JP2017115746A - フィルタ装置及びガスタービン設備 - Google Patents

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Yoshinori Kitaguchi
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Abstract

【課題】より簡素な構造で、フィルタ材の交換作業をより容易に行う。【解決手段】ダクトの延在方向に対して交差する交差方向に複数のフィルタ材が並んだ状態で取り付けられてフィルタ材5に対応した流通孔が形成されたフレーム12と、フレーム12に取り付け可能であり流通孔を遮蔽可能な遮蔽板6と、を備え、フレーム12は、フィルタ材5を支持するとともに流通孔が形成された複数の支持面13と、隣接する支持面13を相互に接続する接続面14と、接続面14に形成されて遮蔽板6を挿抜可能な開口部18と、を有し、各々の支持面13は隣接する支持面13の仮想延長面Vからずれた位置に形成されているフィルタ装置1を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、フィルタ装置及びガスタービン設備に関する。
ガスタービンは、空気を吸気して圧縮する圧縮機と、圧縮された空気中で燃料を燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器と、高温・高圧の燃焼ガスで駆動するタービンと、を備えている。
吸気された空気に塵埃が含まれると、この塵埃がタービンや圧縮機の動静翼に付着するなどし、流体抵抗が増大する。これにより、出力ロスが増大し、結果としてガスタービン出力が低下してしまう可能性がある。
このため、ガスタービンは、大気に含まれる塵埃を除去するためのフィルタ装置を備えている。このようなフィルタ装置は、単一、または、複数のフィルタ材を組み合わせることで構成されている。
ガスタービンの運転に際しては、このようなフィルタ材が目詰まり等を起こすと吸気性能が劣化するため、定期的な洗浄作業や、交換作業を行うことが肝要である。
運転中にフィルタ材の交換を円滑に行うための構造として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載された技術では、吸気フィルタ室内にダスト流入防止手段を設けることによって、ガスタービンを停止することなく交換作業を行うことができる。
特開2008−184982号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、装置が大掛かりとなってしまうという課題がある。
この発明は、より簡素な構造で、フィルタ材の交換作業をより容易に行うことができるフィルタ装置及びガスタービン設備を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、フィルタ装置は、ダクトの延在方向に対して交差する交差方向に複数のフィルタ材が並んだ状態で取り付けられて前記フィルタ材に対応した流通孔が形成されたフレームと、前記フレームに取り付け可能であり前記流通孔を遮蔽可能な遮蔽板と、を備え、前記フレームは、前記フィルタ材を支持するとともに前記流通孔が形成された複数の支持面と、隣接する前記支持面を相互に接続する接続面と、前記接続面に形成されて前記遮蔽板を挿抜可能な開口部と、を有し、各々の前記支持面は隣接する前記支持面の仮想延長面からずれた位置に形成されている。
このような構成によれば、フィルタ材の取り外しに先立って遮蔽板を取り付けることにより、フィルタ装置の運転中にフィルタ材の交換を行う場合であっても、異物が下流側に流入することを抑制することができる。また、開口部を介してフレームのフィルタ材が取り付けられている側から遮蔽板を挿抜することができるため、フィルタ材が取り付けられている側とは反対側にて遮蔽板を挿抜する場合と比較して、交換作業をより容易に行うことができる。
上記フィルタ装置において、前記支持面を基準として前記フィルタ材とは反対の側に設けられて前記遮蔽板を保持する保持部材と、前記遮蔽板と前記支持面との間、又は、前記遮蔽板と前記保持部材との間を封止するシール部材と、を有してよい。
このような構成によれば、フィルタ材の交換の際に、遮蔽板と壁フレームとの間から気体が下流側に流入することを抑制することができる。
上記フィルタ装置において、前記保持部材は、前記支持面と間隔をあけて前記フレームに固定され、前記支持面の前記流通孔に対向する取付板流通孔が形成された取付板であり、前記シール部材は、前記取付板の前記フィルタ材を向く面の前記取付板流通孔の周囲に設けられてよい。
