JP2017111294A - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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善行 浅川
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善行 浅川
河本 益雄
Masuo Kawamoto
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【課題】規制ブレード周辺でトナーが堆積して凝集するのを効果的に抑制することが可能な現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】この現像装置3a〜3dは、現像ローラー31と、現像ローラー31にトナーを供給するトナー供給ローラー30と、トナー供給ローラー30に担持されるトナーの厚みを規制する規制ブレード32と、現像容器20と、を備える。現像容器20は、規制ブレード32の後端部32bから上方に延びる壁部20bを有する。壁部20bの内面および規制ブレード32の上面により、凹部33が形成されている。凹部33には、回転軸41と、回転軸41に固定されるパドル43と、を有するトナー掃出し部材40が設けられている。回転軸41が回転することにより、パドル43は、壁部20bの内面および規制ブレード32の上面に接触しながら回転する。【選択図】図3

Description

本発明は、現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に、像担持体にトナーを供給する現像ローラーと現像ローラーにトナーを供給するトナー供給ローラーとを含む現像装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、原稿画像から読み取られた画像情報、或いはコンピューター等の外部機器から伝送等された画像情報に基づく光を像担持体(感光体ドラム)の周面に照射して静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置からトナーを供給してトナー像を形成させた後、当該トナー像を用紙に転写する。転写処理後の用紙は、トナー像の定着処理が施されたのち外部へ排出される。
ところで、近年、画像形成装置において、カラー印刷化や高速処理化の進行に伴い装置構成が複雑になると共に、高速処理化に対応するべく現像装置内でのトナー攪拌部材の高速回転が余儀なくされる。特に、磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を用い、現像剤を担持する磁気ローラー(トナー供給ローラー)と、トナーのみを担持する現像ローラーとを用いる現像方式では、現像ローラーと磁気ローラーとの対向部分においては、磁気ローラー上に形成された磁気ブラシによって、トナーのみが、現像ローラーに担持され、更に現像ローラーから現像に使用されなかったトナーが引き剥がされる。そのため、現像ローラーと磁気ローラーとの対向部分の近傍においてトナーの浮遊が発生し易くなり、浮遊したトナーが規制ブレード周辺で堆積し、堆積したトナーが凝集して現像ローラーに付着すると、トナー落ちとなって画像不具合が発生するおそれがある。
そこで、例えば特許文献1には、磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を用い、現像剤を担持する磁気ローラーと、トナーのみを担持する現像ローラーとを用いる現像装置において、現像容器の現像ローラー及び磁気ローラーと対向する壁部に現像装置外側から空気を取り入れるための空気流入孔を設けることにより、規制ブレード周辺における浮遊トナーを上方に向かわせる空気流を発生させる現像装置が開示されている。
特開2010−276954号公報
しかしながら、特許文献1のように空気流入孔を設けた場合であっても、装置本体が高速化し、トナー浮遊量が大きい場合には、磁気ローラー及び現像ローラーの回転によって生じた空気流に浮遊トナーを十分に乗せることが困難である。このため、規制ブレード周辺でトナーが堆積して凝集する場合がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、規制ブレード周辺でトナーが堆積して凝集するのを効果的に抑制することが可能な現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成の現像装置は、静電潜像が形成される像担持体と対向して配置され、像担持体との対向領域において像担持体にトナーを供給する現像ローラーと、現像ローラーと対向して配置され、現像ローラーとの対向領域において現像ローラーにトナーを供給するトナー供給ローラーと、トナー供給ローラーに所定の間隔を隔てて対向配置され、トナー供給ローラーに担持されるトナーの厚みを規制する規制ブレードと、現像ローラー、トナー供給ローラーおよび規制ブレードを収容するケーシングと、を備える。規制ブレードは、トナー供給ローラー側に配置される先端部と、トナー供給ローラーとは反対側に配置される後端部と、を有し、ケーシングは、規制ブレードの後端部から上方に延びる壁部を有し、壁部の内面および規制ブレードの上面により、凹部が形成されており、凹部には、トナー供給ローラーの長手方向に延びる回転軸と、回転軸に固定されるパドルと、を有するトナー掃出し部材が設けられており、回転軸が回転することにより、パドルは、壁部の内面および規制ブレードの上面に接触しながら回転する。
