JP2017118449A - 通信装置、その制御方法、およびプログラム - Google Patents

通信装置、その制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract


【課題】より良い条件で通信を行うためのリンク管理技術を提供する。
【解決手段】通信装置は、中継装置を介した中継リンクを用いて、または、該中継装置を介さない直接リンクを用いて、他の通信装置と通信を行う。通信装置は、該直接リンクまたは該中継リンクを用いてデータが送信されることに応じて、該直接リンクまたは該中継リンクの使用時間、送信されるデータに係るMACフレームの個数、送信されるデータの量、または送信されるデータの種別に基づいて決定される所定の条件が満たされるか否かを判定し、該所定の条件が満たされると判定された場合に、該判定の際に用いられていたリンクとは異なるリンクを用いて、該判定より後のデータの送信を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通信装置、その制御方法、およびプログラムに関する。
受信局にデータが到達する確率を上げるために、送信局と受信局が複数のリンクを使用する通信システムが特許文献1に記載されている。ここでは、通信システムは、送信局、受信局と複数の中継局で構成され、送信局と受信局の間に各々、異なる中継局を介する複数のリンクが存在する。そして、送信局は、あるリンクでデータを送信した後、そのリンクに存在する中継局からそのデータに対する肯定応答を受信しない場合、他のリンクを使用してデータを再送する。
国際公開第2012/131924号
しかし、特許文献1に記載された通信システムでは、あるリンクでデータが受信局に到達しなかった場合に、次に使用されるリンクでそのデータが到達するとは限らない。したがって、データが受信局に到達するまでに時間がかかる場合がある。さらに、データが映像データ、音声データ、UDP(User Datagram Protocol)パケット等のリアルタイム性の高いデータである場合、再送されなかったり、再送の回数が少なかったりする場合がある。この場合、データが受信局に到達しない確率が上がる。
送信局から送信されたデータが受信局に到達しなかった場合に、そのデータを小さな遅延で到達させるために、送信局と受信局間で使用されるリンクの適切な管理が必要となる。例えば、現在、送信局と受信局間で使用されているリンクの代替となる良好な品質のリンクを定常的に維持することが必要となる。
本発明は、上記課題に鑑みて為されてものであり、より良い条件で通信を行うためのリンク管理技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一手段として、本発明の通信装置は以下の構成を有する。すなわち、通信装置であって、中継装置を介した中継リンクを用いて、または、前記中継装置を介さない直接リンクを用いて、他の通信装置と通信を行う通信手段と、前記通信手段により、前記直接リンクまたは前記中継リンクを用いてデータが送信されることに応じて、前記直接リンクまたは前記中継リンクの使用時間、送信されるデータに係るMACフレームの個数、送信されるデータの量、または送信されるデータの種別に基づいて決定される所定の条件が満たされるか否かを判定する条件判定手段と、を有し、前記通信手段は、前記所定の条件が満たされると判定された場合に、前記条件判定手段による判定の際に用いられていたリンクとは異なるリンクを用いて、前記条件判定手段による判定より後のデータの送信を行うことを特徴とする。
本発明によれば、より良い条件で通信を行うためのリンク管理技術が提供される。
第1の実施形態における通信システムの概略構成図。 (A)は、送信局100の機能構成の一例を示す図。(B)は、送信局100のハードウェア構成の一例を示す図。 第1の実施形態における送信局100動作フローを示す図。 第1の実施形態における受信局101の動作フローを示す図。 第1の実施形態における送信局100の動作の一例を説明するための概念図。 第2の実施形態における送信局100の動作フローを示す図。 第2の実施形態における受信局101の動作フローを示す図。 第2の実施形態における送信局100の動作の一例を説明するための概念図。
以下、添付の図面を参照して、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を使用しながら説明する。図1は、第1の実施形態における通信システムの概略構成図である。本実施形態における通信システムは、送信局100、受信局101および中継局102を含む。送信局100、受信局101、および中継局102は、IEEE802.11規格(例えば、IEEE802.11ad規格)で規定されるDMG(Directional Multi-gigabit)リレー機能を有する通信装置であるとする。
送信局100は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格でソースREDS(Source Relay Endpoint DMG Station )に対して規定される動作に基づいて動作する。送信局100は、自身が生成したデータまたは外部から入力されたデータを運搬するMAC(Media Access Control)フレームを生成し、受信局101に送信する。このとき、送信局100は、中継局102を介さずに受信局101にMACフレームを送信する直接リンク(direct link)、または、中継局102を介して受信局101にMACフレームを送信する中継リンク(relay link)のいずれか一方を使用する。
