JP2017111643A - ウェブ会議システム、情報処理方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】次に発言をしようとしている参加者を予測し表示することで、参加者同士の発言の衝突を低減させる仕組みを提供する。【解決手段】複数のクライアント端末102A〜102Dとサーバ装置101とがネットワーク103を介して通信可能に接続されたウェブ会議システムであって、前記クライアント端末が、自端末のユーザの発話情報を記録する。ユーザから現在の話者の判定要求を受け付けサーバ装置に送信する。サーバ装置から、他のクライアント端末から送信された話者判定要求を受信し、受信した話者判定要求の頻度が所定値を超える送信元端末のユーザを次の話者として特定する。【選択図】図1
Description
本発明は、ウェブ会議システム、情報処理方法、プログラムに関する。
近年、複数のクライアント端末とサーバ装置とをネットワークで接続し、ユーザがそれぞれのクライアント端末を用いてネットワークを介してリアルタイムで情報交換を行うウェブ会議システムが普及している。
ウェブ会議システムによると、遠隔地にいるユーザ同士をネットワーク上の仮想空間(バーチャル会議室、仮想会議室)に集め、1つの画面に複数の遠隔地にいるユーザを表示することが出来る。
これにより、各拠点にいながらお互いの顔を見ながらミーティングをすることが可能となる。
このようなウェブ会議システムの一例が特許文献1に記載されている。
このようなウェブ会議においては、参加者同士が同じ空間に存在しないため、参加者同士の発話が衝突する(同時に発言をしてしまう)ことがある。
発言の衝突は、会議を円滑に進行する妨げとなる事態であり、低減させることが必要である。
特に、ウェブ会議の中でも、議長が話者を指名するような会議では衝突は少ないが、ブレーンストーミングなど参加者が相互に意見を交わす会議では、発話の衝突が多くなってしまう。
そこで、本発明は、次に発言をしようとしている参加者を予測し表示することで、参加者同士の発言の衝突を低減させる仕組みを提供することを目的とする。
本発明のウェブ会議システムは、複数のクライアント端末とサーバ装置とが通信可能に接続されたウェブ会議システムであって、前記クライアント端末が、自端末のユーザの発話情報を記録する発話状況情報記録手段と、ユーザから現在の話者の判定要求を受け付ける判定要求受付手段と、前記判定要求受付手段により受け付けた話者判定要求を前記サーバ装置に送信する判定要求送信手段と、前記サーバ装置から、他のクライアント端末から送信された話者判定要求を受信する判定要求受信手段と、前記判定要求受信手段により受信した話者判定要求の頻度が所定値を超える送信元端末のユーザを次の話者として特定する次の話者特定手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の情報処理方法は、複数のクライアント端末とサーバ装置とが通信可能に接続されたウェブ会議システムにおける情報処理方法であって、前記クライアント端末の発話状況情報記録手段が、自端末のユーザの発話情報を記録する発話状況情報記録工程と、前記クライアント端末の判定要求受付手段が、ユーザから現在の話者の判定要求を受け付ける判定要求受付工程と、前記クライアント端末の判定要求送信手段が、前記判定要求受付工程により受け付けた話者判定要求を前記サーバ装置に送信する判定要求送信工程と、前記クライアント端末の判定要求受信手段が、前記サーバ装置から、他のクライアント端末から送信された話者判定要求を受信する判定要求受信工程と、前記クライアント端末の次の話者特定手段が、前記判定要求受信工程により受信した話者判定要求の頻度が所定値を超える送信元端末のユーザを次の話者として特定する次の話者特定工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、複数のクライアント端末とサーバ装置とが通信可能に接続されたウェブ会議システムにおいて実行可能なプログラムであって、前記クライアント端末を、自端末のユーザの発話情報を記録する発話状況情報記録手段と、ユーザから現在の話者の判定要求を受け付ける判定要求受付手段と、前記判定要求受付手段により受け付けた話者判定要求を前記サーバ装置に送信する判定要求送信手段と、前記サーバ装置から、他のクライアント端末から送信された話者判定要求を受信する判定要求受信手段と、前記判定要求受信手段により受信した話者判定要求の頻度が所定値を超える送信元端末のユーザを次の話者として特定する次の話者特定手段として備えることを特徴とする。
本発明によれば、次に発言をしようとしている参加者を予測し表示することで、参加者同士の発言の衝突を低減させる仕組みを提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明のウェブ会議システムの構成を示す図である。
図1に示す通り、本発明の情報処理システムは、サーバ機能を備えるサーバ装置101と、複数のクライアント端末102が、ネットワーク103を介して通信可能に接続され、構成されている。