上記フィルタ装置において、前記開口部を封止可能な封止板と、前記封止板と前記接続面とを接続するヒンジ部材と、前記封止板を前記開口部を封止する方向に付勢する付勢部材と、を備えてよい。
このような構成によれば、フィルタ装置の運転中に開口部を介して気体が下流側に流れることを抑制することができる。また、遮蔽板の挿抜中に開口部を介して気体が下流側に流れることを抑制することができる。
上記フィルタ装置において、少なくとも一対の隣り合う前記支持面は略平行に、かつ、隣り合う前記支持面の一端と他端との距離が前記フィルタ材の厚さよりも小さくなるように配置されてよい。
このような構成によれば、ダクトの延在方向において、よりコンパクトなフィルタ装置とすることができる。
上記フィルタ装置において、少なくとも一対の隣り合う前記支持面は略平行に、かつ、隣り合う前記支持面の一端と他端との距離が前記フィルタ材の厚さよりも大きくなるように配置されてよい。
このような構成によれば、いずれのフィルタ材も取り外すことなく、全ての遮蔽板を挿抜することができるため、交換作業の作業性を向上させることができる。
本発明の第二の態様によれば、ガスタービン設備は、吸気ダクトを備えているガスタービンと、前記吸気ダクトの上流側に設けられた上記いずれかのフィルタ装置と、を備えている。
本発明によれば、フィルタ材の取り外しに先立って遮蔽板を取り付けることにより、フィルタ装置の運転中にフィルタ材の交換を行う場合であっても、異物が下流側に流入することを抑制することができる。また、開口部を介してフレームのフィルタ材が取り付けられている側から遮蔽板を挿抜することができるため、フィルタ材が取り付けられている側とは反対側にて遮蔽板を挿抜する場合と比較して、交換作業をより容易に行うことができる。
本発明の第一実施形態のフィルタ装置を備えるガスタービンの側面図である。 本発明の第一実施形態の壁フレーム及びフィルタ材の斜視図である。 本発明の第一実施形態の壁フレームの概略を示す平面図である。 本発明の第一実施形態の壁フレームの詳細を示す一部断面視した平面図である。 図4のV−V矢視図である。 図4のVI部拡大図である。 本発明の第二実施形態の壁フレーム及びフィルタ材の一部断面視した側面図である。 本発明の第三実施形態の壁フレームの概略を示す平面図である。 本発明の第四実施形態の壁フレームの概略を示す平面図である。
〔第一実施形態〕
以下、本発明の第一実施形態のフィルタ装置について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態のフィルタ装置は、ガスタービンを有するガスタービン設備に設けられている。
なお、本発明のフィルタ装置1は、ガスタービン設備に限らず、気体を吸気・排出する必要がある設備に適用することができる。例えば、ガスタービン設備と同様に、空気を吸気するディーゼル発電設備に適用することができる。また、原子力発電設備の排気経路に設けて、排気される気体の濾過を行うことができる。
図1に示すように、ガスタービン80は、空気を吸気して圧縮する圧縮機81と、圧縮された空気中で燃料を燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器82と、高温・高圧の燃焼ガスで駆動するタービン83と、を備える。フィルタ装置1は、作動流体としての空気から異物を除去して圧縮機81に供給する。
フィルタ装置1は、吸気流路(ダクト)を形成する吸気フィルタ室(以下、ダクト3と呼ぶ)と、ダクト3を地表面から上方に離間した位置に支持する支持構造物84と、複数のフィルタ材5(フィルタエレメント)と、フィルタ材5の交換作業時にフィルタ材5の下流側F2に設けられてフィルタ材5の上下流における気体の流通を閉塞する遮蔽板6と、を備えている。フィルタ材5は、ダクト3に設けられている壁フレーム12に保持されている。
ダクト3は、断面矩形状をなし、3階建ての建造物として構成されている。即ち、支持構造物84の直上に1階部分が設けられ、その上に順次2階部分、3階部分が設けられる。なお、ダクト3の3階建ての構造物は一例であって、フィルタ装置1を地上置きとしてもよく、何階建てでもよい。
壁フレーム12は、ダクト3の延在方向Lと交差するように配置されている。
壁フレーム12には、複数のフィルタ材5が、ダクト3の延在方向Lに対して交差する交差方向C(図3参照)に並んだ状態で取り付けられている。各階ごとに設けられたフィルタ材5は、吸気された気体から異物を濾過する。
ダクト3の各階の内部には、複数のフィルタ材5が配置されている。フィルタ装置1と圧縮機81とは、吸気ダクト85によって互いに接続されている。これにより、ダクト3内に設置された複数のフィルタ材5を流通した空気は、吸気ダクト85内を流通して、ガスタービン80に供給される。
