JP2017104836A - 乾式集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾式集塵装置2において、排風からフィルタ39で捕集した粉塵が再び清浄化排風に混入しないようにする。【解決手段】乾式集塵装置2において、集塵部16の円筒ドラム29に巻き付けたフィルタ39の端部を前記ドラムに定着する取付け具40に吸引防止構造を設ける。吸引防止構造は、取付け具40の表裏面方向に貫通した一つ又は複数の貫通孔、取付け具の表面に設けた一つ又は複数の突起あるいはくぼみ、取付け具の表裏面方向に貫通させて形成した一つ又は複数の貫通孔に網を張った構造、あるいは取付け具40の表面に設けた、円筒ドラムの回転方向前後方向へ連通する複数のエア通路等である。【選択図】図5

Description

本発明は、乾式集塵装置に関する。
いわゆる、カントリーエレベータやライスセンター等の集中処理施設では、農家で収穫された玄米、麦等の穀類が集荷され、集中的に乾燥・調製され、サイロなどに貯蔵される。この際、乾燥・調製設備で前記穀物を処理する際に細かい粉塵を含んだ排風が多量に発生するので、集中処理施設には例えば、特許文献1に記載されているような乾式集塵装置が使用される。
特開2014−233705号公報
"環境にやさしい製品 営農施設 日本車両"、[online]、日本車輌製造株式会社、[平成27年12月10日検索]、インターネット<URL:http://www.n-sharyo.co.jp/environment/harm_agl.htm#airfilter>.
前記特許文献に記載されている乾式集塵装置は、回転する円筒ドラムの外周面にシート状のフィルタ(ろ布)が取付けられ、前記集中処理施設からの排風を円筒ドラムの外側から内部へ通過させることで粉塵を除去するものである。
前記フィルタは円筒ドラムの外周面に巻き付けられ、その端部が円筒ドラムの軸方向に沿った細長い取付け具(非特許文献1のロータリーエアーフィルター本体の写真参照。)で円筒ドラム側に押圧され、その取付け具が円筒ドラム側に固定されることで定着されている。
フィルタは一枚で円筒ドラムを一周できる大きさのものもあれば、周方向に何枚かを使用するものもある。何枚かを使用するものでは、そのつなぎ箇所ごとに前記取付け具で定着される。
排風中の粉塵は円筒ドラムに巻き付けられたフィルタの外面に捕集されるが、やがてフィルタが目詰まり状態となってくるので、フィルタの表面に近接して吸引ノズルを設け、一定時間ごとにフィルタの外面に付着した粉塵を吸引して除去している。
吸引のためのノズルには、種々のタイプがあるが、円筒ドラムの軸方向に伸びたパイプをフィルタ表面に揺動自由に接触させておき、パイプの前記接触箇所に設けたスリットから粉塵を吸引するタイプ(揺動パイプ型と称することとする)のものでは、フィルタを定着している前記取付け具が通過するたびに、前記パイプが定常位置から取付け具側へ強く引き寄せられた後、取付け具の通過に伴って反発し、さらにその反動で前記取付け具直後のフィルタを強く打ちつける現象(ハンマー現象と称することとする)が生じ、打撃の際の振動によってフィルタに捕集されていた粉塵が円筒ドラムの内側に落下して浄化後の排風中に混じってしまう問題がある。
この発明は、前記揺動パイプ型の吸引ノズルを備えた乾式集塵装置において、吸引ノズルの前記ハンマー現象を防止し、浄化後の排風に捕集後の粉塵が混じってしまうことの解決を課題とする。
上記課題を解決するため本発明は、回転する円筒ドラムの外周面にシート状のフィルタが取付け具により定着された集塵部を有し、前記フィルタに排風を通過させて排風中の粉塵を捕集する乾式集塵装置となし、前記集塵部に、捕集された粉塵をフィルタ表面から吸引して除去するノズル部材が、前記フィルタの粉塵捕集側の面に対して接触と離間可能に、かつ、前記フィルタの粉塵捕集側の面に向かって付勢された状態で配置された構成とし、前記取付け具に吸引防止構造を設ける、という技術的手段を講じた。
また、前記ノズル部材は円筒ドラムの軸方向に長い吸引パイプとすることがある。
そして、前記吸引防止構造は、取付け具に形成した取付け具の表裏面方向に設けた一つ又は複数の貫通孔、取付け具の表面に設けた一つ又は複数の突起あるいはくぼみ、取付け具の表裏面方向に貫通させて形成した一つ又は複数の貫通孔に網を張った構造、あるいは取付け具の表面に設けた、円筒ドラムの回転方向前後方向へ連通する一つ又は複数のエア通路等である。
