JP2017102667A - 紙幣処理装置の入金構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物を排出可能にしつつ装置全体の小型化を図ること。【解決手段】入金口2より入金された紙幣が通過する入金路11に進退移動する態様で設けられ、入金路11に進出移動する場合に紙幣を保持し、入金路11から退行移動する場合に紙幣が搬送路40に送出されることを許容するストッパ部材20を備え、入金路11は、入金口2から離隔するに連れて漸次下方に傾斜する態様で形成され、ストッパ部材20は、入金路11に進出移動する場合に、入金路11と排出路4とを連通する排出開口部24,25を有し、入金路11に対して進退移動する態様で設けられ、入金路11から退行移動する場合には、入金路11に進出移動しているストッパ部材20の排出開口部24,25を開放することが可能で、入金路11に進出移動する場合には、入金路11を介して対向配置される送出ローラ12に紙幣を押圧可能な押圧部材30を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば紙幣釣銭機として適用される紙幣処理装置の入金構造に関するものである。
従来、例えば紙幣釣銭機として適用される紙幣処理装置として、特許文献1に提案されたものが知られている。このような紙幣処理装置では、装置本体の上面に形成された入金口より紙幣を下方に向けて投下させて紙幣受部で入金するようにしている。この紙幣受部の底面には、紙幣以外の例えば硬貨等の異物を通過させる排出口が形成されており、排出口を通過した異物が装置本体に形成された排出通路を通過するようにしている。
かかる紙幣処理装置では、投下された紙幣に異物が混入されていた場合、異物が排出口を通過した後に排出通路を通過して装置本体の前面に突出する態様で設けられた受皿に排出されるようにしている。
特開2014−52731号公報
ところで、上述した紙幣処理装置では、装置本体の上面の入金口より紙幣を下方に向けて投下させて紙幣受部で入金するようにし、しかも紙幣受部の底面の排出口を通過した異物が排出経路を通過して受皿に排出するようにしたので、高さ寸法を十分に確保する必要があり、結果的に装置本体の大型化を招来するものであった。
本発明は、上記実情に鑑みて、異物を排出可能にしつつ装置全体の小型化を図ることができる紙幣処理装置の入金構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る紙幣処理装置の入金構造は、入金口を通じて入金された紙幣が通過する入金路に対して進退移動する態様で揺動可能に設けられ、かつ前記入金路に進出移動する場合には入金された紙幣を保持する一方、前記入金路から退行移動する場合には前記紙幣が前記入金路の下流側となる搬送路に送出されることを許容するストッパ部材を備えた紙幣処理装置であって、前記入金路は、前記入金口から離隔するに連れて漸次下方に傾斜する態様で形成され、前記ストッパ部材は、前記入金路に進出移動する場合において、該入金路と、紙幣以外の異物を排出するための排出路とを連通するための排出開口部を有しており、前記入金路に対して進退移動する態様で揺動可能に設けられ、かつ前記入金路から退行移動する場合には、該入金路に進出移動している前記ストッパ部材の前記排出開口部を開放することが可能であり、前記入金路に進出移動する場合には、該入金路を介して対向配置される送出ローラに前記紙幣を押圧可能な押圧部材を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記紙幣処理装置の入金構造において、前記押圧部材は、待機状態では前記入金路から退行移動する一方、送出指令が与えられた場合には前記入金路に進出移動するものであり、前記ストッパ部材は、前記待機状態では前記入金路に進出移動する一方、前記押圧部材が前記入金路に進出移動した場合に該入金路から退行移動するものであることを特徴とする。
