JP2017115956A - 溝部装入用ナット保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】溝付き部材の溝部に対してナットを装入する際、ナットを保持具により保持した状態で溝開口から溝内部に所定姿勢となるように装入可能とした溝部装入用ナット保持装置を提供する。【解決手段】保持具(8)の保持部(9)にナット(3)を保持させた状態で、溝部(2)の溝開口(2d)に対して横向き姿勢として挿入すると共に、溝内部(2a)で更に押し込むことにより、ナット(3)を所定姿勢状態で保持するように構成されており、前記保持具(8)は、前記保持部(9)の側部に位置する基部(14)から傾斜方向に延びる変形自在部(16)を備えた弾性支持部(10)を延設し、前記変形自在部(16)の先端に接支部(15)を設けている。【選択図】図2
Description
本発明は、溝付き部材の溝部に対して、ナットを保持した状態で溝開口から装入可能であると共に、溝内部でナットを所定姿勢に保持するための溝部装入用ナット保持装置に関する。
従来、種々の架台等の構築に際し、型材等から成る溝付き部材の溝部にナットを装入した状態で、該ナットにボルトを締着することにより金具等を固着している。
前記溝付き部材は、溝開口に対向するリップを設けることにより、溝の内部幅よりも開口幅を狭くするように形成されており、従って、溝内部に装入されたナットは、リップに当接することにより抜止め状態でボルトを締着可能とする。
型材等の長尺材の場合、溝内部に数個のナットが所定間隔をあけて装入される。一般的には、溝付き部材の長手方向の端部から所定個数のナットを順に摺動させながら挿入した後、溝開口から挿入した作業者の指先により溝内部のナットを所定位置に移動させた状態でボルトを締着している。
しかしながら、ナットの装入が煩雑であるため作業性が悪く、しかも、例えば、ナットの装入を終えて溝付き部材の長手方向の端部をキャップ部材で閉鎖した後に、ナットの個数が所定個数より少ないことが判明したとき等は、キャップ部材を取外し、再びナットを装入しなければならないという問題がある。
このため、溝付き部材の溝部に対して、ナットを溝開口から装入可能にすると共に、装入されたナットを溝内部において所定姿勢で保持するための保持装置を提供することが望まれている。
上記特許文献1は、一対の拡開方向に弾発付勢されたくの字状の脚部を備えたクリップ状の板バネから成る保持部材をナットの切欠き取付部に設けた保持装置が提案されている。これによれば、脚部の先端方向に移動させたナットの切欠き取付部により一対の脚部を閉じさせ、この状態で保持部材と共にナットを傾斜姿勢として溝開口から溝内部に装入し、その後、溝内部で一対の脚部を拡開させることにより、ナットを押上げつつ溝開口縁のリップに当接させるものであると説明されている。
しかしながら、傾斜姿勢として溝開口から溝内部に装入した状態において、一対の脚部はナットの切欠き取付部により閉じた状態で拘束されているため、自動的に拡開することは困難であり、従って、保持部材及びナットが傾斜した偏位姿勢のままで溝内部に固定されるおそれがある。そして、このように固定された状態から、切欠き取付部の拘束を解くことにより脚部を拡開させるためには、別途準備した治具等を溝内部に挿入し、ナットを跳ね上げる等の煩雑な作業を強いられるという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決した溝部装入用ナット保持装置を課題としており、ナットを保持具に保持させた状態で、溝開口に対してナットと共に保持具を横向き姿勢として挿入することができ、溝内部に押し込まれた保持具を更に押し込むと、溝内部で好適に姿勢を変更し、ナットを所定姿勢とした状態で保持することができる溝部装入用ナット保持装置を提供するものである。
