JP2017116863A - 通信光可視化パッチパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】作業負担を軽減すると共に通信光可視化アダプタの高密度実装を実現することが可能な通信光可視化パッチパネルを提供する。【解決手段】複数の光通信路のそれぞれを通じて伝送される通信光の一部を漏洩光として取り出すための複数の通信光可視化アダプタ101と、複数の通信光可視化アダプタ101が実装されるパネル102と、複数の通信光可視化アダプタ101を通じて取り出される漏洩光のそれぞれを受光して複数の光通信路のそれぞれにおける通信状況を検知するための複数の受光素子とその結果を人間が目視確認できる形態で出力するための複数の発光素子とが一括して実装される通信光検知基板104と、給電部105が電気的に接続されて通信光検知基板104に電源を供給するための給電ポート106と、を備える通信光可視化パッチパネル100である。【選択図】図1

Description

本発明は、光通信路における通信状況の目視確認を目的として光通信路を通じて伝送される通信光の可視化を実現する通信光可視化パッチパネルに関する。
従来より、光通信関連設備においては、光通信路における通信状況(例えば、光通信路が使用中であるか否か)の目視確認を目的として光通信路を通じて伝送される通信光の可視化を実現する通信光可視化技術が採用されている。
通信光可視化技術としては、例えば、光通信路を通じて伝送される通信光の一部を漏洩光として取り出すための通信光可視化アダプタと、通信光可視化アダプタを通じて取り出される漏洩光を受光して光通信路における通信状況を検知すると共にその結果を人間が目視確認できる形態で出力するための通信光検知器と、を備える通信光可視化構造が知られている(例えば、特許文献1乃至5を参照)。
特開2009−145676号公報 特開2010−231082号公報 特開2011−013359号公報 特開2011−013360号公報 特開2013−228678号公報
しかしながら、通信光可視化構造においては、光通信路における通信状況の目視確認を行う際に、作業者が通信光検知器を通信光可視化アダプタに嵌挿する必要があるため、作業負担が大きく、また作業空間や嵌挿空間が必要となるため、通信光可視化アダプタの高密度実装を目指す上で障害となっている。
そこで、本発明の目的は、作業負担を軽減すると共に通信光可視化アダプタの高密度実装を実現することが可能な通信光可視化パッチパネルを提供することにある。
本発明は、複数の光通信路のそれぞれを通じて伝送される通信光の一部を漏洩光として取り出すための複数の通信光可視化アダプタと、複数の前記通信光可視化アダプタが実装されるパネルと、複数の前記通信光可視化アダプタを通じて取り出される前記漏洩光のそれぞれを受光して複数の前記光通信路のそれぞれにおける通信状況を検知するための複数の受光素子とその結果を人間が目視確認できる形態で出力するための複数の発光素子とが一括して実装される通信光検知基板と、給電部が電気的に接続されて前記通信光検知基板に電源を供給するための給電ポートと、を備える通信光可視化パッチパネルである。
本発明によれば、作業負担を軽減すると共に通信光可視化アダプタの高密度実装を実現することが可能な通信光可視化パッチパネルを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る通信光可視化パッチパネルの構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る通信光可視化パッチパネルの構造を示す部分斜視図である。 本発明の実施の形態に係る通信光可視化パッチパネルの構造を示す部分斜視図である。 本発明の実施の形態に係る通信光可視化パッチパネルの構造を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に順って説明する。
図1に示す通り、本発明の実施の形態に係る通信光可視化パッチパネル100は、複数の光通信路のそれぞれを通じて伝送される通信光の一部を漏洩光として取り出すための複数の通信光可視化アダプタ101と、複数の通信光可視化アダプタ101が実装されるパネル102と、パネル102が設置される光配線用棚板103と、複数の通信光可視化アダプタ101を通じて取り出される漏洩光のそれぞれを受光して複数の光通信路のそれぞれにおける通信状況を検知するための複数の受光素子(不図示)とその結果を人間が目視確認できる形態で出力するための複数の発光素子(不図示)とが一括して実装される通信光検知基板104と、光配線用棚板103に設置されると共に給電部105が電気的に接続されて通信光検知基板104に電源を供給するための給電ポート106と、を備えている。
通信光可視化アダプタ101は、例えば、光ファイバからなる光通信路を光学的に接続するための2つのSCフェルールを内蔵している。2つのSCフェルールのそれぞれは、両端に研磨が施されており、光通信路の光軸をずらすために少しだけずらして突き合わせ接続されている。これにより、光通信路を通じて伝送される通信光の一部を漏洩光として取り出すことが可能となる。
