JP2017112550A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】1枚の静止画像から、簡単に変化を体感できる動画像を生成することができる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】本発明の画像処理部20は、1枚の元となる静止画像に対して、異なる画像処理を施すことで複数の処理画像を生成する処理画像生成21と、処理画像生成部21により生成された複数の処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する動画像生成部22と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
従来より、撮影画像に画像処理を施して視覚的効果を加えることが広く行われている。更に、1回の撮影動作だけで異なる画像処理を施した複数の画像を生成する技術が開示されている。
特開2014−39084号公報
しかしながら、異なる画像処理を施した画像を表示画面に並べて表示するようにしているが、変化を体感しにくいという問題があった。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、簡単に変化を体感できる動画像を生成することができる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像処理装置は、1枚の元となる静止画像に対して、異なる画像処理を施すことで複数の処理画像を生成する処理画像生成手段と、前記処理画像生成手段により生成された複数の処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する動画像生成手段と、を備える。
本発明によれば、1枚の静止画像から、簡単に変化を体感できる動画像を生成することができる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することができる。
本発明を適用した一実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。 図1の実施形態における処理部の動作を示すフローチャートである。 図2の処理で生成される動画像の一例を模式的に示す図である。 本発明を適用した他の実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。 図4の実施形態における処理部の動作の一例を示すフローチャートである。 図5の処理で生成される動画像の一例を模式的に示す図である。 図4の実施形態における処理部の動作の一例を示すフローチャートである。 図7の処理で生成される動画像の一例を模式的に示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。図面においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置1の構成を示すブロック図である。本実施形態1は、本発明の画像処理装置をデジタルカメラ等の撮像装置1に適用した場合を例示したもので、図1にはデジタルカメラの基本的な構成要素を示している。
<撮像装置の構成>
図1に示すように、本実施形態に係る撮像装置1(デジタルカメラ)は、静止画像のほかに動画像の撮影および編集も可能なコンパクトカメラや一眼レフカメラであり、撮像部11と、記憶部12と、操作部13と、表示部14と、処理部20と、を含み、これら各部がバス31を介して互いに接続されている。
以下、これら各部を順に説明する。
(撮像部)
撮像部11は、被写体から受光した光を画像データに変換するものであって、レンズ及び撮像素子(CCD、CMOS等)を含む。本実施形態において、撮像部11は、オートフォーカス処理(AF処理)、露出調整処理(AE処理)、オートホワイトバランス調整処理(AWB)、画像圧縮処理、画像復元処理等も実行可能となっている。また、撮像部11は、メイクアップモードや風景モード等の種々の撮影モードに対応している。撮像部11において撮影された画像は、所定のフォーマットで記憶部12に格納される。
(記憶部)
記憶部12は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等を有する構成で、撮像装置1の各種機能を実現するためのプログラム等が格納されるプログラム領域と、撮像済み画像や、処理部20による本実施形態のプログラムの実行過程で生成される作業データ等を一時的に記憶するワーク領域等と、が割り当てられている。なお、記憶部12は、撮像装置1に内蔵されたメモリのほか、SDメモリカードのような着脱可能な可搬メモリ(記録メディア)を含んでいてもよく、通信機能を介してネットワークに接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
(操作部)
