JP2017108652A - Retained grain weight measuring device for grain tank - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、グレンタンクの穀粒貯留重量計測装置に関する。 The present invention relates to a grain storage weight measuring device for a Glen tank.
従来、たとえばコンバインなどのグレンタンクにおいて、貯留された穀粒の重量を計測する、いわゆるグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置が知られている(たとえば、特許文献1および特許文献2参照)。
2. Description of the Related Art Conventionally, a grain storage weight measuring device for a so-called Glen tank that measures the weight of stored grain in a Glen tank such as a combine is known (see, for example,
これらのグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置では、グレンタンクへ供給される穀粒の流量(容積)を計測して重量へ変換したり、グレンタンク内に設けられたロードセルによってグレンタンク内に貯留された穀粒の重量を計測したりすることがあった。 In these grain tank grain storage weight measuring devices, the flow rate (volume) of the grain supplied to the grain tank is measured and converted to weight, or stored in the grain tank by a load cell provided in the grain tank. Sometimes the weight of the processed grain was measured.
しかしながら、従来のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置では、穀粒の容積を重量へ変換する場合、たとえば穀粒の含水率などの穀粒の状態によって、穀粒の容積から重量への変換値がばらつくことがあり、算出された穀粒の重量の正確性が十分とはいえないことがあった。 However, in the conventional grain storage weight measuring device of the Glen tank, when converting the volume of the kernel into the weight, the conversion value from the volume of the kernel into the weight depending on the state of the kernel such as the moisture content of the kernel, for example. May vary, and the accuracy of the calculated grain weight may not be sufficient.
また、従来のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置では、機体の傾斜や振動、ロードセルの経年劣化によって重量の測定値に誤差が生じることがあり、計測された穀粒の重量の正確性が十分とはいえないことがあった。したがって、従来のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置には、穀粒の重量を正確に計測するうえで更なる改善の余地があった。 In addition, in the conventional grain storage weight measuring device for Glen tanks, errors may occur in the weight measurement values due to the inclination and vibration of the fuselage and the aging of the load cell, and the accuracy of the measured grain weight is sufficient. That wasn't true. Therefore, the conventional grain storage weight measuring device for the Glen tank has room for further improvement in accurately measuring the weight of the grain.
本発明は、穀粒の重量を正確に計測することができるグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the grain storage weight measuring apparatus of the grain tank which can measure the weight of a grain correctly.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置は、揚穀装置25から供給された脱穀後の穀粒を貯留して当該貯留された穀粒を一定の重量ごとに放出する一次貯留室90と、前記一次貯留室90から放出された穀粒を貯留するグレンタンク7と、前記一次貯留室90から穀粒が放出された回数に基づいて前記グレンタンクに貯留された穀粒の重量を算出する制御装置150とを備える。
In order to solve the above-described problems and achieve the object, the grain storage weight measuring device of the Glen tank according to claim 1 stores the grain after threshing supplied from the
請求項2に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置は、請求項1に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置において、前記一次貯留室90は、前記グレンタンク7上に配置され、前記揚穀装置25と接続された本体部91と、前記グレンタンク7と前記本体部91とを連通する連通口7aと、前記連通口7aを開閉可能に設けられ、前記本体部91に貯留された穀粒が前記一定の重量に達するごとに前記連通口7aを開く底蓋92と、前記底蓋92の開閉状態を検出する開閉検出部93とを備える。
The grain storage weight measuring device for a grain tank according to
請求項3に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置は、請求項2に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置において、前記制御装置150は、前記一次貯留室90への単位時間あたりの穀粒供給重量を、該一次貯留室90に前記一定の重量の穀粒が貯留される時間に基づいて算出し、当該算出された単位時間あたりの穀粒供給重量に、前記底蓋92が前記連通口7aを開いた状態が継続した時間を乗じることによって、前記連通口7aが開いた状態において前記揚穀装置25から前記一次貯留室90を通過してグレンタンク7へ放出された穀粒の重量を算出し、当該算出結果に基づいてグレンタンク7に貯留された穀粒の重量を補正する構成とする。
The grain storage weight measuring device for the grain tank according to claim 3 is the grain storage weight measuring device for the grain tank according to
請求項4に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置は、請求項2に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置において、前記グレンタンク7が移動式の前記機体に備えられ、前記制御装置150は、前記一次貯留室90への前記機体の単位移動距離あたりの穀粒供給重量を、前記一次貯留室90に前記一定の重量の穀粒が貯留されるまでに前記機体が移動した距離に基づいて算出し、当該算出された単位移動距離あたりの穀粒供給重量に、前記底蓋92が前記連通口7aを開いた状態で前記機体が移動した距離を乗じることによって、前記連通口7aが開いた状態において前記揚穀装置25から前記一次貯留室90を通過してグレンタンク7へ放出された穀粒の重量を算出し、当該算出結果に基づいてグレンタンク7に貯留された穀粒の重量を補正する構成とする。
The grain storage weight measuring device for a grain tank according to
請求項5に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置は、請求項1から4のいずれか1項に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置において、前記グレンタンク7に貯留された穀粒の満杯状態を検出する満杯検出部71を備え、前記制御装置150は、前記満杯検出部71が前記満杯状態を検出したときに、前記グレンタンク7内の貯留穀粒が無い状態から前記満杯状態に達するまでに要した時間に基づいて前記グレンタンクにおける単位時間あたりの穀粒増加量を算出し、当該算出された単位時間あたりの穀粒増加量に、前記グレンタンク7が前記満杯状態に達した後に経過した時間を乗じることによって、前記グレンタンク7が前記満杯状態に達した後に前記揚穀装置25によって供給された穀粒重量を算出し、当該算出された穀粒重量に基づいて前記グレンタンク7に貯留された穀粒の重量を補正する構成とする。
The grain storage weight measuring device for a grain tank according to
請求項6に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置は、請求項4に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置において、前記グレンタンク7に貯留された穀粒の満杯状態を検出する満杯検出部71を備え、前記制御装置150は、前記満杯検出部71が前記満杯状態を検出したときに、前記グレンタンク7内の貯留穀粒が無い状態から前記満杯状態に達するまでに前記機体が移動した距離に基づいて前記グレンタンク7における単位移動距離あたりの穀粒増加量を算出し、当該算出された単位移動距離あたりの穀粒増加量に、前記グレンタンク7が前記満杯状態に達した後に前記機体が移動した距離を乗じることによって、前記グレンタンク7が前記満杯状態に達した後に前記揚穀装置25によって供給された穀粒重量を算出し、当該算出された穀粒重量に基づいて前記グレンタンク7に貯留された穀粒の重量を補正する構成とする。
The grain storage weight measuring device for a grain tank according to claim 6 is a grain storage weight measuring device for a grain tank according to
請求項1に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置によれば、一次貯留室に貯留された穀粒を、一定の重量ごとにグレンタンク内へ放出する。これにより、一次貯留室が穀粒を放出した回数によってグレンタンクに供給された穀粒の重量を算出することができる。したがって、含水率などの穀粒の状態や収穫物の品種によらずグレンタンク内に貯留された穀粒の正確な重量を算出することができる。また、グレンタンクの傾斜や振動、経年劣化によって穀粒の重量の測定結果に誤差が生じる事態を回避し、グレンタンク内に貯留された穀粒の正確な重量を算出することができる。
According to the grain storage weight measuring device for a grain tank according to
請求項2に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、底蓋の開閉回数によって、一次貯留室が穀粒を放出した回数を計測することができる。したがって、簡素な構成でグレンタンク内に貯留された穀粒の重量を正確に算出することができる。
