JP2017111537A - ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドマウントディスプレイのプログラム - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドマウントディスプレイのプログラム Download PDF

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礼彦 杉本
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Abstract

【課題】短時間で確実に文字の入力または選択を行うことができるヘッドマウントディスプレイおよびヘッドマウントディスプレイのプログラムを提供する。【解決手段】眼鏡表示装置は、立体視像を生成可能な半透過ディスプレイと、手までの距離を測定する赤外線検知ユニットと、半透過ディスプレイに仮想表示された入力文字と、赤外線検知ユニットによる手の動作に応じて仮想表示された入力文字の入力を判定する制御ユニットと、を含む。制御ユニットは、赤外線検知ユニットにより手の一の指と他の指とを認識し、一の指と他の指との動作に応じて入力判定を行う。【選択図】図24

Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドマウントディスプレイのプログラムに関する。
近年、タッチパネルまたはキーボード等の入力システムについては、種々の研究開発が行われている。
特開2014−183336号公報(特許文献1)には、タッチパネルによる操作情報の盗難を防ぐ入力方法について開示されている。
特許文献1記載の入力方法は、左眼用の画面と右眼用の画面とを、タッチパネルの同一の表示領域に表示する表示処理と、表示領域内における操作に係るイベントを取得する取得処理と、左眼用の画面と右眼用の画面とのうち基準となる画面を特定する第1特定処理と、基準となる画面に基づいて、イベントによる指示を特定する第2特定処理とを含む。上記イベントによる指示は、数字、文字又は記号に係るコードを受け付けさせる指示であってもよい。
特開2014−174790号公報(特許文献2)には、現場でのプロセスオペレーションの実施時に、オペレータにとって良好な作業環境を提供するウェアラブルコンピュータ入力装置について開示されている。
特許文献2記載のウェアラブルコンピュータ入力装置は、入力操作画面およびマウスポインタを表示するディスプレイを含み、オペレータの頭部に装着される画像表示装置と、画像表示装置に固定され、所定周期で質問電波を送信する質問電波送信器と、この質問電波送信器の質問電波に対する応答電波を受信可能に、画像表示装置に所定の間隔で配置された複数の応答電波受信器と、オペレータの手部に固定され、質問電波を受信して、第1のタグIDで変調された応答電波を送信する第1のRFIDタグと、オペレータの少なくとも2本の指先に固定された複数の接触センサと、これらの接触センサが互いに接触することによって動作し、質問電波を受信して、第2のタグIDで変調された応答電波を送信する第2のRFIDタグと、複数の応答電波受信器から出力された第1のタグIDに係る応答電波に基づいて手部から複数の応答電波受信器までの距離を演算し、この距離に基づいて入力操作画面の所定の位置にマウスポインタを表示させると共に、第2のタグIDに係る応答電波に基づいて入力操作画面における入力操作を受付ける通信制御装置と、を備えるものである。
特開2001−154794号公報(特許文献3)には、補助装置を使うことなくクリック動作を実現可能としたポインティング装置もついて開示されている。
特許文献3記載のまばたきによるクリック機能を有するポインティング装置は、眼の動きを捕捉し、ディスプレイ上の凝視している位置を検出し、眼のまばたきにより入力機能を実現する。入力機能は、クリック機能を中心とし、ディスプレイは、眼鏡型でコンピュータ画面を表示する眼鏡ディスプレイ2であり、眼の動きを捕捉し、眼鏡ディスプレイ2のどこを凝視しているかを検出するアイカメラ3を備え、眼鏡ディスプレイ2を支える眼鏡型フレーム1を備え、まばたきのうち左目および右目のまばたきを検出する左目まばたきセンサ4および右目まばたきセンサ5を備え、左目または右目の一方だけ閉じている期間が一定時間を超えている場合に、片目まばたきと判断し、両目が閉じていると判断したときにポインティング操作のキャンセルを行う機能を有する。
特開2000−330714号公報(特許文献4)には、入力した空間座標が視線方向でばらつくことなく入力することができる空間図形入力装置について開示されている。
特許文献4記載の空間図形入力装置は、図形入力が開始されるまで仮想物体の画像データによる立体画像を表示し、図形入力が開始で、位置入力装置の磁気座標及びオペレータの位置を読み取り、実空間の座標値に変換する。次に視点位置を演算して視線方向を設定した後に視線方向を法線とし指示した座標点を通過する入力平面を生成し、入力平面により入力座標を制限し座標を出力する。従って、視線方向を法線とする入力平面上の座標成分のみ座標入力が可能のため、奥行き方向にぶれなく安定した入力が可能となる。
特開2000−155639号公報(特許文献5)には、ウエアブルコンピュータ等の入力装置として利用可能なキーボード装置であって、利用者が立ったまま、又は歩きながらでも使用することができ、かつ、両手入力による速いキー入力が可能なキーボード装置について開示されている。
特許文献5記載のキーボード装置は、コンピュータ本体に情報を入力するキーボード装置は、左手入力用キー入力部と右手入力用キー入力部の2つのユニットから構成される。各キー入力部、には身体装着用のベルトが設けられ、左手入力用キー入力部は利用者の右前腕部に、右手入力用キー入力部は左前腕部にそれぞれ装着される。また、利用者の頭部には眼鏡型のアイグラスディスプレイが装着され、左右のキー入力部から入力した情報内容は該ディスプレイを通して確認することができる。なお、左右のキー入力部は左右の上腕部や脚に装着してもよい。
特開平10−222287号公報(特許文献6)には、操作性良く、且つ正確に、画面上の位置に関連した情報を入力することができるようにする情報入力装置について開示されている。
特許文献6の情報入力装置において、HMDは、使用者の頭部に装着される眼鏡形状の保持枠を備えている。保持枠には、使用者の左右の各眼球に対向する位置に、画像を表示するためのLCDパネルが設けられ、LCDパネルの下側にそれぞれ、使用者の左右の各眼球における視線を検出する視線検出器が設けられている。HMDを制御するコントローラは、視線検出器からの信号に基づいて、画面上の視点位置を決定し、この視点位置に関する情報を出力する。
特開平10−161801号公報(特許文献7)には、マウスは、頻繁に移動させる必要があり面倒である上に、手などにハンディキャップを持つ者にとっては操作が難しくない入力装置について開示されている。
特許文献7の入力装置において、作業者は、信号処理部を介してコンピュータに接続されている入出力部を、眼鏡のように頭部に装着する。コンピュータから出力された画像信号が画像拡大縮小部を介して画像表示部に入力され画像が表示される。作業者は、その画像を見ながら所望のオブジェクトに視点を移し、音声入力部に向かって所定の単語を発声する。すると、アイカメラはその視点を検出し視点位置計算部において座標変換を行い、また音声認識部がその単語を認識し、信号変換部でその視点位置および音声入力が対応付けられてコンピュータに入力される。コンピュータは、作業者が選択したオブジェクトを特定し、発声された単語の種類に対応した処理を行うものである。
特開平9−212299号公報(特許文献8)には、マウス、トラックボール、ペン入力装置に代わるような、情報入力装置および情報入力方法を提供する。このため、ディスプレイと空間的に離れた指し棒で、ディスプレイ上のある位置を指し、しかもその指した位置が、遠隔地にあるディスプレイ上で位置として表示される情報入力装置および情報入力方法について開示されている。