本発明によれば、入金路が、入金口から離隔するに連れて漸次下方に傾斜する態様で形成されているので、入金路の上下方向の長さを大きくしなくても延在長さを確保することができる。そして、ストッパ部材が入金路に進出移動する場合に、排出開口部が入金路と排出路とを連通しており、押圧部材が入金路から退行移動する場合に排出開口部を開放するので、入金口より硬貨等の異物が入金路に投入された場合に、該異物を排出開口部から排出路に落下させて排出することができる。従って、本発明によれば、異物の排出を可能にしつつ装置全体の小型化を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態である入金構造が適用された紙幣処理装置を模式的に示す説明図である。 図2は、図1に示した装置本体の前端部を示す斜視図である。 図3は、図1に示した装置本体の前端部を示す断面側面図である。 図4は、ストッパ部材を示す斜視図である。 図5は、ストッパ部材を示す分解斜視図である。 図6は、図2に示した装置本体の前端部の要部を示す斜視図である。 図7は、入金部を構成するストッパ部材及び押圧部材を示す斜視図である。 図8は、押圧部材を示す斜視図である。 図9は、押圧部材を示す斜視図である。 図10は、押圧部材を示す分解斜視図である。 図11は、押圧部材を示す分解斜視図である。 図12は、装置本体の前端部を示す斜視図である。 図13は、図12に示した装置本体の前端部を示す断面側面図である。 図14は、押圧部材が進出移動した場合の入金部の要部を示す斜視図である。 図15は、装置本体の前端部を示す斜視図である。 図16は、図15に示した装置本体の前端部を示す断面側面図である。 図17は、ストッパ部材が退行移動した場合の入金部の要部を示す斜視図である。 図18は、前方から2番目の収納部を示す縦断面図である。 図19は、図18に示した収納部の横断面図である。 図20は、前方から2番目の収納部を示す縦断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る紙幣処理装置の入金構造の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である入金構造が適用された紙幣処理装置を模式的に示す説明図である。ここで例示する紙幣処理装置は、例えば釣銭機として適用されるものであり、装置本体1を備えている。
この装置本体1には、入金部(入金構造)10、鑑別部(鑑別手段)50、判別部52、収納部(収納構造)60及び出金部80が設けてある。
入金部10は、図2及び図3にも示すように、装置本体1の前端部に設けてあり、入金路11、ストッパ部材20及び押圧部材30を備えて構成してある。
入金路11は、装置本体1の前端部分に形成された入金口2に連通しており、該入金口2から離隔するに連れて、すなわち後方に向かうに連れて漸次下方に傾斜する態様で形成してある。この入金路11の下流側には搬送路40が設けてある。搬送路40は、入金路11を通過した紙幣を搬送するためのもので装置本体1の内部にて前後方向に沿って延在する。より詳細に説明すると、搬送路40は、入金路11に連続する部分から後方に向かうに連れて、すなわち入金部10の出口から離隔するに連れて漸次上方に傾斜する傾斜路40aを有し、この傾斜路40aの後は、後方に向かって延在している。かかる搬送路40は、図には明示しないが、搬送プーリに張設された搬送ベルトが変位することにより、紙幣を前方から後方に向けて搬送するとともに、紙幣を後方から前方に向けて搬送するものである。
図4及び図5は、それぞれストッパ部材20を示すものであり、図4は斜視図、図5は分解斜視図である。これら図4及び図5に示すように、ストッパ部材20は、例えば樹脂材等から構成されたもので、ストッパ基部21及びストッパ片22を有している。
ストッパ基部21は、左右方向が長手方向となる長尺状部分であり、該長手方向に沿って貫通孔21aが形成されている。
ストッパ片22は、ストッパ基部21の左右両端部において後方に向けて突出する左右一対の腕部23の後端部間を連結して設けてある。これらストッパ片22は、それぞれ腕部23よりも上方に突出している。
このようなストッパ部材20においては、ストッパ基部21とストッパ片22との間に矩形状の開口部分24が形成されるとともに、ストッパ片22同士の間に開放部分25が形成されており、これら開口部分24と開放部分25とで排出開口部を構成している。
上記ストッパ部材20は、ストッパ基部21に形成された貫通孔21aをストッパ軸部26が貫通し、かつストッパ軸部26の両端部が図6に示すように装置本体1に支持されることにより、ストッパ軸部26の中心軸回りに揺動可能である。つまり、ストッパ部材20は、入金路11に対して進退移動する態様で揺動可能に設けてある。