本発明の第1の構成によれば、規制ブレードの後端部から上方に延びる壁部の内面と規制ブレードの上面とにより凹部が形成されており、凹部には、壁部の内面および規制ブレードの上面に接触しながら回転するパドルを有するトナー掃出し部材が設けられている。これにより、トナー掃出し部材が回転することによって、凹部内のトナー(凹部へと浮遊してきたトナーや凹部に堆積したトナー)を、凹部から掃き出すとともにパドルの回転で生じる空気流に乗せることができるので、規制ブレード周辺でトナーが堆積して凝集するのを効果的に抑制することができる。その結果、凝集したトナーが現像ローラーに付着するのを効果的に抑制することができるので、画像不具合が発生するのを効果的に抑制することができる。
本発明の第1実施形態の現像装置を備えた画像形成装置の構造を概略的に示した断面図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の構造を示した側面断面図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の規制ブレード周辺の構造を示した側面断面図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の一方端部の構造を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態の現像装置のパドルおよび接着層の構造を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態の現像装置の回転軸および支持部の構造を示した側面図である。 本発明の第2実施形態の現像装置の回転軸および支持部の構造を示した平面図である。 本発明の第2実施形態の現像装置のトナー掃出し部材の構造を示した側面図である。 本発明の第2実施形態の現像装置のパドルおよび接着層の構造を示した図であり、パドルの後端部側から見た図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態による画像形成装置100の構造について説明する。画像形成装置100(ここではカラープリンター)本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム(像担持体)1a、1b、1c及び1dが配設されており、さらに駆動手段(図示せず)により図1において時計回りに回転する中間転写ベルト8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、各感光体ドラム1a〜1dに当接しながら移動する中間転写ベルト8上に順次一次転写されて重畳される。その後、中間転写ベルト8上に一次転写されたトナー像は、二次転写ローラー9の作用によって記録媒体の一例としての転写紙P上に二次転写される。さらに、トナー像が二次転写された転写紙Pは、定着部13においてトナー像が定着された後、画像形成装置100本体より排出される。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が二次転写される転写紙Pは、画像形成装置100の本体下部に配置された用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラー12a及びレジストローラー対12bを介して二次転写ローラー9と後述する中間転写ベルト8の駆動ローラー11とのニップ部へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが主に用いられる。また、二次転写ローラー9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナー等を除去するためのブレード状のベルトクリーナー19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転可能に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光装置5と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像装置3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)等を除去するクリーニング部7a、7b、7c及び7dが設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光装置5によって画像データに応じて光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーを含む二成分現像剤が所定量充填されている。なお、後述のトナー像の形成によって各現像装置3a〜3d内に充填された二成分現像剤中のトナーの割合が規定値を下回った場合にはトナーコンテナ(補給部)4a〜4dから各現像装置3a〜3dに現像剤(トナー及びキャリア)が補給される。