JP2017104076A - Work vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、薬剤タンクを備え、該薬剤タンクから供給される薬液を圃場に散布する薬液散布用の防除ブームを備えた薬剤散布車両を含む作業車両に関する。 The present invention relates to a work vehicle including a medicine spraying vehicle including a medicine tank and a medicine spraying boom for spraying a medicine liquid supplied from a medicine tank to a field.
下記特許文献1、2に示すように、薬剤タンクから供給される薬液を圃場に散布する薬液散布車両には、オペレータが搭乗して薬液散布作業のための操作などを行うキャビンと薬液を貯留した薬液タンクと薬液を圃場に散布する防除ブームを備えている。
As shown in
防除ブームは機体前面のセンターブームと、センターブームの両側に配置され、薬液散布時にはセンターブームの両側に拡げ、薬液散布をしないときは機体の両側面側に折り畳んで収納状態に保持するサイドブームを備えている場合が多い。 The control boom is placed on the center boom on the front of the aircraft and on both sides of the center boom. It is often provided.
前記特許文献1、2に示す薬液散布車両では、キャビンの扉は、縦軸芯に横開きする構成であるために、機体の両側面側にあるサイドブームだけでなく、その他の機体構成部材及び、当該薬液散布車両以外の周囲の装置、部材などと干渉し易く、オペレータがキャビン乗降時に扉の開閉に支障のないように配慮をする必要があった。
In the chemical spray vehicle shown in
本発明の課題は、乗降用のキャビンの扉の開閉時にブームだけでなく、周囲の装置、部材などに支障を来さないような構成とする薬剤散布車両を含む作業車両を提供することである。 An object of the present invention is to provide a work vehicle including a medicine spraying vehicle configured not to interfere with not only the boom but also surrounding devices and members when the door of the cabin for getting on and off is opened and closed. .
本発明の上記課題は次の解決手段により解決される。
請求項1記載の発明は、キャビン(20)の左右側方に開閉扉(25)を備え、開閉扉(25)の前後にそれぞれ前縦支柱(21d)と後縦支柱(21e)を設け、開閉扉(25)と前縦支柱(21d)を連結する開閉アーム(31)を設け、開閉アーム(31)の基部をキャビン(20)内側の固定部材(21d)に連結し、開閉アーム(31)の先端部を開閉扉(25)の内側に連結し、開閉扉(25)の開き時には、前記キャビン(20)内側の固定部材(21d)を中心に開閉アーム(31)を回動させて、開閉扉(25)をキャビン(20)の前方向に移動させる構成を備えたことを特徴とする作業車両である。
The above-described problems of the present invention are solved by the following solution means.
The invention according to
請求項2記載の発明は、前記開閉アーム(31)は少なくとも上側の開閉アーム(31)と下側の開閉アーム(31)から構成し、前記上側の開閉アーム(31)と下側の開閉アーム(31)を連結部材(44)で連結したことを特徴とする請求項1記載の作業車両である。
According to a second aspect of the present invention, the open / close arm (31) includes at least an upper open / close arm (31) and a lower open / close arm (31), and the upper open / close arm (31) and the lower open / close arm are provided. The work vehicle according to
本発明において、上記作業車両としては、薬剤散布車両に限らず、あらゆるタイプの作業車両にも適用できる。 In the present invention, the work vehicle is not limited to a medicine spraying vehicle, and can be applied to any type of work vehicle.
請求項1記載の発明によれば、作業車両の開閉扉(25)を前開きにすることで、開閉扉の前後移動時にブームだけでなく、その他の機体構成部材及び、当該作業車両以外の周囲の装置、部材などと干渉することがなくなる。開閉扉(25)を開閉時に使用する空間部を狭くできるので、防除ブームを収納時にコンパクトに収納できる。 According to the first aspect of the present invention, by opening the open / close door (25) of the work vehicle to the front, not only the boom but also other body components and surroundings other than the work vehicle when the open / close door is moved back and forth. No interference with other devices and members. Since the space used for opening and closing the open / close door (25) can be narrowed, the control boom can be stored compactly when stored.