そこで、本発明が手段として構成したところは、開口縁に対向して設けたリップにより内部幅W1よりも開口幅W2を狭くすると共に溝底から前記リップまでの深さDを有する溝部を備えた溝付き部材と、横幅W3を前記内部幅W1及び開口幅W2に対してW1<W3<W2に形成すると共に溝内部から雌ネジを溝開口に臨ませた状態で前記リップに当接する当接部を設けたナットに関して、前記ナットを保持した状態で溝開口から溝内部に装入される保持具を構成しており、前記保持具は、雌ネジの両端を露出させた状態でナットを保持する保持部と、雌ネジの軸線に臨んで保持部から離間した位置に配置される接支部を備えた弾性支持部を備え、前記保持部は、横幅W4を前記内部幅W1に対してW4<W1に形成されると共に保持したナットを含む厚みTを前記開口幅W2に対してT<W2に形成され、前記弾性支持部は、保持部の幅方向の側部に形成された基部から前記接支部に向けて傾斜方向に延びる変形自在部を形成し、前記変形自在部は、雌ネジの軸線方向における前記当接部から接支部までの距離に関して、非変形時には距離L1を前記深さDに対してD<L1とした状態で保形されると共に、変形時には距離L2を前記開口幅W2に対してL2<W2とするまで弾性変形可能となるように構成されて成る点にある。
前記保持具は、前記保持部と前記弾性支持部をプラスチックにより一体成形しており、前記弾性支持部は、前記変形自在部を前記基部から片持ち状に延設し、先端の自由端部に前記接支部を設けている。
前記弾性支持部は、前記変形自在部に前記接支部に向けて湾曲する弓状部を形成することが好ましく、前記接支部を折返し方向に湾曲させることによりアール部を設けることが好ましい。
前記保持部の幅方向の側部には、前記変形自在部の傾斜方向に向けて傾斜するテーパ面を形成することが好ましい。
前記ナットと共に前記保持具を溝内部に装入し、前記当接部をリップに当接させた状態で、前記リップの間に嵌入する廻り止め手段を前記ナットと前記保持具の少なくとも一方に設けることができる。
本発明によれば、保持具8の保持部9にナット3を保持させた状態で、溝開口2dに対してナット3と共に保持具8を横向き姿勢として挿入することができ、溝内部2aに押し込まれた保持具8を更に押し込むことにより、溝内部2aで好適に姿勢が変更され、ナット3を所定姿勢とした状態で保持することが可能になるという効果がある。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
図1ないし図6に示す実施形態において、ナットを装入するための型材等の溝付き部材1の溝部2は、溝内部2aに位置して溝底2bの両側に段状部2c、2cを設けた断面T字形に形成されており、溝開口2dに臨んで両側から対向する一対のリップ1a、1aを突設することにより、図3(B)に示すように、溝部2の内部幅W1よりも開口幅W2を狭くするように形成されており、前記溝底2bから前記リップ1aまでの深さDを規定するように形成されている。
図1及び図3に示すように、ナット3は、金属加工により形成され、雌ネジ4を貫設したボディ5の上部に幅方向の両側に張出すフランジ6、6を設け、該フランジ6、6の上面に当接部6a、6aを構成すると共に、該当接部6a、6aの間に位置してフランジよりも上方に隆起する隆起部7を形成し、該隆起部7の両側縁部により廻り止め手段7a、7aを構成している。この際、図3(A)に示すように、ナット3は、厚みt1が前記溝部2の開口幅W2に対して、t1<W2となるように形成されており、また、横幅W3が前記溝部2の内部幅W1及び開口幅W2に対して、W1<W3<W2となるように形成されている。
これにより、後述するようにナット3を溝部2に装入したとき、前記当接部6a、6aが溝内部2aからリップ1a、1aに当接すると共に、廻り止め手段7a、7aが溝開口2d(リップ1a、1aの先端縁の間)に嵌入される。
保持具8は、プラスチックにより一体成形され、雌ネジ4の両端を露出させた状態でナット3を保持する盤状の保持部9と、該保持部9の幅方向の一方の側部(以下、第1側部9aという。)から延設された弾性支持部10を備えている。
前記保持部9は、ナット3のボディ5を貫通状態で保持する保持孔11と、ナット3のフランジ6、6を嵌入させる段状凹部12を形成しており、前記フランジ6の当接部6aを該保持部9の上面とほぼ面一となるようにナット3を埋入状に保持する。図示実施形態の場合、保持部9の幅方向の他方の側部(以下、第2側部9bという。)にはV溝13が形成されている。この際、図3(A)に示すように、保持部9は、厚みt2が前記溝部2の開口幅W2に対して、t2<W2となるように形成されており、また、横幅W4が前記溝部2の内部幅W1及び開口幅W2に対して、W1<W4<W2となるように形成されている。
図3(B)に示すように、保持部9にナット3を保持させた状態で、ナット3を含む保持部9の厚みTは、前記溝部2の開口幅W2に対して、T<W2とするように構成されている。図示実施形態の場合、保持部9の厚みt2とナットの厚みt1がt2<t1とされており、前記厚みTは、ナット3の厚みt1と等しいが、保持部9を分厚く形成することにより厚みTが図示の例よりも増す場合でも、T<W2が条件となる。