このストッパ部材20と装置本体1との間には、ストッパ軸部26を巻回する態様で設けられたストッパスプリング27が介在しており、ストッパ部材20は、ストッパスプリング27により入金路11に進出移動するよう付勢されている。これにより、ストッパ部材20は、常態においては、ストッパスプリング27により、図2及び図7に示すように入金路11に対して進出移動している。このストッパ部材20による入金路11への進出移動は、ストッパ軸部26に挿通されたストッパ伝達部28が図6に示すように装置本体1に設けられたストッパピン3に当接することにより、その移動量が規制されている。尚、ストッパ部材20は、入金路11に対して進出移動してその進出移動量が規制された場合、ストッパ片22の上部と入金路11の上壁部との間を紙幣が通過することを規制できるように、ストッパ片22の上方への突出高さ等が調整されている。
ところで、ストッパ部材20は、入金路11に進出移動する場合、排出開口部24,25を通じて該入金路11と排出路4とを連通している。ここで排出路4は、入金路11に連通して設けてあり、例えば硬貨等の紙幣以外の異物を外部に排出するための路である。この排出路4を通過した異物は、装置本体1に設けられた受皿5に案内されることとなる。
図8〜図11は、それぞれ押圧部材30を示すものであり、図8及び図9は斜視図であり、図10及び図11は分解斜視図である。これら図8〜図11に示すように、押圧部材30は、左右一対となる態様で2つ設けてあり、それぞれ例えば樹脂材等から構成されたもので、押圧基部31及び押圧端部32を有している。
押圧基部31は、左右方向に沿って延在する貫通孔31aが形成されている。押圧端部32は、押圧基部31に一体的に形成されており、貫通孔31aの径方向外部に向けて延在するよう設けてある。
このような押圧部材30においては、押圧基部31に形成された貫通孔31aを押圧軸部33が貫通し、かつ押圧軸部33の両端部が図6に示すよう装置本体1に支持されることにより、押圧軸部33の中心軸回りに揺動可能に設けてある。つまり、押圧部材30は、入金路11に対して進退移動する態様で揺動可能に設けてある。
この押圧軸部33には、それぞれの押圧部材30の押圧基部31に形成された切欠31bに進入した固定部34が一体的に連結してある。そして、押圧部材30と固定部34との間には、押圧軸部33を巻回する態様で設けられた押圧スプリング35が介在しており、押圧部材30は、押圧スプリング35により押圧端部32が後方に向けて常時付勢されている。尚、押圧部材30は、切欠31bを形成する縁部に設けられた係止突起31cが、対応する固定部34に設けられた係止規制部34aに係止しており、押圧スプリング35により後方への揺動が規制されている。
上記押圧軸部33の右端部には、円板状の押圧伝達部36が連結してある。この押圧伝達部36は、外周面にギア部36aを有し、左面にカム部36bを有している。押圧伝達部36のギア部36aは、複数のギア部材からなる伝達機構37を介してモータ38の図示せぬ出力軸に連係している。モータ38は、図示せぬ制御部から与えられる指令に応じて駆動する駆動源であり、出力軸を正逆回転させるものである。カム部36bは、押圧伝達部36の左面より左方に突出する態様で設けてあり、ストッパ伝達部28に当接可能である。
以上のような構成を有する入金部10では、待機状態においては、図2、図3及び図7に示すように、ストッパ部材20が入金路11に進出移動する一方、押圧部材30が入金路11から退行移動している。これにより、入金路11と排出路4とが排出開口部24,25を通じて連通しており、ストッパ片22の上部が入金路11の上壁部に近接している。
かかる待機状態において入金口2から紙幣が入金されると、紙幣は、入金路11を通過した後にストッパ片22に当接して滞留する。このように入金口2より紙幣が入金された後に、利用者により図示せぬ入力手段が操作されて制御部から入金指令が与えられると、モータ38が出力軸を正転回転させ、その動力が伝達機構37を通じて押圧伝達部36に伝達される。これにより、押圧伝達部36は、右方から見て反時計回りに回転する。押圧伝達部36が回転することにより、押圧軸部33及びこの押圧軸部33に連結される固定部34が一体的に回転する。また、固定部34の回転に伴って、押圧部材30も押圧スプリング35の付勢力により押圧軸部33の中心軸回りに押圧端部32が後方に向かうよう揺動し、これにより、押圧部材30が入金路11に対して進出移動する。
