JP2017109852A - Guide rail support structure and method for renewing the same - Google Patents
Guide rail support structure and method for renewing the same Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017109852A JP2017109852A JP2015246573A JP2015246573A JP2017109852A JP 2017109852 A JP2017109852 A JP 2017109852A JP 2015246573 A JP2015246573 A JP 2015246573A JP 2015246573 A JP2015246573 A JP 2015246573A JP 2017109852 A JP2017109852 A JP 2017109852A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide rail
- bracket
- rail
- support structure
- clip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
Description
本発明の実施の形態は、ガイドレール支持構造およびガイドレール支持構造のリニューアル方法に関する。 Embodiments described herein relate generally to a guide rail support structure and a method for renewing the guide rail support structure.
エレベータの乗りかごや釣合錘の昇降を案内するために、昇降路内にガイドレールが設置されている。このようなガイドレールを支持するために、昇降路壁に固定されたレールブラケットに、固定式ガイドレールクリップを用いてガイドレールを支持するガイドレール支持構造が知られている。この場合、ガイドレールは、レールブラケットに対して上下方向にスライドし難く支持される。 A guide rail is installed in the hoistway to guide the elevator car and the counterweight. In order to support such a guide rail, a guide rail support structure is known in which a guide rail is supported on a rail bracket fixed to a hoistway wall by using a fixed guide rail clip. In this case, the guide rail is supported so as not to slide in the vertical direction with respect to the rail bracket.
エレベータのリニューアル時、この固定式ガイドレールクリップを用いたガイドレール支持構造を、スライディング式ガイドレールクリップを用いたガイドレール支持構造に変更する場合がある。この場合、ガイドレールは、リニューアル後、レールブラケットにスライド可能に支持される。このようなリニューアル作業では、既設の固定式ガイドレールクリップに適合した既設のレールブラケットが解体されて廃棄され、新設のスライディング式ガイドレールクリップに適合した新設のレールブラケットが新たに設置される。 When the elevator is renewed, the guide rail support structure using the fixed guide rail clip may be changed to a guide rail support structure using a sliding guide rail clip. In this case, the guide rail is slidably supported by the rail bracket after renewal. In such a renewal work, an existing rail bracket suitable for an existing fixed guide rail clip is disassembled and discarded, and a new rail bracket suitable for a new sliding guide rail clip is newly installed.
しかしながら、このようなリニューアル作業では、既設のレールブラケットの解体および廃棄に、多大な作業時間が費やされる。このため、工事期間が長くなり、その間、エレベータの運行が停止する。このため、エレベータ利用者および建物所有者の利便性が損なわれる。 However, in such renewal work, a great amount of work time is spent in dismantling and discarding the existing rail bracket. For this reason, a construction period becomes long and the operation of an elevator stops in the meantime. For this reason, the convenience of an elevator user and a building owner is impaired.
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、固定式ガイドレールクリップで支持されていたガイドレールをスライド可能に支持するガイドレール支持構造への工事期間を短縮させることができるガイドレール支持構造およびガイドレール支持構造のリニューアル方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in consideration of such points, and can shorten the construction period for a guide rail support structure that slidably supports a guide rail supported by a fixed guide rail clip. It is an object to provide a guide rail support structure and a method for renewing the guide rail support structure.
実施の形態によるガイドレール支持構造は、エレベータの昇降路内に上下方向に延びるガイドレールを支持する。このガイドレール支持構造は、昇降路を画定する昇降路壁に固定されたレールブラケットと、レールブラケットに当接して設けられたブラケットピースと、ブラケットピースに取り付けられたスライディング式ガイドレールクリップと、を備えている。このうち、レールブラケットは、ガイドレールの背面に当接している。また、ブラケットピースは、レールブラケットに取り付けられるとともにガイドレールの背面に当接している。さらに、スライディング式ガイドレールクリップは、ブラケットピースとの間にガイドレールをスライド可能に挟持している。 The guide rail support structure according to the embodiment supports the guide rail extending in the vertical direction in the elevator hoistway. This guide rail support structure includes a rail bracket fixed to a hoistway wall that defines a hoistway, a bracket piece provided in contact with the rail bracket, and a sliding guide rail clip attached to the bracket piece. I have. Among these, the rail bracket is in contact with the back surface of the guide rail. The bracket piece is attached to the rail bracket and is in contact with the back surface of the guide rail. Further, the sliding guide rail clip slidably holds the guide rail between the bracket piece and the bracket piece.