この現像剤中のトナーは、現像装置3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光装置5からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a〜6dにより一次転写ローラー6a〜6dと感光体ドラム1a〜1dとの間に所定の転写電圧で電界が付与され、感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、一次転写後に感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナー等がクリーニング部7a〜7dにより除去される。
中間転写ベルト8は、上流側の従動ローラー10と、下流側の駆動ローラー11とに掛け渡されており、駆動モーター(図示せず)による駆動ローラー11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラー対12bから所定のタイミングで駆動ローラー11とこれに隣接して設けられた二次転写ローラー9とのニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送され、中間転写ベルト8上のフルカラー画像が転写紙P上に二次転写される。トナー像が二次転写された転写紙Pは定着部13へと搬送される。
定着部13に搬送された転写紙Pは、定着ローラー対13aにより加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。転写紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラー対15によって排出トレイ17に排出される。
一方、転写紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部13を通過した転写紙Pの一部を一旦排出ローラー対15から装置外部にまで突出させる。そして、転写紙Pの後端が分岐部14を通過した後に排出ローラー対15を逆回転させるとともに分岐部14の搬送方向を切り換える。これにより、転写紙Pは後端から用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ニップ部に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次のトナー像が、二次転写ローラー9によって転写紙Pの画像が形成されていない面に二次転写される。トナー像が二次転写された転写紙Pは、定着部13に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
次に、図2を参照して、現像装置3aの詳細構造について説明する。なお、図2は図1の背面側から見た状態を示しており、現像装置3a内の各部材の配置は図1と左右が逆になっている。また、以下の説明では図1の画像形成部Paに配置される現像装置3aを例示するが、画像形成部Pb〜Pdに配置される現像装置3b〜3dの構成についても基本的に同様であるため説明を省略する。
図2に示すように、現像装置3aは、二成分現像剤(以下、単に現像剤と呼ぶ)が収納される現像容器(ケーシング)20を備えており、現像容器20は仕切壁20aによって攪拌搬送室21、供給搬送室22に区画されている。攪拌搬送室21及び供給搬送室22には、トナーコンテナ4a(図1参照)から供給されるトナー(正帯電トナー)をキャリアと混合して攪拌し、帯電させるための攪拌搬送スクリュー23a及び供給搬送スクリュー23bがそれぞれ回転可能に配設されている。
そして、攪拌搬送スクリュー23a及び供給搬送スクリュー23bによって現像剤が攪拌されつつ軸方向(図2の紙面と垂直な方向)に搬送され、仕切壁20aの両端部に形成された不図示の現像剤通過路を介して攪拌搬送室21、供給搬送室22間を循環する。即ち、攪拌搬送室21、供給搬送室22、現像剤通過路によって現像容器20内に現像剤の循環経路が形成されている。
現像容器20は図2の右斜め上方に延在しており、現像容器20内において供給搬送スクリュー23bの上方にはトナー供給ローラー30が配置され、トナー供給ローラー30の右斜め上方には現像ローラー31が対向配置されている。そして、現像ローラー31は現像容器20の開口側(図2の右側)において感光体ドラム1a(図1参照)に対向している。トナー供給ローラー30及び現像ローラー31は、それぞれ回転軸周りに関して図中反時計回り方向に回転する。
攪拌搬送室21には、攪拌搬送スクリュー23aと対面して不図示のトナー濃度センサーが配置されており、トナー濃度センサーの検知結果に基づいてトナーコンテナ4aから不図示のトナー補給口を介して攪拌搬送室21にトナーが補給されるようになっている。トナー濃度センサーとしては、例えば、現像容器20内におけるトナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤の透磁率を検出する透磁率センサーが用いられる。
