JP2017100374A - 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャビテーションによる発熱素子への影響を抑えることを可能にする大気と連通しない方式の液体吐出ヘッドを提供する。【解決手段】発泡室5と、発泡室に臨む面に配置され、発泡室の内部に保持された液体を加熱することが可能な発熱素子1と、発泡室が保持し加熱された液体を吐出するための吐出口2と、吐出口と発泡室の間で液体を通じさせる吐出部と、発泡室に液体を供給する液体供給口と、発泡室における液体の流れの抵抗となる流路抵抗体9と、を具え、発熱素子における液体の供給される方向に沿う長さをLとするとき、液体の吐出される方向に沿って見たときに、吐出口の重心の位置が、発熱素子の重心の位置よりも、インクの供給される方向にL/3.5以上離れており、吐出部における液体の吐出される方向に沿った長さをl、発泡室における液体の吐出される方向に沿った長さをhとするとき、l/hが2以下である。【選択図】図4
Description
本発明は、液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置に関し、詳しくは、インク等の液体を吐出する液体吐出ヘッドにおけるキャビテーションによる発熱素子への影響を低減する技術に関するものである。
発熱素子を用いてインクを吐出する方式では、発熱素子画発生する熱によって液体中に気泡を発生させ、この気泡の圧力によって吐出口から液体を吐出する方式である。この方式では、発熱素子上で発生した気泡がそこで消泡したときにキャビテーションが生じ、それによって発熱素子の寿命を短くするなどの影響を及ぼす場合がある。
これに対して、特許文献1には、吐出口の中心を発熱素子の中心から、発熱素子に対してインクが供給される方向にオフセットした液体吐出ヘッドが開示されている。この液体吐出ヘッドによれば、気泡の消泡過程で気泡が分断されることなく、大気連通させることができる。それによって、分断された気泡によって発熱素子上でキャビテーションが生じることを抑制でき、発熱素子の寿命に対する影響を低減することが可能となる。
しかしながら、特許文献1に開示されている記録ヘッドの吐出構成は、気泡の消泡過程で大気連通する方式のものである。このため、大気と連通しない方式の記録ヘッドでは、キャビテーションを抑制するメカニズムが異なり、特許文献1に開示される技術をそのまま用いることはできない。
本発明は、大気と連通しない方式の液体吐出ヘッドにおいて、キャビテーションによる発熱素子への影響を抑えることが可能な液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、液体をその内部に保持することが可能な発泡室と、前記発泡室に臨む面に配置され、前記発泡室の内部に保持された液体を加熱することが可能な発熱素子と、前記発泡室が保持し加熱された液体を吐出するための吐出口と、前記吐出口と前記発泡室の間で液体を通じさせる吐出部と、前記発泡室に液体を供給する液体供給口と、前記発泡室における液体の流れの抵抗となる流路抵抗体と、を具え、前記発熱素子による加熱によって前記発泡室が保持する液体中に気泡が生成されて液体が吐出され、前記気泡が大気と連通せずに消泡する液体吐出ヘッドであって、前記発熱素子における液体の供給される方向に沿う長さをLとするとき、液体の吐出される方向に沿って見たときに、前記吐出口の重心の位置が、前記発熱素子の重心の位置よりも、インクの供給される方向にL/3.5以上離れており、前記吐出部における液体の吐出される方向に沿った長さをl、前記発泡室における液体の吐出される方向に沿った長さをhとするとき、l/hが2以下であることを特徴とする。
以上の構成によれば、大気と連通しない方式の液体吐出ヘッドにおいて、キャビテーションによる発熱素子への影響を抑えることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の液体吐出装置の一実施形態に係るインクジェット記録装置を示す斜視図である。インクジェット記録装置1001のキャリッジ1002には、液体吐出ヘッドとしての記録ヘッド1003と共に、記録ヘッド1003に供給するインクを貯留したインクカートリッジ1006が着脱可能に搭載されている。なお、記録ヘッド1003とインクカートリッジ1006とは、別体でなく一体に形成されていてもよい。インクカートリッジ1006は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色のインクに対して用意され、キャリッジ1002にはこの4つのインクカートリッジ1006が搭載されている。
(第1実施形態)
図1は、本発明の液体吐出装置の一実施形態に係るインクジェット記録装置を示す斜視図である。インクジェット記録装置1001のキャリッジ1002には、液体吐出ヘッドとしての記録ヘッド1003と共に、記録ヘッド1003に供給するインクを貯留したインクカートリッジ1006が着脱可能に搭載されている。なお、記録ヘッド1003とインクカートリッジ1006とは、別体でなく一体に形成されていてもよい。インクカートリッジ1006は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色のインクに対して用意され、キャリッジ1002にはこの4つのインクカートリッジ1006が搭載されている。
記録ヘッド1003は、キャリッジ1002に搭載されたとき、それぞれの電気接続部を介して装置本体側と電気的に接続される。これにより、記録ヘッド1003は、本体側からの記録信号に応じてインクを吐出する動作などを行うことができる。記録ヘッド1003は、図2およびそれ以降の図を参照して後述されるように、複数の吐出口それぞれに対応して発熱素子を備え、この発熱素子が記録信号に応じて発生する熱によってインク中に気泡を生成させて対応する吐出口から液体としてのインクを吐出する。