フィルタの端部を円筒ドラムに定着している取付け具に前記吸引防止構造を設けたので、円筒ドラムの回転に伴って取付け具が捕集粉塵吸引用のノズル箇所を通過しても、ノズル部材が取付け具側へ引き寄せられることがない。このため、前記のハンマー現象がなくなり、清浄化した排風中に粉塵が再び混入してしまう不都合を解消することができる。
カントリーエレベータの施設を概略で示す平面図。 乾式集塵装置の内部を機構的に示した正面図。 集塵部の構造を説明するための斜視図。 集塵部の斜視図。 取付け具の構造(例1)説明するための斜視図。 取付け具の構造(例2)説明するための斜視図。 取付け具の構造(例3)説明するための斜視図。 取付け具の構造(例4)説明するための斜視図。 ノズル部材の取付状態を説明するための斜視図。 ノズル部材の取付状態を拡大して示す斜視図。 吸引作動中のノズル部材の状況を説明するための側面図。
図1は、実施例としてカントリーエレベータ1(穀物乾燥貯蔵施設)に設けた乾式集塵装置2に関するものである。
図1のカントリーエレベータ1は、建家内設備3とサイロ群4及び前記の乾式集塵装置2とからなる。
建屋内設備3は、張込みホッパ5、粗選装置6、籾摺(もみすり)・精選装置7、精品タンク8及びこれらを連繋する揚穀機やコンベアあるいはシュート等から構成されている。
サイロ群4は、二列横隊状に配設された本サイロ9の群とそれぞれが4個の本サイロに囲まれた2基の間隙サイロ10とからなっている。図示していないが、前記サイロ群の屋上には、全ての本サイロ9並びに間隙サイロ10の投入口に接続する投入用ベルトコンベアが横設され、その搬送始端側にはサイロ用揚穀機が連結されている。
また、前記サイロ群のスカート部内には前記サイロ群の排出口と接続される取出用ベルトコンベア11が配設されている。取出用ベルトコンベア11は、建家内まで延設され、揚穀機12にてサイロ屋上の前記投入用コンベア側と籾摺・精選装置7とに分岐して接続されている。
前記間隙サイロ10は、上下方向の中間部を仕切り、その上部を貯留部とし、下部を乾燥部としてある。間隙サイロ10の下部は、さらに隔壁によって送風胴と排風胴及び乾燥室に構成し、送風胴を通じて熱風発生装置からの熱風を乾燥室に送り込み、乾燥室を循環している生籾間に流通させ、流通後の排風を排風胴から排風管13へと誘導している。
間隙サイロ10にも投入用ベルトコンベア、取出用ベルトコンベア11が配置され前記他の設備と連携されている。
排風管13は、集中配管14に集められ乾式集塵装置2へ接続される。
なお、前記籾摺・精選装置7は処理機構が外箱によって外部から遮蔽された構造とされており、これにも排風管13が取り付けられ、集中配管14に接続してある。すなわち、送風機によって外部から前記外箱内へ送り込まれる送風によって籾摺・精選装置7の内部で発生した粉塵を乾式集塵装置2へ誘導している。
図2に示すように、乾式集塵装置2は、格納庫15の内部に集塵部16と堆積粉塵排出コンベア17が配置され、外部にサイクロン集塵装置18が配置されている。
格納庫15は密閉型で内部が仕切り壁19により、上室20と下室21に区画され、仕切り壁19の上方に集塵部16が設置されている。
下室21の右側壁には前記の集中配管14が接続され、底部に堆積粉塵排出コンベア17が底面をなぞるように配置されている。上室20の左側壁には外部への排風窓22が設けられている。
仕切り壁19は集塵部16の直下部分が切り欠かれて比較的大きな通孔23となっている。
上室20は、内部の左右の垂直壁24、25により、左室26、右室27及びその間の中室28に区画されている。右室27は右垂直壁25によって他の室と隔離されており、中室28には前記の集塵部16が配置されている。また、左垂直壁24には、集塵部16における円筒ドラム29の直径に相当する円孔30が形成されている。したがって、左室26は、左方が前記排風窓22で外界に開放され、右方が前記円筒ドラム29の左開口31に開放されている。
サイクロン集塵装置18は、格納庫15の外にあって、吸引・排風ポンプ32を備える。吸引・排風ポンプ32の吸引側に接続された吸引パイプ33は、前記格納庫15の内部に延びて集塵部16のノズル部材34に接続されている。吸引・排風ポンプ32の排風側はサイクロン集塵装置18のコーン室内部に開口する。