According to the grain storage weight measuring device of the Glen tank according to
請求項3に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、グレンタンク内に貯留された穀粒の重量を補正することができる。具体的には、揚穀装置からの穀粒は、底蓋が「開」の状態においても一次貯留室へ供給されることがある。この場合、一次貯留室へ供給された穀粒が、底蓋によって一次貯留室内に貯留されることなく、一次貯留室を通過してグレンタンク内へ放出される。したがって、底蓋の開閉回数に基づいて穀粒の重量を算出した場合、底蓋が「開」の状態において一次貯留室へ供給された穀粒の重量が含まれていないため、穀粒の重量を実際よりも少なく見積もる可能性がある。しかしながら、底蓋が「開」の状態において一次貯留室へ供給(グレンタンク内へ放出)された穀粒の重量を、一次貯留室における単位時間あたりの穀粒増加量と、底蓋が「開」の状態が継続した時間とを乗じた算出結果により補正することによって、グレンタンク内に貯留された穀粒の重量をさらに正確に算出することができる。
According to the grain storage weight measuring device for a grain tank according to claim 3, in addition to the effect of the invention according to
請求項4に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、グレンタンク内に貯留された穀粒の重量を補正することができる。具体的には、揚穀装置からの穀粒は、底蓋が「開」の状態においても一次貯留室へ供給されることがある。この場合、一次貯留室へ供給された穀粒が、底蓋によって一次貯留室内に貯留されることなく、一次貯留室を通過してグレンタンク内へ放出される。したがって、底蓋の開閉回数のみに基づいて穀粒の重量を算出した場合、底蓋が「開」の状態において一次貯留室へ供給された穀粒の重量が含まれていないため、穀粒の重量を実際よりも少なく見積もる可能性がある。しかしながら、底蓋が「開」の状態において一次貯留室へ供給(グレンタンク内へ放出)された穀粒の重量を、一次貯留室における機体の単位移動距離あたりの穀粒供給重量に、底蓋が「開」の状態において機体が移動した距離を乗じた算出結果により補正することによって、グレンタンク内に貯留された穀粒の重量をさらに正確に算出することができる。
According to the grain storage weight measuring device for a grain tank according to
請求項5に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置によれば、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、グレンタンクが満杯状態に達した後におけるグレンタンク内に貯留された穀粒の重量を補正することができる。具体的には、グレンタンクが、供給された穀粒によって満杯状態になったときに、グレンタンク内に堆積した穀粒によって一次貯留室からグレンタンクへの穀粒の放出が阻害される可能性がある。しかしながら、満杯検出器がグレンタンクの満杯状態を検出した後にグレンタンクに貯留された穀粒の重量を、グレンタンクにおける単位時間あたりの穀粒増加量に、グレンタンクが満杯状態に達した後に経過した時間を乗じた算出結果によって補正することとすれば、一次貯留室の穀粒の放出回数に依存することなく穀粒の重量を算出することが可能となる。したがって、グレンタンクが満杯状態に達した後におけるグレンタンクに貯留された穀粒の重量を補正することができる。
According to the grain storage weight measuring device for a grain tank according to
請求項6に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置によれば、請求項4に記載の発明の効果に加えて、グレンタンクが満杯状態に達した後におけるグレンタンク内に貯留された穀粒の重量を補正することができる。具体的には、グレンタンクが、供給された穀粒によって満杯状態になったときに、グレンタンク内に堆積した穀粒によって一次貯留室からグレンタンクへの穀粒の放出が阻害される可能性がある。しかしながら、満杯検出器がグレンタンクの満杯状態を検出した後にグレンタンクに貯留穀粒の重量を、グレンタンクにおける機体の単位移動距離あたりの穀粒増加量に、グレンタンクが満杯状態に達した後に機体が移動した距離を乗じた算出結果によって補正することとすれば、一次貯留室の穀粒の放出回数に依存することなく穀粒の重量を算出することが可能となる。したがって、グレンタンクが満杯状態に達した後におけるグレンタンクに貯留された穀粒の重量を補正することができる。
According to the grain storage weight measuring device of the Glen tank according to claim 6, in addition to the effect of the invention according to
以下、添付図面を参照して本願の開示するグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置の実施形態を詳細に説明する。また、以下では、グレンタンクの穀粒貯留重量計測装置が、刈り取った穀稈から得られた穀粒をグレンタンクにおいて貯留するコンバインに設けられた場合を例にとって説明する。しかしながら、これに限らず、グレンタンクの穀粒貯留重量計測装置は、他の作業を行う作業車両に設けられたり、たとえばサイロなどの穀槽に貯蔵される穀物の重量を計測するものであってもよい。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換または変更を行うことができる。 Hereinafter, an embodiment of a grain storage weight measuring device for a grain tank disclosed in the present application will be described in detail with reference to the accompanying drawings. Moreover, below, the case where the grain storage weight measuring apparatus of a Glen tank is provided in the combine which stores the grain obtained from the harvested grain straw in a Glen tank is demonstrated to an example. However, the present invention is not limited to this, and the grain storage weight measuring device of the Glen tank is provided in a work vehicle that performs other work, or measures the weight of grain stored in a grain tank such as a silo, for example. Also good. In addition, this invention is not limited by embodiment shown below. The constituent elements described below include those that can be easily assumed by those skilled in the art and those that are substantially the same. Furthermore, the constituent elements described below can be appropriately combined. In addition, various omissions, substitutions, or changes of the components can be made without departing from the scope of the present invention.
また、以下では、説明の便宜上、図示のように互いに直交する3つの方向をそれぞれ前後方向、左右方向および上下方向とし、この定義に従い各部の構成を説明する。前後方向は、コンバイン1の長さ方向であり、左右方向は幅方向、上下方向は高さ方向である。このうち、前方は、刈り取り作業時におけるコンバイン1の進行方向であり、左方は、前方に向かって左手方向であり、右方は、前方に向かって右手方向であり、下方は、重力が作用する方向である。なお、これらの方向は、説明をわかりやすくするために便宜上定めたものに過ぎない。
In the following, for convenience of explanation, as shown in the figure, the three directions orthogonal to each other are respectively defined as the front-rear direction, the left-right direction, and the up-down direction, and the configuration of each part will be described according to this definition. The front-rear direction is the length direction of the
<コンバインの全体構成>
コンバイン1は、図1に示すように、機体フレーム2に取り付けられた走行装置3および脱穀装置5を備えている。走行装置3は、コンバイン1に搭載される動力発生源(エンジン)からの動力を、左右一対の履帯4に伝えてコンバイン1を走行させる。コンバイン1の前方側、すなわち、運転席8Aから操作装置8Bへ向かう方向側に、刈取装置6が取り付けられている。
<Overall configuration of combine>
As shown in FIG. 1, the
脱穀装置5の側部には、脱穀装置5が脱穀した穀粒を一時的に貯蔵するためのグレンタンク7が配置されている。グレンタンク7の後側には、穀粒かりと排出装置7Yが設けられている。穀粒排出装置7Yは、筒体の内部に螺旋軸を有した装置である。上記の螺旋軸は、自身が回転することによって、グレンタンク7内の穀粒を搬送し、グレンタンク7の外部へ排出させる。次に、脱穀装置5について説明する。
At the side of the threshing
<脱穀装置>
脱穀装置5は、図1に示す刈取装置6が刈り取った穀稈から穀粒を切り離し(脱粒)、藁などの夾雑物と穀粒とを分離する装置である。脱穀装置5は、図2に示すように、グレンタンク7(図1参照)が配置される側とは反対側に配置された穀稈供給装置9Aを有する。穀稈供給装置9Aは、図3に示すように、挟扼杆9Bと供給搬送チェーン9Cとを有する。穀稈供給装置9Aは、刈取装置6が刈り取った穀稈を挟扼杆9Bと供給搬送チェーン9Cとの間に挟み込み、供給搬送チェーン9Cによって脱穀装置5に搬送しつつ供給する。
<Threshing device>
The threshing
脱穀装置5を通過し、穀粒が扱ぎ取られた穀稈(排藁)は、穀稈供給装置9Aの後方に配置された排藁搬送装置22A、22Bによって、コンバイン1の後部に配置された排藁切断装置23へ搬送される。排藁切断装置23は、複数の回転刃23A、23Bを備え、排藁搬送装置22A、22Bから排藁切断装置23に投入された排藁は、回転刃23A、23Bの間で切断され、たとえば、圃場に放出される。
The cereal (removal) after passing the threshing
脱穀装置5は、図2に示すように、脱穀部5Aと選別部5Bとを有する。脱穀部5Aは、扱室5Dと、二番処理室5P(図3参照)と、排塵処理室5W(図3参照)とを有する。選別部5Bは、選別棚(揺動選別棚)18と、唐箕13と、排塵排出手段としての排塵ファン24と、一番回収部19と、二番回収部21とを有する。
As shown in FIG. 2, the threshing
選別部5Bは、脱穀部5Aの下方に配置されている。脱穀部5Aは、穀稈の穂先部から穀粒を脱粒させる。選別部5Bは、脱穀部5Aで脱粒された穀粒を含む被処理物(以下、被処理物という)から夾雑物を除去して、穀粒を回収する。ここで、被処理物とは、脱穀装置5の扱胴10が穀稈から脱穀したものに相当する。
