JP2017117051A - 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、サーバ及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、サーバ及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】端末の画面に画像を表示するアプリケーション自体に追加機能を実装することなく、異なる端末間において表示画像を契機とする情報の共有を実現する。
【解決手段】第1情報処理装置1と、第1情報処理装置1と通信可能な第2情報処理装置2とを含む情報処理システムSにおいて、第1情報処理装置1は、第1情報処理装置1のユーザに提示する情報を表示する表示部10と、表示部10の表示画面を画像として取得する画面取得部11とを備える。第2情報処理装置2は、画像の関連性の判定に用いるテンプレート情報と、第1情報処理装置1が実行する処理を示す情報とを紐付けて記憶する記憶部21を備える。第1情報処理装置1は、画面取得部11が取得した表示画面の画像が、第2情報処理装置2の記憶部21に記録されたテンプレート情報と関連する場合、記憶部21に記録された情報が示す処理を実行する実行部15をさらに備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、サーバ及びプログラムに関する。
異なる情報処理装置の間でコメント情報を共有する手法は種々提案されている。例えば特許文献1には、ストリーミング配信によって動画を配信する際に、その動画を閲覧する各端末装置に対して、動画の再生開始時点を基準とした動画再生時間が付与されたコメントを表示する技術が開示されている。この技術においては、動画の再生を開始してからの動画再生時間に合わせて、その動画再生時間に一致するコメント付与時間が設定されたコメント内容が順次動画上に表示される。
特開2009−077443号公報
上記の技術のように情報処理装置が実行するアプリケーション自体が情報共有機能を実装している場合、当然ながら、情報共有機能を実装していないアプリケーションでは、他の情報端末装置とコメント等の情報共有をすることができない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、端末の画面に画像を表示するアプリケーション自体に追加機能を実装することなく、異なる端末間において表示画像を契機とする情報の共有を実現する技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、第1情報処理装置と、前記第1情報処理装置と通信可能な第2情報処理装置とを含む情報処理システムである。このシステムにおいて、前記第1情報処理装置は、前記第1情報処理装置のユーザに提示する情報を表示する表示部と、前記表示部の表示画面を画像として取得する画面取得部とを備える。前記第2情報処理装置は、画像の関連性の判定に用いるテンプレート情報と、前記第1情報処理装置が実行する処理を示す情報とを紐付けて記憶する記憶部を備える。前記第1情報処理装置は、前記画面取得部が取得した表示画面の画像が、前記第2情報処理装置の記憶部が記憶するテンプレート情報と関連する場合、前記記憶部が記憶する情報が示す処理を実行する実行部をさらに備えることを特徴とする。
前記記憶部は、前記実行部が実行する表示処理の処理対象となる表示情報を格納してもよく、前記実行部は、前記画面取得部が取得した表示画面の画像が前記第2情報処理装置の記憶部が記憶するテンプレート情報と関連する場合、前記記憶部が記憶する表示情報を前記表示部に表示させてもよい。
前記実行部は、前記表示画面が前記テンプレート情報と関連することを契機として、前記記憶部から前記情報を取得してもよい。
前記記憶部は、前記第1情報処理装置が実行する処理を示す情報を、前記第2情報処理装置とは異なる第3情報処理装置から受信して記憶してもよい。
前記第1情報処理装置は、前記第3情報処理装置が実行する処理を示す情報を送信する情報送信部をさらに備えてもよい。
前記第1情報処理装置は、前記記憶部から取得した前記テンプレート情報と、前記画面取得部が取得した表示画面との関連性を取得する関連性判定部をさらに備えてもよい。
前記画面取得部は、取得した前記表示画面を前記第2情報処理装置に送信してもよく、前記第2情報処理装置は、前記記憶部が記憶する前記テンプレート情報と、前記画像取得部から送信された前記表示画面との関連性を取得する関連性判定部をさらに備えてもよい。
前記記憶部は、画像から算出したハッシュ値を前記テンプレート情報として記憶してもよく、前記関連性判定部は、前記表示画面の画像から算出したハッシュ値と、前記記憶部が記憶するハッシュ値との一致度を、前記テンプレート情報と前記表示画面との関連性として出力してもよい。
前記記憶部は、前記表示部が表示可能な画像の画面比率毎に前記テンプレート情報を記憶してもよい。
本発明の第2の態様は、第1情報処理装置と、前記第1情報処理装置と通信可能な第2情報処理装置とを含む情報処理システムにおいて実行される情報処理方法である。この方法は、前記第1情報処理装置のプロセッサが、前記第1情報処理装置のユーザに提示する情報を、前記第1情報処理装置の表示部に表示するステップと、前記表示部の表示画面を画像として取得するステップと、前記第2情報処理装置が記憶する画像の関連性の判定に用いるテンプレート情報と、前記表示画面の画像とが関連する場合、前記テンプレート情報に関連づけられて前記第2情報処理装置に記憶された情報が示す処理を実行するステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の第3の態様は、上記をコンピュータに実現させるプログラムである。このプログラムは、計算機や携帯電話等のハードウェア資源の基本的な制御を行うために機器に組み込まれるファームウェアの一部として提供されてもよい。このファームウェアは、例えば、機器内のROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの半導体メモリに格納され、CPU(Central Processing Unit)等の処理プロセッサによって実行される。このファームウェアを提供するため、あるいはファームウェアの一部をアップデートするために、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な不揮発性の記録媒体が提供されてもよく、また、このプログラムが通信回線で伝送されてもよい。