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、上下の開閉アーム(31、31)を連結部材(44)で連結することで開閉扉(25)の前後移動時に開閉扉(25)がぶれることがない。
According to the invention described in
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Embodiments (embodiments) for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The present invention is not limited by the contents described in the following embodiments. The constituent elements described below include those that can be easily assumed by those skilled in the art and those that are substantially the same. Furthermore, the structures described below can be combined as appropriate. In addition, various omissions, substitutions, or changes in the configuration can be made without departing from the scope of the present invention.
本実施形態に係る薬剤散布車両1は、作業員等のオペレータが走行車体2に搭乗して運転操作をしながら薬剤を圃場に散布する作業車両である。薬剤散布車両1は、図1〜図3に示すように、走行車体2と、キャビン20と薬剤タンク30と該薬剤タンク30から供給される薬剤を圃場に散布するための防除ブーム40等から構成されている。なお、本実施形態において、薬剤散布車両1の進行方向は、走行車体2の前後方向に沿った方向であり、薬剤散布車両1の直進時に運転座席4(図15参照)からステアリングハンドル(図示せず)に向かう方向である。また、走行車体2の車幅方向あるいは左右方向は、上記進行方向に対して水平に直交する方向である。また、走行車体2の上下方向は、上記進行方向に対して鉛直に直交する方向である。
The medicine spraying
走行車体2は、メインフレーム3と運転座席4と図示しないステアリングハンドルと、前輪6と後輪7とを含む構成である。メインフレーム3は、走行車体2の前後に延長して形成されている。運転座席4は、オペレータが薬剤散布車両1の運転操作をする際に着座するための座席である。運転座席4の周囲の適切な位置には、防除ブーム40の開閉や薬剤の散布等の動作を制御するための操作部(図示せず)が配置されている。ステアリングハンドルは、オペレータによる回動操作によって、少なくとも左右の前輪6を操舵することで、薬剤散布車両1の進行方向を変更する。前輪6は、少なくともステアリングハンドルの回動操作により操舵される操舵輪である。
The
キャビン20は、運転座席4およびステアリングハンドルを含んで囲むことで乗員室を形成するものである。キャビン20は、薬剤タンク30と防除ブーム40との間に配置されている。図11などに示すように、キャビン20は、キャビンフレーム21(21a、21b、21cなど)とキャビンルーフ22を備え、メインフレーム3に基部を支持されている。
The
キャビンフレーム21は、メインフレーム3から立設している左右の前部フレーム21a、21aとメインフレーム3から立設している左右の後部フレーム21e、21e、左右の前部フレーム21a、21aと左右の後部フレーム21e、21eの間において、メインフレーム3から立設している左右の中間フレーム21d、21dを備えている。
The cabin frame 21 includes left and right front frames 21a and 21a standing from the
図4と図11に示すように、左前部フレーム21a、左中間フレーム21d及び左後部フレーム21eの上部を連結する左上部フレーム21cLと右前部フレーム21a、右中間フレーム21d及び右後部フレーム21eの上部を連結する右上部フレーム21cRをそれぞれ後方へ延長させた状態で備えている。
As shown in FIGS. 4 and 11, the upper left frame 21cL, the upper
左後部フレーム21eの中間において、後方上方へ向かう左補助フレーム21baを取り付け、該左補助フレーム21baの後端部と左上部フレーム21cLの後端部を連結する左後部補助フレーム21bを設けている。
In the middle of the left