The
<脱穀部>
まず、脱穀部5Aについて説明する。脱穀部5Aの扱室5Dと、二番処理室5Pと、排塵処理室5Wとは、脱穀装置5の筐体5Cで囲まれる空間である。扱室5Dの内部には、扱胴10が配置されている。扱胴10は、円筒形状の構造物であり、外周面から複数の扱歯10Bが径方向外側へ向かって延出している。扱胴10は、図4に示す回転軸Zrを中心に回転する回転体である。扱胴10は、図1に示すコンバイン1の動力発生手段から取り出された動力により駆動されて回転する。
<Threshing part>
First, the threshing
図2に示すように、扱胴10の下方側には、扱網11が配置されている。具体的には、図5に示すように、扱網11は、扱胴10の下方から二番処理室5Pの上方まで、扱胴10の外側を包囲している。扱網11は、扱胴10が脱穀した被処理物に含まれる穀粒寸法の大きい藁屑を取り除き、被処理物に含まれる穀粒および寸法の小さい藁屑などを選別部5Bに落下させる。
As shown in FIG. 2, a handling
二番処理室5Pおよび排塵処理室5Wは、脱穀装置5の右方(第1の側部側)に配置される。第1の側部は、後述する選別部5Bの選別棚18が被処理物を移送する方向(移送方向、図2、図3などの矢印Mで示す方向、すなわち前から後へ向かう方向)と交差する方向の一方の側部である。排塵処理室5Wは、二番処理室5Pの後方に配置される。二番処理室5Pは、後方から前方へ向けて被処理物を移送する。
The second treatment chamber 5P and the dust
二番処理室5P内には、二番処理胴29が配置され、排塵処理室5W内には排塵処理胴30が配置される。二番処理胴29および排塵処理胴30は、いずれも円筒形状の構造体であり、それぞれの外周面から径方向外側に向かって複数の処理歯が延出している。本実施形態において、二番処理胴29と排塵処理胴30とは一体の構造物であり、両者はともに回転する。
A
二番処理胴29および排塵処理胴30の回転軸は、扱胴10の回転軸Zrと平行な軸である。二番処理胴29および排塵処理胴30は、扱胴10と同様に、図1に示すコンバイン1の動力発生手段から取り出された動力により駆動されて回転する。
The rotation axes of the
二番処理室5Pには、後述する選別部5Bの二番回収部21で回収された被処理物が移送される。二番回収部21で回収された被処理物は、二番回収装置22によって右方へ移送された後、二番還元装置26(図3、図5参照)により上方へ移送され、二番処理室5Pへ搬入される。二番処理室5P内の二番処理胴29は、回転する過程で、二番回収部21で回収された被処理物に含まれる穀粒と穀粒に付着する枝梗(細かい枝)とを分離し、二番処理室5Pの前方に設けられた前排出口から選別棚18(後述する移送棚18T)へ戻す。
The object to be processed collected by the
図4に示すように、排塵処理室5Wは、一部が扱室5Dの後端部近傍と連通部Tで連通している。扱網11を通過しなかった寸法の大きい藁屑(少量の穀粒を含む)は、連通部Tから排塵処理室5Wへ移動する。排塵処理室5Wへ移動する被処理物は、排塵処理室5Wの後部において選別棚18上へ排出される。被処理物の中の穀粒は、選別棚18から漏下して二番回収部21へ落下する。
As shown in FIG. 4, a part of the dust
<選別部>
次に、選別部5Bについて説明する。選別部5Bは、図2に示すように、脱穀部5Aの下方に、唐箕13からの送風等により穀粒と異物とを風選する風選室5Sを有する。選別部5Bは、選別棚18の揺動運動と、唐箕13による選別風および排塵ファン24による吸引の作用により、脱穀部5Aからの被処理物から穀粒を選別する。選別部5Bの選別棚18は、風選室5Sに内蔵されており、図1に示すコンバイン1の動力発生手段から取り出された動力により駆動されて、コンバイン1の前後方向に揺動する。
<Selection part>
Next, the
選別棚18は、前方から後方へ順に設けられた、前側第1シーブ15と、前側第2シーブ16と、後側シーブ17とを有する。前側第1シーブ15および前側第2シーブ16は、扱網11から落下した被処理物に含まれる穀粒および異物から穀粒を選別して、一番回収部19または二番回収部21へ落下させる。後側シーブ17は、排塵処理室5Wから排出された被処理物に含まれる穀粒および裁断された排藁から穀粒を選別して二番回収部21へ落下させる。
The
移送棚18Tは、図2に示すように、唐箕カバー13Cの上方に配置される。移送棚18Tは、移送棚18Tの移送方向の下手側に配置された前側第1シーブ15へ向けて扱網11から落下する被処理物を移送する。
As shown in FIG. 2, the
図2に示すように、前側シーブ、すなわち前側第1シーブ15および前側第2シーブ16の下方には、精選別網12が配置される。精選別網12は、扱網11よりも目合いが細かい網である。精選別網12は、前側第1シーブ15または前側第2シーブ16を通過し、夾雑物(主として比重の小さい藁屑)が除去された被処理物から、穀粒を通過させて一番回収部19へ落下させる。精選別網12を通過する穀粒の大半は清粒である。ここで、清粒とは、枝梗などが付着していない籾のみの穀粒のことを指す。
As shown in FIG. 2, the
次に、唐箕13について説明する。唐箕13は、回転することにより、選別棚18に向かって風(選別風)を送る。唐箕13から送られる風により、脱穀部5Aを通過した被処理物から穀粒が比重選別される。唐箕13は、図1に示すコンバイン1の動力発生手段から取り出された動力により駆動されて回転する。図2には、上記の選別風の流れ方向の一例を、矢印WDとして示している。
Next, the
唐箕13が選別風を吹き出す部分には、導風板としてのフラッパ14が設けられる。フラッパ14は、唐箕13から送られる選別風の向きを変更して選別棚18へ送る。すなわち、フラッパ14は、唐箕13から送られる選別風の流れ方向(送風方向)上流側(ただし、選別風の送風方向における唐箕13よりも下流側)に設けられ、上記の選別風の送風方向を選別棚18における移送方向の上手側の部位と下手側の部位との間で変更する。
A
<一番回収部>
次に、一番回収部19について説明する。一番回収部19は、図2に示すように、一番回収棚19Lと、一番回収装置20とを含む。一番回収棚19Lおよび一番回収装置20は、選別棚18および精選別網12の下方に配置される。一番回収棚19Lは、図2に示すように、移送方向Mの下手側に向かって上方、すなわち選別棚18に向かって傾斜させて設けられる。そして、一番回収棚19Lは、棚先が後側シーブ17に向かうように設けられる。
<First collection department>
Next, the
一番回収棚19Lの底部には、一番回収装置20が配置される。図4に示すように、一番回収装置20は、左右方向へ延在する螺旋軸である。また、図4には、説明の便宜上、図3のA−Aにおける断面と、一番回収装置20と、一番揚穀装置25と、一番揚穀筒25Tとを同じ図面に示している。
The
一番回収装置20は、図1に示すコンバイン1の動力発生手段から取り出された動力により駆動されて回転する。一番回収装置20は、回転することによって、一番回収棚19Lの底部に貯まった穀粒を、右方(図1に示すグレンタンク7側)へ移送する。
The
図4に示すように、一番回収装置20の右方における端部は、一番揚穀装置25の一端部と向かい合わせて配置される。図3、図4に示す一番揚穀装置25は、螺旋軸であって円筒形状の一番揚穀筒25Tの内部に配置される。一番回収装置20の排塵処理室5W側における端部と一番揚穀装置25の一端部とは、たとえば傘歯車を介して連結され、一番回収装置20が回転すると一番揚穀装置25も回転する。また、一番回収装置20と一番揚穀装置25とは、それぞれの回転軸が互いに直交している。
As shown in FIG. 4, the end portion on the right side of the
一番回収装置20によって排塵処理室5W側へ移送された穀粒は、一番揚穀装置25によって上方に移送され、一次貯留室90を経由して図1に示すグレンタンク7内へ供給される。
The grain transferred to the dust
<穀粒貯留重量計測装置>
次に、穀粒貯留重量計測装置9について図6を用いて説明する。図6は、図3におけるC−C矢視図であり、図3のC−Cにおける断面を模式的に示している。なお、図6には、一番揚穀装置25から一次貯留室90を経由してグレンタンク7へ供給される穀粒の一例を穀粒GPとして模式的に示している。また、図6には、同図に示す軸AXbまわりに回転する底蓋92を点線で示している。なお、説明の便宜上、図6には、図3のC−Cにおける断面に加えて、制御装置150を示しているが、制御装置150が設けられる位置を限定するものではない。
<Kernel storage weight measuring device>
Next, the grain storage weight measuring device 9 will be described with reference to FIG. 6 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. 3 and schematically shows a cross section taken along the line CC in FIG. In addition, in FIG. 6, an example of the grain supplied to the
一次貯留室90には、制御装置150が一次貯留室90と通信可能に接続される。制御装置150は、底蓋センサ93の検出結果に基づいて底蓋92の開閉回数を算出したり、かかる開閉回数に基づいてグレンタンク7に貯留された穀粒の重量を積算したりする。そして、制御装置150および一次貯留室90を少なくとも含んで穀粒貯留重量計測装置9が構成される。なお、制御装置150の詳細については、図7を用いて後述する。
The
図6に示すように、一次貯留室90は、グレンタンク7の上面に設けられ、本体部91と、底蓋92と、底蓋センサ93とを備える。本体部91には、一番揚穀筒25Tを上昇しつつ(図6の矢印102参照)移送される穀粒が供給される(図6の矢印104参照)。本体部91の内部は、グレンタンク7の側壁に設けられた開口7aを通じてグレンタンク7の内部と連通している。すなわち、開口7aは、一次貯留室90とグレンタンク7とを連通する連通口である。
As shown in FIG. 6, the
底蓋92は、開口7aを開閉可能に設けられる。なお、以下では、底蓋92が開口7aを塞いでいない状態を「開」の状態、開口7aを塞いだ状態を「閉」の状態、と呼ぶことがある。本実施形態では、底蓋92が、前後方向に延伸する軸AXbまわりに回転可能に設けられ、軸AXbまわりに設けられた不図示の「ねじりばね」の張力によって上方(図6の矢印106参照)に付勢される。
The
このように底蓋92をねじりばねによって上方へ付勢することにより、本体部91に供給された穀粒の重量が所定の値に達した際に、底蓋92が穀粒の重量によって下方(図6の矢印108参照)へ回動して、開口7aが開いた状態になる。すなわち、本体部91とグレンタンク7とが連通するので、本体部91に貯留された穀粒がグレンタンク7内へ放出される(図6の矢印110参照)。また、一次貯留室90内の穀粒のグレンタンク7内への放出が完了すると、底蓋92は、上方(図6の矢印106参照)へ回動して、開口7aが閉じた状態へ戻る。
By urging the
底蓋センサ93は、底蓋92の開閉状態を検知する、たとえばリミットスイッチであり本体部91に設けられる。図6には、底蓋92が「閉」の状態において、底蓋センサ93の接触子94が底蓋92と接触している状態を実線で示している。なお、底蓋センサ93は、底蓋92の軸AXbまわりの回転角度を検出するポジションセンサなどであってもよい。
The
ここで、従来は、グレンタンクに供給される穀粒の流量を流量計によって計測し、計測された流量(容積)を重量へ換算することによって、グレンタンクに供給された穀粒の重量を算出することがあった。この場合、穀粒の含水率などのばらつきにより正確な重量を算出することが困難である場合があった。 Here, conventionally, the weight of the grain supplied to the Glen tank is calculated by measuring the flow rate of the grain supplied to the Glen tank with a flow meter and converting the measured flow rate (volume) into a weight. There was something to do. In this case, it may be difficult to calculate an accurate weight due to variations in the moisture content of the grain.