また、実施の形態によるガイドレール支持構造は、エレベータの昇降路内に上下方向に延びるガイドレールを支持する。このガイドレール支持構造は、昇降路を画定する昇降路壁に固定されたレールブラケットと、レールブラケットに取り付けられた固定式ガイドレールクリップと、レールブラケットのガイドレールの側の面に設けられた滑動部材と、を備えている。このうち、レールブラケットは、ガイドレールの背面に当接している。また、固定式ガイドレールクリップは、ガイドレールを支持している。 Moreover, the guide rail support structure by embodiment supports the guide rail extended in an up-down direction in the hoistway of an elevator. This guide rail support structure includes a rail bracket fixed to a hoistway wall that defines a hoistway, a fixed guide rail clip attached to the rail bracket, and a slide provided on a surface of the rail bracket on the side of the guide rail. And a member. Among these, the rail bracket is in contact with the back surface of the guide rail. The fixed guide rail clip supports the guide rail.
また、実施の形態によるガイドレール支持構造のリニューアル方法は、エレベータの昇降路内に上下方向に延びるガイドレールを支持するガイドレール支持構造をリニューアルする。このリニューアル方法は、昇降路を画定する昇降路壁に固定されたレールブラケットから、ガイドレールを支持していた固定式ガイドレールクリップを取り外す工程を備えている。また、このリニューアル方法は、レールブラケットより上方にブラケットピースを配置してレールブラケットに取り付けて、ガイドレールの背面に当接させる工程を備えている。さらに、このリニューアル方法は、ブラケットピースにスライディング式ガイドレールクリップを取り付けて、ブラケットピースとスライディング式ガイドレールクリップとの間にガイドレールをスライド可能に挟持させる工程を備えている。 Moreover, the renewal method of the guide rail support structure by embodiment renews the guide rail support structure which supports the guide rail extended in an up-down direction in the elevator hoistway. The renewal method includes a step of removing a fixed guide rail clip supporting the guide rail from a rail bracket fixed to the hoistway wall that defines the hoistway. The renewal method includes a step of placing a bracket piece above the rail bracket, attaching the bracket piece to the rail bracket, and bringing the bracket piece into contact with the back surface of the guide rail. The renewal method further includes a step of attaching a sliding guide rail clip to the bracket piece and slidably holding the guide rail between the bracket piece and the sliding guide rail clip.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
(第1の実施の形態)
図1乃至図10を用いて、第1の実施の形態におけるガイドレール支持構造およびガイドレール支持構造のリニューアル方法について説明する。ここでは、まず、本実施の形態によるガイドレール支持構造を備えるエレベータ装置について説明する。
(First embodiment)
A guide rail support structure and a guide rail support structure renewal method according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. Here, first, an elevator apparatus including the guide rail support structure according to the present embodiment will be described.