トナー供給ローラー30は、図2において反時計回り方向に回転する非磁性の回転スリーブと、回転スリーブに内包される複数の磁極を有する固定マグネット体で構成される磁気ローラーである。
現像ローラー31は、図2において反時計回り方向に回転する円筒状の現像スリーブと、現像スリーブ内に固定された現像ローラー側磁極で構成されている。トナー供給ローラー30と現像ローラー31とはその対面位置(対向位置)において所定のギャップをもって対向している。現像ローラー側磁極は、固定マグネット体の対向する磁極(主極)と異極性である。
また、現像容器20には、トナー供給ローラー30に担持される現像剤の厚みを規制する規制ブレード32が、トナー供給ローラー30の長手方向(図2の紙面と垂直な方向)に沿って取り付けられている。規制ブレード32は、トナー供給ローラー30の回転方向(図中反時計回り方向)において、現像ローラー31とトナー供給ローラー30との対向位置よりも上流側に位置付けられている。また、規制ブレード32は、現像ローラー31とトナー供給ローラー30との対向部分(対向領域)の下方に配置されている。そして、規制ブレード32とトナー供給ローラー30表面との間には僅かな隙間(ギャップ)が形成されている。
現像ローラー31には、直流電圧(以下、Vslv(DC)という)及び交流電圧(以下、Vslv(AC)という)が印加されている。トナー供給ローラー30には、直流電圧(以下、Vmag(DC)という)及び交流電圧(以下、Vmag(AC)という)が印加されている。これらの直流電圧及び交流電圧は、現像バイアス電源からバイアス制御回路(いずれも図示せず)を経由して現像ローラー31及びトナー供給ローラー30に印加される。
前述のように、攪拌搬送スクリュー23a及び供給搬送スクリュー23bによって、現像剤が攪拌されつつ現像容器20内の攪拌搬送室21及び供給搬送室22を循環することにより現像剤中のトナーを帯電させる。供給搬送室22内の現像剤は、供給搬送スクリュー23bによってトナー供給ローラー30に搬送される。そして、トナー供給ローラー30上に磁気ブラシ(図示せず)を形成する。トナー供給ローラー30上の磁気ブラシは規制ブレード32によって層厚規制された後、トナー供給ローラー30の回転によってトナー供給ローラー30と現像ローラー31との対向部分に搬送される。そして、トナー供給ローラー30に印加されるVmag(DC)と現像ローラー31に印加されるVslv(DC)との電位差ΔV、及び磁界によって現像ローラー31上にトナー薄層が形成される。
現像ローラー31上のトナー層厚は現像剤の抵抗やトナー供給ローラー30と現像ローラー31との回転速度差等によっても変化するが、ΔVによって制御することができる。ΔVを大きくすると現像ローラー31上のトナー層は厚くなり、ΔVを小さくすると薄くなる。現像時におけるΔVの範囲は一般的に100V〜350V程度が適切である。
トナー供給ローラー30上の磁気ブラシとの接触によって現像ローラー31上に形成されたトナー薄層は、現像ローラー31の回転によって感光体ドラム1aと現像ローラー31との対向部分(対向領域)に搬送される。現像ローラー31にはVslv(DC)及びVslv(AC)が印加されているため、感光体ドラム1aとの間の電位差によって現像ローラー31から感光体ドラム1aにトナーが飛翔し、感光体ドラム1a上の静電潜像が現像される。
現像に用いられずに残ったトナーは、再度現像ローラー31とトナー供給ローラー30との対向部分に搬送され、トナー供給ローラー30上の磁気ブラシによって回収される。そして、磁気ブラシは固定マグネット体の同極部分でトナー供給ローラー30から引き剥がされた後、供給搬送室22内に落下する。
その後、トナー濃度センサー(不図示)の検知結果に基づいてトナー補給口(不図示)から所定量のトナーが補給され、供給搬送室22及び攪拌搬送室21を循環する間に再び適正なトナー濃度で均一に帯電された二成分現像剤となる。この現像剤が再び供給搬送スクリュー23bによりトナー供給ローラー30上に供給されて磁気ブラシを形成し、規制ブレード32へ搬送される。
規制ブレード32は、トナー供給ローラー30の長手方向の略全域に形成されている。また、規制ブレード32は図3に示すように、トナー供給ローラー30側に配置される先端部32aと、トナー供給ローラー30とは反対側に配置される後端部32bと、を有する。
現像容器20の図3の右側部分には、規制ブレード32の後端部32bから感光体ドラム1aと現像ローラー31との対向部分(対向領域)に向かって上方に延びる壁部20bが形成されている。壁部20bの内面(図3の左面)は、規制ブレード32の上面に繋がる円弧状面と、円弧状面から上方に延びる鉛直面と、を有する。そして、壁部20bの内面および規制ブレード32の上面によって、トナー供給ローラー30の長手方向に延びる凹部33が形成されている。
凹部33には、凹部33内のトナーTを掃き出すためのトナー掃出し部材40が設けられている。トナー掃出し部材40は、トナー供給ローラー30の長手方向の略全域に形成されている。トナー掃出し部材40は、トナー供給ローラー30の長手方向に延びる回転軸41と、回転軸41の外周面に一体で設けられ径方向外側に突出する支持部42と、支持部42に取り付けられるパドル43と、によって構成されている。