また、従来は、グレンタンクに貯留された穀粒の重量を、たとえばグレンタンクに設けられたロードセルによって測定することがあった。この場合、機体の傾斜や振動、ロードセルの経年劣化などにより、誤差を生じる可能性があった Moreover, conventionally, the weight of the grain stored in the Glen tank may be measured by, for example, a load cell provided in the Glen tank. In this case, there was a possibility of errors due to the inclination and vibration of the fuselage and the aging of the load cell
しかしながら、本実施形態に係るグレンタンク7の穀粒貯留重量計測装置9の一次貯留室90によれば、一次貯留室90に貯留された穀粒を、一定の重量ごとにグレンタンク7内へ放出する。これにより、穀粒が一次貯留室90から放出された回数、すなわち底蓋92が開閉する回数を測定することによってグレンタンク7に供給された穀粒の重量を算出することができる。したがって、含水率などの穀粒の状態や収穫物の品種によらずグレンタンク7内の穀粒の正確な重量を算出することができる。また、コンバイン1の傾斜や振動、ロードセルの経年劣化などによって穀粒の重量の測定結果に誤差が生じる事態を回避し、グレンタンク7内に貯留された穀粒の正確な重量を算出することができる。
However, according to the
また、本実施形態に係るグレンタンク7の穀粒貯留重量計測装置9では、グレンタンク7の外部に一次貯留室90を設けることとした。これにより、グレンタンク7における穀粒の収容量に影響を及ぼすことなく、グレンタンク7内に貯留された穀粒の正確な重量を算出することができる。さらに、本実施形態に係るグレンタンク7の穀粒貯留重量計測装置9では、グレンタンク7上に一次貯留室90を設けることとした。これにより、底蓋92が「開」の状態において穀粒を落下させるだけで、一次貯留室90からグレンタンク7へ穀粒を放出させることが可能となる。したがって、簡素な構成で穀粒貯留重量計測装置9を構成することができる。
Moreover, in the grain storage weight measuring device 9 of the
<満杯センサ>
次に、グレンタンク7の満杯センサ71について説明する。図6に示すように、グレンタンク7には、満杯センサ71が設けられる。満杯センサ71は、たとえば光学センサであり、グレンタンク7内の所定の高さにおける左右方向の障害物を検出する。なお、図6には、かかる光学センサ(満杯センサ71)の検出線を、検出線L71として点線で示している。
<Full sensor>
Next, the
また、図6に示すように、検出線L71が、穀粒をグレンタンク7内に放出する場合の底蓋92の下端近傍に位置するように満杯センサ71を設けることが好ましい。これにより、グレンタンク7内に貯留(堆積)した穀粒の上面が底蓋92の回動を阻害しうる最大の高さを検出することが可能となる。したがって、満杯センサ71が、グレンタンク7の満杯状態を検出しない範囲では、底蓋92の回動が阻害されないので底蓋92の開閉回数に基づいて、グレンタンク7内の穀粒の正確な重量を算出することができる。なお、満杯センサ71が、グレンタンク7の満杯状態を検出した後の、穀粒の収量の補正方法については、図9A、図9Bを用いて後述する。
Moreover, as shown in FIG. 6, it is preferable to provide the
なお、かかる満杯センサ71に加えて、複数のセンサ(たとえば上記の光学センサなど)を上下方向に間隔をあけて設けることとしてもよい。これにより、堆積した穀粒の有無を上下方向の複数の位置において検出することが可能となり、堆積した穀粒の上面の検出精度を向上させることができる。
In addition to the
<制御装置>
次に、本実施形態に係るグレンタンク7の穀粒貯留重量計測装置9が有する制御装置150について、図7を用いて説明する。図7は、グレンタンク7の穀粒貯留重量計測装置9の制御系に関するブロック図である。なお、図7では、グレンタンク7の穀粒貯留重量計測装置9の説明に必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。また、図7を用いた説明では、主として制御装置150の内部構成について説明することとし、既に図1から図6で示した各種装置については説明を簡略化する場合がある。
<Control device>
Next, the
制御装置150は、接続された各種装置の動作を制御するコントローラであり、CPU(Central Processing Unit)等を有する処理部や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶部、さらには入出部が設けられ、これらが互いに接続されて相互に信号を受け渡すことが可能である。上記の記憶部には、コンバイン1を制御するコンピュータプログラムが格納される。また、制御装置150には、操作装置8Bおよび各種センサが接続され、操作装置8Bからの操作入力および各種センサから入力される検出結果に基づいて、一次貯留室90を経由してグレンタンク7へ供給される穀粒の重量を算出する。
The
図7に示すように、制御装置150には、底蓋センサ93と、満杯センサ71と、収量表示スイッチ161と、収量記録スイッチ162と、刈高ポジションセンサ163と、穀桿センサ164と、刈脱クラッチセンサ165と、排出クラッチセンサ166と、主変速レバー167と、駐車ペダルセンサ168と、車速センサ169と、エンジン回転センサ170からの信号が入力される。また、制御装置150は、外部通信ユニット171と、モニタ172と、刈取り上昇バルブ173と、刈取り下降バルブ174とへ向けて信号を出力する。
As shown in FIG. 7, the
底蓋センサ93は、一次貯留室90に設けられ、底蓋92の開閉状態を検知する。満杯センサ71は、グレンタンク7の内部に設けられ、グレンタンク7内に貯留された穀粒の上面を検出する。
The
収量表示スイッチ161は、グレンタンク7に貯留された穀粒の重量(すなわち収量)のモニタ172への表示を入切操作するスイッチである。収量記録スイッチ162は、制御装置150による収量の算出を入切操作するスイッチである。ここで、モニタ172は、タブレットPCやスマートフォン、パーソナルコンピュータといった携帯端末の表示部(タッチパネルを含む)であり、後述する外部通信ユニット171と、たとえばCAN(Controller Area Network)などの通信ラインで接続される。なお、上記のCANは、有線だけでなく無線通信を含むものとする。また、収量表示スイッチ161、収量記録スイッチ162は、操作装置8Bの操作パネルに設けられてもよいが、上記のタッチパネルにおいてタッチ式のスイッチ表示としてもよい。
The
刈高ポジションセンサ163は、刈取装置6の刈取部の昇降高さ位置を検出する。制御装置150の出力側には、刈取り上昇バルブ173および刈取り下降バルブ174が接続される。刈取り上昇バルブ173および刈取り下降バルブ174は、刈取装置6を昇降させる昇降シリンダへの送油を制御する。制御装置150は、刈高ポジションセンサ163からの入力に基づいて、刈取り上昇バルブ173および刈取り下降バルブ174を制御して刈取り対地高さを所定値以下に保つ。
The cutting
穀桿センサ164は、供給搬送チェーン9C(図3参照)によって搬送される穀桿を検出する。刈脱クラッチセンサ165は、コンバイン1のエンジンから脱穀装置5および刈取装置6への駆動力をそれぞれ伝達および遮断する刈脱クラッチの伝動状態または遮断状態を判定する。排出クラッチセンサ166は、コンバイン1のエンジンから穀粒排出装置7Yへの駆動力を伝達および遮断する排出クラッチの伝動状態または遮断状態を判定する。
The
主変速レバー167(図1参照)は、操作装置8Bの操作パネルに設けられ、コンバイン1のエンジンの動力を変速する不図示の油圧式無段変速機を操作するレバーである。かかる油圧式無段変速機としては、一例としてHST(Hydro Static Transmission)と称する静油圧式の無段変速機がある。なお、主変速レバー167は、コンバイン1の前進を指示する前進位置、後退を指示する後退位置、前進および後退を指示しない中立位置を含む所定の操作位置となるように操作される。
The main transmission lever 167 (see FIG. 1) is a lever that is provided on the operation panel of the
駐車ペダルセンサ168は、運転席8A(図1参照)の足元に設けられた図示しない駐車ブレーキのブレーキ操作の有無を検出する。駐車ブレーキは、操縦者によりブレーキ操作が行われると、主変速レバー167を中立位置に戻し、走行装置3を制動することによって、コンバイン1の走行を停止させる。車速センサ169は、コンバイン1の走行速度を検出する。エンジン回転センサ170は、コンバイン1のエンジンの回転数を検出する。外部通信ユニット171は、上記の携帯端末と通信可能に構成されるとともに、圃場に設置された気象情報端末や土壌情報端末と無線通信が可能なアンテナを備え、圃場の状態に関する情報を受信する。