このように押圧部材30が入金路11に進出移動する結果、図12〜図14に示すように、ストッパ部材20の排出開口部24,25を通過し、押圧端部32が滞留する紙幣を送出ローラ12に押圧する。ここで送出ローラ12は、制御部から与えられる指令により駆動するものであり、駆動することで紙幣を1枚ずつ搬送路40に送出するものである。
そして、モータ38の駆動により押圧伝達部36が更に同方向に回転すると、カム部36bがストッパ伝達部28の下端部に当接し、ストッパ伝達部28を右方から見て時計回りに回転させる。これにより、ストッパ部材20は、図15〜図17に示すように、ストッパスプリング27の付勢力に抗して入金路11から退行移動する。尚、押圧伝達部36が更に同方向に回転することにより、押圧軸部33も回転するために固定部34も回転する。その一方、押圧部材30は、紙幣を送出ローラ12に押圧して入金路11に対する進出移動が規制されている。この結果、押圧スプリング35がねじられることで付勢力が増加し、押圧部材30が送出ローラ12に紙幣を押圧する力が増大する。
このようにして押圧伝達部36がある程度回転した時点で制御部からの指令によりモータ38が駆動停止することで押圧伝達部36の回転が停止する。その後、制御部から指令が与えられた送出ローラ12が駆動することで、紙幣を搬送路40に1枚ずつ送出する。
このようにして滞留する紙幣をすべて搬送路40に1枚ずつ送出して制御部からの指令により送出ローラ12が駆動停止した後、モータ38が制御部から与えられる指令により出力軸を逆回転させることにより、押圧伝達部36が右方から見て時計回りに回転する。これにより、ストッパ伝達部28は、押圧伝達部36のカム部36bによる押圧が解除されることで、ストッパ部材20がストッパスプリング27により入金路11に進出移動する。その後、押圧伝達部36の回転により、ストッパ部材20が入金路11から退行移動し、上記待機状態に戻る。
鑑別部50は、上記傾斜路40aの途中に設けてある。この鑑別部50は、入金部10より1枚ずつ送出されて通過する紙幣の真偽及び金種を鑑別するものである。この鑑別部50での鑑別結果は、制御部に鑑別信号として与えられる。
判別部52は、鑑別部50よりも後方側の搬送路40の途中に設けてある。この判別部52は、通過する紙幣の金種及び枚数を判別するものである。この判別部52での判別結果は、制御部に判別信号として与えられる。
収納部60は、装置本体10の後方側における搬送路40の下部において、金種毎に前後に並ぶよう設けてある。尚、最も前方の収納部60は、判別部52よりも前方側の搬送路40の下部に設けてある。
図18及び図19は、前方側から2番目の収納部60を示すものであり、図18は縦断面図であり、図19は横断面図である。これら図18及び図19に示すように、収納部60は、収納壁部61と、スライド部材62と、スライド付勢部材63とを備えて構成してある。
収納壁部61は、収納部60の後壁を構成するものである。この収納壁部61にはキックローラ64が設けてある。キックローラ64は、2つ設けてあり、それぞれ左右方向に沿って延在する軸部材64aの中心軸回りに回転可能なものである。これらキックローラ64は、モータ65に連係してあり、モータ65の駆動により右方から見て時計回り若しくは反時計回りに回転するものである。そして、キックローラ64は、収納壁部61の前面である収納面61aより外周面の一部が前方に突出している。
スライド部材62は、後面である作用面62aが収納壁部61の収納面61aに対向して配置してある。このようなスライド部材62は、左右に設けられたガイドローラ62bが、それぞれ左右一対となる態様で設けられたガイド部材66のガイド孔66aに進入し、かつ下方に設けられたガイドローラ62cが、図には明示しないが、底面ガイド孔に進入することで、収納壁部61に近接離反する態様で前後方向にスライド移動可能なものである。かかるスライド部材62は、収納壁部61との間に紙幣を収納するための収納域60aを形成するものである。