サーバ装置101は、クライアント端末102を用いたウェブ会議を実行するための各種機能を備えている。例えば、ウェブ会議用のルーム(仮想の会議室)の作成・記憶を行う。
また、サーバ装置101は、クライアント端末102の識別情報と各クライアント端末から、例えば、会議参加者であるユーザを撮像した画像データである会議画像(カメラ画像/映像)を受信する。そして、会議室への入室または事前入室を受け付ける。
また、当該クライアント端末102の識別情報と、当該クライアント端末102でサーバ装置101に入室中、事前入室中のユーザのユーザ情報(例えばユーザID)を対応付けて記憶する。また、会議開催中の場合、サーバ装置101は、各クライアント端末102から受信した画像、音声、その他のデータを、同じ会議室に入室中の(会議に参加中の)クライアント端末102に配信する。
クライアント端末102の具体例としては、例えばパーソナルコンピュータ(PC)や、スマートフォン、タブレット端末に代表される携帯端末がある。
PCには、カメラ機能を備えられている。ユーザからの操作に応じて(例えば認証情報の入力・送信指示に応じて)サーバ装置101へログインし、当該カメラが撮像して取得した映像としての画像データ(会議画像/映像/動的なデータ)を、逐次、サーバ装置101を介して、同一のルームに入室中(会議に参加中)の他のPCや携帯端末などのクライアント端末102に送信する。
携帯端末は、カメラ機能及びタッチパネル機能(操作部)を備える携帯型の端末である(タブレット、スマートフォン等)。PCと同じく、ユーザからの操作に応じて(例えば認証情報の入力・送信指示に応じて)サーバ装置101へログインし、当該カメラが撮像して取得した映像としての画像データ(会議画像/映像/動的なデータ)を、逐次、サーバ装置101を介して、同一のルームに入室中(会議に参加中)の他のPCや携帯端末などのクライアント端末102に送信する。
また、各クライアント端末は、カメラから取得した画像データの他に、当該クライアント端末に記憶されているデータ、例えば写真画像や、PDFファイル等の文書データ等の静的なデータを、サーバ装置101を介して他のクライアント端末に送信して共有するデータ共有機能を備える。
当該静的なデータを他のクライアント端末に送信する場合、例えば、全てのクライアント端末は当該静的なデータを表示画面に表示する制御を行う。データ共有機能では、複数のクライアント端末間で共有中のデータは、当該複数のクライアント端末において同じ状態のデータ(共有画像)が表示される。例えば、拠点Aのクライアント端末において共有画像が拡大された場合、他の端末(拠点BやCのクライアント端末)において表示中の共有画像も同じ拡大位置・拡大率で拡大処理がされることとなる。
全ての端末からの当該表示中の共有画像(例えば文書データの画像)に対する操作・編集を有効にしてしまうと、操作(各操作に応じた処理(表示制御))が競合してしまう可能性があるため、ここでは、データ共有を開始した拠点Aのクライアント端末をホストとして、当該ホスト端末のみが、当該共有中のデータに対する編集を行えるよう制御する。操作の競合の一例として、複数の端末から同時に拡操作、及び縮小操作がされた場合があげられる。
各クライアント端末は、ユーザ情報(ユーザID、パスワード)の入力を受け付けることでサーバ装置101にアクセスする。以上が図1の説明である。
図2は、サーバ装置101、クライアント端末102のハードウエア構成を示す図である。
図2に示すように、サーバ装置101、クライアント端末102では、システムバス200を介してCPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、記憶装置204、入力コントローラ205、音声入力コントローラ206、ビデオコントローラ207、メモリコントローラ208、よび通信I/Fコントローラ209が接続される。
CPU201は、システムバス200に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
ROM202あるいは記憶装置204は、CPU201が実行する制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、本情報処理方法を実現するためのコンピュータ読み取り実行可能なプログラムおよび必要な各種データ(データテーブルを含む)を保持している。
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは記憶装置204からRAM203にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
入力コントローラ205は、キーボード/タッチパネル210などの入力装置からの入力を制御する。入力装置はこれに限ったものでなく、マウスやマルチタッチスクリーンなどの、複数の指でタッチされた位置を検出することが可能なタッチパネルであってもよい。