受信局101は、IEEE802.11規格でデスティネーションREDS(Destination REDS)として規定される局として動作する。受信局101は、送信局100からフレームを受信する。このとき、受信局101は、直接リンクまたは中継リンクのいずれか一方を使用する。
中継局102は、IEEE802.11規格でRDS(Relay DMG Station)として規定される局として動作する。中継局102は、送信局100と受信局101が中継リンクを使用しているときに、送信局100から受信したMACフレームを受信局101に転送する。
本実施形態では、これらの局は、IEEE802.11規格で規定されるDMGリレー機能のリンクスイッチングタイプ(Link Switching type)のFD−AFモード(Full Duplex-Amplify and Forward (FD-AF) mode)で動作するものとする。FD−AFモードはさらに、フレーム送信モードとして、ノーマルモード(Normal mode)と交代モード(Alternation mode)を有するが、これらの局はノーマルモードで動作するものとする。
次に、図2を参照して、送信局100の構成を説明する。図2(A)は、送信局100の機能構成の一例を示し、図2(B)は、送信局100のハードウェア構成の一例を示す。なお、受信局101および中継局102の構成は、送信局100と同様である。
まず、図2(A)を参照して、送信局100の機能構成について説明する。図2(A)において、上位層処理部200は、MAC部201を制御する。また、上位層処理部200は、MAC部201に他の局に送信すべきデータを入力する。さらに、上位層処理部200は、他の局から受信したデータをMAC部201から取得する。
MAC部201は、媒体アクセス制御層の処理を実行する。MAC部201は、PHY部202を制御する。また、MAC部201は、上位層処理部200から入力された他の局に送信すべきデータを運搬するMACフレームを生成し、PHY部202に入力する。さらに、MAC部201は、PHY部202からMACフレームを取得し、受信すべきデータを抽出する。
PHY部202は、物理層の処理を実行する。PHY部202は、MAC部201から入力されたMACフレームを運搬するPHYフレームを生成し、変調して電波として空間に出力する。また、PHY部202は、空間から電波を受信して復調し、PHYフレームを再生成する。その後、PHY部202は、PHYフレームからMACフレームを再生成する。また、PHY部202は、MAC部201が指向性を制御できるアンテナを有する。
なお、送信局100のMAC部201およびPHY部202は、IEEE802.11規格でソースREDSに対して規定された処理に基づいた処理を実行する。また、受信局101、中継局102は各々、IEEE802.11規格におけるデスティネーションREDS、RDSとしての処理を実行する。
次に、図2(B)を参照して、送信局100のハードウェア構成について説明する。記憶部211はROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリにより構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。なお、記憶部211として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体を用いてもよい。また、記憶部211が複数のメモリ等を備えていてもよい。
制御部212は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサにより構成され、記憶部211に記憶されたプログラムを実行することにより送信局100全体を制御する。なお、制御部212は、記憶部211に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働により送信局100全体を制御するようにしてもよい。また、制御部212がマルチコア等の複数のプロセッサを備え、複数のプロセッサにより送信局100全体を制御するようにしてもよい。
また、制御部212は、機能部213を制御して、撮像や印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部213は、送信局100が所定の処理を実行するためのハードウェアである。例えば、送信局100がカメラである場合、機能部213は撮像部であり、撮像処理を行う。また、例えば、送信局100がプリンタである場合、機能部213は印刷部であり、印刷処理を行う。また、例えば、送信局100がプロジェクタである場合、機能部213は投影部であり、投影処理を行う。機能部213が処理するデータは、記憶部211に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部216を介して他の装置と通信したデータであってもよい。
入力部214は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部215は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部215による出力とは、画面上への表示や、スピーカーによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含む。なお、タッチパネルのように入力部214と出力部215の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。通信部216は、IEEE802.11シリーズに準拠した無線通信の制御や、IP通信の制御を行う。また、通信部216はアンテナ217を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。送信局100は通信部216を介して、画像データや文書データ、映像データ等のコンテンツを他の装置と通信する。なお、本実施形態では、アンテナ217は、IEEE802.11規格(例えば、IEEE802.11ad規格)で規定されるアンテナ、アンテナセクタ(antenna sector)またはAWV(Antenna Weight Vector)(以降、アンテナ構成と称する)等により構成されるものとする。また、アンテナ217は、PHY部202に属し、後述するように、MAC部201が制御可能であるとする。