サイクロン集塵装置18のコーン室下部は、集塵容器35に接続されている。また、格納庫15の前記下室21の底部に配置した堆積粉塵排出コンベア17の送り出し端も前記集塵容器35に接続されている。この場合、堆積粉塵排出コンベア17が前記格納庫15からサイクロン集塵装置18に向けて突出する部分は外部へ露出しないようサイクロン集塵装置18まで密閉されており、その密閉空間内でサイクロン集塵装置の下部とつながっている。図2において、符号36はサイクロン集塵装置18の排風口である。
集塵部16(図3、図4)は、円筒ドラム29、フレーム37、吸引装置38、フィルタ39及び取付け具40とから構成される。
円筒ドラム29は、平行に配置された複数のリング41を、軸方向に配置された複数の桟42で連結して円筒形の骨組みを作り、この円筒の外周に網材43を巻いてドラムに構成したものである。集塵規模によるが、この実施例では直径約2300mm、長さ約5100mmである。
円筒ドラム29の右端面は板材44で閉鎖され、左端面は開口して前記左開口31(図2)となっている。円筒ドラム29には長手方向の中心軸線に沿ってドラム軸45が配置され、ドラム軸45は右方において前記板材44から突出すると共に板材44に端部が固定され、左方において、左端のリング41に取付けたスポーク46のハブ箇所から突出して配置され、このハブに固定されている。
フレーム37は、方形に組まれた基台枠47と左右の側枠48,49及びこれらの上部に配置された上枠50を直方体となるように組み付けたものであり、内側に前記円筒ドラム29がすっぽりと入る大きさである。そして、左右両側に突出した前記ドラム軸45がフレーム37の左右の側枠48,49に軸支され、左側枠48の支持台53に載置されたモーター54によって、1分間に2.4〜2.6回転程度でゆっくりと回転される。
円筒ドラム29の周面には円筒の外周面に隙間ができないようにシート状のフィルタ39が巻き付けられ、取付け具40で円筒ドラム29に固定される(図4)。
フィルタ39はパイル織物などの一般的に使用されているものを用いることができ、施設の通常稼働時に排風の通過速度が0.5〜1.0mとなるものを選定している。
フィルタ39は、図4〔ロ〕に示すように、円筒ドラム29に一端から巻き付けて他端を先の一端に少し重ねて配置した後、重合部の上から前記取付け具40を重ね、取付け具40を円筒ドラム29の前記桟42にビス止めして定着する。
円筒ドラム29の一周方向で一枚のフィルタ39を利用するのが好ましいが、一周方向で複数枚に分断されたフィルタ39を用いることもある。この場合、各フィルタ39の端部を順次重合させ、その重合箇所に取付け具40を固定しそれぞれに定着する。
取付け具40は、薄い金属板または合成樹脂板で形成され、円筒ドラム29の軸方向に長い部材である。この取付け具40は、長手方向の両側を同じ方向(内側)へ少し屈曲させ、円筒ドラム29の円周面になじませると同時に強度を持たせている。そして、その外面側に吸引防止構造51を設けている(図5)。
取付け具40(実施例を符号40a〜40hで示している)の吸引防止構造51は図5に示すように種々考えられる。
取付け具40a、40b(図5)の吸引防止構造51は、前記取付け具の表裏面方向に貫通した貫通孔51a、51bで形成してあり、取付け具40aでは、複数の縦方向の長孔を並設した貫通孔51aがビス取付け孔52を避けて等間隔で多数形成され、また、取付け具40bでは、ジグザグ状のパターンが一連につながった一つの貫通孔51bがビス取付け孔52を避けて長手方向へ形成されている。
取付け具40c、40d(図6)の吸引防止構造51は、前記取付け具の表面に設けた突起51c、51dであり、取付け具40cでは複数の突起51cがビス取付け孔52を避けて均等に配置され、取付け具40dでは、取付け具の長手方向へジグザグ状のパターンが一連につながった一つの突起51d(突条)がビス取付け孔52を避けて形成されている。
なお、図示を省略するが、このような突起51d、51cに替えて突起部分を逆に一つ又は複数のくぼみとしてもよい。該くぼみはノズル57(後述)の吸い込み口幅(長さに対して短い側)よりもその幅あるいは長さの大きなものが好ましい。