ユーザがタッチパネルに表示されたアイコンやカーソルやボタンに合わせて押下(指等でタッチ)することにより、各種の指示を行うことができる。
この入力装置を用いて各種通信装置で利用可能な通信宛先に対する宛先を入力するようになっている。
音声入力コントローラ206は、マイク211からの入力を制御する。マイク211から入力された音声を音声認識することが可能となっている。
ビデオコントローラ207は、ディスプレイ212などの外部出力装置への表示を制御する。ディスプレイは本体と一体になったノート型パソコンのディスプレイも含まれるものとする。なお、外部出力装置はディスプレイに限ったものははく、例えばプロジェクタであってもよい。また、前述のタッチ操作により受け付け可能な装置については、キーボード/タッチパネル210からの入力を受け付けることも可能となる。
なおビデオコントローラ207は、表示制御を行うためのビデオメモリ(VRAM)を制御することが可能で、ビデオメモリ領域としてRAM203の一部を利用することもできるし、別途専用のビデオメモリを設けることも可能である。
本発明では、ユーザがサーバ装置を通常する場合の表示に用いられる第1のビデオメモリ領域と、所定の画面が表示される場合に、第1のビデオメモリ領域の表示内容に重ねての表示に用いられる第2のビデオメモリ領域を有している。ビデオメモリ領域は2つに限ったものではなく、サーバ装置の資源が許す限り複数有することが可能なものとする。
メモリコントローラ208は、外部メモリ213へのアクセスを制御する。外部メモリとしては、ブートプログラム、各種アプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、および各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク)、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等を利用可能である。
通信I/Fコントローラ209、ネットワーク214を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信やISDNなどの電話回線、および携帯電話の3G回線を用いた通信が可能である。
なお、記憶装置204は情報を永続的に記憶するための媒体であって、その形態をハードディスク等の記憶装置に限定するものではない。例えば、SSD(Solid State Drive)などの媒体であってもよい。
また本実施形態における通信端末で行われる各種処理時の一時的なメモリエリアとしても利用可能である。
図3は、ウェブ会議に参加している参加者のうちユーザ1の発話状況情報の一例を示す図である。なお、本実施形態においては、ユーザ1からユーザ4の4名がウェブ会議に参加し、それぞれのユーザはクライアント端末102A〜Dを利用しているものとして、説明する。
図4は、クライアント端末102Aが受理した話者判定要求の一例を示す図である。
図5は、クライアント端末102Bが集計した発話状況情報の一例を示す図である。
図6は、話者判定処理設定情報の一例を示している。
図7は、ウェブ会議システムの機能概要を示す図である。
図6は、話者判定処理設定情報の一例を示している。
図7は、ウェブ会議システムの機能概要を示す図である。
本発明におけるウェブ会議システムは、複数のクライアント端末102(図7では、クライアント端末102Aとクライアント端末102Bとする)とサーバ装置101とが通信可能に接続されたシステムである。
クライアント端末102は、ウェブ会議システムに参加すると、発話状況情報更新部の発話状況の計算処理部で、自端末のユーザの発話状況情報を作成する。
発話状況情報は、所定時間ごとに、当該時間内で集音された音の大きさを記録した情報である。ユーザ1が利用するクライアント端末102において作成された発話状況情報の具体例を図3に示す。
図3に示す通り、発話情報1は、2015年10月19日10時00分01秒からの1000ミリ秒間に集音した音の平均ボリュームが登録されている。
同様に発話情報2は、2015年10月19日10時00分02秒からの1000ミリ秒間に集音した音の平均ボリュームが登録されている。
そして、クライアント端末102Aは、ユーザから話者判定要求操作を受けると、話者判定要求部が話者判定要求を作成し、サーバ装置101に送信する。
サーバ装置101は、クライアント端末102Aから送信された話者判定要求を、他のクライアント端末(102B、102C、102D)に送信する。
クライアント端末102B〜Dは、サーバ装置101から転送された話者判定要求を受け付けると、自端末の発話状況情報を参照し、自端末の発話状況情報をサーバ装置101に応答する。また、クライアント端末102B〜Dは、自端末の発話状況情報を応答するとともに、クライアント端末102Aから話者判定要求を受け付けた旨を登録する。
サーバ装置101はクライアント端末102B〜Dから発話状況情報を受信すると、話者判定要求の発行元であるクライアント端末102Aに対して、当該発話状況情報を送信する。