スライド付勢部材63は、いわゆるバネ部材により構成されており、前端部が収納部60の前壁部67に係止され、後端部がスライド部材62の作用面62aの裏面に係止してある。このスライド付勢部材63は、スライド部材62を収納壁部61に近接するよう後方側に向けて付勢するものである。ここで、スライド付勢部材63は、キックローラ64と同一の高さレベルに配置されており、収納面61aから突出するキックローラ64の外周面の一部にスライド部材62が介在した状態で対向配置されている。
ところで、図18及び図19中の符号70は、振分ゲート(振分ゲート部材)である。振分ゲート70は、最も後方の収納部60以外の収納部60の入口近傍に設けてある。この振分ゲート70は、制御部からの指令により揺動するものであり、鑑別部50での鑑別結果により、搬送される紙幣が該当する金種の場合は、上方に揺動して対応する収納部60の入口を開放して紙幣が該入口を通過することを許容するものである。つまり、振分ゲート70は、鑑別部50での鑑別の結果、搬送される紙幣が該当する金種以外の場合、下方に揺動して対応する収納部60の入口を閉塞して紙幣が該入口を通過することを規制するものである。また、振分ゲート70は、該当する金種の紙幣を収納部60から搬送路40に繰り出す場合も上方に揺動して入口を開放する。
以上のような構成を有する収納部60では、鑑別部50での鑑別の結果、該当する金種の紙幣が搬送される場合、次のようにして当該紙幣を収納する。すなわち、図18及び図19に示すように、図示せぬソレノイド等のアクチュエータによりスライド部材62をスライド付勢部材63の付勢力に抗して前方に向けてスライド移動させる。つまり、スライド部材62を収納壁部61から離隔するようスライド移動させる。このようにスライド部材62をスライド移動させた後、制御部から与えられる指令によりモータ65が駆動してキックローラ64が右方から見て反時計回りに回転する。
これにより、搬送路40を通じて搬送された該当する金種の紙幣が入口を通過した後、収納域60aに進入して収納される。
このようにして該当する金種の紙幣の収納が終了した後、制御部から与えられる指令によりモータ65が駆動停止することでキックローラ64の回転が停止し、更にアクチュエータが駆動停止することで、収納部60では、図20に示すように、スライド部材62がスライド付勢部材63により後方に向けてスライド移動し、作用面62aが収納域60aの紙幣を収納壁部61の収納面61aに押圧する。
そして、該当する金種の紙幣の出金指令が制御部から与えられた場合、収納部60では、振分ゲート70が上方に揺動した後にモータ65が駆動してキックローラ64が右方から見て時計回りに回転することで、収納域60aの紙幣を1枚ずつ搬送路40に繰り出すことができる。
出金部80は、図1等に示すように、装置本体1の前端部であって入金部10の上方側に設けてある。この出金部80は、収納部60より搬送路40に繰り出されて搬送され、判別部52にて判別された後に、搬送路40に連続する出金路40bを通過した紙幣を受け入れて、図示せぬ出金口より外部に払い出すものである。
以上説明したように、入金部10においては、入金路11が入金口2から離隔するに連れて漸次下方に傾斜する態様で形成されているので、入金路11の上下方向の長さを大きくしなくても延在長さを確保することができる。そして、待機状態では、ストッパ部材20が入金路11に進出移動して排出開口部24,25が入金路11と排出路4とを連通するとともに、押圧部材30が入金路11から退行移動しているので、入金口2より硬貨等の異物が入金路11に投入された場合に、該異物を排出開口部24,25から排出路4に落下させて排出することができる。これにより、上記入金部10によれば、異物排出を可能にしつつ装置全体の小型化を図ることができる。
上記収納部60においては、スライド付勢部材63がキックローラ64と同一の高さレベルに配置され、かつ収納面61aから突出するキックローラ64の外周面の一部にスライド部材62が介在した状態で対向配置されているので、スライド付勢部材63の付勢力がキックローラ64の中心軸を通過することとなり、スライド部材62に回転力等を作用させることなくスライド付勢部材63の付勢力をキックローラ64に対して作用させることができる。しかも従来のパンタグラフ構造に対して部品点数を低減させることができる。これにより、上記収納部60によれば、製造コストの低減化を図ることができる。