以下の説明では、気体の流れ方向Fの上流側を単に上流側F1と呼び、気体の下流側を単に下流側F2と呼ぶ。気体の流通する方向に沿った方向を流れ方向Fと呼ぶ。
図2に示すように、フィルタ材5は、上流側F1に設けられるとともに、吸気された気体から粒径の大きな塵埃をろ過するためのプレフィルタ材5Aと、プレフィルタ材5Aの下流側F2の面に接するように設けられて、粒径の比較的小さな塵埃をろ過するメインフィルタ材5Bとを有する。フィルタ材5は、細い線径からなる不織布等で形成され、パネルフィルタとも呼ばれる。フィルタ材5は、プレフィルタ材5Aとメインフィルタ材5Bをシリーズに繋げて形成され、上流側F1及び下流側F2を除くフィルタ外表面は、フィルタケーシング8で囲われている。フィルタ材5の気体を吸気する面を吸気面8A、気体が排出される面を排出面8Bと呼ぶ。
プレフィルタ材5Aは、波板状に形成された部材が主に用いられる。プレフィルタ材5Aの上流側F1の面、及び下流側F2の面は、気体が流通するように互いに連通し、塵埃を捕捉可能な不織布等から形成される濾材が配されている。
メインフィルタ材5Bは、プレフィルタ材5Aの下流側F2の面に固定されるフィルタ材5である。メインフィルタ材5Bにおいては、プレフィルタ材5Aと同様に、上流側F1の面、及び下流側F2の面は、気体が流通するように互いに連通されている。メインフィルタ材5Bの内部には濾材9が配されている。メインフィルタ材5Bの流れ方向Fの厚さ寸法は、プレフィルタ材5Aの厚さ寸法よりも大きい。メインフィルタ材5Bは、プレフィルタ材5Aで捕捉し得なかった、粒径の比較的小さな塵埃等を捕捉するための部材である。したがって、メインフィルタ材5Bが有する濾材9は、プレフィルタ材5Aが有する濾材9よりも、細い線径を有する粒子捕集効率の高い不織布等が用いられている。
また、メインフィルタ材5Bとしては、いわゆるHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Filter)や、準HEPAフィルタを用いることが好適である。
遮蔽板6は、フィルタ材5の交換作業時にフィルタ材5の下流側F2に取り付けることによって、フィルタ材5の上下流における気体の流通を閉塞する部材である。遮蔽板6は、遮蔽板本体7と、開口部閉鎖板15と、作業者が遮蔽板6を把持して運搬、設置等を行うための把持部16と、を有している。
遮蔽板本体7は矩形状の板部材である。開口部閉鎖板15は、遮蔽板本体7の一辺に取り付けられている平板状の部材である。開口部閉鎖板15は、遮蔽板本体7と直交するように、遮蔽板本体7に固定されている。開口部閉鎖板15は、例えば、合成ゴムのような弾力性を有する材料によって形成されている。
次に、壁フレーム12の詳細構造について説明する。
図2に示すように、壁フレーム12は、フィルタ材5を保持する複数のフィルタ材保持部17を有している。壁フレーム12には、フィルタ材保持部17に対応して、矩形の流通孔21が形成されている。壁フレーム12はフィルタ材5を抱えて、床面に落下するのを防止する固定部材11を有している。即ち、フィルタ材5は、壁フレーム12に設けられている固定部材11によって壁フレーム12に取り付けられている。
なお、遮蔽板6の遮蔽板本体7は、流通孔21よりも一回り大きく形成されている。遮蔽板6は、流通孔21を遮蔽可能である。
固定部材11は、フィルタ材5の周縁部に当接して、フィルタ材5がフィルタ材保持部17から上流側F1に脱落することを防ぐ。固定部材11は、フィルタ材保持部17同士の間に配置される仕切板23と、仕切板23に固定されるフック部材24と、を有している。仕切板23は、板状をなし、フィルタ材保持部17に配置されたフィルタ材5のフィルタケーシング8の4つの外面に当接するように配置されている。
フック部材24は、仕切板23のうち、フィルタケーシング8の上面及び下面に当接する仕切板23に取り付けられている。フック部材24は、フィルタ材保持部17に収容されたフィルタ材5を抱えるように保持する部材である。フック部材24の先端部には、凸部25が形成されている。
フィルタ材5は、フィルタ材保持部17に対して、上流側F1から挿入される。さらに、フィルタ材保持部17に収容されたフィルタ材5は、仕切板23とフック部材24とからなる固定部材11によって保持される。フィルタ材5は、運転中においては気体の流れによって下流側F2に押し付けられるが、気体の流れがない場合は、上流側F1に引くことによって容易に取り外すことができる。
壁フレーム12は、単一の平面によって形成されていない。壁フレーム12は、フィルタ材保持部17が設けられてフィルタ材5が取り付けられる複数の支持面13と、隣接する支持面13を相互に接続する接続面14とを有している。
図3に示すように、複数のフィルタ材5が取り付けられる複数の支持面13は同一平面状に配置されていない。