操作部13は、押ボタン式のキーとして、撮影可能な状態とする撮影モード(各種撮影モードの切り替えを含む)、撮影済み画像を再生する再生モード等を切り替えるモード変更キー、撮影開始を指示するシャッターキー、絞りや露光時間等の撮影条件の設定操作等を行うための各種操作キーを備える。また、本実施形態において、操作部13は、処理部20で静止画像に対して行う画像処理の選択や動画化の設定をする操作キーを備える。なお、操作部13は、表示部14がタッチパネル画面である場合には、タッチ操作で操作ができるアイコンであってもよく、また、操作内容が画面にメニュー表示され、撮像装置1に設けられるカーソルキーや決定ボタン等を操作する形態であってもよい。
(表示部)
表示部14は、例えば高精細液晶ディスプレイ(LCD)又は有機ELディスプレイ(OELD)で、撮影時には撮影画像である被写体を逐次更新して表示するモニタ画面になり、撮影後には記憶部12又は記録メディア等に記憶された撮像画像を再生する再生画面にもなる。また、本実施形態において、表示部14は、処理部20で画像処理される静止画の処理過程の画像も表示する。なお、表示部14は、表示パネル上にタッチパネルが積層配設された構成でもよい。
(処理部)
処理部20は、CPU(中央演算処理装置)を含み、記憶部12に記憶された各種プログラムに応じて撮像装置1全体の動作を制御する機能と、記憶部12に記憶された静止画像および動画像を編集する機能と、を備える。本実施形態において、処理部20は、処理画像生成部21と、動画像生成部22と、を含む。
(処理画像生成部)
処理画像生成部21は、記憶部12に記憶された1枚の元となる静止画像(以下、元画像という)に対して、異なる画像処理を施すことで複数の処理画像を生成する。例えば、本実施形態において、処理画像生成部21は、元画像をモノトーン化(セピア)したモノトーン画像を生成し、元画像とモノトーン画像との合成比率を徐々に変化するように合成することで、複数の第1の処理画像を生成する「第1のブラケット撮影」を実行し、次いで、元画像の明度が徐々に高くなるように変化させることで複数の第2の処理画像を生成する「第2のブラケット撮影」を実行する。なお、本明細書での「ブラケット撮影」とは、実際に、撮像部11により、複数回撮影を行うことを意味するものではなく、処理部20の画像処理によって複数の処理画像を生成することを意味するものである。
処理画像生成部21は、公知の画像処理技術を使用することで、画像のモノトーン化、画像の合成比率の変化、画像の明度変化等の種々の画像処理を実現することができるので、詳細な説明は省略する。なお、記憶部12に記憶された元となる静止画像は、本撮像装置1の撮像部11によって撮影した画像のほか、他の撮像装置で撮影された画像等の外部から取り込まれた画像であってもよい。
(動画像生成部)
動画像生成部22は、処理画像生成部21によって生成された複数の処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像となる1個の動画像データを生成する。例えば、本実施形態において、動画像生成部22は、処理画像生成部21によって生成された複数の第1の処理画像をモノトーン画像の比率が徐々に低くなる順に配列し、元画像を挟んで、処理画像生成部21によって生成された複数の第2の処理画像を明度が徐々に高くなる順に配列し、この順に時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成し、アニメーションGIFや、モーションJPEG等のファイル形式で、1つの動画ファイルを生成する。
本実施形態において、処理画像生成部21で施される画像処理の種類、処理画像生成部21で生成される処理画像の枚数(ブラケット撮影の撮影枚数)および動画像生成部22で生成される動画像の切替時間・切替順番等は、撮影モードごとに予め設定されて記憶部12に記憶されている。処理部20は、操作部13で使用者が選択した撮影モードの設定に従って元画像に画像処理を施して複数の処理画像を生成し、これらの処理画像を結合して動画像を生成する。
上記の処理部20の説明で用いた処理例は、「風景」の撮影モードであり、例えば以下のように設定されている。
画像処理:セピア+明度
撮影枚数:各5枚
切替時間:0.5秒
切替順番:セピア(強→弱)→ 元画像 → 明度(弱→強)
回数:無限(つまり、繰り返し)
また、「メイクアップ」の撮影モードでは、例えば以下のように設定されている。
画像処理:美白のみの処理で第2のブラケット撮影は行わない
撮影枚数:12枚
切替時間:0.3秒
切替順番:元画像 → 美白(弱→強)
回数:3回
<処理部の動作>
以下、図2を参照しながら、実施形態1における撮像装置1の処理部の動作について説明する。図2は、図1の実施形態における処理部の動作を示すフローチャートである。
ステップS11:元画像の取得
先ず、ステップS11において、使用者は、撮像装置1の操作部13を操作して撮影モードを選択し、撮像部11で元となる静止画像を撮影する。撮像部11で撮像された元画像は、記憶部12のワーク領域に記憶される。なお、元画像は、既に撮影されて記憶部12に記憶されている静止画像のほか、記録メディア等に記憶されている静止画像や、外部から取り込まれて記憶部12に記憶した静止画像を用いてもよい。この動作説明では、撮影モードとして風景モードを用いる。