図1に示すように、エレベータ装置1は、昇降路2内を昇降可能な乗りかご3と、乗りかご3にメインロープ4を介して連結された釣合錘5(カウンターウェイト)と、機械室6に設けられ、メインロープ4を介して乗りかご3および釣合錘5を昇降させる巻上機7(昇降駆動部)と、を備えている。このような構成において、制御装置(図示せず)が巻上機7を制御することにより、巻上機7がメインロープ4を巻き上げて乗りかご3および釣合錘5が昇降する。これにより、乗りかご3は、エレベータ装置1が設置された建物の複数の階床にそれぞれ設けられた乗場間を昇降する。
As shown in FIG. 1, an
ところで、昇降路2内には、上下方向に延びる一対のかごガイドレール8および一対の錘ガイドレール9が設けられている。
Incidentally, a pair of
このうちかごガイドレール8は、乗りかご3の昇降を案内する。すなわち、乗りかご3は、かごガイドレール8を転動するかごローラガイド10を有しており、これにより、乗りかご3は、かごガイドレール8に沿って昇降するようになっている。
Of these, the
錘ガイドレール9は、釣合錘5の昇降を案内する。すなわち、図1に示すように、釣合錘5は、錘ガイドレール9を転動する錘ローラガイド11を有しており、これにより、釣合錘5は、錘ガイドレール9に沿って昇降するようになっている。
The
これらのかごガイドレール8および錘ガイドレール9は、ガイドレール支持構造によって昇降路壁12に支持されている。
The
次に、本実施の形態によるガイドレール支持構造について説明する。なお、以下では、かごガイドレール8および錘ガイドレール9を総称して、単にガイドレール21と記す。
Next, the guide rail support structure according to this embodiment will be described. Hereinafter, the
まず、図2および図3を用いて、本実施の形態による固定式のガイドレール支持構造20について説明する。
First, the fixed guide
図2および図3に示すように、ガイドレール支持構造20は、昇降路2を画定する昇降路壁12に固定されたレールブラケット22と、レールブラケット22に取り付けられ、ガイドレール21を支持する一対の固定式ガイドレールクリップ23と、を備えている。このうち、レールブラケット22は、L字状に形成されており、レールブラケット22の前面22aが、ガイドレール21の背面21aに(直接的に)当接している。また、レールブラケット22は、図示しないボルト等により、昇降路壁12に設けられた建築梁13等に取り付けられている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the guide
このようなガイドレール支持構造20は、上下方向に互いに異なる位置に複数配置されている。これら複数のガイドレール支持構造20によって、ガイドレール21は昇降路壁12に支持されている。
A plurality of such guide
一対の固定式ガイドレールクリップ23は、ガイドレール21の上下方向に延びる両端部21bを支持している。また、固定式ガイドレールクリップ23は、ガイドレール21を上下方向にスライドさせ難いような剛性を有している。すなわち、固定式ガイドレールクリップとの用語は、後述するボルト24の締め付け力によって生じる押圧力で、ガイドレール21をレールブラケット22の側に押圧することができる程度の剛性を有している部材を意味するものとして用いている。このことにより、固定式ガイドレールクリップ23は、比較的強い力でガイドレール21をレールブラケット22の側に押圧している。このようにして、固定式ガイドレールクリップ23は、ガイドレール21が上下方向にスライドし難い程度にガイドレール21を支持している。各固定式ガイドレールクリップ23は、ボルト24、ナット25およびワッシャ26によりレールブラケット22に取り付けられている。
The pair of fixed guide rail clips 23 support both
ボルト24は、固定式ガイドレールクリップ23およびレールブラケット22を貫通するボルト胴体部27と、ボルト胴体部27に連結され、固定式ガイドレールクリップ23に当接するボルト頭部28と、を有している。ボルト24のボルト胴体部27は、固定式ガイドレールクリップ23の貫通孔29と、レールブラケット22の貫通孔30とを貫通している。
The
次に、図4乃至図8Cを用いて、本実施の形態によるスライディング式のガイドレール支持構造40について説明する。
Next, the sliding guide
図4乃至図6に示すように、ガイドレール支持構造40は、昇降路2を画定する昇降路壁12に固定されたレールブラケット22と、レールブラケット22に当接して設けられたブラケットピース41と、ブラケットピース41に取り付けられた一対のスライディング式ガイドレールクリップ42と、を備えている。このうち、レールブラケット22の前面22aは、図2および図3に示すガイドレール支持構造20と同様に、ガイドレール21の背面21aに当接している。すなわち、エレベータのリニューアル時に、ガイドレール支持構造20がガイドレール支持構造40に変更された場合であっても、図2および図3に示すレールブラケット22が用いられている。
As shown in FIGS. 4 to 6, the guide