図3は、本実施形態における送信局100の動作フローを示す図である。このフローは3つの局の間で中継リンクセットアッププロシージャ(Relay Link Setup (RLS) procedure)が完了した後に、送信局100と受信局101に割り当てられたサービス期間(Service Period (SP))が開始される度に、開始される。ここで、送信局100と受信局101の間に割り当てられた最初のSPの開始時点では、直接リンクが使用される。それ以降のSPの開始時点では受信局101へのフレーム送信が成功した最後のリンクが使用される。なお、以下の説明において、リンクチェンジインターバル(Link Change Interval)は、送信局100と受信局101との間のフレーム送信のリンクが変更される時間を示す。また、データセンシングタイム(Data Sensing Time)は、リンクの変更が生じた場合の、次のリンクチェンジインターバルの時刻からの時間オフセットを示す。リンクチェンジインターバルとデータセンシングタイムは、中継リンクセットアッププロシージャにおいて、送信局100から受信局101に送信されるリレートランスファーパラメータセット(Relay Transfer Parameter Set)内に示される。
ステップS301で、MAC部201は、送信に関する所定の条件を満足しているか否かを判定する。すなわち、ここで、MAC部201は、ステップS309での送信に応答して、所定の条件を満足しているか否かの条件判定を行う。
ここで、所定の条件とは、例えば、次の(1)から(4)のうちの少なくとも1つの条件である。
(1)送信局100が、現在のリンクを連続して所定の時間、使用し続けていること。
(2)送信局100が、現在のリンクで連続して所定の個数のMACフレームを送信したこと。
(3)送信局100が、現在のリンクで連続して所定のデータ量を送信したこと。
(4)送信局100が、現在のリンクで映像データ、音声データ、UDPパケット等のリアルタイム性の高いデータを送信したこと。
すなわち、本実施形態では、所定の条件は、中継リンクまたは直接リンクの使用時間、データを運搬するためのフレームの個数、データの量、またはデータの種別に基づいて決定される。なお、(1)から(3)に記載された所定の時間、個数、またはデータ量は送信局100と受信局101に割り当てられた複数のSPに渡って計時または計数されてもよい。
所定の条件を満足している場合(S301のYes)、処理はステップS302へ進む。ステップS302で、MAC部201は、リンクチェンジインターバルが開始されるのを待機する。リンクチェンジインターバルが開始されると(S302のYes)、処理はステップS303へ進む。ステップS303で、MAC部201は、データセンシングタイムが終了するのを待機する。データセンシングタイムが終了すると(S303のYes)、処理はステップS304へ進む。
ステップS304で、MAC部201は、現在のリンクと異なるリンクでフレームを送受信可能となるように、アンテナ構成の設定を変更する。その後、MAC部201は、PHY部202を介してMACフレームを送信する。その送信が完了すると、処理はステップS305へ進む。ステップS305で、MAC部201は、時間が、SPの終了時間になったか否かを判定する。SPの終了時間になった場合(S305のYes)、処理は終了する。そうでない場合(S305のNo)、処理はステップS301に戻る。
一方、ステップS301で所定の条件を満足していない場合(S301のNo)、処理はステップS306へ進む。ステップS306で、MAC部201は、時間が、肯定応答に相当するフレームの受信が期待される時間になったか否かを判定する。その時間になったと判定された場合(S306のYes)、処理はステップS305へ進む。そうでない場合(S306のNo)、処理はステップS308に進む。ここで、肯定応答に相当するフレームとは、ACKフレーム、ブロックACKフレーム、リレーACK応答フレーム等のフレームである。以下、これらのフレームを、単にACKフレームと称する。
ステップS307で、MAC部201は、ACKフレームを受信したか否かを判定する。すなわち、ここで、MAC部201は、ACKフレームを受信したか否かの受信判定を行う。ACKフレームを受信したと判定された場合(S307のYes)、処理はステップS308に進む。ステップS308で、MAC部201は、データセンシングタイムが終了する前に、PHY部202を介して受信局101に、現在使用しているリンクでMACフレームを送信する。その送信が完了すると、処理はステップS305に進む。
一方、ステップS307でACKフレームを受信しなかったと判定された場合(S307のNo)、処理はステップ309に進む。ステップ309、310、311で実行される処理は、各々、ステップS302、S303、S304で実行される処理と同様であるため、説明を省略する。