回転軸41の一方端部には図4に示すように、駆動力伝達ギア44が固定されている。駆動力伝達ギア44は、トナー供給ローラー30の回転軸30aの一方端部に設けられたギア34に係合しており、駆動力伝達ギア44には、トナー供給ローラー30から回転駆動力が伝達される。なお、ギア34には、クラッチ(図示せず)が設けられており、トナー供給ローラー30の回転軸30aからトナー掃出し部材40の回転軸41へ駆動力を伝達または遮断することが可能である。
図3に示すように、支持部42は、回転軸41と平行に延びるように、回転軸41に対して対称(点対称)に2つ設けられている。
図5に示すように、パドル43は、例えばPETフィルムやウレタンシート等の可撓性部材からなり、細長い板状に形成されている。また、パドル43の先端部(図5の上部、規制ブレード32に接触する側の部分)には、パドル43の長手方向に所定の間隔を隔てて複数のスリット43aが形成されている。パドル43の後端部(図5の下部)には両面テープなどからなる接着層45が設けられており、パドル43は図3に示すように接着層45を介して支持部42に接着されている。
パドル43は、回転軸41が回転することにより、壁部20bの内面および規制ブレード32の上面に接触しながら回転する。また、パドル43は、規制ブレード32の後端部32b側から先端部32a側に向かって接触するように、図3の時計回り方向に回転する。なお、パドル43は、規制ブレード32の上面の最先端部32cおよび壁部20bの内面の最上端部20cに接触しないように配置されている。また、パドル43は、トナー供給ローラー30に担持された磁気ブラシにも接触しないように配置されている。
また、トナー掃出し部材40は、現像動作中には回転せず、現像動作の停止中に回転する。すなわち、現像動作中にトナー供給ローラー30が回転してもクラッチ(図示せず)の作用によって、トナー掃出し部材40に駆動力は伝達されない。なお、トナー掃出し部材40を回転させるタイミングとしては、印字動作の終了毎に行っても良いし、印字枚数が所定枚数に到達した時点で行うようにしても良い。
凹部33内のトナーTは、トナー掃出し部材40が回転することによって、凹部33から掃き出されるとともにパドル43の回転で生じる空気流に乗り、規制ブレード32周辺でのトナー堆積が抑制される。
本実施形態では、上記のように、凹部33には、壁部20bの内面および規制ブレード32の上面に接触しながら回転するパドル43を有するトナー掃出し部材40が設けられている。これにより、トナー掃出し部材40が回転することによって、凹部33内のトナーT(凹部33へと浮遊してきたトナーTや凹部33に堆積したトナーT)を、凹部33から掃き出すとともにパドル43の回転で生じる空気流に乗せることができるので、規制ブレード32周辺でトナーTが堆積して凝集するのを効果的に抑制することができる。その結果、凝集したトナーが現像ローラー31に付着するのを効果的に抑制することができるので、画像不具合が発生するのを効果的に抑制することができる。
また、上記のように、パドル43は、規制ブレード32の後端部32bから先端部32aに向かって接触するように回転する。これにより、トナー浮遊量の多い規制ブレード32の先端部32a側から凹部33内に向かってトナーTが浮遊してくるのを抑制することができるので、凹部33にトナーTが堆積するのをより抑制することができる。
また、上記のように、パドル43は、規制ブレード32の最先端部32cに接触しないように配置されている。これにより、パドル43がトナー供給ローラー30に担持される磁気ブラシに接触するのを抑制することができるので、トナー供給ローラー30に担持される磁気ブラシの厚みが変化する(設定値からずれてしまう)のを抑制することができる。
また、上記のように、パドル43のうちの規制ブレード32に接触する部分(パドル43の先端部)には、パドル43の長手方向に所定の間隔を隔てて複数のスリット43aが形成されている。これにより、パドル43にかかる力を分散することができるので、パドル43の一部に大きな力がかかりすぎるのを抑制することができる。
また、上記のように、回転軸41の端部には、トナー供給ローラー30から回転駆動力が伝達される駆動力伝達ギア44が設けられている。これにより、トナー掃出し部材40を回転させるための駆動源を別途設ける必要がないので、部品点数が増加するのを抑制することができるとともに、構造が複雑化するのを抑制することができる。
また、上記のように、トナー掃出し部材40は、現像動作中に回転せず、現像動作の停止中に回転する。これにより、トナー供給ローラー40に担持される磁気ブラシの厚みが設定値からずれるのを抑制することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態では図6および図7に示すように、トナー掃出し部材40の支持部42は、回転軸41の外周面に螺旋状に設けられている。このため、パドル43は図8に示すように、回転軸41に対して螺旋状に固定される。なお、図6〜図8では支持部42は回転軸41に対して1つだけ設けられているが、回転軸41に対して点対称に複数設けられていてもよい。
