した場合には、モータ506を所定時間(たとえば1分、2分、3分)駆動させる。これにより、図11(d)に示すように、回転扉518の裏側で、冷却用装置1を載置した回転台505が回転し、冷却用装置1にセットされた缶800は冷却される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1,101,201,301,401:冷却用装置
10 :冷却システム
11,111,211,411:筒状弾性部材(筒状部材)
12,122,123,212,312:冷却構造体
12a,12b,12c・・・,12f:冷却用部材
112a,112b,112c・・・,112f:冷却用部材
212a,212b,212c・・・,212f:冷却用部材
312a,312b,312c・・・,312h:冷却用部材
13,113,213:連結シート部材(連結部材)
21 :切込み
214 :折りたたみ部
313 :連結部材
311 :弾性部材(筒状部材)
500 :冷蔵庫
505 :回転台
10 :冷却システム
11,111,211,411:筒状弾性部材(筒状部材)
12,122,123,212,312:冷却構造体
12a,12b,12c・・・,12f:冷却用部材
112a,112b,112c・・・,112f:冷却用部材
212a,212b,212c・・・,212f:冷却用部材
312a,312b,312c・・・,312h:冷却用部材
13,113,213:連結シート部材(連結部材)
21 :切込み
214 :折りたたみ部
313 :連結部材
311 :弾性部材(筒状部材)
500 :冷蔵庫
505 :回転台
Claims (5)
- 冷却対象物の周囲を取り囲んでいる複数の冷却用部材と、
隣接する前記冷却用部材同士を接続する連結部材と、
前記冷却用部材の周囲を覆い、かつ、前記冷却用部材を前記冷却対象物の方へ付勢する筒状部材と
を備えている冷却用装置。 - 前記連結部材は、シート状であり、
前記連結部材の少なくとも上端部には、切込みが設けられている、請求項1に記載の冷却用装置。 - 前記連結部材は、シート状であり、
前記複数の冷却用部材が前記冷却対象物の周囲を取り囲み、かつ、前記冷却用部材の周囲を前記筒状部材が覆っている状態で、前記連結部材は折りたたまれている、請求項1または2に記載の冷却用装置。 - 前記冷却用部材を前記連結部材で接続して形成された冷却構造体は、複数に分割されている、請求項1から3の何れか1項に記載の冷却用装置。
- 請求項1から4の何れか1項に記載の冷却用装置と、
前記冷却用装置を回転させる回転台と
を備えている冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015255940A JP2017120137A (ja) | 2015-12-28 | 2015-12-28 | 冷却用装置及び冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015255940A JP2017120137A (ja) | 2015-12-28 | 2015-12-28 | 冷却用装置及び冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017120137A true JP2017120137A (ja) | 2017-07-06 |
Family
ID=59271964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015255940A Pending JP2017120137A (ja) | 2015-12-28 | 2015-12-28 | 冷却用装置及び冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017120137A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111902345A (zh) * | 2018-03-22 | 2020-11-06 | 夏普株式会社 | 保冷用具 |
-
2015
- 2015-12-28 JP JP2015255940A patent/JP2017120137A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111902345A (zh) * | 2018-03-22 | 2020-11-06 | 夏普株式会社 | 保冷用具 |
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