JP2017108369A - 画像処理装置とその制御方法、並びに電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像処理装置と携帯端末装置の連動動作中に利用者が別の人に代わったときでもセキュリティが確保されず、同じ利用者が時間を空けて使用するときも利便性を損う。
【解決手段】通常モードと省電力モードとの間で切り替える画像処理装置において、画像処理装置を利用する利用者の識別情報を受信し、識別情報と予め登録された識別情報とを照合することで利用者を特定してその使用を許可又は非許可する個人認証手段とを備え、画像処理装置及び携帯端末装置が使用中でない場合に、検出した利用者が直前の利用者であると判断したとき個人認証を実行せずに初期画面を表示し、画像処理装置及び携帯端末装置が使用中でない場合に、検出した利用者が個人認証手段により直前の利用者ではないと判断したとき個人認証を実行した後、初期画面を表示し、画像処理装置及び携帯端末装置が使用中でない場合に利用者を検出しないときに省電力モードに移行する。
【選択図】図3
【解決手段】通常モードと省電力モードとの間で切り替える画像処理装置において、画像処理装置を利用する利用者の識別情報を受信し、識別情報と予め登録された識別情報とを照合することで利用者を特定してその使用を許可又は非許可する個人認証手段とを備え、画像処理装置及び携帯端末装置が使用中でない場合に、検出した利用者が直前の利用者であると判断したとき個人認証を実行せずに初期画面を表示し、画像処理装置及び携帯端末装置が使用中でない場合に、検出した利用者が個人認証手段により直前の利用者ではないと判断したとき個人認証を実行した後、初期画面を表示し、画像処理装置及び携帯端末装置が使用中でない場合に利用者を検出しないときに省電力モードに移行する。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像処理装置とその制御方法、並びに電子機器に関する。
近年、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末装置のコンシューマ市場への普及により、ビジネス用途でもこれら携帯情報端末を利用する要望及びケースが増えている。そこで、画像処理装置の機能を使用するための画像処理装置側の操作画面を、画像処理装置と無線接続された携帯端末装置の表示部にリモート画面として表示し、携帯端末装置から画像処理装置を連動操作できるようにした画像処理装置と携帯端末装置との連動システムが提案されている。この連動システムでは、携帯端末装置の表示部に表示される画像処理装置側のリモート画面は、画像処理装置から送信される画面データに基づいて表示される。
つまり、リモート画面に対して操作が行われたことを示す情報が携帯端末装置から画像処理装置に送信され、画像処理装置はこの情報に基づいて次の画面データを作成する。この画面データを携帯端末装置に送信し、携帯端末装置はこの画面データに基づいてリモート画面を更新して表示する。
例えば、特許文献1では、画像処理装置と携帯端末装置を使用する場合において、両装置の画面の表示内容を連動させている間は、いずれか一方の装置が使用されていなくとも、画像処理装置の省電力モードへの移行を防止して利用者の利便性を確保する技術が既に知られている。
しかし、今までの特許文献1では、画像処理装置と携帯端末装置を使用する場合において、両装置の画面の表示内容を連動させている間は、いずれか一方の装置が使用されていなくとも、画像処理装置の省電力モードへの移行を防止する。これによって、同じ利用者が連続した操作を行う場合での利便性は確保されるが、連動動作中に利用者が別の人に代わった時のセキュリティを確保できず、同じ利用者が時間を空けて使用するときも利便性を損うという問題があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、画像処理装置と携帯端末装置の連動動作中に利用者が別の人に代わったときでもセキュリティを確保でき、同じ利用者が時間を空けて使用するときも利便性を損なわれない画像処理装置を提供することにある。
本発明の一態様にかかる画像処理装置は、所定の画像処理を行う画像処理装置であって、前記画像処理装置の電力モードを通常モードと、前記通常モードよりも消費電力の少ない省電力モードとの間で選択的に切り替える制御手段を備えた画像処理装置において、
携帯端末装置と無線通信する無線通信手段と、
前記画像処理装置を利用する利用者を検出する検出手段と、
前記画像処理装置を利用する利用者の識別情報を受信し、受信した識別情報と予め登録された識別情報とを照合することで前記利用者を特定して当該利用者の使用を許可又は非許可する個人認証手段とを備え、
(A)前記制御手段は、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出し、前記検出した利用者が前記個人認証手段により直前の利用者であると判断したとき、前記個人認証手段による個人認証を実行せずに所定の初期画面を表示し、
(B)前記制御手段は、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出し、前記検出した利用者が前記個人認証手段により直前の利用者ではないと判断したとき、前記個人認証手段による個人認証を実行した後、所定の初期画面を表示し、
(C)前記制御手段は、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出しないときに省電力モードに移行するように制御することを特徴とする。
携帯端末装置と無線通信する無線通信手段と、
前記画像処理装置を利用する利用者を検出する検出手段と、
前記画像処理装置を利用する利用者の識別情報を受信し、受信した識別情報と予め登録された識別情報とを照合することで前記利用者を特定して当該利用者の使用を許可又は非許可する個人認証手段とを備え、
(A)前記制御手段は、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出し、前記検出した利用者が前記個人認証手段により直前の利用者であると判断したとき、前記個人認証手段による個人認証を実行せずに所定の初期画面を表示し、
(B)前記制御手段は、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出し、前記検出した利用者が前記個人認証手段により直前の利用者ではないと判断したとき、前記個人認証手段による個人認証を実行した後、所定の初期画面を表示し、
(C)前記制御手段は、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出しないときに省電力モードに移行するように制御することを特徴とする。
従って、本発明に係る画像処理装置によれば、画像処理装置と携帯端末装置の連動動作中に利用者が別の人に代わった時にでもセキュリティが確保される。
以下、本発明の実施形態について以下に説明する。なお、図面において、同一の構成要素については同一の符号を付している。ここで、本発明の一実施形態は、多機能デジタル複合機であるMFP(Multi Function Peripherals)等の画像処理装置100と、携帯端末装置200とを備える画像処理システムに関する。携帯端末装置200は画像処理装置100を遠隔操作可能なスマートフォン、タブレット端末等である。
実施形態1.