また、本実施形態のパドル43には図9に示すように、パドル43の長手方向に所定の間隔を隔てて、パドル43の厚み方向に凹んだ複数の切り込み43bが形成されている。なお、切り込み43bは、パドル43の一方の面のみに形成されている。
第2実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、パドル43は、回転軸41の外周面に螺旋状に固定されている。これにより、パドル43が凹部33の内面に接触するタイミングや凹部33の内面から離間するタイミングを、回転軸41の長手方向にずらすことができるので、トナー掃出し部材40の回転負荷の変動を抑制することができる。
また、上記のように、パドル43には、パドル43の長手方向に所定の間隔を隔てて、パドル43の厚み方向に凹んだ複数の切り込み43bが形成されている。これにより、パドル43がねじりやすくなるので、螺旋状の支持部42にパドル43を容易に取り付ける(接着する)ことができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、図1に示したようなタンデム型のカラー画像形成装置に本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限らない。言うまでもなく、モノクロ複写機、モノクロプリンター、デジタル複合機、ファクシミリ等の、現像ローラーとトナー供給ローラーとを備えた現像装置を有する種々の画像形成装置に本発明を適用できる。
また、上記実施形態では、現像動作の停止中にトナー掃出し部材40を回動させる例について示したが、本発明はこれに限らず、現像動作中にトナー掃出し部材40を回動させてもよい。
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
3a〜3d 現像装置
20 現像容器(ケーシング)
20b 壁部
30 トナー供給ローラー
31 現像ローラー
32 規制ブレード
32a 先端部
32b 後端部
32c 最先端部
33 凹部
40 トナー掃出し部材
41 回転軸
43 パドル
43a スリット
43b 切り込み
44 駆動力伝達ギア
100 画像形成装置
T トナー

Claims (9)

  1. 静電潜像が形成される像担持体と対向して配置され、前記像担持体との対向領域において前記像担持体にトナーを供給する現像ローラーと、
    前記現像ローラーと対向して配置され、前記現像ローラーとの対向領域において前記現像ローラーにトナーを供給するトナー供給ローラーと、
    前記トナー供給ローラーに所定の間隔を隔てて対向配置され、前記トナー供給ローラーに担持されるトナーの厚みを規制する規制ブレードと、
    前記現像ローラー、前記トナー供給ローラーおよび前記規制ブレードを収容するケーシングと、
    を備え、
    前記規制ブレードは、前記トナー供給ローラー側に配置される先端部と、前記トナー供給ローラーとは反対側に配置される後端部と、を有し、
    前記ケーシングは、前記規制ブレードの後端部から上方に延びる壁部を有し、
    前記壁部の内面および前記規制ブレードの上面により、凹部が形成されており、
    前記凹部には、前記トナー供給ローラーの長手方向に延びる回転軸と、前記回転軸に固定されるパドルと、を有するトナー掃出し部材が設けられており、
    前記回転軸が回転することにより、前記パドルは、前記壁部の内面および前記規制ブレードの上面に接触しながら回転することを特徴とする現像装置。
  2. 前記パドルは、前記規制ブレードの前記後端部から前記先端部に向かって接触するように回転することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記パドルは、前記規制ブレードの最先端部に接触しないように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記パドルのうちの前記規制ブレードに接触する部分には、前記パドルの長手方向に所定の間隔を隔てて複数のスリットが形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記パドルは、前記回転軸の外周面に螺旋状に固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記パドルには、前記パドルの長手方向に所定の間隔を隔てて、前記パドルの厚み方向に凹んだ複数の切り込みが形成されていることを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. 前記回転軸の端部には、前記トナー供給ローラーから回転駆動力が伝達される駆動力伝達ギアが設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 前記トナー供給ローラーと前記駆動力伝達ギアとの間には、駆動力の伝達を断続させるクラッチが設けられており、
    前記トナー掃出し部材は、現像動作中に回転せず、現像動作の停止中に回転することを特徴とする請求項7に記載の現像装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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