ステップS12:元画像のモノトーン化
ステップS12において、処理画像生成部21は、元画像をモノトーン化(セピア)したモノトーン画像を生成する。ステップS12は、次のステップS13で複数の処理画像を生成するための前処理工程である。このモノトーン画像は、記憶部12のワーク領域に記憶される。
ステップS13:第1処理画像の生成(第1のブラケット撮影)
ステップS13において、処理画像生成部21は、記憶部12のワーク領域に記憶された元画像とモノトーン画像を合成する。処理画像生成部21は、元画像とモノトーン画像との合成比率を徐々に変化するように合成することで、複数の第1の処理画像を生成する。本実施形態では、第1の処理画像を5枚生成し、記憶部12のワーク領域に記憶する。
ステップS14:第2処理画像の生成(第2のブラケット撮影)
ステップS14において、処理画像生成部21は、記憶部12のワーク領域に記憶された元画像の明度が徐々に高くなるように変化させることで複数の第2の処理画像を生成する。本実施形態では、第2の処理画像を5枚生成し、記憶部12のワーク領域に記憶する。
ステップS15:動画化
ステップS15において、動画像生成部22は、ステップS13で生成された5枚の第1の処理画像をモノトーン画像の比率が徐々に低くなる順に配列し、元画像を挟んで、ステップS14で生成された5枚の第2の処理画像を明度が徐々に高くなる順に配列する。そして、動画像生成部22は、この計11枚の画像をこの順に0.5秒間隔で結合することで1つの動画像を生成し、所定の形式の動画ファイルを生成して、この動画ファイルを記憶部12に記憶する。なお、ステップS15において、動画像を生成した後は、記憶部12のワーク領域に記憶されている元画像および処理画像は消去してもよい。
図3は、図2の処理で生成される動画像の一例を模式的に示す図である。図3(a)から図3(e)まで画像の明度が変化する様子が示され、所定の時間(例えば0.5秒)ごとに画像が切り替わることにより、画像処理の強度の変化によって、擬似的な時間の経過(タイムラプス効果)を体感できる。
本実施形態の処理部20は、処理画像生成部21が1枚の元となる静止画像に対して異なる画像処理を施すことで複数の処理画像を生成し、動画像生成部22が処理画像生成部21によって生成された複数の処理画像を時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成するから、例えば撮像部11で1枚の静止画像を撮影するだけで、簡単に変化を体感できる動画像を生成することができる。なお、処理部20は、元となる静止画像に対して一つのパラメータを変化させた画像処理を施して複数の処理画像を生成するだけでなく、処理の異なる複数の画像処理を施した複数の処理画像を生成し、結合してもよい。
また、処理部20は、処理画像生成部21が第1の画像処理の強度を徐々に変化させながら施すことで複数の処理画像を生成し、動画像生成部22が処理画像生成部21によって生成された第1の画像処理による複数の処理画像を、第1の画像処理の強度の変化の順に時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する構成としてもよい。この構成によれば、1枚の静止画像から、画像処理の強度の変化により、擬似的な変化を体感できる動画像を生成することができる。なお、画像処理の強度の変化には、明るさ等の強弱の変化のほかに、色相等の変化や、肌の色と滑らかさ等の複数のパラメータの変化の組み合わせも含まれる。
また、処理部20は、動画像生成部22が第1の画像処理の強度が徐々に弱く、又は徐々に強く変化するようにして、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する構成としてもよい。この構成によれば、時間が進む、又は戻る擬似的な時間の経過(タイムラプス効果)を体感できる動画像を生成することができる。
また、処理部20は、処理画像生成部21が1枚の元となる静止画像に対して第1の画像処理とは異なる第2の画像処理の強度を異なる強度で施すことで複数の処理画像を更に生成し、動画像生成部22が第1の画像処理による複数の処理画像を時間的に配列して結合し、続けて、第2の画像処理による複数の処理画像を時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する構成としてもよい。この構成によれば、途中で画像処理の種類を変えることで、より変化に富んだ擬似的なタイムラプス効果を体感できる動画像を生成することができる。
また、処理部20は、動画像生成部22が元となる静止画像も含めて1つの動画像を生成する構成としてもよい。この構成によれば、現在を含めた擬似的なタイムラプス効果を体感できる動画像を生成することができる。なお、元となる静止画像は、動画の開始時、終了時または変化の途中の何れの時間的位置に含ませてもよい。
[実施形態2]
以下に、実施形態2の画像処理装置を適用した撮像装置1について説明する。
実施形態2では、変化として、元となる静止画像から主要被写体の背景が擬似的に移動することを体感できる動画像を生成することを特徴とする。