図1は本発明の実施形態1に係る画像処理装置100の構成を示すブロック図である。また、図2は図1の画像処理装置100と連動して用いられる携帯端末装置200の構成を示すブロック図である。実施形態1に係る画像処理装置100は、画像処理装置100と携帯端末装置200のいずれか一方の装置が使用されていなくとも、画像処理装置100の省電力モードへの移行を防止し、連動動作中に利用者が別の人に代わった時にでもセキュリティを確保する。また同じ利用者が時間を空けて使用する時には利便性が損なわれない機能を提供することを特徴としている。すなわち、本実施形態に係る画像処理装置100は、従来技術と異なり、利用者個人を特定する機能と、利用許可(利用者として登録)/利用拒否(非許可)を判定する機能とを有する。
図1は本発明の実施形態1に係る画像処理装置100の構成を示すブロック図である。また、図2は図1の画像処理装置100と連動して用いられる携帯端末装置200の構成を示すブロック図である。実施形態1に係る画像処理装置100は、画像処理装置100と携帯端末装置200のいずれか一方の装置が使用されていなくとも、画像処理装置100の省電力モードへの移行を防止し、連動動作中に利用者が別の人に代わった時にでもセキュリティを確保する。また同じ利用者が時間を空けて使用する時には利便性が損なわれない機能を提供することを特徴としている。すなわち、本実施形態に係る画像処理装置100は、従来技術と異なり、利用者個人を特定する機能と、利用許可(利用者として登録)/利用拒否(非許可)を判定する機能とを有する。
図1において、画像処理装置100は、CPU1と、ROM2と、RAM3と、NVRAM4と、ストレージ装置5と、画像処理部6と、スキャナ部7と、プリンタ部8と、ファクシミリ部9と、ネットワークインターフェース部10とを備える。画像処理装置100はさらに、操作パネル部11と、携帯端末通信部16とを備える。これらの回路等1〜11,16はバス110を介して接続される。
CPU(Central Processing Unit)1は画像処理装置100の動作を制御するプロセッサである。CPU1はOS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。また、CPU1は操作パネル部11の表示内容を制御する制御部として動作する。ROM(Read Only Memory)2はOSを含む各種のプログラムが格納し、これらのプログラムに従ってCPU1が各種の処理を実行することで画像処理装置100の各機能を実現する。特に、ROM2は画像処理装置100の一連の制御をCPU1が実行するためのプログラムを格納する。RAM(Random Access Memory)3はCPU1が前記プログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリ及び画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。NVRAM4は電源をオフにしても記憶内容が破壊されない不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)であり各種設定情報の保存などに使用される。なお、NVRAM4は後述する実施形態2〜6において用いる利用者ログ4Aのメモリ領域を含む。ストレージ装置5は例えばハードディスクドライブであって、大容量の不揮発の記憶装置である。ストレージ装置5はOSプログラム、各種アプリケーションプログラム、印刷データ及び画像データ、ジョブに係る情報履歴などを保存する。
画像処理部6は画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。ここで、画像処理部6はスキャナ部7で読み取った画像データ、もしくはファクシミリ部9又はネットワークインターフェース部10などで受信した画像データに対して所定の画像処理を実行する。スキャナ部7は原稿画像を光学的に読み取って所定の形式の画像データを出力する。スキャナ部7は例えば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットとを備える。スキャナ部7はさらに、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。プリンタ部8は、画像データに対応した画像を記録紙上に画像形成する。プリンタ部8は記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。なお、画像形成は他の方式でもかまわない。
ファクシミリ部9は例えば公衆電話回線等に接続され、他のファクシミリ装置とファクシミリ通信を行って、画像データの送信又は受信を行う。ネットワークインターフェース部10はLAN又はWAN等のネットワーク網に接続され、クラウド、サーバ装置、他の端末装置等とデータの送受信を行う
操作パネル部11は、表示部12と、個人認証部13と、タッチパネル部14と、キースイッチ15と、カメラ45と、生体センサ46とを備える。表示部12は例えば液晶ディスプレイであって、文字データ、画像データを表示する。個人認証部13は例えばカメラ45により撮影された顔、光彩のデータから個人を特定し、もしくは生体センサ46から得られた指紋、静脈等の生体データから個人を特定する。前記で得られた個人データを、予め画像処理装置100に登録されている個人データファイルに照会することによって利用許可のある人物か否かを判定する。最終的な利用/非許可の判定は顔認識、生体認識、あるいは両方での判定であっても構わない。タッチパネル部14は利用者がタッチすることで所定の情報データを入力する。キースイッチ15は当該キースイッチ15を押下することで所定の情報データを入力する。生体センサ46は指紋センサ又は静脈観測センサ等の生体を認識するためのセンサである。
本実施形態において、操作パネル部11が表示する表示内容の制御、操作パネル部11による操作の受け付けに関する制御はCPU1が行う。タッチパネル部14は、表示部12上に設けられ、タッチペンや指などで押下された表示部上の座標位置や、フリック操作やドラッグ操作等を検出する。
携帯端末通信部16は、近距離無線通信部17と、給電電源部18と、近接センサ19とを備える。携帯端末通信部16は携帯端末装置200を設置して固定させる専用テーブル17Tを備えたクレードル型のスタンドである。また、携帯端末通信部16には比較的低速な近距離無線通信機能(例えばNFC、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)ほか)が内蔵される。携帯端末通信部16は、携帯端末装置200が携帯端末通信部16の専用テーブル17T上に載置されたら自動的に携帯端末装置200の近距離無線通信部29と通信する。これにより、携帯端末装置200に内蔵されている識別情報を読み出し、予め画像処理装置100に登録している識別情報と照会することによって携帯端末装置200の認証作業を自動的に行う。近距離無線通信部17は利用者が個人所有もしくは会社、団体で支給された携帯端末装置200を置くための専用テーブル17Tを備える。専用テーブル17T上の任意の場所に携帯端末装置200を置くことで、個人認証機能を利用した認証処理が自動的に行われる。近距離無線通信部17は携帯端末装置200とデータ無線通信を行い、予め画像処理装置100の利用許可を得て、登録された携帯端末装置200との接続を行うための認証データの送受信を行う。給電電源部18は携帯端末装置200を専用テーブル17Tに置くことで自動的に携帯端末装置200のバッテリの充電を行う。ここで、給電電源部18は携帯端末装置200の有無によって給電電源部18への電源供給を制御する。近接センサ19は例えば赤外線センサ、焦電センサなどであって、所定の距離内に動体が近づいてきたら反応して検出信号を出力する。
本実施形態において、CPU1は詳細後述するように自装置100が使用中か否かを判断する。連動表示アプリケーション(連動処理)の実行中は、CPU1は携帯端末装置200の操作パネル部31に対して行われた操作内容を示す情報を携帯端末装置200から受信したら、その操作内容を解析して認識し自装置100に反映させる。また、CPU1は表示部12に表示中の所定の設定画面に係る情報をネットワークインターフェース部10を使用して携帯端末装置200に送信する。