取付け具40e、40f(図7)の吸引防止構造51は、前記取付け具の表裏面方向に貫通させて形成した貫通孔に網を張った構造51e、51fであり、取付け具40eでは、貫通孔に網を張った構造51eがビス取付け孔52を避けてそれぞれ複数配置され、取付け具40fでは、前記取付け具の長手方向へジグザグ状のパターンが一連につながった一つの貫通孔に網を張った構造51fがビス取付け孔52を避けて形成されている。
取付け具40g、40h(図8)の吸引防止構造51は、前記円筒ドラム29の回転方向前後方向へ連通するエア通路51gであり、取付け具40gでは、複数のエア通路51gがビス取付け孔52を避けて等間隔に多数形成され、取付け具40hでは、前記取付け具の長手方向へ傾斜したエア通路が一連につながり、また、前記円筒ドラム29の回転方向前後方向へ連通する一本のエア通路51hがビス取付け孔52を避けて形成されている。
前記フレーム37の上枠50を構成する軸方向の枠材のうち、前方の前枠材55には吸引装置38が取り付けられる(図4、図9−図10)。
吸引装置38は、前記吸引パイプ33とノズル部材34及び可動支持部材56を備える。
ノズル部材34は、この実施例において円筒ドラム29の軸方向に長い吸引パイプであり、円筒ドラム29の軸方向に3分割して配置されている。そして、それぞれにフィルタ39と面する側にスリット状のノズル57が設けられている。
ノズル部材34は、これに固定された可動支持部材56によって、前記前枠材55へ回動可能に取り付けられる。すなわち、前記可動支持部材56の先端には支持軸58が固定され、この支持軸58が支持部材で前枠材55へ取付けられることにより回動可能とされている。
このため、ノズル部材34は、前記支持軸58を中心に上下方向(円筒ドラムの半径方向)へ揺動可能であり、通常は、その自重により、フィルタ39側に回転してノズル57をフィルタ39の外面へ軽く接した状態となっている。円筒ドラム29に対しては図11のように、吸引方向が円筒ドラム29の中心に向かう角度で配置される。
符号60は調整錘であり、ノズル57がフィルタ39の外面に押圧される程度を調節可能としている。
ノズル部材34は、上方に向けて2本の導入パイプ61を突出させており、その上部は可撓性のある樹脂チューブ62となっている。
一方、前記吸引パイプ33は、ノズル部材34の上方箇所で供給パイプ63を2方向に分岐して突出させており、それぞれの供給パイプ63に前記樹脂チューブ62が接続されている。樹脂チューブ62は可撓性を有するので、樹脂チューブ62によりノズル部材34は、支持軸58を中心にして弾性的に上下に移動することができる。
そして、完成された集塵部16は前記のように、格納庫15の上室20に納められる。このとき、円筒ドラム29の左開口31の周縁を構成するリング41には、左垂直壁24の円孔30の周縁との間に円筒ドラム29の回転に大きな影響を与えない隙間閉塞材64を配置する。また、右側の板材44と右垂直壁25との間にも前記の隙間閉塞材64を配置する。これにより、格納庫15内部の下室21は、仕切り壁19に設けた通孔23とフィルタ39を介した円筒ドラム29の内部空間を通じてのみ上室20と連通することができる。
図1のカントリーエレベータ1が稼働すると、籾摺・精選装置7や間隙サイロ10の乾燥部などで発生する粉塵が送風装置の圧力で排風管13から集中配管14に集められ、乾式集塵装置2に集められる。
籾摺・精選装置7や間隙サイロ10ばかりでなく、必要に応じて張込みホッパ5や本サイロ9あるいは揚穀機等の内部を排風管13に連通させて、これらの空間における粉塵も乾式集塵装置2へ集めることができる。
乾式集塵装置2(図2)では円筒ドラム29がモーター54により駆動されて回転しており、集中配管14から下室21に導入された粉塵を含む排風は、通孔23を通じて上室20の中室28に入り、そこからフィルタ39を介して円筒ドラム29の内部に通過する。その際、排風中の粉塵がフィルタ39の外面に捕捉され、粉塵が除去された清浄な排風が円筒ドラム29の左開口31から排出され、排風窓22から外部へ放出される。
そして、円筒ドラム29のフィルタ表面に捕集された粉塵は吸引装置38のノズル57で吸引されて除去され、フィルタ39の目詰まりが防止される。吸引された捕集粉塵は吸引パイプ33を通じてサイクロン集塵装置18に集められ、除塵された後、清浄な排風だけがサイクロンの排風口36から排出される。除塵された粉塵は集塵容器35に集積する。
また、格納庫15内部の床に堆積する粉塵は、堆積粉塵排出コンベア17で格納庫15の外に導かれ、前記の集塵容器35に納められる。