実施形態2の撮像装置1は、以下に詳細に説明する以外の点で上記実施形態1の撮像装置1と同様の構成をなし、詳細な説明は省略する。図4は、本発明を適用した他の実施形態の撮像装置1の構成を示すブロック図である。
(特定部)
特定部23は、記憶部12に記憶された1枚の元となる静止画像から、例えば移動対象である主要被写体を特定する。特定部23は、例えば、元画像に含まれる物体解析を行う機能を備え、表示部14に主要被写体の候補対象を順に表示し、操作部13を介して使用者に主要被写体を特定させる。なお、特定部23は、完全に自動で主要被写体を特定してもよい。特定部23が行う主要被写体を特定する処理は、公知の技術を使用することで実現可能であるため、詳細な説明は省略する。また、記憶部12に記憶された元画像は、本撮像装置1の撮像部11によって撮影した画像のほか、他の撮像装置で撮影された画像等の外部から取り込まれた画像であってもよい。
(被写体画像取得部)
被写体画像取得部24は、特定部23により特定された主要被写体を被写体として元画像から切り出すことで被写体画像を取得し、記憶部12のワーク領域で一時的に記憶する。被写体画像取得部24が行なう切り出し処理は、画像処理ソフト等で一般的に使用されている切り出し機能を用いることで実現可能であるため、詳細な説明は省略する。
(処理画像生成部)
実施形態2において、処理画像生成部21は、元画像に画像が流れる画像処理が徐々に強くなるように施すことで複数の第1の処理画像を生成する。画像が流れる画像処理は、市販の画像処理ソフトに含まれるぼかし(移動)機能を使用することで実現できるので詳細な説明は省略する。
(合成処理画像生成部)
合成処理画像生成部26は、被写体画像取得部24によって取得された被写体画像と、処理画像生成部21によって生成された複数の処理画像(流れた画像)の各々と、を合成して複数の合成処理画像を生成し、記憶部12のワーク領域に記憶する。
<処理部の動作>
以下、図5を参照しながら、実施形態2における撮像装置1の処理部の動作について説明する。図5は、図4の実施形態における処理部の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS21:元画像の取得
先ず、ステップS21において、使用者は、撮像装置1の操作部13を操作して撮影モードを選択し、撮像部11で元となる静止画像を撮影する。撮像部11で撮像された元画像は、記憶部12のワーク領域に記憶される。なお、元画像は、既に撮影されて記憶部12に記憶されている静止画像のほか、記録メディア等に記憶されている静止画像や、外部から取り込まれて記憶部12に記憶した静止画像を用いてもよい。この動作説明では、撮影モードとして流し撮影モードを用いる。
ステップS22:被写体画像の取得
ステップS22において、特定部23は、ステップS21で記憶部12のワーク領域に記憶された元画像から移動対象である主要被写体を特定する。具体的には、特定部23は、表示部14に主要被写体の候補対象を順に表示し、使用者に操作部13を操作させて主要被写体を特定させる。主要被写体の特定は、表示部14に主要被写体のみを表示させる、又は、静止撮像画像において主要被写体の周囲を線やマーク等で囲んで表示する等、使用者が認識可能な表示方法で行う。
ステップS22では、次に、被写体画像取得部24が、特定部23により特定された主要被写体を被写体として元画像から切り出すことで被写体画像を取得し、記憶部12のワーク領域で一時的に記憶する。
ステップS23:処理画像の生成
ステップS23において、処理画像生成部21は、記憶部12のワーク領域に記憶された元画像に画像が流れる画像処理が徐々に強くなるように施すことで複数の処理画像を生成する。画像が流れる方向は、操作部13より左右方向又は上下方向の何れかを選択することができる。なお、処理部20は、主要被写体の移動方向を判定する判定部を備え、該判定部が判定した移動方向に流れ処理を自動的に施す構成としてもよい。
ステップS24:合成処理画像の生成
ステップS24において、合成処理画像生成部26は、ステップS22によって取得された被写体画像と、ステップS23によって生成された複数の処理画像(流れた画像)の各々と、を合成して複数の合成処理画像を生成し、記憶部12のワーク領域に記憶する。
ステップS25:動画化
ステップS25において、動画像生成部22は、ステップS24によって生成された複数の合成処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成し、所定の形式の動画ファイルを生成して、この動画ファイルを記憶部12に記憶する。なお、ステップS25において、動画像を生成した後は、記憶部12のワーク領域に記憶されている元画像および処理画像は消去してもよい。
図6は、図5の処理で生成される動画像の一例を模式的に示す図である。図6において、主要被写体(車)の背景(木)の流れが徐々に強く又は弱くすることによって、1枚の静止画像から主要被写体の移動速度が徐々に速くなる又は徐々に遅くなる変化を体感できる動画像を生成することができる。