図2において、携帯端末装置200はCPU21と、ROM22と、RAM23と、NVRAM24と、ストレージ装置25と、ネットワークインターフェース部26と、傾きセンサ27と、個人認証部28と、近距離無線通信部29とを備える。ここで、個人認証部28にはカメラ41と生体センサ44が接続される。携帯端末装置200はさらに操作パネル部31と、音声入力部36と、音声出力部37とを備える。ここで、操作パネル部31は表示部32と、タッチパネル部34と、キースイッチ35とを備える。また、音声入力部36にはマイクロホン42が接続され、音声出力部37にはスピーカ43が接続される。なお、回路等21〜29,31,36,37はバス210を介して接続される。
CPU21はOSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行することで携帯端末装置200の動作を統括的に制御する。また、CPU21は操作パネル部31の表示内容を制御する。ROM22は各種のプログラムを格納し、これらのプログラムに従ってCPU1は各種処理を実行することで携帯端末装置200の各機能を実現する。また、ROM22は携帯端末装置200の一連の制御をCPU21が実行するためのプログラム及び利用者情報を格納する。RAM23はCPU21がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリとして動作し、また、画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。NVRAM24は不揮発性メモリであって、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。ストレージ装置25は例えばハードディスクドライブである大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラム、各種アプリケーションプログラムなどを保存する。ストレージ装置25は連動表示モードで携帯端末装置200を動作させるためのプログラム(以下、連動表示アプリケーションという。)などを記憶する。
ネットワークインターフェース部26はLANなどのネットワークを介して画像処理装置100及びその他の外部装置との間でデータを通信する。ネットワークインターフェース部26は、本実施形態では、無線LANによる無線通信を行うが、通信手段はこれらに限らない。操作パネル部31の表示部32は例えば液晶ディスプレイで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する。本実施形態では、表示部32に表示する表示内容の制御、操作パネル部31による操作の受け付けに関する制御はCPU21が行う。タッチパネル部34は表示部1上に設けられ、タッチペンや指などで押下された表示部上の座標位置、フリック操作及びドラッグ操作等を検出する。傾きセンサ27は、携帯端末装置200の表示部32の表示面が臨む向きを検出する。ここで、傾きの検出方法は、任意でよい。例えば、傾きセンサ27に備えられたジャイロセンサ、電子コンパス等のセンサを使用して当該検出を行う。携帯端末装置200は、傾きセンサ27で自装置200の傾きを検出することにより、表示部32の表示面が横向きか縦向きかなどを認識する。
個人認証部28、カメラ51、及び生体センサ54はそれぞれ図1の個人認証部13、カメラ45及び生体センサ46と同様である。
近距離無線通信部29は所定の近距離無線通信方式(例えばNFC、Bluetooth、Zigbeeほか)による無線通信機能を有する。近距離無線通信部29は、携帯端末装置200を画像処理装置100の専用テーブル17Tに置くことで自動的に画像処理装置100に内蔵されている近距離無線通信部17と通信する。これにより、近距離無線通信部29は内蔵されている識別情報を読み出し、予め画像処理装置100に登録している識別情報と照会することによって携帯端末装置200の認証処理を自動的に行う。音声入力部36はマイクロホン42で拾った人の音声をデジタルデータに変換する。音声出力部37は音声データとして作成、合成したデジタルデータを音声信号にDA変換してスピーカ43からその音声を出力する。
本実施形態において、CPU21は自装置200が使用中か否かを判断する。判断方法は後述する。また、連動表示アプリケーションの実行中は、CPU21はネットワークインターフェース部26が画像処理装置100から受信した情報に基づいて操作パネル部31に各種のガイダンス画面を表示させる。また、CPU21は、操作パネル部31が受け付けた操作内容をネットワークインターフェース部26を使用して画像処理装置100に送信する。
図3は図1の画像処理装置100によって実行される、実施形態1に係る画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。
図3のステップS101において、画像処理装置100を利用したい利用者が個人もしくは会社、団体所有の携帯端末装置200を図1の専用テーブル17T上に載置したか否かが判断される。ステップS101でYESであれば、携帯端末通信部16に内蔵されている近距離無線通信部17が携帯端末装置200に内蔵されている近距離無線通信部29を認識して接続処理を行う。接続処理が完了したら、近距離無線通信部17が携帯端末装置200に内蔵されている近距離無線通信部29の識別情報を読み出し、画像処理装置100に登録している識別情報と照会することによって携帯端末装置200の端末認証を自動的に行う(S102)。なお、近距離無線通信部17及び近距離無線通信部29による登録、認証機能は本発明には特に関係ないので、前提として携帯端末装置200は予め画像処理装置100に登録している端末装置とする。このとき、ステップS103でYESとなり、ステップS104に進む。
認証確認ができたら直ちに、例えばWi−Fi Direct等による無線通信機能で携帯端末装置200と画像処理装置100を互いに直接に接続する。また、画像処理装置100と携帯端末装置200との無線通信が確立された後、直ちに給電電源部18を内蔵されている携帯端末通信部16は、給電電源部18への通電を行うことで給電電源部18を介して携帯端末装置200への給電を開始する(S104)。ここで、無線通信機能はWi−Fi Directにこだわらない
次いで、画像処理装置100を利用したい利用者が画像処理装置100の前に立ったら、カメラ45からその利用者の顔画像データを取得する(S105)。そして、取得した顔画像データを、画像処理装置100に予め登録されている利用可能な登録者ファイル内の顔画像データと照会することで、前記利用者の顔画像データが登録者ファイルの中の顔画像データと照合するか否かの判定を行う(S106)。ステップS106の判定で照合しなかった場合(S107でNO)、ステップS105に戻る。一方、ステップS106の判定で照合した場合(S107でYES)利用者認証が完了したら(S107でYES)以下の処理を行う。すなわち、画像処理装置100の表示部12又は携帯端末装置200の表示部32に連動アプリケーション起動中に表示させたい各画面内容を選択するためのメニュー画面(初期画面)を表示させる。これに応答して、利用者は表示されたメニューから任意の画面内容を選択する(S108)。
画面内容の選択ができたら、予め携帯端末装置200にダウンロードされている画像処理装置100と携帯端末装置200との連動表示システムを開始するための連動アプリケーションを自動的に起動させる(S109)。画像処理装置100は、カメラ45が検出した利用者の認識、もしくは自装置100が利用者から受けた操作の状況のうちの少なくとも1つに基づいて自装置100が使用中か否かを判断する。具体的には、カメラ45が検出した利用者の視線が操作パネル部11上に向けられている場合、及び最後の操作を受けてから一定時間が経過するまでの間は、自装置100が使用中であると判断する。携帯端末装置200は、カメラ41が検出した利用者の視線、画像処理装置100が利用者から受けた操作の状況のうちの少なくとも1つに基づいて自装置100が使用中か否かを判断する。具体的には、カメラ41が検出した利用者の視線が操作パネル部31上に向けられている場合、又は最後の操作を受けてから一定時間が経過するまでの間は自装置100が使用中であると認識する。