<底蓋が「開」の状態における収量の補正方法>
ところで、一番揚穀装置25からの穀粒は、底蓋92が「開」の状態においても一次貯留室90へ供給されることがある。この場合、一次貯留室90へ供給された穀粒が、底蓋92によって一次貯留室90内に貯留されることなく、一次貯留室90を通過してグレンタンク7内へ供給される。したがって、底蓋92の開閉回数に基づいて穀粒の収量を算出した場合、底蓋92が「開」の状態において一次貯留室90へ供給された穀粒の重量が含まれていないため、収量を実際よりも少なく見積もる可能性がある。
<Yield correction method when the bottom cover is open>
By the way, the grain from the
そこで、本実施形態に係るグレンタンク7の穀粒貯留重量計測装置9では、底蓋92が「開」の状態において一次貯留室90(グレンタンク7)へ供給された穀粒の重量を補正することによって、穀粒の収量をさらに正確に算出することとした。以下では、底蓋92が「開」の状態における穀粒の供給量の補正方法(その1)および(その2)について、図8Aおよび図8Bを用いて説明する。
Therefore, in the grain storage weight measuring device 9 of the
まず、底蓋92が「開」の状態における穀粒の供給量の補正方法(その1)について図8Aを用いて説明する。図8Aは、底蓋92が「開」の状態における穀粒の供給量の補正方法(その1)の説明図である。かかる補正方法は、底蓋92が閉じてから一次貯留室90に一定重量の穀粒が貯留されて次に開くまでの時間から算出された穀粒の単位時間あたりの供給量に、底蓋92が「開」の状態が継続した時間を乗じた算出結果により、グレンタンク7に貯留された穀粒の重量を補正するものである。
First, the grain supply amount correction method (part 1) in a state where the
図8Aに示すグラフの縦軸はそれぞれ、穀粒のグレンタンク7への供給量、底蓋センサ93のON/OFFを示しており、横軸はいずれも時間を示している。なお、底蓋センサ93のONは、底蓋92の「閉」の状態に対応し、底蓋センサ93のOFFは、底蓋92の「開」の状態に対応する。また、底蓋センサ93は、図8Aに示す時間Tnにおいて、OFFからONへ切り替わるものとする。なお、図8Aには、説明の便宜上、一次貯留室90の一回の穀粒の放出量である重量Wnの穀粒が、時間Tn+1においてグレンタンク7へ一度に供給されたものとして示している。
The vertical axis of the graph shown in FIG. 8A indicates the amount of grain supplied to the
時間Tnにおいて、底蓋センサ93がON(すなわち底蓋92が「閉」)の状態になると、穀粒の一次貯留室90への貯留が開始する。時間Tn+1において、一次貯留室90内の穀粒の重量が所定の値(図8Aの重量Wn参照)に達すると、底蓋センサ93がOFF(すなわち底蓋92が「開」)の状態になり、一次貯留室90内の穀粒がグレンタンク7へ放出される。
At time Tn, when the
これにより、制御装置150は、単位時間あたりの重量である「時間補正値」(Wn/(Tn+1−Tn))の穀粒が一次貯留室90へ供給されていると算出する。したがって、底蓋センサ93がOFFの期間、すなわち時間Tn+1から時間Tn+2において、重量ΔWTn=(WTn/(Tn+1−Tn))×(Tn+2−Tn+1)の穀粒が、一次貯留室90へ貯留されることなく、一次貯留室90を通過してグレンタンク7へ供給されたと算出し、かかる算出値に基づいて穀粒の収量を補正する。具体的には、上記の算出値(重量ΔWTn)を穀粒の収量へ加算する。なお、以下では、上記した底蓋センサ93がOFF(すなわち底蓋92が「開」)の状態の期間を、「補正時間」と呼ぶことがある。
Thereby, the
次に、底蓋92が「開」の状態における穀粒の供給量の補正方法(その2)について図8Bを用いて説明する。図8Bは、底蓋92が「開」の状態における穀粒の供給量の補正方法(その2)の説明図である。かかる補正方法は、底蓋92が閉じてから一次貯留室90に一定重量の穀粒が貯留されて次に開くまでのコンバイン1の移動距離から算出された穀粒の単位移動距離あたりの供給量に、底蓋92が「開」の状態でコンバイン1が移動した距離を乗じた算出結果により、グレンタンク7に貯留された穀粒の重量を補正するものである。なお、図8Aには、説明の便宜上、一次貯留室90の一回の穀粒の放出量である重量Wnの穀粒が、移動距離Ln+1においてグレンタンク7へ一度に供給されたものとして示している。
Next, a method (part 2) for correcting the grain supply amount in a state where the
以下、図8Bに示すグラフの横軸が、コンバイン1の移動距離である点以外は、図8Aを用いて既に説明した底蓋92が開の状態における収量の補正方法(その1)と同様であるので、重複する記載を省略する。
Hereinafter, except for the fact that the horizontal axis of the graph shown in FIG. 8B is the movement distance of the
移動距離Lnにおいて、底蓋センサ93がON(すなわち底蓋92が「閉」)の状態になると、穀粒の一次貯留室90への貯留が開始する。移動距離Ln+1において、一次貯留室90内の穀粒の重量が所定の値(図8Bの重量Wn参照)に達すると、底蓋センサ93がOFF(すなわち底蓋92が「開」)の状態になり、一次貯留室90内の穀粒がグレンタンク7へ放出される。
When the
これにより、制御装置150は、単位移動距離あたりの重量である「距離補正値」(Wn/(Ln+1−Ln))の穀粒が一次貯留室90へ供給されていると算出する。したがって、底蓋センサ93がOFFの期間にコンバイン1が移動した距離、すなわち移動距離Ln+1から移動距離Ln+2において、重量ΔWLn=(Wn/(Ln+1−Ln))×(Ln+2−Ln+1)の穀粒が、一次貯留室90へ貯留されることなく、一次貯留室90を通過してグレンタンク7へ放出されたと算出し、かかる算出値に基づいて穀粒の収量を補正する。具体的には、上記の算出値(重量ΔWLn)を穀粒の収量へ加算する。なお、以下では、上記した底蓋センサ93がOFFの状態の期間にコンバイン1が移動した距離を、「補正距離」と呼ぶことがある。
Thereby, the
なお、上述した補正時間や補正距離の算出は、補正対象である一次貯留室90の「開」の状態よりも過去の一次貯留室90の開閉状態に基づいていれば構わないが、直近の一次貯留室90の開閉状態に基づくことが好ましい。これにより、作業状態が近似した状態に基づいて時間補正値や距離補正値を算出することが可能となり、穀粒の収量を精度高く補正することができる。
The calculation of the correction time and the correction distance described above may be based on the previous open / closed state of the
<グレンタンクが満杯後の収量の補正方法>
ところで、グレンタンク7内に貯留した穀粒が、底蓋92の回動を阻害しうる状態(すなわち満杯センサ71がONの状態)になった後も、たとえば刈入作業の継続等により一番揚穀装置25から一次貯留室90(グレンタンク7)への穀粒の供給が継続されることがある。この場合、底蓋92の回動が阻害され得るため、底蓋92の開閉回数からは穀粒の収量を正確に算出できない可能性がある。
<How to correct the yield after the Glen tank is full>
By the way, even after the grains stored in the
そこで、本実施形態に係るグレンタンク7の穀粒貯留重量計測装置9では、満杯センサ71がONの状態においては、底蓋92の開閉回数に依存することなく収量を補正することとした。以下では、グレンタンク7が満杯の状態における収量の補正方法(その1)および(その2)について、図9Aおよび図9Bを用いて説明する。
Therefore, in the grain storage weight measuring device 9 of the
まず、グレンタンク7が満杯の状態における収量の補正方法(その1)について図9Aを用いて説明する。図9Aは、グレンタンク7が満杯の状態における収量の補正方法(その1)の説明図である。図9Aに示すグラフの縦軸はそれぞれ、穀粒の収量、満杯センサ71のON/OFFを示しており、横軸はいずれも時間を示している。ここで、穀粒の収量とは、グレンタンク7に貯留された穀粒の重量のことを指す。なお、時間T0は、たとえばグレンタンク7へ穀粒の供給が開始された時間であってもよいが、一番揚穀装置25が一次貯留室90への穀粒の供給を開始したり、コンバイン1が刈入れ作業や脱穀作業をともなう移動を開始した時間としてもよい。
First, the yield correction method (part 1) when the