特許文献8記載の情報入力装置および情報入力方法は、指し棒の赤外線発信部から赤外線、超音波発信部から超音波を同時に発信させる。ディスプレイ上の赤外線センサは赤外線を受信し、超音波センサは超音波を受信する。赤外線センサが赤外線を受信した時間を基準として、超音波センサが超音波を受信した時間との差を測定する。その時間の差と音速をかけ合わせることによって、超音波発信部と超音波センサまたは超音波発信部と超音波センサの距離を測定して、指し棒がディスプレイ上の指している位置を情報入力する。
特開平9−44297号公報(特許文献9)には、人間の自然な動きを用いてコンピュータシステムに情報を入力することが可能なデータ入力方法及びその装置について開示されている。
特許文献9のデータ入力方法及びその装置には、眼鏡に内蔵された頭部動作検出部(HMD)により装置利用者の頭部の動きを検出する。例えば、情報処理装置(装置)によって表示された「はい」或いは「いいえ」の応答を促すメッセージに対して、装置利用者が“うなずく”動作をすれば、装置はこれをロー軸回りの回転と捉えて「はい」の応答とみなす。これに対して、装置利用者が“かぶりを振る”動作をすれば、装置はこれをピッチ軸回りの回転と捉えて「いいえ」の応答とみなすものである。
特開平7−5978号公報(特許文献10)には、現実世界から遊離せずに、仮想世界に対して所定の入力を行うことができるようにする入力装置について開示されている。
特許文献10の入力装置は、ディスプレイに電卓の3次元映像を表示する。このとき、ディスプレイは、現実に存在する机を透過して見ることができるようにする。ボタンを操作したか否かを、指先の位置とボタンの位置とから計算して求める。
特開平5−100192号公報(特許文献11)には、ワープロなどの電子機器の携行を容易にし、電子機器により表示される情報とキーボードなどの外界とを、目の位置を僅かに動かすだけで容易に見ることができ、キーボードなどの操作を短時間に疲労せずに行なうことのできるメガネ型ディスプレイについて開示されている。 特許文献11記載のメガネ型ディスプレイにおいては、液晶表示装置と拡大レンズとをメガネ型のフレームに収納してなるメガネ型ディスプレイにおいて、前記フレームの前面の視野の一部により前記ディスプレイを視認し、他の一部により前記ディスプレイ以外の外界を見るように構成したことを特徴とするものである。
特開2014−183336号公報 特開2014−174790号公報 特開2001−154794号公報 特開2000−330714号公報 特開2000−155639号公報 特開平10−222287号公報 特開平10−161801号公報 特開平9−212299号公報 特開平9−44297号公報 特開平7−5978号公報 特開平5−100192号公報
以上のように、上記特許文献1から特許文献11においては、種々の入力方法が開発されている。
しかしながら、視線を抽出して、視線により操作を行うことは、訓練が必要であり、意図しない状態で視線が動いてしまう場合があり、意図する動作を行うことは、困難である。
また、仮想現実において、短時間で入力操作を行うことは、困難である。ウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイにおいて短時間で入力操作を行うことが困難である。
本発明の主な目的は、短時間で確実に文字の入力または選択を行うことができるヘッドマウントディスプレイおよびヘッドマウントディスプレイのプログラムを提供することである。
(1)
一局面に従うヘッドマウントディスプレイは、立体視像を生成可能な表示装置と、手までの距離を測定する深度センサと、表示装置に仮想表示された入力文字と、深度センサによる手の動作に応じて仮想表示された入力文字の入力を判定する制御部と、を含み、制御部は、深度センサにより手の一の指と少なくとも他の指とを認識し、一の指と他の指との動作に応じて入力判定を行うものである。
この場合、ヘッドマウントディスプレイに表示された入力文字に対して、一の指と他の指の動作で文字の入力を行うことができる。その結果、短時間で文字の入力操作を行うことができる。
(2)
第2の発明にかかるヘッドマウントディスプレイは、一局面に従うヘッドマウントディスプレイにおいて、一の指は、親指からなり、他の指は、人差し指および中指の少なくとも一方からなり、制御部は、仮想表示された入力文字の一部の位置において、手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが離れた状態から接触した状態を判定して、当該入力文字の一部の位置を選定したと判定してもよい。
この場合、ヘッドマウントディスプレイに表示された入力文字に対して、親指と人差し指および中指の少なくとも一方とをくっつける動作を行うことで、文字の入力を行うことができる。その結果、短時間で文字の入力操作を行うことができる。
(3)
第3の発明にかかるヘッドマウントディスプレイは、一局面に従うヘッドマウントディスプレイにおいて、一の指は、親指からなり、他の指は、人差し指および中指の少なくとも一方からなり、制御部は、仮想表示された入力文字の一部の位置において、手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とを接触した状態から離れた状態を判定して、当該入力文字の一部の位置を選定したと判定してもよい。
この場合、ヘッドマウントディスプレイに表示された入力文字に対して、親指と人差し指および中指の少なくとも一方を離す動作を行うことで、文字の入力を行うことができる。その結果、短時間で文字の入力操作を行うことができる。
(4)
第4の発明にかかるヘッドマウントディスプレイは、一局面から第3の発明にかかるヘッドマウントディスプレイにおいて、入力文字は、仮想表示されたキーボードからなってもよい。
この場合、入力文字は、仮想表示されたキーボードからなるので、使い慣れたキーボード配置を容易に利用することができる。
(5)
第5の発明にかかるヘッドマウントディスプレイは、一局面に従うヘッドマウントディスプレイにおいて、一の指は、親指からなり、他の指は、人差し指および中指の少なくとも一方からなり、制御部は、仮想表示された入力文字の一部の位置において、手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが離れた状態から接触した状態、当該接触した状態で入力文字の他部の位置まで移動した状態、および当該移動後前記手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが接触した状態から離れた状態を判定し、入力文字の一部から他部までの文字列を選定したと判定してもよい。
この場合、入力文字の選択を行うことができる。例えば、親指と人差し指および中指の少なくとも一方とをくっつけて、移動させて移動後に、親指と人差し指および中指の少なくとも一方とを離すことで、文字の選択を行うことができる。
(6)
他の局面に従うヘッドマウントディスプレイのプログラムは、立体視像を生成可能な表示処理と、手までの距離を測定する深度センサ処理と、表示処理により仮想表示された入力文字と、深度センサ処理による手の動作に応じて仮想表示された入力文字の入力を判定する制御処理と、を含み、制御処理は、深度センサ処理により手の一の指と少なくとも他の指とを認識し、一の指と他の指との動作に応じて入力判定を行うものである。
この場合、ヘッドマウントディスプレイに表示された入力文字に対して、一の指と他の指の動作で文字の入力を行うことができる。その結果、短時間で文字の入力操作を行うことができる。
(7)
第7の発明にかかるヘッドマウントディスプレイのプログラムは、他の局面に従うヘッドマウントディスプレイのプログラムにおいて、一の指は、親指からなり、他の指は、人差し指および中指の少なくとも一方からなり、制御処理は、仮想表示された入力文字の一部の位置において、手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが離れた状態から接触した状態を判定して、当該入力文字の一部の位置を選定したと判定してもよい。
この場合、ヘッドマウントディスプレイに表示された入力文字に対して、親指と人差し指および中指の少なくとも一方とをくっつける動作を行うことで、文字の入力を行うことができる。その結果、短時間で文字の入力操作を行うことができる。
(8)