前述の方法にて、自装置100が使用中か否かを調べ、使用中であれば(S110でYES)ステップS109に戻って前記の処理を継続する。自装置100が使用されていなければ(S110でNO)、携帯端末装置200から受信する情報を基に携帯端末装置200が使用中であるか否かを判断する(S111)。ここで、携帯端末装置200が使用されていれば(S111でYES)ステップS108に戻って前記の処理を継続する。一方、携帯端末装置200が使用中でなければ(S111でNO)、カメラ45及び近接センサ19からデータを再取得する(S112)。
ステップS112で再取得したデータから人感情報(人体検出情報)があった場合(S113でYES)は、ステップS105で取得した顔画像データを利用者登録データと比較して照合する(S115)。ステップS112で再取得したデータから人感情報がなかった場合(S113でNO)は従来技術と同様に省エネモードへ移行し(S114)ステップS101に戻る。ステップS116の判定で前回認証した人物と同じ人物だった場合(S116でYES)ステップS108に戻り、連動アプリケーション起動中に表示させたいそれぞれの画面内容を選択するためのメニュー画面を表示させる。そして、利用者は表示されたメニューから再度、表示させたい画面を選択する。ステップS116の判定で前回認証した人物ではなかった場合(S116でNO)はステップS106に戻り、画像処理装置100に予め登録されている利用可能な登録者ファイルを照会する。これにより、前記利用者の顔画像データが登録者ファイルの中から照合するかの判定を行う。
図4は図1の画像処理装置100によって実行される、変形例1に係る画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図4の制御処理は、図3の制御処理に比較して、ステップS201のYESであるときに、ステップS201の処理を実行してステップS109に進むことを特徴としている。以下、前記相違点について詳述する。
図4において、ステップS116の判定で前回認証した人物と同じ人物だった場合(S116でYES)は、前回利用した最後の表示画面を表示し(S201)、ステップS109に進む。ステップS116の判定で前回認証した人物ではなかった場合(S116でNO)はステップS106に戻り、画像処理装置100に予め登録されている利用可能な登録者ファイルを照会する。これにより、前記利用者の顔画像データが登録者ファイルの中から照合するかの判定を行う。
図5は図1の画像処理装置100によって実行される、変形例2に係る画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図5の制御処理は、図4の制御処理に比較して、ステップS116でYESのときにステップS301の処理を行った後、ステップS201に進む。以下、前記相違点について詳述する。
図5のステップS301において、最後に選択した画面を表示するか否かが判断され、YESのときはステップS201に進む一方、NOのときはステップS108に進む。
図6は図1の画像処理装置100によって実行される、変形例3に係る画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図6の制御処理は、図3の制御処理と比較して、以下の点が異なる。
(1)ステップS113とステップS114との間にステップS401の分岐処理を挿入する。
(2)ステップS401においてYESのときにステップS402〜S403を実行する。一方、ステップS401においてNOのときにステップS114に進む。
以下、前記相違点について詳述する。なお、図6の制御処理の特徴ステップを図4又は図5の制御処理に適用してもよい。
(1)ステップS113とステップS114との間にステップS401の分岐処理を挿入する。
(2)ステップS401においてYESのときにステップS402〜S403を実行する。一方、ステップS401においてNOのときにステップS114に進む。
以下、前記相違点について詳述する。なお、図6の制御処理の特徴ステップを図4又は図5の制御処理に適用してもよい。
図6のステップS113の判定で再取得したデータから人感情報がなかった場合(S113でNO)近距離無線通信部17を介して近距離無線通信部29への再接続を実行することで携帯端末装置200が専用テーブル17T上にあるか否かを確認する(S401)。ここで、近距離無線通信部29から応答信号を受信した場合、携帯端末装置200はまだ専用テーブル17T上にあると判断され(S401でNO)ステップS114に進む。
一方、近距離無線通信部29から応答信号を受信しなかった場合、携帯端末装置200は携帯端末通信部16から離脱したと判断され(S401でYES)、連動表示アプリケーションは自動的に停止される(S402)。連動表示アプリケーションの終了後、画像処理装置100はスタンドアロン(携帯端末装置200が連動していない元々の画像処理装置100単体)での初期画面表示に戻し(S403)ステップS101に戻る。
図7は図1の画像処理装置100によって実行される、変形例4に係る画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図7の制御処理は、図6の制御処理に比較して、ステップS403の後に、ステップS501の処理を実行することを特徴とする。以下、前記相違点について詳述する。
図7のステップS403において、画像処理装置100はスタンドアロン(携帯端末装置200が連動していない元々の画像処理装置100単体)での初期画面表示になる。その後、ステップS401の処理により携帯端末装置200が画像処理装置100から離脱していると判断されている。従って、携帯端末装置200への通電を遮断するために、給電電源部18への通電は遮断する(S501)。
図8は図1の画像処理装置100によって実行される、変形例5に係る画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図8の制御処理は、図7の制御処理に比較して、ステップS501に代えて、ステップS601の処理を実行することを特徴とする。以下、前記相違点について詳述する。なお、図8のステップS601の後に、図7のステップS501の処理を実行してもよい。
図8のステップS403において、画像処理装置100はスタンドアロン(携帯端末装置200が連動していない元々の画像処理装置100単体)での初期画面表示になる。次いで、画像処理装置100は、一例として一連の操作を行った利用者、携帯端末装置、日時、操作手順、利用したアプリケーション、画像データ等のログ情報を履歴としてストレージ装置5に蓄積する(S601)。
図9Aは図1の画像処理装置100及び図2の携帯端末装置200の連動動作を示すために、携帯端末装置200を画像処理装置100の専用テーブル17Tに載置するときの外観を示す斜視図である。また、図9Bは図1の画像処理装置100及び図2の携帯端末装置200の連動動作を示すために、携帯端末装置200を画像処理装置100の専用テーブル17Tに載置したときの実施例1に係る状態を示す斜視図である。すなわち、図9A及び図9Bは、実施例1に係る連動表示システムの動作例を示す。当該連動表示システムは、画像処理装置100と携帯端末装置200とを備えて構成される。携帯端末装置200は、携帯可能なタブレットなどの端末装置であり、表示部32とタッチパネル部33、キースイッチ35を含む操作パネル部31を備える。
ここで、画像処理装置100は、
(1)原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブと、
(2)読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部装置へ送信したりするスキャンジョブと、
(3)パーソナルコンピュータから送出されたデータに係る画像を記録紙に印刷して出力するプリントジョブと
を含む複数のジョブを実行する、いわゆる複合機(MFP)などの電子機器である。
(1)原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブと、
(2)読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部装置へ送信したりするスキャンジョブと、