また、図示しない右後部フレーム21eの中間において、後方上方へ向かう右補助フレーム21baを取り付け、該右補助フレーム21baの後端部と右上部フレーム21cRの後端部を連結する右後部補助フレーム21bを設けている。
Further, in the middle of the right
左前部フレーム21aと右前部フレーム21aの上部を連結する前上部フレーム21cF、左後部補助フレーム21bと右後部補助フレーム21bの上部を連結する後上部フレーム21cBを設け、左上部フレーム21cL、右上部フレーム21cR、前上部フレーム21cF及び後上部フレーム21cBの上部に樹脂材で構成されたキャビンルーフ22を取り付けている。
A front upper frame 21cF connecting the upper parts of the left
左中間フレーム21d、左後部フレーム21e、左上部フレーム21cLで囲われる部分に左側開閉扉25Lを位置させる。また、右中間フレーム21d、右後部フレーム21e、右上部フレーム21cRで囲われる部分に右側開閉扉25Rを位置させる。
The left opening /
左中間フレーム21d、左後部フレーム21e及び左上部フレーム21cLで囲われる部分と右中間フレーム21d、右後部フレーム21e及び右上部フレーム21cRで囲われる部分にそれぞれ透明なガラス板を取り付けている。
Transparent glass plates are attached to a portion surrounded by the left
また、左側の左後部フレーム21e、左上部フレーム21cL、左後部補助フレーム21b及び左補助フレーム21baで囲われる部分には透明なガラス板を取り付ける。一方、右側の右後部フレーム21e、右上部フレーム21cR、右後部補助フレーム21b及び右補助フレーム21baで囲われる部分(図19参照)にはコンデンサ48を取り付け、コンデンサ48の下方は透明なガラス板を配置する。
A transparent glass plate is attached to a portion surrounded by the left
左前部フレーム21aの中間部と右前部フレーム21aの中間部を中間前フレーム21aCで連結する。そして、左右の前部フレーム21a、21a、中間前フレーム21aC及び前上部フレーム21cFで囲われる部分にはフロント上部ガラス板を配置する。
左右の前部フレーム21a、21a、中間前フレーム21aC及びメインフレーム3で囲われる部分にはフロント下部ガラス板を配置する。また、左右の補助フレーム21baは、薬剤タンク30の上方の形状に沿って形成されている。
The middle part of the left
A front lower glass plate is disposed in a portion surrounded by the left and right front frames 21a and 21a, the intermediate front frame 21aC, and the
薬剤タンク30は、ブーム40から散布される薬剤を収容する容器である。薬剤タンク30は、図1に示すように、キャビン20の後側に配置されている。薬剤タンク30は、斜視図で図5に示すように、運転座席4の左右両側および後側を囲むように凹状に形成されている。薬剤タンク30は、メインフレーム3上に着脱可能に搭載されている。薬剤は、肥料、農薬等を溶媒(例えば、水)に溶解させた液体、および、肥料、農薬等の固形分を含む液体(例えば、水)等の液状物である。
The
図6に防除ブーム40による圃場への薬剤散布の様子を示すように、防除ブーム40は、薬剤散布車両1の前側に薬剤を散布するものである。ブーム40は、走行車体2の前側に設けられている。ブーム40は、センターブーム40aと両側方のサイドブーム40bを含んでいる。センターブーム40aは、薬剤散布車両1の前側に配置され、走行車体2の車幅方向に水平に延在している。センターブーム40aには、薬剤を霧状に噴射するノズル41aが間隔をおいて複数配設されている。サイドブーム40bは、走行車体2の車幅方向に延びる散布姿勢と、走行車体2の左右両側に沿う収納姿勢とに切り替え可能に、センターブーム40aの左右両側に取り付けられている。サイドブーム40bは、収納姿勢時に、走行車体2の後側の左右両側に配置されたブーム受け80で支持される。サイドブーム40bには、薬剤を霧状に散布するノズル41b(図3)が間隔をおいて複数配設されている。
As shown in FIG. 6, the
空気調和装置のコンデンサ48は、キャビンフレーム21の後部に設けられて、冷媒を冷却するものであり、液化が進んだ冷媒はレシーバドライヤ55に送られる。
図2に示すように、冷却風を生成するエアコン本体75は、キャビン20の天井部に配置されており、キャビン20の上部を覆うキャビンルーフ22で覆われている。
The