実施形態2において、動画像生成部22は、合成処理画像生成部26によって生成された複数の合成処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する。実施形態2によれば、主要被写体の背景の流れが徐々に強く又は弱くなる動画像が得られるから、1枚の静止画像から主要被写体の移動速度が徐々に速くなる又は徐々に遅くなる変化を体感できる動画像を生成することができる。
[実施形態3]
以下に、実施形態3の画像処理装置を適用した撮像装置1について説明する。
実施形態3では、変化として、元となる静止画像から主要被写体が擬似的に移動することを体感できる動画像を生成することを特徴とする。
実施形態3の撮像装置1は、以下に詳細に説明する以外の点で上記実施形態2の撮像装置1と同様の構成をなし、詳細な説明は省略する。
(被写体処理画像生成部)
被写体処理画像生成部25は、被写体画像取得部24によって取得された被写体画像に対して、異なる画像処理を施すことで複数の被写体処理画像を生成し、記憶部12のワーク領域に記憶する。実施形態3において、被写体処理画像生成部25は、被写体画像に画像が流れる画像処理が徐々に強くなるように施すことで複数の被写体処理画像を生成する。
(合成処理画像生成部)
実施形態3において、合成処理画像生成部26は、被写体処理画像生成部25によって生成された複数の被写体処理画像の各々と、記憶部12に記憶された元画像と、を合成して複数の合成処理画像を生成し、記憶部12のワーク領域に記憶する。
<処理部の動作>
以下、図7を参照しながら、実施形態3における撮像装置1の処理部の動作について説明する。図7は、図4の実施形態における処理部の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS31:元画像の取得
先ず、ステップS31において、使用者は、撮像装置1の操作部13を操作して撮影モードを選択し、撮像部11で元となる静止画像を撮影する。撮像部11で撮像された元画像は、記憶部12のワーク領域に記憶される。なお、元画像は、既に撮影されて記憶部12に記憶されている静止画像のほか、記録メディア等に記憶されている静止画像や、外部から取り込まれて記憶部12に記憶した静止画像を用いてもよい。この動作説明では、撮影モードとして流し撮影モードを用い、流れ処理の対象とて主要被写体を選択している。
ステップS32:被写体画像の取得
ステップS32において、特定部23は、ステップS31で記憶部12のワーク領域に記憶された元画像から移動対象である主要被写体を特定する。具体的には、特定部23は、表示部14に主要被写体の候補対象を順に表示し、使用者に操作部13を操作させて主要被写体を特定させる。主要被写体の特定は、表示部14に主要被写体のみを表示させる、又は、静止撮像画像において主要被写体の周囲を線やマーク等で囲んで表示する等、使用者が認識可能な表示方法で行う。
ステップS32では、次に、被写体画像取得部24が、特定部23により特定された主要被写体を被写体として元画像から切り出すことで被写体画像を取得し、記憶部12のワーク領域で一時的に記憶する。
ステップS33:被写体処理画像の生成
ステップS33において、被写体処理画像生成部25は、記憶部12のワーク領域に記憶された被写体画像に画像が流れる画像処理が徐々に強くなるように施すことで複数の被写体処理画像を生成する。画像が流れる方向は、操作部13より左右方向又は上下方向の何れかを選択することができる。なお、処理部20は、主要被写体の移動方向を判定する判定部を備え、該判定部が判定した移動方向に流れ処理を自動的に施す構成としてもよい。
ステップS34:合成処理画像の生成
ステップS34において、合成処理画像生成部26は、ステップS33によって生成された複数の被写体処理画像の各々と、元画像と、を合成して複数の合成処理画像を生成し、記憶部12のワーク領域に記憶する。
ステップS35:動画化
ステップS35において、動画像生成部22は、ステップS34によって生成された複数の合成処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成し、所定の形式の動画ファイルを生成して、この動画ファイルを記憶部12に記憶する。なお、ステップS35において、動画像を生成した後は、記憶部12のワーク領域に記憶されている元画像および処理画像は消去してもよい。
図8は、図7の処理で生成される動画像の一例を模式的に示す図である。図8において、背景(木)に対して主要被写体(車)の流れが徐々に強く又は弱くすることによって、1枚の静止画像から主要被写体の移動速度が徐々に速くなる又は徐々に遅くなる変化を体感できる動画像を生成することができる。
実施形態3において、動画像生成部22は、合成処理画像生成部26によって生成された複数の合成処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する。実施形態3によれば、主要被写体自体の流れが徐々に強く又は弱くなる動画像が得られるから、1枚の静止画像から主要被写体自体を強調するように移動速度が徐々に速くなる又は徐々に遅くなる変化を体感できる動画像を生成することができる。