(3)パーソナルコンピュータから送出されたデータに係る画像を記録紙に印刷して出力するプリントジョブと
を含む複数のジョブを実行する、いわゆる複合機(MFP)などの電子機器である。
画像処理装置100は、表示部12と、タッチパネル部14と、キースイッチ15とを含む操作パネル部11を備え、利用者は操作パネル部11を使用して、各種の設定を行うことができる(図1参照)。
図9Aにおいて、画像処理装置100を使いたい利用者は個人もしくは団体で所有している携帯端末装置200を画像処理装置100の携帯端末通信部16の専用テーブル17T(クレードル)上に置く。このとき、携帯端末通信部16に内蔵されている近距離無線通信部17と携帯端末装置200に具備されている近距離無線通信部29を通して接続処理が完了する。この場合において、近距離無線通信部17が携帯端末装置200に内蔵されている近距離無線通信部29の識別情報を読み出し、画像処理装置100に登録している識別情報と照会することによって携帯端末装置200の認証作業を自動的に行う。認証作業が完了し、携帯端末装置200の利用認可ができた後、図9Bに示すように、画面連動アプリケーションが起動する。前記の識別情報と照会した結果、携帯端末装置200が登録されていない端末装置だった場合は、画面連動アプリケーションを起動しない。
図10は図9Bの実施例1に係る状態の後に、利用者Aが使用したときの実施例2に係る状態における、操作パネル部11の画面301と操作パネル部31の画面302を示す正面図である。すなわち、図10は実施例1に係る連動表示システムの動作例の続き(実施例2)を示す。
図10において、携帯端末装置200が画像処理装置100による認証が完了し、画面連動アプリケーションが起動したら操作パネル部11に内蔵されているカメラ45(好ましくはステレオカメラ)は画像処理装置100を利用している利用者の顔を撮影する。利用者の認証処理はカメラ45からの顔の顔画像データだけで照合されるが、画像処理装置100の携帯端末通信部16内に近接センサ19が内蔵されている場合、カメラ45の起動は近接センサ19からの人感情報があった場合に起動することが望ましい。また、近接センサ19を内蔵する場合には、近接センサ19から、画像処理装置100と、画像処理装置100の前に立っている人との間の距離を推定して算出する。これにより、カメラ45で撮影したときに顔の特徴点が認識出来る距離であるか否かを判断することも可能となる。
カメラ45で撮影されている顔画像は、表示画面301のごとく操作パネル部11の表示部12に映し出される。画像処理装置100は映し出される顔画像から複数の特徴点を抽出し、デジタルデータ化する。表示画面301は、
(1)カメラ45で撮影された利用者の顔画像を表示する部分画面301Aと、
(2)利用登録されている利用者の顔画像(サムネイル形式)を表示する部分画面301Bと、
(3)カメラ45で撮影された顔画像と利用者登録されている利用者の照会画像を含む部分画面301Cと
を含む。デジタルデータ化された特徴点データは、画像処理装置100内のストレージ装置5に予め特徴点データとして登録されている利用者データファイルと一件一件照合することで合致した利用者があるかどうかを検索する。登録されている利用者データファイルに合致したデータがあった場合、いま画像処理装置100の前にいる利用者は認証手続きが完了し、画像処理装置100の利用が許可される。一方、逆に登録されている利用者データファイルに合致したデータがなかった場合、いま画像処理装置100の前にいる利用者は画像処理装置100を利用することができない。
(1)カメラ45で撮影された利用者の顔画像を表示する部分画面301Aと、
(2)利用登録されている利用者の顔画像(サムネイル形式)を表示する部分画面301Bと、
(3)カメラ45で撮影された顔画像と利用者登録されている利用者の照会画像を含む部分画面301Cと
を含む。デジタルデータ化された特徴点データは、画像処理装置100内のストレージ装置5に予め特徴点データとして登録されている利用者データファイルと一件一件照合することで合致した利用者があるかどうかを検索する。登録されている利用者データファイルに合致したデータがあった場合、いま画像処理装置100の前にいる利用者は認証手続きが完了し、画像処理装置100の利用が許可される。一方、逆に登録されている利用者データファイルに合致したデータがなかった場合、いま画像処理装置100の前にいる利用者は画像処理装置100を利用することができない。
前記の認証手続きが完了し、画像処理装置100の利用が許可されると携帯端末装置200の表示画面302は図10に示すような連動表示システムのメニュー画面表示となる。表示画面302は、画面左側に画像処理装置100の操作パネル部11で表示される連動表示メニューアイコンを含む部分画面302Aと、画面右側に携帯端末装置200の操作パネル部31で表示される連動表示メニューアイコンを含む部分画面302Bとを含む。
利用者Aが一連の操作を終えて、ある一定時間内に入力操作が無かった場合、再度カメラ45及び近接センサ19を起動することで、一定時間の間、周囲の人感情報の有無を検知する。前記の人感検知処理で人感情報が無かった場合、従来技術と同様に省エネモードに移行することで消費電力の低減化を図る。逆に、前記の人感検知処理で人感情報が認められた場合、カメラ45で撮影された顔画像から複数の特徴点を抽出し、デジタルデータ化する。
ここで、デジタルデータ化された特徴点データは、まず、利用者Aの特徴点データと比較する。利用者Aであった場合は、既に図10を参照して説明した通り、直前に利用者認証処理は終えているので、利用者認証処理及びその画面表示は行わず、一例として利用者Aが最後に使っていた画面表示に戻す。とって代わって、別の一例としては、連動表示システムの初期メニューアイコン画面(図10の表示画面302)に戻す。利用者が利用者Aでなく利用者Bであるとき、図10の説明のごとく、画像処理装置100のストレージ装置5に予め特徴点データとして登録されている利用者データファイルと一件一件照合することで合致した利用者があるかどうかを検索する。以降の処理も前記と同様である。
次いで、画像処理装置の連動表示システムで表示される画面例について図12A〜図15を参照して説明する。
図12Aは図1の画像処理装置100のコピーアプリケーション機能を使用する実施例4に係る状態における、操作パネル部11の画面321を示す正面図である。また、図12Bは図1の画像処理装置100のコピーアプリケーション機能を使用する実施例4に係る状態における、操作パネル部31の画面322を示す正面図である。すなわち、図12A及び図12Bはコピーアプリケーション機能に関連する表示画面例である。携帯端末装置200の操作パネル部31の表示部32には認証された利用者のカスタム操作画面322(図12B)が表示され、画像処理装置100の操作パネル部11の表示部12には共用のコピー操作画面321(図12A)が表示される。
図13Aは図1の画像処理装置100のスキャナアプリケーション機能を使用する実施例5に係る状態における、操作パネル部11の画面331を示す正面図である。また、図13Bは図1の画像処理装置100のスキャナアプリケーション機能を使用する実施例5に係る状態における、操作パネル部31の画面332を示す正面図である。すなわち、図13A及び図13Bはスキャナアプリケーション機能に関連する表示画面例である。携帯端末装置200の操作パネル部31の表示部32には認証された利用者のカスタム操作画面332(図13B)が表示される。また、表示部32には、画像処理装置100の操作パネル部11の表示部12にはスキャナアプリケーションに関連するブラウザ、クラウド系のソリューションアプリケーションのメニュー画面331(図13A)が表示される。
図14Aは図1の画像処理装置100のプリンタアプリケーション機能を使用する実施例6に係る状態における、操作パネル部11の画面341を示す正面図である。また、図14Bは図1の画像処理装置100のプリンタアプリケーション機能を使用する実施例7に係る状態における、操作パネル部31の画面342を示す正面図である。すなわち、図14A及び図14Bはプリンタアプリケーション機能に関連する表示画面例である。携帯端末装置200の操作パネル部31の表示部32には認証された利用者のカスタム操作画面342(図14B)が表示される。また、表示部32には、画像処理装置100の操作パネル部11の表示部12には印刷物が排紙される場所(トレイ)の位置とステータス情報を表示する画面341(図14A)が表示される。