As shown in FIG. 2, the air conditioner
キャビン20の両側面にはガラス板をはめ込んだ開閉扉25が設けられている。図7には、左側の開閉扉25を開いた場合の薬剤散布車両1の前半分を左斜め上方から見た図を示す。
Opening
また、図8、図10には、左側の開閉扉25Lを閉じた状態から開いた状態まで変化させた場合のキャビン20の一部上面図をそれぞれ示す。すなわち、図8には左側の開閉扉25Lを閉じた状態、図10には左側の開閉扉25Lが開いた状態を示す。また図12にはミラー35の支持部の斜視図を示す。
8 and 10 are partial top views of the
右側の開閉扉25Rは左側の開閉扉25Lとは対称構成であるのでその説明と図示を省略する。左側の開閉扉25Lの内側に左側のドアフレーム34Lが有り、この左側のドアフレーム34Lに丸棒材からなるストライカ29Lが固着(溶接)して取り付けられている(図8)。そのため、左側の開閉扉25Lは開くと、ストライカ29Lも一緒に動く。そのためストライカ29Lは左の前部フレーム21aの外側を通過して板バネから構成される左側のホルダ26L内に入り込む。これにより、左側の開閉扉25Lは、開いた状態で保持される。
Since the
左側の前方突出アーム27Lは、左の前部フレーム21aに溶接で固着されている。前方突出アーム27Lにネジで左側のホルダ26Lが取り付けられており、左側の前方突出アーム27Lにボルトで左支持プレート36Lが取り付けられている。また、左支持プレート36Lに左サイドバックミラー35Lが取り付けられている。
The left
また、図11(A)には左側の開閉扉25を閉した状態におけるキャビンフレーム21へ取り付けた状態の斜視図を、図11(B)には左側の開閉扉25を開いた状態における前フレーム21a、上部フレーム21cなどへ取り付けた状態の斜視図をそれぞれ示す。
FIG. 11A is a perspective view showing a state where the
図11(A)と図11(B)に示すように、左側の開閉扉25の要所となる複数部位でコ字状のドアフレーム34Lが取り付けられている。左ドアフレーム34Lは、左側の開閉扉25Lのガラス板に取り付けられている。図13に取り付け部分の構成図を示している。左ドアフレーム34Lに雌ネジ68を有する鉄系部材67を溶接している。ガラス板には孔を設けているので、孔の両側にゴム69、69を敷き、外側に雌ネジを有する鉄系部材67を当て、ビス70で固定する構成としている。
As shown in FIGS. 11A and 11B, a
左の開閉扉25Lとキャビン20の本体側との間は、上側の開閉アーム31と下側の開閉アーム31で連結されている。上側の開閉アーム31と下側の開閉アーム31は、下記のような構成である。
The left opening / closing
左ドアフレーム34Lはコの字形状をしており、上側部の左ドアフレーム34Lu、前側部の左ドアフレーム34Lf、下側部の左ドアフレーム34Ldから構成されている。上側部の左ドアフレーム34Luに上側の第一支点34aを設け、左の中間フレーム21dの上部に上側の第二支点34bを設け、この上側の第一支点34aと上側の第二支点34bを上側の開閉アーム31で連結する。
The
下側の開閉アーム31は、上側の開閉アーム31と同じ形状である。左ドアフレーム34Lfの下側の第一支点34aがあり、また中間フレーム21dの下部に下側の第二支点34bがあるので、これら第一支点34aと第二支点34bで下側の開閉アーム31の両端が連結されている。
The lower opening /
上側の開閉アーム31、上側の第一支点34a、上側の第二支点34bと下側の開閉アーム31、下側の第一支点34a及び下側の第二支点34bは、平面視で同じ位置としている。このため、左側のドアフレーム34Lの前側部のドアフレーム34Lfから支点アーム34a1を後方に向けて取り付け、支点アーム34a1に下側の第一支点34aを設けている。
The upper opening /
一対の上下の開閉アーム31、31はJの字状に折れ曲がった形状であり、図11(B)に示すように左側の開閉扉25Lを開いた状態では、上、下の開閉アーム31、31は左中間フレーム21dの外側方を迂回するように第二支点34b、34bを軸心として回転する。
The pair of upper and lower open /
また、左上部フレーム21cLには、開閉扉25の湾曲状のガイド溝32aを有するガイド板32が取り付けられており、該ガイド板32のガイド溝32aには開閉扉25の上端に支持固定されたピン25aが常時嵌められているので、開閉扉25が開放側に動くと、ガイド板32の湾曲状のガイド溝32aに沿って開閉扉25が移動して最大で図7、図10、図11(B)に示す位置まで開かれる。
Further, a