前記弾性支持部10は、前記保持部9の第1側部9aに連設された基部14から、雌ネジ4の軸線A(図3(A)参照)に臨んで保持部9から離間した位置に配置される接支部15に向けて、傾斜方向に延びる変形自在部16を構成している。この点に関して、前記保持部9の第1側部9aは、前記変形自在部16の傾斜方向に向けて傾斜するテーパ面17を形成している。
図示実施形態の場合、前記弾性支持部10は、保持部9の第1側部9aに連設した前記基部14から変形自在部16を片持ち状に延設し、先端の自由端部に前記接支部15を設けているが、保持部9の第2側部9bから同様の弾性支持部を設けることにより、左右一対の弾性支持部を構成しても良い。
前記弾性支持部10は、図示のように、窓孔18を開設することにより、相互に独立して変形可能な左右一対の変形自在部16、16を形成することが好ましいが、窓孔を有しないシート状に形成しても良い。
前記変形自在部16は、前記接支部15に向けて湾曲する弓状部19を形成することが好ましく、前記接支部15は、折返し方向に湾曲させられたアール部20を形成することが好ましい。
図3(B)に示すように、前記変形自在部16は、雌ネジ4の軸線方向における前記当接部6aから接支部15までの距離に関して、非変形時には距離L1を前記溝部2の深さDに対して、D<L1とした状態で保形されるが、変形時には距離L2を前記溝部2の開口幅W2に対して、L2<W2とするまで弾性変形が可能である。つまり、変形自在部16は、プラスチックにより保持具8が成形された状態においては、前記距離L1を保持するように保形されているが、接支部15を保持部9に向けて押圧すると、少なくとも前記距離L2まで保持部9に向けて近接するように変形させることができる。
(使用方法及び作用)
上記実施形態に基づいてナット3を溝付き部材1の溝部2に装入するためには、図2に示すように、保持具8の保持部9にナット3を保持させた状態で、溝開口2dに対してナット3と共に保持具8を横向き姿勢として挿入すると共に、溝内部2bに押し込まれた保持具8を更に押し込めば良く、これにより、保持具8が溝内部2bで好適に姿勢を変更し、ナット3を所定姿勢とした状態で保持する。以下、図4ないし図6に基づき、順を追って説明する。
上記実施形態に基づいてナット3を溝付き部材1の溝部2に装入するためには、図2に示すように、保持具8の保持部9にナット3を保持させた状態で、溝開口2dに対してナット3と共に保持具8を横向き姿勢として挿入すると共に、溝内部2bに押し込まれた保持具8を更に押し込めば良く、これにより、保持具8が溝内部2bで好適に姿勢を変更し、ナット3を所定姿勢とした状態で保持する。以下、図4ないし図6に基づき、順を追って説明する。
先ず、図4(A)に示すように、ユーザがナット3を保持した保持具3を指先で摘まむことにより弾性支持部10を保持部9に向けて前記距離L2(L2<W2)となるように弾性変形させた状態で、弾性支持部10の自由端側の接支部15と保持部9の第1側部9bを溝開口2dに向けて挿入する。
この際、弾性支持部10が十分に弾性変形されておらず、距離L2がL2≧W2とされている場合でも、溝開口2dに臨む接支部15がアール部20を形成し、該アール部20に続く変形自在部16が弓状部19を形成しているので、前記アール部20と保持部9の第2側部9bを溝開口2dに挿入させることができれば、その後は、保持具8を押し込むだけで、変形自在部16がリップ1aに押されて距離L2(L2<W2)とするまで自動的に弾性変形される。
図4(B)に示すように、溝開口2dに挿入したとき、弾性支持部10がリップ1aに弾接することにより、ナット3及び保持具8を溝開口2dの内部に保持するので、その状態で、ユーザは、指先により保持具8を溝内部2aに押し込めば良い。
図4(B)に示す状態から僅かに押し込んでやれば、保持具8は、変形自在部16の弓状部19が溝開口2d(リップ1aの先端)を通過するや否や復元を開始することにより、リップ1aとの間で弾発付勢力を生じるので、図5(A)に示すように、保持具8は、斜め下方に跳ね飛ばされ、溝内部2aで傾斜姿勢を保持する。この傾斜姿勢とされた状態で、弾性支持部10は、元の形状に復元し、保持部9の第2側部9bのV溝13を一方の段状部2cに臨ませ、弾性支持部10の接支部15を他方の段状部2cに臨ませた状態で、保持部9の第1側部9aを溝開口2dに臨ませている。