なお、ステップS304、S308または311で、MAC部201は、通信品質を向上させるために、最適なアンテナ構成を探索し、探索したアンテナ構成となるように、現在のアンテナ構成を変更してもよい。また、アンテナ構成の探索と変更は、ステップS304、S308または311でのフレーム送信の成否もしくはデータ誤り率、またはACKフレーム等の受信信号強度等のリンクの品質を表す評価指標に基づいて、現在使用しているSPではない期間に実行されてもよい。例えば、他のSPまたは競合アクセス期間(Contention-Based Access Period (CBAP))に実行されてもよい。そのために、送信局100は、受信局101または中継局102との間で、例えば、IEEE802.11規格で規定されたビームトラッキング(Beam Tracking)またはビームフォーミング(Beam Forming)を実行してもよい。
次に、受信局101の動作について説明する。図4は、本実施形態における受信局101の動作フローを示す図である。このフローは、3つの局の間で、中継リンクセットアッププロシージャが完了した後に、送信局100と受信局101に割り当てられたSPが開始される度に、開始される。ここで、送信局100と受信局101の間に割り当てられた最初のSPの開始時点では、直接リンクが使用される。それ以降のSPの開始時点では受信局101へのフレーム送信が成功した最後のリンクが使用される。
ステップS401で、MAC部201は、ACKフレームを送信すべき、送信局100から受信したMACフレームについて、ACKフレームを未送信のMACフレームが存在するか否かを判定する。そのようなMACフレームが存在する場合(S401のYes)、処理はステップS402に進む。ステップS402で、MAC部201は、時間が、ACKフレームを送信すべき時間になったか否かを判定する。ACKフレームを送信すべき時間になった場合(S402のYes)、処理はステップS403へ進む。ステップS403で、MAC部201は、PHY部202を介して、送信局100に、現在使用しているリンクでACKフレームを送信する。その送信が完了すると、処理はステップS404へ進む。
一方、ステップS401で、ACKフレームが未送信のMACフレームが存在しない場合(S401のNo)、処理はステップS404へ進む。また、ステップS402で、時間が、ACKフレームを送信すべき時間になっていない場合(S402のNo)も、処理はステップS404へ進む。ステップS404で、MAC部201は、データセンシングタイムが終了したか否かを判定する。データセンシングタイムが終了していない場合(S404のNo)、処理はステップS401へ戻る。データセンシングタイムが終了していた場合(S404のYes)、処理はステップS405へ進む。
ステップS405で、MAC部201は、データセンシングタイムの間に送信局100から有効なMACフレームを受信したか否かを判定する。有効なMACフレームを受信していた場合(S405のYes)、処理はステップS407へ進む。そうでない場合(S405のNo)、処理はステップS406へ進む。ステップS406で、MAC部201は、現在使用しているリンクとは異なるリンクで通信を行うための制御を行う。すなわち、MAC部201は、PHY部202が現在使用しているリンクとは異なるリンクでフレームを送受信できるように、アンテナ構成を制御する。その後、処理はステップS407へ進む。
ステップS407、S408、S409で実行される処理は、各々、ステップS401、S402、S403で実行される処理と同様であるため、説明を省略する。ただし、ステップS407、S408でNoの場合、処理はステップ410へ進む。
ステップ410で、MAC部201は、リンクチェンジインターバル期間(Link Change Interval period) が終了したか否かを判定する。リンクチェンジインターバル期間が終了していない場合(S410のNo)、処理はステップS407へ戻る。一方、リンクチェンジインターバル期間が終了している場合(S410のYes)、処理はステップ411へ進む。ステップ411で、MAC部201は、SPの終了時間になったか否かを判定する。SPの終了時間になった場合(S411のYes)、処理は終了する。そうでない場合(S411のNo)、処理はステップS401に戻る。
図5は、本実施形態における送信局100の動作の一例を説明するための概念図である。図示するように、時間軸において、データセンシングタイム510〜517と、リンクチェンジインターバル期間500〜507が存在する。送信局100は、直接リンクまたは中継リンクで、受信局101に送信すべきデータを運搬するMACフレームを送信する。直接リンク送信期間520、521、525、528は、直接リンクでのMACフレーム送信期間を示す。また、中継リンク送信期間523、524、526、527は、中継リンクでのMACフレーム送信期間を示す。
送信局100は、送信したMACフレームに対する、受信局101からのACKフレームを受信することが期待される。ACKフレーム受信期間530〜536は、各々、送信局100が受信局101から送信されるACKフレームの受信が期待される期間である。ここで、送信局100は、ACKフレーム受信期間534ではACKフレームを受信できなかったものとする。一方、送信局100は、それ以外のACKフレーム受信期間ではACKフレームを受信できたものとする。
ここで注目すべき点は、リンクチェンジインターバル期間501、503および506の終了時点で、先に述べた条件(1)が満足されることである。条件(1)は、現在のリンクを連続して所定の時間、使用し続けていること、である。なお、本例では、所定の時間は、2つのリンクチェンジインターバル期間に渡る時間とする。例えば、リンクチェンジインターバル期間500、501では、直接リンクでのMACフレーム送信が連続して行われたため、条件(1)が満たされることとなる。条件(1)が満たされた後は、送信局100は、現在使用しているリンクとは異なるリンクでMACフレームを送信する。すなわち、送信局100は、各々リンクチェンジインターバル期間502、504および507内のデータセンシングタイムが終了した後、現在使用しているリンクとは異なるリンク、すなわち中継リンクでMACフレームを送信する。また、送信局100は、どのリンクチェンジインターバル期間でも、リンクの品質を改善するために、最適なアンテナ構成を探索し、アンテナ構成の設定を更新してもよい。