ブラケットピース41は、ガイドレール21の背面21aに当接している。より具体的には、ブラケットピース41は、レールブラケット22の背面22b(図4においてブラケットピース41が対向している面)に対向する固定側部43と、固定側部43より上方に設けられたガイドレール支持部44と、を有している。本実施の形態においては固定側部43の前面43aは、レールブラケット22の背面22bに(直接的に)当接している。ガイドレール支持部44は、レールブラケット22よりも上方に配置されており、ガイドレール支持部44の前面44aは、ガイドレール21の背面21aに(直接的に)当接している。
The
図7(a)および図7(b)に示すように、ブラケットピース41の固定側部43には、後述するボルト47が貫通するための貫通孔45が設けられている。ガイドレール支持部44には、後述するボルト55が貫通するための貫通孔46が設けられている。なお、ガイドレール支持部44は、固定側部43と一体で形成されてもよく、別々に形成された後、固定側部43と結合してもよい。
As shown in FIGS. 7A and 7B, the fixed
ブラケットピース41は、レールブラケット22にボルト47、ナット48およびワッシャ49により取り付けられている。
The
ボルト47は、レールブラケット22およびブラケットピース41を貫通するボルト胴体部50と、ボルト胴体部50に連結され、レールブラケット22の前面22aに当接するボルト頭部51と、を有している。図4および図5に示すように、ボルト47のボルト胴体部50は、レールブラケット22の貫通孔30と、ブラケットピース41の貫通孔45とを貫通している(いずれも図8A参照)。なお、ボルト47は、ブラケットピース41の背面43bから挿入されて、ボルト頭部51が、ブラケットピース41の背面43bに当接していてもよい。
The
本実施の形態においては、図4乃至図6に示すように、ボルト47のボルト頭部51とレールブラケット22との間には、カラー52(介在部材)が介在されている。このカラー52は、ボルト頭部51がガイドレール21に当接することを防止している。このことにより、ボルト47の締め付け力がガイドレール21に作用することを回避している。また、本実施の形態においては、カラー52は、貫通孔53(図8A参照)を有する直方体状に形成されており、カラー52がガイドレール21と干渉することを防止している。なお、カラー52は、ボルト頭部51がガイドレール21に当接したり、カラー52がガイドレール21と干渉したりすることを防止できれば、任意の形状にすることができ、例えば、円柱形状にしてもよい。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 4 to 6, a collar 52 (intervening member) is interposed between the
一対のスライディング式ガイドレールクリップ42は、ガイドレール21の上下方向に延びる両端部21bを支持している。また、図6に示すように、スライディング式ガイドレールクリップ42は、屈曲部54を有する板ばねとして構成されており、例えば、ばね鋼等によって形成されることが好適である。すなわち、スライディング式ガイドレールクリップとの用語は、自身の弾性力でガイドレール21をブラケットピース41の側に押圧する部材を意味しているものとして用いている。このことにより、スライディング式ガイドレールクリップ42は、比較的弱い力でガイドレール21をブラケットピース41の側に押圧している。このようにして、ブラケットピース41との間にガイドレール21が上下方向にスライド可能に挟持されている。各スライディング式ガイドレールクリップ42は、ボルト55、ナット56およびワッシャ57によりブラケットピース41のガイドレール支持部44に取り付けられている。
The pair of sliding guide rail clips 42 support both
図4に示すように、ボルト55は、スライディング式ガイドレールクリップ42およびブラケットピース41を貫通するボルト胴体部58と、ボルト胴体部58に連結され、スライディング式ガイドレールクリップ42の前面42aに当接するボルト頭部59と、を有している。図4乃至図6に示すように、ボルト55のボルト胴体部58は、スライディング式ガイドレールクリップ42の貫通孔60と、ブラケットピース41の貫通孔46(いずれも図8C参照)とを貫通している。本実施の形態においては、ボルト頭部59は、直方体状に形成されている。このことにより、スライディング式ガイドレールクリップ42をブラケットピース41に取り付ける際に、ボルト頭部59がスライディング式ガイドレールクリップ42の屈曲部54に接触してボルト55が回転することを防止している。このため、ボルト55を保持しなくても、ナット56を回転させることでボルト55とナット56とを締め付けることができる。このようなボルト頭部59の形状により、狭い場所での作業性の向上を図っている。
As shown in FIG. 4, the
次に、このような構成からなる本実施の形態における作用について説明する。ここではガイドレール支持構造のリニューアル方法、すなわち、図2および図3に示す固定式のガイドレール支持構造20から、図4乃至図6に示すスライディング式のガイドレール支持構造40へ変更する方法について説明する。