本発明の第4の態様は、情報処理装置である。この情報処理装置は、情報を表示する表示部と、前記表示部の表示画面を画像として取得する画面取得部と、前記情報処理装置とは異なる他の情報処理装置から、画像の関連性の判定に用いるテンプレート情報を取得するテンプレート取得部と、前記テンプレートに紐づけられ、前記情報処理装置が実行する処理を示す情報を取得する情報取得部と、前記画面取得部が取得した表示画面の画像が前記テンプレート情報と関連する場合、前記情報が示す処理を実行する実行部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第5の態様は、情報処理装置と通信可能なサーバである。このサーバは、前記情報処理装置の表示画面に表示された画像の関連性の判定に用いるテンプレート情報と、前記情報処理装置が実行する処理を示す情報とを紐付けて記憶する記憶部と、前記情報処理装置に前記テンプレート情報を送信する通信部と、を備え、前記通信部はさらに、前記情報処理装置の表示画面に表示された画像が前記テンプレート情報と関連する場合に前記情報処理装置が実行する処理を示す情報を、前記情報処理装置の要求に応じて前記情報処理装置に送信することを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、データ構造、コンピュータが読み取り可能な記録媒体等の間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、端末の画面に画像を表示するアプリケーション自体に追加機能を実装することなく、異なる端末間において表示画像を契機とする情報の共有を実現することができる。
実施の形態に係る情報処理システムの概要を模式的に示す図である。 実施の形態に係る情報処理システムの機能構成を模式的に示す図である。 実施の形態に係る第2情報処理装置の記憶部が記憶する情報のデータ構造を模式的に示す図である。 テンプレート情報の一例を示す図である。 画面取得部が取得する表示画面の画像の一例を示す図である。 実施の形態に係る情報処理システムで実行される情報処理の流れを説明するフローチャートである。 実施の形態の第1の変形例に係る情報処理システムの機能構成を模式的に示す図である。 図8(a)−(b)は、画像のハッシュ値の算出方法を説明する図である。 第1の変形例に係る第2情報処理装置の記憶部が記憶する情報のデータ構造を模式的に示す図である。 第2の変形例に係る情報処理システムの概要を模式的に示す図である。 第4の変形例に係る表示部が表示するスタンプ画像選択画面の一例を示す図である。
[実施の形態の概要]
図1は、実施の形態に係る情報処理システムSの概要を模式的に示す図である。図1を参照して実施の形態に係る情報処理システムSの概要を述べる。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムSは、第1情報処理装置1と、第1情報処理装置1とは異なる情報処理装置である第2情報処理装置2とを少なくとも含む。図1に示すように、第1情報処理装置1と第2情報処理装置2とはネットワークNを介して接続されており、互いに通信可能である。
第1情報処理装置1は、第1情報処理装置1のユーザに提示する情報を表示するための表示部10を備えている。実施の形態に係る情報処理システムSにおいては、第1情報処理装置1の表示部10の表示画面が所定の表示画面となることを契機として、第1情報処理装置1はその表示画面に関連づけられた処理を実行する。例えば第1情報処理装置1のユーザが第1情報処理装置1でゲームを実行中に特定のステージに到達した場合に、予め定められたヘルプ情報を第1情報処理装置1の表示部10に表示する表示処理を実行する。
これを実現するために、第2情報処理装置2は、第1情報処理装置1の表示部が所定の表示画面であるか否かを決定するためのテンプレート情報と、第1情報処理装置1が実行すべき処理を示す情報とを関連づけて記憶している。第1情報処理装置1と第2情報処理装置2とは、ネットワークNを介して、表示画面、テンプレート情報、及び処理を示す情報をやり取りすることにより、上述した処理を実現する。
したがって、ネットワークNは、第1情報処理装置1と第2情報処理装置2とが通信可能であればどのような態様であってもよい。ネットワークNの具体例としては、無線LAN(Local Area Network)又は有線LANを介するインターネット、WiFi(登録商標)等の無線ネットワークを利用したアドホック通信、又は携帯電話通信網を介した通信、あるいはこれらの任意の組み合わせである。第1情報処理装置1は、例えばスマートフォン、タブレット、ファブレット、携帯電話、ノートPC(Personal Computer)、携帯ゲーム機、電子辞書、携帯テレビ等の携帯端末、スマートウォッチやスマートグラス等のウェアラブルコンピュータ、又はテレビやデスクトップPC等の据え置き型の電子機器である。また第2情報処理装置2の具体例は、上述した第1情報処理装置1の具体例に加えて、メインフレームサーバ又はクラウドサーバ等のサーバである。なお、図1に示す例では、第1情報処理装置1はスマートフォン、第2情報処理装置2はサーバであり、ネットワークNはインターネット及び携帯電話通信網である。
[情報処理システムの機能構成]
図2は、実施の形態に係る情報処理システムSの機能構成を模式的に示す図である。図1を参照して上述したように、情報処理システムSは、第1情報処理装置1と、第1情報処理装置1とネットワークNを介して通信可能な第2情報処理装置2とを含む。
第1情報処理装置1は、表示部10、画面取得部11、通信部12、記憶部13、関連性判定部14、実行部15、入力受付部16、及び情報送信部17を備える。また第2情報処理装置2は、制御部20、記憶部21、及び通信部22を備える。