図11(A)に示すように左側のドアフレーム34Lに設けられたストライカ29Lと上側の開閉アーム31と左側のドアフレーム34Lの回動支点34aは上下方向に隙間を設けているので、ストライカ29Lと上側の開閉アーム31の間に指が挟まれるおそれはない。
As shown in FIG. 11A, the
上側の開閉アーム31の上方に上側の第一支点34aがあり、下側の開閉アーム31の上方に下側の第一支点34aがあるので、上側の第一支点34aや下側の第一支点34aの支点軸の止め輪が仮に外れても、左側のドアフレーム34Lが上下の開閉アーム31、31から外れることはない。即ち、左側の開閉扉25Lを強制的に外すためには、左側の開閉扉25Lを持ち上げて左側のドアフレーム34Lを上方へ移動させる。
Since there is an upper
図8に示す閉じた状態の左側の開閉扉25Lが図7と図10に示す開いた状態にまで移動する間に左側の開閉扉25Lは周囲の部材に対して干渉することがないような動きをするので、キャビン20内のオペレータは容易に薬剤散布車両1の外に出ることができる。即ち、左側の開閉扉25Lは、左側のサイドブーム40Lとキャビン20本体との間の空間部の範囲内で開閉する。
The left opening /
また、本構成の特徴として、開閉扉25が図8に示す閉じた状態と図10に示す開いた状態との間に、図9に示す状態になることである。図9に示す状態は、左側の開閉扉25Lが図8の状態から平行移動した状態である。即ち、左側の開閉扉25Lは、キャビン20の外側方に向かって移動しながら前方に平行移動をする。その後、図10の状態になるように、左側の開閉扉25Lの前部側がキャビン20の本体側に寄るように回転移動しながら前方へ移動する。
9 is that the open /
また図12、図14のキャビン20左前方上部の斜視図に示すように、キャビン20の左外側の上前方部位に機体後方を監視できるミラー35を配置している。ミラー35はキャビン20の側面の上方に配置されている支持プレート36に固定支持されている。左支持プレート36Lは、左側の前方突出アーム27Lに対してボルトで取り付けられている。また、左側の前方突出アーム27Lの貫通孔27aは、キャビン20を吊り上げる際の一つの孔として利用できる。
Further, as shown in the perspective view of the upper left front part of the
図15は、キャビン20を断面して、キャビン20の内側から右側の開閉扉25Rを見た図を示している。キャビン20の側面は開閉扉25の前側に前側ガラス板38を設け、開閉扉25の後側に後側ガラス板39を設ける。またキャビン20の側面の開閉扉25には前側ロック用ノブ42と後側ロック用ノブ43を設けている。
FIG. 15 is a cross-sectional view of the
また、図16の開閉扉25の斜視図に示す構成例のように、一対の開閉アーム31、31を連結する連結フレーム44を設けることで開閉扉の開閉を安定して行うことができる。また、開閉アーム31の長さ方向の半分より開閉扉25側で一対の開閉アーム31、31を連結フレーム44で連結することで、より安定的に開閉扉25の開閉ができる。なお、連結フレーム44を開閉扉25の開閉用取っ手とすることができる。
Further, as in the configuration example shown in the perspective view of the open /
また、開閉扉25を最も開いた状態で防除ブーム40の昇降時の基部であるブームポスト45(図4参照)に開閉扉25の先端が当たらないような構成になっている。
図17にキャビン20の筐体を右後方から見た状態の斜視図を示すがキャビン20の空調用のコンプレッサ47をキャビン20の右側後部下側であって、図示しない薬剤タンクの前側に配置している。また、コンデンサ48をキャビン20の右側後部上側に配置している。このように、冷媒の循環系統をキャビン20側のみで行うように完結することで、走行車体2に対してキャビン20の着脱が容易となる。従ってコンプレッサ47をキャビン20から取り外すことで、走行車体2に対してキャビン20の脱着時にエアコン用冷媒の充填と回収を容易に行うことができる。
In addition, the opening / closing
FIG. 17 is a perspective view of the
図18には薬剤タンク30の前側上方に隣接するキャビン20の筐体を右前方から見た状態の斜視図を示すが、キャビン20の空調用のコンデンサ48をキャビン20の右後部上側に配置している。コンデンサ48の外側には防除ブームが干渉するのを避けるためにガード49を設ける。該ガード49にコンデンサ48の後部側を取り付けることで、容易にコンデンサ48をキャビン20に取り付けることができる。なお、コンデンサ48をキャビンから取り外すときはキャビン20の右側面に沿ってスライドさせながら取りはずすことができる。