ここで、図3に示される6つの支持面13のうち、図3の右側の3つの支持面13と、これら支持面13を接続する2つの接続面14を例に、本実施形態のフレームの形状について説明する。
各々の支持面13は隣接する支持面13の仮想延長面Vからずれた位置に形成されている。
3つの支持面13は、互いに略平行となるように、かつ、支持面13の法線が気体の流れ方向F(ダクト3の延在方向L)に延びるように配置されている。即ち、壁フレーム12の支持面13は、フィルタ材5の吸気面8A及び排出面8Bが、流れ方向Fに向くように形成されている。
接続面14は、支持面13と略直交するように形成されている。接続面14には、開口部18が形成されている。開口部18は、遮蔽板6を挿抜可能なスリット状の貫通孔である。開口部18の延在方向Lは、支持面13と平行である。開口部18は、支持面13に隣接した位置に形成されている。即ち、開口部18から遮蔽板6を挿入する際、遮蔽板6は、支持面13と平行となるように挿入され、かつ、支持面13と隣接する。
接続面14の幅は、フィルタ材5の厚さDよりも小さい。換言すれば、支持面13の一端P1と支持面13の他端P2との距離は、フィルタ材5の吸気面8Aと排出面8Bとの距離よりも小さい。即ち、接続面14によって接続された二つの支持面13にそれぞれ取り付けられたフィルタ材5は、支持面13と平行な水平方向から見てオーバーラップしている。
図4に示すように、壁フレーム12には、取付板27が固定されている。取付板27は、開口部18から挿入された遮蔽板6を保持する保持部材として機能する。取付板27は、支持面13を基準としてフィルタ材5とは反対の側に設けられている。取付板27は、壁フレーム12の支持面13と平行となるように、配置されている。取付板27と支持面13との間には、遮蔽板6が挿入される隙間が設けられている。取付板27には、流通孔21と対向する取付板流通孔28が形成されている。取付板27は、遮蔽板6を保持する枠体29によって壁フレーム12に接続されている。
図5に示すように、取付板27のフィルタ材5を向く面には、取付板27と遮蔽板6との間を封止するシール部材19が取り付けられている。シール部材19は、取付板流通孔28の周囲に矩形状に延在するように設けられている。シール部材19としては、例えば、合成ゴムによって形成されたパッキン(ガスケット)を採用することができる。
図6に示すように、壁フレーム12には、開口部18を封止可能な封止板30が取り付けられている。封止板30は、ヒンジ部材31を介して接続面14の下流側F2(フィルタ材5が取り付けられていない側、取付板27が取り付けられている側)に接続されている。ヒンジ部材31には、封止板30を開口部18を封止する方向に付勢する付勢部材であるねじりコイルばね32が内蔵されている。
次に、本実施形態のフィルタ装置1におけるフィルタ材5の交換方法について説明する。
本実施形態のフィルタ装置1においては、一部の開口部18が隣接するフィルタ材5によって隠れるため、一部の遮蔽板6は、隣接するフィルタ材5を外した上で、取り付ける必要がある。
よって、フィルタ材5の交換の際は、まず、一番外側の開口部18aに遮蔽板6を取り付けたうえで、一番外側のフィルタ材5aを取り外す。なお、本実施形態の壁フレーム12のように、遮蔽板6を挿入するためのスペースが無い場合は、ダクト3に遮蔽板取付用ドア20を設ける。遮蔽板6の取り付け、取り外しは、ダクト3の外部からを行うことができる。
次いで、外側から二番目の開口部18bに遮蔽板6を取り付けたうえで、外側から二番目のフィルタ材5bを取り外す。
このような手順でフィルタ材5を取り外した後、一番内側の支持面13cに交換用のフィルタ材5を取り付ける。次いで、一番内側の遮蔽板6cを取り外した後、外側から二番目の支持面13bに交換用のフィルタ材5を取り付ける。このような手順でフィルタ材5を取り付けることによって、フィルタ材5の交換が完了する。
上記実施形態によれば、フィルタ材5の取り外しに先立って遮蔽板6を取り付けることにより、ガスタービン80の運転中にフィルタ材5の交換を行う場合であっても、異物が下流側F2に流入することを抑制することができる。
また、開口部18を介して、流れ方向上流側F1(壁フレーム12のフィルタ材5が取り付けられている側)から遮蔽板6を挿抜することができるため、フィルタ材5が取り付けられている側とは反対側にて遮蔽板6を挿抜する場合と比較して、交換作業をより容易に行うことができる。
また、遮蔽板6と取付板27との間にシール部材19が設けられていることによって、フィルタ材5の交換の際に、遮蔽板6と取付板27との間から気体が下流側F2に流入することを抑制することができる。