また、送信局100は、リンクチェンジインターバル期間504において、直接リンクでACKフレームの受信に失敗している。したがって、送信局100は、次のデータセンシングタイム514が終了した後、現在と異なるリンクでMACフレームを送信することとなる(図3のステップS307のNo以降の処理に相当)。また、送信局100は、次に直接リンクを使用するリンクチェンジインターバル期間507でリンクの品質を改善するために最適なアンテナ構成を探索し、アンテナ構成の設定を更新してもよい。また、アンテナ構成の探索と変更は、いずれかのリンクチェンジインターバル期間でのフレーム送信の成否もしくはデータ誤り率、またはACKフレーム等の受信信号強度等のリンクの品質を表す評価指標に基づいて、現在使用しているSPではない期間に実行されてもよい。
以上、説明してきたように、本実施形態によれば、直接リンクまたは中継リンクのいずれか一方のリンクを使用する通信システムにおいて、適切な条件でリンクを切り替えることが可能となる。これにより、送信局と受信局間で使用されているリンクの代替となる良好な品質のリンクを定常的に維持しておくことが可能となる。また、リアルタイム性の高いデータを受信局に到達させる確率を増大させることが可能となる。また、60GHz帯のミリ波を使用する無線通信システムのように、電波の直進性が強いために局の移動等の影響でリンクが切断される可能性のある通信システムにおいて、迅速に異なるリンクへ移行することが可能となる。
なお、本実施形態では、受信局、中継局が各々、IEEE802.11規格で規定されるデスティネーションREDS、RDSに相当する局とした。また、受信局、中継局が各々、リンクスイッチングタイプのFD−AFモードのノーマルノードに相当するモードで動作する場合について説明した。しかし、本実施形態の適用環境はこれらに限定されず、本実施形態は、必要な修正を加えて他の環境にも適用可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について、図面を使用しながら説明する。本実施形態では送信局100、受信局101および中継局102はIEEE802.11規格で規定されるDMGリレー機能のリンクスイッチングタイプのHD−DFモード(Half Duplex-Decode and Forward (HD-DF) Mode)で動作するものとする。
図6は、本実施形態における送信局100の動作のフロー図である。このフローは、3つの局の間で、中継リンクセットアッププロシージャが完了した後に、送信局100と受信局101に割り当てられたSPが開始される度に、開始される。ここで、送信局100と受信局101の間に割り当てられた最初のSPの開始時点では、直接リンクが使用される。それ以降のSPの開始時点では受信局101へのフレーム送信が成功した最後のリンクが使用される。
ステップS601で、MAC部201は、所定の条件を満足しているか否かを判定する。すなわち、ここで、MAC部201は、ステップS611での送信に応答して、所定の条件を満足しているか否かの条件判定を行う。
ここで、所定の条件とは、例えば、次の(1)から(4)のうちの少なくとも1つの条件である。
(1)送信局100が、現在のリンクを連続して所定の時間、使用し続けていること。
(2)送信局100が、現在のリンクで連続して所定の個数のMACフレームを送信したこと。
(3)送信局100が、現在のリンクで連続して所定のデータ量を送信したこと。
(4)送信局100が、現在のリンクで映像データ、音声データ、UDPパケット等のリアルタイム性の高いデータを送信したこと。
すなわち、本実施形態では、所定の条件は、中継リンクまたは直接リンクの使用時間、データを運搬するためのフレームの個数、データの量、またはデータの種別に基づいて決定される。なお、(1)から(3)に記載された所定の時間、個数、またはデータ量は送信局100と受信局101に割り当てられた複数のSPに渡って計時または計数されてもよい。
所定の条件を満足している場合(S601のYes)、処理はステップS602に進む。ステップS602で、MAC部201は、現在、使用しているリンクが直接リンクであるか否かを判定する。直接リンクである場合(S602のYes)、ステップS603に進む。ステップS603で、MAC部201は、リンクチェンジインターバル期間が終了するのを待機する。MAC部201は、このリンクチェンジインターバル期間の終了をファーストピリオド(First Period)の開始とみなす。ファーストピリオドが開始すると(S603のYes)、ステップS604へ進む。
ステップS604で、MAC部201は、中継リンクでフレームを送受信可能となるように、アンテナ構成の設定を変更する。その後、MAC部201は、PHY部202を介して中継局102にMACフレームを送信する。このとき、MAC部201は、データセンシングタイムと同一の長さの時間が終了するのを待機した後、MACフレームの送信を開始してもよい。ステップS604での送信が完了すると、処理はステップS605へ進む。
ステップS605で、MAC部201は、SPの終了時間になったか否かを判定する。SPの終了時間になった場合(S605のYes)、処理を終了する。そうでない場合(S605のNo)、処理はステップS601に戻る。