なお、実施形態2と実施形態3を組み合わせて、元画像から徐々に背景(木)の流れが強くなり、背景の流れが最大となったところで、徐々に主要被写体(車)の流れが強くなるといった動画像を生成してもよい。また、処理画像の切り替えの順序は、強→弱、又は弱→強の一方向だけでなく、強→弱→強、又は弱→強→弱のように動画の途中で方向を切り替えてもよい。
以上、具体的な実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。具体的な上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは当業者にとって明らかであり、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれるものであることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
[請求項1]
1枚の元となる静止画像に対して、異なる画像処理を施すことで複数の処理画像を生成する処理画像生成手段と、
前記処理画像生成手段により生成された複数の処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する動画像生成手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
[請求項2]
前記処理画像生成手段は、第1の画像処理の強度を徐々に変化させながら施すことで複数の処理画像を生成し、
前記動画像生成手段は、前記処理画像生成手段により生成された前記第1の画像処理による複数の処理画像を、前記第1の画像処理の強度の変化の順に時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
[請求項3]
前記動画像生成手段は、前記第1の画像処理の強度が徐々に弱く、又は徐々に強く変化するようにして、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
[請求項4]
前記処理画像生成手段は、前記1枚の元となる静止画像に対して、前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理の強度を異なる強度で施すことで複数の処理画像を、更に生成し、
前記動画像生成手段は、前記第1の画像処理による複数の処理画像を時間的に配列して結合し、続けて、前記第2の画像処理による複数の処理画像を時間的に配列して結合することで、1つの動画像を生成することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像処理装置。
[請求項5]
前記動画像生成手段は、前記1枚の元となる静止画像も含めて1つの動画像を生成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
[請求項6]
前記1枚の元となる静止画像から被写体を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された被写体を前記1枚の元となる静止画像から切り出すことで被写体画像を取得する被写体画像取得手段と、
前記被写体画像取得手段により取得された被写体画像と、前記処理画像生成手段により生成された複数の処理画像の各々と、を合成して複数の合成処理画像を生成する合成処理画像生成手段と、
を更に備え、
前記動画像生成手段は、前記合成処理画像生成手段により生成された複数の合成処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
[請求項7]
前記1枚の元となる静止画像から被写体を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された被写体を前記1枚の元となる静止画像から切り出すことで被写体画像を取得する被写体画像取得手段と、
前記被写体画像取得手段により取得された被写体画像に対して、異なる画像処理を施すことで複数の被写体処理画像を生成する被写体処理画像生成手段と、
前記被写体処理画像生成手段により生成された複数の被写体処理画像の各々と、前記処理画像生成手段により生成された複数の処理画像と、を合成して複数の合成処理画像を生成する合成処理画像生成手段と、
を更に備え、
前記動画像生成手段は、前記合成処理画像生成手段により生成された複数の合成処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
[請求項8]
1枚の元となる静止画像に対して、異なる画像処理を施すことで複数の処理画像を生成する処理画像生成処理と、
前記処理画像生成処理により生成された複数の処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する動画像生成処理と、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
[請求項9]
画像処理装置を制御するコンピュータに対して、
1枚の元となる静止画像に対して、異なる画像処理を施すことで複数の処理画像を生成する処理画像生成機能と、