第1情報処理装置1の表示部10は、第1情報処理装置1のユーザに提示する情報を表示する。表示部10は、例えば液晶パネル又は有機EL(Electroluminescence)パネル等である。画面取得部11は、表示部10の表示画面を画像として取得する。記憶部13は、第1情報処理装置1の各部を制御するためのオペレーティングシステム(Operating System;以下、「OS」と記載する。)や、各種ソフトウェアアプリケーションを格納するSSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性メモリ、及びこれらのプログラムが生成するデータを格納するDRAM(Dynamic Random Access memory)等の揮発性メモリである。
画面取得部11は、例えばOSが提供するスクリーンキャプチャ機能を用いて実現できる。画面取得部11は、表示部10が表示する表示画面を取得して、記憶部13に格納する。
通信部12は、ネットワークNを介して第2情報処理装置2とデータのやり取りをする。通信部12は、例えばWiFiモジュール、携帯電話通信モジュール等のM2M(Machine-to-Machine)モジュールを用いて実現できる。
関連性判定部14は、通信部12及びネットワークNを介して第2情報処理装置2からテンプレート情報を取得する。ここで「テンプレート情報」とは、画面取得部11が取得した表示画面が所定の画面と関連するか否かを関連性判定部14が判定するために用いる情報である。この意味で、関連性判定部4は第1情報処理装置1におけるテンプレート取得部として機能する。テンプレート情報の具体例としては、所定の表示画面そのものの画像、又は表示画面の少なくとも一部を加工して得られるテンプレート画像、あるいは表示画面から生成されるハッシュ値等の情報である。関連性判定部14は、第2情報処理装置2から取得したテンプレート情報と、画面取得部11が取得した表示部10の表示画面との関連性の有無を判定する。関連性判定部14による関連性判定処理の詳細は後述する。
第2情報処理装置2の記憶部21は、上述のテンプレート情報と、第1情報処理装置1が実行する処理を示す情報とを紐付けて記憶する。ここで「実行する処理を示す情報」とは、第1情報処理装置1の画面取得部11が取得した表示部10の表示画面の画像が、第2情報処理装置2からテンプレート情報と関連する場合に、第1情報処理装置1が実行すべき処理とその処理対象とを特定するための情報である。
第1情報処理装置1が実行すべき処理の一例としては表示処理が挙げられる。この場合、記憶部21は、第1情報処理装置1が実行すべき処理が表示処理であることを示す情報と、その表示処理の処理対象となる表示情報とをテンプレート情報と紐付けて記憶する。なお、第1情報処理装置1が実行すべき処理が固定している場合には、「実行する処理を示す情報」は、その表示処理の処理対象のみであってもよい。例えば「実行する処理」が表示処理であることが確定している場合、「実行する処理を示す情報」は処理対象となるコメント等であり、「表示処理」自体を特定する情報は必ずしも含まなくてもよい。
なお、表示情報は文字情報、画像及び動画等、第1情報処理装置1の表示部10が表示可能な情報であればどのような態様でもよい。また、第1情報処理装置1が実行すべき処理はどのような処理でもよく表示処理には限られないが、以下では表示処理である場合について記載する。
第1情報処理装置1の実行部15は、表示部10の表示画面の画像がテンプレート情報と関連すると関連性判定部14によって判定された場合、そのことを契機として、第2情報処理装置2の記憶部21から情報を取得する。この意味で、実行部15は、第1情報処理装置1における情報取得部として機能する。第2情報処理装置2の記憶部21が記憶するテンプレート情報及び第1情報処理装置1が実行する処理を示す情報は、制御部20の制御の下、通信部22及びネットワークNを介して第1情報処理装置1に送信される。実行部15は、表示部10の表示画面の画像がテンプレート情報と関連する場合、取得した表示情報を表示部10に表示させる。関連性判定部14は、表示部10の表示画面の画像とテンプレート情報との関連性が確認されたタイミングで表示情報を逐次取得することにより、第1情報処理装置1と第2情報処理装置2との間の通信頻度を抑制することができる。
なお、関連性判定部14は、表示部10の表示画面の画像とテンプレート情報との関連性の有無に非依存で、定期的に第2情報処理装置2から表示情報を取得し、記憶部13に格納してもよい。この場合、関連性判定部14は、第2情報処理装置2が所持する最新の表示情報を保持できる点で効果がある。関連性判定部14が表示情報を取得する周期は、情報処理システムSに想定される使用用途等を勘案して実験により定めればよいが、例えば5秒周期である。
図3は、実施の形態に係る第2情報処理装置2の記憶部21が記憶する情報のデータ構造を模式的に示す図である。図3に示すように、記憶部21はテンプレート情報、表示情報であるコメント、及びコメントの表示位置を示す付帯情報を関連づけて記憶している。図3に示す例では、テンプレート情報は表示画面の一部を加工したテンプレート画像のファイルである。図3に示す例では、記憶部21は、テンプレート情報を記憶した順に番号を付して、その番号を識別子として記憶している。
図3に示す例において、識別子Nで示されるテンプレート情報は、あるゲームアプリケーションにおける特定のステージの表示画面のテンプレート画像である。第1情報処理装置1の表示部10の表示画面が識別子Nで示されるテンプレート情報と一致すると、第1情報処理装置1の実行部15は、表示情報である「左から攻略!」というメッセージを表示部10に表示させる。詳細は後述するが、記憶部21が記憶する表示情報は、第1情報処理装置1のユーザ以外の他のユーザが作成した情報であってもよい。このように、第1情報処理装置1のユーザは、あるゲームにおける特定のステージを既に経験した他のユーザのメッセージを、ゲームのプレイ中に共有することができる。
図2の説明に戻る。
第1情報処理装置1の入力受付部16は、ユーザが第1情報処理装置1に入力する情報を取得する。第1情報処理装置1が例えばスマートフォンやタブレットPCの場合には、入力受付部16は表示部10と一体となったタッチパネルである。入力受付部16と表示部10は、第1情報処理装置1がユーザに情報を提示したり、ユーザから情報を取得したりするためのユーザインタフェース18を構成する。ユーザは、例えば、他のユーザと共有したいコメントを、入力受付部16を介して入力することができる。