インクジェット記録装置1001において、キャリッジ1002の主走査方向に沿って延びるように、ガイドシャフト1013が配置されている。キャリッジ1002は、ガイドシャフト1013によって摺動自在に支持されている。これにより、キャリッジ1002は、ガイドシャフト1013に沿って矢印A方向における移動が案内される。そして、キャリッジ1002は、キャリッジモータの駆動力が、伝達機構としての駆動ベルト1007を介して伝えられ、これによってキャリッジ1002の往復移動が可能となる。以上の構成によって、記録ヘッド1003が主走査方向へ走査しながらインクの吐出が行われることで、プラテン上の記録媒体Pの全幅にわたって記録が行われる。そして、不図示の搬送モータによって駆動される搬送ローラ1014と、記録媒体Pを搬送ローラ1014に当接させるピンチローラ1015とによって記録媒体Pを搬送方向に沿って搬送することができる。
また、記録ヘッド1003の移動領域の端部には、吐出口をキャッピングするとともに、記録ヘッド1003から吐出されるインクを受容可能なキャップ1226が配置されている。キャップ1226によって記録ヘッド1003の吐出口をキャッピングした状態で、顔料インクによる予備吐出が行われ、キャップ内でインクが吸引されることで、インクによる予備吐出で吐出されたインクを回収することが可能である。また、記録媒体Pの搬送路の外側には、プラテン上で予備吐出が行われた際に吐出されたインクを受容できるプラテン予備吐出位置ホーム1224及びプラテン予備吐出位置アウェイ1225が配置されている。
図2は、図1に示した本実施形態の記録ヘッドを一部破断で示す斜視図である。また、図3は、図2における記録ヘッドにおけるIII−III線に沿う断面図である。
これらの図において、記録ヘッド1003は、基板34、流路構成部4及び吐出口プレート8を有しており、基板34の上に流路構成部4及び吐出口プレート8が設けられている。基板34には、インク供給室10及びインク供給口(液体供給口)3が形成されており、インク供給室10は、基板表面に設けられた開口部のインク供給口3を介して、共通液室6及び液流路7に連通している。基板34に、流路構成部4及び吐出口プレート8が取り付けられることにより、これらの間に発泡室5が画成される。吐出口プレート8には、発泡室5に保持されたインクを吐出するための外部への開口として吐出口2が形成されている。吐出口プレート8の内部には、発泡室5に貯留されたインクを吐出口2に供給する流路としての吐出部40が形成されている。吐出部40によって吐出口2と発泡室5の間でインクを流通させている。
図2に示されるように、基板34における流路構成部4及び吐出口プレート8の取り付けられた面には、長細い矩形のインク供給口3が形成されている。インク供給口3は基板34の表面に形成された長溝状の開口部であり、インク供給室10への開口に相当する。インク供給室10は、基板34に溝として設けられ、インク供給口3及び液流路7を介して発泡室5及び吐出口2と連通している。
基板34における発泡室5に面する位置には、インク吐出に作用する吐出エネルギー発生素子としての発熱素子1が配置されている。発熱素子1は、インク供給口3の長手方向の両側にそれぞれ1列ずつ発熱素子1の間隔が600dpiのピッチで配列されている。吐出口プレート8には、発熱素子1に対応して吐出口2が設けられている。基板34は、流路構成部4の一部として機能し、その材質は、吐出エネルギー発生素子、並びに吐出口2及び後述の流路を形成する材料層の支持体として機能し得るものであれば、特に限定されるものではない。本実施形態では、基板34としてシリコン基板が用いられている。図3に示されるように、インク供給口3とそれぞれの発泡室5との間には、インク供給口3からそれぞれの発泡室5にインクを導くための液流路7が形成されている。なお、本実施形態では、吐出口プレート8と流路構成部4は同一部材であるが、別の部材であっても同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、図3において、流路構成部4の高さhは20μmであり、吐出口プレート8の厚みlは23μmである。発熱素子1から吐出口2を通して吐出されるインク液滴の吐出量は13ngである。なお、本実施形態では、記録ヘッド1003は温調部(不図示)により温められていてインクの粘度は約1.7である。
図4は、本発明の第1実施形態に係る、記録ヘッド1003の流路構造における、吐出口2と発熱素子1などとの位置関係を示す断面図である。図4に示されるように、吐出口2は円形状で、半径10μmの円であり、本実施形態では発熱素子1の中心に対する吐出口2の中心のオフセット量はインク供給口3から発泡室5へインクを供給する供給方向(図中矢印で示す方向)に沿って15μmである。また、発熱素子1は、上記供給方向に直交する方向に沿った長さが23.2μm、上記供給方向に沿った長さLが38.8μmであり、縦横比が1.67(=38.8/23.4)の長方形状である。ここで、本実施形態では、円形の吐出口なので、吐出口の中心は、円の中心位置である。また、発熱素子1は、供給方向に沿って長い辺を有した長方形の形状であることから、発熱素子1の中心は、長方形の発熱素子1における対角線の交点として規定される。