クライアント端末102Aは、クライアント端末102B〜Dの発話状況情報を受信すると、話者判定処理設定情報(図6)に基づいて現在の話者を判別し、判別した話者を強調して表示する。
話者の判別方法としては、他のクライアント端末から送信された発話状況情報の中で、音量レベルの絶対値が最も大きく変化したものを特定し、当該発話状況情報の送信元であるクライアント端末のユーザを話者として特定する。
また、クライアント端末102A〜Dの「次の話者予測処理部」は、登録された「話者判定要求を受け付けた旨」に基づき、次の話者の予測結果を表示する。
次の話者の予測方法としては、具体的には、所定時間内に閾値回数以上の話者判定要求を発行したクライアント端末を利用している参加者を、次の話者として予測する。例えば、10秒間に3回以上、話者判定要求を発行しているといった基準である。
なお、「次の話者」とは、現在の話者の発言が終了後、次に発言すると予想される参加者のことである。
このように次に発言をしようとしている参加者は、今の話者に注目し、今の話者の発言が終了したタイミングで発言すべく、準備をしている。そのため、今の話者に対して、より注目をしている参加者こそが次の話者である可能性が高いといえる。以上のことから、今の話者は誰なのかを確認する要求である「話者判定要求」を頻繁に行っている参加者を次の話者として推定する。
次に図8を用いて発話状況情報の更新処理について説明する。
図8のフローチャートで示す処理は、クライアント端末102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
ステップS801では、クライアント端末102のCPU201は、ユーザからの指示に従い、ウェブ会議に参加する。ウェブ会議への参加は、サーバ装置101へのログイン処理、参加したい会議室の選択処理などにより実現されるが、これらの処理は公知の技術であるため、詳細は省略する。
ステップS802では、クライアント端末102のCPU201は、話者判定処理設定情報(一例を図6に示す)を読み込み、発話状況の集計周期を決定する。図6の例では、1000ミリ秒である。
ステップS803では、クライアント端末102のCPU201は、話者判定処理設定情報に基づき、次の話者予測処理の実行周期を決定する。図6の例では、5000ミリ秒である。
ステップS804では、クライアント端末102のCPU201は、発話状況の計算を行う。本処理の詳細については、図9を用いて説明する。
ステップS805では、クライアント端末102のCPU201は、ステップS804における処理の結果を用いて、現在の発話状況を更新する。
ステップS806では、クライアント端末102のCPU201は、次の話者の予測処理を実行する。本処理の詳細については、図13を用いて説明する。
ステップS807では、クライアント端末102のCPU201は、ステップS806の処理による予測結果を表示する。ステップS807で表示される画面については、図17〜図19を用いて説明する。
次に図9を用いて、図8のステップS804における発話状況の計算処理の詳細について説明する。
ステップS901では、クライアント端末102のCPU201は、発話状況情報のうち、サンプリング開始日時が古い情報を削除し、新たな発話状況情報を作成する。
ステップS902では、クライアント端末102のCPU201は、予め設定されたセルフタイマーの時間をメモリから取得し、発話状況の集計周期の時間を経過したかを判定する。発話状況の集計周期の時間については、ステップS802で取得した時間である。
経過した場合(ステップS902:YES)は、本フローチャートの処理を終了し(S903)、ステップS805の処理に移行する。
経過していない場合(ステップS902:NO)は、処理をステップS904に移行する。
ステップS904では、クライアント端末102のCPU201は、デバイスとの接続状況をオペレーションシステムから取得し、マイクデバイスが接続されているかを判定する。
接続されている場合(ステップS904:YES)は、処理をステップS905に移行する。
接続されていない場合(ステップS904:NO)は、処理をステップS907に移行する、
ステップS905では、クライアント端末102のCPU201は、接続されているマイクデバイスの利用状況をオペレーションシステムから取得し、マイク音量がミュートに設定されているかを判定する。
ミュート設定となっている場合(ステップS905:NO)は、処理をステップS907に移行する。
ミュート設定となっていない場合(ステップS905:YES)は、処理をステップS906に移行する。
ステップS906では、クライアント端末102のCPU201は、接続されたマイクデバイスから集音された音レベルの、サンプリング周期期間中の絶対値の平均値を算出する。
また、ウェブ会議開始時点からの絶対値の最大値、絶対値の最小値、絶対値の平均値を算出してメモリに保存する。
ステップS907では、クライアント端末102のCPU201は、発話状況情報を更新する。