FIG. 18 is a perspective view showing a case of the
図19にはキャビン20のキャビンフレーム21部分を左前方から見た状態の斜視図を示すが、キャビン20のキャビンフレーム21の側壁補強用でもある開閉扉25の上部フレーム21cと後部フレーム21eと後部補助フレーム21bの間の上方にコンデンサプレート63を貼り付けて,該コンデンサプレート63にコンデンサ48などに用いる電装部品を配置する。
FIG. 19 shows a perspective view of the cabin frame 21 of the
このように、コンデンサ48を含むコンデンサ関係の部品をキャビン20の右側後部に集中配置したので、左旋回を主とする作業走行時において、キャビン20内からみて左後方の視界を確保できる。また、コンデンサ20とその関連部品に連結する電装品ハーネス64においては、枝別れして他の部品に連結するハーネスが無いので細く構成でき、配策する部分の空間占領域が少なくなる。
As described above, the condenser-related parts including the
図20にはキャビン20の筐体を左前方から見た状態の斜視図を示すが、キャビン20の左側上方にガード49を配置することで、誤操作した場合など防除ブーム40bがキャビン20に当たることを避けることができる。
FIG. 20 is a perspective view of the
図21には薬剤タンク30の前側上方に隣接するキャビン20の筐体を右前方から見た状態の斜視図を示すが、キャビン20の後部フレーム21eにハンドキャッチャー52を設けているので(図19参照)、車両のオペレータなどの乗降が容易となる。
FIG. 21 shows a perspective view of the
図22(A)にはキャビン20を右前方から見た状態の斜視図を示し、キャビン20の筐体の右側壁上部にコンデンサ48とガード49などを配置しているが、コンデンサ48の中央部にはファン53を配置している。また、図22(C)と図26にコンデンサ48部分の斜視図を示すように、コンデンサ48の後方にはレシーバドライヤ55を配置している。レシーバドライヤ55は、コンデンサ48で液化した冷媒を一時貯留しておくものであり、レシーバドライヤ55には乾燥材やストレーナで水分や不純物を取り除く機能もある。上記液化した冷媒は配管50でコンプレッサ47に送給される。
FIG. 22A shows a perspective view of the
レシーバドライヤ55の上部にはリキッドアイ55aが備えられているので、図22(B)に示すキャビン20のリヤガラス57を開くことで、リキッドアイ55aで指示される空調装置の冷媒ガス量を確認することができる。図26はコンデンサ48をキャビン側から見た図である。
Since the
また、図23にキャビン20の左後方から見た要部斜視図を示すように、レシーバドライヤ55を右後部補助フレーム21bの後面より後方にオフセットして設けているので、コンデンサカバー60の内側を開放し、キャビン20のリヤガラス57を開けてレシーバドライヤ55の上部のリキッドアイ55aを見ることで、冷媒ガス量を確認しやすくする。
Further, as shown in FIG. 23, which is a perspective view of the main part as viewed from the left rear of the
図24にはキャビン20を右前方から見た状態の斜視図を示し、キャビン20の筐体の右側壁上部にコンデンサ48とガード49などを配置しているが、ガード49の上下辺にはコンデンサ48の上下側面を固定用ボルト56を介して支持することができる。
FIG. 24 is a perspective view of the
こうしてガード49へのコンデンサ48の取り付け位置をキャビン20の側壁面に沿って配置される場合と固定用ボルト56を中心に回動する位置に変更することで、コンデンサ48の清掃が容易になる。
Thus, the
図25にはキャビン20の筐体の右側壁上部に配置したコンデンサ48とガード49などの斜視図を示すが、コンデンサカバー60の下面に外気吸入用及びコンデンサ前面のほこり落とし用の穴60dを設ける。該ほこり落とし用の穴60dをコンデンサカバー60の下面に設けることで、該穴60dは外部からは見え難くなるだけでなく、ファン53の排気で付着したほこりなどを落とすための穴として利用できる。
FIG. 25 is a perspective view of the
図26には本発明の一実施例のコンデンサ48の斜視図を示す。コンデンサ48の冷却風の流れ方向上流側表面にネット59を設け、コンデンサカバー60の前面にネット59の固定用の長穴60aとネット固定用のノブボルト用切欠60bを設ける。また、ネット59をコンデンサ48の上下に設けられたネットレール61、61に装着することで容易にネット59の機体前後方向への脱着ができる。なお、ネットレール61、61はコンデンサカバー60の上面と下面に装着され、該レール61、61の間にネット59が装着される。図26に示すように、下側のレール61は上側レール61よりも長さL分だけ前方に突出しており、ネット59を動かして調整しても長さLの部分で支持されるので、ネット59は落ちない。