一方、ステップS602で現在、使用しているリンクが直接リンクでない、すなわち、中継リンクである場合(S602のNo)、処理はステップS606に進む。ステップS606で、MAC部201は、セカンドピリオド(Second Period)が終了するのを待機する。MAC部201は、このセカンドピリオドの終了をリンクチェンジインターバルの開始とみなす。セカンドピリオドが終了すると(S606のYes)、処理はステップS607へ進む。ステップS607で、MAC部201は、直接リンクでフレームを送受信可能となるように、アンテナ構成の設定を変更する。その後、MAC部201は、PHY部202を介して受信局101にMACフレームを送信する。その送信が完了すると、処理はステップS605へ進む。
一方、ステップS601で所定の条件を満足していない場合(S601のNo)、処理はステップS608に進む。ステップS608で、MAC部201は、時間が、ACKフレームの受信が期待される時間になったか否かを判定する。その時間になったと判定した場合(S608のYes)、処理はステップS609へ進む。そうでない場合(S608のNo)、処理はステップS610へ進む。ステップS609で、MAC部201は、ACKフレームを受信したか否かを判定する。すなわち、ここで、MAC部201は、ACKフレームを受信したか否かの受信判定を行う。ACKフレームを受信したと判定された場合(S609のYes)、処理はステップS610に進む。ステップS610で、MAC部201は、現在使用しているリンクでIEEE802.11規格において規定されるようにMACフレームを送信する。その送信が完了すると、処理はステップS605へ進む。一方、ステップS609で、ACKフレームを受信しなかったと判定された場合(S609のNo)、ステップS611に進む。
ステップS611で、MAC部201は、現在、使用しているリンクが直接リンクであるか否かを判定する。直接リンクである場合(S611のYes)、ステップS612に進む。そうでない場合、すなわち、中継リンクである場合(S611のNo)、ステップS614に進む。ステップS612で実行される処理は、ステップS603で実行される処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS613で、MAC部201は、中継リンクでフレームを送受信可能となるように、アンテナ構成の設定を変更する。その後、MAC部201は、PHY部202を介して中継局102にMACフレームを送信する。このとき、MAC部201はIEEE802.11規格に記載されるようにファーストピリオドが開始された直後にMACフレームの送信を開始する。その送信が完了すると、処理は次のステップに進む。ステップS614、615で実行される処理は、各々、ステップS606、607で実行される処理と同様であるため、説明を省略する。
なお、ステップS604、607、610、613または615で、MAC部201は、リンクの品質を改善するために、最適なアンテナ構成を探索し、探索したアンテナ構成となるように、現在のアンテナ構成を変更してもよい。また、アンテナ構成の探索と変更は、ステップS604、607、610、613または615でのフレーム送信の成否もしくはデータ誤り率、またはACKフレーム等の受信信号強度等のリンクの品質を表す評価指標に基づいて、現在使用しているSPではない期間に実行されてもよい。例えば、他のSPまたはCBAPに実行されてもよい。そのために、送信局100は。受信局101または中継局102との間で、例えば、IEEE802.11規格で規定されたビームトラッキングまたはビームフォーミングを実行してもよい。
図7は、本実施形態における受信局101の動作のフロー図である。このフローは、3つの局の間で、中継リンクセットアッププロシージャが完了した後に、送信局100と受信局101に割り当てられたSPが開始される度に、開始される。ここで、送信局100と受信局101の間に割り当てられた最初のSPの開始時点では、直接リンクが使用される。それ以降のSPの開始時点では受信局101へのフレーム送信が成功した最後のリンクが使用される。ここで、第1の実施形態と同様の処理を実行するステップには図4と同一の符号を付してある。これらのステップについては説明を省略する。
ステップS710で、MAC部201は、現在、使用しているリンクが直接リンクであるか否かを判定する。直接リンクである場合(S710のYes)、ステップS401に進む。そうでない場合、すなわち、中継リンクである場合(S710のNo)、ステップS706に進む。
ステップS700で、MAC部201は、セカンドピリオドが開始されるのを待機する。セカンドピリオドが開始すると(S700のYes)、処理はステップS701へ進む。ステップS701で、MAC部201は、中継局102から受信した、ACKフレームを送信すべきMACフレームについて、ACKフレーム未送信のMACフレームが存在するか否かを判定する。ACKフレーム未送信のMACフレームが存在する場合(S701のYes)、処理はステップS702に進む。ステップS702で、MAC部201は、時間が、ACKフレームを送信すべき時間になったか否かを判定する。ACKフレームを送信すべき時間になった場合(S702のYes)、処理はステップS703に進む。ステップS703で、MAC部201は、PHY部202を介して中継局102にACKフレーム等を送信する。ACKフレームの送信が完了すると、処理はステップS704へ進む。ステップS704で、MAC部201は、セカンドピリオドが終了したか否かを判定する。セカンドピリオドが終了していない場合(S704のNo)、処理はステップS701に戻る。セカンドピリオドが終了していた場合(S704のYes)、処理はステップS705に進む。