上記紙幣処理装置においては、鑑別部50が傾斜路40aを通過する紙幣の真贋及び金種を鑑別するようにしているので、鑑別部50により鑑別を行う領域と、最前の収納部60に対応する振分ゲート70との離間距離を十分に確保することができる。従って、上記紙幣処理装置によれば、装置全体の小型化を図ることができる。
特に、最前の収納部60を判別部52の前方側に配置したので、次のようにして該収納部60に紙幣を収納することができる。すなわち、鑑別部50で鑑別された収納対象金種の紙幣については、最前の振分ゲート70を一旦下方に揺動させておいて後方に向けて通過させて判別部52で判別させる。その後に該紙幣を前方に向けて搬送させるとともに最前の振分ゲート70を上方に揺動させることで、収納部60に紙幣を収納させることができる。
これによれば、鑑別部50と最前の振分ゲート70との間での搬送距離を十分に確保することができ、装置全体の小型化を更に図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態の入金部10では、待機状態の場合に、ストッパ部材20が入金路11に進出移動しつつ押圧部材30が入金路11から退行移動していたが、本発明においては、待機状態の場合に、ストッパ部材だけでなく押圧部材も入金路に進出移動していてもよい。この場合には、その後に押圧部材だけを入金路から退行移動させることにより異物を排出することができる。
上述した実施の形態の収納部60では、スライド付勢部材63がキックローラ64と同一の高さレベルに配置され、かつ収納面61aから突出するキックローラ64の外周面の一部にスライド部材62が介在した状態で対向配置されていたが、本発明においては、キックローラと同一の高さレベルであって、自身の付勢力がキックローラの軸心を通過する態様で設けられているのであれば、付勢手段の数やキックローラの数等は特に限定されるものではない。
1 装置本体
2 入金口
4 排出路
10 入金部(入金構造)
11 入金路
20 ストッパ部材
21 ストッパ基部
22 ストッパ片
24 開口部分
25 開放部分
26 ストッパ軸部
27 ストッパスプリング
28 ストッパ伝達部
30 押圧部材
31 押圧基部
32 押圧端部
33 押圧軸部
34 固定部
35 押圧スプリング
36 押圧伝達部
40 搬送路
40a 傾斜路
50 鑑別部(鑑別手段)
52 判別部
60 収納部(収納構造)
61 収納壁部
62 スライド部材
63 スライド付勢部材
64 キックローラ
70 振分ゲート
80 出金部

Claims (2)

  1. 入金口を通じて入金された紙幣が通過する入金路に対して進退移動する態様で揺動可能に設けられ、かつ前記入金路に進出移動する場合には入金された紙幣を保持する一方、前記入金路から退行移動する場合には前記紙幣が前記入金路の下流側となる搬送路に送出されることを許容するストッパ部材を備えた紙幣処理装置の入金構造であって、
    前記入金路は、前記入金口から離隔するに連れて漸次下方に傾斜する態様で形成され、
    前記ストッパ部材は、前記入金路に進出移動する場合において、該入金路と、紙幣以外の異物を排出するための排出路とを連通するための排出開口部を有しており、
    前記入金路に対して進退移動する態様で揺動可能に設けられ、かつ前記入金路から退行移動する場合には、該入金路に進出移動している前記ストッパ部材の前記排出開口部を開放することが可能であり、前記入金路に進出移動する場合には、該入金路を介して対向配置される送出ローラに前記紙幣を押圧可能な押圧部材を備えたことを特徴とする紙幣処理装置の入金構造。
  2. 前記押圧部材は、待機状態では前記入金路から退行移動する一方、送出指令が与えられた場合には前記入金路に進出移動するものであり、
    前記ストッパ部材は、前記待機状態では前記入金路に進出移動する一方、前記押圧部材が前記入金路に進出移動した場合に該入金路から退行移動するものであることを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置の入金構造。
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