第8の発明にかかるヘッドマウントディスプレイのプログラムは、他の局面に従うヘッドマウントディスプレイのプログラムにおいて、一の指は、親指からなり、他の指は、人差し指および中指の少なくとも一方からなり、制御処理は、仮想表示された入力文字の一部の位置において、手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが接触した状態から離れた状態を判定して、当該入力文字の一部の位置を選定したと判定してもよい。
この場合、ヘッドマウントディスプレイに表示された入力文字に対して、親指と人差し指および中指の少なくとも一方を離す動作を行うことで、文字の入力を行うことができる。その結果、短時間で文字の入力操作を行うことができる。
(9)
第9のヘッドマウントディスプレイのプログラムは、他の局面に従うヘッドマウントディスプレイのプログラムにおいて、一の指は、親指からなり、 他の指は、人差し指および中指の少なくとも一方からなり、制御処理は、仮想表示された入力文字の一部の位置において、手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが離れた状態から接触した状態、当該接触した状態で入力文字の他部の位置まで移動した状態、および当該移動後手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが接触した状態から離れた状態を判定し、入力文字の一部から他部までの文字列を選定したと判定してもよい。
この場合、入力文字の選択を行うことができる。例えば、親指と人差し指および中指の少なくとも一方とをくっつけて、移動させて移動後に、親指と人差し指および中指の少なくとも一方とを離すことで、文字の選択を行うことができる。
一実施の形態にかかる眼鏡表示装置の基本構成の一例を示す模式的外観正面図である。 眼鏡表示装置の一例を示す模式的外観斜視図である。 操作システムの制御ユニットの構成の一例を示す模式図である。 操作システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図4のフローチャートに応じた概念を示す模式図である。 赤外線検知ユニットの検知領域と、一対の半透過ディスプレイの仮想表示領域とを説明するための模式的斜視図である。 図6の上面図である。 図6の側面図である。 検知領域と仮想表示領域との他の例を示す模式図である。 検知領域と仮想表示領域との他の例を示す模式図である。 検知領域と仮想表示領域との他の例を示す模式図である。 検知領域における操作領域とジェスチャ領域との一例を示す模式図である。 検知領域における操作領域とジェスチャ領域との一例を示す模式図である。 キャリブレーション処理の説明を行なうためのフローチャートである。 指認識の一例を示す模式図である。 指認識の処理の一例を示すフローチャートである。 掌認識の一例を示す模式図である。 親指認識の一例を示す模式図である。 眼鏡表示装置の半透過ディスプレイの表示の一例を示す模式図である。 図12から図14において説明した操作領域の他の例を示す模式図である。 図12から図14において説明した操作領域の他の例を示す模式図である。 図12から図14において説明した操作領域の他の例を示す模式図である。 図12から図14において説明した操作領域の他の例を示す模式図である。 文字入力における眼鏡表示装置の制御ユニットの動作の一例を示すフローチャートである。 半透過ディスプレイに表示されたキーボードの一例を示す模式図である。 半透過ディスプレイに表示されたキーボードおよび手の一例を示す模式図である。 半透過ディスプレイに表示されたキーボードおよび手の一例を示す模式図である。 半透過ディスプレイに表示されたキーボードおよび手の一例を示す模式図である。 半透過ディスプレイに表示されたキーボードおよび手の一例を示す模式図である。 図26に示したキーボードの入力の他の例を示す模式図である。 図24のフローチャートの他の例である。 図25に示したキーボードの他の例を示す模式図である。 図26から図29で示した手の一例を示す模式図である。 図26から図29で示した手の一例を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
また、本発明は、以下に説明する眼鏡表示装置に限定されるものではなく、他の入出力装置、表示装置、テレビジョン、モニタ、プロジェクタ等にも適用することができる。
(眼鏡表示装置の構成概略)
図1は、一実施の形態にかかる眼鏡表示装置100の基本構成の一例を示す模式的外観正面図であり、図2は、眼鏡表示装置100の一例を示す模式的外観斜視図である。
図1または図2に示すように、眼鏡表示装置100は、眼鏡型の表示装置である。当該眼鏡表示装置100は、後述するように、ユーザの顔に装着して使用される。
図1および図2に示すように、眼鏡表示装置100は、主に、眼鏡ユニット200、通信システム300および操作システム400からなる。
(眼鏡ユニット200)
図1および図2に示すように、眼鏡ユニット200は、眼鏡フレーム210、一対の半透過ディスプレイ220および一対の表示調整機構600からなる。眼鏡フレーム210は、主にリムユニット211、テンプルユニット212を含む。
眼鏡フレーム210のリムユニット211により一対の半透過ディスプレイ220が支持される。また、リムユニット211には、一対の表示調整機構600が設けられる。さらに、リムユニット211には、赤外線検知ユニット410およびユニット調整機構500が設けられる。ユニット調整機構500の詳細については後述する。
一対の表示調整機構600は、後述するように一対の半透過ディスプレイ220の角度および位置を調整することができる。一対の表示調整機構600の詳細については、後述する。
本実施の形態においては、眼鏡表示装置100には、リムユニット211の一対の表示調整機構600に一対の半透過ディスプレイ220を設けることとしているが、これに限定されず、眼鏡表示装置100のリムユニット211の一対の表示調整機構600に通常のサングラスレンズ、紫外線カットレンズ、または眼鏡レンズなどのレンズ類を設け、別に1個の半透過ディスプレイ220または一対の半透過ディスプレイ220を設けてもよい。
また、当該レンズ類の一部に、半透過ディスプレイ220を埋め込んで設けてもよい。
また、一対の表示調整機構600を半透過ディスプレイ220の側部に設けているが、これに限定されず、半透過ディスプレイ220の周囲または内部に設けてもよい。
さらに、本実施の形態は、眼鏡タイプに限定するものではなく、人体に装着し、装着者の視野に配設できるタイプであれば、帽子タイプその他任意のヘッドマウントディスプレイ装置に使用することができる。
(通信システム300)
次に、通信システム300について説明を行なう。
通信システム300は、バッテリーユニット301、アンテナモジュール302、カメラユニット303、スピーカユニット304、GPS(Global Positioning System)ユニット307、マイクユニット308、SIM(Subscriber Identity Module Card)ユニット309およびメインユニット310を含む。
なお、カメラユニット303にはCCDセンサが備えられてもよい。スピーカユニット304は、ノーマルイヤホンであってもよいし、骨伝導イヤホンであってもよい。SIMユニット309には、NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)ユニットおよび他の接触式ICカードユニット、ならびに非接触式ICカードユニットを含んでもよい。
以上のように、本実施の形態にかかる通信システム300は、少なくとも携帯電話、スマートフォンおよびタブレット端末のいずれかの機能を含むものである。具体的には、電話機能、インターネット機能、ブラウザ機能、メール機能、および撮像機能(録画機能を含む)等を含むものである。
したがって、ユーザは、眼鏡表示装置100を用いて、通信装置、スピーカおよびマイクにより、携帯電話と同様の通話機能を使用することができる。また、眼鏡型であるので、両手を利用せず、通話を行なうことができる。
(操作システム400)
続いて、操作システム400は、赤外線検知ユニット410、ジャイロセンサユニット420、加速度検知ユニット430および制御ユニット450からなる。赤外線検知ユニット410は、主に赤外線照射素子411および赤外線検知カメラ412からなる。