時間T1において、満杯センサ71がONの状態になると、制御装置150は、時間T0から時間T1の期間における収量W1から「単位時間あたりの収量補正値(時間収量補正値)」(W1/(T1−T0))を算出する。制御装置150は、満杯センサ71がONになった後の期間、すなわち時間T1から時間T2において、重量ΔWT1=(W1/(T1−T0))×(T2−T1)の穀粒が、グレンタンク7へ供給されたとして穀粒の収量を補正する。具体的には、グレンタンク7が満杯状態に達するまでにグレンタンク7に貯留された穀粒の重量(重量W1)へ重量ΔWT1を加算する。
When the
次に、グレンタンク7が満杯状態の場合における収量の補正方法(その2)について図9Bを用いて説明する。グレンタンク7が満杯状態の場合における収量の補正方法(その2)は、グレンタンク7が満杯状態(満杯センサ71がON)になるまでにコンバイン1が移動した距離を累積した累積値より、グレンタンク7におけるコンバイン1の単位移動距離あたりの穀粒の増加量を算出することによって、グレンタンク7が満杯状態に達した後の穀粒の貯留量を補正するものである。
Next, a yield correction method (part 2) when the
図9Bは、グレンタンク7が満杯の状態における収量の補正方法(その2)の説明図である。以下、図9Bに示すグラフの横軸が、コンバイン1の移動距離である点以外は、図9Aを用いて既に説明したグレンタンク7が満杯の状態における収量の補正方法(その1)と同様であるので、重複する記載を省略する。なお、移動距離L0は、コンバイン1の移動距離の起点となる位置であり、たとえばグレンタンク7へ穀粒の供給が開始された位置であってもよいが、一番揚穀装置25が一次貯留室90への穀粒の供給を開始したり、コンバイン1が刈入れ作業や脱穀作業をともなう移動を開始した位置としてもよい。
FIG. 9B is an explanatory diagram of a yield correction method (part 2) when the
移動距離L1において、満杯センサ71がONの状態になると、制御装置150は、移動距離L0から移動距離L1の期間における収量W1から「単位移動距離あたりの収量補正値(距離収量補正値)」(W1/(L1−L0))を算出する。制御装置150は、満杯センサ71がONになった後の区間、すなわち移動距離L1から移動距離L2において、重量ΔWL1=(W1/(L1−L0))×(L2−L1)の穀粒が、グレンタンク7へ貯留されたとして穀粒の収量を補正する。具体的には、グレンタンク7が満杯状態に達するまでにグレンタンク7に貯留された穀粒の重量(重量W1)へ重量ΔWL1を加算する。
When the
このように、本実施形態に係るグレンタンク7の穀粒貯留重量計測装置9は、グレンタンク7が満杯状態(満杯センサ71がON)になった後の穀粒の収量を、かかる満杯状態に達し後に経過した時間やコンバイン1の移動距離に基づいて補正する。これにより、底蓋92の開閉回数に依存することなく穀粒の収量の補正値を算出することが可能となる。したがって、仮にグレンタンク7が満杯状態(満杯センサ71がON)になった後に作業を継続したとしても穀粒の収量を精度高く補正(算出)することができる。
Thus, the grain storage weight measuring device 9 of the
なお、ここでは時間T0や移動距離L0が、グレンタンク7へ穀粒の供給が開始された時間や距離(位置)として説明したが、時間T1よりも過去の時間や移動距離L1よりも短い距離であれば、任意の時間や移動距離に設定することができる。
Here, the time T0 and the movement distance L0 are described as the time and distance (position) at which the supply of the grain to the
<穀粒の収量算出の処理手順>
次に、本実施形態に係るグレンタンク7の穀粒貯留重量計測装置9が実行する穀粒の収量算出の処理手順について図10を用いて説明する。図10は、穀粒の収量算出の処理手順を示すフローチャートである。
<Process for calculating yield of grain>
Next, the processing procedure of the grain yield calculation executed by the grain storage weight measuring device 9 of the
図10に示すように、制御装置150は、満杯センサ71がOFFか否かを判定し(ステップS201)、満杯センサ71がOFFの場合(ステップS201,Yes)、穀桿センサ164がONか否かを判定する(ステップS202)。満杯センサ71がONの場合(ステップS201,No)、移動距離に基づく穀粒の累積収量の補正処理を実行し(ステップS212)、ステップS211以降(後述)の処理を繰り返す。かかる移動距離に基づく累積収量の補正処理の詳細な処理手順については図11を用いて後述する。
As shown in FIG. 10, the
穀桿センサ164がONの場合(ステップS202,Yes)、制御装置150は、底蓋センサ93がOFFか否かを判定する(ステップS203)。穀桿センサ164がOFFの場合(ステップS202,No)、各補正値や補正時間の測定、補正距離の測定を初期化し(ステップS213)、ステップS211以降(後述)の処理を繰り返す。
When the
底蓋センサ93がOFFの場合(ステップS203,Yes)、底蓋92の開閉回数をカウントし(ステップS204)、かかる開閉回数に基づいて穀粒のグレンタンク7に貯留された穀粒の重量を算出する(ステップS205)。なおステップS204における処理は、底蓋92の開閉回数を1回増加させることに相当する。底蓋センサ93がONの場合(ステップS203,No)、各補正値の算出処理を実行し(ステップS214)、ステップS211以降(後述)の処理を繰り返す。かかる各補正値の算出処理の詳細な処理手順については図12を用いて後述する。また、上記の「各補正値」は、図8Aおよび図8Bを用いて既に説明した「時間補正値」、「補正時間」および「補正距離」を含む。
When the
つづいて、一次貯留室90に貯留される穀粒の重量、および、最近の底蓋センサ93がONであった期間の時間から、一次貯留室90への単位時間あたりの穀粒の供給重量(すなわち時間補正値)を算出し(ステップS206)、底蓋センサ93がOFFである期間(すなわち補正時間)を初期化して測定の開始を実行する(ステップS207)。なお、ステップS204からS206と、ステップS207とを同時に実行したり、順序を逆にして実行したりしてもよい。
Subsequently, from the weight of the grain stored in the
次に、制御装置150は、コンバイン1の移動距離に基づく穀粒の収量の補正値を更新する処理を実行する(ステップS208)。かかる移動距離に基づく補正値の更新処理の詳細な処理手順については図13を用いて後述する。そして、底蓋92が「開」の状態における時間やコンバイン1の移動距離に基づいて穀粒のグレンタンク7への供給重量を算出し(ステップS209)、グレンタンク7に貯留された穀粒の累積収量を算出する(ステップS210)。なお、ステップS209における穀粒のグレンタンク7への供給重量の算出は、底蓋92が「開」の状態における時間またはコンバイン1の移動距離のいずれか一方のみによって実行することとしてもよい。また、時間補正値、距離補正値によって穀粒の累積収量をそれぞれ算出し、上記の携帯端末の表示部などに個別に表示させることとしてもよい。
Next, the
つづいて、制御装置150は、ステップS210で算出された累積収量が一定値以上か否かを判定する(ステップS211)。ステップS211で算出された累積収量が一定値以上の場合(ステップS211,Yes)、処理を終了する。なお、かかる一定値は、グレンタンク7や一次貯留室90、一番揚穀筒25Tなどの容量に基づいてあらかじめ定められてよい。また、累積収量が一定値以上である旨を操縦者に報知することとしてもよい。ステップS211で算出された累積収量が一定値以上ではない場合(ステップS211,No)、ステップS201以降の処理を繰り返す。なお、ステップS211を実行することなく、ステップS201以降の処理を繰り返すこととしてもよい。
Subsequently, the
<移動距離に基づく累積収量の補正の処理手順>
つづいて、図10のステップS212に示した移動距離に基づく累積収量の補正処理の詳細な処理手順について図11を用いて説明する。図11は、移動距離に基づく累積収量の補正の処理手順を示すフローチャートである。
<Procedure for correcting cumulative yield based on travel distance>
Next, a detailed processing procedure of the cumulative yield correction processing based on the movement distance shown in step S212 in FIG. 10 will be described with reference to FIG. FIG. 11 is a flowchart showing a processing procedure for correcting the cumulative yield based on the movement distance.