そこで、図5(B)に示すように、ユーザの指先で溝開口2dに臨ませられた保持部9を溝底2bに向けて押し込むと、弾性支持部10の接支部15を溝底2bに接支した状態で変形自在部16が弾性変形され、保持部9が傾斜姿勢から水平姿勢に向けて姿勢変更しながら第1側部9aをリップ1aの先端面に当接する。この際、第1側部9aにはテーパ面17が形成されているので、該テーパ面17がリップ1aの先端面に沿って摺動し、弾性支持部10を該テーパ面17と溝底2bの間で好適に弾性変形させることができる。
前記保持部9の第1側部9a(テーパ面17)がリップ1aの先端面を通過して溝内部2aに至ると、図6(A)に示すように、弾性支持部10を弾性変形した状態で、保持具8が概ね水平姿勢とされ、ナット3の当接部6a、6aをリップ1a、1aに臨ませる。
従って、この状態からユーザの指先を溝開口2dから退かせれば、図6(B)に示すように、弾性支持部10の復元弾発力により保持部9が押し上げられ、ナット3の廻り止め手段7a、7aを溝開口2dの縁部に嵌入すると共に、当接部6a、6aをリップ1a、1aに当接する。これにより、ナット3は、保持具8により、溝内部2aの所定位置に所定姿勢で保持され、装入を完了する。
図6(B)に鎖線で示すように、装入された状態で、弾性支持部10が依然として弾力を作用し、当接部6a、6aをリップ1a、1aに弾接していることが好ましく、これにより、ナット3及び保持具8は、溝部2の長手方向に遊動させられることはなく、所定位置に保持される。
しかしながら、保持具8の保持位置を溝部2の長手方向に向けて変更する必要があるときは、ユーザの指先で簡単に移動させることができる。保持具8に押し込み力を与えることにより、当接部6a、6aは、リップ1a、1aに対する摩擦力を軽減する。その際、弾性支持部10は接支部15を溝底2bに強く弾接することになるが、接支部15はアール部20を形成しているので、溝底2bに沿って容易に摺動可能であり、これにより、保持具8を溝部2の長手方向に移動させることができる。
(溝形状が異なる溝付き部材に使用する場合の例示)
上記のナット3と保持具8により構成したナット保持装置は、図7に示すように、溝形状が異なる溝付き部材1に対しても適用可能である。
上記のナット3と保持具8により構成したナット保持装置は、図7に示すように、溝形状が異なる溝付き部材1に対しても適用可能である。
図示の溝付き部材1は、上述の段状部2c、2cを有しない断面コ字形ないしU字形の溝部2を形成している。この場合でも、ナット3を保持した保持具8は、上述した説明と同様、図7(A)に示すように、溝開口2dを通過させると共に、図7(B)に示すように、溝内部に傾斜姿勢で挿入された状態から、第1側部9aのテーパ面17をリップ1aの先端面に沿わせると共に押し込むことが可能であり、図7(C)に示すように、装入状態で、ナット3の廻り止め手段7a、7aを溝開口2dの縁部に嵌入すると共に、当接部6a、6aをリップ1a、1aに当接し、溝内部2aの所定位置に所定姿勢で保持される。
(別の実施形態)
図8は、ナット3及び廻り止め手段7aに関する別の実施形態を示しており、ナット3は、汎用の六角ナットにより構成され、保持具8の保持部9に保持された状態で、該六角ナットの上面に、溝開口2dを形成するリップ1a、1aの下面に当接可能な当接部6a、6aを備えている。
図8は、ナット3及び廻り止め手段7aに関する別の実施形態を示しており、ナット3は、汎用の六角ナットにより構成され、保持具8の保持部9に保持された状態で、該六角ナットの上面に、溝開口2dを形成するリップ1a、1aの下面に当接可能な当接部6a、6aを備えている。
そこで、廻り止め手段7a、7aは、保持具8の保持部9に隆起部7を形成し、該隆起部7の側縁部により構成している。
その他の構成は、図1ないし図6に基づいて上述した実施形態と同様である。
以上の通り、何れの実施形態においても、本発明の溝部装入用ナット保持装置は、保持具8の保持部9にナット3を保持させた状態で、溝開口2dに対してナット3と共に保持具8を横向き姿勢として挿入することができ、溝内部2aに押し込まれた保持具8を更に押し込むことにより、溝内部2aで好適に姿勢が変更され、ナット3を所定姿勢とした状態で保持することが可能となる。
1 溝付き部材
1a リップ
2 溝部