(ユニット調整機構500)
図2に示すように、ユニット調整機構500は、赤外線検知ユニット410の角度を調整することができる。具体的には、ユニット調整機構500は、矢印V5の水平軸周り、および、矢印H5の垂直軸周り、に赤外線検知ユニット410の角度を調整可能な構造である。
ユニット調整機構500は、制御ユニット450からの指示により矢印V5および矢印H5の方向に移動調整する。
例えば、制御ユニット450により所定のジェスチャを認識した場合に、ユニット調整機構500を所定の角度で動作させてもよい。その場合、ユーザは、所定のジェスチャを行うことにより赤外線検知ユニット410の角度の調整を行うことができる。
なお、本実施の形態においては制御ユニット450によりユニット調整機構500が動作することとしているが、これに限定されず、手動により図1の調整部520を操作して、矢印V5の方向および矢印H5の方向に移動調整できることとしてもよい。
続いて、操作システム400の構成、処理の流れおよび概念について説明を行なう。図3は、操作システム400の制御ユニット450の構成の一例を示す模式図である。
図3に示すように、制御ユニット450は、イメージセンサ演算ユニット451、デプスマップ演算ユニット452、イメージ処理ユニット453、解剖学的認識ユニット454、ジェスチャデータ記録ユニット455、ジェスチャ識別ユニット456、キャリブレーションデータ記録ユニット457、合成演算ユニット458、アプリケーションソフトユニット459、イベントサービスユニット460、キャリブレーションサービスユニット461、表示サービスユニット462、グラフィック演算ユニット463、ディスプレイ演算ユニット464、および6軸駆動ドライバユニット465を含む。
なお、制御ユニット450は、上記の全てを含む必要はなく、適宜必要な1または複数のユニットを含んでもよい。たとえば、ジェスチャデータ記録ユニット455およびキャリブレーションデータ記録ユニット457は、クラウド上に配置してもよく、合成演算ユニット458を特に設けなくてもよい。
次に、図4は、操作システム400における処理の流れを示すフローチャートであり、図5は図4のフローチャートに応じた概念を示す模式図である。
まず、図4に示すように、赤外線検知ユニット410から対象のデータを取得し、デプスマップ演算ユニット452により深さ演算を行なう(ステップS1)。次に、イメージ処理ユニット453により外形イメージデータを処理する(ステップS2)。
次いで、解剖学的認識ユニット454により、標準的な人体の構造に基づき、ステップS2において処理された外形イメージデータから、解剖学的特徴を識別する。これにより、外形が認識される(ステップS3)。
さらに、ジェスチャ識別ユニット456により、ステップS3で得た解剖学的特徴に基づいてジェスチャを識別する(ステップS4)。
ジェスチャ識別ユニット456は、ジェスチャデータ記録ユニット455に記録されたジェスチャデータを参照し、解剖学的特徴が識別された外形からジェスチャの識別を行なう。なお、ジェスチャ識別ユニット456は、ジェスチャデータ記録ユニット455からのジェスチャデータを参照することとしているが、参照することに限定されず、他の任意のデータを参照してもよく、全く参照することなく処理してもよい。
以上により、図5(a)に示すように、手のジェスチャを認識する。
続いて、アプリケーションソフトユニット459およびイベントサービスユニット460は、ジェスチャ識別ユニット456により判定されたジェスチャに応じて所定のイベントを実施する(ステップS5)。
これによって、図5(b)に示すように、たとえば写真アプリによる画像が表示される。この際、当該画面には、カメラユニット303からの撮像データが表示されてよい。
最後に、表示サービスユニット462、キャリブレーションサービスユニット461、グラフィック演算ユニット463、ディスプレイ演算ユニット464および合成演算ユニット458により、半透過ディスプレイ220に、イメージの表示、またはイメージの仮想表示が行なわれる(ステップS6)。これによって、図5(c)に示すようにジェスチャを示す手のスケルトンの表示が行われ、図5(d)に示すように、当該スケルトンの形状および大きさに写真の形状および大きさが合致するように合成されたイメージが表示される。
なお、6軸駆動ドライバユニット465は、常にジャイロセンサユニット420、加速度検知ユニット430からの信号を検知し、ディスプレイ演算ユニット464に姿勢状況を伝達する。
眼鏡表示装置100を装着したユーザが眼鏡表示装置100を傾斜させた場合には、6軸駆動ドライバユニット465は、常にジャイロセンサユニット420、加速度検知ユニット430からの信号を受信し、イメージの表示の制御を行なう。当該制御においては、イメージの表示を水平に維持させてもよいし、イメージの表示を傾斜にあわせて調整してもよい。
(検知領域と仮想表示領域との一例)
次に、操作システム400の赤外線検知ユニット410の検知領域と、一対の半透過ディスプレイ220の仮想表示領域との関係について説明を行なう。
図6は、赤外線検知ユニット410の検知領域と、一対の半透過ディスプレイ220の仮想表示領域とを説明するための模式的斜視図であり、図7は図6の上面図であり、図8は、図6の側面図である。
以下において、説明の便宜上、図6に示すように、x軸、y軸およびz軸からなる三次元直交座標系が定義される。以下の図におけるx軸の矢印は、水平方向を指す。y軸の矢印は、鉛直方向またはユーザの体の長軸方向を指す。z軸の矢印は、深度方向を指す。z軸正方向は、より大きい深度の方向を指す。それぞれの矢印の向きは、他の図においても同じである。
図6から図8に示すように、眼鏡表示装置100は操作システム400の赤外線検知ユニット410により検知可能な三次元空間検知領域(3Dスペース)4103Dを有する。
三次元空間検知領域4103Dは、赤外線検知ユニット410からの円錐状または角錐状の三次元空間からなる。
すなわち、赤外線検知ユニット410は、赤外線照射素子411から、照射された赤外線を、赤外線検知カメラ412により検知できるので、三次元空間検知領域4103D内のジェスチャを認識することができる。
また、本実施の形態においては、赤外線検知ユニット410を1個設けることとしているが、これに限定されず、赤外線検知ユニット410を複数個設けてもよいし、赤外線照射素子411を1個、赤外線検知カメラ412を複数個設けてもよい。
続いて、図6から図8に示すように一対の半透過ディスプレイ220は、ユーザに、実際に設けられた眼鏡表示装置100の部分ではなく、眼鏡表示装置100から離れた場所となる仮想イメージ表示領域2203Dに、奥行きを持って仮想表示されたものとして視認させる。当該奥行きは、仮想イメージ表示領域2203Dが有する仮想立体形状の深度方向(z軸方向)の厚みに対応する。したがって、当該仮想立体形状の深度方向(z軸方向)の厚みに応じて奥行きが設けられる。
すなわち、実際には眼鏡表示装置100の半透過ディスプレイ220に表示されるものの、ユーザは、右目のイメージは右目側の半透過ディスプレイ220を透過し三次元空間領域2203DRで認識し、左目のイメージは左目側の半透過ディスプレイ220を透過し三次元空間領域2203DLで認識する。その結果、認識された両イメージがユーザの脳内で合成されることにより、仮想イメージ表示領域2203Dで仮想イメージとして認識することができる。
また、仮想イメージ表示領域2203Dは、フレーム・シーケンシャル方式、偏光方式、直線偏光方式、円偏光方式、トップ・アンド・ボトム方式、サイド・バイ・サイド方式、アナグリフ方式、レンチキュラ方式、パララックス・バリア方式、液晶パララックス・バリア方式、2視差方式および3視差以上を利用する多視差方式のいずれかを利用して表示されてもよい。
また、本実施の形態においては、仮想イメージ表示領域2203Dは、三次元空間検知領域4103Dと共有する空間領域を有する。特に、図6および図7に示すように、三次元空間検知領域4103Dの内部に、仮想イメージ表示領域2203Dが存在するため、仮想イメージ表示領域2203Dが共有領域となる。