情報送信部17は、入力受付部16がユーザから受け付けた情報を、通信部12を介してネットワークNに送信する。例えば情報送信部17は、入力受付部16を介してユーザから受け付けた情報を送信する。情報送信部17は、ユーザから受け付けた情報とともに、当該情報を受け付けた時の表示部10の表示画面の画像を第2情報処理装置2に送信する。情報送信部17は、表示画面の画像に代えて、記憶部13に記憶されたテンプレート情報と表示画面とを比較することにより、表示画面に対応するテンプレート情報の識別子を第2情報処理装置2に送信してもよい。
第2情報処理装置2の制御部20は、第1情報処理装置1から情報を受け付けると、識別子で特定されるテンプレート情報に関連づけられた実行する処理を示す情報として記憶部21に格納する。これにより、第2情報処理装置2の表示部の表示画面がテンプレート情報と関連することを契機として、所定の処理を実行することができる。第1情報処理装置1のユーザと第2情報処理装置2のユーザとの間で、同じ体験に基づくコメントの共有や、継続的な情報の更新を実現することができる。
[関連性の判定]
次に、関連性判定部14が実行する表示画面とテンプレート情報との関連性判定について説明する。
図4は、テンプレート情報の一例を示す図である。より具体的には、図4は、第1情報処理装置1の表示部10の表示画面が送信メールを作成する画面であるか否かを判定するためのテンプレート画像である。図4において、符号tが示す斜線の領域は、透明画素により構成されている。
図5は、画面取得部11が取得する表示画面の画像(以下、「表示画面1A」という。)の一例を示す図である。関連性判定部14は、記憶部13から図5に示す表示画面1Aを読み出し、以下に記載する手順で図3に示すテンプレート情報との関連性を取得する。
表示画面1Aを構成する各画素をS[x、y]、テンプレート情報Tの各画素をT[x、y]、表示画面1Aとテンプレート情報Tとを合成して得られる合成画像の各画素をC[x、y]とする。ここで、x、yは、画素の座標位置を示す整数である。このとき、合成画像Cの各画素は以下のようになる。
C[x、y]=S[x、y](if T[x、y]=透明画素値)
C[x、y]=T[x、y](if T[x、y]≠透明画素値)
C[x、y]=S[x、y]が全ての画素値で成り立つ場合は、T[x、y]≠透明画素値となる全ての画素[x、y]において、T[x、y]=S[x、y]が満たされため、関連性判定部14は、表示画面1Aがテンプレート情報Tと一致する画面であると判定できる。全画素のうち不一致の画素[x、y]の割合が所定値以下の場合、関連性判定部14は、表示画面1Aがテンプレート情報Tと関連すると判定する。ここで「所定値」は、表示画面1Aとテンプレート情報Tとの関連性を判定するための基準閾値である。所定値の具体的な値は、表示画面1Aとテンプレート情報Tとが関連するときに第1情報処理装置1が実行する処理等を考慮して実験により定めればよいが、例えば90%である。なお、関連性判定部14は、全画素のうち一致する画素[x、y]の割合を表示画面1Aとテンプレート情報Tとの関連性を示す情報とする。
関連性判定部14は、第1情報処理装置1の電源が投入されているときは、第1情報処理装置1のメモリ(不図示)に常駐する常駐プログラムとして実現される。関連性判定部14が常駐しているとき、ユーザが第1情報処理装置1でアプリケーションを実行すると、関連性判定部14は上述した関連性の判定を継続する。これにより、アプリケーション自体に情報共有のための追加機能を実装しなくても、アプリケーションの画面に基づく情報の共有を実現することができる。
[処理フロー]
図6は、実施の形態に係る情報処理システムSで実行される情報処理の流れを説明するフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、例えば第1情報処理装置1と第2情報処理装置2とがネットワークNを介して接続したときに開始する。
第1情報処理装置1の関連性判定部14は、第2情報処理装置2に対してテンプレート情報を要求する要求信号を送信する(S1)。第2情報処理装置2の制御部20は、第1情報処理装置1からテンプレート情報の要求信号を受信する(S2)。制御部20は、要求信号を受信すると、記憶部21からテンプレート情報を読み出して第1情報処理装置1に送信する(S3)。第1情報処理装置1の関連性判定部14は、ネットワークNを介して第2情報処理装置2からテンプレート情報を受信し、記憶部13に格納する(S4)。
画面取得部11は、表示部10が表示する表示画面の画像を取得する(S5)。画面取得部11は、取得した表示画面の画像を記憶部13に格納する(S6)。関連性判定部14は、記憶部13から表示画面の画像とテンプレート情報とを読み出し、上述した画素の一致の割合を算出して両者の関連性を取得する(S7)。
関連性判定部14が取得した表示画面の画像とテンプレート情報との関連性が所定値未満の場合、すなわち表示画面の画像とテンプレート情報とが関連しない場合(S8のNO)、関連性判定部14は、記憶部13から表示画面の画像を消去し(S9)、ステップS5の処理に戻る。関連性判定部14が取得した表示画面の画像とテンプレート情報との関連性が所定値以上の場合、すなわち表示画面の画像とテンプレート情報とが関連する場合(S8のYES)、関連性判定部14は、第1情報処理装置1が実行すべき処理を示す情報の要求信号を、ネットワークNを介して第2情報処理装置2に送信する(S10)。
第2情報処理装置2の制御部20は、第1情報処理装置1から第1情報処理装置1が実行すべき処理を示す情報の要求信号を受信する(S11)。制御部20は、記憶部21から第1情報処理装置1が実行すべき処理を示す情報を読み出し、ネットワークNを介して第1情報処理装置1に送信する(S12)。
第1情報処理装置1の関連性判定部14は、通信部12及びネットワークNを介して第2情報処理装置2から処理を示す情報を取得する(S13)。実行部15は、関連性判定部14が取得した処理を示す情報にしたがって処理を実行する(S14)。実行部15が処理を実行すると、本フローチャートにおける処理は終了する。以上の処理を繰り返すことにより、情報処理システムSにおける第1情報処理装置1は、表示画面が特定の画面となることを契機として、第1情報処理装置1とは異なる他の情報処理装置のユーザが指定した処理を実行することができる。