図15Aは図1の画像処理装置100の利用者認証機能を使用する実施例8に係る状態における、操作パネル部11の画面351を示す正面図である。また、図15Bは図1の画像処理装置100の利用者認証機能を使用する実施例8に係る状態における、操作パネル部31の画面352を示す正面図である。すなわち、図15A及び図15Bは利用者認証時の表示画面例である。携帯端末装置200の操作パネル部31の表示部32には認証された利用者のカスタム操作画面352(図15B)が表示され、画像処理装置100の操作パネル部11の表示部12には顔認証実行時のステータス画面352(図15A)が表示される。
なお、表示画面322,332,342,352は画像処理装置100で利用者の認証が完了するまで表示されないようにしてもよいし、一時的に共用の操作画面を表示してもよい。もしくは、利用者を特定できたら、その利用者のカスタム画面を表示するが、認証が完了するまではタッチパネル部14,34の操作をマスクすることで、確実に不正操作を排除するような制御処理を具備してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る画像処理装置100と携帯端末装置200とのの連動表示システムは、携帯端末装置200と利用者の両方で認証処理を行うことで、強固なセキュリティ機能を有する。これと同時に、携帯端末装置200が個人利用である場合と複数人での共用端末である場合のケースを想定している。すなわち、携帯端末装置200が共用利用端末装置である場合、利用者が画像処理装置100の利用後に画像処理装置100から離れる時に、携帯端末装置200を持ち帰らない場合があることを想定している。
また、携帯端末装置200と画像処理装置100は、通常の電力モード(以下、通常モードという。)と、通常モードよりも消費電力の少ない省電力モードとに選択的に切り替えが可能である。基本的には、携帯端末装置200と画像処理装置100は通常モードの状態で、操作を受けない状態やジョブを実行していない状態など、いわゆる待機状態のまま一定時間が経過したら、使用中ではないと判断し、省電力モードに切り替える。
さらに、携帯端末装置200と画像処理装置100はいずれも省電力モードのときは表示部12,32での画面の表示は行わないものとする。また、連動表示システムは、近距離無線通信部17,29を介して画像処理装置100と携帯端末装置200が接続された後、画像処理装置100を利用する利用者の認証が完了した後に起動されるアプリケーションである。画像処理装置100と携帯端末装置200の表示モードを、一方の画面が切り替わったら、他方の画面を切り替えるよう表示内容を連動させる(連動表示アプリケーションを行う)連動表示モードに切り替える。
以上の実施形態1では、連動表示モードにて連動表示アプリケーションを実行する場合、画像処理装置100は先に顔認証の処理画面を表示し、携帯端末装置200は、顔認証完了後のそれぞれの画面の種類を選択するメニュー画面を表示する。ここで、実施形態1に係る連動表示システムは、連動表示モードにて連動表示アプリケーションの実行中は、画像処理装置100と携帯端末装置200のいずれか一方が使用されていれば、双方の装置を省電力モードに移行させない。これにより、例えば、連動表示アプリケーションの実行中に画像処理装置100と携帯端末装置200のいずれか一方のみが使用されている場合に、他方が省電力モードに移行してしまうといった事態の発生を防止できる。
以上の実施形態1では、連動表示アプリケーションの実行中は、画像処理装置100が所定の設定画面を表示し、携帯端末装置200が当該定画面に関連する操作及び表示画面を表示したが、他の画面を表示させてもよい。例えば、1つの大きな画面の一部を画像処理装置100に表示させ、携帯端末装置200にその続きの部分を表示させたりしてもよい。その場合、画像処理装置100と携帯端末装置200のうちのいずれか一方にて、画面をスクロールする操作を受けた場合、他方の画面も合わせてスクロールする。
なお、携帯端末装置200に、印刷設定などを行うための画面を表示させ、携帯端末装置200にて設定された設定内容を画像処理装置100に送信して反映させる制御処理は、単なる遠隔操作であって連動表示アプリケーションには該当しない。あくまで、一方の画面が切り替わったら、他方の画面も合わせて切り替えるよう表示内容を連動させる制御を連動表示システムと呼び、連動表示システムの起動には連動表示アプリケーションが実行されることを前提とする。
実施形態2.
図16は本発明の実施形態2に係る画像処理装置100によって実行される画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図16の実施形態2に係る画像処理装置の制御処理は、図3の実施形態1に係る画像処理装置の制御処理に比較して、ステップS111のNOとステップS112との間に、ステップS117及びS118の処理を追加したことを特徴とする。以下、上記相違点について詳述する。
図16は本発明の実施形態2に係る画像処理装置100によって実行される画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図16の実施形態2に係る画像処理装置の制御処理は、図3の実施形態1に係る画像処理装置の制御処理に比較して、ステップS111のNOとステップS112との間に、ステップS117及びS118の処理を追加したことを特徴とする。以下、上記相違点について詳述する。
図16において、ステップS111でNOであるとき、ユーザの利用が一旦終了したと判断して連動アプリケーションを終了する(S117)。ここで、ステップS105〜S117までの一連の操作履歴として発生する、利用者、利用日時、利用アプリケーション、利用時間、接続端末等のログ情報を、NVRAM4内の利用者ログ4Aに登録する(S118)。
以上の実施形態2によれば、一連の操作履歴として発生する、利用者、利用日時、利用アプリケーション、利用時間、接続端末等のログ情報を利用者ログ情報として登録できる。
なお、実施形態2では、画像処理装置の生産性に影響を与えない理由で利用者ログ4AをNVRAM4に格納しているが、本発明はこれに限らず、画像処理装置の構成によってはストレージ装置5に利用者ログ4Aを格納してもよい。
実施形態3.
図17は本発明の実施形態3に係る画像処理装置100によって実行される画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図17の実施形態3に係る画像処理装置の制御処理は、図16の実施形態2に係る画像処理装置の制御処理に比較して、ステップS117とステップS118との間に、ステップS120〜S121の処理を挿入したことを特徴とする。以下、上記相違点について詳述する。
図17は本発明の実施形態3に係る画像処理装置100によって実行される画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図17の実施形態3に係る画像処理装置の制御処理は、図16の実施形態2に係る画像処理装置の制御処理に比較して、ステップS117とステップS118との間に、ステップS120〜S121の処理を挿入したことを特徴とする。以下、上記相違点について詳述する。
図17のステップS117において連動アプリケーションを終了したら、予め利用者ログ4Aの登録用に割り当てられているNVRAM4の保管メモリ領域の空き容量を確認する(S119)。ここで、保管メモリ領域に十分な空き容量があった場合(S120でYes)はそのままステップS118に進み、NVRAM4内の利用者ログ4Aに利用者ログ情報を登録する。一方、保管メモリ領域に十分な空き容量がなかった場合(S120でNo)は既にNVRAM4内の利用者ログ4Aに登録されている全利用者ログデータから利用日時を調べて、最も古い利用日時の利用者ログデータを自動的に削除する。そして、新たな利用者ログの格納に必要な容量を確保して(S121)ステップS118に進む。
以上の実施形態3によれば、利用者ログ4Aに空き領域がないときに登録されている最も古いログを削除することで、最新の利用者ログを損なわないという特有の効果を有する。
実施形態4.