なお、仮想イメージ表示領域2203Dの形状およびサイズについては、一対の半透過ディスプレイ220への表示方法により任意に調整することができる。
また、図8に示すように、一対の半透過ディスプレイ220よりも赤外線検知ユニット410が上方(y軸正方向)に配設されている場合について説明しているが、鉛直方向(y軸方向)に対して、赤外線検知ユニット410の配設位置が半透過ディスプレイ220よりも下方(y軸負方向)または半透過ディスプレイ220と同位置であっても、同様に、仮想イメージ表示領域2203Dは、三次元空間検知領域4103Dと共有する空間領域を有する。
(検知領域と仮想表示領域との他の例)
続いて、図9から図11は、図6から図8において示した検知領域と仮想表示領域との他の例を示す模式図である。
例えば、図9から図11に示すように、眼鏡表示装置100の半透過ディスプレイ220の代わりに、他の入出力装置、表示装置、テレビジョン、モニタ等を用いてもよい。以下、他の入出力装置、表示装置、テレビジョン、モニタ、プロジェクタを総称して入出力装置900と略記する。
図9に示すように、入出力装置900からz軸負方向に仮想イメージ表示領域2203Dが出力され、入出力装置900にz軸方向で対向する位置に配設された赤外線検知ユニット410からz軸正方向に三次元空間検知領域4103Dが形成されてもよい。
この場合、入出力装置900による仮想イメージ表示領域2203Dが、三次元空間検知領域4103Dと共有の空間領域として生じる。
また、図10に示すように、入出力装置900から仮想イメージ表示領域2203Dが出力され、入出力装置900と同方向(xy平面を基準としていずれもz軸正側の方向)に赤外線検知ユニット410の三次元空間検知領域4103Dが形成されてもよい。
この場合でも、入出力装置900による仮想イメージ表示領域2203Dが、三次元空間検知領域4103Dと共有の空間領域として生じる。
次に、図11に示すように、入出力装置900から鉛直上方向(y軸正方向)に仮想イメージ表示領域2203Dが出力されてもよい。図11においても、図9、図10と同様に、入出力装置900による仮想イメージ表示領域2203Dが、三次元空間検知領域4103Dと共有の空間領域として生じる。
また、図示していないが、入出力装置900を三次元空間検知領域4103Dより上方側(y軸正方向の側)に配置し、鉛直下方向(y軸負方向)に仮想イメージ表示領域2203Dが出力されてもよく、水平方向(x軸方向)から出力されてもよく、プロジェクタまたは映画館のように、後上方(z軸負方向かつy軸正方向)から出力されてもよい。
(操作領域とジェスチャ領域)
続いて、検知領域における操作領域とジェスチャ領域とについて説明する。図12および図13は、検知領域における操作領域と、ジェスチャ領域との一例を示す模式図である。
まず、図12に示すように、一般的に、ユーザは、右肩関節RPおよび左肩関節LPの両肩関節を回転中心として両手を水平移動させるため、両手の移動できる領域は、点線で囲まれた移動領域Lおよび移動領域Rとなる。
また、図13に示すように、一般的に、ユーザは、右肩関節RPおよび左肩関節LPの両肩関節を回転中心として両手を鉛直移動させるため、両手の移動できる領域は、点線で囲まれた移動領域Lおよび移動領域Rとなる。
すなわち、図12および図13に示すように、ユーザは、両手を右肩関節RPおよび左肩関節LPをそれぞれ回転中心とした欠球状(深度方向に凸のアーチ状曲面を有する)の立体空間内で移動させることができる。
次に、赤外線検知ユニット410による三次元空間検知領域4103Dと、仮想イメージ表示領域が存在しうる領域(図12では仮想イメージ表示領域2203Dを例示)と、腕の移動領域Lおよび移動領域Rを合わせた領域との全てが重なる空間領域を、操作領域410cとして設定する。
また、三次元空間検知領域4103D内における操作領域410c以外の部分で、かつ腕の移動領域Lおよび移動領域Rを合わせた領域と重なる部分をジェスチャ領域410gとして設定する。
ここで、操作領域410cが、深度方向に最も遠い面が深度方向(z軸正方向)に凸のアーチ状に湾曲した曲面である立体形状を有することに対し、仮想イメージ表示領域2203Dは、深度方向に最も遠い面が平面である立体形状を有する。このように両領域の間で当該面の形状が異なることに起因し、ユーザは、当該操作において体感的に違和感を覚える。当該違和感を取り除くためにキャリブレーション処理で調整を行なう。また、キャリブレーション処理の詳細については、後述する。
(キャリブレーションの説明)
次いで、キャリブレーション処理について説明を行なう。図14は、キャリブレーション処理の説明を行なうためのフローチャートである。
図12および図13に示したように、ユーザが仮想イメージ表示領域2203Dに沿って手を動かそうとすると、補助のない平面に沿って動作させる必要がある。したがって、後述する認識処理により仮想イメージ表示領域2203Dにおいて、操作をし易くするためにキャリブレーション処理を行なう。
また、キャリブレーション処理には、ユーザの個々で異なる指の長さ、手の長さ、腕の長さの調整も行なう。
以下、図14を用いて説明を行なう。まず、ユーザが、眼鏡表示装置100を装着し、両腕を最大限に伸張する。その結果、赤外線検知ユニット410が、操作領域410cの最大領域を認識する(ステップS11)。
すなわち、ユーザによりユーザの個々で異なる指の長さ、手の長さ、腕の長さが異なるので、操作領域410cの調整を行なうものである。
次に、眼鏡表示装置100においては、仮想イメージ表示領域2203Dの表示位置を決定する(ステップS12)。すなわち、仮想イメージ表示領域2203Dを操作領域410cの外側に配置するとユーザによる操作が不可能となるため、操作領域410cの内部に配置する。
続いて、眼鏡表示装置100の赤外線検知ユニット410の三次元空間検知領域4103D内で、かつ仮想イメージ表示領域2203Dの表示位置と重ならない位置に、ジェスチャ領域410gの最大領域を設定する(ステップS13)。
なお、ジェスチャ領域410gは、仮想イメージ表示領域2203Dと重ならないように配置しかつ深さ方向(z軸正方向)に厚みを持たせることが好ましい。
本実施の形態においては、以上の手法により、操作領域410c、仮想イメージ表示領域2203D、ジェスチャ領域410gが設定される。
続いて、操作領域410c内における仮想イメージ表示領域2203Dのキャリブレーションについて説明する。
操作領域410c内の仮想イメージ表示領域2203Dの外部周囲にユーザの指、手、または腕が存在すると判定された場合に、あたかも仮想イメージ表示領域2203Dの内部に存在するように、丸め込みを行なう(ステップS14)。
図12および図13に示すように、半透過ディスプレイ220により仮想表示されたイメージの中央部近辺では、両腕を最大限に伸ばした状態にすると、両手先が仮想イメージ表示領域2203D内に留まることなく深さ方向(z軸正方向)の外部へ外れてしまう。また、仮想表示されたイメージの端部においては、両腕を最大限に伸ばさない限り、両手先が仮想イメージ表示領域2203D内に存在すると判定されない。
そのため、赤外線検知ユニット410からの信号を無処理のまま使用すると、ユーザは、手先が仮想イメージ表示領域2203Dから外れたとしても、そのような状態であることを体感しにくい。
したがって、本実施の形態におけるステップS14の処理においては、仮想イメージ表示領域2203Dから外部へ突き出た手先が、仮想イメージ表示領域2203D内にあるものとして補正すべく、赤外線検知ユニット410からの信号を処理する。
その結果、ユーザは、両腕を最大限に伸ばした状態、または少し曲げた状態で、奥行きのある平面状の仮想イメージ表示領域2203D内の中央部から端部まで操作することができる。
なお、本実施の形態においては、仮想イメージ表示領域2203Dを、深度方向に最も遠い面が平面である三次元空間領域からなることとしているが、これに限定されず、深度方向に最も遠い面領域L,Rの深度方向に最も遠い面に沿った形状の曲面である三次元空間領域からなることとしてもよい。その結果、ユーザは、両腕を最大限に伸ばした状態、または少し曲げた状態で、奥行きのある平面状の仮想イメージ表示領域2203D内の中央部から端部まで操作することができる。