以上の構成による情報処理システムSの動作は以下のとおりである。
第2情報処理装置2の記憶部21には、テンプレート情報と、第1情報処理装置1に実行させる処理を示す情報とが格納されている。例えばゲームの一画面を表すテンプレート情報に対しては、第1情報処理装置1の表示部10に所定のコメントを第1情報処理装置1の処理対象が表示処理であること、及びその処理対象であるコメントを示す情報が、第2情報処理装置2の記憶部21に記憶されている。
第1情報処理装置1のユーザは、図6に示したフローチャートにおける処理を実行するプログラムを起動する。第1情報処理装置1は、当該プログラムが起動されると、第2情報処理装置2との間で通信を確立し、第2情報処理装置2が保持するテンプレート情報を第1情報処理装置1の記憶部13にダウンロードする。その後、第1情報処理装置1は、表示画面とテンプレート情報との関連性判定を継続する。第1情報処理装置1の表示画面がテンプレート情報と関連すると、第1情報処理装置1は第2情報処理装置2からコメントを取得し、表示画面に重畳して表示する。これにより、第1情報処理装置1のユーザは、第2情報処理装置2の記憶部21が記憶するコメントを作成したユーザとの間で、表示画面が関連するときに情報を共有することができる。
以上説明したように、実施の形態に係る情報処理システムSによれば、端末の画面に画像を表示するアプリケーション自体に追加機能を実装することなく、異なる情報処理装置の間で、それらの表示画面が関連するときに実行する処理を共有することができる。
特に、第1情報処理装置1の表示画面と他の情報処理装置の表示画面が関連する場合に表示される表示処理をそれらの情報処理装置の間で共有することができる。また、第1情報処理装置1は、表示画面が他の情報処理装置の表示画面と関連することを契機として共有すべき処理を、第1情報処理装置1以外の他の装置から取得する。第1情報処理装置1は、表示画面が関連しない場合には他の装置にアクセスしないため、通信量を抑制することができる。さらに、第1情報処理装置1は表示画面が関連するときには他の装置と共有すべき処理を取得して更新するため、最新の処理を実行することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。以下そのような実施の形態の変形例について説明する。
[第1の変形例]
上記では、第1情報処理装置1の関連性判定部14が、第1情報処理装置1の表示画面とテンプレート情報との関連性を取得する場合について説明した。これに代えて、第2情報処理装置2が第1情報処理装置1の表示画面とテンプレート情報との関連性を取得してもよい。
図7は、実施の形態の第1の変形例に係る情報処理システムSの機能構成を模式的に示す図である。以下図2に示す実施の形態に係る情報処理システムSと共通する部分については、適宜省略又は簡略化して説明する。
第1の変形例に係る情報処理システムSにおいて、第1情報処理装置1は関連性判定部を有しない。その代わり、第1の変形例に係る情報処理システムSにおいては、第2情報処理装置2が関連性判定部23を備える。第1の変形例に係る情報処理システムSにおいては、第1情報処理装置1の画面取得部11は、取得した表示画面の画像を通信部12及びネットワークNを介して第2情報処理装置2に送信する。
第2情報処理装置2の関連性判定部23は、記憶部21が記憶するテンプレート情報と、第1情報処理装置1の画面取得部11から送信された表示画面の画像との関連性を取得する。テンプレート情報と送信された表示画面の画像とが関連する場合、関連性判定部23は、関連性の判定に使用したテンプレート情報に関連づけられている情報であり、第1情報処理装置1が実行すべき処理を示す情報を記憶部21から読み出す。関連性判定部23は、読み出した情報を通信部22及びネットワークNを介して第1情報処理装置1に送信する。
第1の変形例に係る第1情報処理装置1は、実施の形態に係る情報処理システムSと異なり、処理情報取得部19を備える。処理情報取得部19は、第2情報処理装置2から第1情報処理装置1が実行すべき処理を示す情報を取得する。実行部15は、処理情報取得部19が取得した情報にしたがって、処理を実行する。
このように、第1の変形例に係る情報処理システムSにおいては、第1情報処理装置1は、表示部10の表示画面の画像を、ネットワークNを介して第2情報処理装置2に送信する。その後、第2情報処理装置2が、第1情報処理装置1から取得した表示画面の画像とテンプレート情報との関連性を取得する。したがって、第1の変形例に係る情報処理システムSは、第1情報処理装置1が携帯端末であり、第2情報処理装置2がサーバである場合により好適である。一般にサーバは携帯端末よりも計算リソースが大きい。このため、関連性の取得に係る計算をサーバである第2情報処理装置2が担うことにより、第1情報処理装置1の計算リソースの消費量を抑制することができる。
一方、第2情報処理装置2が表示画面の画像とテンプレート情報との関連性を取得する場合、当然ながら、第1情報処理装置1は、取得した表示画面の画像を第2情報処理装置2に送信する必要がある。表示画面の画像の画素数や送信の頻度によっては、通信コストが増大する場合もあり得る。
そこで第1情報処理装置1は、表示画面の画像そのものを第2情報処理装置2に送信することに代えて、表示画面の画像から算出するハッシュ値を送信するようにしてもよい。ここで「画像から算出するハッシュ値」とは、画像の特徴を示す情報であり、画像データ自体に比べて大幅に容量の小さい情報のことをいう。したがって、関連性の取得のために第1情報処理装置1と第2情報処理装置2と間で行われるデータ送信の通信量を抑制することができる。
画像からハッシュ値を算出することは、例えばSHA2(Secure Hash Algorithm 2)やMD5(Message Digest 5)アルゴリズム等の既知のアルゴリズムを用いても実現できるが、以下ではさらに別のハッシュ値の算出方法について説明する。
