JP2017108363A - 音の空気吸収を考慮した残響音の生成方法を利用したバーチャルサラウンド。 - Google Patents
音の空気吸収を考慮した残響音の生成方法を利用したバーチャルサラウンド。 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】多くのスピーカーを使ったサラウンド方式は設置が難しく、普及しにくい。それで、特願2015−213432で考案した「音の空気吸収を考慮した残響音の生成方法」を活用して2つのスピーカーだけを用いて残響効果を持たせるようにしたい。【解決手段】特願2015−213432で考案した「音の空気吸収を考慮した残響音の生成方法」を活用して生成した残響音の信号と元のステレオ信号の合成を信号のレベルで先に行い、その合成された信号をアンプを使ってスピーカー、又は、ヘッドフォンで再生する。【選択図】図1
Description
本発明は、音の空気吸収を考慮した残響音の生成方法を利用したバーチャルサラウンド技術に関するものである。
現在、スピーカーを2つだけ用いるステレオシステムが主流を占めており、多くのスピーカーを用いたサラウンド方式は普及しにくい。それで、音の空気吸収を考慮した残響音の生成方法をバーチャルサラウンドに活用したい。
多くのスピーカーを用いたサラウンド方式は設置が難しく、普及しにくい。それで、特願2015−213432で考案した「音の空気吸収を考慮した残響音の生成方法」を活用して2つのスピーカーだけを用いて残響効果を持たせるようにしたい。
残響音と直接音の合成を信号のレベルで先に行い、その合成された信号をアンプを使って再生する。つまり、音の空気吸収を考慮した残響音の生成方法で生成された信号と元のステレオ信号を適度な割合で合成し、その合成された信号をアンプで増幅してスピーカー、又は、ヘッドフォンで再生する。図1は、ステレオ信号の左の音声信号(L)と右の音声信号(R)の差の成分(L−kR、及び、R−kL、0<k≦1)を12dB/octのローパスフィルタで高域を減衰して生成した信号と元のステレオ信号を合成して、バーチャルサラウンド用の信号を生成する本発明を図に表したものである。
本発明は次のような効果を奏する。
(1)サラウンド効果はスピーカーを複数用いるときよりも限られるが、スピーカーを2つだけ用いる通常のステレオシステムで実現できる。
(1)サラウンド効果はスピーカーを複数用いるときよりも限られるが、スピーカーを2つだけ用いる通常のステレオシステムで実現できる。
(2)試聴の結果、残響音と直接音の合成を信号のレベルで行ってもある程度の効果があることが分かる。これは、システムの線形性(重ね合わせの原理が成り立つこと)が実用上近似的に成立していることを示している。
(3)スピーカーだけでなくヘッドフォンでも同様の効果がある。
(4)簡単な方法なので容易に実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1に示した本発明は簡単なミキサーを用いて実現できる。音の空気吸収を考慮した残響音の生成には、特願2015−213432の実施例1をそのまま用いている。また、信号の合成にはパッシブなミキサー(Fostexミニ・ジャム PC−2Live)を用いた。ミキサーで音量の割合を調整して、大体同じ音量に調整すると効果が分かりやすい。このバーチャルサラウンドを使った時の方が使わない時に比べて音が広がり豊かになる。これはフロントにサラウンド用のスピーカーを2つ用いて残響音を生成した場合に近い効果がある。また、通常のスピーカーの代わりにヘッドフォンを用いても同様の効果が認められる。
L ステレオ信号の左の音声信号。
R ステレオ信号の右の音声信号。
L−kR、R−kL ステレオ信号の左の音声信号(L)と右の音声信号(R)の差の成 分で、kは、0<k≦1。k=1のとき、L−R、R−Lである。
R ステレオ信号の右の音声信号。
L−kR、R−kL ステレオ信号の左の音声信号(L)と右の音声信号(R)の差の成 分で、kは、0<k≦1。k=1のとき、L−R、R−Lである。
Claims (1)
- ステレオ信号の左の音声信号(L)と右の音声信号(R)の差の成分(L−kR、及び、R−kL、0<k≦1)を12dB/octのローパスフィルタで高域を減衰して生成した信号と元のステレオ信号を合成し、その合成された信号をアンプを通してスピーカー、又は、ヘッドフォンで再生することによりバーチャルサラウンドを実現する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015252553A JP2017108363A (ja) | 2015-12-07 | 2015-12-07 | 音の空気吸収を考慮した残響音の生成方法を利用したバーチャルサラウンド。 |
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Publications (1)
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JP2015252553A Pending JP2017108363A (ja) | 2015-12-07 | 2015-12-07 | 音の空気吸収を考慮した残響音の生成方法を利用したバーチャルサラウンド。 |
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2015
- 2015-12-07 JP JP2015252553A patent/JP2017108363A/ja active Pending
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