さらに、半透過ディスプレイ220は、仮想イメージ表示領域2203Dに矩形状の像を表示させる。例えば、図5(b)に示したように、矩形状の像を表示させる(ステップS15)。
続いて、半透過ディスプレイ220に、像の周囲を指で囲んでくださいと、表示を行なう(ステップS16)。ここで、像の近傍に指の形の像を薄く表示してもよいし、半透過ディスプレイ220に表示を行なう代わりにスピーカから音声により指示をユーザに伝えてもよい。
ユーザは、指示に従い図5(d)に示すように、指を像の見える部分にあわせる。そして、仮想イメージ表示領域2203Dの表示領域と、赤外線検知ユニット410との相関関係が自動調整される(ステップS17)。
なお、上記においては、指で矩形を形作り、そのように定められた矩形と、像の外縁の矩形にあわせる。このことによって、指により定められた矩形の視認サイズおよび位置と像の外縁の矩形の視認サイズ及び位置とを合わせることとした。しかしながら、指によって形状を定める手法はこれに限定されず、表示された像の外縁を指でなぞる手法、表示された像の外縁上の複数の点を指で指し示す手法等、他の任意の手法であってもよい。また、これらの手法を複数のサイズの像について行ってもよい。
なお、上記のキャリブレーション処理の説明においては、眼鏡表示装置100の場合についてのみ説明を行ったが、入出力装置900の場合には、ステップS11の処理において、像を表示させ、ステップS17の処理の当該像と赤外線検知ユニット410との相関関係を調整してもよい。
(指、掌、腕認識)
次いで、指認識について説明を行い、その後掌認識、腕認識の順で説明を行なう。図15は、指認識の一例を示す模式図である。図15において、(A)は指の先端付近の拡大図であり、(B)は指の根元付近の拡大図である。図16は、指認識の処理の一例を示すフローチャートである。
図16に示すように、本実施の形態においては、デバイスの初期化を行なう(ステップS21)。次に、赤外線照射素子411から照射され、手に反射した赤外線が、赤外線検知カメラ412により検出される(ステップS22)。
次に、赤外線検知ユニット410により画像データをピクセル単位で距離に置き換える(ステップS23)。この場合、赤外線の明るさは、距離の三乗に反比例する。これを利用し、デプスマップを作成する(ステップS24)。
次いで、作成したデプスマップに適切な閾値を設ける。そして、画像データを二値化する(ステップS25)。すなわち、デプスマップのノイズを除去する。
続いて、二値化した画像データから約100個の頂点を持つポリゴンを作成する(ステップS26)。そして、頂点が滑らかになるようにローパスフィルタ(LPF)により、より多くの頂点pを有する新たな多角形を作成することによって、図15に示す手の外形OFを抽出する(ステップS27)。
なお、本実施の形態においては、ステップS26において二値化したデータからポリゴンを作成するために抽出する頂点の数を約100個としているが、これに限定されず、1000個、その他の任意の個数であってもよい。
ステップS27で作成した新たな多角形の頂点pの集合から、Convex Hullを用いて、凸包を抽出する(ステップS28)。
その後、ステップS27で作成された新たな多角形と、ステップS28で作成された凸包との共有の頂点pを抽出する(ステップS29)。このように抽出された共有の頂点p自体を指の先端点として用いることができる。
さらに、頂点pの位置に基づいて算出される他の点を指の先端点として用いてもよい。例えば、図15(A)に示すように頂点pにおける外形OFの内接円の中心を先端点P0として算出することもできる。
そして、図15に示すように、頂点pに隣接する左右一対の頂点pを通る基準線分PPのベクトルを算出する。その後、頂点pと、隣接する頂点pとを結ぶ辺ppを選択し、そのベクトルを算出する。同様に、外形OFを構成する頂点pを用い、辺のベクトルを求める処理を外形OFの外周に沿って繰り返す。各辺の向きと基準線分PPの向きとを調べ、基準線分PPと平行に近くなる辺ppが指の股の位置に存在すると判定する。そして、辺ppの位置に基づき、指の根元点P1を算出する(ステップS30)。指の先端点P0と指の根元点P1とを直線で結ぶことで、指のスケルトンが得られる(ステップS31)。指のスケルトンを得ることで、指の延在方向を認識することができる。
全ての指について同様の処理を行なうことで、全ての指のスケルトンを得る。これにより、手のポーズを認識することができる。すなわち、親指、人差し指、中指、薬指、小指のいずれの指が広げられ、いずれの指が握られているかを認識することができる。
続いて、直前に実施した数フレームの画像データと比較して、手のポーズの違いを検知する(ステップS32)。すなわち、直前の数フレームの画像データと比較することにより、手の動きを認識することができる。
次いで、認識した手の形状を、ジェスチャデータとしてイベントサービスユニット460へイベント配送する(ステップS33)。
次いで、アプリケーションソフトユニット459によりイベントに応じた振る舞いを実施する(ステップS34)。
続いて、表示サービスユニット462により、三次元空間に描画を要求する(ステップS35)。
グラフィック演算ユニット463は、キャリブレーションサービスユニット461を用いてキャリブレーションデータ記録ユニット457を参照し、表示の補正を行なう(ステップS36)。
最後に、ディスプレイ演算ユニット464により半透過ディスプレイ220に表示を行なう(ステップS37)。
なお、本実施の形態においては、ステップS30の処理およびステップS31の処理により指の根元点を検出したが、根元点の検出方法はこれに限定されない。例えば、まず、頂点pの一方の側と他方の側において隣接する一対の頂点pを結ぶ基準線分PPの長さを算出する。次に、当該一方の側と他方の側における一対の頂点p間を結ぶ線分の長さを算出する。同様に、当該一方の側と他方の側における一対の頂点間を結ぶ線分の長さを、頂点pにより近い位置にある頂点からより遠い位置にある頂点への順で算出していく。このような線分は、外形OF内で交わることなく、互いにおおよそ平行となる。当該線分の両端の頂点が指の部分にある場合は、線分の長さは指の幅に相当するため、その変化量は小さい。一方、線分の両端の頂点の少なくともいずれかが指の股の部分に達した場合は、当該長さの変化量が大きくなる。したがって、当該長さの変化量が所定量を超えずかつ頂点pから最も遠い線分を検知し、検知された線分上の1点を抽出することによって、根元点を決定することができる。
(掌認識)
次いで、図17は、掌認識の一例を示す模式図である。
図17に示すように、指認識を実施した後、画像データの外形OFに内接する最大内接円Cを抽出する。当該最大内接円Cの位置が、掌の位置として認識できる。
次いで、図18は、親指認識の一例を示す模式図である。
図18に示すように、親指は、人差し指、中指、薬指、および小指の他の4指とは異なる特徴を有する。例えば、掌の位置を示す最大内接円Cの中心と各指の根元点P1とを結ぶ直線が相互になす角度θ1,θ2,θ3,θ4のうち、親指が関与するθ1が最も大きい傾向にある。また、各指の先端点P0と各指の根元点P1とを結んだ直線が相互になす角度θ11,θ12,θ13,θ14のうち、親指が関与するθ11が最も大きい傾向にある。このような傾向に基づき親指の判定を行なう。その結果、右手か左手か、または掌の表か裏かを判定することができる。
(腕認識)
次いで、腕認識について説明を行なう。本実施の形態において、腕認識は、指、掌および親指のいずれかを認識した後に実施する。なお、腕認識は、指、掌および親指のいずれかを認識する前、またはそれらの少なくともいずれかと同時に実施してもよい。
本実施の形態においては、画像データの手の形のポリゴンよりも大きな領域でポリゴンを抽出する。例えば、長さ5cm以上100cm以下の範囲、より好ましくは、10cm以上40cm以下の範囲で、ステップS21からS27の処理を実施し、外形を抽出する。
その後、抽出した外形に外接する四角枠を選定する。本実施の形態においては、当該四角枠は、平行四辺形または長方形からなる。
この場合、平行四辺形または長方形は、対向する長辺を有するので、長辺の延在方向から腕の延在方向を認識することができ、長辺の向きから腕の向きを判定することが出来る。なお、ステップS32の処理と同様に、直前の数フレームの画像データと比較して、腕の動きを検知させてもよい。