第1の変形例に係る情報処理システムSにおいては、第1情報処理装置1の画面取得部11が、表示画面の画像のハッシュ値を算出する。図8(a)−(b)は、画像のハッシュ値の算出方法を説明する図である。より具体的には、図8(a)は、ハッシュ値算出の前処理となる画像分割の一例を示す図である。図8(a)においては、表示部10が、8×13=104個の分割領域に分けられている。分割領域は、(行番号、列番号)により表される座標により特定することができる。例えば、左上の分割領域の座標は(1,1)、右上の分割領域の座標は(1,8)、左下の分割領域の座標は(13,1)、右下の分割領域の座標は(13,8)である。
画面取得部11は、例えば、複数の分割領域それぞれの輝度、色相又は彩度の平均値を所定の閾値と比較することにより量子化して得られる量子化値を、ハッシュ値として生成する。画面取得部11は、例えば、表示部10に表示されている画面全体の画面データに含まれる画素の輝度、色相又は彩度の平均値を上記の所定の閾値として用いることができる。
画面取得部11は、複数の分割領域のそれぞれに含まれる全ての画素の輝度、色相又は彩度を平均することにより、平均値を算出する。そして、画面取得部11は、算出した平均値が所定の閾値以上である場合に、対応する分割領域における量子化値を「1」とし、算出した平均値が所定の閾値より小さい場合に、量子化値を「0」とする。画面取得部11は、全ての分割領域に対応する量子化値を算出し、全ての分割領域の量子化値を所定の順序で並べることにより、表示されている画面データの端末ハッシュ情報を生成する。なお、画面取得部11は、離散コサイン変換処理により低周波成分を抽出し、低周波成分の有無により量子化値を生成することにより端末ハッシュ値(pHash)を生成してもよい。
図8(b)は、図5に示したメール送信画面に対応する量子化値を示している。図8(b)における黒い分割領域は、分割領域における輝度の平均値が所定値よりも小さい領域であり、白い分割領域は、分割領域における輝度の平均値が所定値以上の領域である。画面取得部11は、図8(b)に示す例において、座標(1,1)、座標(1,2)・・・座標(1,8)、座標(2,1)・・・座標(13,8)の順番に量子化値を並べることにより、「11111111000000000011111100111111・・・・111111110100010001000100」という、分割領域の数に等しいビット数の端末ハッシュ値を生成する。
図9は、第1の変形例に係る第2情報処理装置2の記憶部21が記憶する情報のデータ構造を模式的に示す図である。
図9に示すように、記憶部21は、画像から算出したハッシュ値をテンプレート情報として記憶している。この他、表示情報であるコメント、コメントの表示位置を示す付帯情報をテンプレート情報と関連づけて記憶している。テンプレート情報は画像情報よりも要領が小さいため、テンプレート情報をハッシュ値とすることにより、記憶部21が記憶するデータ容量を抑制することもできる。
テンプレート情報がハッシュ値である場合、第2情報処理装置2の関連性判定部23は、第1情報処理装置1から取得したハッシュ値と、テンプレート情報であるハッシュ値とのハミング距離を、表示画面の画像とテンプレート情報との関連性を示す指標として取得する。この場合、関連性判定部23は、表示画面をハッシュ化して得られるハッシュ値と、記憶部21が記憶するハッシュ値との一致度を、テンプレート情報と表示画面との関連性として出力する。より具体的には、関連性判定部23は、表示画面の画像とテンプレート情報とのハミング距離を、画面の画像とテンプレート情報との一致度の算出に利用する。関連性判定部23は、表示画面の画像とテンプレート情報とのハミング距離が短いほど、両者の関連性が大きいと判断する。画像データから算出するハッシュ値は画像データそのものよりもデータ容量が小さいため、図5を参照して上述した合成画像を用いる関連性の取得と比較して、関連性を取得するための処理が高速になる点でも効果がある。
[第2の変形例]
上記では、情報処理システムSが第1情報処理装置1と第2情報処理装置2とを含む場合について主に説明したが、情報処理システムSが備える情報処理装置の数は3以上であってもよい。以下この場合について説明する。
図10は、第2の変形例に係る情報処理システムSの概要を模式的に示す図である。図10に示すように、第2の変形例に係る情報処理システムSは、第1情報処理装置1a、第2情報処理装置2、及び第3情報処理装置1bの3つの情報処理装置を含む。第2の変形例に係る情報処理システムSは、第1情報処理装置1aと第3情報処理装置1bとがクライアント装置であり、第2情報処理装置2がサーバとなる、いわゆるクライアント・サーバモデルのシステムである。
第1情報処理装置1aと第3情報処理装置1bの機能構成は、図2に示す実施の形態に係る第1情報処理装置1の機能構成と同様であり、第2情報処理装置2の機能構成は、図2に示す実施の形態に係る第2情報処理装置2の機能構成と同様である。あるいは、第1情報処理装置1aと第3情報処理装置1bの機能構成は、図7に示す第1の変形例に係る第1情報処理装置1の機能構成と同様であってもよく、その場合は第2情報処理装置2の機能構成は図7に示す第1の変形例に係る第2情報処理装置2の機能構成と同様である。
第1情報処理装置1aの情報送信部17は、入力受付部16を介して、第3情報処理装置1bに実行させる処理を示す情報をユーザから受け付け、テンプレート情報の識別子とともに第2情報処理装置2に送信する。例えば、第1情報処理装置1aの情報送信部17は、第3情報処理装置1bに実行させる処理を示す情報として、第3情報処理装置1bの表示部10に表示させるコメントを、第1情報処理装置1aの表示部10の表示画面と関連づけて第2情報処理装置2に送信する。
第2情報処理装置2の制御部20は、第1情報処理装置1aから情報及びテンプレート情報の識別子を受信すると、識別子で特定されるテンプレート情報に関連づけられた実行する処理を示す情報として記憶部21に格納する。これにより、第3情報処理装置1bの表示部10の表示画面がテンプレート情報と関連することを契機として、第3情報処理装備1bの実行部15は、所定の処理を実行することができる。第1情報処理装置1のユーザと第3情報処理装置1bのユーザとの間で、同じ体験に基づくコメントの共有や、継続的な情報の更新を実現することができる。
[第3の変形例]