さらに、本実施形態の流路構造は、発熱素子1の近傍に流路抵抗体9を備える。流路抵抗体9は、インク供給口3の方向に向かう面の反対側の面が凹形状である。そして、インクの供給方向に直交する方向への長さが6μm、インクの供給方向への長さが6μmであり、発熱素子1の、流路抵抗体9により近い方の端辺から流路抵抗体9の中心までの距離は、5.85μmである。従って、発熱素子1の近い方の端辺から、流路抵抗体9の発熱素子1に近い側の液体の接触面までの距離は、2.85μmである。尚、2.85μm以下の場合あれば、本実施形態と同様の効果が得られる。また、流路抵抗体9の高さ(図4の図面に対して垂直方向の高さ)は、流路7と同じ高さである。すなわち、流路抵抗体9は流路7の底壁面から上壁面まで延在している。
吐出口2と流路抵抗体9を以上のように配置することにより、発熱素子1の上面におけるキャビテーションおよびそれに伴う、発熱素子1への影響を抑制することができる。そのメカニズムについて以下に説明する。
図5(a)〜(d)は、本実施形態における記録ヘッド1003によるインクの吐出の際の気泡の消泡過程を時系列的に説明するための模式的な断面図であり、発熱素子1を上から見た図である。また、図6(a)〜(d)は、図5(a)〜(d)にそれぞれ対応する気泡の消泡過程を流路構造の側面から見た断面図であり、図5における破線A−A´の断面図である。
先ず、発熱素子1に電圧パルスを供給して発熱させることにより、発熱素子1上で気泡120が発生する。すなわち、発熱素子1の発熱により、発泡室5内部のインクが加熱されてインク内で膜沸騰を生じ気泡120が生じる。加熱されて発生した気泡120が成長し、このときの発泡圧力によって発泡室5に貯留されたインクの一部が吐出口2から吐出される。
このように気泡120の体積が一旦増大して最大体積に到達した後は、図5(a)および図6(a)に示すように、気泡120が縮小し始めると、それに伴って、吐出口2に通じる吐出部40の内部に位置するインクのメニスカス123が発泡室5内の方向へ下降する。このとき、流路抵抗体9が発熱素子1に比較的近い位置に配置されていることから、流路抵抗体9の凹部分には、発泡により成長した気泡120が満たされている。なお、インク滴が吐出されると、気泡の収縮に伴って吐出された分に対応するインクのリフィルが発泡室5に対して行われる。
図5(b)〜(d)および図6(b)〜(d)は、メニスカス123が下降していく過程での気泡120が消泡するまでを時系列的に示している。本実施形態では、図4にて上述したように、吐出口2の中心が発熱素子1の中心に対して、インクの供給方向に大きくずれるように吐出口2の位置が定められている。その結果、図6(b)〜(d)に示すように、発熱素子1の発泡室5の壁面に近い奥側の領域からメニスカス123が下降して行く。吐出部40から下降するメニスカス123は、発泡室5のインク供給方向と逆方向に向かって曲がり、インク供給口3の方向に向かって偏って変形する。
図6(b)は、メニスカス123が吐出部40を通って発泡室5の中に下降したときの状態を示している。また、図5(b)は、そのときの発熱素子1の直上の面に沿った部分の状態を示している。図5(b)に示すように、メニスカス120の下降に伴って、気泡120は、発泡室5の壁面に近い奥側の領域が押しつぶされながら気泡収縮していく。一方、このとき、発泡室5のインク供給口3に近い側の領域では、インク供給口3から液流路7を介して発泡室5の内部にインク125がリフィルされて行く。しかし、本実施形態の流路構造では、流路抵抗体9の凹状部分に気泡120が付着していることから、流路抵抗体9が位置する、流路7の中央部のインク125のリフィルが他の部分に比べて遅れる。その結果、気泡120は、図5(b)に示すような形状になる。
次に、図6(c)、(d)は、気泡120が消泡する直前のときの、気泡120とメニスカス123の状態を示しており、また、図5(c)(d)は、そのときの発熱素子1の直上の面に沿った部分の状態を示している。本実施形態の流路構造は、上述したとおり、吐出口2の中心が発熱素子1の中心に対して、インクの供給方向に比較的大きくずれるよう、吐出口2が配置されていることから、消泡過程において、気泡120は、メニスカス123の存在によって分断され難い。これにより、発泡室5の壁面に近い奥側の領域で気泡の分断は発生することがない。また、最終的な消泡は、図5(c)、(d)に示すように、流路抵抗体9の凹状部分の、発熱素子1から外れた場所で大気と連通せずに消泡する。
このように、気泡120の消泡位置が流路抵抗体9の影響で発熱素子1から外れた位置で消泡するので、発熱素子1への衝撃が一箇所に集中して作用し続けることを抑えることができる。その結果、発熱素子1に対するキャビテーションによる影響を低減させることができる。
以上から、発泡室5内で気泡120を発生させた後に、消泡位置を発熱素子1から外れた位置に移動させるために、次の3つのパラメータP1〜P3を挙げることができる。P1:発熱素子1の中心と吐出口2の中心との位置ずれ量d(図4参照)、P2:流路抵抗体9の存在、P3:流路構成部4の高さhと吐出口プレート8の厚みlの比(図3参照)、である。
本願の発明者等は、上記パラメータである、位置ずれ量d、流路抵抗体9の有無、流路構成部4の高さhと吐出口プレート8の厚みlの比、がキャビテーションが発生する位置に及ぼす影響を確認するための実験を行った。
実験内容について、図7〜15を参照して説明する。図7(a)〜(c)は、複数の比較例についての、それぞれの記録ヘッドにおける流路7の構造を示す模式的な断面図である。図7(a)〜(d)に示す例は、吐出口2の中心と発熱素子1の中心との間の位置ずれ量dと、流路抵抗体9の有無、流路構成部4の高さhと吐出口プレート8との厚みlの比と、が相互に異なる。
図7(a)〜(d)に示すように、これらの記録ヘッドの位置ずれ量dは、図7(a)に示す比較例1が0μm、図7(b)に示す比較例2が6μm、図7(c)に示す比較例3が15μm、図7(d)に示す比較例4が15μmである。すなわち、図7(b)、(c)、(d)の例の値では、吐出口2の中心は、発熱素子1の中心よりもインク供給方向にずれている。図7(a)〜(d)に示すそれぞれの例におけるインク吐出時の、流路7内でのキャビテーションの程度と、吐出耐久試験における発熱素子の損傷の有無を確認した。その試験の結果について、表1に示す。表1において、「キャビテーションの程度」は、発熱素子上でキャビテーションが発生していない場合を「○」、軽微であるが発生している場合を「△」、発生によって発熱素子に損傷が生じている場合を「×」、としている。なお、表1には、本実施形態の結果も併せて示している。
表1に示すように、l/hが、l/h≦2を満たす比較例1〜3では、ずれ量dが大きいほど発熱素子のキャビテーションの程度が良化していき、発熱素子の耐久性が向上していることがわかる。つまり、l/hが2以下の場合、吐出口2の中心と発熱素子1の中心との間のずれ量dを大きくすることにより、消泡時のキャビテーションによる発熱素子1への負荷を少なくしている。また、第1実施形態のように、l/hが2以下となる外、吐出口2の中心と発熱素子1の中心との間のずれ量d(図4)を大きくし、かつ流路抵抗体9を設けることによりさらに耐久性が向上していることがわかる。上記検討結果から、本実施形態の記録ヘッドにおいて、好ましいずれ量dの範囲は、発熱素子のインク供給方向に沿った長さL(図4)を用いて表すと、d≧L/3.5であることが分かっている。比較例2と比較例3の間で、キャビテーションの程度が×の領域となる位置ずれ量dを検討したところ、約11μm(=発熱素子の長辺長さが38.8/3.5)であった。すなわち、吐出口2の中心と発熱素子1の中心との間は、L/3.5以上離れていることが好ましい。
図8(a)〜(d)は、上記比較例1に係る、記録ヘッドにおける消泡過程の様子を時系列的に説明する図である。図8(a)〜(d)は、上面から見て示した模式的な断面図であり、発熱素子の直上の面に沿った断面図である。また、図9(a)〜(d)は、比較例1の記録ヘッドにおける消泡過程の模式的な断面図である。
発熱素子1から発泡開始された気泡120は、体積が一旦増大して最大体積に到達した後は、図8(a)、図9(a)に示すように、気泡120が縮小する。その後、その縮小に伴って、吐出口2に連通する吐出部40の内部に位置するインクのメニスカス123が発泡室5内の方向へ下降する。インクの吐出が行われると、発泡室5に対して、吐出された分のインクに対応したインクを充填すべく、インクが、インク供給口3から液流路7を介して発泡室5の内部にリフィルされる。図9(b)、(c)、(d)は、メニスカスが下降していく過程での気泡120が消泡するまでを時系列的に示している。本比較例1では、吐出口2の中心が発熱素子1の中心に配置するように吐出口2が配置されていることから、発熱素子1の中央領域にメニスカス123が下降していきインク125が充填されていく。
図9(b)は、メニスカス123が吐出部40を通って発泡室5の中に下降したときの吐出口2の周辺の状態を示している。また、図8(b)は、そのときの発熱素子1の直上の面に沿った部分の断面図を示している。図8(b)の示される発泡室5の中央の領域は、メニスカス120の下降に伴って押しつぶされながら気泡収縮していく。そのために、気泡120は、図8(b)に示すような形状になる。
次に、図8(c)(d)に示す、消泡直前の気泡120とメニスカス123の状態では、吐出口2の中心が発熱素子1の中心に位置して吐出口2が配置されているため、消泡過程で気泡120はメニスカス123によって分断されてしまう。よって、発泡室5の壁面に近い奥側の領域で分断泡は発生する。また、最終的な消泡は、図8(c)、(d)に示すように発熱素子1の上で大気と連通せずに消泡するため、発熱素子上でキャビテーションが発生する。
図10(a)〜(d)は、比較例2に係る記録ヘッドにおける消泡過程の様子を時系列的に説明するための図である。図10(a)〜(d)は、上面から見て示した模式的な断面図であり、発熱素子の直上の面に沿った断面図である。また、図11(a)〜(d)は、比較例2に係る記録ヘッドにおける消泡過程を示す模式的な断面図である。発熱素子1から発泡開始された気泡120は、体積が一旦増大して最大体積に到達した後は、図10(a)、図11(a)に示されるように、気泡120が縮小する。その後、それに伴って、吐出口2に連通する吐出部40の内部に位置するインクのメニスカス123が発泡室5内の方向へ下降する。また、インクの吐出が行われると、発泡室5にインクがリフィルされる。
図11(b)、(c)、(d)は、メニスカスが下降していく過程での気泡120が消泡するまでを時系列的に示したものである。本比較例2では、吐出口2の中心が発熱素子1の中心に対してインク供給口3から発泡室5へインクの供給される供給方向に沿って6μmずれるように吐出口2が配置されている。そのため、発熱素子1の発泡室5の壁面側の端部領域にメニスカス123が下降していきインク125が充填されていく。
メニスカス123が吐出部40を通って発泡室5の中に下降したときの状態の吐出口2の周辺についての断面図を図11(b)に示す。また、そのときの発熱素子1の直上の面に沿った断面図を図10(b)に示す。図10(b)の示される発泡室5の壁面側の端部領域は、メニスカス120の下降に伴って押しつぶされながら気泡収縮していく。そのために、気泡120は図10(b)のような形状になる。
次に、消泡直前の気泡120とメニスカス123の状態を図10(c)(d)に示し、そのときの発熱素子1の直上の面に沿った断面図を図11(c)(d)に示す。本比較例2では、前述したように吐出口2の中心が発熱素子1の中心に対して6μmずれて吐出口2が配置されている。そのため消泡過程で気泡120は、メニスカス123によって発熱素子1上の発泡室5の壁面側に近い端部領域で分断される。本比較例2の形態では、気泡の先端の形状が比較例1よりも細くなっており分断される気泡も微小なものとなる。最終的な消泡は、比較例1と同様に、図10(c)、(d)に示すように発熱素子1の上で大気と連通せずに消泡するため、発熱素子上で、キャビテーションが発生する。
図12(a)〜(d)は、比較例3に係る記録ヘッドにおける消泡過程の様子を時系列的に説明するための図である。図12(a)〜(d)は、記録ヘッドを上面から見て示した模式的な断面図であり、発熱素子の直上の面に沿った部分を示す断面図である。また、図13(a)〜(d)は、比較例3hに係る記録ヘッドにおける消泡過程の模式的な断面図である。発熱素子1から発泡開始された気泡120は、体積が一旦増大して最大体積に到達した後は、図12(a)、図13(a)に示されるように、気泡120が縮小する。その後、それに伴って、吐出口2に連通する吐出部40の内部に位置するインクのメニスカス123が発泡室5内の方向へ下降する。インクの吐出が行われると、発泡室5へインクがリフィルされる。図13(b)、(c)、(d)は、メニスカスが下降していく過程での気泡120が消泡するまでを時系列的に示したものである。本比較例3では、吐出口2の中心が発熱素子1の中心に対してインク供給口3から発泡室5へインクの供給される供給方向に沿って15μmずれるように吐出口2が配置されている。そのため、発熱素子1の発泡室5の壁面側の端部領域にメニスカス123が下降して行きインク125が充填されていく。
メニスカス123が吐出部40を通って発泡室5の中に下降したときの状態の吐出口2の周辺についての断面図を図13(b)に示す。また、そのときの発熱素子1の直上の面に沿った断面図を図12(b)に示す。図12(b)に示す発泡室5の壁面側の端部領域は、メニスカス120の下降に伴って押しつぶされながら気泡収縮していく。しかし、比較例2とは異なり比較的大きく15μmずれて吐出口が位置しているため、比較例2の実施形態とは異なり、発泡室5の壁面側の端部領域に全く気泡120は存在しない。そのため、図13(b)に示すように、気泡120は発熱素子1のインク供給口側に位置に偏って存在し、メニスカス123は気泡120の負圧に引き寄せられて曲げられる。また、インク供給口3からインクがリフィルされる過程で流路7の中央部のほうが流速が速いために、気泡120は、図12(b)に示すような形状になる。
次に、消泡直前の気泡120とメニスカス123の状態を図12(c)(d)に示し、そのときの発熱素子1の直上の面に沿った断面図を図13(c)(d)に示す。破線で示しているのが、発熱素子1の外周領域である。図12(b)に示す状態からさらに時間が経過すると、発熱素子1のインク供給口側の流路7の中央付近の気泡の細くなった場所を起点に気泡が分断される。このときに分断して発生した微小気泡(不図示)が、発熱素子1の上で大気と連通せずに消泡するため、キャビテーションが発生する。さらに時間が経過した図12(d)に示す状態では、上下に分断した気泡120が最終的に消泡する。
以上のように、本比較例3では、図10(c)、(d)に示すように発熱素子1の上で大気と連通せずに消泡するため、発熱素子上でキャビテーションが発生するが、損傷の程度は比較例1、2に比べて軽微である。
次に、吐出口プレートの厚みが大きい場合の比較例4に係る記録ヘッドについて説明する。上述した比較例1〜3は、吐出口プレートの厚みl、流路7及び発泡室5のインク吐出方向に沿う長さ(高さ)をhとすると、総てl/h≦2の場合である。表1の検討結果において、l/h≦2を満たす比較例1〜3では、吐出口2を発熱素子1の中心からずらす程耐久性が向上する。しかし、1/h>2を満たす本比較例4の場合は、その傾向が異なる。以下にその説明を行う。
図14(a)〜(d)は、比較例4に係る記録ヘッドにおける消泡過程の様子を時系列的に示した断面図である。また、図15(a)〜(d)は、その場合の記録ヘッドにおける消泡過程を上面から見て示した模式的な断面図であり、発熱素子1の直上の面に沿った断面図である。
本比較例4に係る記録ヘッドは、図7(d)に示されるように、第1実施形態と同様に吐出口2の中心が発熱素子1の中心に対してインク供給口3から発泡室5へインクの供給される供給方向に沿って15μmずれるように吐出口2が配置されているため。さらに第1実施形態と同様の位置に同形状の流路抵抗体が設けられている。気泡120の発泡が開始され、体積が一旦増大して最大体積に到達した後は、図14(a)、図15(a)に示されるように、気泡120が縮小する。その後それに伴って、吐出口2に連通する吐出部40の内部に位置するインクのメニスカス123が発泡室5内の方向へ下降する。このとき、図14(a)に示す流路抵抗体9が発熱素子1に比較的近い位置に配置されているため、流路抵抗体9の凹部分には、発泡により成長した気泡120が満たされている。
メニスカス123の、そのときの落ち込んできた状態を図15(a)に示す。吐出部の厚みと液流路7及び発泡室5の高さとの関係が1/h>2である本例の場合は、吐出口プレート8の厚みlが厚いため、第1実施形態と比較してメニスカス123面の位置が高い。
次に、メニスカス123がさらに落ち込んできた状態を、図14(b)および図15(b)に示す。本比較例4の形態では、第1実施形態の形態とは違って吐出口プレート8の厚みlが厚いため、第1実施形態に係る図6(b)に示す状態と比較しても、メニスカス123面の位置が高く未だ発泡室5の内側に侵入していない。そのため、図14(b)と図5(b)を比較すると、本比較例の気泡120メニスカス123の下降に伴う変形の影響を受けにくい。その結果、発泡室5の壁面側の端部領域にそのまま気泡120が存在している。一方、発泡室5のインク供給口3に近い側の領域は、インク供給口3から液流路7を介して発泡室5の内部にインク125がリフィルされていく。しかし、流路抵抗体9の凹部分に気泡120が付着しているために、流路抵抗体9が位置する中央部の領域のインク125のリフィルが端部に比べて遅れが生じる。そのために、気泡120は図14(b)に示すような形状になる。
次に、メニスカス123がさらに落ち込んできた状態を図14(c)および図15(c)に示す。本比較例4では、第1実施形態の形態とは違って吐出口プレート8の厚みlが厚いため、第1実施形態に係る図6(b)に示す状態と比較しても、メニスカス123面の位置が高く未だ発泡室5の内側に侵入していない。本比較例4の形態では発熱素子1の発泡室5の壁面側の気泡120の体積が、本第1実施形態の形態に比較して大きい。そのために、図14(b)において流路抵抗体9に付着してインクは細長く伸長して気泡120の収縮過程で切断されてしまい、図15(c)のように発泡室5の壁面側のほうの気泡120が残り、この気泡120が消泡していくことになる。
次に、消泡直前の気泡120とメニスカス123の状態を図14(d)に示し、そのときの発熱素子1の直上の面に沿った断面図を図15(d)に示す。図14(c)に示す状態から、さらに時間が経過すると、発熱素子1の壁面側の端部領域で気泡120が最終的に消泡する。吐出部の厚みと流路7及び発泡室5の高さとの関係が1/h>2である本比較例4では、吐出口プレート8の厚みlが厚いために、図15(d)の最終的な消泡時刻においてもメニスカス123における発泡室5の内側へ突出する量が少ない。そして、このときに気泡120が発熱素子の上で大気と連通せずに消泡するため、キャビテーションが発生する。
以上の検討結果から、発熱素子1上のキャビビテーションを抑制するには、上述した3つのパラメータが重要となる。
なお、流路抵抗体の数を複数に増やした図16(a)に示す形態や、流路抵抗体9のインク接触面が曲面形状になっている図16(b)に示す形態でも同様の効果が得られる。
また、吐出口の形状は円形に限定されず、長円形状や突起付き吐出口であってもよい。また、流路7についても必ずしも対称な形状である必要ではなく、非対称な流路や偏りをもった形状でも本発明を適用することができる。その場合には、吐出口の中心の位置としては、吐出口の(液体の吐出される方向に垂直な)断面の重心の位置が用いられる。また、発熱素子についても、上記実施形態では、長方形のものが用いられているが、これに限定されない。別の形状を有する発熱素子が用いられてもよい。その場合には、発熱素子の中心として、発熱素子における表面の重心の位置が用いられる。
また、上述した記録装置は、記録ヘッドの主走査方向の移動と、記録媒体の副走査方向の搬送と、を伴って画像を記録するいわゆるシリアルスキャンタイプの記録装置である。しかしながら、本発明は記録媒体の幅方向の全域に亘って延在する記録ヘッドを用いるフルラインタイプの記録装置にも適用可能である。
また、本明細書において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わずに用いられる。また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または記録媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録装置」とは、プリンタ、プリンタ複合機、複写機、ファクシミリ装置などのプリント機能を有する装置、ならびにインクジェット技術を用いて物品の製造を行なう製造装置を含む。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものを表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきものである。記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態は、発熱素子1の中心に対する吐出口2の中心のオフセット量(d)が、圧力室5に対するインクの供給方向に沿って12μmである。発熱素子1は、上記供給方向に直交する方向に沿った長さが27.4μm、上記供給方向に沿った長さが34.4μmであり、縦横比が1.24(=34.4/27.4)の長方形状である。流路抵抗体9は、正方形の形状であり、6μm角の大きさである。発熱素子1の近い方の端辺から流路抵抗体9の中心までは5.85μmである。従って、発熱素子1の近い方の端辺から、流路抵抗体9の発熱素子1に近い側の液体の接触面までの距離は、2.85μmである。尚、2.85μm以下の場合あれば、本実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第2実施形態は、発熱素子1の中心に対する吐出口2の中心のオフセット量(d)が、圧力室5に対するインクの供給方向に沿って12μmである。発熱素子1は、上記供給方向に直交する方向に沿った長さが27.4μm、上記供給方向に沿った長さが34.4μmであり、縦横比が1.24(=34.4/27.4)の長方形状である。流路抵抗体9は、正方形の形状であり、6μm角の大きさである。発熱素子1の近い方の端辺から流路抵抗体9の中心までは5.85μmである。従って、発熱素子1の近い方の端辺から、流路抵抗体9の発熱素子1に近い側の液体の接触面までの距離は、2.85μmである。尚、2.85μm以下の場合あれば、本実施形態と同様の効果が得られる。
図17(a)〜(d)は、本発明の第2実施形態に係る記録ヘッドにおけるインクの吐出の際の気泡の消泡過程を時系列的に説明するための模式的な断面図であり、発熱素子1の直上の面に沿った断面図である。図17における破線A−A´で側面から見た断面図は、第1実施形態と同様なので、図6を参照する。
先ず、発熱素子1の発熱によって発熱素子1上で気泡が発生し、加熱されて発生した気泡120が成長し、このときの発泡圧によって発泡室5に貯留されたインクの一部が吐出口2から吐出される。このように気泡120の体積が一旦増大して最大体積に到達した後は、図17(a)に示されるように、気泡120が縮小し、それに伴って、吐出口2に連通する吐出部40の内部に位置するインクのメニスカス123(図6参照、以下同様)が発泡室5内の方向へ下降する。このとき、図17(a)に示す流路抵抗体9が発熱素子1に比較的近い位置に配置されていることから、流路抵抗体9の直線部分には、発泡により成長した気泡120が完全に付着している。
次に、図17(b)に示すように、メニスカス123が吐出部40を通って発泡室5の中に下降したとき、気泡120の、発泡室5の壁面に近い奥側の領域は、押しつぶされながら気泡収縮していく。一方、発泡室5のインク供給口3に近い側の領域は、インク供給口3から液流路7を介して発泡室5の内部にインク125がリフィルされていく。しかし、流路抵抗体9の直線部分に気泡120が付着しているために、流路抵抗体9が位置する中央部の領域のインク125のリフィルが端部に比べて遅れが生じる。そのために、気泡120は図17(b)に示すような形状になる。
次に、消泡直前の気泡120とメニスカス123の状態を、発熱素子1の直上の面に沿った断面図を用いて図17(c)、(d)に示す。破線部で示しているのが、発熱素子1の外周領域である。本実施形態では、吐出口2の中心が発熱素子1の中心に対してインク供給口3から発泡室5へインクの供給される供給方向に沿って大きくずれるように吐出口2が配置されており、消泡過程で、気泡120はメニスカス123によって分断され難い。よって発泡室5の壁面に近い奥側の領域で分断泡は発生することがない。また、最終的な消泡は、図17(c)、(d)に示すように、流路抵抗体9近傍の発熱素子1から外れた場所で大気と連通せずに消泡する。
このように気泡120の消泡位置が流路抵抗体9の影響で発熱素子1から外れた位置で消泡するので、発熱素子1への衝撃が一箇所に集中して作用し続けることを抑えることができる。そのため、発熱素子1への負荷を少なく抑えることができ、キャビテーションによる影響を低減させることができる。
本願発明者等は、発泡室5内で気泡120を発生させた後に、消泡位置を発熱素子1の外に移動させるには、流路抵抗体9の発熱素子1からの距離、および流路抵抗体の形状がキャビテーションが発生する位置に及ぼす影響を確認するための実験を行った。
ここで、第1実施形態、第2実施形態、比較例5および比較例6についての記録ヘッドを用いてインク吐出時の、流路7内でのキャビテーションの程度と、吐出耐久試験における発熱素子1の損傷の有無を確認した。その確認の結果を、表2に示す。
先ず、流路抵抗体9の液体接触面の形状が、キャビテーションが発生する位置に及ぼす影響について説明する。図18(a)〜(d)は、比較例5に係る記録ヘッドにおけるインクの吐出の際の気泡の消泡過程を時系列的に説明するための模式的な断面図であり、発熱素子1の直上の面に沿った部分の断面図である。図18における破線A−A´で側面から見た断面図は、第1実施形態と同様なので省略する。第1実施形態に係る図5(a)と比較すると、本比較例5は、流路抵抗体の形状が円柱形状であり、流路抵抗体9と発熱素子1の最短距離は比較例5とほぼ等しい。このとき、図18(a)に示す流路抵抗体9が発熱素子1に比較的近い位置に配置されているため、流路抵抗体9の表面部分には、発泡により成長した気泡120が完全に付着している。しかし、流路抵抗体9が円柱形状であるため、流路抵抗体9近傍部の発泡室5の方向に向かうインクの流速が第1実施形態の凹形状の流路抵抗体に比べて速い。また、この発泡室5の方向に向かう速いインクの流速が発生している領域が大きい。そのため、図18(b)に示すように、流路抵抗体9の円(凸)部分に付着する気泡120の長さが凹形状の流路抵抗体に比べて短くなる傾向にある。その結果、図18(c)、(d)に示すように、最終的な消泡位置は、発熱素子1上の位置となり、発熱素子上でキャビテーションが発生する。本比較例5の結果から、流路抵抗体9の形状が円柱(凸)形状のものは、第1実施形態の凹形状の流路抵抗体9に比べて気泡の消泡位置を発熱素子1の外に制御する効果が弱いと言える。
次に、流路抵抗体9の液体接触面の位置が、キャビテーションが発生する位置に及ぼす影響について説明する。図19(a)〜(d)は、比較例6に係る記録ヘッドにおけるインク吐出の際の気泡の消泡過程を時系列的に説明するための模式的な断面図であり、発熱素子1の直上の面に沿った部分の断面図である。図19における破線A−A´で側面から見た断面図は、第1実施形態と同様なので省略する。第1実施形態に係る図5(a)と比較すると、流路抵抗体の形状が同一で、比較例6は流路抵抗体9から発熱素子の距離が第1実施形態と比較して3.15μmさらに長くなっている。
本比較例6は、第1実施形態とは異なり、図19(a)に示すように、流路抵抗体9が発熱素子1により遠い位置に配置されている。このため、流路抵抗体9の凹部分には、発泡により成長した気泡120が完全に付着しない。そのため、図19(b)に示すように、流路抵抗体9には気泡120は付着せず、消泡する気泡120の位置が第1実施形態に比べて気泡を制御する効果がない分だけ、発泡室5の壁面方向に移動する傾向にある。その結果、図19(c)、(d)に示すように、最終的な消泡位置は、発熱素子1上の位置で消泡し、キャビテーションが発生する。本比較例6の結果から、流路抵抗体9の位置が比較的遠いものは、第1実施形態の凹形状の流路抵抗体9を用いても消泡位置を発熱素子1の外に制御する効果が弱いと言える。
さらに、本願発明者等は、第2実施形態の構造において、流路抵抗体9が正方形の形状であって3μm角の大きさである比較例7についてもインク吐出時の、流路7内でのキャビテーションの程度と、吐出耐久試験における発熱素子1の損傷の有無を確認した。比較例7では、発熱素子1の端辺から流路抵抗体9の中心までの距離は、4.35μmで、流路抵抗体9と発熱素子1の最短距離は2.85μmで第2実施形態と同様である。この場合は、流路抵抗体9の液体接触面の長さが第2実施形態の半分なので、比較例6のように、流路抵抗体9の直線部分に付着する気泡120の長さが短くなる傾向にある。その結果、比較例6と同様に、最終的な消泡位置は、発熱素子1上の位置で消泡し、キャビテーションが発生する。すなわち、流路抵抗体9の位置が近いものであっても、流路抵抗体の液体接触面の長さはある程度は必要なことがわかる。また、発明者等のさらなる検討から、発熱素子1のアスペクト比が高いほど発熱素子1の長辺方向の長さが大きくなるが、発熱素子1の長辺方向の長さが大きいほど流路抵抗体9と発熱素子1の中心との距離が大きくなる。従って、発熱素子1のアスペクト比が高いほど、気泡の消泡位置を発熱素子1の外に制御する効果が弱い。よって、発熱素子1上の位置で消泡してキャビテーションが発生しないようにするには、流路抵抗体9の長さは、発熱素子1の長辺方向の長さが長い場合はさらに必要となる。発明者等の検討の結果、L/6μm以上必要なことがわかっている。
また、上記検討結果から、本実施形態の記録ヘッドにおいて、好ましいずれ量dの範囲は、発熱素子のインク供給方向に沿った長さL(図4)を用いて表すと、d≧L/3.5であることが分かっている。実施形態2と同様の発熱素子で流路抵抗体9がないヘッドでキャビテーションの程度が×の領域となる位置ずれ量dの限界を検討したところ、約10μm(=発熱素子の長辺長さが34.4/3.5)であった。すなわち、吐出口2の中心と発熱素子1の中心との間は、L/3.5以上離れていることが好ましい。
1 発熱素子
2 吐出口
3 インク供給口
5 発泡室
7 流路
8 吐出口プレート
9 流路抵抗体
40 吐出部
120 気泡
123 メニスカス
125 インク
1003 記録ヘッド
2 吐出口
3 インク供給口
5 発泡室
7 流路
8 吐出口プレート
9 流路抵抗体
40 吐出部
120 気泡
123 メニスカス
125 インク
1003 記録ヘッド
Claims (5)
- 液体をその内部に保持することが可能な発泡室と、
前記発泡室に臨む面に配置され、前記発泡室の内部に保持された液体を加熱することが可能な発熱素子と、
前記発泡室が保持し加熱された液体を吐出するための吐出口と、
前記吐出口と前記発泡室の間で液体を通じさせる吐出部と、
前記発泡室に液体を供給する液体供給口と、
前記発泡室における液体の流れの抵抗となる流路抵抗体と、
を具え、前記発熱素子による加熱によって前記発泡室が保持する液体中に気泡が生成されて液体が吐出され、前記気泡が大気と連通せずに消泡する液体吐出ヘッドであって、
前記発熱素子における液体の供給される方向に沿う長さをLとするとき、液体の吐出される方向に沿って見たときに、前記吐出口の重心の位置が、前記発熱素子の重心の位置よりも、インクの供給される方向にL/3.5以上離れており、
前記吐出部における液体の吐出される方向に沿った長さをl、前記発泡室における液体の吐出される方向に沿った長さをhとするとき、l/hが2以下であることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記流路抵抗体における前記発熱素子に近い側の前記液体の接触面と、前記発熱素子の前記液体供給口に近い辺との距離が3μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記流路抵抗体における液体接触面の長さがL/6μm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記流路抵抗体の形状は、前記液体供給口の方向と逆の方向に向かって凹形状であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 液体をその内部に保持することが可能な発泡室と、
前記発泡室に臨む面に配置され、前記発泡室の内部に保持された液体を加熱することが可能な発熱素子と、
前記発泡室が保持し加熱された液体を吐出するための吐出口と、
前記吐出口と前記発泡室の間で液体を通じさせる吐出部と、
前記発泡室に液体を供給する液体供給口と、
前記発泡室における液体の流れの抵抗となる流路抵抗体と、
を具え、前記発熱素子による加熱によって前記発泡室が保持する液体中に気泡が生成されて液体が吐出され、前記気泡が大気と連通せずに消泡する液体吐出ヘッドを用い、前記液体吐出ヘッドから液体を吐出する液体吐出装置であって、
前記発熱素子における液体の供給される方向に沿う長さをLとするとき、液体の吐出される方向に沿って見たときに、前記吐出口の重心の位置が、前記発熱素子の重心の位置よりも、インクの供給される方向にL/3.5以上離れており、
前記吐出部における液体の吐出される方向に沿った長さをl、前記発泡室における液体の吐出される方向に沿った長さをhとするとき、l/hが2以下であることを特徴とする液体吐出装置。
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