図18は本発明の実施形態4に係る画像処理装置100によって実行される画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図18の実施形態4に係る画像処理装置の制御処理は、図17の実施形態3に係る画像処理装置の制御処理に比較して、ステップS121の処理に代えて、ステップS122〜S123の処理を挿入したことを特徴とする。以下、上記相違点について詳述する。
図18は本発明の実施形態4に係る画像処理装置100によって実行される画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図18の実施形態4に係る画像処理装置の制御処理は、図17の実施形態3に係る画像処理装置の制御処理に比較して、ステップS121の処理に代えて、ステップS122〜S123の処理を挿入したことを特徴とする。以下、上記相違点について詳述する。
図18のステップS119の空き容量確認処理の結果、利用者ログ4Aの保管メモリ領域に十分な空き容量がなかった場合(S120でNo)は、既にNVRAM4の利用者ログ4Aに登録されている全利用者ログデータの一覧を利用者ログ4Aから読み出す。そして、読み出したデータの一覧のサムネイルを表示部12に一覧表形式で表示する(S122)。次いで、ユーザは表示された利用者ログの一覧表から任意のログを選択処理及び/又は削除処理することで、新たな利用者ログの格納に必要な容量を確保する(S123)。次いで、ステップS118に進む。
図19Aは図18の画像処理装置の制御処理のステップS123の第1の操作例の画面を示す正面図である。また、図19Bは図18の画像処理装置の制御処理のステップS123の第2の操作例の画面を示す正面図である。さらに、図19Cは図18の画像処理装置の制御処理のステップS123の第3の操作例の画面を示す正面図である。
図19A〜図19Cから明らかなように、利用者ID、ログイン日時と時間、表示端末ID、利用アプリケーション、利用時間等が最新の利用者ログ4Aから順番に時系列的に一覧表形式で表示される。利用者ログの一覧表から任意のログを選択する方法例として、例えば以下の3つの選択例がある。
(1)図19Aの利用者ログの選択例:ログイン日時、時間で指定することで一つのログだけ選択する;
(2)図19Bの利用者ログの選択例:ユーザIDで指定することで、そのユーザが利用したすべてのログを選択する;
(3)図19Cの利用者ログの選択例:利用アプリケーションで指定することでそのアプリケーションを利用したすべてのログを選択する。
(1)図19Aの利用者ログの選択例:ログイン日時、時間で指定することで一つのログだけ選択する;
(2)図19Bの利用者ログの選択例:ユーザIDで指定することで、そのユーザが利用したすべてのログを選択する;
(3)図19Cの利用者ログの選択例:利用アプリケーションで指定することでそのアプリケーションを利用したすべてのログを選択する。
以上の実施形態4によれば、上記の利用者ログの選択又は削除により、ユーザが必要又は不必要な利用者ログ情報を任意に選択して確認して削除等できる。
実施形態5.
図20は本発明の実施形態5に係る画像処理装置100によって実行される画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図20の実施形態5に係る画像処理装置の制御処理は、図18の実施形態4に係る画像処理装置の制御処理に比較して、ステップS122〜S123の処理に代えて、ステップS124〜S125の処理を挿入したことを特徴とする。以下、上記相違点について詳述する。
図20は本発明の実施形態5に係る画像処理装置100によって実行される画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図20の実施形態5に係る画像処理装置の制御処理は、図18の実施形態4に係る画像処理装置の制御処理に比較して、ステップS122〜S123の処理に代えて、ステップS124〜S125の処理を挿入したことを特徴とする。以下、上記相違点について詳述する。
図20において、ステップS119の空き容量確認処理の結果、利用者ログ4Aの保管メモリ領域に十分な空き容量がなかった場合(S120でNo)は、これまでにNVRAM4の利用者ログ4Aに登録されている全利用者ログデータを利用者ログ4Aから読み出す。そして、読み出したデータをネットワークインターフェース部10を介して管理サーバ装置又はクラウド装置等に当該データを転送する(S124)。ここで、全利用者ログデータの転送が完了したら、直ちにNVRAM4内の利用者ログ4Aの格納用領域をクリア(削除)することで新たな利用者ログを登録するのに必要な空き容量を確保する(S125)。
以上の実施形態5によれば、全利用者ログデータを利用者ログ4Aから読み出して管理サーバ装置などに自動的に送信することで、全利用者ログデータのバックアップを行うことができる。
以上の実施形態5ではNVRAM4の利用者ログ4Aに十分な空き容量がなかった場合に限り、一括してこれまでに蓄積された全利用者ログデータを管理サーバ装置又はクラウド装置等に転送している。しかし、本発明はこれに限らず、一般的なドキュメント管理サービス、ソリューションで普及している、画像処理装置の利用毎、もしくはある一定の時間毎に利用者ログデータを管理サーバ装置又はクラウド装置に逐次転送する方法であってもよい。なお、図20の制御処理のフローは図1の画像処理装置100においてストレージ装置5が無いシステムに適用される。
実施形態6.
図21は本発明の実施形態6に係る画像処理装置100によって実行される画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図21の実施形態6の画像処理装置の制御処理は、図20の実施形態5に係る画像処理装置の制御処理に比較して、ステップS124の処理に代えて、ステップS124Aの処理を挿入したことを特徴とする。以下、上記相違点について詳述する。
図21は本発明の実施形態6に係る画像処理装置100によって実行される画像処理装置の制御処理を示すフローチャートである。図21の実施形態6の画像処理装置の制御処理は、図20の実施形態5に係る画像処理装置の制御処理に比較して、ステップS124の処理に代えて、ステップS124Aの処理を挿入したことを特徴とする。以下、上記相違点について詳述する。
図21のS119の空き容量確認処理の結果、利用者ログ4Aの保管メモリ領域に十分な空き容量がなかった場合(S120でNo)はこれまでに利用者ログ4Aに登録されている全利用者ログデータを利用者リグ4Aから読み出す。そして、読み出したデータをストレージ装置5にバックアップとして格納する(S124A)。次いで、全利用者ログデータのバックアップが完了したら、直ちに利用者ログ4Aの格納用領域をクリア(削除)することで新たな利用者ログを登録するのに必要な空き容量を確保する(S125)。
以上の実施形態6によれば、全利用者ログデータを利用者ログ4Aから読み出してストレージ装置5に自動的に転送することで、全利用者ログデータのバックアップを行うことができる。
以上の実施形態6においては、利用者ログ4Aに十分な空き容量がなかった場合に限り、一括してこれまでに蓄積された全利用者ログデータをストレージ装置5に転送する。しかし、本発明はこれに限らず、一般的なドキュメント管理サービス、ソリューションで普及している、画像処理装置の利用毎、もしくはある一定の時間毎に利用者ログデータを管理サーバ装置又はクラウド装置に逐次転送する方法であってもよい。なお、図20の制御処理のフローは図1の画像処理装置100においてストレージ装置5があるシステムに適用される。
特許文献1との相違点.