ステップS705で、MAC部201は、時間が、SPの終了時間になったか否かを判定する。SPの終了時間になった場合(S705のYes)、処理は終了する。そうでない場合(S705のNo)、処理はステップS706に進む。ステップS706で、MAC部201は、直接リンクでフレームを送受信可能となるように、アンテナ構成の設定を変更する。その後、処理はステップS707へ進む。
ステップS707で、MAC部201は、送信局100から有効なMACフレームを受信したか否かを判断する。有効なMACフレームを受信した場合(S707のYes)、処理はステップ401に戻る。そうでない場合(S707のNo)、処理はステップS708に進む。ステップS708で、MAC部201は、ファーストピリオドが終了するのを待機する。ファーストピリオドが終了すると(S708のYes)、処理はステップS709へ進む。ステップS709で、MAC部201は、中継リンクでフレームを送受信可能となるように、アンテナの構成を変更する。その後、処理はステップS701に戻る。
図8は、本実施形態における送信局100の動作の一例を説明するための概念図である。図示するように、時間軸において、リンクチェンジインターバル期間800、801、804、807、データセンシングタイム810〜813、ファーストピリオド802、805、および、セカンドピリオド803、806が存在する。送信局100は、送信したMACフレームに対する、受信局101または中継局102からのACKフレームを受信することが期待される。ACKフレーム受信期間830〜836は、各々、送信局100が受信局101または中継局102から送信されるACKフレームの受信が期待される期間である。ここで、送信局100は、ACKフレーム受信期間834ではACKフレームを受信できなかったものとする。一方、送信局100は、それ以外のACKフレーム受信期間ではACKフレーム等を受信できたものとする。送信局100は、ファーストピリオド802または805の開始時点から、データセンシングタイムと同一の長さの時間が終了するのを待機した後、MACフレームの送信を開始してもよい。
ここで注目すべき点は、リンクチェンジインターバル801期間ならびにセカンドピリオド803および806の終了時点で、先に述べた条件(1)が満足されることである。条件(1)は、現在のリンクを連続して所定の時間、使用し続けていること、である。なお、本例では、所定の時間は、ファーストピリオド802または805の時間とする。例えば、ファーストピリオド802では、中継リンクでのMACフレーム送信が連続して行われたため、条件(1)が満たされることとなる。条件(1)が満たされた後は、送信局100は、現在使用しているリンクとは異なるリンクでMACフレームを送信する。すなわち、送信局100は、各々、セカンドピリオド803、806が終了した後、現在使用しているリンクとは異なるリンクでMACフレームを送信する。また、送信局は、どのリンクチェンジインターバル期間またはファーストピリオドでも、リンクの品質を改善するために、最適なアンテナ構成を探索し、アンテナ構成の設定を更新してもよい。
また、送信局100は、リンクチェンジインターバル期間804において、直接リンクでACKフレームの受信に失敗している。したがって、送信局100は、次のファーストピリオド805において、現在と異なるリンクでMACフレームを送信することとなる(図6のステップS610のNo以降の処理に相当)。また、送信局100は、次に直接リンクを使用するリンクチェンジインターバル期間807でリンクの品質を改善するために最適なアンテナセクタ等を探索し、アンテナ構成の設定を更新してもよい。
また、アンテナ構成の探索と変更は、いずれかのリンクチェンジインターバル期間またはファーストピリオドでのフレーム送信の成否もしくはデータ誤り率、またはACKフレーム等の受信信号強度等のリンクの品質を表す評価指標に基づいて、現在使用しているSPではない期間に実行されてもよい。
以上、説明してきたように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、直接リンクまたは中継リンクのいずれか一方のリンクを使用する通信システムにおいて、適切な条件でリンクを切り替えることが可能となる。なお、本実施形態では、受信局、中継局が各々、IEEE802.11規格で規定されるデスティネーションREDS、RDSに相当する局とした。また、受信局、中継局が各々、リンクスイッチングタイプのHD−DFモードに相当するモードで動作する場合について説明した。しかし、本実施形態の適用環境はこれらに限定されず、本実施形態は、必要な修正を加えて他の環境にも適用可能である。
また、第1の実施形態および第2の実施形態によれば、時間、または送信局が送信するフレームの個数、データ量、もしくはフレームで運搬されるデータの種別に基づいて通信システムのリンクを切り換えることも可能である。したがって、現在、使用しているリンクの代替となる良好な品質のリンクを定常的に維持することが可能となる。さらには、リアルタイム性の高いデータを適切に送信することが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 送信局、 101 受信局、 102 中継局

Claims (10)

  1. 通信装置であって、
    中継装置を介した中継リンクを用いて、または、前記中継装置を介さない直接リンクを用いて、他の通信装置と通信を行う通信手段と、