FIG. 26 is a perspective view of the
図27には本発明の薬剤散布車両の右側から見た要部側面図を示す。コンデンサ48の外側にブームガード49を設け、そのガード49の外側に防除ブーム40が配置されるような構成にすることで、防除ブーム40の取り付け時のばらつき(寸法公差の積み重ねや防除ブーム40の撓みや誤操作)によるコンデンサ48と防除ブーム40の干渉を避けることができる。
FIG. 27 shows a side view of the main part viewed from the right side of the medicine spraying vehicle of the present invention. A
図28にはキャビン20の左後方から見た要部斜視図を示す。薬剤タンク30の上面にタンクの蓋30aを設けている。従って、図28に示すように、キャビン20のリヤガラス57を開けた状態で操縦者などが容易に薬剤タンク30の内部を監視したり、薬剤の補充の要否の判断をしたりすることができる。
FIG. 28 is a perspective view of the main part as seen from the left rear of the
図29に示すように、コンデンサ48とその中心部に配置したファン53及びガード49に当接しない位置にコンデンサカバー60のサイド部分を付属品として設けてもよい。コンデンサ48の外側にファン53があり、コンデンサ48の排熱をファン53によりキャビン20の右外側に排出する。このとき、ファン53がキャビン20の右外側にあり、コンデンサカバー60のサイド部分により排熱がキャビン20に周り込むことなく外部にスムーズに排出される。またコンデンサカバー60のサイド部分にはキャビン20の周りの美観を保つ効果もある。
As shown in FIG. 29, a side portion of the
図30(図30(A)はコンデンサの正面図、図30(B)はコンデンサの組立て図)に示すようにファン53をコンデンサカバー60の中央部に取り付け、コンデンサカバー60に対して機体外側からファン53を取り付けることで、コンデンサカバー60を外すことなくファン53のみ着脱できる。このため、ファン53の交換が容易となる。ファン53を交換しない場合でも、ファン53を外すことで、コンデンサカバー60の孔からコンデンサ48のメンテナンスが容易にできる。また、高圧空気を吹き付けることで、コンデンサ48やその周辺、ネット59の埃などを除去できる。コンデンサカバー60とコンデンサ48の間に弾性体からなるインシュレータ58を挟み込むことで、ファン53による振動がコンデンサ48に伝わるのを抑制でき、コンデンサカバー60自体の振動も抑制できる。インシュレータ58には孔があいており、その直径はファン53より少し大きめの孔とする。孔以外の部分には風は流れないので、シュラウドの役割もある。
As shown in FIG. 30 (FIG. 30A is a front view of the capacitor, and FIG. 30B is an assembly view of the capacitor), a
1 薬剤散布車両
2 走行車体
3 メインフレーム
4 運転座席
6 前輪
7 後輪
20 キャビン
21 キャビンフレーム
22 キャビンルーフ
25 開閉扉
26 ホルダ
27 前方突出アーム
29 ストライカ
31 開閉アーム
32 ガイド板
34 ドアフレーム
34a 第一支点
34b 第二支点
35 ミラー
36 支持プレート
38 前側ガラス板
39 後側ガラス板
42 前側ロック用ノブ
43 後側ロック用ノブ
44 連結フレーム
45 ブームポスト
47 コンプレッサ
48 コンデンサ
49 ガード
52 ハンドキャッチャー
53 ファン
55 レシーバドライヤ
57 リヤガラス
58 インシュレータ
59 ネット
60 コンデンサカバー
61 ネットレール
63 コンデンサプレート
64 ハーネス
65 ノブボルト
80 ブーム受け
DESCRIPTION OF
Claims (2)
開閉扉(25)の前後にそれぞれ前縦支柱(21d)と後縦支柱(21e)を設け、
開閉扉(25)と前縦支柱(21d)を連結する開閉アーム(31)を設け、
開閉アーム(31)の基部をキャビン(20)内側の固定部材(21d)に連結し、
開閉アーム(31)の先端部を開閉扉(25)の内側に連結し、