なお、上記の説明においては、2次元像から指、掌、親指、腕を検出することとしているが、上記に限定されず、赤外線検知ユニット410をさらに増設してもよく、赤外線検知カメラ412のみをさらに増設し、2次元像から、3次元像を認識させてもよい。その結果、さらに認識確度を高めることができる。
(半透過ディスプレイの表示例)
次に、図19は、眼鏡表示装置100の半透過ディスプレイ220の表示の一例を示す模式図である。
図19に示すように、眼鏡表示装置100の半透過ディスプレイ220には、一部には広告221が表示され、さらに一部には地図222が表示され、その他には、眼鏡表示装置100の半透過ディスプレイ220を透過して風景223が視認され、その他に天気予報224および時刻225が表示される。
(操作領域410cの詳細)
図20から図23は、図12から図14において説明した操作領域410cの他の例を示す模式図である。
図20および図21は、ユーザを上方から視認した状態を示す模式図であり、図22および図23は、ユーザを側方から視認した状態を示す模式図である。
図20は、ユーザは、腕arm1、腕arm2および手H1を伸ばし切った場合を示し、この場合の手H1は、右肩関節RPを中心に移動軌跡RL1を通過する。この場合、移動軌跡RL1の曲率半径はrad1である。
一方、図21は、ユーザは、腕arm1および腕arm2を屈曲させた場合を示し、この場合の手H1は、移動軌跡RL2を通過する。
すなわち、図21においては、ユーザが水平方向に手H1を移動させようとしているが、直線に近い移動軌跡RL2を通ることとなる。この場合、移動軌跡RL2の曲率半径はrad2である。ここで、人間工学に基づいて、当然のことながら、曲率半径rad1は、曲率半径rad2よりも小さい値となる。
この場合、制御ユニット450は、赤外線ユニット410から移動軌跡RL1を検知した場合でも、直線移動であるとキャリブレーションする。同様に、制御ユニット450は、移動軌跡RL2を検知した場合でも、直線移動であるとキャリブレーションする。
次いで、図22は、ユーザは、腕arm1、腕arm2および手H1を伸ばし切った場合を示し、この場合の手H1は、右肩関節RPを中心に移動軌跡RL3を通過する。この場合、移動軌跡RL3の曲率半径はrad3である。
一方、図23に示すように、ユーザは、腕arm1および腕arm2を屈曲させた場合を示し、この場合の手H1は、移動軌跡RL4を通過する。
すなわち、図23においては、ユーザが鉛直方向に手H1を移動させようとしているが、直線に近い移動軌跡RL4を通ることとなる。この場合、移動軌跡RL4の曲率半径はrad4である。ここで、人間工学に基づいて、当然のことながら、曲率半径rad3は、曲率半径rad4よりも小さい値となる。
この場合、制御ユニット450は、赤外線ユニット410から移動軌跡RL3を検知した場合でも、直線移動であるとキャリブレーションする。同様に、制御ユニット450は、移動軌跡RL4を検知した場合でも、直線移動であるとキャリブレーションする。
(仮想キーボード入力)
図24は、文字入力における眼鏡表示装置100の制御ユニット450の動作の一例を示すフローチャートであり、図25は、半透過ディスプレイ220に表示されたキーボードKYの一例を示す模式図である。
また、図26、図27、図28および図29は、半透過ディスプレイ220に表示されたキーボードKYおよび手H1の一例を示す模式図である。
図24に示すように、制御ユニット450は、半透過ディスプレイ220にキーボード表示を行う(ステップS71)。
制御ユニット450は、図25に示すように、半透過ディスプレイ220にキーボードKYの表示を行う。ここで、図25に示すキーボードKYの表示は、英語と数字と日本語とを含む。キーボードKYは、英語と数字と日本語とを切り替え自在に設けられている。
続いて、制御ユニット450は、ジェスチャ領域410gにユーザの手H1を検出し、手H1の指認識を行う(ステップS72)。
ここで、本実施の形態にかかる手H1の指認識は、親指と人差し指とを認識する。特に左手の手H1として認識する。
続いて、制御ユニット450は、指同士接触を判定する(ステップS73)。具体的に、制御ユニット450は、半透過ディスプレイ220に表示されているキーボードのいずれの位置で、親指と人差し指とが接触したかを判定する。
ここで、本実施の形態においては、親指と人差し指との接触を判定することとしているが、後述するように、親指と中指との接触、または親指と、人差し指および中指との接触を判定してもよい。
次いで、制御ユニット450は、指同士が接触したと判定した場合、当該キーボードの文字認識を行う(ステップS74)。
ここで、図26に示すように、制御ユニット450は、「あ」の文字を入力したと認識する。
続いて、制御ユニット450は、指が接触した状態で移動したか否かを判定する(ステップS75)。指が接触した状態で移動しない場合(ステップS75のNo)、制御ユニット450は、文字入力が実施される(ステップS81)。
この場合、文字「あ」が入力される。
一方、指が接触した状態で移動した場合(ステップS75のYes)、接触した指同士が離間したか否かを判定する(ステップS76)。
ここで、接触した指同士が離間していないと判定した場合、制御ユニット450は、ステップS75の処理に戻り、処理を繰り返す。
接触した指同士が離間したと判定した場合(ステップS76のYes)、制御ユニット450は、移動文字選択を行う(ステップS77)。
例えば、図27に示すように、文字「え」と文字「お」との間の位置または文字「お」の位置で、指を接触させる。次いで、図28に示すように、文字「お」の位置から文字「さ」の位置まで移動させる。続いて、図29に示すように、文字「さ」の位置において、指を離間させる。
その結果、文字「おかきくけこさ」を選択することができる。最後に、制御ユニット450は、選択した文字に対して、カット&ペーストを行う(ステップS78)。なお、本実施の形態においては、カット&ペーストであるとしたが、これに限定されず、コピーなど他の任意の操作を行ってもよい。
続いて、図30は、図26に示したキーボードKYの入力の他の例を示す模式図であり、図31は、図24のフローチャートの他の例である。
図30および図31に示すように、半透過ディスプレイ220に表示されたキーボードKYの「あ」の位置から親指と人差し指とを接触させた状態(ステップS73)で上方向(図中矢印方向)の文字「う」の位置に移動(ステップS75a))させて、文字「う」の位置で指同士離間(ステップS76a)を行った場合、制御ユニット450は、文字「う」を入力文字として認識する(ステップS79a)。
この場合、制御ユニット450は、指同士離間により入力文字を判定するので、文字「あ」の位置で、指同士接触が行われているが、文字「あ」を入力文字として認識せず、指同士離間の位置の文字「う」を入力文字として認識する。最後に、制御ユニット450は、文字「う」を入力文字として文字入力を行う(ステップS81a)。
なお、文字「あ」の位置で指同士離間が行われた場合には、当然、制御ユニット450は、文字「あ」を入力文字として認識する。
図32は、図25に示したキーボードKYの他の例を示す模式図である。
図32に示すように、半透過ディスプレイ220に表示されるキーボードKYは、パーソナルコンピュータ等で使用されるキーボードの配置であってもよい。
その結果、パーソナルコンピュータのキーボードの扱いに習熟しているユーザが容易に入力を行うことができる。
図33および図34は、図26から図29で示した手H1の一例を示す模式図である。
図33に示すように、制御ユニット450は、ステップS73の処理である指同士接触を親指と人差し指および中指との接触で判定してもよく、図34に示すように、ステップS73の処理である指同士接触を親指と中指との接触で判定してもよい。
また、図示していないが、制御ユニット450は、手H1の親指から小指までの全指を接触させて判定してもよい。
以上のように、眼鏡表示装置100の半透過ディスプレイ220に表示された入力文字に対して、一の指と少なくとも他の指の動作で文字の入力を行うことができる。その結果、短時間で文字の入力操作を行うことができる。