また、開口部18を封止可能な封止板30が設けられていることによって、ガスタービン80の運転中に開口部18を介して気体が下流側F2に流れることを抑制することができる。また、遮蔽板6の挿抜中に開口部18を介して気体が下流側F2に流れることを抑制することができる。
また、接続面14の幅がフィルタ材5の厚さよりも小さく形成されていることによって、ダクト3の延在方向Lにおいて、よりコンパクトなフィルタ装置1とすることができる。
また、シール部材19は、遮蔽板6の下流側F2に設けられていることによって、遮蔽板6に気体の圧力がかかった際に、シール部材19が潰れる。これにより、シール部材19の封止効果をより高めることができる。
また、遮蔽板6に開口部閉鎖板15が設けられていることによって、遮蔽板6を取り付けた際に、開口部18を閉鎖することができる。
また、本実施形態の構造は、少なくとも一対の隣り合う支持面13とその間の接続面14に適用されていればよい。
〔第二実施形態〕
以下、本発明の第二実施形態のフィルタ装置を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態のフィルタ装置は、取付板27の代替として、遮蔽板6を上方及び下方から支持するL字部材38を有している。L字部材38は、水平方向に延在する断面L字状の部材である。
また、L字部材38の上流側F1を向く面には、シール部材19Bが設けられている。
L字部材38の上流側F1を向く面と支持面13との間の隙間Sは、L字部材38に遮蔽板6を挿入した際に、シール部材19Bがやや潰れるような間隔とされている。
上記実施形態によれば、第一実施形態のフィルタ装置と比較して、遮蔽板6を支持する構造を簡素化することができる。
〔第三実施形態〕
以下、本発明の第三実施形態のフィルタ装置を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態のフィルタ装置1Cの壁フレーム12Cの接続面14Cの幅W2は、フィルタ材5の厚さDよりも大きい。換言すれば、支持面13の一端P1と支持面13の他端P2との距離は、フィルタ材5の吸気面8Aと排出面8Bとの距離よりも大きい。即ち、接続面14Cによって接続された二つの支持面13にそれぞれ取り付けられたフィルタ材5は、支持面13と平行な水平方向から見てオーバーラップしていない。
なお、本実施形態の接続面14Cの一部であって、フィルタ材5が壁フレーム12に取付された際に上流側F1に露出する部分は、フィルタ材5に気体が導入されやすいように支持面13に対して傾斜した形状をなしている。
上記実施形態によれば、いずれのフィルタ材5も取り外すことなく、全ての遮蔽板6を挿抜することができるため、交換作業の作業性を向上させることができる。
〔第三実施形態〕
以下、本発明の第三実施形態のフィルタ装置を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態のフィルタ装置1の壁フレーム12Dは、下流側F2に向かうに従って、ダクト3の一方の側壁部に近づくように傾斜した第一支持面34と、下流側F2に向かうに従って、ダクト3の他方の側壁部に近づくように傾斜した第二支持面35と、第一支持面34の上流側F1の側辺と第二支持面35の上流側F1の側辺とを接続する接続面14Dと、を有している。接続面14Dは、接続面14Dの主面が流れ方向Fと直交するように形成されている。
接続面14Dには、第一支持面34に形成されている流通孔21を遮蔽する遮蔽板6を挿入するための第一開口部36と、第二支持面35に形成されている流通孔21を遮蔽する遮蔽板6を挿入するための第二開口部37と、が形成されている。
壁フレーム12Dは上記した構成の第一支持面34、第二支持面35、及び接続面14Dの組が3つ設けられている。
上記実施形態によれば、第一実施形態の壁フレーム12、第三実施形態の壁フレーム12Cと比較して、より容易に壁フレーム12を製造することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、クレームの範囲によってのみ限定される。
例えば、上記各実施形態においては、ガスタービン80の吸気ダクト85の上流側F1に設けるフィルタ装置1を例に説明したが、ガスタービン80に限ることはなく、空気等の気体を吸気する設備であれば、本発明のフィルタ装置1の適用が可能である。
また、気体の吸気側のみならず、排気する気体を濾過する際にも本発明のフィルタ装置1を使用することができる。
この場合、下流側F2からフィルタ材5を取り換えるように遮蔽板6を下流側F2から上流側F1に挿抜することも可能である。
1 フィルタ装置
3 ダクト
5 フィルタ材
5A プレフィルタ材
5B メインフィルタ材
6 遮蔽板
7 遮蔽板本体
8 フィルタケーシング
8A 吸気面
8B 排出面
11 固定部材