    前記通信手段により、前記直接リンクまたは前記中継リンクを用いてデータが送信されることに応じて、前記直接リンクまたは前記中継リンクの使用時間、送信されるデータに係るMACフレームの個数、送信されるデータの量、または送信されるデータの種別に基づいて決定される所定の条件が満たされるか否かを判定する条件判定手段と、を有し、
    前記通信手段は、前記所定の条件が満たされると判定された場合に、前記条件判定手段による判定の際に用いられていたリンクとは異なるリンクを用いて、前記条件判定手段による判定より後のデータの送信を行うことを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信手段により、前記直接リンクまたは前記中継リンクを用いて送信されたデータに対する応答を受信したか否かを判定する受信判定手段を更に有し、
    前記条件判定手段により前記所定の条件が満たされていないと判定され、かつ、前記受信判定手段により前記応答が受信されていると判定された場合、前記通信手段は、前記条件判定手段による判定の際に用いられたリンクを用いて前記条件判定手段による判定より後のデータの送信を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記条件判定手段により前記所定の条件が満たされていないと判定され、かつ、前記受信判定手段により前記応答が受信されていないと判定された場合、前記通信手段は、前記条件判定手段による判定の際に用いられたリンクとは異なるリンクを用いて、前記条件判定手段による判定より後のデータの送信を行うことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 通信手段は、前記条件判定手段による判定の際に用いられていたリンクとは異なるリンクを用いて、前記条件判定手段による判定より後のデータの送信を行う際、少なくともアンテナの設定を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格で規定されるソースREDS(Source Relay Endpoint DMG Station)であり、
    前記中継装置は、IEEE802.11規格で規定されるRDS(Relay DMG Station)であり、
    前記他の通信装置は、IEEE802.11規格で規定されるデスティネーションREDSであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置、前記中継装置、および前記他の通信装置がIEEE802.11規格で規定されるDMGリレー機能のリンクスイッチングタイプ(Link Switching type)のFD−AFモードのノーマルモードで動作し、
    前記通信手段は、前記条件判定手段による判定の際に用いられていたリンクとは異なるリンクを用いて、前記条件判定手段による判定より後のデータの送信を行う場合に、リンクチェンジインターバルとデータセンシングタイムが終了した後に、該データの送信を行うことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記通信装置、前記中継装置、および前記他の通信装置がIEEE802.11規格で規定されるDMGリレー機能のリンクスイッチングタイプ(Link Switching type)のHD−DFモード(Half Duplex-Decode and Forward Mode)で動作し、
    前記通信手段は、前記通信手段は、前記条件判定手段による判定の際に用いられていたリンクが前記直接リンクであり、前記中継リンクを用いて前記条件判定手段による判定より後のデータの送信を行う場合に、リンクチェンジインターバルが終了した後に、該データの送信を行うことを特徴とする請求項5または6に記載の通信装置。
  8. 前記通信装置、前記中継装置、および前記他の通信装置がIEEE802.11規格で規定されるDMGリレー機能のリンクスイッチングタイプ(Link Switching type)のHD−DFモード(Half Duplex-Decode and Forward Mode)で動作し、
    前記通信手段は、前記条件判定手段による判定の際に用いられていたリンクが前記中継リンクであり、前記直接リンクを用いて前記条件判定手段による判定より後のデータの送信を行う場合に、セカンドピリオドが終了した後に、該データの送信を行うことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 通信装置の制御方法であって、
    中継装置を介した中継リンクを用いて、または、前記中継装置を介さない直接リンクを用いて、他の通信装置と通信を行う第1の通信工程と、
    前記通信工程において、前記直接リンクまたは前記中継リンクを用いてデータが送信されることに応じて、前記直接リンクまたは前記中継リンクの使用時間、送信されるデータに係るMACフレームの個数、送信されるデータの量、または送信されるデータの種別に基づいて決定される所定の条件が満たされるか否かを判定する条件判定工程と、
    前記所定の条件が満たされると判定された場合に、前記条件判定工程における判定の際に用いられていたリンクとは異なるリンクを用いて、前記条件判定工程における判定より後のデータの送信を行う第2の通信工程と、
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020027983A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 沖電気工業株式会社 無線中継装置、無線中継プログラム、無線通信装置、無線通信プログラム及び無線通信システム

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