上記では、第1情報処理装置1の表示部10のアスペクト比が一定であることを前提として説明した。この場合であっても、第1情報処理装置1の中には、表示部10の長手方向を縦にして用いる「縦向き」と、長手方向を横にして用いる「横向き」との、両方の向きで利用できるものも存在する。仮に、表示部10の長手方向の画素数と短手方向の画素数の比、すなわち表示部10のアスペクト比が16:9とすると、表示部10を縦向きで用いる場合と横向きで用いる場合とでは、表示画面の画面比率が異なるものとなる。また、情報処理装置が異なれば、その装置が備える表示部のアスペクトも異なることも起こりうる。
そこで第3の変形例に係る第2情報処理装置2の記憶部21は、第1情報処理装置1の表示部10が表示可能な画像の画面比率毎にテンプレート情報を記憶する。また第1情報処理装置1は、表示部10の向きを検出する図示しない方向検出部を備える。方向検出部は、例えば既知の磁気センサ及び加速度センサを用いて実現できる。これにより、第1情報処理装置1の表示部10のアスペクト比を考慮して関連性を算出できるため、関連性算出の精度を向上することができる。
[第4の変形例]
上記では、第1情報処理装置1が実行する処理を示す情報の具体例として表示処理を挙げ、特にメッセージを表示する場合について主に説明した。しかしながら、実行部15が表示部10に表示させる情報はメッセージ等の文字情報には限られない。この他、キャラクタ等の図柄で構成される、いわゆる「スタンプ画像」であってもよい。これにより、情報処理装置を利用するユーザ間でのコミュニケーションをより豊かにすることができる。
図11は、第4の変形例に係る表示部10が表示するスタンプ画像選択画面の一例を示す図である。第4の変形例に係る第1情報処理装置1において、情報送信部17が第2情報処理装置2に送信する「他の情報処理装置に実行させる処理」は、スタンプ画像の表示処理である。図11は、他の情報処理装置に表示させるスタンプ画像をユーザに選択させるためのGUI(Graphical User Interface)の例を示す図である。
図11において、符号101で示す領域は、ユーザが選択可能なスタンプ画像が表示されるスタンプ選択領域である。図11に示す例では、ユーザはスタンプ選択領域101の中から選択スタンプ画像102とするスタンプ画像を一つ選んだ状態を示している。ユーザはスタンプ選択領域101の中から選択スタンプ画像102を選択すると、表示部10の画面上の任意の位置をタッチすることにより、選択スタンプ画像を貼り付けることができる。この状態で送信アイコン103をタップすることにより、ユーザは他の情報処理装置に選択スタンプ画像102を表示させる表示処理を示す情報を、第2情報処理装置2に送信することができる。なお、ユーザは戻るアイコン104をタップすることで、スタンプ画像の選択を終了することもできる。
図11に示すように、第1情報処理装置1のユーザは、スタンプ画像以外に絵文字又はファイルを選択することもできる。ユーザがファイル選択を選んだ場合、ユーザは第1情報処理装置1の記憶部13に保存された画像や動画像ファイルのリスト(不図示)から所望のファイルを選択し、ファイルに格納された画像や動画像のサムネイル画像を表示部10に表示することもできる。ユーザは表示部10のタッチ操作でサムネイル画像の表示位置を設定したり、ピンチインアウトにより拡大縮小したりできるようにしてもよい。これにより、ファイル選択時のユーザの利便性を向上することができる。
[第5の変形例]
上記では、第2情報処理装置2の記憶部21が記憶する付帯情報が、表示情報の表示位置である場合につて説明した。しかしながら付帯情報は表示位置に限られず、他の情報であってもよい。具体的には、表示情報がコメントの場合、そのコメントを表示するフォントの色や大きさ、種類を示すフォント情報を付帯情報として含んでもよい。また付帯情報として、コメントの表示可能レベルを含んでもよい。表示可能レベルとは、情報処理装置がコメントを表示するか否かを判定するために用いる表示可否基準であり、例えばR指定や、ゲームや小説等におけるストーリー展開を暴露すること(いわゆる「ネタばれ」)の度合い等示す情報である。この場合、他の情報処理装置は、付帯情報に含まれる表示可能レベルにしたがって、コメント表示の有無を制御することができる。
付帯情報はさらに、コメントを閲覧可能なユーザを識別するユーザ情報(例えばユーザ識別子やユーザグループの識別子、管理者か一般ユーザかを識別する情報等)を含んでもよい。この場合、他の情報処理装置は、その情報処理端末のユーザが付帯情報に含まれるユーザ情報が許可するユーザか否かを判定し、コメント表示の有無を制御することができる。
付帯情報はさらに、画面にコメントを表示する表示時間を示す時間情報を含んでいてもよい。この場合、他の情報処理装置は、表示画面の画像とテンプレート情報とが関連した時刻にコメントを表示し、時間情報で示される時間が経過するとコメントの表示を終了する。これにより、コメントの表示時間を制御することが可能となる。
[第6の変形例]
上記では、第1情報処理装置1の実行部15は、表示部10に何らかの情報を表示させる表示処理を実行することについて主に説明した。しかしながら、実行部15が実行する処理は表示処理に限られない。例えば実行部15は、第1情報処理装置1の表示部10の表示画面がロック画面となることを契機として、第1情報処理装置1が備える図示しないGPS(Global Positioning System)で第1情報処理装置1の位置情報を取得し他の装置に送信する位置情報取得処理、及び取得した位置情報を他の装置に送信する送信処理を実行してもよい。これにより、第1情報処理装置1を紛失したり、第1情報処理装置1が盗難にあったりした場合に、第1情報処理装置1が操作されることを契機として、ユーザはその位置情報を取得することができる。実行部15はさらに、第1情報処理装置1のシャットダウン、端末の初期化、記憶部の消去等の処理を実行してもよい。
N・・・ネットワーク
S・・・情報処理システム
1・・・第1情報処理装置
2・・・第2情報処理装置
10・・・表示部
11・・・画面取得部
12・・・通信部
13・・・記憶部
14・・・関連性判定部
15・・・実行部
16・・・入力受付部
17・・・情報送信部
18・・・ユーザインタフェース
19・・・処理情報取得部
20・・・制御部
21・・・記憶部
22・・・通信部
23・・・関連性判定部