Next, the operation in the present embodiment having such a configuration will be described. Here, a renewal method of the guide rail support structure, that is, a method of changing from the fixed guide
まず、図2および図3に示す固定式のガイドレール支持構造20において、固定式ガイドレールクリップ23が、レールブラケット22から取り外される。この場合、ボルト24、ナット25およびワッシャ26が取り外されることで、固定式ガイドレールクリップ23が取り外される。
First, in the fixed guide
次に、図8Aおよび図8Bに示すように、ブラケットピース41がレールブラケット22に取り付けられる。この場合、まず、ブラケットピース41のガイドレール支持部44が、レールブラケット22の上方に配置される。より具体的には、ブラケットピース41がレールブラケット22の背面22bの側から当てられて、ブラケットピース41の固定側部43が、レールブラケット22の背面22bに当接し、ブラケットピース41のガイドレール支持部44が、ガイドレール21の背面22bに当接する。続いて、ボルト47のボルト胴体部50が、レールブラケット22の貫通孔30と、ブラケットピース41の貫通孔45とを、貫通し、ナット48により締め付けられる。この際、ボルト頭部51とレールブラケット22との間にカラー52が介在され、ボルト頭部51が、カラー52の貫通孔53を貫通する。
Next, as shown in FIGS. 8A and 8B, the
次に、図8Cに示すように、スライディング式ガイドレールクリップ42が、ブラケットピース41に取り付けられる。この場合、まず、スライディング式ガイドレールクリップ42が、ブラケットピース41のガイドレール支持部44上に配置される。続いて、ボルト55のボルト胴体部58がスライディング式ガイドレールクリップ42の貫通孔60と、ブラケットピース41の貫通孔46とを、貫通し、ナット56により締め付けられる。この際、スライディング式ガイドレールクリップ42がガイドレール21をブラケットピース41の側に押圧する力は比較的弱いため、ガイドレール21は、ブラケットピース41とスライディング式ガイドレールクリップ42との間に上下方向にスライド可能に挟持される。
Next, as shown in FIG. 8C, the sliding
このようにして、リニューアル作業が完了し、図4乃至図6に示すガイドレール支持構造40が得られる。
In this way, the renewal work is completed, and the guide
このように本実施の形態によれば、固定式ガイドレールクリップ23が取り付けられていたレールブラケット22に、ブラケットピース41が取り付けられ、このブラケットピース41に、スライディング式ガイドレールクリップ42が取り付けられている。このことにより、固定式のガイドレール支持構造20において利用されていたレールブラケット22を有効利用することができ、レールブラケット22の解体および廃棄を省略することができる。このため、リニューアル時の作業量を軽減することができ、リニューアル作業の効率を向上させることができる。この結果、固定式ガイドレールクリップ23で直接的に支持されていたガイドレール21をスライド可能に支持するガイドレール支持構造40への工事期間を短縮させることができる。また、この場合、工事期間が短くなるため、リニューアル費用を削減することができる。
Thus, according to the present embodiment, the
また、本実施の形態によれば、ガイドレール21が、ブラケットピース41とスライディング式ガイドレールクリップ42との間に上下方向にスライド可能に挟持されている。このことにより、地震等によりレールブラケット22に対してガイドレール21が変位するような力が加えられた場合に、ガイドレール21をレールブラケット22に対してスライドさせることができる。また、ガイドレール21が熱膨張若しくは熱収縮した場合においても、ガイドレール21をレールブラケット22に対してスライドさせることができる。このため、ガイドレール21の変形(例えば座屈)や、ガイドレール支持構造40の破損を抑制することができる。
Further, according to the present embodiment, the
また、本実施の形態によれば、ブラケットピース41をレールブラケット22に取り付けているボルト47のボルト頭部51とレールブラケット22との間には、カラー52が介在されている。このことにより、ボルト頭部51と、ガイドレール21とが干渉することを防止することができる。このため、ボルト47の締め付け力がレールブラケット22およびブラケットピース41に作用し、スライディング式ガイドレールクリップ42を、ブラケットピース41を介してレールブラケット22に確実に支持することができる。
Further, according to the present embodiment, the
また、本実施の形態によれば、ブラケットピース41は、レールブラケット22の背面22bに当接する固定側部43と、固定側部43より上方に設けられ、ガイドレール21の背面21bに当接するガイドレール支持部44と、を有している。このことにより、ブラケットピース41をレールブラケット22の背面22bの側から取り付けることができる。このため、ブラケットピース41の取り付けが容易になり、リニューアル作業の効率を向上させることができる。