制御装置150は、穀桿センサ164がONか否かを判定し(ステップS301)、穀桿センサ164がONの場合(ステップS301,Yes)、コンバイン1の移動距離と単位移動距離あたりの収量(すなわち距離収量補正値)を積算し(ステップS302)、リターンする。穀桿センサ164がOFFの場合(ステップS301,No)、コンバイン1の移動距離を測定し(ステップS303)、リターンする。
The
<各補正値の算出の処理手順>
つづいて、図10のステップS214に示した各補正値の算出処理の詳細な処理手順について図12を用いて説明する。図12は、各補正値の算出の処理手順を示すフローチャートである。なお、上記の「各補正値」は、図8Aおよび図8Bを用いて既に説明した「時間補正値」、「補正時間」および「補正距離」を含む。
<Processing procedure for calculating each correction value>
Next, a detailed processing procedure of each correction value calculation process shown in step S214 of FIG. 10 will be described with reference to FIG. FIG. 12 is a flowchart showing a processing procedure for calculating each correction value. The “each correction value” includes the “time correction value”, “correction time”, and “correction distance” already described with reference to FIGS. 8A and 8B.
制御装置150は、前回の底蓋92が「閉」の状態における「時間補正値」から、最近の底蓋92が「開」の状態におけるグレンタンク7への穀粒の供給重量を算出する(ステップS401)。そして、制御装置150は、ステップS401で算出された穀粒の供給重量を、前回の底蓋92が「閉」の状態までの収量に加算することによって累積収量を算出(補正)する(ステップS402)。
The
つづいて、底蓋92が「閉」の状態になってから「開」の状態に切り替わるまでの時間、すなわち穀粒が一次貯留室90に供給されてから満杯状態になるまでの時間(すなわち補正時間)を測定する(ステップS403)。そして、底蓋92が「閉」の状態になってから「開」の状態に切り替わるまで、すなわち穀粒が一次貯留室90に供給されてから満杯状態になるまでにコンバイン1が移動した距離(すなわち補正距離)を測定し(ステップS404)、リターンする。なお、ステップS403とステップS404とは、同時であっても順序が逆であっても構わない。
Subsequently, the time from when the
<移動距離に基づく補正値の更新の処理手順>
つづいて、図10のステップS208に示したコンバイン1の移動距離に基づく補正値の更新処理の詳細な処理手順について図13を用いて説明する。図13は、移動距離に基づく補正値の更新の処理手順を示すフローチャートである。
<Processing procedure for updating correction value based on moving distance>
Next, a detailed processing procedure of correction value update processing based on the travel distance of the
制御装置150は、上記のステップS404で測定された補正距離が一定であるか否かを判定する(ステップS501)。かかる補正距離が一定であるか否かの判定は、あらかじめ定められた値に対して所定の変動量の範囲以内であれば一定としてもよく、また、以前に測定された補正距離に対して所定値以上の変動があったか否かで判定してもよい。
The
補正距離が一定である場合(ステップS501,Yes)、リターンする。補正距離が一定ではない場合(ステップS501,No)、制御装置150は、最近の底蓋92が「閉」の状態におけるコンバイン1の単位移動距離あたりの穀粒の収量(すなわち距離補正値)を算出し(ステップS502)、算出された値へ更新する(ステップS503)。そして、補正距離のカウントを初期化し(ステップS504)、リターンする。
If the correction distance is constant (step S501, Yes), the process returns. When the correction distance is not constant (step S501, No), the
上述してきたように、実施形態の一態様に係るグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置は、一次貯留室と、グレンタンクと、制御装置とを備える。一次貯留室は、揚穀装置から供給された脱穀後の穀粒を貯留して貯留された穀粒を一定の重量ごとに放出する。グレンタンクは、一次貯留室から放出された穀粒を貯留する。制御装置は、一次貯留室から穀粒が放出された回数に基づいてグレンタンクに貯留された穀粒の重量を算出する。 As described above, the grain storage weight measuring device for a grain tank according to one aspect of the embodiment includes a primary storage chamber, a grain tank, and a control device. The primary storage chamber stores the grain after threshing supplied from the threshing apparatus and releases the stored grain for every certain weight. The Glen tank stores the grains released from the primary storage chamber. The control device calculates the weight of the grain stored in the Glen tank based on the number of times the grain has been released from the primary storage chamber.
これにより、一次貯留室に貯留された穀粒を、一定の重量ごとにグレンタンク内へ放出し、一次貯留室が穀粒を放出した回数に基づいてグレンタンクに供給された穀粒の重量を算出することができる。したがって、含水率などの穀粒の状態や収穫物の品種によらずグレンタンク内に貯留された穀粒の正確な重量を算出することができる。また、グレンタンクの傾斜や振動、経年劣化によって穀粒の重量の測定結果に誤差が生じる事態を回避し、収量を正確に算出することができる。 As a result, the grains stored in the primary storage chamber are discharged into the Glen tank at regular weights, and the weight of the grains supplied to the Glen tank is calculated based on the number of times the primary storage chamber has released the grains. Can be calculated. Therefore, the exact weight of the grain stored in the Glen tank can be calculated irrespective of the state of the grain such as the moisture content and the variety of the harvested product. Further, it is possible to avoid a situation in which an error occurs in the measurement result of the grain weight due to the inclination, vibration, and aging of the Glen tank, and the yield can be calculated accurately.
なお、上述した実施形態では、グレンタンクの穀粒貯留重量計測装置が、コンバインに設けられる場合を例にとって説明したが、これに限らず、グレンタンクの穀粒貯留重量計測装置は、他の作業を行う作業車両に設けられたり、たとえばサイロなどの穀槽に貯蔵される穀物の重量を計測するものであってもよい。この場合、穀粒貯留重量計測装置が少なくとも底蓋センサを含んで構成されることとすれば、底蓋が「開」の状態においてグレンタンク(穀槽)に供給される穀粒(穀物)の重量を補正することができる。また、穀粒貯留重量計測装置が少なくとも満杯センサを含んで構成されることとすれば、グレンタンク(穀槽)が満杯状態に達した後のグレンタンクに貯留された穀粒の重量を補正することができる。 In the above-described embodiment, the grain storage weight measuring device for the Glen tank is described as an example provided in the combine. However, the grain storage weight measuring device for the Glen tank is not limited to this. The weight of the grain provided in the work vehicle which performs or stored in a grain tank such as a silo may be measured. In this case, if the grain storage weight measuring device is configured to include at least a bottom lid sensor, the grain (cereal) supplied to the grain tank (grain tank) in a state where the bottom lid is “open”. The weight can be corrected. If the grain storage weight measuring device is configured to include at least a full sensor, the weight of the grain stored in the Glen tank after the Glen tank (grain tank) reaches a full state is corrected. be able to.
なお、上述した実施形態では、一次貯留室90において、ねじりばねによって付勢された底蓋92の開閉によって、一定重量の穀粒がグレンタンク7へ供給される場合を例にとって説明した。しかしながら、これに限らず、図14に示すように、一定の負荷がかかると係合が解除される係合部95(95a、95b)を一次貯留室90aの本体部91と底蓋92とに、さらに設けることとしてもよい。これにより、一次貯留室90aに一定重量の穀粒が貯留されると係合部95の係合状態が解除され、穀粒が一次貯留室90aからグレンタンク7へ放出され、かかる放出が完了すると、上記のねじりばねにより底蓋92が閉まり、本体部91と底蓋92とが係合した状態に戻る。これにより、一定重量の穀粒による底蓋92の開閉をさらに正確に実行させることができる。なお、係合部95としては、たとえばスプリングにより雌雄一対のコネクタが嵌合するスプリングロック式のコネクタであったり、マグネット式のプッシュラッチなどであってもよい。なお、図14には、「開」の状態における底蓋92を点線で示している。
In the above-described embodiment, the case where a certain weight of grain is supplied to the
また、上述した実施形態では、一次貯留室90において、ねじりばねによって付勢された底蓋92の開閉によって、一定重量の穀粒がグレンタンク7へ供給される場合を例にとって説明した。しかしながら、これに限らず、図15に示すように、ねじりばねに代えてアクチュエータ96で底蓋92bを開閉させることとしてもよい。なお、かかる開閉方向は、軸AXb(図6参照)についての周方向に限らず、たとえば機体の左右方向などであってもよい(図15の矢印112参照)。この場合、一次貯留室90bに重量センサ(不図示)などを設けておき、一次貯留室90bに一定重量の穀粒が貯留したら、アクチュエータ96によって底蓋92bを開閉することとしてもよい。これにより、一定重量の穀粒に対する底蓋92bの開閉を精度よく行うことが可能となり、グレンタンク7に貯留された穀粒の重量を精度よく算出することができる。なお、図15には、「開」の状態における底蓋92bを点線で示している。
Further, in the above-described embodiment, the case where a certain weight of grain is supplied to the
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。 Further effects and modifications can be easily derived by those skilled in the art. Thus, the broader aspects of the present invention are not limited to the specific details and representative embodiments shown and described above. Accordingly, various modifications can be made without departing from the spirit or scope of the general inventive concept as defined by the appended claims and their equivalents.