このとき、吸引装置38のノズル57はフィルタ39の面に対して接しているがフィルタ39は通気性が高いので円筒ドラム29の回転に格別の支障は生じない。また、フィルタ39の端部を定着している取付け具40が回転してきた時も円筒ドラム29表面の厚さの変化により多少の抵抗はあるが、ノズル部材34自体が上下方向に揺動できるのと、取付け具40の表面に前記の吸引防止構造51が設けられていることにより、ノズル57が近接してもエアを取り込む十分な隙間が残るため、ノズル部材34が強く取付け具40側へ引き込まれるということがない。
このため、取付け具40がノズル部材34の下方を通過してもノズル部材34が激しく上下に振動する従来のハンマー現象が解消する。その結果、せっかく捕集した粉塵が円筒ドラム29の内側に落下して清浄な排風が再び汚れてしまうという事態を回避できる。
以上、実施例について説明した。
吸引装置38の取付構造及びノズル57の形態は実施例のものに限定されない。
取付け具40における吸引防止構造51は例として挙げたもの以外であってもよく、ノズル57が近接した際にエアを十分に取り込める空隙が残る構造であればよい。
1 カントリーエレベータ
2 乾式集塵装置
3 建屋内設備
4 サイロ群
5 張込みホッパ
6 粗選装置
7 籾摺・精選装置
8 精品タンク
9 本サイロ
10 間隙サイロ
11 取出用ベルトコンベア
12 揚穀機
13 排風管
14 集中配管
15 格納庫
16 集塵部
17 堆積粉塵排出コンベア
18 サイクロン集塵装置
19 仕切り壁
20 上室
21 下室
22 排風窓
23 通孔
24 左垂直壁
25 右垂直壁
26 左室
27 右室
28 中室
29 円筒ドラム
30 円孔
31 左開口
32 吸引・排風ポンプ
33 吸引パイプ
34 ノズル部材
35 集塵容器
36 サイクロンの排風口
37 フレーム
38 吸引装置
39 フィルタ
40 取付け具
41 リング
42 桟
43 網材
44 板材
45 ドラム軸
46 スポーク
47 基台枠
48 左側枠
49 右側枠
50 上枠
51 吸引防止構造
52 ビス取付け孔
53 支持台
54 モーター
55 前枠材
56 可動支持部材
57 ノズル
58 支持軸
60 調整錘
61 導入パイプ
62 樹脂チューブ
63 供給パイプ
64 隙間閉塞材

Claims (8)

  1. 回転する円筒ドラムの外周面にシート状のフィルタが取付け具で定着された集塵部を有し、前記フィルタに排風を通過させて排風中の粉塵を捕集する乾式集塵装置であって、
    前記集塵部に、捕集された粉塵をフィルタ表面から吸引して除去するノズル部材が、円筒ドラムの軸方向に配置されており、
    前記取付け具に吸引防止構造を設けてある、
    ことを特徴とした乾式集塵装置。
  2. 前記ノズル部材は、前記フィルタの粉塵捕集側の面に対して接触と離間可能に、かつ、前記フィルタの粉塵捕集側の面に向かって付勢された状態で配置されていることを特徴とした請求項1に記載の乾式集塵装置。
  3. 前記ノズル部材が円筒ドラムの軸方向に長い吸引パイプであることを特徴とした請求項1に記載の乾式集塵装置。
  4. 前記吸引防止構造が、取付け具に形成した取付け具の表裏面方向に設けた一つ又は複数の貫通孔であることを特徴とした請求項1又は2に記載の乾式集塵装置。
  5. 前記吸引防止構造が、取付け具の表面に設けた一つ又は複数の突起であることを特徴とした請求項1又は2に記載の乾式集塵装置。
  6. 前記吸引防止構造が、取付け具の表裏面方向に貫通させて形成した一つ又は複数の貫通孔に網を張った構造であることを特徴とした請求項1又は2に記載の乾式集塵装置。
  7. 前記吸引防止構造が、取付け具の表面に設けた、円筒ドラムの回転方向前後方向へ連通する一つ又は複数のエア通路であることを特徴とした請求項1又は2に記載の乾式集塵装置。
  8. 前記吸引防止構造が、取付け具の表面に設けた一つ又は複数のくぼみであることを特徴とした請求項1又は2に記載の乾式集塵装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020171920A (ja) * 2019-04-12 2020-10-22 明和工業株式会社 集塵装置用部材

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