前記処理画像生成機能により生成された複数の処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する動画像生成機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
1 撮像装置
11 撮像部
12 記憶部
13 操作部
14 表示部
20 処理部
21 処理画像生成部
22 動画像生成部
23 特定部
24 被写体画像取得部
25 被写体処理画像生成部
26 合成処理画像生成部
31 バス

Claims (9)

  1. 1枚の元となる静止画像に対して、異なる画像処理を施すことで複数の処理画像を生成する処理画像生成手段と、
    前記処理画像生成手段により生成された複数の処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する動画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記処理画像生成手段は、第1の画像処理の強度を徐々に変化させながら施すことで複数の処理画像を生成し、
    前記動画像生成手段は、前記処理画像生成手段により生成された前記第1の画像処理による複数の処理画像を、前記第1の画像処理の強度の変化の順に時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記動画像生成手段は、前記第1の画像処理の強度が徐々に弱く、又は徐々に強く変化するようにして、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記処理画像生成手段は、前記1枚の元となる静止画像に対して、前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理の強度を異なる強度で施すことで複数の処理画像を、更に生成し、
    前記動画像生成手段は、前記第1の画像処理による複数の処理画像を時間的に配列して結合し、続けて、前記第2の画像処理による複数の処理画像を時間的に配列して結合することで、1つの動画像を生成することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記動画像生成手段は、前記1枚の元となる静止画像も含めて1つの動画像を生成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記1枚の元となる静止画像から被写体を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された被写体を前記1枚の元となる静止画像から切り出すことで被写体画像を取得する被写体画像取得手段と、
    前記被写体画像取得手段により取得された被写体画像と、前記処理画像生成手段により生成された複数の処理画像の各々と、を合成して複数の合成処理画像を生成する合成処理画像生成手段と、
    を更に備え、
    前記動画像生成手段は、前記合成処理画像生成手段により生成された複数の合成処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記1枚の元となる静止画像から被写体を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された被写体を前記1枚の元となる静止画像から切り出すことで被写体画像を取得する被写体画像取得手段と、
    前記被写体画像取得手段により取得された被写体画像に対して、異なる画像処理を施すことで複数の被写体処理画像を生成する被写体処理画像生成手段と、
    前記被写体処理画像生成手段により生成された複数の被写体処理画像の各々と、前記処理画像生成手段により生成された複数の処理画像と、を合成して複数の合成処理画像を生成する合成処理画像生成手段と、
    を更に備え、
    前記動画像生成手段は、前記合成処理画像生成手段により生成された複数の合成処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 1枚の元となる静止画像に対して、異なる画像処理を施すことで複数の処理画像を生成する処理画像生成処理と、
    前記処理画像生成処理により生成された複数の処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する動画像生成処理と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像処理装置を制御するコンピュータに対して、
    1枚の元となる静止画像に対して、異なる画像処理を施すことで複数の処理画像を生成する処理画像生成機能と、
    前記処理画像生成機能により生成された複数の処理画像を、時間的に配列して結合することで1つの動画像を生成する動画像生成機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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