特許文献1は、
(1)画像処理装置の操作、入出力画面として画像処理装置と携帯端末を使用する場合において、両装置の画面の表示内容を連動させている間は、いずれか一方の装置が使用されていないときに、
(2)画像処理装置の省電力モードへの移行を防いで、利用者の利便性を確保することが目的で、
連動表示システム、画像処理装置およびそのプログラム、連動表示方法が開示されている。
特許文献1は、
(1)画像処理装置の操作、入出力画面として画像処理装置と携帯端末を使用する場合において、両装置の画面の表示内容を連動させている間は、いずれか一方の装置が使用されていないときに、
(2)画像処理装置の省電力モードへの移行を防いで、利用者の利便性を確保することが目的で、
連動表示システム、画像処理装置およびそのプログラム、連動表示方法が開示されている。
特許文献1は本発明とは確かに、
(1)画像処理装置の操作、入出力画面として画像処理装置と携帯端末を使用する場合において、両装置の画面の表示内容を連動させている点、及び、
(2)いずれか一方の装置が使用されていないときに、画像処理装置の省電力モードへの移行を防止する点では似ている点がある。
(1)画像処理装置の操作、入出力画面として画像処理装置と携帯端末を使用する場合において、両装置の画面の表示内容を連動させている点、及び、
(2)いずれか一方の装置が使用されていないときに、画像処理装置の省電力モードへの移行を防止する点では似ている点がある。
しかし、特許文献1の従来例においては、連動動作中に利用者が別の人に代わった時のセキュリティ面が考慮されていないという問題、及び同じ利用者が時間を空けて使用する時の利便性が損なわれないという問題は解消できていない。本発明は特許文献1のこれらの問題点を解決するものである。
1…CPU、
2…ROM、
3…RAM、
4…NVRAM、
4A…利用書ログ、
5…ストレージ装置、
6…画像処理部、
7…スキャナ部、
8…プリンタ部、
9…ファクシミリ部、
10…ネットワークインターフェース部、
11…操作パネル部、
12…表示部、
13…個人認証部、
14…タッチパネル部、
15…キースイッチ、
16…携帯端末通信部、
17…近距離無線通信部、
17T…専用テーブル、
18…給電電源部、
19…近接センサ、
21…CPU、
22…ROM、
23…RAM、
24…NVRAM、
25…ストレージ装置、
26…ネットワークインターフェース部、
27…傾きセンサ、
28…個人認証部、
29…近距離無線通信部、
31…操作パネル部、
32…表示部、
34…タッチパネル部、
35…キースイッチ、
36…音声入力部、
37…音声出力部、
41…カメラ、
42…マイクロホン、
43…スピーカ、
44…生体センサ、
45…カメラ、
46…生体センサ、
100…画像処理装置、
110…バス、
200…携帯端末装置、
210…バス。
2…ROM、
3…RAM、
4…NVRAM、
4A…利用書ログ、
5…ストレージ装置、
6…画像処理部、
7…スキャナ部、
8…プリンタ部、
9…ファクシミリ部、
10…ネットワークインターフェース部、
11…操作パネル部、
12…表示部、
13…個人認証部、
14…タッチパネル部、
15…キースイッチ、
16…携帯端末通信部、
17…近距離無線通信部、
17T…専用テーブル、
18…給電電源部、
19…近接センサ、
21…CPU、
22…ROM、
23…RAM、
24…NVRAM、
25…ストレージ装置、
26…ネットワークインターフェース部、
27…傾きセンサ、
28…個人認証部、
29…近距離無線通信部、
31…操作パネル部、
32…表示部、
34…タッチパネル部、
35…キースイッチ、
36…音声入力部、
37…音声出力部、
41…カメラ、
42…マイクロホン、
43…スピーカ、
44…生体センサ、
45…カメラ、
46…生体センサ、
100…画像処理装置、
110…バス、
200…携帯端末装置、
210…バス。
Claims (10)
- 所定の画像処理を行う画像処理装置であって、前記画像処理装置の電力モードを通常モードと、前記通常モードよりも消費電力の少ない省電力モードとの間で選択的に切り替える制御手段を備えた画像処理装置において、
携帯端末装置と無線通信する無線通信手段と、
前記画像処理装置を利用する利用者を検出する検出手段と、
前記画像処理装置を利用する利用者の識別情報を受信し、受信した識別情報と予め登録された識別情報とを照合することで前記利用者を特定して当該利用者の使用を許可又は非許可する個人認証手段とを備え、
(A)前記制御手段は、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出し、前記検出した利用者が前記個人認証手段により直前の利用者であると判断したとき、前記個人認証手段による個人認証を実行せずに所定の初期画面を表示し、
(B)前記制御手段は、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出し、前記検出した利用者が前記個人認証手段により直前の利用者ではないと判断したとき、前記個人認証手段による個人認証を実行した後、所定の初期画面を表示し、
(C)前記制御手段は、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出しないときに省電力モードに移行するように制御することを特徴とする画像処理装置。 - 前記携帯端末装置の識別情報を受信し、受信した識別情報と予め登録された識別情報とを照合することで前記携帯端末装置との無線通信を許可又は非許可する端末認証手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記端末認証手段が前記携帯端末装置について前記端末認証手段による端末認証を行ったときに、前記初期画面を表示することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記制御手段は、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出し、前記検出した利用者が前記個人認証手段により直前の利用者であると判断したとき、前記個人認証手段による個人認証を実行せずに、前記初期画面に代えて、当該利用者が最後に選択した画面を表示するように制御する請求項1又は2記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出し、前記検出した利用者が前記個人認証手段により直前の利用者であると判断したとき、前記個人認証手段による個人認証を実行せずに、前記初期画面に代えて、前記初期画面と当該利用者が最後に選択した画面とのうちのいずれを表示するように選択するかを質問し、前記初期画面を表示するように選択したとき前記初期画面を表示し、当該利用者が最後に選択した画面を表示するように選択したとき当該最後に選択した画面を表示するように制御する請求項1又は2記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記画像処理装置と前記携帯端末装置が表示する画面のうちのいずれか一方の画面が切り替わったときに、連動して他方の画面を切り替えるように制御する連動処理を実行し、
前記制御手段は、前記携帯端末装置の離脱を検出したとき、前記連動処理を中止し、前記初期画面を表示することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記制御手段は、前記携帯端末装置の離脱を検出したとき、前記携帯端末装置への通電を遮断するように制御することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記連動処理に係るデータを記憶装置に格納するように制御することを特徴とする請求項5又は6記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記携帯端末装置の離脱を検出したとき、前記データを前記記憶装置に格納するように制御することを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
- 請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の画像処理装置を備えたことを特徴とする電子機器。
- 所定の画像処理を行う画像処理装置であって、前記画像処理装置の電力モードを通常モードと、前記通常モードよりも消費電力の少ない省電力モードとの間で選択的に切り替える制御手段を備えた画像処理装置の制御方法において、
携帯端末装置と無線通信する無線通信手段と、
前記画像処理装置を利用する利用者を検出する検出手段と、
前記画像処理装置を利用する利用者の識別情報を受信し、受信した識別情報と予め登録された識別情報とを照合することで前記利用者を特定して当該利用者の使用を許可又は非許可する個人認証手段とを備え、
前記制御方法は、
(A)前記制御手段が、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出し、前記検出した利用者が前記個人認証手段により直前の利用者であると判断したとき、前記個人認証手段による個人認証を実行せずに所定の初期画面を表示するように制御するステップと、
(B)前記制御手段が、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出し、前記検出した利用者が前記個人認証手段により直前の利用者ではないと判断したとき、前記個人認証手段による個人認証を実行した後、所定の初期画面を表示するように制御するステップと、
(C)前記制御手段は、前記画像処理装置及び前記携帯端末装置が使用中でない場合に、前記利用者を検出しないときに省電力モードに移行するように制御するステップとを含むことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15/357,263 US9838556B2 (en) | 2015-12-03 | 2016-11-21 | Image processing apparatus, method for controlling image processing apparatus, electronic apparatus, and non-transitory recording medium |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015236689 | 2015-12-03 | ||
JP2015236689 | 2015-12-03 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016094045A Pending JP2017108369A (ja) | 2015-12-03 | 2016-05-09 | 画像処理装置とその制御方法、並びに電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017108369A (ja) |
-
2016
- 2016-05-09 JP JP2016094045A patent/JP2017108369A/ja active Pending
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