Further, according to the present embodiment, the
なお、上述した本実施の形態においては、レールブラケット22の前面22aが、ガイドレール21の背面21aに当接しているとともに、ガイドレール支持部44の前面44aが、ガイドレール21の背面21aに当接している例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、図9および図10に示すように、レールブラケット22の前面22a(ガイドレール21の側の面)およびブラケットピース41のガイドレール支持部44の前面44a(ガイドレール21の側の面)に、滑動部材61が設けられていてもよい。すなわち、レールブラケット22の前面22aおよびガイドレール支持部44の前面44aが、滑動部材61を介してガイドレール21の背面21aに当接していてもよい。この場合、レールブラケット22とガイドレール21との間、およびブラケットピース41のガイドレール支持部44とガイドレール21との間に滑動部材61が介在され、レールブラケット22およびブラケットピース41に対するガイドレール21のスライド性を向上させることができる。このため、地震等またはガイドレール21の熱膨張若しくは熱収縮に起因するガイドレール21の変形をより効果的に抑制することができる。なお、滑動部材61の材料は、デュポン社製のテフロン(登録商標)または作新工業株式会社製のニューライト(商品名)を用いることが好適である。
In the above-described embodiment, the
(第2の実施の形態)
次に、図11および図12を用いて、本発明の第2の実施の形態におけるガイドレール支持構造およびガイドレール支持構造のリニューアル方法について説明する。
(Second Embodiment)
Next, the guide rail support structure and the guide rail support structure renewal method according to the second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 11 and 12.
図11および図12に示す第2の実施の形態においては、レールブラケットのガイドレールの側の面に、滑動部材が設けられている点が主に異なり、他の構成は、図1乃至図10に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図11および図12において、図1乃至図10に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。 The second embodiment shown in FIGS. 11 and 12 is mainly different in that a sliding member is provided on the surface of the rail bracket on the side of the guide rail, and other configurations are the same as those in FIGS. This is substantially the same as the first embodiment shown in FIG. 11 and 12, the same parts as those of the first embodiment shown in FIGS. 1 to 10 are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
図11および図12に示すように、本実施の形態においては、ガイドレール支持構造70は、レールブラケット22に取り付けられた一対の固定式ガイドレールクリップ23と、レールブラケット22の前面22a(ガイドレール21の側の面)に設けられた滑動部材71と、を備えている。このうち、一対の固定式ガイドレールクリップ23は、ガイドレール21の上下方向に延びる両端部21bを支持している。各固定式ガイドレールクリップ23は、ボルト47、ナット48およびワッシャ49によりレールブラケット22に取り付けられている。
11 and 12, in this embodiment, the guide
ボルト47は、固定式ガイドレールクリップ23およびレールブラケット22を貫通するボルト胴体部50と、ボルト胴体部50に連結され、固定式ガイドレールクリップ42に当接するボルト頭部51と、を有している。ボルト47のボルト胴体部50は、固定式ガイドレールクリップ23の貫通孔29と、レールブラケット22の貫通孔30とを貫通している。
The
滑動部材71は、レールブラケット22とガイドレール21との間、およびレールブラケット22と固定式ガイドレールクリップ23との間に介在している。このため、レールブラケット22に対するガイドレール21のスライド性を向上させることができる。このようにして、レールブラケット22との間にガイドレール21が上下方向にスライド可能に挟持されている。なお、滑動部材71の材料は、図9および図10に示す滑動部材61と同様の材料を用いることが好適である。
The sliding