Claims (13)

  1. 第1情報処理装置と、前記第1情報処理装置と通信可能な第2情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
    前記第1情報処理装置は、
    情報を表示する表示部と、
    前記表示部の表示画面を画像として取得する画面取得部とを備え、
    前記第2情報処理装置は、
    画像の関連性の判定に用いるテンプレート情報と、前記第1情報処理装置が実行する処理を示す情報とを紐付けて記憶する記憶部を備え、
    前記第1情報処理装置は、前記画面取得部が取得した表示画面の画像が、前記第2情報処理装置の記憶部が記憶するテンプレート情報と関連する場合、前記第2情報処理装置から取得した情報が示す処理を実行する実行部をさらに備える、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記記憶部は、前記実行部が実行する表示処理の処理対象となる表示情報を格納し、
    前記実行部は、前記画面取得部が取得した表示画面の画像が前記第2情報処理装置の記憶部が記憶するテンプレート情報と関連する場合、前記記憶部が記憶する表示情報を前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記実行部は、前記表示画面が前記テンプレート情報と関連することを契機として、前記記憶部から前記情報を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記記憶部は、前記第1情報処理装置が実行する処理を示す情報を、前記第2情報処理装置とは異なる第3情報処理装置から受信して記憶することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記第1情報処理装置は、前記第3情報処理装置が実行する処理を示す情報を送信する情報送信部をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記第1情報処理装置は、前記記憶部から取得した前記テンプレート情報と、前記画面取得部が取得した表示画面との関連性を取得する関連性判定部をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記画面取得部は、取得した前記表示画面を前記第2情報処理装置に送信し、
    前記第2情報処理装置は、前記記憶部が記憶する前記テンプレート情報と、前記画面取得部から送信された前記表示画面との関連性を取得する関連性判定部をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. 前記記憶部は、画像から算出したハッシュ値を前記テンプレート情報として記憶し、
    前記関連性判定部は、前記表示画面の画像から算出したハッシュ値と、前記記憶部が記憶するハッシュ値との一致度を、前記テンプレート情報と前記表示画面との関連性として出力することを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理システム。
  9. 前記記憶部は、前記表示部が表示可能な画像の画面比率毎に前記テンプレート情報を記憶することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  10. 第1情報処理装置と、前記第1情報処理装置と通信可能な第2情報処理装置とを含む情報処理システムにおける前記第1情報処理装置のプロセッサが、
    前記第1情報処理装置のユーザに提示する情報を、前記第1情報処理装置の表示部に表示するステップと、
    前記表示部の表示画面を画像として取得するステップと、
    前記第2情報処理装置が記憶する画像の関連性の判定に用いるテンプレート情報と、前記表示画面の画像とが関連する場合、前記テンプレート情報に関連づけられて前記第2情報処理装置に記憶された情報が示す処理を実行するステップと、
    を実行することを特徴とする情報処理方法。
  11. 情報処理装置に、
    前記情報処理装置のユーザに提示する情報を、前記情報処理装置の表示部に表示させる機能と、
    前記表示部の表示画面を画像として取得する機能と、
    前記情報処理装置とは異なる他の情報処理装置から、画像の関連性の判定に用いるテンプレート情報と、前記テンプレート情報に関連づけられた情報であって前記情報処理装置が実行する処理を示す情報とを取得する機能と、
    前記テンプレート情報と前記表示画面との関連性を取得する機能と、
    前記テンプレート情報と前記表示画面とが関連する場合、前記他の情報処理装置から取得した情報が示す処理を実行する機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  12. 情報処理装置であって、
    情報を表示する表示部と、
    前記表示部の表示画面を画像として取得する画面取得部と、
    前記情報処理装置とは異なる他の情報処理装置から、画像の関連性の判定に用いるテンプレート情報を取得するテンプレート取得部と、
    前記テンプレート情報に紐づけられ、前記情報処理装置が実行する処理を示す情報を取得する情報取得部と、
    前記画面取得部が取得した表示画面の画像が前記テンプレート情報と関連する場合、前記情報が示す処理を実行する実行部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  13. 情報処理装置と通信可能なサーバであって、
    前記情報処理装置の表示画面に表示された画像の関連性の判定に用いるテンプレート情報と、前記情報処理装置が実行する処理を示す情報とを紐付けて記憶する記憶部と、
    前記情報処理装置に前記テンプレート情報を送信する通信部と、
    を備え、
    前記通信部はさらに、前記情報処理装置の表示画面に表示された画像が前記テンプレート情報と関連する場合に前記情報処理装置が実行する処理を示す情報を、前記情報処理装置の要求に応じて前記情報処理装置に送信する、
    ことを特徴とするサーバ。
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