次に、図13を用いて、図8のステップS806における次の話者予測処理の詳細について説明する。
ステップS1301では、クライアント端末102のCPU201は、次の話者予測処理に関するメモリ情報を初期化する。
ステップS1302では、クライアント端末102のCPU201は、予め設定されたセルフタイマーの時間をメモリから取得し、次の話者予測処理の集計周期の時間を経過したかを判定する。集計周期は、図6の例では5000ミリ秒である。
経過したと判定された場合(ステップS1302:YES)は、処理をステップS1304に移行する。
経過していないと判定された場合(ステップS1302:NO)は、経過するまで待機する(S1302)。
ステップS1304では、クライアント端末102のCPU201は、発話状況情報を参照し、次の話者の予測を行う。具体的には、発話状況情報の中から、次の話者予測周期時間内に、閾値回数以上話者判定要求を発行したクライアント端末の参加者を、次の話者候補者としてメモリに追加する。
次に図10を用いて、クライアント端末102における話者判定処理について説明する。
図10のフローチャートに示す処理は、クライアント端末102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
ステップS1001では、クライアント端末102のCPU201は、メモリに記憶されたフラグに従い、自端末が現在話者判定中であるかを判定する。
判定中である場合(ステップS1001:YES)は、本フローチャートに示す処理を終了する。
判定中ではない場合(ステップS1001:NO)は、処理をステップS1002に移行する。
ステップS1002では、クライアント端末102のCPU201は、ウェブ会議への参加者が自端末だけであるか、他にも参加者がいるかを判定する。
自端末だけである場合(ステップS1002:YES)は、本フローチャートに示す処理を終了する。
他にも参加者がいる場合(ステップS1002:NO)は、処理をステップS1003に移行する。
ステップS1003では、クライアント端末102のCPU201は、自端末が現在話者判定中である旨のフラグを有効化する。
ステップS1004では、クライアント端末102のCPU201は、話者判定要求情報を生成し、サーバ装置101に送信する。
ステップS1005では、クライアント端末102のCPU201は、話者判定処理を実行する。本処理の詳細は、図12を用いて後述する。
ステップS1006では、クライアント端末102のCPU201は、ステップS1005の処理により話者と判定された人物を強調して表示する。表示例を図14〜図16に示す。
ステップS1007では、クライアント端末102のCPU201は、話者判定中を示すフラグを無効化する。
次に、図12を用いて、ステップS1005の処理の詳細について説明する。
ステップS1201では、クライアント端末102のCPU201は、話者判定処理のメモリ情報を初期化する。
ステップS1202では、クライアント端末102のCPU201は、あらかじめ設定されたセルフタイマーの時間をメモリから取得し、話者判定処理の集計周期の時間を経過したか否かを判定する。
経過したと判定した場合には、処理をS1204に移行する。
経過していないと判定した場合には、発話状況情報の受理待ちのまま待機する。
S1204では、クライアント端末102のCPU201は、発話状況情報を参照し、話者の選定を行う。具体的には、発話状況情報の中から、話者判定時間中に、音量レベルの絶対値が最も大きく変化した端末を選び、現在の話者として主記憶領域に記憶する。
次に、図11を用いて、クライアント端末102において話者判定要求を受けた場合の処理について説明する。
ステップS1101では、クライアント端末102のCPU201は、話者判定要求を受け付けると、自端末の発話状況情報をサーバ装置101を介して、要求もとのクライアント端末に送信する。
ステップS1102では、クライアント端末102のCPU201は、話者判定要求を受け付けた履歴を、自端末のメモリの発話状況情報に保存する。
図14は現在の話者を強調表示する第1の表示例である。クライアント端末のWeb会議中の表示画面のなかで、現在の話者の映像を左上に移動するとともに、映像の表示位置が変化した事をハイライト表記することで、話者を識別可能に表示する。ハイライト表示は、一定期間経過後に消しても良いし、話者が発言中は継続して表示し続けてもよい。
図15は現在の話者を強調表示する第2の表示例である。クライアント端末のWeb会議中の表示画面のなかで、現在の話者の映像をもっとも大きく表示することで、話者を識別可能に表示する。
図16は現在の話者を強調表示する第3の表示例である。クライアント端末のWeb会議中の表示画面のなかで、現在の話者の映像をもっとも大きく表示するとともに話者である事を示す画面効果を表示することで、話者を識別可能に表示する。一定期間経過後に消しても良いし、話者が発言中は継続して表示し続けてもよい。