次に、本実施の形態によるガイドレール支持構造のリニューアル方法、すなわち、図2および図3に示す固定式のガイドレール支持構造20から図11および図12に示すスライディング式のガイドレール支持構造70へ変更する方法について説明する。
Next, the guide rail support structure renewal method according to the present embodiment, that is, from the fixed guide
まず、図2および図3に示すガイドレール支持構造20において、固定式ガイドレールクリップ23が、レールブラケット22から取り外される。このとき、ボルト24を取り外すことで、固定式ガイドレールクリップ23が取り外される。
First, in the guide
次に、図11および図12に示すように、レールブラケット22の前面22aに、滑動部材71が設けられる。この場合、例えば、レールブラケット22が建築梁13(図2参照)から取り外される、あるいは、レールブラケット22を建築梁13に取り付けているボルト(図示せず)が緩められて、ガイドレール21の背面21aと、レールブラケット22の前面22aとの間の隙間が大きくされる。続いて、この隙間に、滑動部材71が挿入される。次に、ガイドレール21の背面21aに、滑動部材71を介してレールブラケット22の前面22aが当接するように、レールブラケット22がボルトによって建築梁13に取り付けられる。その後、ボルト47のボルト胴体部50が、固定式ガイドレールクリップ23の貫通孔29と、レールブラケット22の貫通孔30とを、貫通し、ナット48により締め付けられる。この際、レールブラケット22の前面22aに滑動部材71が設けられているため、ガイドレール21は、ブラケットピース41と固定式ガイドレールクリップ23との間に上下方向にスライド可能に挟持される。
Next, as shown in FIGS. 11 and 12, a sliding
このようにして、リニューアル作業が完了し、図11および図12に示すガイドレール支持構造70が得られる。
In this way, the renewal work is completed, and the guide
このように本実施の形態によれば、レールブラケット22に、固定式ガイドレールクリップ23が取り付けられるとともに、レールブラケット22とガイドレール21との間、およびレールブラケット22と固定式ガイドレールクリップ23との間に、滑動部材71が介在されている。このことにより、固定式のガイドレール支持構造20において利用されていたレールブラケット22を有効利用することができ、レールブラケット22の廃棄を省略することができる。このため、リニューアル時の作業量を軽減することができ、リニューアル作業の効率を向上させることができる。この結果、固定式ガイドレールクリップ23で直接的に支持されていたガイドレール21をスライド可能に支持するガイドレール支持構造70への工事期間を短縮させることができる。
As described above, according to the present embodiment, the fixed
また、本実施の形態によれば、レールブラケット22の前面22aに滑動部材71が設けられている。このことにより、ガイドレール21が固定式ガイドレールクリップ23により支持される場合であっても、地震等によりレールブラケット22に対してガイドレール21が変位するような力が加えられた場合に、ガイドレール21をレールブラケット22に対してスライドさせることができる。また、ガイドレール21が熱膨張若しくは熱収縮した場合においても、ガイドレール21をレールブラケット22に対してスライドさせることができる。このため、ガイドレール21の変形(例えば座屈)や、ガイドレール支持構造70の破損を抑制することができる。
Further, according to the present embodiment, the sliding
以上述べた実施の形態によれば、固定式ガイドレールクリップで支持されていたガイドレールをスライド可能に支持するガイドレール支持構造への工事期間を短縮させることができる。 According to the embodiment described above, the construction period for the guide rail support structure for slidably supporting the guide rail supported by the fixed guide rail clip can be shortened.
本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、当然のことながら、本発明の要旨の範囲内で、これらの実施の形態を、部分的に適宜組み合わせることも可能である。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented as examples and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof. Moreover, as a matter of course, these embodiments can be partially combined as appropriate within the scope of the present invention.