この場合、眼鏡表示装置100の半透過ディスプレイ220に表示された入力文字に対して、親指と人差し指および中指の少なくとも一方とをくっつける動作を行うことで、文字の入力を行うことができる。その結果、短時間で文字の入力操作を行うことができる。
なお、一の指と他の指とは、片側の手における親指、人差し指、中指、薬指、小指の少なくともいずれかと、当該片側の手における親指、人差し指、中指、薬指、小指の少なくともいずれかとであってもよく、または右手の親指、人差し指、中指、薬指、小指の少なくともいずれかと、左手の親指、人差し指、中指、薬指、小指の少なくともいずれかとであってもよいので、それぞれがくっつくことにより、文字の入力をすることができる。
例えば、上記の例以外に、ピースサインの人差し指と中指とをくっつけてもよく、左手の親指と右手の親指とをくっつけてもよく、左手の人差し指と右手の人差し指とをくっつけてもよく、左右の中指、左右の薬指、左右の小指をそれぞれくっつけてもよく、左手の親指と、右手の少なくともいずれかの指とをくっつけてもよく、左手の人指し指と、右手の少なくともいずれかの指とをくっつけてもよく、左手の薬指と、右手の少なくともいずれかの指とをくっつけてもよく、左手の中指と、右手の少なくともいずれかの指とをくっつけてもよく、左手の小指と、右手の少なくともいずれかの指とをくっつけてもよく、右手の親指と、左手の少なくともいずれかの指とをくっつけてもよく、右手の人指し指と、左手の少なくともいずれかの指とをくっつけてもよく、右手の薬指と、左手の少なくともいずれかの指とをくっつけてもよく、右手の中指と、左手の少なくともいずれかの指とをくっつけてもよく、右手の小指と、左手の少なくともいずれかの指とをくっつけてもよい。
また、眼鏡表示装置100の半透過ディスプレイ220に表示された入力文字に対して、親指と人差し指および中指の少なくとも一方を離す動作を行うことで、文字の入力を行うことができる。その結果、短時間で文字の入力操作を行うことができる。
この場合、入力文字は、仮想表示されたキーボードKYからなるので、使い慣れたキーボード配置を容易に利用することができる。
この場合、入力文字の選択を行うことができる。例えば、親指と人差し指および中指の少なくとも一方とをくっつけて、移動させて移動後に、親指と人差し指および中指の少なくとも一方とを離すことで、文字の選択を行うことができる。
本発明においては、眼鏡表示装置100の半透過ディスプレイ220が「表示装置」に相当し、赤外線検知ユニット410が「深度センサ」に相当し、手H1、腕arm2が「対象物」に相当し、制御ユニット450が「制御部」に相当し、眼鏡表示装置100が「ヘッドマウントディスプレイ」に相当する。
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
100 眼鏡表示装置
220 半透過ディスプレイ
2203D 仮想イメージ表示領域(共有領域)
300 通信システム
303 カメラユニット
410 赤外線検知ユニット
410c 操作領域
420 ジャイロセンサユニット
430 加速度検知ユニット
4103D 三次元空間検知領域
450 制御ユニット
454 解剖学的認識ユニット
456 ジェスチャ識別ユニット
460 イベントサービスユニット
461 キャリブレーションサービスユニット
H1 手
RP 右肩関節
LP 左肩関節

Claims (9)

  1. 立体視像を生成可能な表示装置と、
    手までの距離を測定する深度センサと、
    前記表示装置に仮想表示された入力文字と、
    前記深度センサによる手の動作に応じて前記仮想表示された入力文字の入力を判定する制御部と、を含み、
    前記制御部は、前記深度センサにより前記手の一の指と少なくとも他の指とを認識し、前記一の指と他の指との動作に応じて入力判定を行う、ヘッドマウントディスプレイ。
  2. 前記一の指は、親指からなり、
    前記他の指は、人差し指および中指の少なくとも一方からなり、
    前記制御部は、仮想表示された入力文字の一部の位置において、前記手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが離れた状態から接触した状態を判定して、当該入力文字の一部の位置を選定したと判定する、請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ。
  3. 前記一の指は、親指からなり、
    前記他の指は、人差し指および中指の少なくとも一方からなり、
    前記制御部は、仮想表示された入力文字の一部の位置において、前記手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが接触した状態から離れた状態を判定して、当該入力文字の一部の位置を選定したと判定する、請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ。
  4. 前記入力文字は、仮想表示されたキーボードからなる、請求項1から3のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  5. 前記一の指は、親指からなり、
    前記他の指は、人差し指および中指の少なくとも一方からなり、
    前記制御部は、仮想表示された入力文字の一部の位置において、前記親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが離れた状態から接触した状態、当該接触した状態で入力文字の他部の位置まで移動した状態、および当該移動後、前記親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが接触した状態から離れた状態を判定し、前記入力文字の一部から他部までの文字列を選定したと判定する、請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ。
  6. 立体視像を生成可能な表示処理と、
    手までの距離を測定する深度センサ処理と、
    前記表示処理により仮想表示された入力文字と、
    前記深度センサ処理による手の動作に応じて前記仮想表示された入力文字の入力を判定する制御処理と、を含み、
    前記制御処理は、前記深度センサ処理により前記手の一の親指と少なくとも他の指とを認識し、前記親指と人差し指との動作に応じて入力判定を行う、ヘッドマウントディスプレイのプログラム。
  7. 前記一の指は、親指からなり、
    前記他の指は、人差し指および中指の少なくとも一方からなり、
    前記制御処理は、仮想表示された入力文字の一部の位置において、前記手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが離れた状態から接触した状態を判定して、当該入力文字の一部の位置を選定したと判定する、請求項6記載のヘッドマウントディスプレイのプログラム。
  8. 前記一の指は、親指からなり、
    前記他の指は、人差し指および中指の少なくとも一方からなり、
    前記制御処理は、仮想表示された入力文字の一部の位置において、前記手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが接触した状態から離れた状態を判定して、当該入力文字の一部の位置を選定したと判定する、請求項6記載のヘッドマウントディスプレイのプログラム。
  9. 前記一の指は、親指からなり、
    前記他の指は、人差し指および中指の少なくとも一方からなり、
    前記制御処理は、仮想表示された入力文字の一部の位置において、前記手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが離れた状態から接触した状態、当該接触した状態で入力文字の他部の位置まで移動した状態、および当該移動後前記手の親指と人差し指および中指の少なくとも一方とが接触した状態から離れた状態を判定し、前記入力文字の一部から他部までの文字列を選定したと判定する、請求項6記載のヘッドマウントディスプレイのプログラム。
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