12,12C,12D 壁フレーム(フレーム)
13 支持面
14 接続面
15 開口部閉鎖板
16 把持部
17 フィルタ材保持部
18 開口部
19 シール部材
20 遮蔽板取付用ドア
21 流通孔
23 仕切板
24 フック部材
25 凸部
27 取付板
28 取付板流通孔
29 枠体
30 封止板
31 ヒンジ部材
32 ねじりコイルばね
34 第一支持面
35 第二支持面
38 L字部材
80 ガスタービン
85 吸気ダクト
100 ガスタービン設備
C 交差方向
F 流れ方向
L 延在方向
V 仮想延長面
W 幅方向

Claims (7)

  1. ダクトの延在方向に対して交差する交差方向に複数のフィルタ材が並んだ状態で取り付けられて前記フィルタ材に対応した流通孔が形成されたフレームと、
    前記フレームに取り付け可能であり前記流通孔を遮蔽可能な遮蔽板と、を備え、
    前記フレームは、
    前記フィルタ材を支持するとともに前記流通孔が形成された複数の支持面と、
    隣接する前記支持面を相互に接続する接続面と、
    前記接続面に形成されて前記遮蔽板を挿抜可能な開口部と、を有し、
    各々の前記支持面は隣接する前記支持面の仮想延長面からずれた位置に形成されているフィルタ装置。
  2. 前記支持面を基準として前記フィルタ材とは反対の側に設けられて前記遮蔽板を保持する保持部材と、
    前記遮蔽板と前記支持面との間、又は、前記遮蔽板と前記保持部材との間を封止するシール部材と、を有する請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 前記保持部材は、前記支持面と間隔をあけて前記フレームに固定され、前記支持面の前記流通孔に対向する取付板流通孔が形成された取付板であり、
    前記シール部材は、前記取付板の前記フィルタ材を向く面の前記取付板流通孔の周囲に設けられている請求項2に記載のフィルタ装置。
  4. 前記開口部を封止可能な封止板と、
    前記封止板と前記接続面とを接続するヒンジ部材と、
    前記封止板を前記開口部を封止する方向に付勢する付勢部材と、を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
  5. 少なくとも一対の隣り合う前記支持面は略平行に、かつ、隣り合う前記支持面の一端と他端との距離が前記フィルタ材の厚さよりも小さくなるように配置されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
  6. 少なくとも一対の隣り合う前記支持面は略平行に、かつ、隣り合う前記支持面の一端と他端との距離が前記フィルタ材の厚さよりも大きくなるように配置されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
  7. 吸気ダクトを備えているガスタービンと、
    前記吸気ダクトの上流側に設けられた請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のフィルタ装置と、を備えているガスタービン設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2669428C2 (ru) * 2017-03-16 2018-10-11 Олег Васильевич Проволович Схема системы фильтрации циклового воздуха в комплексном воздухоочистительном устройстве газотурбинной установки (варианты)
JP2019203350A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 日立建機株式会社 建設機械
CN112302802A (zh) * 2020-11-13 2021-02-02 无锡华南钢结构环保有限公司 一种燃机用快捷更换的粒子空气过滤机构
RU2754185C1 (ru) * 2020-10-13 2021-08-30 Открытое акционерное общество "Научно-производственное объединение по исследованию и проектированию энергетического оборудования им. И.И. Ползунова" (ОАО "НПО ЦКТИ") Воздухоочистительное устройство (варианты)

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