1 コンバイン
2 機体フレーム
3 走行装置
4 履帯
5 脱穀装置
5A 脱穀部
5B 選別部
5C 筐体
5D 扱室
5P 二番処理室
5Pa前排出口
5S 風選室
5W 排塵処理室
6 刈取装置
7 グレンタンク
7Y 穀粒排出装置
7a 開口
71 満杯センサ
8A 運転席
8B 操作装置
9 穀粒貯留重量計測装置
90 一次貯留室
91 本体部
92、92b 底蓋
93 底蓋センサ
94 接触子
10 扱胴
11 扱網
12 精選別網
13 唐箕
14 フラッパ
15 前側第1シーブ
16 前側第2シーブ
17 後側シーブ
18 選別棚
18T 移送棚
19 一番回収部
19L 一番回収棚
20 一番回収装置
21 二番回収部
22 二番回収装置
23 排藁切断装置
24 排塵ファン
25 一番揚穀装置
26 二番還元装置
27 揚穀装置
29 二番処理胴
30 排塵処理胴
150 制御装置
161 収量表示スイッチ
162 収量記録スイッチ
163 刈高ポジションセンサ
164 穀桿センサ
165 刈脱クラッチセンサ
166 排出クラッチセンサ
167 主変速レバー
168 駐車ペダルセンサ
169 車速センサ
170 エンジン回転センサ
171 外部通信ユニット
172 モニタ
173 刈取り上昇バルブ
174 刈取り下降バルブ
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記一次貯留室から放出された穀粒を貯留するグレンタンクと、
前記一次貯留室から穀粒が放出された回数に基づいて前記グレンタンクに貯留された穀粒の重量を算出する制御装置と
を備えたグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置。 A primary storage chamber for storing the grain after threshing supplied from the cerealing device and releasing the stored grain for each constant weight;
A Glen tank for storing the grains released from the primary storage chamber;
A grain storage weight measuring device for a grain tank, comprising: a control device that calculates the weight of the grain stored in the grain tank based on the number of times the grain has been released from the primary storage chamber.
前記グレンタンク上に配置され、
前記揚穀装置と接続された本体部と、
前記グレンタンクと前記本体部とを連通する連通口と、
前記連通口を開閉可能に設けられ、前記本体部に貯留された穀粒が前記一定の重量に達するごとに前記連通口を開く底蓋と、
前記底蓋の開閉状態を検出する開閉検出部と
を備えた請求項1に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置。 The primary storage chamber is
Arranged on the Glen tank,
A main body connected to the cerealing device;
A communication port for communicating the Glen tank and the main body,
A bottom lid that is provided so as to be able to open and close the communication port, and that opens the communication port each time the grain stored in the main body reaches the constant weight;
The grain storage weight measuring device for a grain tank according to claim 1, further comprising: an open / close detection unit that detects an open / closed state of the bottom lid.
前記一次貯留室への単位時間あたりの穀粒供給重量を、該一次貯留室に前記一定の重量の穀粒が貯留される時間に基づいて算出し、当該算出された単位時間あたりの穀粒供給重量に、前記底蓋が前記連通口を開いた状態が継続した時間を乗じることによって、前記連通口が開いた状態において前記揚穀装置から前記一次貯留室を通過して前記グレンタンクへ放出された穀粒の重量を算出し、当該算出結果に基づいて前記グレンタンクに貯留された穀粒の重量を補正する構成とした請求項2に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置。 The controller is
The grain supply weight per unit time to the primary storage chamber is calculated based on the time during which the fixed weight of the kernel is stored in the primary storage chamber, and the calculated grain supply per unit time By multiplying the weight by the time that the bottom cover is in the state in which the communication port is opened, it is discharged from the cerealing device through the primary storage chamber to the Glen tank in the state in which the communication port is open. The grain storage weight measuring device for a grain tank according to claim 2, wherein the weight of the grain stored in the grain tank is corrected based on the calculation result.
前記制御装置は、
前記一次貯留室への前記機体の単位移動距離あたりの穀粒供給重量を、前記一次貯留室に前記一定の重量の穀粒が貯留されるまでに前記機体が移動した距離に基づいて算出し、当該算出された単位移動距離あたりの穀粒供給重量に、前記底蓋が前記連通口を開いた状態で前記機体が移動した距離を乗じることによって、前記連通口が開いた状態において前記揚穀装置から前記一次貯留室を通過して前記グレンタンクへ放出された穀粒の重量を算出し、当該算出結果に基づいて前記グレンタンクに貯留された穀粒の重量を補正する構成とした請求項2に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置。 The Glen tank is provided in a mobile airframe,
The controller is
Calculate the grain supply weight per unit moving distance of the aircraft to the primary storage chamber based on the distance that the aircraft has moved until the fixed weight of kernels is stored in the primary storage chamber, By multiplying the calculated grain supply weight per unit moving distance by the distance moved by the machine body with the bottom lid opening the communication port, the cerealing device in the state where the communication port is opened The weight of the grain discharged | emitted to the said Glen tank through the said primary storage chamber from the inside is computed, and it was set as the structure which correct | amends the weight of the grain stored in the said Glen tank based on the said calculation result. The grain storage weight measuring device of the Glen tank described in 1.
前記制御装置は、
前記満杯検出部が前記満杯状態を検出したときに、前記グレンタンク内の貯留穀粒が無い状態から前記満杯状態に達するまでに要した時間に基づいて前記グレンタンクにおける単位時間あたりの穀粒増加量を算出し、当該算出された単位時間あたりの穀粒増加量に、前記グレンタンクが前記満杯状態に達した後に経過した時間を乗じることによって、前記グレンタンクが前記満杯状態に達した後に前記揚穀装置によって供給された穀粒重量を算出し、当該算出された穀粒重量に基づいて前記グレンタンクに貯留された穀粒の重量を補正する構成とした請求項1から4のいずれか1項に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置。 A full detector for detecting a full state of the grains stored in the Glen tank;
The controller is
When the full detection unit detects the full state, the increase in the grain per unit time in the Glen tank based on the time required to reach the full state from the state where there is no stored grain in the Glen tank Calculating the amount, and multiplying the calculated grain increase amount per unit time by the time elapsed after the Glen tank has reached the full state, so that the Glen tank has reached the full state. The grain weight supplied by the cerealing device is calculated, and the weight of the grain stored in the grain tank is corrected based on the calculated grain weight. The grain storage weight measuring device of the Glen tank according to item.
前記制御装置は、
前記満杯検出部が前記満杯状態を検出したときに、前記グレンタンク内の貯留穀粒が無い状態から前記満杯状態に達するまでに前記機体が移動した距離に基づいて前記グレンタンクにおける単位移動距離あたりの穀粒増加量を算出し、当該算出された単位移動距離あたりの穀粒増加量に、前記グレンタンクが前記満杯状態に達した後に前記機体が移動した距離を乗じることによって、前記グレンタンクが前記満杯状態に達した後に前記揚穀装置によって供給された穀粒重量を算出し、当該算出された穀粒重量に基づいて前記グレンタンクに貯留された穀粒の重量を補正する構成とした請求項4に記載のグレンタンクの穀粒貯留重量計測装置。 A full detector for detecting a full state of the grains stored in the Glen tank;
The controller is
When the full detection unit detects the full state, the unit moves in the Glen tank based on the distance the aircraft has moved from the absence of stored grains in the Glen tank to the full state. The grain tank is calculated by multiplying the calculated grain increment per unit moving distance by the distance the aircraft has moved after the Glen tank reaches the full state. Claims configured to calculate the grain weight supplied by the cerealing device after reaching the full state, and to correct the weight of the grain stored in the Glen tank based on the calculated grain weight. Item 5. A grain storage weight measuring device for a Glen tank according to Item 4.
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