開閉扉(25)の開き時には、前記キャビン(20)内側の固定部材(21d)を中心に開閉アーム(31)を回動させて、開閉扉(25)をキャビン(20)の前方向に移動させる構成を備えたことを特徴とする作業車両。 Open / close doors (25) are provided on the left and right sides of the cabin (20),
A front vertical column (21d) and a rear vertical column (21e) are provided on the front and rear sides of the open / close door (25), respectively.
An open / close arm (31) for connecting the open / close door (25) and the front vertical column (21d) is provided,
The base of the open / close arm (31) is connected to the fixing member (21d) inside the cabin (20),
The tip of the open / close arm (31) is connected to the inside of the open / close door (25),
When the opening / closing door (25) is opened, the opening / closing arm (31) is rotated around the fixing member (21d) inside the cabin (20) to move the opening / closing door (25) in the forward direction of the cabin (20). A work vehicle comprising a configuration for causing
前記上側の開閉アーム(31)と下側の開閉アーム(31)を連結部材(44)で連結したことを特徴とする請求項1記載の作業車両。 The open / close arm (31) comprises at least an upper open / close arm (31) and a lower open / close arm (31),
The work vehicle according to claim 1, wherein the upper opening / closing arm (31) and the lower opening / closing arm (31) are connected by a connecting member (44).
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015242292A JP2017104076A (en) | 2015-12-11 | 2015-12-11 | Work vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015242292A JP2017104076A (en) | 2015-12-11 | 2015-12-11 | Work vehicle |
Publications (1)
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JP2017104076A true JP2017104076A (en) | 2017-06-15 |
Family
ID=59057957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015242292A Pending JP2017104076A (en) | 2015-12-11 | 2015-12-11 | Work vehicle |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017104076A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017189172A (en) * | 2017-06-30 | 2017-10-19 | 井関農機株式会社 | Self-propelled pest control machine |
-
2015
- 2015-12-11 JP JP2015242292A patent/JP2017104076A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017189172A (en) * | 2017-06-30 | 2017-10-19 | 井関農機株式会社 | Self-propelled pest control machine |
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