2a 溝内部
2b 溝底
2c 段状部
2d 溝開口部
3 ナット
4 雌ネジ
5 ボディ
6 フランジ
6a 当接部
7 隆起部
7a 廻り止め手段
8 保持具
9 保持部
9a 第1側部
9b 第2側部
10 弾性支持部
11 保持孔
12 段状凹部
13 V溝
14 基部
15 接支部
16 変形自在部
17 テーパ面
18 窓孔
19 弓状部
20 アール部
1a リップ
2 溝部
2a 溝内部
2b 溝底
2c 段状部
2d 溝開口部
3 ナット
4 雌ネジ
5 ボディ
6 フランジ
6a 当接部
7 隆起部
7a 廻り止め手段
8 保持具
9 保持部
9a 第1側部
9b 第2側部
10 弾性支持部
11 保持孔
12 段状凹部
13 V溝
14 基部
15 接支部
16 変形自在部
17 テーパ面
18 窓孔
19 弓状部
20 アール部
Claims (5)
- 開口縁に対向して設けたリップ(1a,1a)により内部幅W1よりも開口幅W2を狭くすると共に溝底(2b)から前記リップまでの深さDを有する溝部(2)を備えた溝付き部材(1)と、
横幅W3を前記内部幅W1及び開口幅W2に対してW1<W3<W2に形成すると共に溝内部(2a)から雌ネジ(4)を溝開口(2d)に臨ませた状態で前記リップ(1a,1a)に当接する当接部(6a,6a)を設けたナット(3)に関して、
前記ナット(3)を保持した状態で溝開口(2d)から溝内部(2a)に装入される保持具(8)を構成しており、
前記保持具(8)は、雌ネジの両端を露出させた状態でナット(3)を保持する保持部(9)と、雌ネジの軸線に臨んで保持部(9)から離間した位置に配置される接支部(15)を備えた弾性支持部(10)を備え、
前記保持部(9)は、横幅W4を前記内部幅W1に対してW4<W1に形成されると共に保持したナットを含む厚みTを前記開口幅W2に対してT<W2に形成され、
前記弾性支持部(10)は、保持部の幅方向の側部(9a)に形成された基部(14)から前記接支部(15)に向けて傾斜方向に延びる変形自在部(16)を形成し、
前記変形自在部(16)は、雌ネジの軸線方向における前記当接部(6a)から接支部(15)までの距離に関して、非変形時には距離L1を前記深さDに対してD<L1とした状態で保形されると共に、変形時には距離L2を前記開口幅W2に対してL2<W2とするまで弾性変形可能となるように構成されて成ることを特徴とする溝部装入用ナット保持装置。 - 前記保持具(8)は、前記保持部(9)と前記弾性支持部(10)をプラスチックにより一体成形しており、
前記弾性支持部(10)は、前記変形自在部(16)を前記基部(14)から片持ち状に延設し、先端の自由端部に前記接支部(15)を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の溝部装入用ナット保持装置。 - 前記弾性支持部(10)は、前記変形自在部(16)に前記接支部(15)に向けて湾曲する弓状部(19)を形成すると共に、前記接支部(15)を折返し方向に湾曲させることによりアール部(20)を設けて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の溝部装入用ナット保持装置。
- 前記保持部(9)の幅方向の側部(9a)に、前記変形自在部(16)の傾斜方向に向けて傾斜するテーパ面(17)を形成して成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の溝部装入用ナット保持装置。
- 前記ナット(3)と共に前記保持具(8)を溝内部(2a)に装入し、前記当接部(6a,6a)をリップ(1a,1a)に当接させた状態で、前記リップの間に嵌入する廻り止め手段(7a,7a)を前記ナット(3)と前記保持具(8)の少なくとも一方に設けて成ることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の溝部装入用ナット保持装置。
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180918 |
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A02 | Decision of refusal |
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