また、通信光可視化アダプタ101は、漏洩光を通信光可視化アダプタ101の内部から外部に向けて導光して取り出すための光取出孔を有しており、その光取出孔のそれぞれに複数の受光素子のそれぞれが嵌挿されるように、通信光検知基板104が配置されている。
パネル102は、図2に示す通り、所定の配列(例えば、千鳥配列や並列配列)で穿設されると共に通信光可視化アダプタ101を実装するための実装口107と、実装口107に通信光可視化アダプタ101を螺子やビス等で固定するための固定孔108と、パネル102の裏面側に配置される通信光検知基板104の発光素子の光を表面側から確認可能とするための表示孔109と、を有している。
光配線用棚板103は、所定の配列(例えば、千鳥配列や並列配列)で穿設されると共に通信光可視化パッチパネル100が収容されるサーバラックに籠もる熱を排熱するための通気孔110と、光配線用棚板103をサーバラックに固定するための固定部111と、を有している。
通信光検知基板104は、1つで一部の光通信路(図1においては6つ毎の光通信路)における通信状況を検知するサイズに形成しても良いし、1つで全ての光通信路における通信状況を検知するサイズに形成しても構わない。1つで一部の光通信路における通信状況を検知するサイズに形成する場合は、図3に示す通り、複数の通信光検知基板104のそれぞれを小型のコネクタ112を使用して給電路を電気的に接続することが望ましい。これにより、1つの給電ポート106で全ての通信光検知基板104に給電が行えるため、給電ポート106の数を減らして配線空間を有効利用することが可能となる。
また、通信光検知基板104は、図3に示す通り、通信光検知基板104の両端部に配置される通信光可視化アダプタ101に固定される舌片113を有している。これにより、通信光可視化アダプタ101に対する通信光検知基板104の位置ズレを防止することができるため、複数の光通信路のそれぞれにおける通信状況を高精度で検知することが可能となる。
給電部105は、例えば、携帯型バッテリやコンセント等からなり、給電コード114を通じて給電ポート106に電気的且つ着脱自在に接続されている。これにより、光通信路の通信状況を検知する必要があるときのみ給電が行えるため、消費電力の削減に寄与することが可能となる。
給電ポート106は、通信光可視化アダプタ101と離れた位置に配置されている。これにより、給電部105を給電ポート106に電気的に接続する際に作業者の手が光通信路に触れ難くなるため、光コネクタの誤抜や光通信路の断線を効果的に抑制することが可能となる。
また、給電ポート106は、図4に示す通り、光配線用棚板103の裏面側に配線される給電線115を通じて通信光検知基板104(通信光検知基板104が複数ある場合はそのうちの1つ)に電気的に接続されている。これにより、給電線115が光配線用棚板103の表面側に配線される光通信路と干渉することが無いため、給電線115と光通信路との絡まりや断線を抑制することが可能となる。
以上の通り、通信光可視化パッチパネル100によれば、給電部105を給電ポート106に電気的に接続している間は、何の作業も無しに複数の光通信路のそれぞれにおける通信状況を一括して検知することができるため、光通信路における通信状況を検知する際の作業負担を軽減することが可能となる。
また、通信光可視化パッチパネル100によれば、従来の通信光可視化構造のように、通信光検知器を通信光可視化アダプタ101に嵌挿する必要が無く、作業空間や嵌挿空間を必要としないため、通信光可視化アダプタ101の高密度実装を実現することが可能となる。
100 通信光可視化パッチパネル
101 通信光可視化アダプタ
102 パネル
103 光配線用棚板
104 通信光検知基板
105 給電部
106 給電ポート
107 実装口
108 固定孔
109 表示孔
110 通気孔
111 固定部
112 コネクタ
113 舌片
114 給電コード
115 給電線

Claims (1)

  1. 複数の光通信路のそれぞれを通じて伝送される通信光の一部を漏洩光として取り出すための複数の通信光可視化アダプタと、
    複数の前記通信光可視化アダプタが実装されるパネルと、
    複数の前記通信光可視化アダプタを通じて取り出される前記漏洩光のそれぞれを受光して複数の前記光通信路のそれぞれにおける通信状況を検知するための複数の受光素子とその結果を人間が目視確認できる形態で出力するための複数の発光素子とが一括して実装される通信光検知基板と、
    給電部が電気的に接続されて前記通信光検知基板に電源を供給するための給電ポートと、
    を備える
    ことを特徴とする通信光可視化パッチパネル。
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