図17は次の話者予測情報を表示する第1の表示例である。クライアント端末のWeb会議中の表示画面のなかで、次の話者候補者の参加者表示名称を表示することで、次の話者を識別可能に表示する。次の話者候補者の参加者表示名称は、一定期間経過後に消しても良いし、次の話者が切り替わるまで表示し続けてもよい。
図18は次の話者予測情報を表示する第2の表示例である。クライアント端末のWeb会議中の表示画面のなかで、次の話者候補者の参加者の映像をハイライト表記することで、次の話者を識別可能に表示する。ハイライト効果は一定期間経過後に消しても良いし、次の話者が切り替わるまで表示し続けてもよい。
図19は次の話者予測情報を表示する第3の表示例である。クライアント端末のWeb会議中の表示画面のなかで、次の話者候補者の参加者の映像の近傍にアイコンを表示することで、次の話者を識別可能に表示する。アイコンは一定期間経過後に消しても良いし、次の話者が切り替わるまで表示し続けてもよい。
また、本発明におけるプログラムは、図8〜図13の処理をコンピュータに実行させるプログラムである。なお、本発明におけるプログラムは、図8〜図13の各処理ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
101 サーバ装置
102 クライアント端末
102 クライアント端末
Claims (6)
- 複数のクライアント端末とサーバ装置とが通信可能に接続されたウェブ会議システムであって、
前記クライアント端末が、
自端末のユーザの発話情報を記録する発話状況情報記録手段と、
ユーザから現在の話者の判定要求を受け付ける判定要求受付手段と、
前記判定要求受付手段により受け付けた話者判定要求を前記サーバ装置に送信する判定要求送信手段と、
前記サーバ装置から、他のクライアント端末から送信された話者判定要求を受信する判定要求受信手段と、
前記判定要求受信手段により受信した話者判定要求の頻度が所定値を超える送信元端末のユーザを次の話者として特定する次の話者特定手段と、
を備えることを特徴とするウェブ会議システム。 - 前記クライアント端末は、さらに、
前記判定要求受信手段により受信した話者判定要求に応答して、前記発話状況情報記録手段で記録した発話情報を送信する発話情報送信手段と、
他のクライアント端末から送信された発話情報を受信する発話情報受信手段と、
前記発話情報受信手段により受信した発話情報に基づき、現在の話者を判定する話者判定手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のウェブ会議システム。 - 前記クライアント端末は、さらに、前記次の話者特定手段により特定された次の話者を識別可能に表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のウェブ会議システム。
- 前記表示手段は、さらに、前記話者判定手段により判定された現在の話者を識別可能に表示することを特徴とする請求項3に記載のウェブ会議システム。
- 複数のクライアント端末とサーバ装置とが通信可能に接続されたウェブ会議システムにおける情報処理方法であって、
前記クライアント端末の発話状況情報記録手段が、自端末のユーザの発話情報を記録する発話状況情報記録工程と、
前記クライアント端末の判定要求受付手段が、ユーザから現在の話者の判定要求を受け付ける判定要求受付工程と、
前記クライアント端末の判定要求送信手段が、前記判定要求受付工程により受け付けた話者判定要求を前記サーバ装置に送信する判定要求送信工程と、
前記クライアント端末の判定要求受信手段が、前記サーバ装置から、他のクライアント端末から送信された話者判定要求を受信する判定要求受信工程と、
前記クライアント端末の次の話者特定手段が、前記判定要求受信工程により受信した話者判定要求の頻度が所定値を超える送信元端末のユーザを次の話者として特定する次の話者特定工程と、
を備えることを特徴とする情報処理方法。 - 複数のクライアント端末とサーバ装置とが通信可能に接続されたウェブ会議システムにおいて実行可能なプログラムであって、
前記クライアント端末を、
自端末のユーザの発話情報を記録する発話状況情報記録手段と、
ユーザから現在の話者の判定要求を受け付ける判定要求受付手段と、
前記判定要求受付手段により受け付けた話者判定要求を前記サーバ装置に送信する判定要求送信手段と、
前記サーバ装置から、他のクライアント端末から送信された話者判定要求を受信する判定要求受信手段と、
前記判定要求受信手段により受信した話者判定要求の頻度が所定値を超える送信元端末のユーザを次の話者として特定する次の話者特定手段として備えることを特徴とするプログラム。
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- 2015-12-17 JP JP2015245896A patent/JP2017111643A/ja active Pending
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