1:エレベータ、2:昇降路、12:昇降路壁:、21:ガイドレール、21a:ガイドレールの背面、22:レールブラケット、22a:レールブラケットの前面、22b:レールブラケットの背面、23:固定式ガイドレールクリップ、40:ガイドレール支持構造、41:ブラケットピース、42:スライディング式ガイドレールクリップ、43:固定側部、44:ガイドレール支持部、44a:ガイドレール支持部の前面、47:ボルト、50:ボルト胴体部、51:ボルト頭部、52:カラー、61:滑動部材、70:ガイドレール支持構造、71:滑動部材 1: elevator, 2: hoistway, 12: hoistway wall: 21: guide rail, 21a: rear surface of guide rail, 22: rail bracket, 22a: front surface of rail bracket, 22b: rear surface of rail bracket, 23: fixed Guide rail clip, 40: guide rail support structure, 41: bracket piece, 42: sliding guide rail clip, 43: fixed side, 44: guide rail support, 44a: front of guide rail support, 47: bolt 50: Bolt body part, 51: Bolt head part, 52: Collar, 61: Sliding member, 70: Guide rail support structure, 71: Sliding member
Claims (6)
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015246573A JP6081562B1 (en) | 2015-12-17 | 2015-12-17 | Guide rail support structure and guide rail support structure renewal method |
CN201620606948.6U CN206051213U (en) | 2015-12-17 | 2016-06-20 | Guide supporting is constructed |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015246573A JP6081562B1 (en) | 2015-12-17 | 2015-12-17 | Guide rail support structure and guide rail support structure renewal method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6081562B1 JP6081562B1 (en) | 2017-02-15 |
JP2017109852A true JP2017109852A (en) | 2017-06-22 |
Family
ID=58043291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015246573A Active JP6081562B1 (en) | 2015-12-17 | 2015-12-17 | Guide rail support structure and guide rail support structure renewal method |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6081562B1 (en) |
CN (1) | CN206051213U (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101760055B1 (en) * | 2015-06-18 | 2017-07-21 | 대한민국 | Method for measurement of Preharvest Sprouting Damaged Grain Using Electric Conductivity in wheat |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1077172A (en) * | 1996-09-04 | 1998-03-24 | Toshiba Fa Syst Eng Kk | Elevator |
WO2011102008A1 (en) * | 2010-02-18 | 2011-08-25 | 三菱電機株式会社 | Elevator rail retaining device |
JP5858751B2 (en) * | 2011-11-28 | 2016-02-10 | 東芝エレベータ株式会社 | Elevator guide rail support structure |
-
2015
- 2015-12-17 JP JP2015246573A patent/JP6081562B1/en active Active
-
2016
- 2016-06-20 CN CN201620606948.6U patent/CN206051213U/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN206051213U (en) | 2017-03-29 |
JP6081562B1 (en) | 2017-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9187292B2 (en) | Support frame with damping elements for mounting an elevator cage | |
JP6081562B1 (en) | Guide rail support structure and guide rail support structure renewal method | |
JP2012030927A (en) | Fall protection method of elevator shaft | |
JP2016205012A (en) | Seismic isolation jack device and seismic isolation device replacement method | |
CN205076605U (en) | Elevator guide rail's mounting structure | |
JP2013123965A (en) | Overturning prevention device for rail traveling machine | |
WO2010106641A1 (en) | Clip device for elevator and support device for elevator | |
JP2011201695A (en) | Rail bracket device for elevator | |
JP2007186328A (en) | Guide rail fixing device for elevator | |
JP2010149946A (en) | Guide device of moving body | |
CN108458165B (en) | Main pipeline installation adjusting device | |
JP2017178508A (en) | Temporary support equipment for elevator | |
CN105193116A (en) | Drawer device and guide rail mechanism | |
JP2014037287A (en) | Crane apparatus and modification method for the same | |
KR101729749B1 (en) | A bracket for guide rails of elevator | |
CN204022195U (en) | Lift car and counterweight share rail brackets | |
CN210616372U (en) | Many functional type plain type dismounting device | |
JP2010202366A (en) | Renewal method for elevator, and elevator device | |
JP2014177783A (en) | Structure demolition system | |
JP2013067462A (en) | Passenger conveyor | |
CN205106945U (en) | Drawer device and guide rail mechanism | |
CN104326331A (en) | Safety maintenance device of upper beam of elevator | |
JP4981595B2 (en) | Seismic isolation construction method | |
JP2016037703A (en) | Hanging runner device for movable partition | |
JP2015000769A (en) | Car for elevator, and car installation method of elevator |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6081562 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |